FOOTBALL LIFE

~サッカーを中心に日々の雑感など~

次々に何試合も

2008年11月28日 | サッカー
チャンピオンズリーグのグループ第5節、週の半ばに行われる試合が次々に何試合も。再放送を調整しながら見るのに忙しい。ちゃんと覚えているかどうかは別として?レベルの高いカップ戦の緊迫感は特別のものがある。

一番気になったのはリーガ・エスパニョーラのリーグ戦で前半のうちに3点も奪われるという敗戦だったビジャレアル。迎える相手はマンチェスターユナイテッド。引き分けると共にグループを通過するという勝点でも、こんな負け方ではどうなるのか。特にGKが不安定だったので大一番で大丈夫かなどと。

試合会場のホームスタジアムでは、人口5万人規模の小都市で40パーセントくらいがソシオというクラブだけあって、町を挙げて応援するスタンドの雰囲気も家族的でとてもいい。男性ばかりの殺気立った空気ではなく、高齢の女性の姿もちらほら。おばあちゃん二人が並んで膝に毛布をかけて試合開始を待っている映像もあった。

この日のピレスはトップ下というポジションらしく、真ん中でFWロッシのすぐ後ろという使われ方。ピレスにとってはアーセナルにいた頃からの宿敵。この対戦には一番燃えていたかもしれない、といういい動きをしていた。

ビジャレアルはこのところ失点が多くどうなることかと思ったが、違うチームになったように集中力を取り戻し、相手のクリスティアーノ・ロナウドやルーニーの攻撃陣を防いでスコアは0-0.の引き分け。

GKも決定的なシュートを何回も防いでチームを助け、試合後にインタビューを受けていたようだ。どちらもグループ突破を決めてまずはホッとする結果。ビジャレアルは怪我人が多く選手層が厚いわけではないので、早く決められて良かった。

バルセロナはアウェイでポルトガルのスポルティング・リスボンと試合。1位通過を狙って勝ちたい試合。アンリも先制ゴールを奪ったし、前後半5得点と大勝した。ただしメンバーがいつもと違うこともあってか、後半相手に2点返されたというおまけが付いた。

この試合ではなんといってもアンリのゴールを久しぶりに見られたのがうれしい。これだけで言う事なし!!バルサはこのグループの中ではダントツの1位通過。今季また力を見せているイタリアのクラブなどとの対戦がない楽なグループなので、これが果たして本物の力なのかどうか、この段階ではわからない。

応援していたロシアのゼニト・サンクトペテルブルクがホームでユベントスと引き分けに終わり、グループ敗退が決まった。ショートパスをつなぐ攻撃的サッカーを見せて、どの試合もおもしろいものにしていた。寒いところの代表格でがんばって欲しかったのに残念で仕様がない。

そのほかではフランスのボルドーのAグループ。ボルドーはチェルシーに1-1と引き分け。ローマがルーマニアのクルージュに3-1とアウェイで勝利し、グループ首位に躍り出た。これでローマ勝点9、チェルシー勝点8、ボルドー勝点7という結果になり、上位2チームの勝ちぬけは最終節までもつれ込む混戦になった。

ボルドーの若い選手、グルキュフはジダンが得意としたプレー、くるりと回るルーレットを見せるなど、体格からもどこかジダンのような雰囲気があり、間違いなくこれからフランス代表の核になる選手。もっとプレーを見たいのでなんとか勝ち抜けて欲しいなあ。

リヨンもイタリアのフィオレンティーナに勝利してベンゼマの活躍を見られたし、バイエルンではリベリーが活躍して勝利に貢献していた。“レ・ブルー”は健在だ。昨季は出場していなかったドイツのバイエルン、イタリアのユベントスなどが入ったことで、いろんな国のクラブのスタイルが楽しめていい。それぞれの文化の違いがわかる。

バイエルンのクリンスマン監督のアクションが躍り上がって喜んだりがっかりしたりと、長くカリフォルニアに住んでいたのでアメリカナイズされてオーバーだと試合の解説者が言っていたが、サッカーはアメリカがしゃしゃり出てこないところで安心して楽しめる。

これがオフサイドは曖昧でわかりにくいから取っ払うとか、ゴールマウスが小さいからもっと大きくしたほうがいいとか、アメリカ流に?大量得点を取れるように変わってしまえば、ヨーロッパで培われたスポーツのよさが消し飛んでしまう。









最新の画像もっと見る