OLD WAVE

サイケおやじの生活と音楽

ケンメリ発見の羨ましさ

2020-12-05 19:51:02 | 歌謡曲

ケンとメリー〜愛と風のように〜 / BUZZ (キングレコード)

今日は一時期一緒に仕事をやっていた僚友からの電話に誘われ、最近発見したという「ケンメリ」を見せてもらいに行ってきました。

そうです、「ケンメリ」と云えば、サイケおやじと同世代の皆様ならば、ご存知のとおり、日産から昭和47(1972)年に発売された四代目スカイラインの通称であり、それが何故ならば、件のCMには「ケンとメリー」なるモデルの男女が登場し、最新のスカイラインで全国の旅するという企画が映像化され、テレビでは頻繁にオンエアされており、それが完全に当時の若者の憧れになっていたんですねぇ~~♪

あぁ~~、こんなカッコイイ車でセクシーな美女と遊びに行けたらなぁ~~~!

なぁ~んていう欲望と希望の二重奏こそが、その頃の我が国の勢いを加速させたエネルギーに変換されていたとしたら、すっかり齢を重ねた我々がオンタイムでは買えなかった「ケンメリ」が刷り込まれた憧れになっていたとしても、お若い皆様には、ご理解願いたいところです。

で、掲載したのは、その「ケンメリ」とタイアップしたCM曲「ケンとメリー〜愛と風のように〜」をA面に入れた BUZZ の公式デビュー盤で、当然ながら大ヒット!

その作詞:山中光弘&高橋信之、作編曲:高橋信之が提供の「ケンとメリー〜愛と風のように〜」は、今に至るもスタンダード化している歌謡フォークの名作でありましょうが、当時のサイケおやじには感性が合わない楽曲の典型……。

しかし、演奏と歌の雰囲気は、ちょうど世界的に人気が爆発していたニール・ヤングの傑作アルバム「アフター・ザ・ゴールド・ラッシュ」や「ハーヴェスト」あたりのサウンド作りを踏襲しており、それはそれなりに気にはなっていたんですが、やはり……、ど~にも「ケンとメリー」のCM映像のイメージが強過ぎた所為で、僻み根性共々に軟弱のレッテルを貼っていたのがサイケおやじの立場(?)でありました。

ところが学生時代、入れてもらってたバンドサークルに最初に参加した時、レギュラー先輩諸氏の練習していたのが、この「ケンとメリー〜愛と風のように〜」だったのは大きな衝撃でしたねえ~~!?

その理由は人前で演奏出来るの現実的な場所がダンパとかビアガーデン等々であった事で、雇い主のからの要望はナツメロ歌謡フォーク等々の演目が多く、だからこその「ケンとメリー〜愛と風のように〜」だった様で、しかも件のレコードに刻まれていた重いビートのドラムスに所謂アンプラグドな演奏パート、そして爽やかさとレイジーなフィーリングが滲むボーカル&コーラスハーモニーが、きっちりとっ!

流石は先輩メンバーの実力と感性に圧倒されたサイケおやじでありました (^^;

ちなみにオリジナルの制作に関わった高橋信之は成毛茂と共にフィンガーズを結成したメンバーとして活躍した後、当時はプロデュース業に転身していたそうですし、また実弟はミカバンド~YMOで大活躍した高橋幸宏ですので、参考までに。

ということで、最後になりましたが、冒頭に述べた僚友の「ケンメリ」は、某農家の作業小屋兼車庫に長年眠っていたそうで、とっくに車検は切れていながら、走行距離は1万ちょいという「お宝」で、そりゃ~~、それなりに整備には費用と時間が!?

でも、2ドアのハードトップという魅力には、勝てないですよねえ~~♪

正直、羨ましさに満たされたサイケおやじでありました.

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 小林明子で浮かれちまうぜっ! | トップ | 今こそGOGO! チアガール! »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

歌謡曲」カテゴリの最新記事