落ち着いた大人になろう!

旅行やら映画やらの独り言

「博士と彼女のセオリー」

2015-04-12 17:39:31 | 映画
ユーモアもあり、友人も多く、異「性」に興味もある天才だと、人生はこうなるのか・・・。と「イミテーション・ゲーム/エニグマと天才数学者の秘密」を見た後では比べてしまう。



難病ALS(筋萎縮性側索硬化症)には侵されているけど。それに、アラン・チューリングの時とは時代も違うしなあ。エルトン・ジョンもすでにデビューしてるし。

うまい具合に、それぞれ配偶者が現われて、時間的にうまく引き継ぎができて、本当に良かったよなあ。
ホーキング博士が再婚したのは、ニュースで見たもんな。



奥さんのジェーン、車椅子生活で食事と下の世話もしなければいけない旦那を持って、子供3人の世話。著名ではあったが、ベストセラーになった『ホーキング、宇宙を語る』の前だから、経済的にも恵まれず・・・。自分の博士号を取って研究したかったのに、その夢も断念して、ずっーと彼を支え続ける。んん~、結婚もできなかった私からみると、本当に偉い。ジョナサンが、オルガンを弾いてくれて本当に良かったよ。



スティーブン・ホーキングを演じた、エディ・レッドメインは、確かにアカデミー賞主演男優賞だ。「レ・ミゼラブル」では、金持ちボンボンで全然魅力がなかったのに、今から考えるとそんな役柄を見事に演じきったいたのか。



体が動かない自分への辛さや僻みや憐れみ。自分やジェーンのために、ジョナサンを引き入れる姑息さ。看護師に魅力と安堵を感じ、ジェーンを手放す決意など、セリフなしだけど分かった。



始めのシーンが何を表わしていたかが、最後に分かって、出会った頃の2人が川岸で手をつなぎながらクルクル回る。
「時間少史」と字幕では訳していたが、まさしく2人の25年の「時間」だったんだねえ。

アカデミー賞の事実シリーズだが、これは見た後に幸せな気持ちになれる。良かった。



コメント
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