もみさんの一日一冊遊書録( 2011年9月1日 スタート!: メメント・モリ ) ~たゆたえど沈まず~

年とともに人生はクロノロジー(年代記)からパースペクティブ(遠近法)になり、最後は一枚のピクチュア(絵)になる

150215 衆参両院の「テロ非難決議」を非難する!「テロの本質」を真面目に語る政治家はいないのか!

 真面目に「テロの本質」を考えれば、その原因が、決して宗教の違いにあるのではなく、世界的に広がる富の偏在、極端な格差拡大、差別構造の継承、及びパレスチナ問題、それらによる<若者たちの絶望>にあることは、実は誰もがわかっていることだろう! それを「世界には凶悪なテロリストが大勢いて、こいつらを叩き潰せばテロが無くなる」なんて話に無理やりすり替えている。誰も、「テロの本質が、日本・世界の社会構造が抱える富の偏在・格差の拡大及びパレスチナ問題の<野放し状態>にこそある」という本質を語らないし、見させようとしない。そして、凶悪なテロリストへの恐怖ばかりを煽りたてている。これはまさにオーウェルの「一九八四年」の世界と同じだ。今回の国会の「テロ非難決議」に社民党・共産党まで加わっていたのには、あきれ果てた。「誰も本質を見ようとしない。」「武力で世界中の<絶望した若者たち>を封じ込めるべきではないし、不可能だ!」

秋原葉月さん「Afternoon Cafe」ブログから

※(1)「もちろん、普通の人間は戦争を望まない。しかし、国民を戦争に参加させるのは、つねに簡単なことだ。とても単純だ。国民には攻撃されつつあると言い、平和主義者を愛国心に欠けていると非難し、国を危険にさらしていると主張する以外には、何もする必要がない。この方法はどんな国でも有効だ」byヘルマン・ゲーリング ※(2)いつの時代も大衆をファシズムに煽動する手口は同じ。なのに同じ手口に何度も騙されるのは過去に学んでいないから。格差を広げ、セイフティネットを破壊し、冷徹な自己責任論が横行する社会を継続させるのは簡単だ。今よりもっと格差を広げ、セイフティネットを破壊する政策をとればよい。そうすれば人々に自己責任論がもっと浸透し、草の根から勝手に右傾化してくれる。

辺見庸さんのブログから

・権力をあまりに人格的にとらえるのはどうかとおもう。口にするのもおぞましいドブの目をしたあの男を、ヒステリックに名指しでののしれば、反権力的そぶりになるとかんがえるのは、ドブの目をしたあの男とあまり変わらない、低い知性のあらわれである。権力の空間は、じつのところ、非人格的なのだ。だからてごわい。中心はドブの目をしたあの男=安倍晋三であるかにみえて、そうではない。ドブの目をしたあの男はひとつの(倒錯的な)社会心理学的な表象ではありえても、それを斃せば事態が革命的に変化するようなシロモノではない。権力には固定的な中心はなく、かくじつに「われわれ」をふくむ周縁があるだけだ。ドブの目をしたあの男は、陋劣な知性とふるまいで「われわれ」をいらだたせ、怒らせるとともに、「われわれ」をして社会心理学的に(かれを)蔑視せしめ、またそのことにより、「われわれ」が「われわれ」であることに無意識に満足もさせているのかもしれない。ところで、「われわれ」の内面には、濃淡の差こそあれ、ドブの目をしたあの男の貧寒とした影が棲んでいるのだ。戦争は、むろん、そう遠くない。そう切実にかんじられるかどうか。いざ戦争がはじまったら、反戦運動が愛国運動化する公算が大である。そう切実に予感できるかどうか。研ぎすまされた感性がいる。せむしの侏儒との「ふるいつきあい」がベンヤミンのなにかを決定した。そう直観できたアレントほどするどくはなくても、研ぎすまされた感性がいる。けふコビトがきた。ミスドにいった。(2015/11/11)

207冊目 「まんが クラスメイトは外国人―多文化共生20の物語」(明石書店;2009)評価5

2012年04月27日 00時27分45秒 | 一日一冊読書開始
4月26日(木):

171ページ  所要時間2:40

著者「外国につながる子どもたちの物語」編集委員会【編】 みなみ ななみ【漫画】「マンガと解説がセットになったスタイルなら、子どもたちも大人たちも読んでくれる本になるかもしれない。これが本書の企画がスタートした瞬間でした。略。原作をつくった私たちは、1話1話のマンガの主人公を見ると、モデルになった大勢の子どもたちの顔を思い浮かべます。つまり20の物語の背景には、おそらく100人をこえる子どもたちがいるのです。」

表紙裏紹介文:「あなたの学校に、外国人の友だちはいませんか?/その子はどうして、日本にやってきたのでしょう。/日本に来て、どんなことを思っているのでしょう。/この本を読んで、世界への扉を開けてみてください。」

評価5は、ちょっと甘いが、社会に必要な本であり、先ず事実の存在を知ることの大切さを教えてくれる本である。日本人であることが、時おり恥ずかしくなることがある。数年前、日本で育った中学生の女の子が日本政府によってフィリピンに強制送還されたニュースが忘れられない。

目次:
◆導入
第1話 ディエゴの物語~海をこえてきた転校生

 外国からやってきた転校生。ことばも習慣もちがう日本の学校でぶつかる大きな壁。
 ※この本を読むみなさんへ
第2話 ユヘの物語~私が日本で生まれた理由
 韓国・朝鮮人が日本に住んでいる理由。移民や強制連行の歴史をふりかえる。
第3話 ナミの物語~おばあちゃんと中国
 15年戦争を背景に中国に残されたおばあちゃん。帰国した残留孤児とその家族。
第4話 リカルドの物語~沖縄とボリビアのあいだで
 日本から中南米へ移住したひとびと。そしていま、その子や孫たちが日本へ来た理由。
第5話 フォンの物語~ベトナムからの小さな船
 戦争に引き続く脱出。ベトナム難民が日本にやってきた理由。
第6話 ネブローズの物語~ふるさとには帰れない
 迫害からのがれて、日本で難民申請をしたクルド人家族を待ち受ける運命。
第7話 武来杏の物語~やっと一緒に暮らせる
 仕事をもとめて日本にやってきたひとびと。フィリピンからきたエンターテイナー。
◆子どもたちの学びと課題
第8話 カルロスの物語~ぼくたちの日本語教室

 子どもたちがことばと文化を学ぶこと。日本語教室とはどんなところか。
第9話 ビアンカの物語~学校に行きたい
 なぜ学校に行けないのか。親たちの生活や仕事の問題が子どもたちにのしかかる。
第10話 ジョシーの物語~日本にいさせて
 子どもの学ぶ権利は? 強制送還されそうになった家族の物語。
第11話 ソフィーラの物語~お母さんと話しができない!
 日本で育つ子どもたち。両親と会話ができなくなっていく理由はなにか。
第12話 アンドレの物語~高校進学の壁
 外国からやってきた仲間の前に立ちはだかる高校入試。
学習言語を母語話者とおなじようにあつかうまでには、7年はかかるといわれていますから、日本語でおこなわれる試験で陳さんのほんとうの学力をはかることはできません。ことばにハンディがある生徒の学力を正当に評価するシステムが必要なのです。」
◆差別と不信を生む排外的な気分と制度
第13話 タオの体験~外人といわないで

 日本にやってきたばかりのタオ。教室でのいじめとたたかった体験記。
第14話 栄子の物語~震災で起こったこと
 地震より恐ろしいデマ。大震災直後に現れた差別の極限のすがた。
第15話 アリの物語~増えてるの? 外国人犯罪
 だれが流しているのか、外国人犯罪増加キャンペーンの虚偽を問う。
第16話 スンジャの物語~ひとさし指の自由
 犯罪者あつかいされる外国人。強制される指紋押捺。
◆アイデンティティと自己実現
第17話 アレックスの物語~ぼくたちの進路は?

 名前をいっただけで断られるアルバイト。外国人にはなれない職業とはなにか。
第18話 美里の物語~私のほんとうの名前
 外国風の本名をかくし、日本風の通称名を名のる理由はなにか。
第19話 リリアンの体験~私の生き方
 元気いっぱいのリリアンの体験記。日本で生き方を模索する若者たちへのメッセージ。
◆多文化共生への道
第20話 だいき&こうたの物語~ジュワニと友だちになれてよかった

 差別で失うものはなにか。共生とはどういう生き方か。
 ※この本のテーマと内容(☞目次の中に、書きこんだ。)
 あとがき

◎人権問題といえば、差別問題、次いで在日韓国・朝鮮人差別問題だったことを思えば、現在の多文化共生社会の実現に向けた人権問題の取り組みには“隔世の感”を覚える。同時に、これまでの差別問題や人権に対する取り組みによって培われてきた実践や考え方が決して無駄ではなく、間違いなく普遍的基盤をなしていることも実感する。







206冊目 尾藤正英「日本文化の歴史」(岩波新書;2000) 評価5

2012年04月25日 01時45分55秒 | 一日一冊読書開始
4月24日(火):

249ページ  所要時間2:50

著者77歳(1923生まれ)。2度目。東京大学名誉教授の碩学の意欲作である。時間不足の中、流し読みで歯の立つ相手ではない。ひたすら目をページの上に這わせ続けただけ。しかし、著者が、日本文化のアイデンティティを宗教・思想を中心に文化人類学的感性で捉え直そうとしていること。各時代にわたって、従来の類書にない独創的で斬新な見方が意欲的に展開されていることは十二分に伝わってきた。

