もみさんの一日一冊遊書録( 2011年9月1日 スタート!: メメント・モリ ) ~たゆたえど沈まず~

年とともに人生はクロノロジー(年代記)からパースペクティブ(遠近法)になり、最後は一枚のピクチュア(絵)になる

150215 衆参両院の「テロ非難決議」を非難する!「テロの本質」を真面目に語る政治家はいないのか!

 真面目に「テロの本質」を考えれば、その原因が、決して宗教の違いにあるのではなく、世界的に広がる富の偏在、極端な格差拡大、差別構造の継承、及びパレスチナ問題、それらによる<若者たちの絶望>にあることは、実は誰もがわかっていることだろう! それを「世界には凶悪なテロリストが大勢いて、こいつらを叩き潰せばテロが無くなる」なんて話に無理やりすり替えている。誰も、「テロの本質が、日本・世界の社会構造が抱える富の偏在・格差の拡大及びパレスチナ問題の<野放し状態>にこそある」という本質を語らないし、見させようとしない。そして、凶悪なテロリストへの恐怖ばかりを煽りたてている。これはまさにオーウェルの「一九八四年」の世界と同じだ。今回の国会の「テロ非難決議」に社民党・共産党まで加わっていたのには、あきれ果てた。「誰も本質を見ようとしない。」「武力で世界中の<絶望した若者たち>を封じ込めるべきではないし、不可能だ!」

秋原葉月さん「Afternoon Cafe」ブログから

※(1)「もちろん、普通の人間は戦争を望まない。しかし、国民を戦争に参加させるのは、つねに簡単なことだ。とても単純だ。国民には攻撃されつつあると言い、平和主義者を愛国心に欠けていると非難し、国を危険にさらしていると主張する以外には、何もする必要がない。この方法はどんな国でも有効だ」byヘルマン・ゲーリング ※(2)いつの時代も大衆をファシズムに煽動する手口は同じ。なのに同じ手口に何度も騙されるのは過去に学んでいないから。格差を広げ、セイフティネットを破壊し、冷徹な自己責任論が横行する社会を継続させるのは簡単だ。今よりもっと格差を広げ、セイフティネットを破壊する政策をとればよい。そうすれば人々に自己責任論がもっと浸透し、草の根から勝手に右傾化してくれる。

辺見庸さんのブログから

・権力をあまりに人格的にとらえるのはどうかとおもう。口にするのもおぞましいドブの目をしたあの男を、ヒステリックに名指しでののしれば、反権力的そぶりになるとかんがえるのは、ドブの目をしたあの男とあまり変わらない、低い知性のあらわれである。権力の空間は、じつのところ、非人格的なのだ。だからてごわい。中心はドブの目をしたあの男=安倍晋三であるかにみえて、そうではない。ドブの目をしたあの男はひとつの(倒錯的な)社会心理学的な表象ではありえても、それを斃せば事態が革命的に変化するようなシロモノではない。権力には固定的な中心はなく、かくじつに「われわれ」をふくむ周縁があるだけだ。ドブの目をしたあの男は、陋劣な知性とふるまいで「われわれ」をいらだたせ、怒らせるとともに、「われわれ」をして社会心理学的に(かれを)蔑視せしめ、またそのことにより、「われわれ」が「われわれ」であることに無意識に満足もさせているのかもしれない。ところで、「われわれ」の内面には、濃淡の差こそあれ、ドブの目をしたあの男の貧寒とした影が棲んでいるのだ。戦争は、むろん、そう遠くない。そう切実にかんじられるかどうか。いざ戦争がはじまったら、反戦運動が愛国運動化する公算が大である。そう切実に予感できるかどうか。研ぎすまされた感性がいる。せむしの侏儒との「ふるいつきあい」がベンヤミンのなにかを決定した。そう直観できたアレントほどするどくはなくても、研ぎすまされた感性がいる。けふコビトがきた。ミスドにいった。(2015/11/11)

160731 小池当選。この国はもはや俺の考える国ではないのがよく分かった。今後は、くさらずにできることをやり続けるのみ!

2016年07月31日 20時40分41秒 | 日記
7月31日(日):

 小池百合子当選。この人は、弱肉強食の新自由主義者であり、ゴリゴリの憲法改正論者である。この国はもはや俺の考える国ではなくなり果てているのがよく分かった。同じ空気を吸い、同じ光景を見ていても、まったく異なる見え方、考え方をしている人々の中で生きているのだと思い知った。当たり前と言えば当たり前のことが明らかになった。戦争の記憶も失われている。かけがえのない憲法の命脈も尽きたか? この国は、もはや戻ることのできないところにまで来ているようだ。

 今後は、俺が信じるものを守るためにできることをやり続けるのみ! 

160731 投票率大幅上昇!東京都民が覚醒した! きっと鳥越さんが勝つ!

2016年07月31日 17時41分41秒 | 日記
7月31日(日):
投票率大幅上昇! 現在17:40 東京都民が覚醒した! きっと鳥越さんが勝つ! それ以外は考えられない。詐欺師に騙されない最良の方法は、投票率上昇で覚醒した都民が増えることだ。覚醒した都民が、壊憲、戦争、原発容認の新自由主義者の小池おばさんに投票するとは考えられない。

東京新聞都知事選、投票続く 投票率上昇か 2016年7月31日 16時42分
 舛添要一氏の辞職に伴う東京都知事選は31日午後も投票が続いた。即日開票され、同日夜には大勢が判明し、新たな首都のリーダーが決まる。
 都選挙管理委員会によると、午後3時現在の投票率は27・72%で、前回選挙(2014年2月)の同時刻投票率を7・20ポイント上回っている。
 告示翌日から投開票前日(30日)までの期日前投票者数は170万8195人となり、前回選挙の100万2914人から1・70倍に増えた。(共同)

160731 朝日新聞高橋純子記者の『政治断簡』はとても良い。当たり前のことがきちんと記されている。

2016年07月31日 17時03分48秒 | 時々刻々 考える資料
7月31日(日):

高橋純子記者の文章は良い。誤魔化しのない言葉で当たり前のことがきちんと記されている。

朝日デジタル(政治断簡)今日のおまんまと明日のなにか 政治部次長・高橋純子 2016年7月3日05時00分
  映画のDVDを1・5倍速で見るという人に遭遇し、心の底から驚いたことがある。
  倍速再生でも話の筋は十分追えるし、感動の涙を流すこともある。結果は同じ、いや、むしろ得じゃね? 短い時間で同じ効果を得られるんだから……と言われれば、返す言葉は、ない。
  けれどもやはりそれはたぶん、映画を見るということとは根っこが違うと、私は思う。無駄なような、なくてもいいような細部に、映画的生命は宿っているのだと。
  考えてみれば現下の日本政治もまた、1・5倍速的だ。議論をする。説得を試みる。合意を調達する。手間と時間をかけて織り成すプロセスこそが民主主義であるはずなのに、シュルッと早回しされ、民主主義は多数決であるかのごとく矮小(わいしょう)化されている。
  「結果」がすべて。そんな倍速政治において、人間は単なる「1票」におとしめられ、勝者の「道具」にされてしまうわけだが、さて、そもそも私たちは選挙で何を選んでいるのだろう? 「勝者」ではない、「代表」を選んでいるのだ――はいはい、うそくさいよね、そんなの。でも、うそくさいからこそ、結果ではなく、プロセスを大事にしないと壊れてしまう
  民主主義はなぜ大事か。皆が大事に扱うからである。

