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もみさんの一日一冊遊書録( 2011年9月1日 スタート!: メメント・モリ ) ~たゆたえど沈まず~

年とともに人生はクロノロジー(年代記)からパースペクティブ(遠近法)になり、最後は一枚のピクチュア(絵)になる

150215 衆参両院の「テロ非難決議」を非難する!「テロの本質」を真面目に語る政治家はいないのか!

 真面目に「テロの本質」を考えれば、その原因が、決して宗教の違いにあるのではなく、世界的に広がる富の偏在、極端な格差拡大、差別構造の継承、及びパレスチナ問題、それらによる<若者たちの絶望>にあることは、実は誰もがわかっていることだろう! それを「世界には凶悪なテロリストが大勢いて、こいつらを叩き潰せばテロが無くなる」なんて話に無理やりすり替えている。誰も、「テロの本質が、日本・世界の社会構造が抱える富の偏在・格差の拡大及びパレスチナ問題の<野放し状態>にこそある」という本質を語らないし、見させようとしない。そして、凶悪なテロリストへの恐怖ばかりを煽りたてている。これはまさにオーウェルの「一九八四年」の世界と同じだ。今回の国会の「テロ非難決議」に社民党・共産党まで加わっていたのには、あきれ果てた。「誰も本質を見ようとしない。」「武力で世界中の<絶望した若者たち>を封じ込めるべきではないし、不可能だ!」

秋原葉月さん「Afternoon Cafe」ブログから

※(1)「もちろん、普通の人間は戦争を望まない。しかし、国民を戦争に参加させるのは、つねに簡単なことだ。とても単純だ。国民には攻撃されつつあると言い、平和主義者を愛国心に欠けていると非難し、国を危険にさらしていると主張する以外には、何もする必要がない。この方法はどんな国でも有効だ」byヘルマン・ゲーリング ※(2)いつの時代も大衆をファシズムに煽動する手口は同じ。なのに同じ手口に何度も騙されるのは過去に学んでいないから。格差を広げ、セイフティネットを破壊し、冷徹な自己責任論が横行する社会を継続させるのは簡単だ。今よりもっと格差を広げ、セイフティネットを破壊する政策をとればよい。そうすれば人々に自己責任論がもっと浸透し、草の根から勝手に右傾化してくれる。

辺見庸さんのブログから

・権力をあまりに人格的にとらえるのはどうかとおもう。口にするのもおぞましいドブの目をしたあの男を、ヒステリックに名指しでののしれば、反権力的そぶりになるとかんがえるのは、ドブの目をしたあの男とあまり変わらない、低い知性のあらわれである。権力の空間は、じつのところ、非人格的なのだ。だからてごわい。中心はドブの目をしたあの男=安倍晋三であるかにみえて、そうではない。ドブの目をしたあの男はひとつの(倒錯的な)社会心理学的な表象ではありえても、それを斃せば事態が革命的に変化するようなシロモノではない。権力には固定的な中心はなく、かくじつに「われわれ」をふくむ周縁があるだけだ。ドブの目をしたあの男は、陋劣な知性とふるまいで「われわれ」をいらだたせ、怒らせるとともに、「われわれ」をして社会心理学的に(かれを)蔑視せしめ、またそのことにより、「われわれ」が「われわれ」であることに無意識に満足もさせているのかもしれない。ところで、「われわれ」の内面には、濃淡の差こそあれ、ドブの目をしたあの男の貧寒とした影が棲んでいるのだ。戦争は、むろん、そう遠くない。そう切実にかんじられるかどうか。いざ戦争がはじまったら、反戦運動が愛国運動化する公算が大である。そう切実に予感できるかどうか。研ぎすまされた感性がいる。せむしの侏儒との「ふるいつきあい」がベンヤミンのなにかを決定した。そう直観できたアレントほどするどくはなくても、研ぎすまされた感性がいる。けふコビトがきた。ミスドにいった。(2015/11/11)