目次:
はじめに
第1章  日本文化の源流
第2章  古代国家の形成と日本神話
第3章  仏教の受容とその発展
第4章  漢風文化から国風文化へ
第5章  平安時代の仏教
第6章  鎌倉仏教の成立
第7章  内乱期の文化
第8章  国民的宗教の成立
第9章  近世国家の成立と歴史思想
第10章 元禄文化
第11章 儒学の日本的展開
第12章 国学と洋学
第13章 明治維新における公論尊重の理念
第14章 近代日本における西洋化と伝統文化
参考文献
あとがき

中国語(漢字)では、父の兄弟は伯父・叔父であるのに対し、母の兄弟は舅であるというように、明確な区別がある。26ページ

応仁の乱(1467年)の前後を境界として、日本の歴史は二分され、それ以後の歴史は現代にまで連続している。123ページ

大阪の梅田(埋め田)や千日前、また江戸の小塚原(骨が原)なども、もとは墓地であった。133ページ

日本の場合には、礼法から切り離して精神だけを学ぶという点に、儒学の普及の特色があった。169ページ

朱子学の理論の基本は、『大学』。177ページ

明治元年に政府は神仏分離令を発して、略。これにより神社の性格自体も変化した。たとえば京都の祇園社は、牛頭天王というインドの神様を祀って、疫病よけの御霊会として祇園祭を行ってきたのであったが、そこの地名が八坂郷であるところから、祇園社という伝統的な名称を八坂神社と改めた。祀られている第一の神様も牛頭天王ではなくて、素戔嗚尊とされている。『古事記』『日本書紀』の神話に登場する神々が神社に祀られている例は少なかったのであるが、力強い神ということで、牛頭天王と置きかえたわけである。これは祇園社の場合だけではなく、各地の神社でも同様なことが行われている。 222ページ

西田幾多郎「善の研究」序文「個人あって経験あるにあらず、経験あって個人あるのである」は道元の「自己をはこびて万法を修証するを迷いとす、万法すすみて自己を修証するはさとりなり」。自己というものがまずあって、それが活動してさまざまな真理を知る、というふうに考えること自体が、迷いである、というのである。西田哲学には、道元の思想と一致する面がある。それは、陽明学の「知行合一」に通じるし、道元の弁道話の「修・証」一致の思想にも通じる。 224ページ

明治憲法の第三条、「天皇ハ神聖ニシテ侵スベカラズ」は、略、実は当時のオーストリア-ハンガリー帝国の翻訳であって、伊藤博文が中心となって進めていた憲法制定の過程で、初めの日本側の草案にはなく、ドイツ人顧問ロエスラーの意見によりくわえられたものである。 228ページ

205冊目 玄侑宗久・鈴木秀子「仏教・キリスト教 死に方・生き方」(講談社+α新書;2005)評価3

2012年04月24日 02時25分09秒 | 一日一冊読書開始
4月23日(月):

218ページ  2:25

著者49歳(1956生まれ)、73歳(1932生まれ)。疲労と時間不足の中で、読める本は限られる。習慣維持のために仕方なしに選んだ本でもある。読み易く、流し読みが捗ったのは好印象である。

目次:
第一章 死にゆく人のためにできること
第二章 あの世とこの世を行き来する
第三章 仏教とキリスト教―何が同じで何が違う?
第四章 人生も方便


第一章、第二章に良い言葉がたくさんあったが、後半の第三章、第四章は取りとめのない印象を受けたことは否めない。玄侑さんは嫌いではないが、以前から感じていた以心伝心、不立文字、教外別伝の禅宗僧侶に似合わない饒舌な印象が、本書では際だっていたように思う。24歳も年上の大先輩の対談相手に気を遣い過ぎたのかもしれない。

玄侑さんが「理知分別を超えた禅の悟りの立場に立てば、生きるのが楽だ」と述べるのを読むたびに、現実の世俗の煩悩に苦しむ俺が、玄侑さんの言う忍辱を経て、自由な境地に行くまでには現実として大きな苦しみが立ちはだかり、とてもついて行けない問題に目を向けず、「簡単なことさ」と言っているように見える姿に、ものすごく違和感と胡散臭さを覚えるのだ

鈴木秀子さんの話は、もう少したくさん耳を傾けたかった。


120423 朝日新聞ウェブロンザ4月18日付け記事で関連情報に引用されて、吃驚仰天!ほんまかいな?

2012年04月24日 02時22分52秒 | 日記
4月23日(月):

まったく偶然に、朝日新聞ウェブロンザ4月18日付け「松下政経塾内閣への不安と憂鬱」記事の関連情報に、「120414 野田ビリケン(非立憲)内閣の即時退陣を求める! 大飯原発再稼働、絶対反対!」が掲載されているのを見て、のけ反るほどびっくりした。正直「ほんまかいな?」と言う気分になった。それにしても、日々の備忘のこんな駄文に対して本当に有難いことである。俺の野田バカ内閣に対する怒りが少しでも普遍性を持ち得たとすれば、もう感謝感謝しかない。m(_ _)m。

※また、日別ランキングというものに、初めて9431位でランクインした。こちらも重ねて感謝である。m(_ _)m。


204冊目 田中貴子「古典がもっと好きになる」(岩波ジュニア新書;2004) 評価3

2012年04月23日 01時54分28秒 | 一日一冊読書開始
4月22日(日): 本日1日の閲覧586PV、 訪問者146IPで最高記録更新です。もう、訳が分かりません分かりません。m(_ _)m。

188ページ  所要時間1:30

著者44歳(1960生まれ)。時間の無い時に、救世主のように読み易くて、読みとばせる有難い本だった。文法偏重で事なかれ主義の高校の「古文」の授業はつまらないが、「古典」の世界は、もっと広やかで自由で面白いよ!という内容。

著者は、自らを「古文おちこぼれ」と自称し、天然なのか作意なのか不明だが、非常にライトな乗りで高校生に語り掛けている。説明や引用例も簡易で解かり易い。眺め読みでも、それなりに面白く読めたが、これと言って書き出せることもあまりない。しかし、もったいぶらないで非常に読み易く書く姿勢にはとても好感を持てたので、評価は3である。大学では、人気のある先生なのだろう。

実学重視で、国文学科が消え去る現状に「やれやれ…」とため息を吐いている姿には、大いに共感してしまった。そもそも、自称「実学」という就職に役に立つ分野に流されていく大学の姿に、浅ましさを覚えるのは俺も同感である。ただ、著者に一つだけ注文を付けるとすれば、「国文学」「国史」という言葉を多用する姿勢に、日本の多民族・多文化共生への配慮が、少し欠けて、<国民国家>的発想に陥っている気がする、のは少し配慮してもらいたいと思うのだ。「日本文学」「日本史」というべきだろう。

◎目次:
序章 古文が嫌いになる前に
第1章 「古典」が生まれた背景
第2章 古文に慣れよう
第3章 『徒然草』を遊ぼう
第4章 百人一首うらばなし
第5章 『堤中納言物語』より「花桜折る中将」を読む
第6章 女もすなる『土佐日記』
第7章 「しんとく丸」の死と再生 :説教節の話は面白かった。
第8章 能・狂言に描かれた女性たち