    *
  もとより映画は、見るたびに新しい発見がある。このほど見返した「昭和残侠(ざんきょう)伝」もそう。これまでまったく記憶になかったシーンが、生き生きと立ち上がってきた。
  「あっしら、明日のことを考える余裕がないんだ。今日のおまんまが食えりゃ、それでいいんだ」
  舞台は敗戦直後の東京・浅草。長年世話になったテキヤの関東神津組から、新興勢力の新誠会に乗り換えた露天商が、その理由を吐露する。
  「今日のおまんま」と「明日のなにか」。英国の国民投票を眺めても、日本の参院選をみても、詰まるところ、天秤(てんびん)にかけられているのはこの二つなのかもなあと、神津組5代目・寺島清次を演じる高倉健の色気に酔いつつ思う。
  露天商の、いかにも今日のおまんまのことしか考えてなさそうな笑顔はまぶしく、切ない。彼はだまされているのだ。新誠会に、まんまと。
    *
  うそをつく。力に物を言わせる。己の利益になるなら手段を選ばないのが新誠会。やり口は汚い、汚いがゆえに、傘下に入れば「得」をする。
  これに抗する寺島が提示するのは、「渡世の仁義」だ。世の中には、どんなに力を持っていても、やっていいことと悪いことがある、と。
  社会は、実はそういう目に見えないものに底支えされているのだけれど、皆が自分の今日のおまんまのことしか考えなくなれば、あっさり壊れる。社会の底が抜ける。

  参院選。結果が日本の今後を左右するのは間違いない。しかし結果よりはるかに大事なのは、誰が勝者になろうとも、「道具」にされない私たちであること。目には見えないそれぞれの明日を、信じる力を持ち続けることだろう。

朝日デジタル(政治断簡)私、「失敗」しないので 政治部次長・高橋純子 2016年7月31日05時00分
  私、失敗しないので。
  人気テレビドラマシリーズ「ドクターX」、外科医・大門未知子の決めゼリフ。
  これがもし。
  私、「失敗」しないので。
  であったならどうだろう。留保つきの失敗=用意されている逃げ道。鍛え上げた手術の腕だけを武器に、何人にもこびないという大門未知子のキャラクターが一変する。
  というわけで。
  《ひらがなにされて幼児語で書かれたこの憲法は、なぜかというか当然というか、日本国憲法という名称ではなくなっていた。にっほんこく「憲法」という名前になってしまったのだ。カッコ付きの「憲法」。リセットし放題。九条を守ると称しながらこれまでの憲法は全部チャラにされた。「憲法」を売り上げで計るようにもなった》
  笙野頼子氏が10年前に出版した小説「だいにっほん、おんたこめいわく史」の一節。描かれているのは、大権力が反権力を名乗り、政府が行う言論統制も「無力なぼくたちの反権力闘争」になっちゃう国、にっほんである。
    *
  さすが「純文学の守護神」とも称される作家だけあって、奇妙奇天烈(きてれつ)意味不明、読めば脳が沸騰してくるのだがしかし、読了後は視力が上がるというか、世界がよく見えるようになる。データを示せとか対案を出せとか主観を入れるなとか、言葉への抑圧が強まるこの国にあって、いつしか脳内に蓄積された毒素が排出される感じ。
  「文学の言葉は、国家や市場経済に対抗します。それは人間の肉体から発している言葉で、同時に歴史を背負った言葉でもある」。笙野氏はかつて、月刊誌のインタビューにこう語っていた。
  さて。視力向上によって何がよく見えるようになったかといえば、安倍政権のカギカッコである。たとえばほら。《アベノミクスは、確実に「結果」を生み出しています。しかし、まだ道半ばです。これからも、さらにアベノミクスのエンジンをフル回転させることで、全国の皆さんに景気回復の実感をお届けします》
  参院選の投開票日前日、7月9日付朝刊に載った自民党の広告。結果にカギカッコ?
  《政治的な責任というものは徹頭徹尾結果責任であります》(丸山真男「政治的判断」)
  だが結果を「結果」にしてしまえば、あら不思議、永遠に留保可能、結果責任を回避し続けられる。
  去る6月1日の首相記者会見もなかなかに奇異だ。話し言葉だと全く気づかないが、官邸ホームページを見ると、リスク、危機、悲観、新しい判断、国民の信を問う、などなどにカギカッコがついている。そこに脈絡は、ない。
    *
  たかがカギカッコ、されど政治権力に多用させてはいけない。カギカッコでくくられた言葉はゼリー状にゆるみ、批判が刺さらないから。読みも字面もそのままに、意味を自在に変えられるから。言葉が変われば、強権をふるわずとも、成り行きで世界を変えられるから。だから――。
  安倍政権は「すごい」。
  安倍政権は「こわい」。

160730 都知事選は鳥越氏に投票をm(_ _)m 日刊ゲンダイ:言動を知るほど危うい 小池百合子氏の「子育て・教育論」

2016年07月30日 22時01分17秒 | 時々刻々 考える資料
7月30日(土):    

小池百合子は、舛添以上に悪質です。よく見れば、自明で簡単にわかることです。子どもたちの未来のために、今度こそ、鳥越氏に投票して下さい。 m(_ _)m

日刊ゲンダイ言動を知るほど危うい 小池百合子氏の「子育て・教育論」  2016年7月29日 
  どんなメディアの世論調査でも、新しい都知事に一番力を入れて欲しい政策は「教育・子育て」が最多だ。毎日新聞に至ってはその回答が4割を超えたが、下馬評でリードを保つ小池百合子候補(64)に期待する有権者は、よくよく考えた方がいい。過去・現在の言動を知ると、彼女の教育・子育て論は危ういSNSでは〈♯小池百合子はヤバい〉というキャンペーンが巻き起こるほどだ。
  都知事選の政策集で、小池氏は待機児童の解消策として、「保育所の広さ制限などの規制を見直す」と打ち出したが、この緩和万能の新自由主義に根差した発想は危険だ。
  「園児1人あたりの広さ制限を緩和し、保育所の面積を変えずギュウギュウに園児を詰め込む考えです。子を持つ親が望む認可保育所の増設とは逆行しています」
(ジャーナリスト・横田一氏)
  全産業の平均月給より約10万円も低い保育士の待遇改善策も、「給与という形ではなく、空き家をシェアハウスして直接的な待遇改善を図る」と街頭演説で繰り返す。「給与は上げないけど、空き家を用意するから、そこに住め」と言っているのと同じで、随分な扱いだ。保育士の住まいは空き家で十分と考えているなら、かなり差別的な発想である。
  小池氏は、伝統的な子育てに回帰するため、まず親を教育すべしという「親学」に傾倒し、推進議連にも名を連ねていた。
  「親学は『発達障害やアスペルガー症候群、自閉症は親の愛情不足が原因で、伝統的子育てでは発生しない』という非科学的で偏った思考に染まり、障害者とその親への差別や誤解を招きかねないと、医学界からも批判を浴びています」(教育関係者)
  何を恐れたのか、小池氏は告示後、公式サイトの活動記録から、2012年5月11日に「親学」推進議連の勉強会に出席した事実を削除した。
  親学の提唱者は「新しい歴史教科書をつくる会」の元副会長で明星大教授の高橋史朗氏だ小池氏は「つくる会」のシンパで、今度の都知事選でも「つくる会」の支持を受けている。小池氏自身、過去に何度も「戦後教育は自虐的」と発言。戦前回帰の改憲推進派「日本会議」の議員懇談会副幹事長や副会長を歴任してきたが、その経歴も公式サイトでは触れていない。
  こんな偏った思想の持ち主が東京都のトップに立てば、教育・保育現場を大混乱に陥れるだけだ。

160730 植松聖の手紙に見える安倍晋三の「美しい国・日本」との親和性について安倍は説明せよ!

