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OLD WAVE

サイケおやじの生活と音楽

PPMの普遍の魅力

2010-12-12 15:45:21 | Pops

Lemon Tree c/w 悲惨な戦争 / Peter, Paul and Mary (Waner Bros. / 東芝)

昨夜は以前に書きました、おやじバンドによるビートルズ屋上セッション再現ライプの初回ギグをやったんですが……。

サイケおやじが下手の決定版を演じまくり、見事にイモって足を引っ張ったという顛末でした。

まあ、演じている時から、それは分かっていたんですが、後から録音を聴くほどに、情けない気分でいっぱいです。

しかし、それは当然の仕儀として、一緒のイベントに出た幾つかのグループの中に、本日ご紹介するPPMスタイルを演じた3人組は良かったですねぇ~♪

なにしろマリー役の女性が地域の英語教師だとかで、本物の金髪外人美女だったというだけで、勝負ありってやつですよ♪♪~♪

もちろん本来のコーラスワークとギターアンサンブルも纏まっていましたから、ウケていたのは当然でした。。

おぉ♪♪~♪、サイケおやじも心から拍手喝采!

ちなみに日頃は歌謡フォークを否定するからのような発言も多いサイケおやじですが、やはりPPMは別格で、ギターを少しは弾けるようになったのも、PPMのおかげという話は以前にも書いたとおりです。

また、高校生の頃は所謂フォークブームが我国でも真っ盛りでしたから、入れてもらっていた同好会のフォーク組ではPPMのコピーが当然の必修科目ということで、本当はそこに参加したくとも、ど~しようもないツッパリから横目で見ていたロック組のサイケおやじの屈折は……。

そんなこんながあって、しかし自宅では密かにPPMを楽しんでいたというわけですから、ちょっとはレコードも集めています。

で、掲載したシングル盤は中古でゲットしたものですが、やはり「来日記念盤」という輝かしい文字が嬉しいところでしょう。

肝心の収録曲は、A面の「Lemon Tree」がPPMの出世作となった1962年初夏の大ヒットで、ちょいと辛辣な歌詞が爽やかなメロディとコーラスによって歌われるのがミソでしょうか。

そしてB面の「悲惨な戦争 / The Cruel War」は、PPMが1966年に放ったヒット曲という以上に反戦運動の象徴として、ベトナム戦争真っ只中の1960年代後半、および我国では昭和40年代に、その手の集会では必ず歌われていた哀切の名曲ですが、実際、PPMのせつせつとした表現は、その重苦しさも、胸キュンのムードも、なんとも言えずに心に残る名唱だと思います。

ちなみに前述したPPMコピーグループの外人女性は、弟さんがアメリカ海軍に入っている事もあり、一触即発ムードが充満する最近の極東情勢を大いに心配するコメントを出されていましたが、同感ですねぇ。

ということで、PPMは時代を越えてウケが良く、その普遍の魅力を再認識!

それはビートルズだって同じですから、来週にも予定されている2回目のライプでは、もう少しはマシな演奏が出来るよう、練習に勤しむ覚悟を決めるのでした。

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2 コメント(10/1 コメント投稿終了予定)

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Unknown (アンディP)
2010-12-12 22:32:40
ルーフトップコンサート初日、お疲れ様でした。お風邪など召されませんでしたか。
PPMというと、反戦フォークということになるのでしょうか。マリーさんは昨年鬼籍に入られたのでしたね。
反戦とは少し外れるかもしれませんが、
最近、友川カズキさんの「ピストル」という歌の詞が耳から離れません。「戦争反対も結構だが、人間反対ではないのか!」
おそらくサイケ先輩はお嫌いかと思います。
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生きているって言ってみろ (サイケおやじ)
2010-12-13 15:27:27
☆アンディP様
コメント、ありがとうございます。

PPMは反戦ばかりではなく、公民権運動や様々な社会的問題提起を前提とした、所謂プロテストソングを様々に歌っていました。
と同時にポップなフォークソング、フォークロックもやっていたんですよね。
決してネクラではないところが、好みです。

友川カズキはレコードデビュー前から知っていて、ガッツ溢れる歌いっぷりは嫌いではありません。

戦争のばからしさは、人間のばからしさでもありますが、それを知っていてやってしまうところに、人間の宿業を感じている昨今です。
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