あとがきにかえて――私が古文を好きになるまで


◎書籍リスト4 : 151~200冊

2012年04月22日 20時55分38秒 | 書籍&ブログリスト
タイトル                               投稿日時

200冊目 山口二郎「政治のしくみがわかる本」(岩波ジュニア新書;2009) 評価3  2012/4/17 2:38
120415 次元の違う問題の混在を放置する野田バカ政権と福井県知事の狡さ   2012/4/15 15:05
120414 所謂<地元>の方々へ:立場が変わりますよ! 2012/4/14 20:40
120414 朝日新聞(朝刊)一面、解説記事 「検証なき拙速な判断」 2012/4/14 19:59
120414 野田ビリケン(非立憲)内閣の即時退陣を求める! 大飯原発再稼働、絶対反対!  2012/4/14 17:05
199冊目 網野善彦「日本史再考 新しい歴史像の可能性」(NHK人間大学;1996年1月~3月) 評価5  2012/4/14 3:57
198冊目 朴一(パク・イル)「僕たちのヒーローはみんな在日だった」(講談社;2011) 評価3  2012/4/13 2:29
197冊目 佐原眞「日本文化を掘る」(NHK人間大学;1992年10月~12月) 評価5  2012/4/12 4:46
196冊目 池上彰「新聞活用術」(ダイヤモンド社;2010) 評価3 2012/4/11 1:22
120408 本日50000PV突破! 信じられません。感謝感謝感謝です。    2012/4/9 3:48
195冊目 池上彰「伝える力2 もっと役立つ!話す書く聞く技術」(PHPビジネス新書;2012) 評価3   2012/4/9 2:17
194冊目 佐野眞一「あんぽん 孫正義伝」(小学館;2012) 追記 2012/4/8 17:56
194冊目 佐野眞一「あんぽん 孫正義伝」(小学館;2012) 評価5  2012/4/8 3:55
120406 大飯再稼働を絶対に許すな! 野田非民主主義内閣打倒! 安保闘争級の反対運動をやるべし!  2012/4/6 7:44
193冊目 鎌田實「がんばらない」(集英社文庫;2000) 評価5  2012/4/5 23:41
192冊目 野中広務・辛淑玉「差別と日本人」(角川oneテーマ21;2009) 評価5   2012/4/4 4:41
191冊目 鈴木光司「なぜ勉強するのか?」(ソフトバンク新書;2006) 評価3   2012/4/3 3:55
190冊目 畑中正一「ウイルスとの闘い がん・エイズは克服できるか」(NHK人間大学1993.4.~6.) 評価4 2012/4/2 3:07
189冊目 司馬遼太郎「項羽と劉邦(下)」(新潮文庫;1980) 評価5 2012/4/1 5:24
188冊目 司馬遼太郎「項羽と劉邦(中)」(新潮文庫;1980) 評価5 2012/3/31 7:05
120330 初めて500PV超えました。感謝です。  2012/3/31 6:05
187冊目 鈴木光司「バースデイ」(角川ホラー文庫;1999)  評価4  2012/3/30 3:23
120329 野田バカ総理の<財政>に対する根本的疑問。  2012/3/29 6:21
120324 都合によりしばらく休ませて頂きます。  2012/3/24 21:26
186冊目 鈴木光司「ループ」(角川ホラー文庫;1998) 評価5  2012/3/24 7:58
185冊目 鈴木光司「らせん」(角川ホラー文庫;1995)  評価5  2012/3/23 5:18
184冊目 鈴木光司「リング」(角川ホラー文庫;1991)  評価4  2012/3/22 5:29
183冊目 永積安明・上横手雅敬・桜井好朗「太平記の世界」(NHK市民大学1982.10~1983.3)評価3  2012/3/21 6:39
182冊目 鹿野政直「歴史を学ぶこと」(岩波高校生セミナー;1998) 評価5  2012/3/20 7:14
120318 明日人間ドックで、今日は読書休みます。  2012/3/19 3:59
120318 アーカイブ   2012/3/19 3:38
120318 知ってました? 映画「マトリックス」が、日本の「リング」の質の悪いパクリだったってこと。  2012/3/18 5:47
181冊目 五木寛之「下山の思想」(幻冬舎新書;2011) 評価2  2012/3/18 5:10
120317 原発の<地元>は、断じて福井だけではない! 野田バカの食い逃げの犠牲だけは絶対にごめんだ!  2012/3/17 18:16
180冊目 武田邦彦「偽善エコロジー 「環境生活」が地球を破壊する」(幻冬舎新書;2008)評価5  2012/3/17 6:45
179冊目 小栗左多里「英語ができない私をせめないで!」(大和書房;2004)評価4  2012/3/16 5:15
120314 明日は確定申告最終日、焦ってます。& ◎アーカイブ   2012/3/15 1:47
120313 その2:大阪府立高校「校長による卒業式での君が代、教師口パク調査」に対する所感  2012/3/14 3:13
120313 その1:イザヤ書五三章 イエスは旧約聖書で預言(予言?)されていた!  2012/3/14 3:04
120312 白骨の御文章(御文)   2012/3/13 1:23
178冊目 三田誠広「夫婦って何?「おふたり様」の老後」(講談社+α新書;2007)評価3   2012/3/12 3:48
177冊目 司馬遼太郎「項羽と劉邦(上)」(新潮文庫;1980) 評価5   2012/3/11 7:09
176冊目 眞淳平「世界の国1位と最下位―国際情勢の基礎を知ろう」(岩波ジュニア新書;2010) 評価3  2012/3/10 7:10
175冊目 生田武志「貧困を考えよう」(岩波ジュニア新書;2009) 評価5   2012/3/9 8:23
174冊目 山口幸夫「新版 20世紀理科年表」(岩波ジュニア新書;1998) 評価3  2012/3/8 6:25
173冊目 南淵明宏「ブラック・ジャックはどこにいる?」(PHP研究所;2003) 評価3  2012/3/7 4:21
172冊目 藤野彰「臨界点の中国 コラムで読む胡錦濤時代」(集広舎・中国書店;2007) 評価5  2012/3/6 5:05
171冊目 近藤雄生「旅に出よう 世界にはいろんな生き方があふれてる」(岩波ジュニア新書;2010)評価4   2012/3/5 6:15
120304 やっぱりおかしいですよ!橋下大阪市長 2012/3/4 20:45
170冊目 湯浅誠「どんとこい、貧困! よりみちパン!セ」(イースト・プレス;2011) 評価特5   2012/3/4 6:42
120303 聞き捨てならない話。橋下大阪市長、この話は本当ですか?   2012/3/3 20:14
169冊目 堤 未果「社会の真実の見つけかた」(岩波ジュニア新書;2011) 評価5   2012/3/3 7:41
168冊目 ヘミングウェイ「老人と海 (福田恆存 訳)」(新潮文庫;1952) 評価4   2012/3/2 4:35
書籍リスト 実験版  2012/03/01     2012/3/1 14:12
167冊目 伊藤真「憲法の力」(集英社新書;2007) 評価5   2012/3/1 6:53
166冊目 香山リカ「14歳の心理学」(中経の文庫;2006) 評価2   2012/2/29 3:50
165冊目 太宰治「斜陽」(角川文庫;1947) 評価5   2012/2/28 3:21
164冊目 池上彰「知らないと恥をかく世界の大問題」(角川SSC新書;2009年11月)評価4   2012/2/27 7:29
163冊目 ヘミングウェイ「誰がために鐘は鳴る(上) 大久保康雄 訳(1973)」(新潮文庫;1940) 評価4   2012/2/26 6:46
162冊目 水木しげる「水木しげるのラバウル戦記」(ちくま文庫;1994) 評価4    2012/2/25 7:17
161冊目 水木しげる「トペトロとの50年―ラバウル従軍後記」(中公文庫;1995) 評価3    2012/2/24 6:01
160冊目 立松和平「ぼくの仏教入門」(ネスコ 文芸春秋;1999) 評価3   2012/2/23 6:24
159冊目 小出裕章「小出裕章が答える原発と放射能」(河出書房新社;2011年9月) 評価5   2012/2/22 6:03
158冊目 城山三郎「官僚たちの夏」(新潮文庫;1975) 評価5   2012/2/21 7:15
157冊目 大塚公子「死刑執行人の苦悩」(角川文庫;1988) 評価4   2012/2/20 7:04
156冊目 阿部 彩「子どもの貧困」(岩波新書;2008) 評価5   2012/2/19 8:21
155冊目 池上彰「これが「週刊こどもニュース」だ」(集英社文庫;1999) 評価3   2012/2/18 5:48
154冊目 神野直彦「財政のしくみがわかる本」(岩波ジュニア新書;2007) 評価5   2012/2/17 7:54
番外 よしたに「理系の人々(1)(2)」(中経出版;2008,2010)評価3   2012/2/16 6:23
153冊目 宮崎正勝「知っておきたい「食」の世界史」(角川ソフィア文庫;2006)評価4   2012/2/15 6:35
152冊目 生田武志「ルポ最底辺―不安定就労と野宿」(ちくま新書;2007) 評価5   2012/2/14 5:20
151冊目 沖守弘「マザー・テレサ あふれる愛」(講談社文庫;1984)評価5   2012/2/13 6:14