2016年07月30日 19時38分03秒 | 時々刻々 考える資料
7月30日(土):

「ヒトラーが降臨した」と言う植松は、安倍晋三を仲間だと思っている。植松が狂っていることは確かだが、それだけに今の日本社会が醸し出している空気がそのまま精神に反映されている。安倍晋三の反知性主義と新自由主義の「強者に阿り、弱者を犠牲にしてなんとも思わない酷薄さ」が、日本全体に瀰漫している。安倍という為政者の幼児性、卑しさが社会全体を病気にして、植松のような異常者に投影されているのだ。これは本当に恐ろしい事態である。

大量殺人・殺人未遂犯植松聖が書いた手紙(全文)

  衆議院議長大島理森様(1枚目)

  この手紙を手にとって頂き本当にありがとうございます。
  私は障害者総勢470名を抹殺することができます。
  常軌を逸する発言であることは重々理解しております。しかし、保護者の疲れきった表情、施設で働いている職員の生気の欠けた瞳、日本国と世界の為と思い居ても立っても居られずに本日行動に移した次第であります。
  理由は世界経済の活性化、本格的な第三次世界大戦を未然に防ぐことができるかもしれないと考えたからです。
  障害者は人間としてではなく、動物として生活を過しております。車イスに一生縛られている気の毒な利用者も多く存在し、保護者が絶縁状態にあることも珍しくありません。
  私の目標は重複障害者の方が家庭内での生活、及び社会的活動が極めて困難な場合、保護者の同意を得て安楽死できる世界です。
  重複障害者に対する命のあり方は未だに答えが見つかっていない所だと考えました。障害者は不幸を作ることしかできません。
フリーメイソンからなる●●●●が作られた●●●●●●●●を勉強させて頂きました。戦争で未来ある人間が殺されるのはとても悲しく、多くの憎しみを生みますが、障害者を殺すことは不幸を最大まで抑えることができます。
  今こそ革命を行い、全人類の為に必要不可欠である辛い決断をする時だと考えます。日本国が大きな第一歩を踏み出すのです。
  世界を担う大島理森様のお力で世界をより良い方向に進めて頂けないでしょうか。是非、安倍晋三様のお耳に伝えて頂ければと思います。
  私が人類の為にできることを真剣に考えた答えでございます。
  衆議院議長大島理森様、どうか愛する日本国、全人類の為にお力添え頂けないでしょうか。何卒よろしくお願い致します。

植松聖の実態(2枚目)

  私は大量殺人をしたいという狂気に満ちた発想で今回の作戦を、提案を上げる訳ではありません。全人類が心の隅に隠した想いを声に出し、実行する決意を持って行動しました。
  今までの人生設計では、大学で取得した小学校教諭免許と現在勤務している障害者施設での経験を生かし、特別支援学校の教員を目指していました。それまでは運送業で働きながら●●●●●●が叔父である立派な先生の元で3年間修行させて頂きました。
  9月車で事故に遭い目に後遺障害が残り、300万円程頂ける予定です。そのお金で●●●●の株を購入する予定でした。●●●●はフリーメイソンだと考え(●●●●にも記載)今後も更なる発展を信じております。
  外見はとても大切なことに気づき、容姿に自信が無い為、美容整形を行います。進化の先にある大きい瞳、小さい顔、宇宙人が代表するイメージ
  それらを実現しております。私はUFOを2回見たことがあります。未来人なのかも知れません。
  本当は後2つお願いがございます。今回の話とは別件ですが、耳を傾けて頂ければ幸いです。何卒宜しくお願い致します。
  医療大麻の導入
  精神薬を服用する人は確実に頭がマイナス思考になり、人生に絶望しております。心を壊す毒に頼らずに、地球の奇跡が生んだ大麻の力は必要不可欠だと考えます。何卒宜しくお願い致します。私は信頼できる仲間とカジノの建設、過すことを目的として歩いています。
  日本には既に多くの賭事が存在しています。パチンコは人生を蝕みます。街を歩けば違法な賭事も数多くあります。裏の事情が有り、脅されているのかも知れません。それらは皆様の熱意で決行することができます。恐い人達には国が新しいシノギの模索、提供することで協調できればと考えました。日本軍の設立。刺青を認め、簡単な筆記試験にする。
  出過ぎた発言をしてしまし、本当に申し訳ありません。今回の革命で日本国が生まれ変わればと考えております。

作戦内容(3枚目)

  職員の少ない夜勤に決行致します。
  重複障害者が多く在籍している2つの園【津久井やまゆり、●●●●)を標的とします。
  見守り職員は結束バンドで身動き、外部との連絡をとれなくします。職員は絶対に傷つけず、速やかに作戦を実行します。
  2つの園260名を抹殺した後は自首します。

  作戦を実行するに私からはいくつかのご要望がございます。
  逮捕後の監禁は最長で2年までとし、その後は自由な人生を送らせて下さい。心神喪失による無罪。
  新しい名前(●●●●)、本籍、運転免許証等の生活に必要な書類、美容整形による一般社会への擬態。
  金銭的支援5億円。
  これらを確約して頂ければと考えております。

  ご決断頂ければ、いつでも作戦を実行致します。
  日本国と世界平和の為に何卒よろしくお願い致します。
  想像を絶する激務の中大変恐縮ではございますが、安倍晋三様にご相談頂けることを切に願っております。

  植松聖(うえまつ さとし)

160729 全く同感!:宇都宮健児が事実上、「小池支持」を黙認!!(半歩前へⅡさん) ☆彡2年半前の怒りを思い出した。

2016年07月30日 02時03分42秒 | <憲法の危機>は「戦後最大の危機」
7月29日(金):

半歩前へⅡさんの声に全く同感である。2年半前の都知事選での、何とも言えない煮え湯を飲むような怒りをまた思い出した。宇都宮という奴は結局、頭の固い、周りの見えない一種のサイコパスであり、自己顕示のために行動しているだけだ。日本社会のため、弱者のためというのは、方便であって真の目的ではないのだ。