◎書籍リスト4 : 151~200冊

2012年04月22日 20時55分38秒 | 書籍&ブログリスト
タイトル                               投稿日時

200冊目 山口二郎「政治のしくみがわかる本」(岩波ジュニア新書;2009) 評価3  2012/4/17 2:38
120415 次元の違う問題の混在を放置する野田バカ政権と福井県知事の狡さ   2012/4/15 15:05
120414 所謂<地元>の方々へ:立場が変わりますよ! 2012/4/14 20:40
120414 朝日新聞(朝刊)一面、解説記事 「検証なき拙速な判断」 2012/4/14 19:59
120414 野田ビリケン(非立憲)内閣の即時退陣を求める! 大飯原発再稼働、絶対反対!  2012/4/14 17:05
199冊目 網野善彦「日本史再考 新しい歴史像の可能性」(NHK人間大学;1996年1月~3月) 評価5  2012/4/14 3:57
198冊目 朴一(パク・イル)「僕たちのヒーローはみんな在日だった」(講談社;2011) 評価3  2012/4/13 2:29
197冊目 佐原眞「日本文化を掘る」(NHK人間大学;1992年10月~12月) 評価5  2012/4/12 4:46
196冊目 池上彰「新聞活用術」(ダイヤモンド社;2010) 評価3 2012/4/11 1:22
120408 本日50000PV突破! 信じられません。感謝感謝感謝です。    2012/4/9 3:48
195冊目 池上彰「伝える力2 もっと役立つ!話す書く聞く技術」(PHPビジネス新書;2012) 評価3   2012/4/9 2:17
194冊目 佐野眞一「あんぽん 孫正義伝」(小学館;2012) 追記 2012/4/8 17:56
194冊目 佐野眞一「あんぽん 孫正義伝」(小学館;2012) 評価5  2012/4/8 3:55
120406 大飯再稼働を絶対に許すな! 野田非民主主義内閣打倒! 安保闘争級の反対運動をやるべし!  2012/4/6 7:44
193冊目 鎌田實「がんばらない」(集英社文庫;2000) 評価5  2012/4/5 23:41
192冊目 野中広務・辛淑玉「差別と日本人」(角川oneテーマ21;2009) 評価5   2012/4/4 4:41
191冊目 鈴木光司「なぜ勉強するのか?」(ソフトバンク新書;2006) 評価3   2012/4/3 3:55
190冊目 畑中正一「ウイルスとの闘い がん・エイズは克服できるか」(NHK人間大学1993.4.~6.) 評価4 2012/4/2 3:07
189冊目 司馬遼太郎「項羽と劉邦(下)」(新潮文庫;1980) 評価5 2012/4/1 5:24
188冊目 司馬遼太郎「項羽と劉邦(中)」(新潮文庫;1980) 評価5 2012/3/31 7:05
120330 初めて500PV超えました。感謝です。  2012/3/31 6:05
187冊目 鈴木光司「バースデイ」(角川ホラー文庫;1999)  評価4  2012/3/30 3:23
120329 野田バカ総理の<財政>に対する根本的疑問。  2012/3/29 6:21
120324 都合によりしばらく休ませて頂きます。  2012/3/24 21:26
186冊目 鈴木光司「ループ」(角川ホラー文庫;1998) 評価5  2012/3/24 7:58
185冊目 鈴木光司「らせん」(角川ホラー文庫;1995)  評価5  2012/3/23 5:18
184冊目 鈴木光司「リング」(角川ホラー文庫;1991)  評価4  2012/3/22 5:29
183冊目 永積安明・上横手雅敬・桜井好朗「太平記の世界」(NHK市民大学1982.10~1983.3)評価3  2012/3/21 6:39
182冊目 鹿野政直「歴史を学ぶこと」(岩波高校生セミナー;1998) 評価5  2012/3/20 7:14
120318 明日人間ドックで、今日は読書休みます。  2012/3/19 3:59
120318 アーカイブ   2012/3/19 3:38
120318 知ってました? 映画「マトリックス」が、日本の「リング」の質の悪いパクリだったってこと。  2012/3/18 5:47
181冊目 五木寛之「下山の思想」(幻冬舎新書;2011) 評価2  2012/3/18 5:10
120317 原発の<地元>は、断じて福井だけではない! 野田バカの食い逃げの犠牲だけは絶対にごめんだ!  2012/3/17 18:16
180冊目 武田邦彦「偽善エコロジー 「環境生活」が地球を破壊する」(幻冬舎新書;2008)評価5  2012/3/17 6:45
179冊目 小栗左多里「英語ができない私をせめないで!」(大和書房;2004)評価4  2012/3/16 5:15