◎書籍リスト3 : 101~150冊

2012年04月22日 20時54分43秒 | 書籍&ブログリスト
タイトル                               投稿日時

祝? 30000PV突破   2012/2/12 4:51
150冊目 東野圭吾「幻夜」(集英社文庫;2004)  評価4  2012/2/12 4:34
149冊目 野島博之「謎とき日本近現代史」(講談社現代新書;1998) 評価4  2012/2/11 7:14
148冊目 池上彰「伝える力」(PHPビジネス新書;2007) 評価3  2012/2/10 3:23
原発の<地元>って何ですか?  2012/2/9 6:29
147冊目 武田邦彦「放射能列島日本でこれから起きること」(朝日新書;2011.11.) 評価4  2012/2/9 6:14
146冊目 加賀乙彦「不幸な国の幸福論」(集英社新書;2009) 評価5  2012/2/8 6:48
145冊目 三浦展「仕事をしなければ、自分はみつからない。フリーター世代の生きる道」(晶文社;2005)評価3  2012/2/7 4:19
アーカイブ 評価5を中心に  2012/2/6 2:55
144冊目 石川文洋「日本縦断 徒歩の旅―65歳の挑戦―」(岩波新書;2004年) 評価3  2012/2/5 3:32
143冊目 池上彰「1テーマ5分でわかる世界のニュースの基礎知識」(小学館;2010) 評価5  2012/2/4 6:11
142冊目 立花隆「証言・臨死体験」(文春文庫;1986)  評価4  2012/2/3 7:47
141冊目 なだいなだ「TN君の伝記」(福音館日曜日文庫;1976) 評価5  2012/2/2 7:31
祝? 訪問者10000 IP突破  2012/2/1 7:40
140冊目 須田慎一郎「下流喰い―消費者金融の実態」(ちくま新書;2006) 評価4  2012/2/1 6:13
139冊目 百田尚樹「永遠の0(ゼロ)」(講談社文庫;2006) 評価5  2012/1/31 6:22
138冊目 森鴎外「山椒大夫・高瀬舟」(新潮文庫;1919~16)所収4作品  評価4  2012/1/30 4:30
137冊目 宮部みゆき「理由」(新潮文庫;1998) 評価4  2012/1/29 4:50
遊書心得のリフレイン  2012.1.28. 2012/1/29 4:25
136冊目 江藤淳「明治を創った人々」(NHK人間大学1992年7月~9月期) 評価4  2012/1/28 5:38
135冊目 加藤仁「定年後―豊かに生きるための知恵」(岩波新書;2007) 評価3  2012/1/27 6:04
134冊目 中馬清福「日本の基本問題を考えてみよう」(岩波ジュニア新書;2009)  評価5  2012/1/26 7:17
133冊目 溝口敦「暴力団」(新潮新書;2009年9月)  評価5  2012/1/25 6:36
132冊目 安田佳生「千円札は拾うな。」(サンマーク出版;2006)  評価1  2012/1/24 2:27
131冊目 池上彰「イラスト図解 経済ニュース虎の巻 」(2003年;講談社) 評価3  2012/1/23 6:15
130冊目 山崎豊子「運命の人(四)」(文芸春秋;2009)  評価5  2012/1/22 7:19
129冊目 脇田晴子「室町時代」(中公新書;1985) 評価3(5)  2012/1/21 4:26
128冊目 正村公宏「ダウン症の子をもって」(新潮文庫;1983(2001))  評価5  2012/1/20 4:31
127冊目 落合恵子・佐高信「50歳われらの戦後」(岩波ブックレット;1945) 評価3  2012/1/19 5:01
126冊目 後藤昭「新版 わたしたちと裁判」(岩波ジュニア新書;2006) 評価4  2012/1/18 5:53
アーカイブ 2008年3月の読書(一部)  2012/1/17 3:42
125冊目 山崎豊子「運命の人(三)」(文芸春秋;2009)  評価5  2012/1/16 6:34
124冊目 山崎豊子「運命の人(二)」(文芸春秋;2009) 評価4  2012/1/15 8:23
123冊目 山崎豊子「運命の人(一)」(文芸春秋;2009) 評価4  2012/1/14 5:46
アーカイブ 2008年1月・2月の読書(一部)  2012/1/13 0:17
122冊目 青木新門「納棺夫日記(増補改訂版)」(講談社文庫;1993)  評価5  2012/1/12 7:24
121冊目 毎日新聞科学環境部「『理系』という生き方  理系白書2」(講談社文庫;2007)  評価4  2012/1/11 4:31
大山鳴動して、まあ痔の出血ですな。とほほ…。  2012/1/11 4:31
120冊目 毎日新聞科学環境部「理系白書 この国を静かに支える人たち」(講談社文庫;2003) 評価4  2012/1/10 6:12
祝? 20000PV突破   2012/1/10 4:19
119冊目 多田富雄「免疫・「自己」と「非自己」の科学」(NHK人間大学1998年1月~3月期) 評価4  2012/1/9 7:02
118冊目 久田恵「フィリッピーナを愛した男たち」(文春文庫;1989) 評価5  2012/1/8 6:49
117冊目 ソルジェニーツィン「イワン・デニーソヴィチの一日 (木村浩 訳)」(新潮文庫;1962) 評価3  2012/1/7 5:05
116冊目 藤田紘一郎「医療大崩壊 *文庫書下ろし」(講談社文庫;2009) 評価3  2012/1/6 5:45
115冊目 池上彰「そうだったのか!日本現代史」(集英社文庫;2001(2008)) 評価4  2012/1/5 4:16
114冊目 高橋和巳「邪宗門(下)」(朝日文芸文庫;1966) 評価 特5  2012/1/4 3:22
アーカイブ 東野圭吾作品特集  2012/1/1 5:37
アーカイブ 浅田次郎「蒼穹の昴(一)~(四)」「珍妃の井戸」「中原の虹(一)~(四)」 評価4~5   2011/12/30 21:04
113冊目 神谷美恵子「生きがいについて 神谷美恵子著作集1」(みすず書房;1966) 評価5  2011/12/30 6:54
112冊目 高橋和巳「邪宗門(上)」(朝日文芸文庫;1966)  評価 5  2011/12/29 7:17
111冊目  池上彰「そうだったのか!中国」(集英社;2010(2007))  評価5  2011/12/28 7:29
110冊目 ドナルド・キーン「日本の面影」(NHK人間大学4月-6月;1992) 評価5  2011/12/27 7:44
109冊目 池上彰「その日本語伝わっていますか?」(講談社+α文庫;2011) 評価3  2011/12/26 6:45
NHK『坂の上の雲』(第13話;日本海海戦):「九仞の功を一簣にかく」 とても残念だった。  2011/12/26 3:47
108冊目 倉都康行「世界がわかる現代マネー6つの視点」(ちくま新書;2006) 評価4  2011/12/25 3:39
107冊目  藤沢周平「市塵 (下)」(講談社文庫;1989)  評価5  2011/12/24 7:02
アーカイブ   リスト (今後、更新していきます)  2011/12/23 5:59
106冊目  藤沢周平「市塵 (上)」(講談社文庫:1990)  評価3  2011/12/23 4:51
105冊目 片山恭一「考える元気 (「DNAに負けない心」改題)」(光文社文庫;2004/2000)  評価3  2011/12/22 2:28
104冊目  森達也「君が選んだ死刑のスイッチ  よりみちパン!セ」(理論社;2009)  評価4  2011/12/21 5:38
103冊目 今井久美雄「韓国語の散歩道 ほんとうに初めての人の韓国語」(アルク;1999)  評価4  2011/12/20 4:51
102冊目  アルフォンス・デーケン「死とどう向き合うか」(NHK人間大学;1993) 評価4  2011/12/19 4:13
『読書書籍リスト 1冊目~100冊目(9月1日~12月15日)』   2011/12/18 5:48
アーカイブ 山崎豊子「沈まぬ太陽(1)~(5)」(新潮社;1999)&映画DVD  評価5  2011/12/18 3:02
101冊目 加賀乙彦「死刑囚の記録」(中公新書;1980)  評価5  2011/12/17 6:50

