韓国のホラー映画。ホラーかな?
いや、主人公が、奥さんが死んで、シングルファーザーとしてどう子供に向かいあうかという真面目な映画だ。私も真面目に観られた。
実際、奥さんが無くなって、小学生位の子供と自分(男性)が残された場合、悩んだ挙句だろうけど、スイスの学校に子供を留学させた人を二人知ってる。それ位、お金があっても、日本で子供と暮らしていくのは難しんだろうな。もちろん、頑張ってるシングルファーザーもいっぱいいるけど。
で、真面目さを和らげるのが、霊媒師(?)のイケメン君。いきなりカップラーメンをすすったり、立ちチョンしたり笑わせる。でも、彼も真面目な霊媒師だけどね。
で、原因はネタバレだけど、親に虐待されて死んでいった子供が悪霊になって、異界とこの世の扉を兼ねてるクローゼットをどこでもドアにして、仲間を増やして行くという。幼児虐待をテーマにしている。この悪霊になる子の、泣き顔が真に迫っててさあ。上手だわ。
うまくまとめてて、ハッピーエンドなので、ほっこりさせる。男優二人も上手だし。
ただ、気になったのは、白目に変わるシーンが下手。あと、ビジュアルが、メキシコの人形島っぽくて。
韓国映画で、エンドロールもハングルのみだったけど、日本はもちろん世界共通のテーマと内容だ。おまけに「クローゼット」が別世界につながっているのは、欧米でも通じるし。あんまり韓国映画っぽくない。どこの国でもリメイク可能だ。
他のホラー映画でもよくあるけど、「気持ちを落ち着かせるため」「自然の中に行けば大丈夫」って、なんで森の中のバカでかい一軒家に行くんだ? 大抵それが、ホラー映画の導入部分だ。行かなきゃいいのに。
あと、この映画で引っ越し作業、めちゃめちゃ早かったけど、引っ越しおまかせパックだったのかな?
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