120314 明日は確定申告最終日、焦ってます。& ◎アーカイブ   2012/3/15 1:47
120313 その2:大阪府立高校「校長による卒業式での君が代、教師口パク調査」に対する所感  2012/3/14 3:13
120313 その1:イザヤ書五三章 イエスは旧約聖書で預言(予言?)されていた!  2012/3/14 3:04
120312 白骨の御文章(御文)   2012/3/13 1:23
178冊目 三田誠広「夫婦って何?「おふたり様」の老後」(講談社+α新書;2007)評価3   2012/3/12 3:48
177冊目 司馬遼太郎「項羽と劉邦(上)」(新潮文庫;1980) 評価5   2012/3/11 7:09
176冊目 眞淳平「世界の国1位と最下位―国際情勢の基礎を知ろう」(岩波ジュニア新書;2010) 評価3  2012/3/10 7:10
175冊目 生田武志「貧困を考えよう」(岩波ジュニア新書;2009) 評価5   2012/3/9 8:23
174冊目 山口幸夫「新版 20世紀理科年表」(岩波ジュニア新書;1998) 評価3  2012/3/8 6:25
173冊目 南淵明宏「ブラック・ジャックはどこにいる?」(PHP研究所;2003) 評価3  2012/3/7 4:21
172冊目 藤野彰「臨界点の中国 コラムで読む胡錦濤時代」(集広舎・中国書店;2007) 評価5  2012/3/6 5:05
171冊目 近藤雄生「旅に出よう 世界にはいろんな生き方があふれてる」(岩波ジュニア新書;2010)評価4   2012/3/5 6:15
120304 やっぱりおかしいですよ!橋下大阪市長 2012/3/4 20:45
170冊目 湯浅誠「どんとこい、貧困! よりみちパン!セ」(イースト・プレス;2011) 評価特5   2012/3/4 6:42
120303 聞き捨てならない話。橋下大阪市長、この話は本当ですか?   2012/3/3 20:14
169冊目 堤 未果「社会の真実の見つけかた」(岩波ジュニア新書;2011) 評価5   2012/3/3 7:41
168冊目 ヘミングウェイ「老人と海 (福田恆存 訳)」(新潮文庫;1952) 評価4   2012/3/2 4:35
書籍リスト 実験版  2012/03/01     2012/3/1 14:12
167冊目 伊藤真「憲法の力」(集英社新書;2007) 評価5   2012/3/1 6:53
166冊目 香山リカ「14歳の心理学」(中経の文庫;2006) 評価2   2012/2/29 3:50
165冊目 太宰治「斜陽」(角川文庫;1947) 評価5   2012/2/28 3:21
164冊目 池上彰「知らないと恥をかく世界の大問題」(角川SSC新書;2009年11月)評価4   2012/2/27 7:29
163冊目 ヘミングウェイ「誰がために鐘は鳴る(上) 大久保康雄 訳(1973)」(新潮文庫;1940) 評価4   2012/2/26 6:46
162冊目 水木しげる「水木しげるのラバウル戦記」(ちくま文庫;1994) 評価4    2012/2/25 7:17
161冊目 水木しげる「トペトロとの50年―ラバウル従軍後記」(中公文庫;1995) 評価3    2012/2/24 6:01
160冊目 立松和平「ぼくの仏教入門」(ネスコ 文芸春秋;1999) 評価3   2012/2/23 6:24
159冊目 小出裕章「小出裕章が答える原発と放射能」(河出書房新社;2011年9月) 評価5   2012/2/22 6:03
158冊目 城山三郎「官僚たちの夏」(新潮文庫;1975) 評価5   2012/2/21 7:15
157冊目 大塚公子「死刑執行人の苦悩」(角川文庫;1988) 評価4   2012/2/20 7:04
156冊目 阿部 彩「子どもの貧困」(岩波新書;2008) 評価5   2012/2/19 8:21
155冊目 池上彰「これが「週刊こどもニュース」だ」(集英社文庫;1999) 評価3   2012/2/18 5:48
154冊目 神野直彦「財政のしくみがわかる本」(岩波ジュニア新書;2007) 評価5   2012/2/17 7:54
番外 よしたに「理系の人々(1)(2)」(中経出版;2008,2010)評価3   2012/2/16 6:23
153冊目 宮崎正勝「知っておきたい「食」の世界史」(角川ソフィア文庫;2006)評価4   2012/2/15 6:35
152冊目 生田武志「ルポ最底辺―不安定就労と野宿」(ちくま新書;2007) 評価5   2012/2/14 5:20
151冊目 沖守弘「マザー・テレサ あふれる愛」(講談社文庫;1984)評価5   2012/2/13 6:14
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◎書籍リスト3 : 101~150冊