◎書籍リスト2 : 51~100冊

2012年04月22日 20時53分59秒 | 書籍&ブログリスト
タイトル                               投稿日時

100冊目 文芸春秋編「東大教師が新入生にすすめる本」(文春新書;2004)  評価4  2011/12/16 3:43
99冊目 吉村昭「海の史劇」(新潮文庫;1972)  評価5  2011/12/15 6:44
98冊目 尾上圭介「大阪ことば学」(創元社;1999) 評価4  2011/12/14 4:16
97冊目 橘玲「残酷な世界で生き延びるたったひとつの方法」(幻冬舎;2010) 評価2  2011/12/13 1:07
番外 戸部けいこ「光とともに…~自閉症児を抱えて~(10)」(秋田書店;2006) 評価3  2011/12/12 3:44
番外 蛇蔵&海野凪子「日本人なら知っておきたい日本文学」(幻冬舎;2011)  評価3  2011/12/12 3:40
永田 久「時と暦の科学」抜粋メモ 短期連載2  2011/12/11 4:35
永田 久「時と暦の科学」抜粋メモ 短期連載1  2011/12/10 5:07
96冊目 柏木哲夫「死を看取る医学 ホスピスの現場から」(NHK人間大学1月-3月;1997) 評価3  2011/12/10 4:56
95冊目 永田久「時と暦の科学」(NHK市民大学10月-12月;1989)  評価5  2011/12/9 6:04
94冊目 表 三郎「日記の魔力 この習慣が人生を劇的に変える」(サンマーク出版;2004)  評価3  2011/12/8 4:40
93冊目 船橋洋一「あえて英語公用語論」(文春新書;2000) 評価5  2011/12/7 5:51
92冊目 ビジネスリサーチ「最新2010年版 業界地図が一目でわかる本」(三笠書房;2009)評価3  2011/12/6 4:53
91冊目 玄侑宗久「御開帳綺譚」所収、同名作品(文春文庫;2002) 評価2  2011/12/5 1:39
祝? 10000PV突破(10月9日から56日間:トータル 閲覧 10243 PV 訪問者 4303 IP )  2011/12/4 8:09
90冊目 池上彰と対談者7名「池上彰の宗教がわかれば世界が見える」(文春新書;2011)  評価4  2011/12/4 7:53
89冊目 佐高信「司馬遼太郎と藤沢周平 「歴史と人間」をどう読むか」(光文社知恵の森文庫;1999) 評価3  2011/12/3 4:48
88冊目 康玲子(カン・ヨンジャ)「私には浅田先生がいた」(三一書房;2008)  評価5  2011/12/2 6:21
87冊目 伊藤真「夢を現実に変える方法」(サンマーク文庫;2007)  評価3  2011/12/1 3:05
86冊目 青砥恭「ドキュメント高校中退―いま、貧困が生まれる場所」(ちくま新書;2009)  評価5  2011/11/30 5:01
85冊目 本川達雄「ゾウの時間ネズミの時間 サイズの生物学」(中公新書;1992) 評価5  2011/11/29 5:08
84冊目 伊藤 真「夢をかなえる勉強法」(サンマーク出版;2006)  評価3  2011/11/28 4:07
原点確認&タイトル変更  2011/11/27 20:26
83冊目 I.モンタネッリ「ローマの歴史(藤沢道郎 訳)」(中公文庫;1979)  評価3  2011/11/27 7:29
82冊目 重松清「流星ワゴン」(講談社文庫;2002)  評価5  2011/11/26 7:27
81冊目 保永貞夫「太平洋のかけ橋 新渡戸稲造」(講談社 火の鳥伝記文庫;1984)  評価3  2011/11/25 4:45
80冊目 小熊英二「日本という国 よりみちパン!セ」(理論社;2006) 評価5  2011/11/24 6:08
79冊目 山田大隆「心にしみる天才の逸話20 」(ブルーバックス;2001年)評価4  2011/11/23 8:19
78冊目 玄有宗及「禅的生活」(ちくま新書;2003)  評価4  2011/11/22 5:02
番外 戸部けいこ「光とともに…~自閉症児を抱えて~(7)(8)(9)」(秋田書店;2004&2005) 評価3  2011/11/21 4:29
77冊目 井上ひさし「吉里吉里人(下)」  評価5  2011/11/20 7:12
76冊目 森鴎外「阿部一族」(旺文社文庫;1913)  評価4  2011/11/19 6:57
75冊目 脇田修「織田信長 中世最後の覇者」(中公新書;1987)  評価3  2011/11/18 4:38
74冊目 池内了「科学の考え方・学び方」(岩波ジュニア新書;1996年)  評価4  2011/11/17 4:02
73冊目 渡部陽一「世界は危険で面白い」(産経新聞出版;2008)  評価4  2011/11/16 4:45
72冊目 玄侑宗久「ベラボーな生活 禅道場の「非常識」な日々」(朝日新聞社;2006)  評価3  2011/11/15 2:45
アーカイブ 司馬遼太郎『坂の上の雲 全八巻』(文春文庫;1978)  評価5  2011/11/14 0:37
71冊目 井上ひさし「吉里吉里人(中)」(新潮文庫;1985)  評価5  2011/11/13 2:16
70冊目 カミュ「異邦人(窪田啓作 訳)」(新潮文庫;1940) 評価5  2011/11/12 5:50
69冊目 竹内海南江「おしりのしっぽ 旅する私のふしぎな生活」(集英社;2004) 評価3  2011/11/11 2:33
68冊目 カフカ「変身(高橋義孝 訳)」(新潮文庫;1916作;1952訳) 評価4  2011/11/10 3:36
67冊目 姜尚中「愛国の作法」(朝日選書;2006) 評価4  2011/11/9 1:31
66冊目 永井路子「乱紋(下)」(文春文庫;1973)  評価2  2011/11/8 2:51
65冊目 永井路子「乱紋(上)」(文春文庫;1973)  評価2  2011/11/7 4:13
64冊目 井上ひさし著「吉里吉里人(上)」(新潮文庫;1985)  評価5  2011/11/6 2:33
アーカイブ 福沢諭吉著「福翁自伝」(旺文社文庫;1899)  評価5  2011/11/5 17:28
アーカイブ 阿川弘之著「井上成美」(新潮文庫;1986) 評価3  2011/11/5 17:25
アーカイブ 梁石日著「夜を賭けて」(幻冬舎文庫;1994) 評価5  2011/11/5 17:12
63冊目 下川祐治著「日本を降りる若者たち」(講談社現代新書;2007) 評価4  2011/11/5 5:01
62冊目 吉村昭著「冷たい夏、熱い夏」(新潮文庫;1984)  評価5  2011/11/4 2:55
アーカイブ 三浦綾子著「旧約聖書入門―光と愛を求めて―」(カッパブックス;1974)評価3  2011/11/3 5:36
アーカイブ 角岡伸彦著「被差別の青春」(講談社;1999)  評価5  2011/11/3 5:20
アーカイブ 岡田斗司夫著「いつまでもデブと思うなよ」(新潮文庫;2007) 評価3  2011/11/3 5:12
アーカイブ 黒田俊雄著「寺社勢力-もう一つの中世社会-」(岩波新書;1980) 評価3  2011/11/3 5:04
61冊目 村井康彦著「日本の文化」(岩波ジュニア新書;2002) 評価4  2011/11/3 4:52
番外 戸部けいこ著「光とともに…~自閉症児を抱えて~(5)(6)」(秋田書店;2004)評価3  2011/11/2 4:40
アーカイブ 吉村昭著「間宮林蔵」(講談社文庫;1982)  評価5  2011/11/1 5:44
60冊目 吉村昭著「ポーツマスの旗 外相・小村寿太郎」(新潮文庫;1979) 評価5  2011/11/1 5:11
アーカイブ 山崎豊子著「白い巨塔(1)~(5)」(新潮文庫;1965と1969) 評価5  2011/10/31 3:52
59冊目 姜尚中著「ナショナリズム」(岩波書店;2001) 評価3  2011/10/31 3:06
58冊目 ドナ・ウィリアムズ著「自閉症だったわたしへ(『NOBODY NOWHERE』)」(新潮文庫;1993) 評価5  2011/10/30 4:50
57冊目 藤田紘一郎著「笑うカイチュウ 寄生虫博士奮闘記」(講談社文庫;1994) 評価5  2011/10/29 4:54
56冊目 林則行著「「銅メダル英語」をめざせ! 発想を変えれば今すぐ話せる」(光文社新書;2011)評価3  2011/10/28 1:19
番外 戸部けいこ著「光とともに…~自閉症児を抱えて~(3)(4)」(秋田書店;2002/03)評価4  2011/10/27 4:15
55冊目 松岡正剛著「17歳のための世界と日本の見方」(春秋社;2006)評価4  2011/10/26 3:27
番外 戸部けいこ著「光とともに…~自閉症児を抱えて~(1)(2)」(秋田書店;2001)評価4  2011/10/25 3:42
54冊目 司馬遼太郎著「梟の城」(新潮文庫;1959)  評価4  2011/10/24 3:13
53冊目 シェイクスピア著「マクベス(福田恆存 訳)」(新潮文庫;1606?) 評価3  2011/10/23 2:23
52冊目 水野俊平著「韓国の若者を知りたい」(岩波ジュニア新書;2003)  評価3  2011/10/22 6:21
51冊目 夏川草介著「神様のカルテ2」(小学館;2010)  評価5  2011/10/21 5:24


