「エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス」が7部門もアカデミー賞を受賞するなら、「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシーVOLUME 3」は作品賞含め8部門受賞だ。
ただのアクション映画じゃなくて、「ありのままを受け入れろ」「またやり直せばいい」「動物も人間(知的生命体)も命は同じ」「恋愛は池と同じ。(石を)渡って前に進め」など、熱いメッセージがいっぱいだ。
ラストもガーディアンズのメンバーはそれぞれ自分の道を見つけて進んで行く。ガモーラもさっぱりしてて良い!なんて素晴らしいラストなんだ。変に感傷的じゃなくて、きちんと明日に向かってるぞ。エンドロールの一番最後に“伝説のスター・ロードは帰ってくる”と出ていたが、いや、もう帰ってこないでくれ。このラストで、ジェームズ・ガンとクリス・プラットの「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」シリーズは完結だあ!
ノリのいい地球のロックをバックに、サクサクと物語は進む。戦闘シーンのカメラワークもカッコいい!
ドラックスとマンティスとグルードの、とぼけた会話も楽しい。会話の時間、長いと感じるギリギリのタイミングで笑わせる。
今作はロケットの過去がメインで、ロケット自体は昏睡状態で過去の回想シーンが多い。なので、ブラッドリー・クーパーの声があまり聞けない。若い頃の声、ブラッドリー・クーパーと違うじゃんと思ってたら、やっぱり、クラグリンを演じてた監督の弟のショーン・ガンの声だった。ショーン・ガンはロケットのモーションキャプチャーも演じている。弟、頑張ってるんだなあ。カワウソのライラの声は「ホーク・アイ」の奥さん役の人だ。多分、他にもいろんな人が声ででてるんだろうなあ。さすが、「家族」がテーマの映画の監督だ。
もちろん、シルベスター(最近の表記はシルヴェスターらしい)・スタローンの存在感もうれしい。
助け出された子供達、ジョン・カーペンター監督の「光る眼」の子供達みたいで、ちょっと笑えた。
マンティスがやたらピーターの妹と強調してたり、コスモという念力を操るロシアの犬が大活躍したり、ケビン・ベーコンが宇宙人に誘拐されたり??????というシーンもあったが、これは「マーベル・スタジオ スペシャル・プレゼンテーション ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー ホリデー・スペシャル」というDisney+で配信された作品を観てないと分からないらしい。Disney+なあ、コロナ禍もあったけど、映画館であれだけ予告編を流した作品も配信に切り替えたりさあ。絶対、観ないぞ!
でも、このメンツにもう会えないかと思うと寂しいし・・・。IMAXで、もう1回観ようかなあ・・・。
ちなみに「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー VOLUME 3」楽曲リストは以下。
1. クリープ(アコースティック・バージョン)/レディオヘッド
2. クレイジー・オン・ユー/ハート
3. シンス・ユー・ビーン・ゴーン/レインボー
4. イン・ザ・ミーンタイム/スペースホッグ
5. リーズンズ/アース・ウィンド&ファイアー
6. ドゥ・ユー・リアライズ??/ザ・フレーミング・リップス
7. ウィー・ケア・ア・ロット/フェイス・ノー・モア
8. 小犬のカーニバル~小犬のワルツより~/エハミック
9. 虹を追いつづけて/アリス・クーパー
10. サンフランシスコ/ザ・モーグリス
11. プア・ガール/X
12. ディス・イズ・ザ・デイ/ザ・ザ
13. ノー・スリープ・ティル・ブルックリン/ビースティ・ボーイズ
14. ドッグ・デイズ・アー・オーバー/フローレンス・アンド・ザ・マシーン
15. バッドランド/ブルース・スプリングスティーン
16. アイ・ウィル・デアー/ザ・リプレイスメンツ
17. カム・アンド・ゲット・ユア・ラヴ/レッドボーン
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