2012年04月22日 20時54分43秒 | 書籍&ブログリスト
タイトル                               投稿日時

祝? 30000PV突破   2012/2/12 4:51
150冊目 東野圭吾「幻夜」(集英社文庫;2004)  評価4  2012/2/12 4:34
149冊目 野島博之「謎とき日本近現代史」(講談社現代新書;1998) 評価4  2012/2/11 7:14
148冊目 池上彰「伝える力」(PHPビジネス新書;2007) 評価3  2012/2/10 3:23
原発の<地元>って何ですか?  2012/2/9 6:29
147冊目 武田邦彦「放射能列島日本でこれから起きること」(朝日新書;2011.11.) 評価4  2012/2/9 6:14
146冊目 加賀乙彦「不幸な国の幸福論」(集英社新書;2009) 評価5  2012/2/8 6:48
145冊目 三浦展「仕事をしなければ、自分はみつからない。フリーター世代の生きる道」(晶文社;2005)評価3  2012/2/7 4:19
アーカイブ 評価5を中心に  2012/2/6 2:55
144冊目 石川文洋「日本縦断 徒歩の旅―65歳の挑戦―」(岩波新書;2004年) 評価3  2012/2/5 3:32
143冊目 池上彰「1テーマ5分でわかる世界のニュースの基礎知識」(小学館;2010) 評価5  2012/2/4 6:11
142冊目 立花隆「証言・臨死体験」(文春文庫;1986)  評価4  2012/2/3 7:47
141冊目 なだいなだ「TN君の伝記」(福音館日曜日文庫;1976) 評価5  2012/2/2 7:31
祝? 訪問者10000 IP突破  2012/2/1 7:40
140冊目 須田慎一郎「下流喰い―消費者金融の実態」(ちくま新書;2006) 評価4  2012/2/1 6:13
139冊目 百田尚樹「永遠の0(ゼロ)」(講談社文庫;2006) 評価5  2012/1/31 6:22
138冊目 森鴎外「山椒大夫・高瀬舟」(新潮文庫;1919~16)所収4作品  評価4  2012/1/30 4:30
137冊目 宮部みゆき「理由」(新潮文庫;1998) 評価4  2012/1/29 4:50
遊書心得のリフレイン  2012.1.28. 2012/1/29 4:25
136冊目 江藤淳「明治を創った人々」(NHK人間大学1992年7月~9月期) 評価4  2012/1/28 5:38
135冊目 加藤仁「定年後―豊かに生きるための知恵」(岩波新書;2007) 評価3  2012/1/27 6:04
134冊目 中馬清福「日本の基本問題を考えてみよう」(岩波ジュニア新書;2009)  評価5  2012/1/26 7:17
133冊目 溝口敦「暴力団」(新潮新書;2009年9月)  評価5  2012/1/25 6:36
132冊目 安田佳生「千円札は拾うな。」(サンマーク出版;2006)  評価1  2012/1/24 2:27
131冊目 池上彰「イラスト図解 経済ニュース虎の巻 」(2003年;講談社) 評価3  2012/1/23 6:15
130冊目 山崎豊子「運命の人(四)」(文芸春秋;2009)  評価5  2012/1/22 7:19
129冊目 脇田晴子「室町時代」(中公新書;1985) 評価3(5)  2012/1/21 4:26
128冊目 正村公宏「ダウン症の子をもって」(新潮文庫;1983(2001))  評価5  2012/1/20 4:31
127冊目 落合恵子・佐高信「50歳われらの戦後」(岩波ブックレット;1945) 評価3  2012/1/19 5:01
126冊目 後藤昭「新版 わたしたちと裁判」(岩波ジュニア新書;2006) 評価4  2012/1/18 5:53
アーカイブ 2008年3月の読書(一部)  2012/1/17 3:42
125冊目 山崎豊子「運命の人(三)」(文芸春秋;2009)  評価5  2012/1/16 6:34
124冊目 山崎豊子「運命の人(二)」(文芸春秋;2009) 評価4  2012/1/15 8:23
123冊目 山崎豊子「運命の人(一)」(文芸春秋;2009) 評価4  2012/1/14 5:46
