もみさんの一日一冊遊書録( 2011年9月1日 スタート!: メメント・モリ ) ~たゆたえど沈まず~

年とともに人生はクロノロジー(年代記)からパースペクティブ(遠近法)になり、最後は一枚のピクチュア(絵)になる

150215 衆参両院の「テロ非難決議」を非難する!「テロの本質」を真面目に語る政治家はいないのか!

 真面目に「テロの本質」を考えれば、その原因が、決して宗教の違いにあるのではなく、世界的に広がる富の偏在、極端な格差拡大、差別構造の継承、及びパレスチナ問題、それらによる<若者たちの絶望>にあることは、実は誰もがわかっていることだろう! それを「世界には凶悪なテロリストが大勢いて、こいつらを叩き潰せばテロが無くなる」なんて話に無理やりすり替えている。誰も、「テロの本質が、日本・世界の社会構造が抱える富の偏在・格差の拡大及びパレスチナ問題の<野放し状態>にこそある」という本質を語らないし、見させようとしない。そして、凶悪なテロリストへの恐怖ばかりを煽りたてている。これはまさにオーウェルの「一九八四年」の世界と同じだ。今回の国会の「テロ非難決議」に社民党・共産党まで加わっていたのには、あきれ果てた。「誰も本質を見ようとしない。」「武力で世界中の<絶望した若者たち>を封じ込めるべきではないし、不可能だ!」

秋原葉月さん「Afternoon Cafe」ブログから

※(1)「もちろん、普通の人間は戦争を望まない。しかし、国民を戦争に参加させるのは、つねに簡単なことだ。とても単純だ。国民には攻撃されつつあると言い、平和主義者を愛国心に欠けていると非難し、国を危険にさらしていると主張する以外には、何もする必要がない。この方法はどんな国でも有効だ」byヘルマン・ゲーリング ※(2)いつの時代も大衆をファシズムに煽動する手口は同じ。なのに同じ手口に何度も騙されるのは過去に学んでいないから。格差を広げ、セイフティネットを破壊し、冷徹な自己責任論が横行する社会を継続させるのは簡単だ。今よりもっと格差を広げ、セイフティネットを破壊する政策をとればよい。そうすれば人々に自己責任論がもっと浸透し、草の根から勝手に右傾化してくれる。

辺見庸さんのブログから

・権力をあまりに人格的にとらえるのはどうかとおもう。口にするのもおぞましいドブの目をしたあの男を、ヒステリックに名指しでののしれば、反権力的そぶりになるとかんがえるのは、ドブの目をしたあの男とあまり変わらない、低い知性のあらわれである。権力の空間は、じつのところ、非人格的なのだ。だからてごわい。中心はドブの目をしたあの男=安倍晋三であるかにみえて、そうではない。ドブの目をしたあの男はひとつの(倒錯的な)社会心理学的な表象ではありえても、それを斃せば事態が革命的に変化するようなシロモノではない。権力には固定的な中心はなく、かくじつに「われわれ」をふくむ周縁があるだけだ。ドブの目をしたあの男は、陋劣な知性とふるまいで「われわれ」をいらだたせ、怒らせるとともに、「われわれ」をして社会心理学的に(かれを)蔑視せしめ、またそのことにより、「われわれ」が「われわれ」であることに無意識に満足もさせているのかもしれない。ところで、「われわれ」の内面には、濃淡の差こそあれ、ドブの目をしたあの男の貧寒とした影が棲んでいるのだ。戦争は、むろん、そう遠くない。そう切実にかんじられるかどうか。いざ戦争がはじまったら、反戦運動が愛国運動化する公算が大である。そう切実に予感できるかどうか。研ぎすまされた感性がいる。せむしの侏儒との「ふるいつきあい」がベンヤミンのなにかを決定した。そう直観できたアレントほどするどくはなくても、研ぎすまされた感性がいる。けふコビトがきた。ミスドにいった。(2015/11/11)

200829 一年前:190830 アベの7年間は致命的!:<働き方改革の死角>日本、続く賃金低迷 97年比 先進国で唯一減

2020年08月30日 00時17分25秒 | 一年前
8月29日(土):  
190830 アベの7年間は致命的!:<働き方改革の死角>日本、続く賃金低迷 97年比 先進国で唯一減
2019年08月30日 18時16分46秒 | 時代の記憶

2019年)8月30日(金):     
東京新聞<働き方改革の死角>日本、続く賃金低迷 97年比 先進国で唯一減 
2019年8月29日 07時03分

  時間あたりでみた日本人の賃金が過去二十一年間で8%強減り、先進国中で唯一マイナスとなっていることが経済協力開発機構(OECD)の統計で明らかになった。企業が人件費を抑制しているのが主因だが、「働けど賃金低迷」の状況が消費をさらに冷え込ませる悪循環を招いている。賃金低迷は現役世代の困窮を招くだけでなく、年金の支給額の低下にも直結する賃金反転に向けた政策を打ち出せるかが、日本経済の大きな課題として浮上している。
  OECDは残業代を含めた全労働者の収入に基づき、「一人当たりの賃金」を各国通貨ベースで算出、指数化している。
  二〇一八年時点での日本人の一時間あたりの賃金は一九九七年に比べ8・2%減少。これに対し、英国(92%増)、米国(81%増)などは軒並み増加している。物価上昇分を差し引いた実際の購買力である実質賃金でみても日本は10%下がったが、英国(41%増)、米国(25%増)などは上がっている。
  経済成長が続けば物価や賃金も連動して上がるのがこれまでの経済の基本。それだけに日本だけが下がる理由について専門家の意見は分かれる。ゴールドマン・サックスの元アナリストで、賃金に詳しいデービッド・アトキンソン氏(現・小西美術工芸社社長)は日本が先進国中、最も急速に少子高齢化が進んでいるのが要因の一つと分析する。
  日本の生産年齢人口(十五~六十四歳)は九五年の八千七百万人をピークに二〇一五年には七千七百万人と一千万人も減った。これに伴い、企業の国内売り上げも減少に転じたが、各社は利益を確保しようと、人件費を抑制。「これが消費低迷を招き、企業が人件費をさらに絞る悪循環に陥っている」(同氏)とみる。
  政府も労働者派遣法改正などの規制緩和で企業の人件費削減を容易にした。賃金の安い非正規雇用の比率は九七年の23・2%から、二〇一八年の37・8%に上昇した。
  賃金低迷は年金支給にも悪影響を与える。会社員が賃金額に比例し保険料を支払う部分も大きいためだ。
  政府が二十七日に公表した新たな年金財政の標準的なケースの見通しでは四七年度の年金の給付水準は、現在より二割近く目減りする。厚生労働省は、ここ数年実質賃金上昇率がほぼ横ばいにもかかわらず長期間にわたり毎年1・1%の上昇が続くことを前提に置く。第一生命経済研究所の熊野英生氏は「これまでの賃金低迷状況をみれば、賃金が長期的に上がり続けるとの見通しは非現実的だ」と指摘。支給額のさらなる低下は免れないと予測する。

