もみさんの一日一冊遊書録( 2011年9月1日 スタート!: メメント・モリ ) ~たゆたえど沈まず~

年とともに人生はクロノロジー(年代記)からパースペクティブ(遠近法)になり、最後は一枚のピクチュア(絵)になる

140201怒!落選する宇都宮の主張は正しくても実現しない。安倍極右を利する日本共産党は<市民社会の敵>!

2014年02月06日 07時59分20秒 | <憲法の危機>は「戦後最大の危機」
2月1日(土):2014年02月01日 13時08分55秒 | <憲法の危機>は「戦後最大の危機」

 メモ書きしていたら、だんだん量が増えて腹が立ってきたので掲載します。

今回の都知事選挙で、本当に久しぶりに日本共産党の悪質な本質が全く変わっていないことを実感できた、と思う。かつて共産党は、良質な市民運動が立ち上がろうとすると、常に共産党系の同様の団体を立ち上げて、良質な市民運動を吸収しようとして、結局運動の分断・弱体化をもたらしてきた。

民主集中制という党幹部による独裁を受け入れる共産党系団体の連中ときたら、みんなロボットのようで、冷たい官僚のような印象を受けてきた。マルクス主義という観念(宗教?)の世界に生きて、現実や生身の人間を見ようとしないニセ市民運動員たちに最初違和感を覚え、彼らの冷たさ、無知さ、階級闘争的平等観念以外の実生活では、驚くほど強い差別意識の持ち主が多い(全てではないが…)ことなどを知り、そして何より本来の自生的に生まれた市民運動に対して、共産党系のニセ市民団体が、必ず共闘を拒否し、全力で詭弁を弄して本来の市民運動を潰しにかかる姿をいくつも目の当たりにするに及んで、嫌悪感は絶望的なものになり、生理的嫌悪感になっていったのだ。

しかし、最近は、労働組合、労働運動そのものが退潮する中で、共産党の主張自体は護憲・反戦・脱原発などで、共産党に対する違和感は弱くなっていたのだが、この原発という“満州国”から撤退する、まさに“戦後レジーム”の転換を求める最後のチャンスに、脱原発候補の一本化に反対し安倍極右自民政権の支持を受けた桝添候補の独走状況を作ってしまっている。

もし今回の都知事選で、桝添が勝った場合、ぐらついている安倍極右自民が一気に立ち直り、原発再稼働・原発輸出、憲法改悪、集団的自衛権改悪などに拍車がかかり、戦前の治安維持法の流れをくむ特定秘密保護法案の厳格実施、消費税10%をはじめとする数々の弱者切り捨て、大企業優遇の行き過ぎた新自由主義新自由主義政策が強行される。道徳教育が、愛国心をともなって強行され、日本史は戦前の「国史」となり日本に住む人々の視野を狭めるための道具に堕す。医療・介護費負担は増加し、生活保護費は削減され、東京五輪・パラリンピックの美名の下、東北の復興の建設はどんどん遅れていく。沖縄も福島原発被災民も、「とりあえず五輪のために(桝添候補がよく使う!)」を合言葉に、<棄民>化が進み、あらゆる弱者・少数者の声がかき消され、1%の強者のための政治が行われていく。格差は取り返しのつかないほど拡大し、日本社会は急速に不安定化していくだろう。考えるだけでも心が暗くなり、嫌気がさしてくる。

宇都宮候補と共産党の主張は、確かに正しい。それが本当に実現するのであれば、こんなにすばらしいことは無いだろう。俺は、細川候補を支持するが、細川候補の主張は最も困難な原発反対以外では、宇都宮候補の主張に見劣りがする。しかし選挙は「おりこうさん競争ではない!」「正しいことを並べる競争ではない!」まず勝たなければ、いくら正しいことを並べてもそれは無意味だ。今回、宇都宮は絶対に勝てない!もし脱原発で勝てる可能性があるとすれば、細川護煕候補しかいない。また、宇都宮は耳触りの良い言葉を並べるが、実は地方自治の経験者ではない。その経験があるのは、元熊本県知事でもあった細川護煕候補の方だ。

これだけの事実を分かった上で、脱原発候補一本化を拒否し続ける宇都宮と日本共産党は、68年の戦後史上最大の転換点で市民社会の道を踏み誤らせた愚か者であり、市民社会の敵であるという汚名を残すことになるだろう。

宇都宮候補に言う。「おまえ何のために闘ってるんだ!そして、おまえの敵は誰だ!今のおまえは、自分の名誉のために闘ってる我利我利亡者だ何十万票集めても当選できなければ、おまえは結局市民社会の足を引っ張り、敵である極右の安倍自民党を援護した愚かものだ。細川候補が降りるべきだ、という言葉もありえない。おまえと細川候補では全く格が違う!それは今の選挙情勢を見ればよく分かるだろう瀬戸内寂聴さんも、鎌田慧氏(*)も、正しいことを言うおまえではなく、脱原発実現できる勝てる候補の細川候補を応援している。何故、頑なに都知事選にしがみつくのか? 数十万票におまえと日本共産党がこだわることで、もしも万が一、細川護煕候補が桝添に負けて、安倍極右自民党政権が勝った時には、すべての責任は私利私欲の宇都宮と党利党略の日本共産党にあるのだという覚悟だけは思い知っておけ!!」俺は本当に怒っている!

(*)脱原発をめぐっては、大江健三郎、坂本龍一、内橋克人、澤地久枝、瀬戸内寂聴、鶴見俊輔、落合恵子、辻井喬氏などと「さようなら原発」運動を呼びかけ、1000万人署名、17万人集会(2012年7月)を実施した。(ウィキペディア「鎌田慧」の項)

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1 コメント

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もみさんに大賛成 (高世哲司)
2014-02-06 16:44:17
まさにおっしゃるとおりです。3年間国政選挙がなく、反原発の最大の戦場なのに、共産党は自己の主張だけにこだわり、大局を見失い、悪の自民党に利するようにしている、良識ある国民の敵となっていますね。都知事選やこれから行われる、山口県、石川県、滋賀県でもすべて独自候補を立てることに固執し、民主主義をだめにしています。
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