■悲しき北風 / The Cascades (Valiant / 東芝)
今年の冬は暖かい!?
実際、雪国のスキー場には肝心の雪が極めて少ないらしく、また野菜の価格も安値安定、おまけに冬物衣料が売れず、既に春物を並べている店もあるほどの悲喜こもごもではありますが、やっぱりそれなりの四季の移ろいを感じてこその味わいは大切にしたいと思いますので、本日は些か確信犯的なご紹介として、カスケーズが1963年に出した「悲しき北風 / The Last Leaf」を掲載致します。
もちろん、きっちり哀愁が滲むメロディラインとボーカル&コーラスのコラボも絶品ながら、お約束とも言える「木枯し」のSEだけでツカミはOKですよ♪♪~♪
ちなみに「悲しき北風 / The Last Leaf」は本来、「内気なあの娘 / Sht Girl」のシングルB面曲だったというのが本国アメリカでの真相らしく、しかし現実的には、こっちが流行ってしまった事情は世界各国共通の認識らしいですよ。
もちろんサイケおやじとしても、昭和40年代からのラジオでは、カスケーズの代表曲として「悲しき雨音」に続き、この「悲しき北風 / The Last Leaf」にはすっかり刷り込まれた印象があり、前者が「梅雨時」ならば、後者は「晩秋~冬」という、所謂パブロフの犬みたいな定番洋楽になっています。
しかし、掲載の私有盤をゲットしたのは決してリアルタイムではなく、実は1年ほど前に知り合いから頂戴したものですから、ありがたやぁ~~♪
ジャケット裏には書き込みが相当にありましたが、レコードそのものはしっかりと健在でした♪♪~♪
また、この「悲しき北風 / The Last Leaf」は故・大瀧詠一のお好み曲という事で、本人も多羅尾伴内楽団名義でインストカバーを出していますし、作曲クレジットがどうあろうとも、小林旭の大ヒット「熱き心に」の元ネタという逸話は今や有名なはずです。
う~ん、哀愁サウンドには洋の東西なんてカンケ~ねぇ~~っ!
てっことなんでしょうねぇ~~~♪
興味を抱かれた皆様であれば、カスケーズのオリジナルバージョンと共に、件の大瀧詠一=多羅尾伴内楽団のインストアルバム「Vol.1」に収録のインストバージョンをお楽しみ下さいませ。
そこには所謂北欧エレキインストの味わいに拘ったトラックがぎっしりの中に、低音域への執着も好ましい「悲しき北風 / The Last Leaf」が存在感を強めていますよ。
ということで、こんなに暖冬だと、後が怖いという思いは万人の気持ちかもしれません。
願わくば穏やかな師走が年末年始へと続きますように!
そして最近はちょいと再び、洋楽ポップス趣味が蘇っているサイケおやじであります。
1曲目は“Mr・モト”を粋に変名!2曲目、6弦ベースのしびれる音いいですね!悲しき雨音が脳裏に去来してきます。
終始一貫ペダルスチールのリードは、カントリー・ウエスタンを意識したような作りのようです。
10~12はスペース・サウンド3部作を冬バージョンに収録したのは正解ですね!近年“トーネードス”は「テルスター」を再録しまして一皮剥けた感じです。
“アウト・オブ・リミッツ”はイントロのドラムが、マーケッツで始まり、何かベンチャーズぽくもあり寺内さんのような…~まぁ~いんではないでしょうか♪
“ブルースター”(THEME FROM MEDIC)ビクターヤングの傑作!ストリングスの醸し出す音は遠い故郷を想い出させる叙情歌のような…しかしながらザ・シャドーズは’1961年firstアルバムに収録してますので最初のエレキインスト化なんでしょう…(シンプルな演奏♪堪りません!)
毎度、コメント感謝です。
お返事が遅れて、申し訳ございません。
大滝御大の目指すものは、自分が欲するレコードを作るという姿勢だったような気がします。
それについてこれるリスナーだけをファンとするのは、一部から信心され、他からは孤立するという悪循環……。
インスト物を出したのだって、時代を考慮すれば売れないのが当然の頃、果たして後年の崇拝を予測していたかは、興味のあるところです。
さて、件のインスト盤2作、個人的にはリズムの扱いというか、ビート感が薄いのが惜しいというか……。
まあ、それがマニアックというところかもしれません。
即購入!両A面ですから嬉しかったのと400円は安いです。
STEREO WB P-1051W 両曲とも安定感のある熟曲で知っては、いたのですが改めてグッド~グッド~ベリーグッドです♪
コメント、ありがとうございます。
中古屋でのラッキーな出会いがあるからこそ、猟盤作業は止められないのですよ♪
これはネット&メールじゃ~、味わえない楽しみですねっ!