OLD WAVE

サイケおやじの生活と音楽

今から秋の歌という久保田早紀

2024-06-23 17:26:45 | Singer Song Writer

■九月の色 / 久保田早紀 (CBSソニー)

久保田早紀は昭和54(1979)年秋に出した自作自演曲「異邦人」のメガヒットにより、有能なシンガーソングライターとして華々しいデビューを果たしたとはいえ、その「異邦人」を殊更キャッチーにしている例の中近東モード故に、それが苦手なサイケおやじにはイマイチ……、馴染めない存在でありました。

しかし、それから約1年後の昭和55(1980)年9月に出してくれた本日掲載のシングル盤A面曲「九月の色」は、なかなか琴線に触れる仕上がりだったんですねぇ~~♪

それは当然ながら久保田早紀の自作ですから、やっぱり……、どこかしら微妙に中近東モードが滲んではいるものの、萩田光雄が十八番の派手なアイドル&ニューミュージック歌謡に準拠したアレンジが施されている所為でしょうか、今日の耳にはシティ・ポップとして響いてしまうはずで、アップテンポのメロディラインや都会的な歌詞の世界こそは、懐かしくもあり、普遍性の高さをも感じさせるところかと思います。

ちなみに説明不要かもしれませんが、久保田早紀はクラシックピアノの素養もあり、また帰国子女という噂もあったことから、ナチュラルな洋楽志向が強かったのかもしれませんし、だからこそ現在はキリスト教関係の音楽的奉仕活動に従事しているらしいという情報にも説得力がありますよねぇ~。

また、人気フュージョンバンドのスクエアでキーボードを担当していた久米大作と結婚した事と自らのレコーディング作品にプログレ&フュージョンっぽいサウンドが用いられている関係性も気になるところであります (^^;

ということで、個人的にはメジャーな芸能活動を展開していた昭和50年代後期の久保田早紀音源をチマチマと蒐集しております。

オンタイムでの彼女はテレビ出演も多く、また所謂横顔美人としてのレコードジャケットスリーブの注目度も含めて、再評価&レアリティーズの発掘を望みたいですねぇ~~♪


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 改修してます | トップ | ここに王道歌謡フォーク »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

Singer Song Writer」カテゴリの最新記事