アーカイブ 2008年1月・2月の読書(一部)  2012/1/13 0:17
122冊目 青木新門「納棺夫日記(増補改訂版)」(講談社文庫;1993)  評価5  2012/1/12 7:24
121冊目 毎日新聞科学環境部「『理系』という生き方  理系白書2」(講談社文庫;2007)  評価4  2012/1/11 4:31
大山鳴動して、まあ痔の出血ですな。とほほ…。  2012/1/11 4:31
120冊目 毎日新聞科学環境部「理系白書 この国を静かに支える人たち」(講談社文庫;2003) 評価4  2012/1/10 6:12
祝? 20000PV突破   2012/1/10 4:19
119冊目 多田富雄「免疫・「自己」と「非自己」の科学」(NHK人間大学1998年1月~3月期) 評価4  2012/1/9 7:02
118冊目 久田恵「フィリッピーナを愛した男たち」(文春文庫;1989) 評価5  2012/1/8 6:49
117冊目 ソルジェニーツィン「イワン・デニーソヴィチの一日 (木村浩 訳)」(新潮文庫;1962) 評価3  2012/1/7 5:05
116冊目 藤田紘一郎「医療大崩壊 *文庫書下ろし」(講談社文庫;2009) 評価3  2012/1/6 5:45
115冊目 池上彰「そうだったのか!日本現代史」(集英社文庫;2001(2008)) 評価4  2012/1/5 4:16
114冊目 高橋和巳「邪宗門(下)」(朝日文芸文庫;1966) 評価 特5  2012/1/4 3:22
アーカイブ 東野圭吾作品特集  2012/1/1 5:37
アーカイブ 浅田次郎「蒼穹の昴(一)~(四)」「珍妃の井戸」「中原の虹(一)~(四)」 評価4~5   2011/12/30 21:04
113冊目 神谷美恵子「生きがいについて 神谷美恵子著作集1」(みすず書房;1966) 評価5  2011/12/30 6:54
112冊目 高橋和巳「邪宗門(上)」(朝日文芸文庫;1966)  評価 5  2011/12/29 7:17
111冊目  池上彰「そうだったのか!中国」(集英社;2010(2007))  評価5  2011/12/28 7:29
110冊目 ドナルド・キーン「日本の面影」(NHK人間大学4月-6月;1992) 評価5  2011/12/27 7:44
109冊目 池上彰「その日本語伝わっていますか?」(講談社+α文庫;2011) 評価3  2011/12/26 6:45
NHK『坂の上の雲』(第13話;日本海海戦):「九仞の功を一簣にかく」 とても残念だった。  2011/12/26 3:47
108冊目 倉都康行「世界がわかる現代マネー6つの視点」(ちくま新書;2006) 評価4  2011/12/25 3:39
107冊目  藤沢周平「市塵 (下)」(講談社文庫;1989)  評価5  2011/12/24 7:02
アーカイブ   リスト (今後、更新していきます)  2011/12/23 5:59
106冊目  藤沢周平「市塵 (上)」(講談社文庫:1990)  評価3  2011/12/23 4:51
105冊目 片山恭一「考える元気 (「DNAに負けない心」改題)」(光文社文庫;2004/2000)  評価3  2011/12/22 2:28
104冊目  森達也「君が選んだ死刑のスイッチ  よりみちパン!セ」(理論社;2009)  評価4  2011/12/21 5:38
103冊目 今井久美雄「韓国語の散歩道 ほんとうに初めての人の韓国語」(アルク;1999)  評価4  2011/12/20 4:51
102冊目  アルフォンス・デーケン「死とどう向き合うか」(NHK人間大学;1993) 評価4  2011/12/19 4:13
『読書書籍リスト 1冊目~100冊目(9月1日~12月15日)』   2011/12/18 5:48
アーカイブ 山崎豊子「沈まぬ太陽(1)~(5)」(新潮社;1999)&映画DVD  評価5  2011/12/18 3:02
101冊目 加賀乙彦「死刑囚の記録」(中公新書;1980)  評価5  2011/12/17 6:50
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◎書籍リスト2 : 51~100冊

