落ち着いた大人になろう!

旅行やら映画やらの独り言

「ワールド・オブ・ライズ」

2008-10-10 22:26:17 | 映画

昨日試写会で観た。

監督:リドリー・スコット 出演:レオナルド・ディカプリオ、ラッセル・クロウ 公開は12月20日

原題「BODY OF LIES」 広告用のキャッチコピーが「嘘で世界を救え!」

って、救いようのない映画の内容だった。イスラム圏で活動するCIA局員の話。観た後の感想は6人で観て一致して「中東(イスラム圏)は怖い所。アメリカは傲慢で嫌な国。と思いこまされる映画」だ。アメリカの脚本家のストの影響でラインナップがくずれて、当初正月映画として公開予定のハリーポッターが延期となったので、この映画が正月映画に。

でも、誰が見るんだろう。年末年始にこんな嫌で暗い映画。しかも「世界を救う事になるかもしれない大嘘」も、後半の後半になってようやく出てきて、でもあっと言う間にばれるから、映画としての盛り上りも欠ける。最初から延々と続くのは現場で動くディカプリオのまわりで巻き込まれて次々と死んでいくイスラム教徒達(テロ組織の人もいるけど全然関係ない一般市民もいる)。底なし沼に腰まで浸かったイスラムのテロ組織とアメリカが銃で殺し合いをしていると、流れ弾で周辺の善良な市民が巻き込まれ死んでいくような・・・。

そんな状態なのに、イスラム教徒の看護婦さんに一目惚れしてデートを申し込むディカプリオ。テロ組織からも、ヨルダンの情報局からもターゲットにされてるんだから、当然彼女も巻き込まれる。馬鹿じゃないの?

「シリアナ」やこの映画みたいに、イスラムに対するアメリカの汚いやり方を暴くような映画は今後も作られるんだろけど、いくらハリウッドがそんな映画を作っても、アメリカ人が観ても実際のテロや戦闘は終わらない。

本当に空しい内容の映画だけど、映画としても面白くない。

ただヨルダン情報局のハニはカッコ良かったので、彼に8点あげて、58点。

ラッセル・クロウは、わざわざこの映画のために28キロ太ったというが、太らなくても良かったのに・・・。

コメント
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