半歩前へⅡさん宇都宮健児が事実上、「小池支持」を黙認!!  2016/07/29 
▼鳥越俊太郎への支援を拒否
  焼きもち、ジェラシ-、男の嫉妬は醜い。宇都宮健児が鳥越俊太郎の選挙応援要請を断ったそうだ。その理由に週刊誌の記事を挙げた。彼はいまだに、共産党などによって都知事選の候補から降ろされたことを根に持っているようだ。
  宇都宮の周囲にいる彼の“信者”は怒りの余り、鳥越に対抗する自民党員の小池百合子を「支持する」と宣言している。この連中は一体、何を考えているのか? 本当は、憲法も平和も何もわかっていないらしい。
  日本が今どんな状況に置かれているか理解していない。分かっていたら小池支持などと言うハズがない。教祖の宇都宮が立候補できず、鳥越への反感から怒り狂っているだけだ。
  私は、そんな感情に走った“信者”を宇都宮が諭し、安倍が企む改憲を阻止するために鳥越俊太郎を応援しよう、と説得すると信じていた。
  だが、それをせず、あろうことか、ひざを折り三顧の礼を尽くして「護憲派の結束」を訴えた民進党や共産党の要請を拒否したというではないか。情けない。 “信者“たちの「小池支持」を黙認した。
  宇都宮健児なる人物は一体、何者なのか?誠の平和主義者なのか? 民主主義者なのか? それとも、単なる目立ちたがり屋に過ぎないのか?宇都宮は安倍晋三の強権政治に反対する気があるのか? 
  今度の都知事選がどんな意味を持つ選挙なのか、理解できないような者は候補者の資格など最初からない。

  テキがマスコミを総動員して鳥越攻撃を繰り返し、有権者を鳥越から引き離そうと必死になっている時に、テキに塩を送るなど信じられない。
  まだ、きょう(29日)と明日がある。この間に宇都宮が鳥越激励のマイクを握らなければ、私は彼を厳しく糾弾する。
以下は山本太郎のツイッターである。
  自民党政権で国家公安委員長やってた白川勝彦氏が、こんなこと書いてるんだな!白川勝彦氏の 永田町徒然草で『週刊文春』の鳥越報道は、政府とマスコミの合作で政敵を抹殺する行為である」、この攻撃は鳥越氏個人に対するだけのものではない、日本の民主勢力全てに対する攻撃だ」。

半歩前へⅡさん鳥越を応援しなくても当たり前?!? 2016/07/29 19:51
先が見えない情けない者たち
 宇都宮が反自民の立場なら都知事選で鳥越俊太郎を応援すべきではないか、と私が言ったところ、宇都宮の支持者とみられる者たちから以下の声が届いた。
********************
▼「応援演説するかどうかは、本人次第でしょ。個人が出した結論を尊重すべきだ」。
▼「鳥越さんで勝つ!つもりだったでしょ。宇都宮さんを降ろさせといて、いまさら応援しないだのなんだのと非難するのは自己中です。応援しなくても当たり前」。
▼「クリーンに濁点つけた人が当選したとしてもすぐに濁点が目立つようになるから、オリンピックまでにきっともういちど都知事選をすることになる。宇都宮さんは準備済みだったというポスターを廃棄せずにおいて、真打登場」。
▼「女性の人権に関する点について、(宇都宮は)見解の一致が得られていない、と理由を説明している」
▼「最後のギリギリまで、きちんと正式に宇都宮さんに応援を頼まなかったのは鳥越さんの方です。簡単に勝てると思ったんでしょう。で、週刊誌のネタが出て、慌てて宇都宮さんに頼んだ」。
******************
  これらの声から感じるのは、今回の都知事選の意味を理解していない点だ。2016都知事選の意味については当ブログで、耳にタコができるくらい繰り返し説明しているので省略する。もう一度読み返したい人はここをクリック。http://79516147.at.webry.info/
  ハッキリ言わせてもらうと鳥越個人がどうのこうのという問題ではない。そんなのんびりしたことを言っておれないほど状況が切迫しているのである。そこを理解しないと何を話しても無駄だ。
  何のために共産党が己を捨てて参院選で野党共闘に心血を注いだか?私は共産党の支持者ではないが志位和夫の決断に感動した。彼こそが政治家だと震えた。その参院選の延長が今度の都知事選だ。
  異論がくすぶる民進党内を説得して共闘にこぎつけた岡田も今回は評価したい。ミニ政党になったとはいえ、天下の小沢一郎は存在感を示した。小沢と志位が手を結ぶなど想像もしなかった。

半歩前へⅡさん鳥越さんから誠実なご回答を頂きましたが・・・ 2016/07/29 23:02
  鳥越さんの応援要請について、政策面に関しては誠実なご回答を頂きましたが、女性の人権にかかわる問題についての対応という点で、残念ながら一致にいたっていません。以上ご報告申し上げます。 2016年7月28日 17:08
  宇都宮健児が再三の応援要請に対して、以上のようなことをツイッターでつぶやいた。これについて、すさまじい数の反響が飛び込んだ。原文のまま掲載する。
*************
▼あなたは何様のつもりですか?この期に及んで自分を高く売りつけようなどいう打算をしている場合ですか?鳥越氏の選挙活動に非強力な人間は、小池氏を応援しているのと同じですよ。身の程をわきまえて下さいね。
▼官邸が仕掛けた週刊誌スキャンダルに簡単に翻弄されるとは失望しました。女性の人権などとわざわざ明言し、それを応援したくない言い訳に使うなら鳥越氏に大変失礼です。増田氏や小池氏の方が東京都知事に相応しいとお考えとは驚きです。あなたにガッカリしました。
▼大同小異は無視し、増田・小池を知事にさせない事のほうが大事だ。立候補を辞退した時点で、すぐに鳥越支持に回るべきだった。判断が遅い。私は宇都宮氏を誤解していた。
▼宇都宮さんはファシスト都知事を希望しているんだろうか。突然の「マル秘条件」。
やってることは、結果的には自民応援。
▼女性の人権?文春や新潮のことですかね。などと言ってる間に、選挙は終わります。降りたからには全力で鳥越氏を応援すると思っていただけに残念でした。結局、小池氏の補完勢力になり下がったということですか・・・。
▼宇都宮けんじ氏は週刊文春と新潮の記事がさも事実であるという憶測で発言していることが私には信じられない。反権力を標榜する弁護士が安倍政権の手先のごろつき週刊誌を信じて味方を攻撃する。まるで敵に仲間を売り渡すような行為に見えますが?
▼立候補辞退で街宣車買ったのでカネありません、というのでカンパもしたし、政策の回答待ちとのことで待ちもした。過去の立候補でも応援した。今度は政策でなく対応ですか。で、その次は何が欲しいのですか。
▼石田純一は、凄いよな!!ある意味、自分の人生を捨てて、野党共闘を応援している!!それに比べて、宇都宮健児の行動(安倍自民党を利する行動)は、酷すぎるね!
▼宇都宮けんじってほんと杓子定規だな。弁護士のままのほうがいいんじゃないかな、やっぱり政治家向かないって勘は当たったのか。あーあ。これが本当なら極右の選挙妨害に加担してるってどんな弁護士だよ。
▼宇都宮健児のフォローをはずした。自分が野党共闘の統一候補になれなかったとして、敵対する相手を利するような行動をとったこと。本当に、弱者救済を考える人が、このような行動をとるだろうか? 宇都宮健児は、安倍晋三と同で、「今だけ、カネだけ、自分だけ」の思考!
▼自分の手は汚さず、結果の責任もとりません、か。安倍政権が暴走しようが、憲法が改悪されようが、沖縄で暴虐が行われようが、関係ない話ということか。宇都宮という人には、現実の世界が見えていない、現実に苦しむ人々が見えてないということだ。
▼宇都宮健児とは値打のない男だ。折角辞退しながら大人気ない態度幻滅の極みだ。本当に元弁護士会の会長? 国民は反自民党で戦っている時に、自民党が仕掛けた戦術にヒッカカルとは。気持ちよく応援弁士なら、器量の有る男だと評価される処だ。こんなチンケな男なら、東京都知事に力量不足だ。値打を持たせすぎ。


以下、2年半前の都知事選での俺の考察と宇都宮の姿を再掲載する。何とも言えない怒りが蘇える。

140114 宇都宮候補は降板せよ!細川支持で一本化せよ!反原発の最後のチャンス!安倍を絶対倒せ!         2014年01月14日 22時44分11秒 | <憲法の危機>は「戦後最大の危機」
1月14日(火):

桝添要一は安倍自民と結んだ時点で、絶対に勝たせていけない候補になった。桝添に騙されるな! 原発は五輪よりもはるかに大きなイシューだ! <脱原発・原発再稼働容認>と<反原発・即時原発ゼロ>は全く違う! <原発再稼働容認>か、<反原発・即時原発ゼロ>かで都知事を選ぶんです! 

