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旅行やら映画やらの独り言

「ハイネケン 誘拐の代償」

2015-06-20 10:56:34 | 映画
前にアムステルダムに行った時、ハイネケンのエクスピリエンスに行った事があるのよ。添乗員付きのオランダ&ベルギーのツアーで行ったんだが、結構フリータイムが多くて、アムステルダムではのんびりできたんだよね。自転車乗って英語のツアーに参加したり。ああ、これはヘロヘロになっただけだったけど。エクスピリエンス(ちょっとしたアトラクションがある工場見学)では、チケットにビール2杯とグラスのお土産も含まれててお得感いっぱいだった。



なので「1983年にオランダで起きた世界的ビール会社「ハイネケン」の経営者誘拐事件を映画化した実録サスペンス。」に興味があって。実際の事件は覚えてないけどね。



おまけに、誘拐されるハイネケンの会長は、アンソニー・ホプキンスだ。なので、岡本喜八監督の『大誘拐 RAINBOW KIDS』みたいな感じかな?と思ったら、確かに狡猾な老人であるけど、あくまで「実録」。親戚関係もある一緒に会社を経営してた幼馴染み5人組が、誘拐計画の末、犯罪者として人生を棒に振る、哀しい映画だ。家族を救うためのお金を手に入れるための犯罪でも、やっぱり犯罪なので、全てを失うという・・・。真面目に働く以外、しょうがいなんだよね。人生は。



「実録」だけあって、警察発表されていない、なぜ5人が警察に犯人と疑われたのかは分からないまま。あと、なぜ、身代金がなかなか払われなかったのかも分からない。日本円で23億円だからなあ。

最初5人は、コルとヴィレムしか目立たなんだが、だんだん5人の個性が分かってくる。カットなんて、なぜこの計画に参加したんだろう?もう後半、降りたくて降りたくてしょうがないのに。ってか、5人が成功すると信じて、ウキウキと誘拐計画立てちゃって・・・。あ~、でも、5人で会社を創設する時もこんなノリだったんだろうなあ。犯罪と仕事の境目が分からなくなっちゃんだろうなあ。



最後に、それぞれの事件後がテロップででる。ハイネケンは警備会社を新たに設立。さすがだ。で、5人はだいたい10年前後服役してコルとヴィレムはマフィアになったらしい。



「富と友情は、両方手に入れる事はできない」と、ハイネケンのセリフが何度も流れる。だが、5人は全て失った。

結構、面白い映画だったけどなあ。音楽もガンガン流れてて。



最初の、5人が運河の船で新年を祝うシーンや、運河を上手く使った犯罪シーン、やたら走り回る自転車など、アムステルダムだねえ。

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