■ゆきどまりのどっちらけ / 岡林信康 (日本ビクター)
バカにされているっ!
そう、思わされた事は、これまでに何度もあるサイケおやじではありますが、それにしても現在の国政は酷すぎますよねぇ……。
何の意味も無い法案審議、大儀名分も曖昧な問責の可決、自己保身に奔走する永田町の先生方の見苦しさは言わずもがな、国政に野心を隠そうともしない人気第一主義のボンクラの顔見世!?
そんな面々が烏合の衆と化しているのでは、諸外国から軽視されるのも当然でしょうし、何よりも前回衆院選で騙された国民を再び同じ失望に追い込もうと画策する、これは合法的な詐欺集団かっ!?
全く、情けないザマを晒す、それでもリーダーを自認するバカ野郎どもの後ろでは、ふんぞりかえっているお役人衆のニンマリ顔が、逆の意味で尊敬に値するような気さえしてくるんですから、ど~しようもないのが、今の我国の現状と思うばかりです。
そこで発作的に歌いたくなるのが、本日ご紹介のシングル曲!
一時は「フォークの神様」とまで崇められた岡林信康が昭和46(1971)年末頃に出した、これがなかなかゴスペルロックな名曲名唱なんですねぇ~、くやしいけれど。
実は以前にも書きましたが、サイケおやじが高校のバンド同好会に入れてもらっていた時、ボーカルの先輩が矢鱈に岡林信康を歌いたがって、それは結局、「日本語のロック」という括りにはなるんですが、個人的にはちょいと辟易していた時期がありました。
そりゃ~、確かに岡林信康が歌うロック系の演目は、それ以前の「ショボくれ」としか思えない自作のフォーク曲に比べれば、ずぅ~~っとガッツ溢れるところは感じていました。
しかし日頃の言動から、例え「日本語のロック」という逃げ道が用意されているとしても、サイケおやじには歌謡フォークと並立してのそれらをやるという潔さは持ちえず、ましてや本音では決して嫌いではない歌謡フォークに対する節操の無さを周囲に悟られることが、大袈裟に言えば恥辱……。
まあ、そんなふうな自意識過剰になっていたのですから、お笑い下さいませ。
もちろん、実際にやってみる「日本語のロック」っていうのも、これが恥ずかしながら、かなり気持良い世界なんですよねぇ~♪
そういう告白も、今は許されると思っているんですから、サイケおやじのテキトーさも極まっているわけですが、さて、そこで「ゆきどまりのどっちらけ」は、既に述べたように、岡林信康が自作のヘヴィな歌であり、それをバックの柳田ヒログループがグウィ~~ンっと盛り上げていく様は圧巻!
しかも歌詞が、これまたロックがど真ん中の良さというか、流石に直球勝負しています。
これは 終りなのか
これは 始まりなのか
とてもたいくつな どっちらけ
何度もさよならをして
何度もこんにちはをした
だんだん追いつめられて
とうとう行くところがない
行きどまりの
何もない どっちらけ
まだ明るくはないが
もう充分暗い
そろそろ何かが
見えてきてもいいはず
いゃ~、これはまず、総理大臣に聴いてもらう他はないでしょう!
そして自ら、国民の前で、これを歌ったって……!?!?
ということで、今日は絶望と自嘲の文章になってしまいましたが、最後にちょいと真面目に国政について――
言うまでもなく、政治は人気や理想だけで出来るものではありません。ましてや「夢を与える」という言い訳を用意しての「騙し」は言語道断でしょう。
政治不信と言われて、もう幾年月、今日ほどそれが真相の実感とされている時期は無く、行政そのものが信頼を失っている事は、例えば「原発問題」だけでも、どっちらけ……。
ですから、国民は安心してお金を使えず、不況からの脱出も根本的に無理が生じていますし、あらゆるものに不信感が先立って、それが諦めに繋がりかねない恐ろしさがあると思っています。
ご存じのとおり、現在の国会の実態はベテランと新人ばっかりで、一番に仕事を分かってやっていける、当選3~5回ほどの副大臣クラスという、所謂実働部隊が、前2回の衆院選挙でごっそり姿を消しています。
これを一般の会社に当てはめてみれば、如何に仕事が出来なくなるかは言うまでもないでしょう。
サイケおやじは3年前のちょうど今日、民主党政権が誕生した時、これからは「停滞」から「消耗」の時代になると思っていたんですが、未曾有の自然災害が続いたとはいえ、それにしてもここまで酷くなるとは正直、完全に予想の範疇を超えています。
まさに、ゆきどまりのどっちらけ!?
結局、頼りになるのは自分だけ!?
と言うのは簡単かもしれませんが、それにさえも自信を持てないとしたら……、まあ、そんな悲しい事は、思うのも嫌ですねぇ~。
そこで本日もサイケおやじは、自分の好きな歌や演奏を聴きながら、こんな駄文を綴っているというわけです。
ちなみに掲載の私有シングル盤は、それでも未だ意地を通していた高校時代、自分では買えずに、妹にレコード屋へ行かせて入手した、苦し紛れの1枚という告白も付しておきます。
失礼致しました。
コメント感謝です。
まずバックバンドのメンバーですが、柳田ヒロ(key)、高中正義(g,b)、戸叶京助(ds) という編成と言われています。熱い演奏は流石ですよねぇ~♪
さて、政治の問題は課題が山積みなのに、もしも維新の会なぁ~んてのが大量当選したら、誰が大臣になるのか? あるいは政策が纏められるのか、極めて曖昧でしょう。例の田中大臣の二の舞は確実です。
また役人衆との関係とか、出来もしない公約の言い訳とか、先が思いやられますよ。
それと現行政党のバラバラ感も纏める方策が無いのでしょう。
ひとつだけ言えるのは、「力の無い正義は存在価値が無い」という事でしょうねぇ……。
他は有名な曲だらけなので違和感がありました。
岡林は結構好きで、後期の「金色のライオン」「ラブ・ソングス」はもう宝物に近いほどの出来です。
政治ですが「日本維新の会」が選挙に参戦してますます混戦。
私としては自民党・石破の憲法改正して軍備を持つのに賛同しますが、多くの国民の方には反感をかうだろう。
でも強い姿勢を見せないからなめられている、この事実はいつか破壊しないと、そのうち日本は乗っ取られますよ。