2012年04月22日 20時53分59秒 | 書籍&ブログリスト
タイトル                               投稿日時

100冊目 文芸春秋編「東大教師が新入生にすすめる本」(文春新書;2004)  評価4  2011/12/16 3:43
99冊目 吉村昭「海の史劇」(新潮文庫;1972)  評価5  2011/12/15 6:44
98冊目 尾上圭介「大阪ことば学」(創元社;1999) 評価4  2011/12/14 4:16
97冊目 橘玲「残酷な世界で生き延びるたったひとつの方法」(幻冬舎;2010) 評価2  2011/12/13 1:07
番外 戸部けいこ「光とともに…~自閉症児を抱えて~(10)」(秋田書店;2006) 評価3  2011/12/12 3:44
番外 蛇蔵&海野凪子「日本人なら知っておきたい日本文学」(幻冬舎;2011)  評価3  2011/12/12 3:40
永田 久「時と暦の科学」抜粋メモ 短期連載2  2011/12/11 4:35
永田 久「時と暦の科学」抜粋メモ 短期連載1  2011/12/10 5:07
96冊目 柏木哲夫「死を看取る医学 ホスピスの現場から」(NHK人間大学1月-3月;1997) 評価3  2011/12/10 4:56
95冊目 永田久「時と暦の科学」(NHK市民大学10月-12月;1989)  評価5  2011/12/9 6:04
94冊目 表 三郎「日記の魔力 この習慣が人生を劇的に変える」(サンマーク出版;2004)  評価3  2011/12/8 4:40
93冊目 船橋洋一「あえて英語公用語論」(文春新書;2000) 評価5  2011/12/7 5:51
92冊目 ビジネスリサーチ「最新2010年版 業界地図が一目でわかる本」(三笠書房;2009)評価3  2011/12/6 4:53
91冊目 玄侑宗久「御開帳綺譚」所収、同名作品(文春文庫;2002) 評価2  2011/12/5 1:39
祝? 10000PV突破(10月9日から56日間:トータル 閲覧 10243 PV 訪問者 4303 IP )  2011/12/4 8:09
90冊目 池上彰と対談者7名「池上彰の宗教がわかれば世界が見える」(文春新書;2011)  評価4  2011/12/4 7:53
89冊目 佐高信「司馬遼太郎と藤沢周平 「歴史と人間」をどう読むか」(光文社知恵の森文庫;1999) 評価3  2011/12/3 4:48
88冊目 康玲子(カン・ヨンジャ)「私には浅田先生がいた」(三一書房;2008)  評価5  2011/12/2 6:21
87冊目 伊藤真「夢を現実に変える方法」(サンマーク文庫;2007)  評価3  2011/12/1 3:05
86冊目 青砥恭「ドキュメント高校中退―いま、貧困が生まれる場所」(ちくま新書;2009)  評価5  2011/11/30 5:01
85冊目 本川達雄「ゾウの時間ネズミの時間 サイズの生物学」(中公新書;1992) 評価5  2011/11/29 5:08
84冊目 伊藤 真「夢をかなえる勉強法」(サンマーク出版;2006)  評価3  2011/11/28 4:07
原点確認&タイトル変更  2011/11/27 20:26
83冊目 I.モンタネッリ「ローマの歴史(藤沢道郎 訳)」(中公文庫;1979)  評価3  2011/11/27 7:29
82冊目 重松清「流星ワゴン」(講談社文庫;2002)  評価5  2011/11/26 7:27
81冊目 保永貞夫「太平洋のかけ橋 新渡戸稲造」(講談社 火の鳥伝記文庫;1984)  評価3  2011/11/25 4:45
80冊目 小熊英二「日本という国 よりみちパン!セ」(理論社;2006) 評価5  2011/11/24 6:08
79冊目 山田大隆「心にしみる天才の逸話20 」(ブルーバックス;2001年)評価4  2011/11/23 8:19
78冊目 玄有宗及「禅的生活」(ちくま新書;2003)  評価4  2011/11/22 5:02
番外 戸部けいこ「光とともに…~自閉症児を抱えて~(7)(8)(9)」(秋田書店;2004&2005) 評価3  2011/11/21 4:29
77冊目 井上ひさし「吉里吉里人(下)」  評価5  2011/11/20 7:12
76冊目 森鴎外「阿部一族」(旺文社文庫;1913)  評価4  2011/11/19 6:57
