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サイケおやじの生活と音楽

なるべくならば、ウソは無いほうが……

2011-02-03 15:39:27 | Weblog

旧正月でゴッタ返す隣国から戻ってみれば、なんと日本は国技の危機!?

現在、相撲協会が運営するプロの大相撲における八百長問題なんて、昔から言われ続けてきた事でしょう。見ている側だって、そういう現実に気がついていたと思うんですよ。

それがマスコミによって度々取り上げられ、結果的に裁判沙汰となっても決定的な証拠が無く、名誉棄損で相撲協会が勝訴するのが当然でした。

まあ、マスコミにとっては、それで自分達の商品が売れ、敗訴しても話題を提供出来たことでの宣伝効果は得て来たわけですから、所謂どっちもどっち……???

しかし今回はメールという、状況証拠としては、なかなか決定的なものが警察によって発見され、それが相撲協会を管理監督する文科省に報告された以上、「暗黙の了解」と「美しいしきたり」によって守られてきた、ある意味での一線を超えた感があります。

ちなみに何をもって「八百長」とするかは諸説あると思いますが、今回の場合は、あらかじめ結果を決めておいた勝負を、お金を払ったお客さんに見せていたという部分が問題なのでしょう。

つまり相撲協会が本場所で提供する勝負は全て、ガチンコと呼ばれる真剣勝負!

そうした、一般常識が覆されたところに憤りがあるんだと思います。

ただし相撲協会は、全ての勝負をガチンコでやっています、なぁ~んて、一度でも言ったことがあるでしょうか? それはファンや周囲が勝手に思い込んだ一方的な結論でしかないはずですし、八百長の存在についても、全く無いと確信している者なんているんでしょうかねぇ……。

そこで相撲協会に所属する相撲競技のプロ達は、プロであるがゆえに、それで飯を食い、蓄財し、家族を養っている事を鑑みれば、少しでも長く競技を続けたいし、また楽をして現状を維持したいと考える事には、幾分の共感を覚えても然るべきじゃないでしょうか。

この部分は大相撲だけでなく、あらゆるプロスポーツに適用される事だと思いますし、そういうものも含めて楽しむのが、プロスポーツを鑑賞する姿勢だと思っています。

しかし、今回のように、その実態があからさまに暴露されてしまうと、苦々しい気分にさせられることも、また事実!!

それは非常に重いものがあります。

今回、名前が挙げられた力士だって、全ての勝負を八百長で演じているはずはなく、また協会所属の力士達の多くは、ガチコンに徹していると思いたいのが、サイケおやじの本音です。

今後の相撲協会ですが、これまでに様々な問題やゴタゴタの積み重ねがありましたから、もうこれ以上、同じような運営は許されないでしょう。

公益法人資格は諦め、日本古来の伝統を守り、相撲を普及させる仕事を司る日本相撲協会と興業を仕切る日本相撲興業のふたつに分割した方が良いんじゃないでしょうか。

今回の八百長が特に問題視されるのも、国家が認定した団体が「騙し」をやっていた事に尽きるわけですから、その部分は純粋な興業会社がやれば、「プロ」という大義名分で通せると思います。

そしてなにより、「プロの相撲」というファンの楽しみを奪って欲しくはありません。

勝負にだけ拘るのならば、「アマの相撲」を見ればOKでしょう。

プロらしい所作、プロとして通用する体と技、そして戦うスピリットを見せてこそ、プロとしての存在があるわけですし、ファンもそれを楽しんでいければ、自ずと結果は出てくると思うのですが……。

本日は暴言、失礼致しました。

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