<解説>金融緩和不発 ため込む企業 「人への投資」急務
  賃金低迷は現役世代のみならず引退世代の生活も不安定なものにする。生産年齢人口は二〇六五年までに現在より四割少ない四千五百万人まで減り経済の足を引っ張る。従来の安い賃金で安いモノを作る体制から、高賃金で付加価値の高いモノやサービスを生み出す経済への転換が喫緊の課題だ。
  政府は長年のデフレから脱却させるため日銀に大規模な金融緩和を続けさせてきた。一時的な景気低迷なら刺激策が効果を発揮することもあるが、人口減少で構造的に消費が縮小していく状況への処方箋にはならなかった。円安で見かけ上、輸出企業を中心に企業利益は増えたが、人件費の抑制姿勢は変わらずお金は内部留保として企業内に滞留。一九九〇年代後半に百三十兆円だった内部留保は二〇一七年度には四百四十六兆円にまで積み上がった。一方、円安で輸入物価は上昇し、家計の負担となっているため消費者の購買力は縮小している。
  政府は一九年度の最低賃金を全国平均で二十七円上げると決定。全国の時給は初めて九百円台に乗り東京では千円を超える。だが、根本的には一人当たりの生産性を上げ、日本経済の生み出す付加価値を増やさないと、賃金上昇は続かない。
  非正規社員の割合が増え、十分なスキルを身に付けられない人が急増する。企業が賃金とともに社員教育費を削減していることも生産性低下に拍車を掛ける。職業訓練や能力開発のテコ入れ策など「人への投資」の促進策や、賃上げの余裕のない中小企業再編支援策などあらゆる角度からの政策検討が求められそうだ。 (池尾伸一)


※「181201 山田洋次監督映画「学校」(1993)を観た。日本は25年前より貧しく卑しくなっている。」も読んでみてください。

200820 8年前:190819 再掲:120929① 安倍政権というパンドラの箱を開いた責任は誰にあるのか? ※忘れないことが我々の闘いだ!

2020年08月21日 00時55分25秒 | 一年前
8月20日(木):
190819 再掲:120929① 安倍政権というパンドラの箱を開いた責任は誰にあるのか? ※忘れないことが我々の闘いだ!

8月19日(月): 120929① 安倍政権というパンドラの箱を開いた責任は誰にあるのか? 2012年09月29日 14時59分20秒 | 国家の信頼メルトダウン。民主党を打......


200820 踏んだり蹴ったりになりそうな「首相最長不倒達成記念日」

2020年08月20日 23時54分21秒 | 時代の記憶
8月20日(木):  
日刊ゲンダイ:踏んだり蹴ったりになりそうな「首相最長不倒達成記念日」永田町の裏を読む 
2020/08/20

 周知のように、安倍晋三首相の連続在任日数が来週月曜日(24日)に2799日に達し、大叔父の佐藤栄作を超えて明治以来歴代トップとなる。が、それを祝おうという声は自民党内からも取り巻き、側近たちからも上がってこない。
 もちろん、コロナ禍がますます深刻化するさなかに、そんなことをやるわけにはいかないという事情はあるけれども、それにしても、国会も会見も番組も避けて逃げ回っているような体たらくで、この記念すべき日を迎えて一体どういう心境なのか、ぜひ聞いてみたい気がする。
 とはいえ、ご本人はたぶん、「長けりゃいいってもんじゃないよ」と言われてしまうのが分かっているので何も語りたがらないだろうから、成り代わって約2800日間、第1次政権の分まで合算すれば3000日間を大きく超えるこの政権の業績を改めて振り返ると、あまりにも中身が乏しいことに愕然とする。
 安倍といえば看板は「改憲」だが、96条先行改憲、閣議決定による解釈改憲、9条第3項追加など、あれこれメニューを持ち出した揚げ句、今はもう可能性ゼロに落ち着いてしまった。最大の売り物のはずだった「アベノミクス」も、膝元の内閣府が「18年10月で終わって、以後は景気下降局面に突入した」と認めてしまったので、安倍自身がその言葉を封印せざるを得なくなった。
 外交好きは有名で外遊の回数は誰よりも多いけれども、肝心の「拉致」「北方領土」は鳴り物入りではやし立てただけで、成果がないどころかむしろ後退。韓国や中国など近隣との関係改善もままならない。
 「福島原発事故はアンダーコントロール」と、一世一代の嘘までついて誘致した東京オリ・パラは、来年夏に延期しても開催できるかどうか分からず、そうこうするうちに、米国の海洋化学研究者でウッズホール海洋研究所のケン・ビュッセラー上席研究員が、権威ある科学雑誌「サイエンス」8月7日号に、トリチウムを十分除去できないままの汚染水を海に流すことの危険性を指摘した提言を発表するなど、福島原発の「アウト・オブ・コントロール」ぶりに国際的な注目が集まり始めている。
 安倍にとって踏んだり蹴ったりの首相最長不倒記録達成記念日となりそうである。

高野孟 ジャーナリスト
1944年生まれ。「インサイダー」編集長、「ザ・ジャーナル」主幹。02年より早稲田大学客員教授。主な著書に「ジャーナリスティックな地図」(池上彰らと共著)、「沖縄に海兵隊は要らない!」、「いま、なぜ東アジア共同体なのか」(孫崎享らと共著」など。メルマガ「高野孟のザ・ジャーナル」を配信中。

