■ボーイハント ’78 / 小山セリノ (CBSソニー)
昭和53(1978)年前後、局地的というよりも、サイケおやじの周辺で殊更人気を集めていたのが、アイドル女優(?)の小山セリノでありました。
もちろん、ドラマ出演の他にもバラエティ番組に顔を出す機会が多く、微妙なミステリフィーリングを滲ませた面立ちやキュートな振舞い等々は、彼女がブラジル出身という触れ込みだった事からしても、説得力がありましたですねぇ~~ (^^)
そして当然ながら、歌手としても公式デビューに至ったのは言わずもがな、本日掲載したのは昭和53(1978)年8月に発売された、おそらくは2作目のシングル盤で、何よりも収録A面曲「ボーイハント ’78」は作詞作曲:森雪之丞&編曲:高田弘が精魂を込めた(?)アメリカンポップス調のアイドル歌謡なんですから、たまりません (^^♪
彼女のボーカルと節回しも絶妙の「ぶりっ子風味」が全開で、それが決してイヤミにならないところが小山セリノの最大の魅力かもしれません (^^♪
残念ながら、大ヒットには至りませんでしたが、かなり売れていたんじゃ~ないでしょうか、なんたって、一時期は中古屋でゴロゴロ見かけた事もありましたからねぇ~~ (^^;
しかし……、何故か翌年あたりからフェードアウト気味になり、何時の間にか「幻のアイドル」みたいな扱いになってしまったのは、なんだかなぁ……。
ちなみに、これは当時から驚かされた情報だったんですが、小山セリノは、あの猛烈系女優として昭和の芸能史に名を刻んだ丹下キヨ子の愛娘!?!
いゃ~~、それを知った時の驚愕度は、丹下キヨ子の出演映画やテレビバラエティを思い起こしていただければ、あるいは……、お若い皆様であれば、東映映画本篇では十八番だった女親分とか、ラスボス系姐御役、欲張りな女経営者といった当たり役に接していただければ、小山セリノとの懸け離れた違和感が怖くなると思いますよ、実際 (^^;
それと彼女はデビュー当時からブラジル出身と喧伝されていたんですが、丹下キヨ子もブラジルで様々な事業をやっていたので、そんな関係も納得されるところでしょうか。
しかし、それはそれとして、やっぱり小山セリノの魅力は今も失せる事が無いと思っております。
また、歌手としてのデビュー作となった「ツー・ツー・ツー」は残念ながらシングル盤現物は所有しておらず、カセットコピーしか聴けない環境ながら、これまたミステリアスなアイドル歌謡ポップスという感じが憎めませんよ ♪
ということで、あちらこちらで今日は、内親王殿下の婚約者についての罵詈雑言ばっかりが耳に入って、辟易させられました (>_<)
それを作り出し、提供しているのがマスコミ~ネット周辺に巣食う拝金主義者という見方さえある中で、結局は世相諸衆が混乱しなければ儲からないと言わんばかりに騒ぐのならば、一方的に嫌な思いをさせられているサイケおやじを含む傍観者は、殊更沈み込むばかり……。
もちろん、サイケおやじとしても、日本文化の継承者たる皇室・皇族が貶められるのは許せるものではありませんが、そんな国民の心痛を逆撫でするが如き輩が跋扈するするのは、尚更に悔しい思いですよ (>_<)
あぁ……、何の憂いもなく、自分だけの楽しみに耽溺出来るのが幸せだとすれば、願いは遠いというわけです。
失礼致しました <(_ _)>