細川・小泉連合に脅威を感じる勢力は、愚劣な共産党も含めて「都知事選は、ワン・イシューではダメです」と言って暗に反原発の細川氏をけん制するが、今回の都知事選は、強大な原子力ムラの圧力で絶対悪の原発がなし崩しで再稼働しようとしている現在の日本で、反原発、原発ゼロを実現できる最後のチャンスだ!

3.11以降、民主党「(デモを)大きな音だね」の野田汚物とナチス自民党安倍世襲愚か者の二人が、震災に学ばないで福島・沖縄の人びとを棄民にして原発再稼働を平気でやろうとしてきた。そんな愚劣な政治を見せつけられて、誇りを失い、日本に絶望しかけている国民にとって、今回の都知事選は日本の政治文化を本来あるべき正常化に向かわせることのできる最後のチャンスだ。今こそすべての原発再稼働に反対する力を細川・小泉連合に結集すべきだ!絶対悪である原発に反対することは、絶対に間違いない選択だ!

それにしても民主党海江田党首よ、「頼まれたらポスター貼らせてもらいますよ」は言わない方がましな惨めったらしくて虚しいコメントでしたね。そんなことよりも細川護煕氏を支援する以上「民主党は、反原発・原発ゼロに党の方針を変えることを表明したのだ」ということを忘れるな。その方針に、同意できない野田汚物や前原詐欺師は民主党を出ていけ。民主党は早く分裂しろ!

宇都宮候補は、曲げて「反原発・原発ゼロ実現のために」ここは潔く身を引いて、細川・小泉の反原発連合の支持に回るべきだ。個人的メンツに囚われず、大局を見るべきだ。二人の支持率の高い元総理が<反原発・原発ゼロ>連合を組んで、日本の間違った進路を正してくれるというのは奇跡に近いチャンスなのだ! そして、細川氏は熊本県知事・参議院議員・首相の経験者だ。決して原発ゼロのワンイシューしかできない人ではないことは明白だ。宇都宮候補は、自ら降板することによって、反原発勢力の圧倒的な勝利に貢献して、もって瞑すべしと思慮するべきだろう! 社民党も、愚劣な共産党は無視して、原発ゼロのために宇都宮候補を降板させ、反原発候補を一本化するために最大限の説得の努力をするべきだ。

今回、反原発の票が割れて、安倍・石破のナチス自民党と手を結んだ原発容認の桝添が勝ったとすれば、宇都宮候補と共産党、社民党は千載に罪を問われることになるだろう。その覚悟はあるか?!

宇都宮候補が、説得にのらず、小さなメンツに拘って都知事選を降板しないのであれば、それは本末転倒であり、もうただの<権力の亡者>に過ぎない。社民党は支持を撤回して、細川護煕候補支持に転じるべきだ。今さら小異に拘っても仕方ないだろう、1993年に社会党は細川氏を総理大臣として指示したのだし、原発再稼働反対、反原発を本気で実現するという大義の下では小異を捨てて大同につくべきだ! それができないで反原発票が割れて、千載一遇のチャンスを逃したら、社民党と宇都宮候補が国民を地獄に突き落としたことになる。俺は絶対に許さない!

とにかくこれは原発ゼロの最後のチャンスだ!これ以上日本を破滅に追い込む安倍・石破ナチス自民を勝たせてはいけないのだ!!!

140206 報道ステーション「都知事選候補討論」を見た。おりこうさんバカの共産・宇都宮は、極右安倍と同罪!      2014年02月09日 01時25分49秒 | <憲法の危機>は「戦後最大の危機」
2月6日(木):

報道ステーション「都知事選候補討論」でも、やっぱり共産党系の宇都宮候補は「おりこうさん競争」をやっていた。しかし、彼はもう自分が都知事に選ばれないことを分かっている。その上で、「正しいことを並べる競争」イコール「宇都宮と日本共産党の正しいが<実現しない政策の宣伝活動>」に切り替えられていた。宇都宮と共産党の中で都知事選は終わっているのだ。全く白けた気分にさせられた。

日本中の「原発ゼロ」候補一本化によって、新自由主義の極右安倍政権にNo!を突きつけたいという切なる願いは、宇都宮の歪んだ自己顕示と日本共産党の身勝手な宣伝活動によって、もはや冷酷に切り捨てられたのだ。この絶望感をどうすればいいのだろう。切歯扼腕。わざと大局を見ようとしない<独り善がりの優等生>宇都宮を憎悪する思いが抑えられない。善意だからたちが悪い。「地獄への道は、善意によって舗装されている」というのは、安倍晋三のような愚か者に向けた言葉だと思っていたが、共産党の神輿になった前日弁連会長の宇都宮候補にも言えることがわかった。絶望…。もはや、今回の宇都宮と共産党のとった行動を断じて忘れない!ことでしか未来を見通せない。

以下、2月1日(土)に書いた記事の一部を少し加筆して載せる。

(宇都宮候補と共産党は)この原発という“満州国”から撤退する、まさに“戦後レジーム”の転換を求める最後のチャンスに、脱原発候補の一本化に反対し、安倍極右自民政権の支持を受けた桝添候補の独走状況を作ってしまっている。

もし今回の都知事選で、桝添が勝った場合、ぐらついている安倍極右自民が一気に立ち直り、原発再稼働・原発輸出憲法改悪集団的自衛権改悪などに拍車がかかり、戦前の治安維持法の流れをくむ特定秘密保護法案の厳格実施、消費税10%をはじめとする数々の弱者切り捨て、大企業優遇の行き過ぎた新自由主義政策が強行される。道徳教育が、愛国心をともなって強行され、日本史は戦前の「国史」となり日本に住む人々の視野を狭めるための道具に堕す。医療・介護費負担は増加し、生活保護費は削減され、東京五輪・パラリンピックの美名の下、東北の復興の建設はどんどん遅れていく。沖縄も福島原発被災民も、「とりあえず五輪のために(桝添候補がよく使う!)」を合言葉に、<棄民>化が進み、あらゆる弱者・少数者の声がかき消され、1%の強者のための政治が行われていく。格差は取り返しのつかないほど拡大し、日本社会は急速に不安定化していくだろう。考えるだけでも心が暗くなり、嫌気がさしてくる。

