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サイケおやじの生活と音楽

この人だぁ~れ part-57:菊地陽子

2021-12-03 19:19:37 | 歌謡曲

ねがわくば…Kiス / 菊地陽子 (CBSソニー)

所謂「旬」という言葉は食材や季節の行事だけでなく、「流行」そのものについても使われるのが現代の解釈だとすれば、殊更「アイドル」に適用されるのも、その汎用性の表れかと思います。

平たく言えば、その時期だけの輝きをウリにするのが「アイドル」の本質かもしれず、特にアイドルシンガーであれば、年齢やルックスに応じた楽曲が企図制作されるのが常套手段でありましょう。

例えば本日の主役たる菊地陽子が昭和58(1983)年8月に出した掲載のシングル盤A面曲「ねがわくば…Kiス 」は、積極的な恋愛関係を望む幼い女心(?)を歌ったオールディズ調のアイドル歌謡ポップス♪

その典型であり、尾関昌也が作詞作曲した狙いも、そ~した発注要望に沿ったものだったのでしょう。

そして菊地陽子の歌声も、また節回しも、全く「幼さ」全開というか、ロリ系とは似て非なるイノセントなムードが強く滲み出ているのですから、アイドルマニアには必須のアイテムだったんじゃ~ないでしょうか?

と、書いてしまったのも、サイケおやじにとっての菊池陽子は、ほとんど「この人」シリーズに分類される歌手であり、基本的には積極的にレコードを蒐集する対象ではありません。

しかし、既に述べたとおり、この「ねがわくば…Kiス」は馬飼野康二のパキバキしたアレンジの妙もあり、溌剌としたチャイルドロッキンポップスに仕上がっているんですねぇ~~♪

極言すれば、ほとんど「子供の歌」の世界であり、もしも彼女が後年、大人になってから、これを歌えるとは決して思えないという、本当に「旬」とは、この事なんでしょうねぇ~~ (^^)

というのも、実は彼女はアイドルシンガーを早々に卒業(?)した後、女優へ転身したらしいのですが、平成11(1999)年に病に倒れ、早世したのだと、これをゲットした中古屋の店主から教えられ、絶句……。

今となっては、テレビ等々で歌っている菊池陽子に接した記憶が皆無なのが、悔やまれるところです。

ということで、それでも自らの「旬」を記録出来たのは、彼女の幸せのひとつだったと思いたいでねぇ……。

あらためまして……、合掌。

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