◎書籍リスト1 : 1~50冊

2012年04月22日 20時52分36秒 | 書籍&ブログリスト
タイトル                               投稿日時

50冊目 夏川草介著「神様のカルテ」(小学館;2009)  評価4  2011/10/20 3:23
49冊目 斎藤貴男著「強いられる死 自殺者三万人超の実相」(角川学芸出版;2009)評価3  2011/10/19 3:55
48冊目 尾木直樹著「学校を元気にする50のルール」(三省堂;2008) 評価3  2011/10/18 1:14
おまけ38冊目 湯浅誠著「反貧困―『すべり台社会』からの脱出」(岩波新書;2008) 評価5  2011/10/17 5:11
おまけ 37冊目 堤未果著「ルポ 貧困大国アメリカⅡ」(岩波新書;2010) 評価4  2011/10/17 5:05
47冊目 ドストエフスキー著「地下室の手記(江川卓訳)」(新潮文庫;1864)  評価5  2011/10/17 4:38
おまけ 36冊目 武田邦彦著「君が地球を守る必要はありません」(河出書房新社;2010) 評価3  2011/10/16 5:14
おまけ 35冊目 堤未果著「ルポ 貧困大国アメリカ」(岩波新書;2008) 評価5  2011/10/16 5:11
おまけ 34冊目 早坂隆著「世界の日本人ジョーク集」(中公新書ラクレ;2006) 評価3  2011/10/16 5:06
おまけ 33冊目 重松清著「定年ゴジラ」(講談社文庫;1998)  評価4  2011/10/16 5:01
おまけ 32冊目 司馬遼太郎著「殉死」(文集文庫;1967)  評価4  2011/10/16 4:08
おまけ 30冊目 平岩正樹著「がんで死ぬのはもったいない」(講談社現代新書;2002) 評価4  2011/10/16 3:43
46冊目 湊かなえ著「告白」(双葉社;2008)  評価4  2011/10/16 3:37
おまけ 28冊目 鈴木邦男著「失敗の愛国心」(理論社;2008)  評価3  2011/10/15 4:23
おまけ 27冊目 池上彰著「そうだったのか!現代史」(集英社文庫;2000) 評価5  2011/10/15 4:19
おまけ 26冊目 徳永進著「死ぬのは、こわい?」(理論社;2005)  評価3  2011/10/15 4:11
45冊目 玄田有史著「14歳からの仕事道」(理論社;2005)  評価4  2011/10/15 3:53
おまけ 24冊目 福田清人・網野義紘著「夏目漱石-人と作品3ー」(清水書院;1966)評価3  2011/10/14 1:15
おまけ 22冊目 万城目学著「偉大なるしゅららぼん」(集英社;2011) 評価3  2011/10/14 1:03
おまけ 21冊目 依田紀基「プロ棋士の思考術-大局観と判断力」(PHP新書;2008)  評価2  2011/10/14 1:00
おまけ 20冊目 森達也「神さまってなに?」(河出書房新社;2009) 評価2  2011/10/14 0:56
44冊目 貴戸理恵・常野雄次郎著「不登校選んだわけじゃないんだぜ!」(理論社;2005) 評価1  2011/10/14 0:48
おまけ 19冊目 村上春樹著「海辺のカフカ(下)」(新潮社;2002) 評価5  2011/10/13 2:25
おまけ 18冊目 村上春樹著「海辺のカフカ(上)」(新潮社;2002) 評価5  2011/10/13 2:20
おまけ 17冊目 小出裕章著「原発はいらない」(幻冬舎新書;2011) 評価5  2011/10/13 2:14
43冊目 宮本延春著「オール1の落ちこぼれ、教師になる」(角川書店:2006) 評価3  2011/10/13 1:56
おまけ 16冊目 杉山登志郎著「発達障害の子どもたち」(講談社現代新書;2007)  評価5  2011/10/12 0:58
42冊目 姜尚中著「反ナショナリズム-帝国の妄想と国家の暴力に抗して-」(教育史料出版会;2003)評価3  2011/10/11 23:36
おまけ15冊目 姜尚中「ニッポン・サバイバル―不確かな時代を生き抜く10のヒント」(集英社新書;2007)評価3  2011/10/11 3:13
おまけ 14冊目 上田和夫著「ユダヤ人」(講談社現代新書;1986)  評価2  2011/10/11 3:09
おまけ 13冊目 頼藤和寛著「わたし、ガンです ある精神科医の耐病記」(文春新書;2001)  評価5  2011/10/11 3:04
おまけ 11・12冊目 松本清張著「砂の器(上)(下)」(新潮文庫;1973)   評価5  2011/10/11 2:57
おまけ 9冊目 姜尚中著「悩む力」(集英社文庫;2008)  評価3  2011/10/11 2:52
おまけ 8冊目 池上彰著「そうだったのか!アメリカ」(集英社文庫;2005)  評価5  2011/10/11 2:47
おまけ 7冊目 ショーエンK著「ぼうず丸もうけのカラクリ」(ダイヤモンド社;2009)評価2  2011/10/11 2:42
おまけ 4冊目 吉村昭著「戦艦武蔵」(新潮文庫;1973)  評価3  2011/10/11 2:38
おまけ 2冊目 新田次郎著「槍ヶ岳開山」(文春文庫;1977)  評価4  2011/10/11 2:33
おまけ 5冊目 藻谷浩介著「デフレの正体―経済は「人口の波」で動く」(角川oneテーマ21;2010)評価4  2011/10/11 0:39
おまけ 1冊目 梁石日著「夜の河を渡れ」(新潮文庫;1990)  評価4  2011/10/11 0:30
おまけ 3冊目 新田次郎著「八甲田山死の彷徨」(新潮文庫;1971)  評価5  2011/10/11 0:24
おまけ 10冊目 齋藤孝著「齋藤孝のざっくり!日本史」(祥伝社;2007)  評価1  2011/10/11 0:13
おまけ 6冊目 和田竜著「のぼうの城」(小学館;2007) 評価2  2011/10/10 23:23
41冊目 黒鉄ヒロシ「千思万考―歴史で遊ぶ39のメッセージ―」(幻冬舎;2011)  評価4  2011/10/10 23:12
おまけ 25冊目 杉本苑子著「穢土荘厳(下)」(文春文庫;1986)  評価5  2011/10/10 16:28
おまけ 23冊目 杉本苑子著「穢土荘厳(上)」(文春文庫;1986)  評価5  2011/10/10 16:24
おまけ 31冊目 橋爪大三郎・大澤真幸著「ふしぎなキリスト教」(講談社現代新書;2011)  評価5  2011/10/10 16:13
40冊目 宮部みゆき著「火車」(新潮文庫;1992)  評価5  2011/10/10 15:30
39冊目 大津秀一著「死ぬときに後悔すること25」(致知出版社;2009)  評価3  2011/10/9 5:11

203冊目 佐藤勝彦「宇宙論入門―誕生から未来へ」(岩波新書;2008) 評価5

2012年04月21日 02時10分34秒 | 一日一冊読書開始
4月20日(金)

215ページ  所要時間2:00

※疲れていた、時間もない。一日一冊の危機である。読み切るのではなく、一冊の本を通して毎日優れた人格・教養・学者・偉人たちの謦咳やさまざまな価値観・世界観に触れるだけでよい、「習慣維持のためには読み切りたいという<逆説的甘え>を切り捨てる」本来の<遊書>の原点に立ち返り、拘りなく読みとばせる本を選んだ。1ページ30秒ルールを徹底して、付箋も最小限にして眺め読みをした。結論から言えば、倍の時間をかけても、まったく解らないという点では変わらないので、速く読みとばしたのが正解だった。

著者63歳(1945生まれ)。今晩は、恐れ多くも東京大学のバリバリの先生に教えを受けるわけだ! 数式・理論ともに全くチンプンカンプンなのに、これほどわくわくさせられて面白かった本も珍しい。意味は解からないが、とにかく途方もない宇宙の誕生と未来の物語りが語られていることだけは確かであり、最先端の宇宙論を垣間見る醍醐味を堪能させてもらうのは格別の心持ちであった。

内容のごく一部を紹介すると、

宇宙の年齢は、137プラスマイナス2億年。でも考えてみれば、長いようで、たったの137億年なのだ…。

宇宙に終わりはあるのか、果てなく膨張拡散希薄化していくのか、ある段階で収縮に転じビッグクランチを経て特異点に帰するのか、著者は同じ終焉を迎えるなら、ビッグクランチの方が好いらしい。でも、その中で人類が生き残る方策としてインフレーション理論による新たな「子ども宇宙」を作り、そこに脱出を図る方策を考えている様子である。。

単一の宇宙である「ユニバース」から無限に宇宙がある「マルチバース」へ導く超ひも理論やそれに基づくブレーン宇宙論。「ブレーン宇宙モデルでは、私たちの宇宙は10次元、もしくは11次元時空に浮かぶ膜の世界である。膜宇宙が一枚だけである必然性はまったくない。高次元宇宙モデルでは、一般に複数の膜宇宙が存在し、多くの膜宇宙は互いに因果関係が切れているわけではない。略。ブレーン宇宙論の基礎となっているのは超ひも理論であるが、この理論が描くマルチバースの姿は想像を絶する多様な世界である。超ひも理論は現在の宇宙を支配している四つの力を統一するために提唱されたにもかかわらず、驚いたことに超ひも理論は数え切れない、空間の次元も物理法則も異なる多様な宇宙の存在を予言するのである。宇宙の空間が三次元である必然性は何ら存在しないし、その世界を支配する力も私たちの宇宙の四つの力と似ても似つかぬものであってもよい。いくらあるか数えきれない無数の奇妙奇天烈な物理法則と多様な空間次元をもった宇宙が存在しうるのである。」(188ページ)

目次:
プロローグ ビッグクランチからの脱出

第1章 宇宙論の始まり:1アインシュタインの宇宙/2膨張宇宙の発見/3ビッグバン理論の確立/4宇宙の始まり
第2章 素粒子と宇宙―インフレーションという鍵:1力の統一理論と宇宙/2真空の相転移と力の分岐/3インフレーション宇宙/4ミクロのゆらぎからの誕生―量子宇宙/5高次元空間に浮かぶ膜―ブレーン宇宙
第3章 見えてきた宇宙の歴史:1宇宙の見えない主役―暗黒物質/2宇宙の本当の主役―暗黒エネルギー/3現在は第二のインフレーションか/4精密に測定された火の玉宇宙/5宇宙の謎は解けたのか?
第4章 宇宙の未来:1加速膨張を続ける宇宙/2暗黒エネルギーが消えた宇宙/3ビッグクランチと宇宙の終焉
第5章 マルチバースと生命:1宇宙が無数に生まれる/2なぜ「この宇宙」なのか?/3宇宙における生命
あとがき

202冊目 橋下徹「どうして君は友だちがいないのか 14歳の世渡り術」(河出書房新社;2007) 評価5

2012年04月19日 02時11分25秒 | 一日一冊読書開始
4月18日(水):

189ページ  所要時間2:25

著者38歳(1969生まれ)。橋本大阪市長に対する胡散臭さ、不信感は、完全に裏切られた。正統派のテキストだ!

文中、常に冷静さを維持して、小学校での2度の転校や困難校の中学で最も荒れていたラグビー部入部などの自らの経験も踏まえて、14歳の子どもにわかりやすいように語りかけている。決して愉快な内容ではない。すべてが正しいとも思わない。大人の視点から振り返って、時には、卑怯でも非常手段として強者を利用する狡さも発揮すべきだと説く。一方で、荒れた中学のラグビー部に所属して、超進学校の北野高校に合格した著者だからうまく立ち回れたことであって、本書の内容を一般の中学生が真に受ける危険性も感じる。

困難校でのサバイバル経験を通して、学校の先生が決して口にしない、冷めた目線でずる賢くふるまう本音の生き方を子どもたちに勧める。正直、正しいと思いたくないが、それを否定し切れない正邪の際どい境目で、子どもたちに生き残る術を教えている。

これは、社会の建て前を、解った上で意図的に敢えて破って見せる著者の確信犯的政治手法にも通じる。著者には、世間の目から自分がどのような姿に映っているのかもすべて解かっている。悔しいが、本書を書いた橋下大阪市長は、やはり「タダものの政治家ではない!」のを、不本意だが認めざるを得ない。」

学校の中で孤立し、疎外感を深め、自分を責めている子どもたちに「深刻に考えて友だちのハードルを上げ過ぎないようにすべきだ。たいして楽しくないけれども、いっしょにいてイヤじゃない、という関係であれば十分に友だちと呼ぶべきだ。」

孤立し、いじめを受けてる子どもたちに、「そんなことは君の責任ではないし、学校での人間関係やいじめは変わっていくものだから深く悩むことは無い。じたばたしないでじっとしていることが一番良い。何よりも命が大切。時には、ジャイアンに従うスネオになるのも選択肢だ。過剰に思い詰めるあまり、嘘をついたり、相手を<裏切って>しまったりしてはいけない。」etc.

