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サイケおやじの生活と音楽

この人だぁ~れ part-150:和泉早苗 ~ 和洋折衷の合点

2024-03-19 17:24:56 | 歌謡曲

恋ばなし / 和泉早苗 (ビクター)

様々に異論はございましょうが、歌謡曲は汎用性・雑食性の高い音楽ジャンルなので、殊更和洋折衷様式で制作された楽曲も多く、例えば昭和51(1976)年6月に和泉早苗が出したとされる本日掲載のシングル盤A面曲「恋ばなし」は、重いロックビートを用いた歌謡フォーク系アイドル演歌という趣がニクイほどにキマッた裏傑作かもしれません。

それを作詞作曲:たきのえいじ&編曲:神保正明という制作スタッフが何処まで狙っていたかは知る由もありませんが、とにかくもブリティッシュスワンプみたいな重心の低いドラムスと地味に蠢くベースによるリズム隊が作り出すミディアムテンポのグルーヴは大いにサイケおやじの好むところですし、曲展開の合の手に用いられる琴、あるいはハープに似せた音色の和風なメロディリフも相まって、絶妙に摩訶不思議な懐かし情緒を作り出しているあたりは、和泉早苗の清涼にして素直な上手さを発揮するボーカルにはジャストミートの仕上りかと思うばかり (^^♪

もちろん、彼女については「この人」シリーズですから、そのプロフィールについてはジャケットスリーブ裏に掲載の簡単な紹介しか分かりませんが、それによれば、このシングル盤を出した当時は19歳前後らしく、そ~知ってしまえば、穏やかな微笑みがイイ感じのジャケ写ポートレートにも魅せられてしまいますよねぇ~♪

告白すれば、これは完全なるジャケ買い中古盤としてゲットしたわけでして、加えてウリのA面曲「恋ばなし」が、なかなかサイケおやじの琴線に触れる仕上がりだったという、聊か本末転倒ではありますが、個人的にはアタリのブツだったというわけです (^^)

そして現状での復刻状況は定かではありませんが、埋もれさせてしまうには如何にも勿体無いと確信しつつ、ご紹介させていただきました <(_ _)>

ということで、今夜はネタの入れ替えに借りているトランクルームに赴く予定なんですが、ますますゴタゴタしている所有物の整理には自らの怠慢を痛感する次第…… (>_<)

欲しいブツを手に入れてしまうだけで安心するというか、精神衛生にとっては、それも正解だとは思いますが、バチアタリの誹りは免れないでしょうねぇ…… <(_ _)>


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