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サイケおやじの生活と音楽

なおみはナオミの夢を見るか

2014-05-27 14:02:28 | 歌謡曲

ナオミの夢 / いぬいなおみ (東宝レコード)

日本で最も馴染み深い洋楽ポップスのひとつとして、1971年に大ヒットしたのが、ヘドバとダビデが歌った「ナオミの夢」の日本語バージョンは、当然ながら、そのまんまのカバーバージョンが数多作られましたが、本日ご紹介するのは、「いぬいなおみ」の「ナオミの夢」なんですから、その企画性云々は言わずもがなでしょう。

もちろん件のヘドバとダビデはイスラエルで活動していた男女ボーカルデュオでしたから、最初は同曲のヘブライ語バージョン「Ani Holem Al Naomi」をオリジナルの持ちネタとして、1970年の東京国際歌謡音楽祭に出場し、見事にグランプリを獲得!

日本語バージョンは、その流れで作られ、翌年初頭から爆発的なヒットになったのは、弾むようなメロディ展開に加え、「ナオミ」という、欧米では比較的一般的な女性の名前が、我国でも違和感の無い響きであった所為でしょう。

ちなみに訳詞は片桐和子が担当したものが、和製のオリジナルバージョンとしては決定版かと思いますし、いぬいなおみの歌も、それに準拠するものですから、ヘドバとダビデの大ヒットバージョンが刷り込まれていたとしても、違和感はそれほど無いはずです。

というか、この作曲:デビッド・クリボシェが提供したメロディとリズムの楽しさは、洋楽ポップスの黄金律であり、既にアメリカの白人大衆音楽では基礎となっていたユダヤ人モードが顕著だとすれば、ヘドバとダビデがイスラエルからやって来たというのも、充分に説得力があるんじゃ~ないでしょうか。

さて、そこで「いぬいなおみ」なんですが、残念ながらサイケおやじは彼女について知るところがありません。

実は掲載盤にしても、私有ではなく、今は手元にありますが、これから出張する韓国の仕事関係者から入手を頼まれていたブツなんです、はい。

しかし一応は針を落してみると、なかなかイケてる歌唱力は、ルックスから推察するところ、宝塚出身なんでしょうかねぇ~~。

そういう深まる謎の楽しみも、昭和歌謡曲の世界かと思っています。

ということで、本日から出張になりますので、拙ブログの成り行きアップも、ご理解下さいませ。

もちろん行く先々での猟盤作業は、継続していく所存です。

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