OLD WAVE

サイケおやじの生活と音楽

遊漁灯の心地良さ

2024-01-23 17:33:21 | ニューミュージック

誘魚灯 / 伊藤美奈子(CBSソニー)

掲載したのは昭和59(1984)年7月に発売された伊藤美奈子の3枚目のシングル盤なんですが、ここに収録のA面曲「誘魚灯」こそは、「シティ・ポップ」の名称で現在再発見されているニューミュージックの中でも、雰囲気サウンド愛好者にこそ楽しんでいただきたい名作でしょうか (^^)

とにかくミディアムテンポでフワフワしたメロディ展開と囁き系のボーカル、そしてライト&ヘヴィな音作りに徹した演奏パートの妙が本当に心地良いんですよねぇ~~♪

う~ん、これを初めて聴いた時のサイケおやじは、思わず……、ウッと呻かされたほどなんですが、それは……、その時までに聴いていた伊藤美奈子の諸作とは何かしら違っていた感触があったからです。

そして結論から述べさせていただければ、もちろん、伊藤美奈子は優れたシンガーソングライターでありながら、この「遊漁灯」は作詞:田口俊&作曲:桐ヶ谷仁とクレジットされた、つまりは他人からの提供曲であり、だからこそ、松任谷正隆のアレンジにも「自分色」みたいな感覚を強く出せたのかもしれません。

告白すれば、サイケおやじは彼女の前作シングル曲「指切り」がラテンフュージョン系AOR歌謡だったんで気に入っていたとはいえ、同時に世に出たLP「遊漁灯」は聴いていなかったという粗相があったもんですから、ここでシングル曲「遊漁灯」を耳にしてみれば、件のアルバムも速攻でゲェェェェ~ット!

そこには決して伊藤美奈子が曲作りに関わってないトラックが3曲収められており、アルバムタイトル曲となり、シングルカットもされた「遊漁灯」も、そのひとつでありました。

ちなみに演奏パートに参加しているスタジオセッションプレイヤーも判明し、松任谷正隆(key) 以下、松原正樹(g)、高水健司(b)、林立夫(ds)、山木秀夫(ds)、斎藤ノブ(per) 等々がバックを固めているのですから、作り出された心地良いグルーヴは保証付きだったというわけです。

いゃ~~、やっぱり伊藤美奈子♪♪~♪

好きだなぁ~~ (^^♪

ということで、本日は新幹線の事故で来客の到着が遅れ、仕事のスケジュールも狂わせられたんですが、個人的には時間に余裕が出来たので、申し訳ありませんが、結果オ~ライ (^^;

こんなに素敵な伊藤美奈子の「遊漁灯」が尚更の癒しに繋がりました。

繰り返しますが、「シティ・ポップ」ファンにも、激オススメでございます (^^)

コメント
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