9 057 おおたとしまさ「ルポ 塾歴社会」(幻冬舎新書:2016)感想5

2020年08月18日 22時58分40秒 | 一日一冊読書開始
8月17日(月):    副題:日本のエリート教育を牛耳る「鉄緑会」と「サピックス」の正体

203ページ       所要時間5:40       ブックオフ110円

著者42歳(1973生まれ)。育児・教育ジャーナリスト。1973年東京生まれ、麻布中学・高校卒業。東京外国語大学英米語学科中退。上智大学英語学科卒業。リクルートで雑誌編集に携わり、2005年に独立。育児・教育に関する執筆・講演活動を行う。各種メディアへの寄稿、コメント掲載、出演も多数。心理カウンセラーの資格、中高の教員免許を持ち、私立小学校での教員経験もある。

俺は基本的にこの著者を教育関連分野の良き書き手として信頼している。本書の内容も期待を裏切らない、読み応えのある内容になっている。東京圏の超進学校の中学受験を独占する「サピックス小学部」(関西では「浜学園」)、超進学校の13校のみを指定校とする東大(理Ⅲ)専門塾「鉄緑会」の外から知ることのできない内情を要点を押さえて良くまとめてくれている。

「サピックス」の費用は3年間で約250万円。4年生約60万円。5年生約70万円。6年生で役120万円。

著者はいつも、取材対象に対して良い面をきちんと誉めている。その上で、反対の立場から、問題と思われる点をきちんと指摘し、客観的にバランスの良い論じ方をしている。肯定・批判双方の言い分をしっかりと聞いて紹介してくれ、著者なりの意見をまとめて提示してくれる。論じ方に押しつけがましさがなく、品のよさを感じられるので読み手として著者の意見に安心してうなずくことができるのだ。

本書は、超有名な進学塾として小学校高学年「サピックス小学部」、中学・高校「鉄緑会」の実態に関する紹介として優れているだけでなく、<塾歴社会>ともいわれる現代日本の有り様について教育の側面から鋭く掘り下げた文明社会論にもなっている。当初、感想は4だったが、著者に失礼だと思い返して感想5とした。

本書は、我が子(特に幼い我が子)にこれからどんな教育をしたらよいかを考える人たちにとっても、現代日本における学校教育をどう考えるのかをより立体的に考えたい人たちにとっても極めて有効な書だと考える。

その多様性であるはずの塾が、こと学力トップ層においては、多様性を欠く状態になりつつあるというのが本書の指摘である。146ページ
受験システムそのものが、塾に完全に分析され攻略されている。148ページ
才能の1つとして、勉強の得意な子というものが存在する。略。勉強という分野の才能に恵まれた子供たちは、より高いレベルのライバルと切磋琢磨して、どんどん才能を磨けばいい。略。そのための場所が現状、彼らにとってはサピックスであり、鉄緑会なのである。201,202ページ

【目次】第1章 サピックス~鉄緑会という王道(中学受験を終えても塾通いは続く/筑駒合格者の7割以上はサピックス出身 ほか)/第2章 サピックス「ひとり勝ち」の理由(TAPから分裂してサピックスが誕生/サピックスを代ゼミが買収 ほか)/第3章 鉄緑会という秘密結社(開成や桜蔭の躍進の陰に鉄緑会あり!?/人気進学校を査定して「指定校」を決める ほか)/第4章 塾歴社会の光と闇(山篭もりして受験勉強/受験もプロに頼る時代 ほか)/付録 鉄緑会出身東大医学部現役生・覆面座談会

【内容情報】開成、筑波大学附属駒場、灘、麻布など進学校の中学受験塾として圧倒的なシェアを誇る「サピックス小学部」。そして、それら名門校の合格者だけが入塾を許される、秘密結社のような塾「鉄緑会」。なんと東大理3の合格者の6割以上が鉄緑会出身だという。いまや、この2つの塾が日本の“頭脳”を育てていると言っても過言ではない。本書では、出身者の体験談や元講師の証言をもとに、サピックスひとり勝ちの理由と、鉄緑会の秘密を徹底的に解剖。学歴社会ならぬ「塾歴社会」がもたらす光と闇を詳らかにする。

200815 これですっきりした。理想的展開! 前原詐欺師が国民民主党に残留。

2020年08月15日 21時41分51秒 | 今、思うこと&意見
8月15日(土):
京都新聞前原元外相、国民民主党に残留を表明 「共産党と選挙協力する立民には身を置けない」
8/15(土) 20:36配信

  国民民主党の前原誠司元外相(衆院京都2区)は15日、同党が立憲民主党(立民)との合流組と残留組に「分党」する見通しになったことを巡り、「国民民主党に残る」と残留を表明した。京都新聞社の取材に答えた。
  前原氏は理由について「これまで非自民非共産で(政治活動を)続けてきた。共産党と選挙協力する立民に身を置くことはできない。憲法を議論するリベラル保守の旗を掲げ、他の議員も巻き込んでやっていきたい」と述べた。
  一方、立民との合流組に対しては「敵は自民党であり、同じ党で活動していたので協力しないといけない」とも述べた。
  前原氏はこの日、京都市東山区で後援会の会合を開催。国民に残留する意向を諮ったといい、「満場一致で認めてもらった」と明かした。


 これでようやく混迷していた政治の構造がすっきりした。長島戦争屋、細野某、前原詐欺師らの第二自民党勢力が消えて、(野田汚物も去れば理想だが…)拡大立憲民主党、社民党、共産党の大きな枠組みを自然に応援できるようになった。この流れに、れいわ新選組の山本太郎代表が合流できれば完璧なのだが...。

 最近では最も喜ばしいニュースである。

200813/15 私怨で記事書き、客観性喪失の「田中龍作ジャーナル」は乱心状態で自滅! ※山本太郎氏を支持する。

2020年08月15日 11時43分46秒 | 今、思うこと&意見
8月15日(土):
8月13日(木):                         2020年08月13日 19時57分25秒 | 今、思うこと&意見

