154分、ノンストップアクションだ。どんどん、いろんな事が起こる。飽きない。
でも、はたして面白かったのだろうか? 正直、良く分からない。余韻はない。
あ~、ラスト、マリオンとどこならキスしても大丈夫かって会話が懐かしかったかなあ。
あとは、ディズニーが開発した若返りAIの凄さを見せつけられた割には、第二次世界大戦中の列車シーンは画面を暗くした割にはCGが粗い。
↑ 若返ったハリソン・フォード
↑ 今作の、頑張ってはいるけどやっぱり80歳のハリソン・フォード
息子は戦死した事になっていた。シャイア・ラブーフ、こんな処遇かあ。まあ、しかたないよなあ。外国にでも行ってる設定かと思ったら、殺されたのか。ちょっと笑える。で、夫婦仲も悪くなり離婚協議中。なんか、スターウォーズと被るなあ。
運命のダイヤルって、オーパーツで有名な【アンティキティラ】の事だった。インディが探し当てた今までの秘宝関係、結構元ネタを知ってる私。
ジョーンズ教授、女子大学生に猛アタック(死語だな)されてた人気の教授だったのに、寂しい退職シーンだ。彼を頼りにして引き立ててくれた大物たちもすでにこの世にいなとは言え、アメリカや民主主義や地球を守るためにあんなに尽力したのに、寂し過ぎる! 住んでるアパートも何だかなあ。豪華な一軒家には住めなかったんだろうか?
サラーも、なんだかなあ。もっとリッチな感じでいて欲しかった。
で、善人とは言えない、名づけ子のヘレナと知り合って冒険が始まるんだが。何度も言うけど、頑張ってはいるけどやっぱり80歳のハリソン・フォードだ。ヘレナが子供の子分を連れて、ガンガン人を殴ったり、飛行機に忍び込んだりと、インディ・ジョーンズの跡継ぎみたいになっている。ヘレナの女優さん、フィービー・ウォーラー=ブリッジ。女優というより脚本家なんだあ。で、額の生え際の大きなホクロ(シミ?)取らなかったのかな。
今まで、秘宝を守るためにインディの犠牲になった、各地域の有色人種への贖罪なのか、今回はアメリカやヨーローッパの一般市民がやたら死ぬ。アントニオ・バンデラスまでも・・・。もうちょっと、彼を活躍させてくれよ。
平気でガンガン一般市民を殺すのは、クレーバーのボイド・ホルブルック。マッツ・ミケルセンより、目立ってて良かったなあ。今後注目!
天才アルキメデスの仕掛けた「運命のダイヤル」に翻弄された今回だが、その時代に残ると言い張ったインディをどうやって説得するのかと思ったら。まさか、この手かあ。
シリーズの、本当にラストって感じだった。若い時のハリソンフォード、本当にカッコ良かったんだよ~。
平日なのに映画館は年寄りで満席なんだが、足元がおぼつかないから、遅れて来たり、途中でトイレに行く際に、スマホのライトを点灯させて階段を降りる。眩しいんだが、怒る気には全くならない、80歳のインディ・ジョーンズ映画だった。