5月10日(土):
9日(金)の朝日朝刊一面に
「行使対象国 限定せず 集団的自衛権、政府方針」と出ていた。これって、「アメリカ以外を守るためにも戦争やります」ってことだろう。制限を青天井にして見せたわけだ。
安倍晋三の下で極右化した自民党は、
国策の最も大事な局面で、国民に対して<橋下徹的な小手先の虚仮(こけ)脅し>をして見せようとしているのだろう。「集団的自衛権の対象国の制限を一切なくすぞ!」と国民を脅かしておいて、最終的には「アメリカに限定」して確実に法案を通す。そして、
集団的自衛権反対の声に十分配慮したような振りをして、公明党にも同意し易い地ならしをしましたよ、ってアリバイを与えるつもりだろう。その実、当初の議論に全く「何も配慮していない」のが実態だ。
国民や公明党が反対しているのは、あくまでも
「戦争容認による<人殺し>に反対している」のであり、
「集団的自衛権<そのもの>に対して反対している」のだ。
相手に対して、すごく高い値段を吹っ掛けて、少し値引きしましたから、安くなったでしょ、というのは
本当に薄っぺらくて安っぽいハッタリでしかない。安倍極右自民が、いかに国民を馬鹿にして軽んじているかの証拠以外の何ものでもない。
国民の生命・財産にかかわる国策の最も誠実であるべき局面で<下劣な吹っ掛け>を仕掛ける安倍晋三のおつむの弱さと自民党の不誠実さを如実に象徴している、と観るべきである。
昨日、仕事の帰りに寄った書店で
「日本人を幸福にしない新システム 安倍政権「4つの不幸」」という週刊ポスト掲載のオランダ人政治学者ウォルフレンの記事を立ち読みした。要するに当り前のこととして「安部極右政権は、中・韓との関係を壊し、意に反し対米従属を強め、しかも独り善がりのためにどこの国からも感謝されない。官僚支配を強めただけで、人間を幸福にしないシステムを強化してしまっただけである。J.ブッシュ・ジュニアと同じ、安倍は<裸の王様>である。
当然、日本人は、そのことに気づかねばならないが、それは大きな不幸としか言えない」ということだった。
外国人に指摘されるまでもなく今の安倍極右自民が「裸の王様」であることは明白だ。歴史は、前進するが、それは一直線ではない。
行きつ戻りつ揺らぎながら前に進むのだ。「戻り」が大き過ぎる時には、前進を大きく遅らせ歪めてしまうだろう。日本は、もう一度戦争や原発事故を経験することになるのかもしれない。少し真面目に考えていれば未然に防げたであろう破滅を経験するのかもしれない。
「国民の生活が第一」は、一政党の名前ではない。本来あるべき政治方針だ。もう一度、原点に戻って野合でない中道・リベラル軸を再結集すべきだ。
※今、ネットで見つけました:【週刊ポスト〈緊急特別寄稿〉カレル・ヴァン・ウォルフレン この国の権力がいま突き進んでいる 「日本人を幸福にしない新システム」安倍政権 「4つの不幸」】
この男は国民の幸福より先に「総理としての幸福」を追い求めている
1)祖父を越えようとするほどその功績から遠ざかる総理自身の不幸
2)愚かな坊ちゃんリーダー、ブッシュJrと相似形の不幸
3)改憲論者すら違和感を持つ「軽薄すぎる解釈改憲」という不幸
4)「日本人を不幸にするシステム」をさらに強化しようという最大の不幸
この記事の全文は、「阿修羅」という掲示板(http://www.asyura2.com/14/senkyo165/msg/288.html)で読むことができます。
<「美味しんぼ」問題>前双葉町長が批判 石原環境相発言
毎日新聞 5月10日(土)0時2分配信
東京電力福島第1原発を訪れた主人公らが鼻血を出す漫画「美味しんぼ」の描写で小学館に抗議が寄せられている問題を巡り、
作品に実名で登場した前福島県双葉町長の井戸川克隆さん(67)が9日、東京都内で記者会見し、
「実際、鼻血が出る人の話を多く聞いている。私自身、毎日鼻血が出て、特に朝がひどい。発言の撤回はありえない」と述べた。
石原伸晃環境相が同日作品に不快感を示したことについて
「なぜあの大臣が私の体についてうんぬんできるのか」と批判した。