 都知事選前後から、山本太郎代表を執拗に攻撃する田中龍作は、小さい所帯のれいわ新選組が精一杯踏ん張ってるのを応援するのではなく自身の狭い知見をひけらかして足を引っ張っている。自民党などに相手にされない弱小勢力が、弱っている小政党の代表を自分の考え通りに動かなかったと批判してはしゃいでいる。しかし、彼の主張は、立憲民主党と国民民主党の共闘・合同を前提にした実は全く筋違いの幼稚な夢物語だった。それに対する反省は全くない。

 れいわにNo.2(幹事長)を置けとピント外れなことを言い、上から目線で土方歳三を語った時の次元の低さ、幼稚さに醜悪さを覚えて目をつむりたくなった。自分を大物と錯覚している。独りよがりで見苦しかった。正直、相手になりたくなかったが、また山本代表にまとわりついてキャンキャンと犬のようにほえて的外れな山本太郎批判をしている。

山本太郎にはガックリきた。これまで れいわ支持者 に 袋叩きにされながらも 厳しいことを言ってきたのは、山本に期待していたからだ。田中がカネをもらって、れいわの批判をするような人間と思われていたとは・・・言葉を失う。 午後10:30 · 2020年8月12日

 ジャーナリストを気取って相手を批判はするが、自分の潔白だけはちょっとでも批判されるとヒステリックにネットでワーワーと被害者気取りで喚き散らす。このガキは、ネットの中で一体誰に対して訴えてるつもりなのか。ネットの世界は、みんな自分の味方だと勘違いしてるのか?。幼稚の一語に尽きる。

 この人は、やっぱり何かおかしい。報道に知的な奥行きが無い、芯が通っていない。目の前の現象を表層的にしかとらえられていないで、ただ感情的に踊り続けているだけである。そのバカ踊りを眺めている分にはいいが全く信用できないことが、今回明らかになったと思う。できればそのまま「言葉を失って」いてほしい。

 ネットの掲示板に、俺と同じ思いの書き込みがあったので転載させていただく。:

3. 前河[4929] kU@JzQ 2020年8月13日 00:56:31 : uBQvt4Fzpo : YWtxNTJlbWtOYXM=[132] 報告
この人は神経質?かどうかは知らんが、「れいわのために苦言を」というのはどうかと思うな。
「外で会見するのは非常識」とか小せいようなどうでも良いことにいちいち難癖をつけていたように見えたね。
田中氏の「こういう場合はこうあるべき」という型にハマった生真面目過ぎる点が、山本さんのやや雑(?)な「小さい事は気にしないスケール感」と噛み合ってないだけの話じゃないか?
気持ちは真面目でも、山本アドバイスには向いていないよこの人。
山本さんの良さを引き出せない記事の書き方をしている。

あまりに細かい指摘をしていたから、スパイじゃないか?と疑われたのかな?もし、そうであってもやむを得ない感じはする。
山本さん批判に愛情を感じなかったな。ラブレターにしてはツンデレ過ぎるだろう。
余計なお世話だが、山本さんのダイナミックさを引き出す工夫が出来ないなら、距離を置かれた方が賢明なのでは?
ちょっと前の山本批判の内容の書き方はよくなかったな。応援をされてるならもう少し相手の気持ちを考えた書き方をした方が良い。


5. 2020年8月13日 01:20:05 : aQrkSwORQA : bGZiSi9teC84c2c=[5] 報告
この田中さんって人は、誰かに異常に激しく入れ込んだかと思うと、少しでも自分の意に染まないと極端に態度変えるみたいな、なんかそんな気がしてたから、だからこうなっても別に驚かないけど。
>山本太郎にはガックリきた。これまで れいわ支持者 に 袋叩きにされながらも 厳しいことを言ってきたのは、山本に期待していたからだ。
っていうのもねえ。最初からズレがあったんじゃないかという気がしてならないのよ。太郎さん自身の姿勢をちゃんと見て支持してるというより、彼の向こうに勝手に自分の「理想」を見て、それを押し付けようとしてたんじゃないかと。
なんでも「あいつのためだ」とか言って自分の思うように育てようとした子供が結局、思うようにならなくて「裏切られた」とか言ってる親みたいにね。
思い込みが激し過ぎるのかしら?
私自身はれいわは支持はしてるけど、今は身内の世話でいっぱいでボランティアにも行けない。だかられいわのディープな内情なんかはまったく知らない。
でも田中龍作氏の記事を見ていて、この人、情熱は持ってても物事に対して冷静たるべきジャーナリストとしてはどうなのよ?って以前から思ってた。
田中氏と言い大西氏と言い、素朴に山本太郎の考えに賛成して来た私なんかには、なんか異質な感じがする人たちだったから。
彼らが山本太郎から離れても別に気にしない。

太郎さんさえ、自分の目から見て変わっていなければ支持していくと思う。  ※全く同感!(もみ)

7. 2020年8月13日 01:51:25 : iAXxKQNP4k : dkJ0dUVYLk1RS2s=[142] 報告
所詮こういう人間なんだろう、田中龍作は。都知事選の頃からなんか胡散臭さを感じていた。別に相手にする必要はない。田中龍作みたいなのが一番たちが悪い。

8. 2020年8月13日 03:02:14 : rMdSr9CGHU : aWxPdk9tR296VVk=[8] 報告
まあ田中もいろいろ不満があるんだろうが、
こんな愚痴っぽいことをツイートするのは、それだけでジャーナリスト失格。
山本は政治家でありアイドルじゃないんだ。
報道すべきは、山本がどんな公約を言い、どんな政治活動をしてきたか、だ。
プライバシーに属するような些事は、書くべきではない。


再び、もみ:以前は、少し信用していたが、今はもう距離を置きたい。以下の8月2日(日)の記事を田中龍作が書いたことをしっかりと記憶しておくことだ。自分の考え通りに動かないからと、野党第一党立憲民主党代表のエダノを自分の記事で意図的に貶め、支持率わずか1%未満のインチキ政党代表のタマキを立派だと判定しているのだ。冷静な見方ができていたとは言い難いだろう。今回の国民民主党の分党・崩壊、立憲民主党への合流の事態を彼は全く予想も理解もできていなかった