宇都宮候補と共産党の主張は、確かに正しい。それが本当に実現するのであれば、こんなにすばらしいことは無いだろう。俺は、細川候補を支持するが、細川候補の主張は最も困難な原発反対以外では、宇都宮候補の主張に見劣りがする。しかし、選挙は「おりこうさん競争ではない!」「正しいことを並べる競争ではない!」まず勝たなければ、いくら正しいことを並べてもそれは無意味だ。今回、宇都宮は絶対に勝てない!もし脱原発で勝てる可能性があるとすれば、細川護煕候補しかいない。また、宇都宮は耳触りの良い言葉を並べるが、実は地方自治の経験者ではない。その経験があるのは、元熊本県知事でもあった細川護煕候補の方だ。

これだけの事実を分かった上で、脱原発候補一本化を拒否し続ける宇都宮と日本共産党は、68年の戦後史上最大の転換点で、とりかえしのつかない市民社会の道を踏み誤らせた<裏切り者>であり、<市民社会の敵>であるという汚名を残すことになるだろう。それを応援した人間たちも同罪だ。

※候補一本化に努力しないで、共産党系の宇都宮候補の横で、はしゃぎまわっている福島瑞穂さんに対して心底白けてしまった。社民党は、もっと<脱原発>候補一本化に死に物狂いになるべきだろう。社民党も消えてしまえ!


☆彡160729の今読み返してみても、世の中は恐ろしいくらい140206の俺の読みの通りになっている。宇都宮健児は、戦後70年の歴史をゆがめた影の張本人と断言できる。安倍晋三と宇都宮健児は同罪だ!!

160725 沖縄タイムス:【社説】[基地政治の泥沼化]誰が暴走を止めるのか

2016年07月25日 22時48分08秒 | 沖縄と共に生きる
7月25日(月):

今日は朝日新聞の朝刊・夕刊に沖縄の記事はなかった。NHKニュース、報道ステーション、ニュース23にも一切沖縄のニュースはなかった。外国や国内の些末なニュースで時間を埋めるなら、どうして沖縄のニュースを映さないのか。沖縄は日本ではないのか。

沖縄タイムス【社説】[基地政治の泥沼化]誰が暴走を止めるのか 2016年7月25日 05:00
  「辺野古・高江」をめぐる安倍政権の強権的な振る舞いは尋常でない。官邸サイドには、国と県の関係を正常な軌道に引き戻す意思がまったく感じられない。キャンプ・シュワブの陸上部分の工事も近く再開する、という。現状はあまりにも異常だ。
  福岡高裁那覇支部や国地方係争処理委員会(総務省の第三者機関)が、それぞれの立場から「話し合い解決」を求め、県も協議の継続を要望したにもかかわらず、政府は22日、県を相手取り違法確認訴訟を起こした。
  同じ日、政府は県外からおよそ500人の機動隊を投入し、住民を強制的に排除してヘリパッド建設に着手した。緑豊かな東村高江周辺では22日以来、人と車の自由な行き来が制限され、戒厳令のような状態が続いている。
  翌23日には、埋め立て予定地に近い久辺3区(辺野古・豊原・久志)と沖縄防衛局の懇談会が開かれ、名護市を通さずに直接、補助金を交付する「再編関連特別地域支援事業」を次年度以降も継続することを確認した。
  威圧、恫喝(どうかつ)、強制排除、分断策。やりたい放題である。 こうした強硬策が何より問題なのは、選挙で示された沖縄の民意を完全に無視しているからだ。参院選では「辺野古・高江」の工事強行に反対する伊波洋一氏が、安倍政権の現職閣僚に大差をつけて当選。県議選でも翁長県政の与党は議席を伸ばした。
  今や沖縄選挙区で当選した自民党の議員は衆議院にも参議院にも1人もいない。これは何を意味するのか。
■    ■
  名護市長選、県知事選を含む一連の選挙結果は「辺野古・高江」に象徴される安倍政権の強引な「基地政治」が県民に受け入れられていないことを示している。
  沖縄では公明党県本部も、党本部とは一線を画し、普天間飛行場の辺野古移設に反対する立場を堅持しているのである。その事実は重い。
  こうした政治状況を一顧だにせず、強引にことを進めようとする姿勢は、沖縄の反発をさらに広げ、混乱に拍車をかけるだけである。
  安倍政権は、国会にも自民党内にも官僚機構にも健全なチェック機能がないため、沖縄に関して、いさめる人のいない「驕慢(きょうまん)症候群」に陥っている。
  「辺野古・高江」が今以上に泥沼化すれば、国と県だけでなく国民の感情的分断も深まり、結果として安全保障の国民的基盤を危うくすることになるだろう。それこそが抑止力を低下させる最大の危機というべきだ。
■    ■
  事態は、危険水位に近づきつつある。悪夢を現実化させてはならない。安倍政権の暴走を誰が止めるのか。
  それを食い止める一義的な責任を負わなければならないのは政治家だが、野党はあまりに非力で、与党は安倍官邸をチェックする機能も意欲も失っている。
  結局のところ、沖縄のこの状況を変えることができるのは、主権者である国民しかいない。状況を変えることができるかどうかが、本土・沖縄の未来の関係を規定する。

160724 赤かぶ:<選挙の公正を害する> 『文春』報道の不可解 選挙妨害の意図的記事 「非常に卑劣なやり方」斎藤貴男さん(ジャーナリスト)

2016年07月24日 14時42分28秒 | <憲法の危機>は「戦後最大の危機」
7月24日(日):

第4の権力”マスコミ”による腐った安倍自公政権との癒着は、新たな戦前を思わせる。日本人は何も学べていない。愚劣な時代になり果てた。子どもたちの未来が破滅にならぬことだけが望みだ。読売、産経、NHK、文春、新潮他、財閥系の原子力村、利権集団の走狗たち。日本には今しかない。鳥越さんを東京都知事にして何とかとどめねばならない。


2016年7月22日 しんぶん赤旗



5 058 司馬遼太郎「城塞(上)」(新潮文庫:1969)感想4

2016年07月24日 01時28分28秒 | 一日一冊読書開始
7月23日(土):  

601ページ   所要時間 8:30   アマゾン

著者46歳。

  久しぶりの読書で、速読を意識したが、結果は無残で今日だけでも260ページに4:05もかかってしまった。つまらなくはないが、あまり楽しい内容の物語ではなかった。それでも、休まず、一気に読めたのは司馬さんが当時を手に取るように示してくれる歴史知識の豊富さによるものだ。

  大坂城は、無位無官の秀吉の妾の一人にすぎない淀殿が支配する女たちの城であった。大阪城では秀頼の人間としての存在感は限りなく薄く、貴人の飾り物のような感じである。政治も戦(いくさ)もどうしょうもなく理解できない女性たちの軽率さと感情によって振り回され、迷走する大坂の豊臣方の妄動ぶりが詳細に描かれている。そして、女の城である大阪城を手玉に取る晩年の家康と、無自覚に徳川方の諜者を務める片桐且元の姿はいずれも楽しくない。

  司馬さんの描く女性はいまいちである。特に読み物として女性の”性愛”を描く部分は、正直に言えば、余計なお世話であり、余分な感じがする。司馬さん創作の登場人物もいまいちである。小幡勘兵衛は、必要な存在だったのか疑問である。一方で、司馬さんが描く実在の人物は、分厚い知識と情報に裏付けられていて、俯瞰的な視点の中で生き生きと描かれていて「人物伝」としてとても魅力的である。

