OLD WAVE

サイケおやじの生活と音楽

昭和末期もオールディズ歌謡でイイ気持ち

2024-03-05 18:53:38 | 歌謡曲

太陽のアラベスク / 秋山絵美 (Fun House)

掲載したシングル盤は昭和62(1987)年6月の発売とされていますから、当然ならが、異郷の地へ島流しにされていたサイケおやじにとっては未知との遭遇という、つまりは最近ゲットした中古盤の中の1枚であり、その入手動機は発売時期が既にしてCDが主流になりつつあった頃のアナログ盤!

という、たったそれだけの理由ばかりとは言えないのが、そのジャケ写の雰囲気からして――

 これは……、何か、あるっ!?

―― みたいな、長年の猟盤活動で培われた感働きによるところです (^^)

そして実際、収録A面曲「太陽のアラベスク」の制作クレジットを確認すれば、そこには作詞:湯川れい子&作曲:井上大輔という、なかなか期待を膨らせてくれる御尊名がありましたから、いよいよレコードに針を落としてみれば、流れて来たのはアップテンポのイタアンツイスト系オールディズ歌謡がド真ん中!

いゃ~~、これがちょいとカトリーヌ・スパークの主演映画「太陽の下の18歳」の挿入歌として有名な「サンライト・ツイスト=ゴーカート・ツイスト / Go-Kart Twist」を思わせる印象ながら、シンセベースをメインにキーボードサウンドをたっぷりと使った船山基紀のデジタルなアレンジこそは、正に昭和歌謡曲末期の水?

そして肝心の秋山絵美の歌唱が程好いナマイキ感の滲む疑似ツッパリ系なもんですから、これはこれでアイドル歌謡の王道なんでしょうか、決して上手いとは言い難いんですが、マイナーメロディで真夏の恋を歌うには、なかなか魅力的な仕上がりじゃ~ないでしょうか (^^♪

特にサビの展開が実にイイ感じですし、終盤の半音上げなんかニクイばかりですよ (^^♪

おそらくは決してヒットしたとは思えないレコードではありますが、今だからこそ、これをカラオケで歌っている歌好き女子の存在は否定出来るものじゃ~ありませんからねぇ~~♪

繰り返しますが、サイケおやじにとっては意想外のアタリ盤でありました (^^♪

ということで、書き遅れてしまいましたが、前述した「サンライト・ツイスト=ゴーカート・ツイスト / Go-Kart Twist」はエンニオ・モリコーネが書いたとされていますが、それには諸説があるとはいえ、とにかく1963年にオリジナルとして歌ったのはジャンニ・モランディであり、それを我が国では同年、伊藤アイコが「サンライト・ツイスト」、青山ミチが「恋のゴーカート」、木の実ナナが「太陽の下の18歳」、さらには10年後に小山ルミが「恋のサンライト・ツイスト」等々、様々な邦題を附して歌ったカバーレコーディングが残されておりますので、聴き比べも楽しいかと (^^♪

う~ん、琴線に触れるメロディやリズム、そして歌謡世界は不滅と思うばかりです。

ところで……、秋山絵美って、だぁ~れ?

コメント
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