 あまつさえ、感情的になって、野党第一党代表のエダノと世襲の詐欺師アベとを同列視するに至っては、「こいつ何のために記事を書いてるんだ?世の中のことが全くわかってないじゃないか!読者の目を完全に忘れている。こんなのはジャーナリストではない。駄々をこねるだけのお調子者の馬鹿ガキだろう!」としか思えない。これが、田中龍作のレベルである。あまりにも自分本位で、稚拙・愚劣極まる。正気を失っている。信用できない。

田中龍作ジャーナル枝野さんと玉木さんを比べてみた
2020年8月2日 21:49

 都知事選で宇都宮候補の応援に入った枝野代表。=6月、銀座 撮影:小杉碧海=
 立憲と国民の合流協議がいつ果てるともなく続く。新党の党首にふさわしいのは誰か。現実的な選択肢として立憲の枝野代表と国民の玉木代表を比べてみた。
 記者会見で判断する限り、枝野さんには対話の精神はない。わずか十数人の記者を説得できない政治家が、1億人を超す国民に向かって話しかけることは不可能だ。
 枝野さんは追及されると、聞き取りが不可能なほどの早口で理屈を並べ立てる。
 2011年に起きた福島の原発事故で、枝野官房長官(当時)が記者会見で言った「ただちに影響はない」は、今なお多くの国民の心にどす黒い不信感となって宿る。
 3月5日の定例記者会見で田中は枝野さんに質問した。「安倍首相の疑惑隠しとあなたが言い放った『ただちに影響はない』は、どこがどう違うのか? 福島の人が分かるように説明して下さい」と。
 枝野さんの答えがふるっていた。「それは一部を切り取ったもので、私の発言の真意ではない」と。
 枝野さん得意の詭弁に備えて、田中は国会事故調(2012年5月27日)当時の拙稿を携えていた。
 事故調に出頭した枝野さんは福島の委員に謝罪しているのだ。
 国会事故調との矛盾を田中が突き付けると枝野さんは「あなたと議論してるんじゃなくて、あなた私に質問してるんですよ」と逆ギレした。
 立憲公式ビデオの37分58秒目ごろからを見て頂ければ様子が分かる。 ↓※3月5日、記者会見 
※国会事故調 2012年5月27日

国会事故調に呼び出された枝野前官房長官(肩書は当時)。委員たちから厳しい追及を受けた。=2012年5月、参院会館 撮影:田中龍作=
 5月29日の記者会見では、枝野さんの口からさらに驚くコメントが飛び出した。
 前回(2016年)の都知事選。告示3日前の7月11日、午後5時30分頃、枝野さんと小池晃・共産党書記局長は、宇都宮健児弁護士をホテルニューオータニに呼び出し、事実上の撤退を迫った。
 田中がこの事実関係について問うと、枝野さんは「宇都宮さんとは会ったこともない」「事実ではありません」とトボケたのだ。
 (宇都宮さんへの撤退要請に同席していた小池晃さんは定例記者会見で事実関係を正直に認めている。)
 5月29日、枝野代表記者会見 37分08秒目ごろから
 ところが枝野さんは宇都宮さんと会っていたことが判明する。
 次の記者会見(7月1日)で田中がそれを質すと、枝野さんは「俄かに記憶を喚起できなかったため」「記憶にないことをお話ししたらその方が不誠実」と答えた。
 記憶にないのであれば、なぜ「事実ではありません」と言えるのだろうか。
 相手が知らないと踏むとまず嘘を突く。ウソが露見すると詭弁でかわす。安倍首相とどこが違うのか。
「10万円給付」をいち早く打ち出したのが玉木代表だった。=3月、国民民主党本部 撮影:田中龍作=
 玉木さんは何を聞いても真正面から答える。第一ハグラかしたりはしない。
 永田町の取材歴が半世紀あまりの老練ジャーナリストが与太な質問をする。
 質問内容たるや「なぜ今ここで」「なぜ国民民主党に」という事柄だったりする。しかも国会議員を呼び捨てにしながら。
 与太な質問にも玉木さんは、一生懸命に答える。
 司会者が「では、これで玉木代表の記者会見を終わります」と告げて玉木さんが引き揚げようとする。
 そのタイミングで件の老練ジャーナリストが、またまた与太な質問をする。
 それでも玉木さんは立ち止まって体を正対させて答えるのだ。気の毒になるほどである。
  ※国民役員記者会見一覧
 枝野さんとの大きな違いは二つ。対話の精神があることと経済に明るいことだ。
 若い頃、国税局勤務を経験し、庶民から税金を取ることの厳しさを身をもって知っている。
 財政出動の提言も具体的で分かりやすい。経済オンチと揶揄される枝野さんとは大きな違いだ。
 読者諸賢は公式動画を見て、どちらが野党の顔としてふさわしいか、判断してほしい。    ~終わり~


※8月15日(土)に若干手直しをした。

200815 一年前:8 093 杉山登志郎「発達障害の子どもたち」(講談社現代新書:2007)感想5 ※3度目

2020年08月15日 10時36分26秒 | 一年前
8月15日(土):  

8 093 杉山登志郎「発達障害の子どもたち」(講談社現代新書:2007)感想5 ※3度目

8月13日(火):  238ページ      所要時間6:40       ブックオフ105円著者56歳(1951生まれ)静岡市生まれ。久留米大学医学部卒。名古屋大学医学部......


9 056 永野裕之「東大教授の父が教えてくれた頭がよくなる勉強法」(PHP:2015)感想2+

2020年08月14日 16時22分16秒 | 一日一冊読書開始
8月4日(金):  

256ページ       所要時間1:50       ブックオフ210円

著者41歳(1974生まれ)。

全く空疎な本だった。所要時間も無理をしたわけではない。


200813 一年前:190809 参院2議席しかない山本太郎氏へのネガ・キヤンの激しさは、山本氏の可能性の証である。枝野氏は立憲、れいわ、共産の大連立を目指せ。国民党は消滅しろ!