※うまくまとまらなくて、すみません。この本は、中学生・高校生に是非とも読ませたいものだ、と心から思う。俺は政治手法が、信用できないので、橋本徹大阪市長は、あまり支持できないが、本書を見る限り、やはりただ者ではない、と思う。

目次:
この本を読むにあたって
第1章 友だちなしで生きてみる

友だちなんてためにならない/親友を作ろうなんてがんばる必要はない/友だちのハードルをさげてみよう/他人といっしょにいるのは難しいこと/理想の友だちなんていると思う?/人間関係は変わってゆく/大人になると人間関係の幅が広がる/友だちあ人生のごく一部/長くつきあえる友だちなんてほとんどいない/大人になれば友だちは増える!?/バンドでもめた苦い経験/関係修復は難しい/プリクラに書く「友情」/君はいま、友だちを選べない!?/人を助けるって難しい/人間関係がしんどいのは当たり前/みんなに好かれようと思うとつらくなる/人気者は生まれついての人気者!?/大人には友だちがいるのか/家族が大人にとっての友だちだ/家族がいるならさびしくない
第2章 友だちと生きてみる
遠距離友情は続かない/学校にとけ込むために僕がとった方法は/避けられない近距離暴力/強い者についていこう/そこにある枠組みのなかに入ってみる/スネオ的生き方のススメ/力関係はうまく使え/強い存在の見つけ方/君は「嫌われていない」?/荒れた小学校、もっと荒れた中学校/「荒れている」と評判のラグビー部に入部したワケ/ラグビー部で僕を待ち受けていたものは/パシリのメリット/力関係は変わっていく/偉いリーダーも転落する/根拠なく決まる上下関係/取り繕わず、くよくよと悩まない/リーダーは頻繁に入れ替わる/いじめられたら待ってみる/部活利用のススメ/コミュニケーションの本質/自分はどんなタイプと合うのか、合わないのか
第3章 実践!かけ引きして居場所をつくれ
そのいじめは自己保身/いじめに加わる自分の姿を自覚しよう/もがいてはいけない/誰もが「無視」を経験している/永遠の「のび太」への道/小さなゴールをたくさん用意しよう/友だちが君の秘密を話してしまったら/大人の世界に駆け込むのは最終手段/「いじめ」とは言い切れない人間関係がある/使いっ走りは人間関係がうまく回っている証拠!?/親切でなにも要求しない正義の味方なんていない/なにかを得るためになにかを我慢する方法/半分ずつに分けながら優先順位一番を決めていく/君が一番求めているのはなに?/我慢できるものとできないもの/子どもにも「世渡り」が必要だ/グループには見えないルールがある/見えない掟を知ろう/イヤな掟であれば、従う必要はない/「空気を読む」ことの重要性/自分と合わない子とどれだけ合わせられるか/周りを気にしていないように見える人の真実/ぐじゃぐじゃの人間関係で鍛えられる/摩擦を感じることに意味がある
第4章 そして、さようなら
いつか「さようなら」がやってくる/裏切りと自然消滅は違う/友だちだったのに!離れる理由と処方箋/友だちがうっとうしくなったら/同時にふたつのものを得ることはできない/なぜ「うざい」と感じるのか、考えてみよう/嘘はつかない、ただ離れればいい/自分の利害のために人を陥れてはいけない/さようならの後、また出会いがある/「さようなら」は自然のままに
終わりに 人生は人と出会うようにできている
君の悩みは君の責任なんかじゃない/学校からは出てしまわないで/いまの友だち関係にとらわれないで/十四歳のまま、大人になる人はいない/学校でのヒエラルキーと社会のヒエラルキーは違う/普通に学校に通って普通に生活する/出会いは向こうからやってくる


201冊目 角岡伸彦「はじめての部落問題」(文春新書;2005) 評価5

2012年04月18日 02時28分43秒 | 一日一冊読書開始
4月17日(火):

218ページ  所要時間4:45

著者42歳(1963生まれ)。好著である同和対策事業終焉後の差別及び解放運動に関する様々な現状や課題を、これほど生き生きと切り取って見せてくれる本は稀だろう。著者は、被差別出身の当事者(生粋の民!)として、組織の力を借りずに、まさに孤軍奮闘で同和対策事業終了後の現在の差別に関わるあらゆる問題を掘り起こし、借り物でない著者なりの答えを出そうと汗を流し続ける。

終盤は、何かとりとめないというか…、支離滅裂というか…、ちょっとまとまり切れない印象を受けた。しかし、それこそが本書の良さなのだろう。同和対策事業と解放運動によって、外見的差別の解消が大幅に進んだ一方で、内在し確実に残り続けている差別意識の存在も見過ごせない。気になる。放ってはおけない! 

けれども、一体どこまでこの差別の問題に拘って関わっていったらよいのか…、「自慢ではないが、私はなりゆきで生きている。問題をライフワークにしているかのように言われると、ちょっとちがうんやけどなあと思ってしまう」と戸惑いを見せる著者の気持はとてもよく理解できる。そんな著者の言葉だからこそ、下らないイデオロギーに縛られない、ありのままの差別論として素直に興味深く面白がって読むことができたのだ。

目次:
第1章 ってなに?
第2章 民って誰?
第3章 問題の見方
第4章 差別は、なぜ残っているのか
第5章 問題をなぜ学ぶのか

※昔、随分若い頃、共産党系の労働組合の幹部の方から問題について話を聞かせてもらったことがある。解放同盟の堕落・不正に対する厳しい批判については、何となく「そうかなあ」と不詳不詳ながら聞くことができた。

しかし、その批判が被差別の人々全般におよんで、耳を疑うような差別的表現と口調で、利権あさり集団、暴力集団、非民主主義的集団というレッテル貼りがおこなわれ、憎々しげな表情で吐き捨てるように語る様子を目の当たりにしてとても驚かされた。その時、「ああ…、この労働組合の幹部の方は、被差別に対してものすごく強い差別意識を持ってるんだ…。この人は、の人たちと連帯して、差別に反対する以前に、の人々を敵として強く見下して、軽蔑して憎んでいるんだ。」と思い知らされた。そして、何かもの悲しい白けた思いになったことを覚えている。俺が、共産党に不信を感じて、生理的に嫌いになったのは、その頃からだった。あれは、とても良い勉強をさせてもらった、と思っている。


200冊目 山口二郎「政治のしくみがわかる本」(岩波ジュニア新書;2009) 評価3

2012年04月17日 02時38分01秒 | 一日一冊読書開始
4月16日(月): ブログの開設から 190 日
195ページ  所要時間3:00

著者51歳(1958生まれ)。読んでいて、批判のスタンスが俺と近い気がした。旧社会党、社民党、民主党(菅直人系)支持のポジションか? 魚住昭「野中広務―差別と権力」(講談社文庫)を推薦図書に選び、野中広務のことを「私にとっては、数少ない魅力的な政治家でした」と称揚しているのも同じ感性を覚えた

内容は、自民党を批判しつつ、戦後日本で果たしてきた役割を評価している。小泉の劇場型政治に厳しい批判の目を向けている。ただ、全体に無難なまとめ方であり、あまり新鮮でなく、口先だけの印象を少し感じた。体温の低い感じの記述で、読み進むのはしんどかった。

■目次
はじめに
1章 政治とは何のためにあるか:
1 政治はどこにあるのだろう/2 政治がないとどうなるか/3 政治の基本は民主主義
2章 理想の力,現実の重み――世の中をどうやって変えるのか:
1 理想は政治の羅針盤/2 理想主義の落とし穴/3 理想と現実を組み合わせる
3章 メディアと政治――政治を見るときに注意すること:
1 知らないことをどう知るか/2 イメージとステレオタイプ/3 マスメディアが作るイメージ
4章 政治家と政党――どういう人たちが何をしているか
  1 政治家ってどんな人?/2 一票が政治家を選ぶ/3 政党にもいろいろある/4 政党政治が変わってきた
5章 議会制民主主義とは何か――国会が大切なわけ
  1 どうして国会が政治の中心なのか/2 国会は何をするところか/3 与党の役目,野党の役目
6章 議院内閣制のしくみ――総理大臣がいちばん偉い?
  1 議院内閣制とは何か/2 内閣と総理大臣/3 官僚は何をしているか
7章 現代日本の民主政治――どんな問題があるのか
  1 「豊かな社会」への道と政治/2 政治が格差社会を生んだ
8章 私たちが政治を動かす
  1 担い手は政治家だけではない/2 身近な政治も大事/3 若者が政治を動かすために
政治を考えるおすすめの10冊

