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「高慢と偏見とゾンビ」

2016-10-09 21:21:02 | 映画
まずこれ、もちろんジェーン・オースティンの小説「高慢と偏見」にゾンビを登場させたわけだが、その原作があるってすごくないか? ジェーン・オースティンの世界をそんなにしちゃった小説があるのが、まずすごい。



私は、ジェーン・オースティンの小説「高慢と偏見」も読んでないし、最近映画化されたキーラ・ナイトレイ主演の「プライドと偏見」も観ていない。一応、ストーリーはネットで読んでから行きました。
ジェーン・オースティンって、アメリカ映画では、メガネかけたガリ勉少女が大人になったタイプの人が読んでたり、「先生」となって研究してたりするよね。



18世紀のイギリスの雰囲気は、他の映画でなんとなく分かるような気もする。



で、この18世紀のイギリスは、もうすっかりゾンビが増えてて、大富豪や貴族の子女は日本で、その下のクラスは中国で、ゾンビから身を守るための武術を見に付けるのが流行りというかたしなみになっている世界。本当はこの時代、フランスを始めとする大陸留学が両家の淑女のたしなみだったはずだが。まして、日本まで行くのが大変だったろうに。鎖国だろうに、どうやって?と、思う。ゾンビ(疫病)に感染してるのは、イギリスだけらしい。多分。



この頃だから良家に嫁に行くのが、生きていく術だった5人姉妹。通常の世界なら、姉妹で刺繍をしながら、ペチャペチャお喋りしてるんだろうが、それが武器の手入れや格闘の練習になる。でも、やっぱり嫁にも行かねばならないし、そのため、舞踏会や彼氏のお屋敷に出かけようとするとゾンビに襲われる。大変だ。



ゾンビになった○○家の子供達とかの、○○家って、きっと原作に出てくるんだろうなあ、とか、このシーンはきっと原作のパロディになっていうんだろうなあなど、勝手に想像して観てました。



基本、恋愛映画なので、主人公2人は、一目で恋に落ちてるのに、悶々としながら、お互いの気の強さでうまく表現ができず。まあ、可愛い事。私、ダーシーの顔や性格、嫌いじゃないです。結構、2人のそんなやりとりをキュンキュンしながら、楽しんでました。



ゾンビは、ただ馬鹿みたいに「脳ミソ~」と言って、両手伸ばして膝曲げないで歩いてくるんじゃないんだよ。頭いいし、顔に若干傷があるだけで、見た目もそんなに崩れてないし。リーダーいて、統率されてるというか、これから統率されてかなりの勢力になりそうだ。

ただ、あの山高帽を被って仮面を付けた、ゾンビ応援四銃士の存在が分からない。「高慢と偏見」に出てくるんだろうか? あと、アイパッチしたレディー・ガガみたいな女はなんなんだ? 女王でもないし。自由の女神のような・・・。これも「高慢と偏見」に出てくるんだろうか?



とにかく、すごい真面目に18世紀のイギリスの世界観を作ってるゾンビ映画だ。登場人物もすごいぞ。主人公のエリザベスは、ウエストの細い「シンデレラ」の女優さんだ。美人の長女・ジェインは「ダーク・シャドウ」でジョニー・デップの永遠の恋人だ。コリンズを演じたマット・スミスもこれからもっとでてきそうだ。

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