2020年08月14日 01時37分44秒 | 一年前
8月13日(木):
190809 参院2議席しかない山本太郎氏へのネガ・キヤンの激しさは、山本氏の可能性の証である。枝野氏は立憲、れいわ、共産の大連立を目指せ。国民党は消滅しろ!
2019年08月09日 11時37分54秒 | 今、思うこと&意見

2019年)8月9日(金):  
「山本太郎が政権をとったらヒトラーになりかねない」と識者たちが言っているのだそうだ(デイリー新潮)。他にも、夕刊フジをはじめ「あああれね。アベのつかいっぱしりの御用マスゴミね!」と思うメディアが書き立てている。東国原某や橋下徹らが「山本太郎は総理になれない」など参院2議席しかない<れいわ>に対するとち狂った対談が垂れ流されている。また、わざと<れいわ>と<N国>を並べて論じることで、<れいわ>のイメージを<N国>と同じレベルのインチキ勢力という見え見えの印象操作をしようとしている。

正直「現段階で参議院2議席しかない<れいわ>に対して、ここまで山本太郎氏を見え透いたウソで貶めるのか・・・。」参議院2議席しかない<れいわ>山本太郎氏に対してこれほど卑怯で不当なネガティブキャンペーンが張られるということは異常を通り越して恐ろしくもある。それだけアベを支える利権屋集団が、今後の衆議院議員選挙に向けて山本太郎氏の実力、影響力の大きさに恐怖していることの表れだろう。

どうしてこんな見え見えのウソで固めたネガティブキャンペーンをするのか。そんなことをすればデイリー新潮も、夕刊フジも大企業からスポンサー料を受け取っている雑誌、新聞(産経)などが自らの記事のいい加減さをわざわざ示して、読者から見放され無視されることにつながる危険性を冒していることはわかっているはずだ。もはや彼らは読者の良識に期待する自己を持たない完全なる御用フェイク・メディアであることにアイデンティティを固めているようだ。

たった2議席しか持たない<れいわ新選組>山本太郎代表に対してここまでアベを支える周辺勢力が<山本潰し>を仕掛けるのを観ているとそんなに<れいわ>山本太郎氏の持つ潜在的可能性は大きいのか。今後の野党共闘の有り様によっては、次の衆院選での政権交代までは難しいかもしれないが、与野党伯仲状態に持っていき、その勢いで実際に次の段階で政権交代が実現するかもしれない」といやが上にも<れいわ>への期待が膨らんでしまう。

そう考えると、小泉顔だけ進次郎による公私混同の<官邸できちゃった婚発表>のおバカ騒ぎも、与野党伯仲アベ退陣後の自民党・創価学会から巻き返しのスペア(隠し玉)として用意してのことだと理解できる。それにしても今の自民党は国民・有権者をつくづく舐め切っていると思う。全くもってどうでもいいことなのに、キャーキャー言ってるおばさんたちの姿がテレビで繰り返し流され続ける。我々も本当に舐められたものだ。

そういえば、報道ステーションもニュース23も含めてテレビのニュース番組がお天気ニュースばかりを流し続けている。大切なニュースはいつもお天気ニュースの後だ。天気ニュースならNHK一局で十分足りている。ニュース番組がニュースを流さない時代に我々は生きているのだ。鳴り物入りのニュース23の小川キャスターもプーである。

閑話休題。願わくば、立憲民主党の枝野党首に頑張ってもらい、連合という労働者・庶民と乖離した労働組合の皮を被った既得権益集団と距離をとって、インチキ国民党の分裂・右派の切り離し(維新・自民に行けばよい)、中道・左派の立憲会派への取り込みをはかり、山本太郎氏の<れいわ新選組>や共産党との本格的な選挙協力により、本当の<政権交代>を見せてほしい。

連合や国民党などのフェイク集団に右顧左眄することなく本当の国民・市民の生活安定の願いの実現をはかってほしい。そのために山本太郎氏の消費税5%の提言を受け入れてほしい。

枝野氏をはじめ立憲民主党の有力者たちが、民進党時代に野田汚物政権で消費税10%を取り決めたメンバーに入っていたなどはどうでもいいのだ。2年前の衆議院選挙の際、ゼロから立憲民主党は立党したのだ!そこで別の党、すなわち憲法を遵守し、国民の生活、国民の願いを第一に考える<真っ当な政治>を目指す集団に立憲民主党はリセットされたことを忘れるな。

野田汚物や連合(電機)の奴隷のインチキ国民党など国民の支持の無い連中なのだ!そんな奴らに抱き着かれて、ああだこうだと言われて国民・市民の真の声を聴き洩らすな、忘れるな! 立憲民主党が傾聴・提携すべき国民の真の声は山本太郎氏の<れいわ新選組>の提言にこそあることを忘れるな。

<れいわ新選組 山本太郎氏>に勢いがある内に共産党、社民党、沖縄、被災地、などと一緒になってロスジェネを含む無党派層をも取り込み、一気に政権交代に持っていくべきである。その時総理大臣が、枝野でも、山本でも国民・市民にとってはどっちでもいい。好きにすればいい。山本太郎氏も総理の椅子に執着はない。ただ、この衰退の一途、戦争への一途にある日本を救いたいという思いだけなのだ。くれぐれも「この闘いが、血は流れないが、革命を目指す<戦争>なのだ!」ということを忘れないこと。「やられる前にやってしまう」覚悟が絶対に必要なのだ。

立憲民主党党首の枝野氏にはそこの分別をしっかり持ってもらって、くれぐれも組べき相手を間違わないでほしい。立憲内部での旧体制に執着するバカな連中がいれば、そんな奴らを振り切って党を割ってでも<れいわ新選組>、<共産党>と組んで、一気に政権交代を目指してほしい。勢いが大事で「今しかない!」ということも言っておきたい。
   

9 055 西村則康「中学受験は親が9割」(青春出版社:2014)感想5

2020年08月14日 01時14分00秒 | 一日一冊読書開始
8月13日(木):  