※疲れて、読書に対する感応能力が低下してます。しょぼい200冊達成になってしまい、残念です

120415 次元の違う問題の混在を放置する野田バカ政権と福井県知事の狡さ

2012年04月15日 15時05分27秒 | 国家の信頼メルトダウン。民主党を打倒せよ
4月15日(日):

原発の固定資産税や地方交付税なしで財政が成り立たないおおい町の人々が原発の再稼働を求める声を新聞、テレビのニュースで流され続けるのは、野田バカ政権の底の浅い狡さ以外の何ものでもない。

原発の再稼働の是非が問題になっている間は、政府がおおい町(人口わずか8796人)の財政に関わって補てんする。原発廃止が決まれば移行措置としておおい町の財政を計画的に援助し続ける。それで簡単に済むことだ。原発について、冷静に十分な議論を尽くすためであれば、国の予算として大した額ではない。

それをせずに、<地元?>の民宿のおかみに「原発作業員の客がいなくなってやっていけない」と嘆かせたり、町商工会会長に「この町は原発なしには成り立たない」と言わせ続けるのは、弱者を盾にして自らの責任逃れをする政府の狡さ以外の何ものでもない。

福島原発事故と同じ事故が起こった時の、<地元?>地域の被災・避難による自治体の消滅、琵琶湖の放射能汚染による京阪神地区の飲料水(最も被害を受けるのは幼い子供たち!)・産業への壊滅的被害と、今のおおい町の人々の嘆きは全く次元の違う問題だ。それが<地元?>民宿のおかみや町商工会会長の嘆きと混在させられて、「多様な見方の違いである!」として相殺されている光景は異常としか言えない。

また、福井県西川知事についても、野田バカ政権と裏で話を付けていながら、おおい町の人々の真の生活不安の解消に言及せず、単に「おおい町の意見を聞いて考える」と言えば、おおい町の答えは再稼働を求めるに決まっているのだ。これも、弱者を盾にしながら被害者的ポーズをとって、実は高みの見物を決め込む見え見えの狡さであり、不快感を禁じ得ない

福井県庁は、おおい町から80kmも離れている。京都府庁の方がずっと近いぞ! まさに高みの見物だね!


◎pm8:50のニュース映像:薄笑いを浮かべて、枝野経産相「5月6日から<一瞬>原発がゼロになります」と何度も強調して言っていた。語るに落ちるとは、このことだろう! 彼らの狙いが日程合わせのそんなにつまらないことだった!ということをわざわざ何度も繰り返して苦笑いで教えてくれるとは! 笑いながら言うことか!馬鹿野郎!

120414 所謂<地元>の方々へ:立場が変わりますよ!

2012年04月14日 20時40分10秒 | 日記
4月14日(土):

テレビのニュースを見ていて、所謂<地元>民の方々のインタビューに、「仕事で働いてる者がたくさんいる」「原発の予算がないと町が県が干上がってしまう」などの理由で、ある種の諦め顔で原発の再稼働を期待する声をあげる人たちがいるのを見ていて感慨を覚えた。

原発の立地自治体(所謂、政府が主張する<地元>)とされる福井県大飯町の方々は、今後、原発による地方交付税と就職口を期待して、原発再稼働を承認するならば、一定の覚悟をすべきだろう。我々は、昨年の3・11以来原発事故の不可避性と壊滅的被害を知ってしまったのである。今後万が一、原発や高速増殖炉「もんじゅ」で事故が起こっても「知らなかった」「思いもよらなかった」という形で、<地元>として行った選択を誤魔化すことはできない段階に入ったのである。もはや、今回の福島の人々と同じ目線で被害者・被災者として見られることは無い!、ということだ。

即ち、今回原発の再稼働を容認した場合、「受け身」から「主体的」選択に切り替わるということだ。ちょうど、日米安保条約が、1952年に独立のためにやむを得ず「受け身」で結ばれたのが、1960年の新安保条約に切り替わった時、日本の立場が「主体的」同盟関係と位置付けられたのと同じだ。1960年には、安保闘争という形で大変な反対運動の中で「主体的」選択への切り替えが行われた。今回の、原発再稼働「受け入れ」については自らの選択であるという強い自覚が必要だろう

最期に、俺自身は、原発の<地元>は、滋賀県・京都府・大阪府・奈良県・兵庫県をはじめ関西全域、または日本全体だと確信している。大飯原発再稼働については、断固反対である。



150329 タガ外せば歯止め失う 長谷部恭男・早稲田大学教授/「未来志向」は現実逃避 杉田敦・法政大学教授

 杉田 先日ドイツのメルケル首相が来日しました。戦後ドイツも様々な問題を抱えていますが、過去への反省と謝罪という「建前」を大切にし続けることで、国際的に発言力を強めてきた経緯がある。「建前」がソフトパワーにつながることを安倍さんたちは理解しているのでしょうか。  / /長谷部 そもそも談話が扱っているのは、学問的な歴史の問題ではなく、人々の情念が絡まる記憶の問題です。記念碑や記念館、映画に結実するもので、証拠の有無や正確性をいくら詰めても、決着はつかない。厳密な歴史のレベルで、仮に日本側が中国や韓国の主張に反証できたとしても、問題はむしろこじれる。相手を論破して済む話ではないから、お互いがなんとか折り合いのつく範囲内に収めようと政治的な判断をした。それが河野談話です。  / /杉田 談話の方向性や近隣との外交について「未来志向」という言い方がよくされますが、意図はどうあれ、それが過去の軽視という「見かけ」をもってしまえば、負の効果は計り知れない。安倍さんたちは、未来を向いて過去を振り払えば、政治的な自由度が高まると思っているのかもしれません。しかし政治の存在意義は様々な制約を踏まえつつ、何とか解を見いだしていくところにあります。政治的な閉塞(へいそく)感が強まる中で、自らに課せられているタガを外そうという動きが出てくる。しかし、それで万事うまくいくというのは、一種の現実逃避では。  / /長谷部 合理的な自己拘束という概念が吹っ飛んでしまっている印象です。縛られることによってより力を発揮できることがある。俳句は5・7・5と型が決まっているからこそ発想力が鍛えられる。しかし安倍さんたちは選挙に勝った自分たちは何にも縛られない、「建前」も法律も憲法解釈もすべて操作できると考えているようです。  / /杉田 俳句は好きな字数でよめばいいのだと。  / /長谷部 あらゆるタガをはずせば、短期的には楽になるかもしれません。しかし、次に政権が交代したとき、自分たちが時の政府を踏みとどまらせる歯止めもなくなる。外国の要求を、憲法の拘束があるからと断ることもできない。最後の最後、ここぞという時のよりどころが失われてしまう。その怖さを、安倍さんたちは自覚すべきです。 =敬称略(構成・高橋純子)朝日新聞『考論』

0015 オルテガ「大衆の反逆 (桑名一博訳;久野収解説)」(白水社イデー選書;1930)評価5

以下は、オルテガ所論の久野収による抜粋の抜粋である:///  オルテガによれば、政治のなかで「共存」への意志を最強力に表明し、実行していく政治スタイルこそ、自由主義的デモクラシーである。共存は、強い多数者が弱い少数者に喜んで提供する自己主張、他者説得の権利である。敵、それも最も弱い敵とさえ、積極的に共存するという、ゆるがない決意である。/その意味で、人類の自然的傾向に逆行する深いパラドックス(逆説)であるから、共存を決意した人類が、困難に面してこの決意を投げ出すほうへ後退したとしても、それは大きな悲劇ではあっても、大きな不思議とするには当たらない。/「敵と共存し、反対者と共に政治をおこなう」という意志と制度に背を向ける国家と国民が、ますます多くなっていく1930年代、オルテガは、「均質」化された「大衆」人間の直接行動こそが、あらゆる支配権力をして、反対派を圧迫させ、消滅させていく動力になるのだという。なぜなら、「大衆」人間は、自分たちと異類の非大衆人間との共存を全然望んでいないからである。略。///  「大衆」人間は、自分たちの生存の容易さ、豊かさ,無限界さを疑わない実感をもち、自己肯定と自己満足の結果として、他人に耳を貸さず、自分の意見を疑わず、自閉的となって、他人の存在そのものを考慮しなくなってしまう。そして彼と彼の同類しかいないかのように振舞ってしまう。/彼らは、配慮も、内省も、手続きも、遠慮もなしに、「直接行動」の方式に従って、自分たちの低俗な画一的意見をだれかれの区別なく、押しつけて、しかも押しつけの自覚さえもっていない。/彼らは、未開人―未開人は宗教、タブー、伝統、習慣といった社会的法廷の従順な信者である―ではなく、まさに文明の洗礼を受けた野蛮人である。文明の生み出した余裕、すなわち、贅沢、快適、安全、便益の側面だけの継承者であり、正常な生存の様式から見れば、奇形としかいいようのないライフスタイルを営んでいる新人類である。略。///  「自分がしたいことをするためにこの世に生まれあわせて来た」とする傾向、だから「したいことは何でもできる」とする信仰は、自由主義の自由の裏面、義務と責任を免除してもらう自由にほかならない。/われわれは自由主義の生みだした、この「大衆」人間的自由、自己中心的自由に対し、他者と共存する義務と責任をもった自由を保全しなければならないが、一筋縄でいかないのは、この仕事である。(160626:イギリスEU離脱について思うところ=もみ=)