  女の園である大阪城のつまらなさが、徳川、豊臣の手切れによって中巻以降大阪参陣の武将たちの登場によって面白くなるのか。できれば近いうちに読み継ぎたいものである。

【ウィキペディアから引用】
  関ヶ原の戦いを征して天下の実権を掌中に収めた徳川家康。しかし天下の主から一大名に転落したというものの、豊臣家は大坂になおも健在であった。亡き太閤秀吉の遺児・秀頼は、亡父の築いた東洋一の大城塞・大坂城の中で日一日と成長し、幼童期を脱しようとしていた。久しく対面していなかった秀頼と京都二条城で会見した家康は、思いもよらぬほど精悍な青年に成長していた秀頼を見て衝撃を受ける。その溌剌とした若さと衰えぬ市井の人気に危機感を覚えた家康は、ついに豊臣家を滅亡させることを決断する。

  難攻不落の城塞を攻略する要として間者役に抜擢されたのは、旧武田家の遺臣団出身の小幡勘兵衛であった。武芸・軍略に対する探求心の強さから徳川家を辞して牢人し、若年の頃から全国を流浪して研鑽を重ねたその能力を買われた勘兵衛は家康のこの命を快諾し、未曾有の大戦を演出するべく発憤する。やがて大坂城下で兵法道場を開いて名を上げた勘兵衛は大坂城に客分として潜り込むことに成功するが、しかし勘兵衛の潜入を待つまでもなく城内にはすでに多くの間者が巣くっていた。秀頼の正室である家康の孫娘・千姫につき従う徳川家の家臣団は一大諜報団として大坂城で暗躍しており、彼らは城の内情を逐一家康に報告していた。さらに七手組(豊臣家の親衛隊)を始めとする豊臣家の重臣達の間にまでも内通者がいた。大坂城の城主は名目上は秀頼であったが飾りものの大将にすぎず、実質的な権力はその生母・淀殿が握っていた。城の内政・外交は共に政治も軍事も解らない彼女の言いように振り回されている有様であり、少なからぬ重臣達が豊臣家の行く末を見限り、時勢は徳川にあると考えていたのだった。とりたてて勘兵衛が間者として策動などせずとも、すでに城塞の屋台骨は充分に腐食していた。

  すでに豊臣の世は終わったと考えているのは諸国の大名達も同様だった。家康とその謀臣達が次々と放ってくる謀略に踊らされ、大坂方は為す術もなく開戦へと追い込まれるが、その呼びかけに応じて大坂城に参集した大名は皆無であった。

160723 一年前:150722 民主主義のエッセンス 若者の声。常にここから考え始めること。

2016年07月23日 20時14分23秒 | 一年前
7月23日(土):
150722 民主主義のエッセンス 若者の声。常にここから考え始めること。
7月22日(水):朝日デジタル:安保法案の阻止が私の民主主義アルバイト 塔嶌 麦太(東京都 19)  私は安全保障関連法案の成立を止めるため、国家前の抗議行動に参加する。デモにも...


160721 一年前:150721 拡散希望!SEALDsKANSAI寺田ともかさんのスピーチに感動した。

2016年07月21日 23時03分01秒 | 一年前
150721 拡散希望!SEALDsKANSAI寺田ともかさんのスピーチに感動した。若者たちはよくわかっているのだ!
7月21日(火):  若者たちの聡明さが目覚め始めた! 安倍の低劣さ、自民党・公明党(創価学会)の愚劣さは、もはや蔽うべくもなく若者たちに見透かされている。 この事実から目を逸らし、...

160720 72万PV超:

2016年07月21日 22時08分31秒 | 閲覧数 記録
7月20日(火):  記録ですm(_ _)m。ブログの開設から1747日。 

アクセス:閲覧 643PV/訪問者 144IP

トータル:閲覧 720,251PV/訪問者 198,435IP

ランキング:5,672位 / 2,558,979ブログ中 週別 5,459位


160720 覚えておきたい言葉「下品なナショナリズムと上等なパトリオティズム」(司馬遼太郎)

2016年07月21日 01時27分20秒 | その他
7月20日(水):
NHKテキストView(教養)ナショナリズムの暴走が生んだ「鬼胎の時代」 2016.04.16
  司馬遼太郎が晩年に執筆したエッセイ『この国のかたち』の中に、司馬が昭和について語った代表的な文章が収められている。
  「昭和ヒトケタから同二十年の敗戦までの十数年は、ながい日本史のなかでもとくに非連続の時代だった」(一、4「“統帥権”の無限性」)
  さらに、『この国のかたち』の「“雑貨屋”の帝国主義」という章では、日露戦争の勝利から太平洋戦争の敗戦に至る四十年間は、日本史の連続性から切断された「異胎」(一、3)の時代だとし、同じ章の別の箇所では、「明治憲法下の法体制が、不覚にも孕(はら)んでしまった鬼胎(きたい)のような感じ」(同前)とも表現している。
  「鬼胎の時代」とは何か。歴史家・静岡文化芸術大学教授の磯田道史(いそだ・みちふみ)氏が詳解する。

*  *  *
「鬼胎の時代」とは何か
  この「異胎」「鬼胎」とは、つまり「鬼っ子」──自分の子どもではあるが親に似ていない子ども─で、司馬さんは、この時代が日本史上の特異な、非連続の時代であったという意味で用いています(「異胎」と「鬼胎」はほぼ同じ意味ですので、ここでは「鬼胎」で統一します)。日本の歴史であるけれども、他の時代と大きく違う。明治と昭和は切断されている。この違いというものをどうとらえるか──と司馬さんは問うわけです。
  しかし、司馬さんが本心から、明治と昭和が完全に切断されている、と考えていたのか、私には疑問に思うところがあります。社会の病というのは、現実の病気に似て潜伏期間があり、昭和に入ってとんでもない戦争に突入してしまう菌や病根は、やはり明治に生じていたのではなかったか。明治という時代は、まだそれが発症していない「幸せな潜伏期間」だったのではないか。
  たとえば日露戦争の折、ロシア軍の機関銃が据えられている二〇三高地に対して、乃木希典の率いる軍は突撃を繰り返し、大量の死体の山を築きました。戦術的には明らかに誤っているにもかかわらず、決行されました。そして、それを悲壮な美談としてとらえる国民も当時からいたわけです。これは、司馬さんが「鬼胎」と称した昭和前期の病巣につながる病根であったといっていいでしょう。『坂の上の雲』の主人公の一人で、「明るいリアリズムと合理主義の体現者」として描かれた海軍軍人・秋山真之ですら、日本の軍には天の助けがある、あるいは天皇の率いる軍は天佑を保有している、といった超自然的な考え方から完全に抜け出ることはありませんでした。
  そもそも日本の宣戦布告の詔勅は、明治このかた昭和まで「天佑ヲ保有シ万世一系ノ皇祚ヲ践(ふ)メル大日本帝国皇帝ハ」で始まります(「露国ニ対スル宣戦ノ詔勅」「米英両国ニ対スル宣戦ノ詔書」)。「天佑を保有する日本国の天皇は」という文言が付き物で、「天皇は戦いに勝つための天の助けを生まれながらに持っている」と宣言してから戦(いくさ)を始めます。極端な場合は、日本は、天の助けを持っているから、神風も吹いた。だから、この国は負けたことがない、と考えます。国家をあげて超自然的なことがらを信じ教えているのは、その国家がある種の宗教団体であり、宗教国家に近い色彩を帯びていることを意味します。つまり、明治の日本国家は確かに合理的な法にもとづく近代国家をめざしていましたが、超自然的な力を完全に排除したリアリズムと合理主義を持っていたかというと、そうでもなかったのです。