191ページ       所要時間5:40         ブックオフ210円

著者60歳(1954生まれ)。30年以上、難関中学・高校受験指導一筋のカリスマ家庭教師。日本初の「塾ソムリエ」としても活躍中。暗記や作業だけの無味乾燥な受験学習では効果が上がらないという信念から、「なぜ」「だからどうなる」という思考の本質に最短で入り込む授業を実践している。また、受験を通じて親子の絆を強くするためのコミュニケーション術もアドバイス。 これまで開成中、麻布中、武蔵中、桜蔭中、女子学院中、雙葉中、灘中、洛南高附属中、東大寺学園中などの最難関校に2500人以上を合格させてきた実績を持つ。テレビや教育雑誌、新聞でも積極的に情報発信を行っており、保護者の悩みに誠実に回答する姿勢から熱い支持を集めている。また、中学受験情報サイト『かしこい塾の使い方』は16万人のお母さんが参考にしている。

中学受験の現場で経験・実績を積み上げてきた事情通の人が書いた要領を得た<愛ある実践の書>である。テキスト。読んでいてほぼすべてに納得できて参考になった。たくさん付箋をして、たくさん線を引いた。

ひと昔前とは大変異なる難関中学受験の現状について的確な説明をしてくれている。次いで、中学受験は子どもではなく、親の決意・覚悟の問題であり、「楽しくなければ、中学受験は成功しない」と成功失敗に関わらず家族一丸となって取り組んでみる大きな価値ある選択である、と述べる。

評判だけで中身に乏しい隂山某の書とは全く違い、中学受験の考え方、取り組み方について非常に行き届いた解説をしてくれている。どうしてよいのか、入り口が分からないと悩んでいる親にとって大きな示唆と材料を与えてくれる書である。関連書籍では、東大理Ⅲに四人の子どもを入れた佐藤ママの本に並ぶ内容と言える。これは高い評価である。

【目次】1章 親世代とはこんなに違う!今どきの中学受験事情/2章 難関校合格を引き寄せる頭のいい塾の使い方/3章 中学受験を決めたらまず考え、決めておくべきこと/4章 学力急上昇の切り札「家庭教師」の使い方/5章 親が必ずすべき習慣・やってはいけない習慣/6章 無理なくムダなく進む合格までのスケジュールの立て方

【内容紹介】「中学受験は親の受験」といわれます。子どもの頭のよしあしだけでなく、親がどれだけサポートし、親子一丸となって準備したかが合否を分けるからです。でも、いまの中学受験はわからないことだらけ。「親世代の常識」は、ほとんど通用しないと考えてください。「今は勉強が大変でも、志望校に入ってしまえばあとが楽なはず」「小学4年生になったら、レベルの高い大手塾に入れればいいんでしょ」「塾で出された宿題は、合格のために全部やらせなきゃ」これらはすべて、親の誤解に基づくやってはいけない考え方なのです。これまで灘、開成、桜蔭などの難関中学に2500人以上を合格させてきた塾ソムリエ、カリスマ家庭教師の著者が、志望中学に合格するという目標にどう立ち向かい成就させるか、まだ情報がゼロの人にもわかるよう解説していきます。また、受験に際して親がかけるべき言葉選びや、親子の絆を強くするためのコミュニケーション術もアドバイス。ぶれず、迷わず中学受験に取り組むためのバイブル的な一冊です。

9 054 市井三郎「近世革新思想の系譜」(新NHK市民大学叢書3:1980)感想4

2020年08月10日 21時09分59秒 | 一日一冊読書開始
8月10日(月):  

227ページ       所要時間5:20        蔵書

著者58歳(1922生まれ)。

本棚を見て、よく知ってるが、掘り下げ切れてない内容に新鮮味を覚えた。特に「柳子新論」、国訴運動、帆足万里、吉田松陰に魅かれて読み始めた。しかし、しんどい読書だった。どうにもスピードが上がらない。分かった気がしない。

山県大弐の思想と100年後の吉田松陰がつながっていたのが、面白く感じた。

※以下、手打ちです。コピペにあらず。
【目次】まえがき /1、思想史を見る新しい角度:伝統・形骸化・革新 2、北野天神縁起の思想:因果応報は支配者をも貫く /3.「神皇正統記」の思想:(1)儒・仏・神の平等視、(2)文化的多元主義 /4、不受不施の信仰:内面的個我の問題 /5、かくれ念仏の思想:個我と共同体 /6、佐倉宗五郎伝説:支配者をこえる理法 /7、万石騒動:ある”権利”意識の徹底 /8、大聖寺藩の一揆:庶民の”自由”意識の例証 /9、「不亡鈔」の思想:(1)江戸期の社会契約論、(2)天下国家は民衆のもの /10、富士講の改革:(1)庶民の自立精神、(2)男女も平等だ /11、「柳子新論」の思想:(1)封建身分社会の否定、(2)庶民も対等に国事へ /12、国訴運動:(1)商品作物は”自由”のはず、(2)手広売買勝手たるべし /13、国訴と東北一揆:よりよい生活への”権利” /14、丹後・越後の騒擾:商品流通の光と影 /15、国学と水戸学:外圧と反動 /16、帆足万里と渡辺崋山:土着と洋学 /
17、吉田松陰の思想:(1)旧弊に抗する内部革新、(2)草莽による放伐 /18、松陰と松門:身分差をこえた御一新へ /19、渋染め一揆:解放の論と動き /20、内浦漁民の闘い:明治維新が庶民に意味したもの /21、伝統と革新の再論:むすび /年表/参考文献/索引

【内容紹介】西洋近代が産んだと考えられる”権利””自由”意識は、意外なほど日本思想史にも見出せる。本書は、近世史層の系譜を辿り、いかに人類に根源的に共通な指向性があるかを説く。///*近代の西欧は、みずからの体験にもとづいて、自立精神を力説しました。だから、その精神を身につけるためには、西欧近代をまねるにしくはない、などと考えるのはたいへんな間違いです。極東は西欧でない以上、・・・・・・極東の体験に立たねばならぬのです。本書では我々自身の祖先たちが、知的にどのような自立の思想を織りなしてきたか、その一端を振り返ってみることにしたい。(まえがきより)

200804 一年前:190804 韓国側の抗議デモの基本は<反日>ではなく、<反アベ>だろう! ※メディアは正確に報道しろ!

