FOOTBALL LIFE

~サッカーを中心に日々の雑感など~

お待たせ

2012年09月03日 | サッカー

 イングランドプレミアリーグ第3節、開幕から2試合引き分けに終わっていたアーセナルはアウェイのリヴァプール戦。新戦力が入ってのチームは前線の選手たちがなかなかかみ合わず、いまだにゴールがない。ヴェンゲル監督はもう少し時間が欲しいとサポーターに呼びかけたらしいけど…

リヴァプールには昨季スウォンジーシティ(今季も好調なスタートで上位に付けている)で、イングランドらしくない!?ポゼッションを重視したサッカーで結果をだし、高い評価を受けたロジャース監督を迎えている。

共に勝利がないということで立ち上がりから、この試合こそ勝たなければ!という気迫が伝わってくる。攻守の切り替えが速くスピード感溢れ、見ごたえ十分の試合になった。新戦力ジルーを最前線に据え、その下に新戦力カソルラ、左に新戦力ポドルスキー、そして右には若いチェンバレン。

拮抗した試合も30分、深い位置から長い距離を走りこんできたポドルスキーが、カソルラからのパスを受けて左サイドからシュート。それが右隅に決まって、移籍後初ゴール!!ベンチではヴェンゲル監督もうれしそうにガッツポーズ。ポドルスキーもようやく期待に応えることが出来てうれしそうだねえ。0-1.

リヴァプールに何度もセットプレーを与え、1点だけでは追い付かれそうで不安、後半68分、今度はディアビ(この試合、よくがんばっていた)からパスを受けたカソルラが左サイドに大きく回り込み、ポドルスキーのアシストで2点目を決めた。0-2.ゴールが決まった瞬間、カソルラも喜びが爆発、大きく手を広げてスタンドに向かって走る!サポーターにアピールしてうれしそうだ。

攻め込まれて危ない場面がなんどもあったが、守備陣も踏ん張り、センターバックのヴェルメーレンがボールを蹴りだしたりして、この試合も無失点。前線の選手たちもこれで落ち着いてプレーすることが出来るだろう。ようやくお待たせの初勝利、よかったなあ…。

今季はチェルシーが開幕3連勝で首位。エリツィン政権の時に、油でしこたま儲けたアブラモビッチが、また大枚はたいて選手を買い集めたらしい。今日は昨季チャンピオンズリーグ優勝のチェルシーとヨーロッパリーグ優勝のアトレティコ・マドリーが戦う、UEFAスーパーカップをTV観戦。4-1でアトレティコの圧勝という結果にはちょっとびっくり。チェルシーの良さを出させなかったアトレティコの攻撃には躍動感があり、ファルカオというFWがいて、これは強いチームになりそう。

リーガのデポルティーボとヘタフェの試合もどんなかなあと見てみると、結果は1-1の引き分け。驚いても仕様がないが、降格したビジャレアルからマルチェナとカムーニャス(だったか?)が移籍していっていた。デポルティーボはかつては優勝経験もある名門チームらしく、その誇りをばねに降格1年でトップリーグに復帰してきたそうだ。

ダービーを戦うセルタというチームも昇格してきた。大体、北のチームには親近感を抱くから、昇格チームは特にがんばってほしい。そういえばスポルティングヒホンは3年がんばったけど、ビジャレアルと一緒に沈んでしまった。カソルラのかつての古巣でもあるビジャレアルは、1年で戻ってこれるだろうか。

このところ、あまりサッカーを楽しめなくなっていたけど、スーパーカップやら、ワンタッチでパスをつなぐアーセナル復活のゲームを見て、またサッカーを楽しもうという気持ちが蘇ってきた。技術的な面も必要だけど、後方からいかにゴールを狙って動き回るかという、チーム力を総合して戦っている部分もあり、これもサッカーの魅力。何十メートルもある広い緑の芝を縦横無尽に走り回って見せるスピード感とエレガントな美は格別、しかも人間の足だけでね…



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