ナショナリズムとパトリオティズム
  では、なぜそのような「鬼胎の時代」が生まれたのか。その背景には、ナショナリズムの暴走があると司馬さんはとらえていました。ナショナリズムという言葉は、一般には国家主義と訳されるものですが、司馬さんは、お国自慢や村自慢、お家自慢、自分自慢につながるもので、あまり上等な感情ではないと思っていたようです。一方で、ナショナリズムと混同されやすい概念にパトリオティズム(愛国主義)がありますが、司馬さんは、愛国心と愛国者というものは、もっと高い次元のものだと考えていました。
  ナショナリズムとパトリオティズムの違いについては、お家自慢のたとえで考えてみるとよくわかります。たとえば、ある地域社会で、自分はよい家に生まれたのだといって誇りに思っている人がいます。その人が家柄を自慢し、ほかの家を馬鹿にする。何ら自分の努力で手に入れたわけではなく、ただその家に生まれただけなのに他人を見下していると、自分は金持ちなのだから、貧乏人を従えて当然だという考えに陥っていきます。自分がかわいいという感情が、自分の家がかわいいと変形したにすぎず、その「自分の家がかわいい」を「自分の国がかわいい」と国家レベルまで拡大したものがナショナリズムだというわけです。
  対して、「いや、自分はたまたま名家に生まれついたのだから、一層きっちりとして、さらに周りから尊敬される良い家にしよう」と考える人もいます。これは言わば「愛家心」ですが、この感情を国家レベルでおこなうのが、司馬さんのいう「愛国心」に近いと思います。自分の家をよくするだけではなく、周りの人たちのお世話までできる家にする─その高い次元の、真の愛国心を持った人が支配層にいる間はまだしも、持ちにくくなってきたときに国は誤りをおかします。そんな姿を司馬さんは活写しています。国の単位だとわかりにくいのですが、家の単位に転換して考えてみると、このあたりの問題はよくわかるのではないでしょうか。
                           ■『NHK100分de名著 司馬遼太郎スペシャル』より

150329 タガ外せば歯止め失う 長谷部恭男・早稲田大学教授/「未来志向」は現実逃避 杉田敦・法政大学教授

 杉田 先日ドイツのメルケル首相が来日しました。戦後ドイツも様々な問題を抱えていますが、過去への反省と謝罪という「建前」を大切にし続けることで、国際的に発言力を強めてきた経緯がある。「建前」がソフトパワーにつながることを安倍さんたちは理解しているのでしょうか。  / /長谷部 そもそも談話が扱っているのは、学問的な歴史の問題ではなく、人々の情念が絡まる記憶の問題です。記念碑や記念館、映画に結実するもので、証拠の有無や正確性をいくら詰めても、決着はつかない。厳密な歴史のレベルで、仮に日本側が中国や韓国の主張に反証できたとしても、問題はむしろこじれる。相手を論破して済む話ではないから、お互いがなんとか折り合いのつく範囲内に収めようと政治的な判断をした。それが河野談話です。  / /杉田 談話の方向性や近隣との外交について「未来志向」という言い方がよくされますが、意図はどうあれ、それが過去の軽視という「見かけ」をもってしまえば、負の効果は計り知れない。安倍さんたちは、未来を向いて過去を振り払えば、政治的な自由度が高まると思っているのかもしれません。しかし政治の存在意義は様々な制約を踏まえつつ、何とか解を見いだしていくところにあります。政治的な閉塞(へいそく)感が強まる中で、自らに課せられているタガを外そうという動きが出てくる。しかし、それで万事うまくいくというのは、一種の現実逃避では。  / /長谷部 合理的な自己拘束という概念が吹っ飛んでしまっている印象です。縛られることによってより力を発揮できることがある。俳句は5・7・5と型が決まっているからこそ発想力が鍛えられる。しかし安倍さんたちは選挙に勝った自分たちは何にも縛られない、「建前」も法律も憲法解釈もすべて操作できると考えているようです。  / /杉田 俳句は好きな字数でよめばいいのだと。  / /長谷部 あらゆるタガをはずせば、短期的には楽になるかもしれません。しかし、次に政権が交代したとき、自分たちが時の政府を踏みとどまらせる歯止めもなくなる。外国の要求を、憲法の拘束があるからと断ることもできない。最後の最後、ここぞという時のよりどころが失われてしまう。その怖さを、安倍さんたちは自覚すべきです。 =敬称略(構成・高橋純子)朝日新聞『考論』

0015 オルテガ「大衆の反逆 (桑名一博訳;久野収解説)」(白水社イデー選書;1930)評価5

以下は、オルテガ所論の久野収による抜粋の抜粋である:///  オルテガによれば、政治のなかで「共存」への意志を最強力に表明し、実行していく政治スタイルこそ、自由主義的デモクラシーである。共存は、強い多数者が弱い少数者に喜んで提供する自己主張、他者説得の権利である。敵、それも最も弱い敵とさえ、積極的に共存するという、ゆるがない決意である。/その意味で、人類の自然的傾向に逆行する深いパラドックス(逆説)であるから、共存を決意した人類が、困難に面してこの決意を投げ出すほうへ後退したとしても、それは大きな悲劇ではあっても、大きな不思議とするには当たらない。/「敵と共存し、反対者と共に政治をおこなう」という意志と制度に背を向ける国家と国民が、ますます多くなっていく1930年代、オルテガは、「均質」化された「大衆」人間の直接行動こそが、あらゆる支配権力をして、反対派を圧迫させ、消滅させていく動力になるのだという。なぜなら、「大衆」人間は、自分たちと異類の非大衆人間との共存を全然望んでいないからである。略。///  「大衆」人間は、自分たちの生存の容易さ、豊かさ,無限界さを疑わない実感をもち、自己肯定と自己満足の結果として、他人に耳を貸さず、自分の意見を疑わず、自閉的となって、他人の存在そのものを考慮しなくなってしまう。そして彼と彼の同類しかいないかのように振舞ってしまう。/彼らは、配慮も、内省も、手続きも、遠慮もなしに、「直接行動」の方式に従って、自分たちの低俗な画一的意見をだれかれの区別なく、押しつけて、しかも押しつけの自覚さえもっていない。/彼らは、未開人―未開人は宗教、タブー、伝統、習慣といった社会的法廷の従順な信者である―ではなく、まさに文明の洗礼を受けた野蛮人である。文明の生み出した余裕、すなわち、贅沢、快適、安全、便益の側面だけの継承者であり、正常な生存の様式から見れば、奇形としかいいようのないライフスタイルを営んでいる新人類である。略。///  「自分がしたいことをするためにこの世に生まれあわせて来た」とする傾向、だから「したいことは何でもできる」とする信仰は、自由主義の自由の裏面、義務と責任を免除してもらう自由にほかならない。/われわれは自由主義の生みだした、この「大衆」人間的自由、自己中心的自由に対し、他者と共存する義務と責任をもった自由を保全しなければならないが、一筋縄でいかないのは、この仕事である。(160626:イギリスEU離脱について思うところ=もみ=)