2020年08月04日 23時35分38秒 | 一年前
8月4日(火):  
190804 韓国側の抗議デモの基本は<反日>ではなく、<反アベ>だろう! ※メディアは正確に報道しろ! 
8月4日(日): ↑この写真のデモのプラカードはすべてハングルで<NO日本>ではなく、<NOアベ>と書かれている!↑メディアはなぜ「韓国側の抗議デモが、アベに対する不信任の表明......

200804 一年前:190803 本当に素晴らしかった!「参院選後初の<れいわ新選組 山本太郎代表>新宿駅西口街頭記者会見」① ※録画を二夜連続で繰り返し観た。

2020年08月04日 23時35分20秒 | 一年前
8月4日(火):  
190803 本当に素晴らしかった!「参院選後初の<れいわ新選組 山本太郎代表>新宿駅西口街頭記者会見」① ※録画を二夜連続で繰り返し観た。
8月3日(土):  一昨夜、昨夜と「参院選後初の<れいわ新選組 山本太郎代表>新宿駅西口街頭記者会見」録画を繰り返して観た。れいわ新選組は俺自身の思いと重ね合わせることができ、......

150329 タガ外せば歯止め失う 長谷部恭男・早稲田大学教授/「未来志向」は現実逃避 杉田敦・法政大学教授

 杉田 先日ドイツのメルケル首相が来日しました。戦後ドイツも様々な問題を抱えていますが、過去への反省と謝罪という「建前」を大切にし続けることで、国際的に発言力を強めてきた経緯がある。「建前」がソフトパワーにつながることを安倍さんたちは理解しているのでしょうか。  / /長谷部 そもそも談話が扱っているのは、学問的な歴史の問題ではなく、人々の情念が絡まる記憶の問題です。記念碑や記念館、映画に結実するもので、証拠の有無や正確性をいくら詰めても、決着はつかない。厳密な歴史のレベルで、仮に日本側が中国や韓国の主張に反証できたとしても、問題はむしろこじれる。相手を論破して済む話ではないから、お互いがなんとか折り合いのつく範囲内に収めようと政治的な判断をした。それが河野談話です。  / /杉田 談話の方向性や近隣との外交について「未来志向」という言い方がよくされますが、意図はどうあれ、それが過去の軽視という「見かけ」をもってしまえば、負の効果は計り知れない。安倍さんたちは、未来を向いて過去を振り払えば、政治的な自由度が高まると思っているのかもしれません。しかし政治の存在意義は様々な制約を踏まえつつ、何とか解を見いだしていくところにあります。政治的な閉塞(へいそく)感が強まる中で、自らに課せられているタガを外そうという動きが出てくる。しかし、それで万事うまくいくというのは、一種の現実逃避では。  / /長谷部 合理的な自己拘束という概念が吹っ飛んでしまっている印象です。縛られることによってより力を発揮できることがある。俳句は5・7・5と型が決まっているからこそ発想力が鍛えられる。しかし安倍さんたちは選挙に勝った自分たちは何にも縛られない、「建前」も法律も憲法解釈もすべて操作できると考えているようです。  / /杉田 俳句は好きな字数でよめばいいのだと。  / /長谷部 あらゆるタガをはずせば、短期的には楽になるかもしれません。しかし、次に政権が交代したとき、自分たちが時の政府を踏みとどまらせる歯止めもなくなる。外国の要求を、憲法の拘束があるからと断ることもできない。最後の最後、ここぞという時のよりどころが失われてしまう。その怖さを、安倍さんたちは自覚すべきです。 =敬称略(構成・高橋純子)朝日新聞『考論』

0015 オルテガ「大衆の反逆 (桑名一博訳;久野収解説)」(白水社イデー選書;1930)評価5

以下は、オルテガ所論の久野収による抜粋の抜粋である:///  オルテガによれば、政治のなかで「共存」への意志を最強力に表明し、実行していく政治スタイルこそ、自由主義的デモクラシーである。共存は、強い多数者が弱い少数者に喜んで提供する自己主張、他者説得の権利である。敵、それも最も弱い敵とさえ、積極的に共存するという、ゆるがない決意である。/その意味で、人類の自然的傾向に逆行する深いパラドックス(逆説)であるから、共存を決意した人類が、困難に面してこの決意を投げ出すほうへ後退したとしても、それは大きな悲劇ではあっても、大きな不思議とするには当たらない。/「敵と共存し、反対者と共に政治をおこなう」という意志と制度に背を向ける国家と国民が、ますます多くなっていく1930年代、オルテガは、「均質」化された「大衆」人間の直接行動こそが、あらゆる支配権力をして、反対派を圧迫させ、消滅させていく動力になるのだという。なぜなら、「大衆」人間は、自分たちと異類の非大衆人間との共存を全然望んでいないからである。略。///  「大衆」人間は、自分たちの生存の容易さ、豊かさ,無限界さを疑わない実感をもち、自己肯定と自己満足の結果として、他人に耳を貸さず、自分の意見を疑わず、自閉的となって、他人の存在そのものを考慮しなくなってしまう。そして彼と彼の同類しかいないかのように振舞ってしまう。/彼らは、配慮も、内省も、手続きも、遠慮もなしに、「直接行動」の方式に従って、自分たちの低俗な画一的意見をだれかれの区別なく、押しつけて、しかも押しつけの自覚さえもっていない。/彼らは、未開人―未開人は宗教、タブー、伝統、習慣といった社会的法廷の従順な信者である―ではなく、まさに文明の洗礼を受けた野蛮人である。文明の生み出した余裕、すなわち、贅沢、快適、安全、便益の側面だけの継承者であり、正常な生存の様式から見れば、奇形としかいいようのないライフスタイルを営んでいる新人類である。略。///  「自分がしたいことをするためにこの世に生まれあわせて来た」とする傾向、だから「したいことは何でもできる」とする信仰は、自由主義の自由の裏面、義務と責任を免除してもらう自由にほかならない。/われわれは自由主義の生みだした、この「大衆」人間的自由、自己中心的自由に対し、他者と共存する義務と責任をもった自由を保全しなければならないが、一筋縄でいかないのは、この仕事である。(160626:イギリスEU離脱について思うところ=もみ=)