3月16日 火曜日
東京藝術大学大学美術館、初めて行った。1階が地味な入り口で、展示会場がなぜか3階と地下2階だった。客層が年配者が多いため、エレベーター大混雑だ。ちょっと不思議な会場だ。
特別展「日本美術をひも解く 皇室、美の玉手箱」で、現在休館中の宮内庁三の丸尚蔵館のコレクションを展示してて、9月6日の後期展示から人気の伊藤若冲の動植綵絵30幅のうち10幅が展示されてる。他には平安時代の巻物から、1867年のパリ万博出品に向けた美術工芸品まで、幅広く展示されている。
で、展示品のうち、おおっ!思った作品。あくまで、私個人の意見です。
蒙古襲来絵詞
日本側の鎧や馬の描き方は見事なんだけど、個人的には蒙古軍をどう描いているかを見たかったんだけど。そのシーンは展示されてなかった。どっかに描いてあるよね、蒙古軍。見たかったよん。
小野道風像
ええっ!これが、小野道風! 嘘だろ! 「書道の神」で、花札の人だよね。どーしてこんな姿に・・・。今回の展示会で一番びっくりした作品だった。
太平楽置物
海野勝珉作の彫金。パリ万博出品作。これは、全体のバランスいい、重厚感といい、見てて惚れ惚れした。でも、私は“彫金”がよく分からない・・・。
牡丹孔雀図
円山応挙。さすがだ。やっぱり上手だ。絵具も高そうだ。
動植綵絵
伊藤若冲の10幅。1幅のサイズが縦142㎝ 幅80cmで、それがずらりと並んでる。構図が面白いし色が綺麗。でもガラスの向こう、1m位先に展示されているので、細かい所までは見られない。見てる人はなぜか、列を作って、じっくり見ている人がいると飛ばさないでその人の後にずっといるので、列が進まない。係りの人が「一生懸命進んでください」と言っていた。パンダ見てるみたいだった。その列の後方からだとゆっくり見られた。
確かに人を集める力があるよなあ。
来年、三の丸尚蔵館がリニューアルオープンしたら、30幅展示するのかな?