75冊目 脇田修「織田信長 中世最後の覇者」(中公新書;1987)  評価3  2011/11/18 4:38
74冊目 池内了「科学の考え方・学び方」(岩波ジュニア新書;1996年)  評価4  2011/11/17 4:02
73冊目 渡部陽一「世界は危険で面白い」(産経新聞出版;2008)  評価4  2011/11/16 4:45
72冊目 玄侑宗久「ベラボーな生活 禅道場の「非常識」な日々」(朝日新聞社;2006)  評価3  2011/11/15 2:45
アーカイブ 司馬遼太郎『坂の上の雲 全八巻』(文春文庫;1978)  評価5  2011/11/14 0:37
71冊目 井上ひさし「吉里吉里人(中)」(新潮文庫;1985)  評価5  2011/11/13 2:16
70冊目 カミュ「異邦人(窪田啓作 訳)」(新潮文庫;1940) 評価5  2011/11/12 5:50
69冊目 竹内海南江「おしりのしっぽ 旅する私のふしぎな生活」(集英社;2004) 評価3  2011/11/11 2:33
68冊目 カフカ「変身(高橋義孝 訳)」(新潮文庫;1916作;1952訳) 評価4  2011/11/10 3:36
67冊目 姜尚中「愛国の作法」(朝日選書;2006) 評価4  2011/11/9 1:31
66冊目 永井路子「乱紋(下)」(文春文庫;1973)  評価2  2011/11/8 2:51
65冊目 永井路子「乱紋(上)」(文春文庫;1973)  評価2  2011/11/7 4:13
64冊目 井上ひさし著「吉里吉里人(上)」(新潮文庫;1985)  評価5  2011/11/6 2:33
アーカイブ 福沢諭吉著「福翁自伝」(旺文社文庫;1899)  評価5  2011/11/5 17:28
アーカイブ 阿川弘之著「井上成美」(新潮文庫;1986) 評価3  2011/11/5 17:25
アーカイブ 梁石日著「夜を賭けて」(幻冬舎文庫;1994) 評価5  2011/11/5 17:12
63冊目 下川祐治著「日本を降りる若者たち」(講談社現代新書;2007) 評価4  2011/11/5 5:01
62冊目 吉村昭著「冷たい夏、熱い夏」(新潮文庫;1984)  評価5  2011/11/4 2:55
アーカイブ 三浦綾子著「旧約聖書入門―光と愛を求めて―」(カッパブックス;1974)評価3  2011/11/3 5:36
アーカイブ 角岡伸彦著「被差別の青春」(講談社;1999)  評価5  2011/11/3 5:20
アーカイブ 岡田斗司夫著「いつまでもデブと思うなよ」(新潮文庫;2007) 評価3  2011/11/3 5:12
アーカイブ 黒田俊雄著「寺社勢力-もう一つの中世社会-」(岩波新書;1980) 評価3  2011/11/3 5:04
61冊目 村井康彦著「日本の文化」(岩波ジュニア新書;2002) 評価4  2011/11/3 4:52
番外 戸部けいこ著「光とともに…~自閉症児を抱えて~(5)(6)」(秋田書店;2004)評価3  2011/11/2 4:40
アーカイブ 吉村昭著「間宮林蔵」(講談社文庫;1982)  評価5  2011/11/1 5:44
60冊目 吉村昭著「ポーツマスの旗 外相・小村寿太郎」(新潮文庫;1979) 評価5  2011/11/1 5:11
アーカイブ 山崎豊子著「白い巨塔(1)~(5)」(新潮文庫;1965と1969) 評価5  2011/10/31 3:52
59冊目 姜尚中著「ナショナリズム」(岩波書店;2001) 評価3  2011/10/31 3:06
58冊目 ドナ・ウィリアムズ著「自閉症だったわたしへ(『NOBODY NOWHERE』)」(新潮文庫;1993) 評価5  2011/10/30 4:50
57冊目 藤田紘一郎著「笑うカイチュウ 寄生虫博士奮闘記」(講談社文庫;1994) 評価5  2011/10/29 4:54
56冊目 林則行著「「銅メダル英語」をめざせ! 発想を変えれば今すぐ話せる」(光文社新書;2011)評価3  2011/10/28 1:19
番外 戸部けいこ著「光とともに…~自閉症児を抱えて~(3)(4)」(秋田書店;2002/03)評価4  2011/10/27 4:15
55冊目 松岡正剛著「17歳のための世界と日本の見方」(春秋社;2006)評価4  2011/10/26 3:27
番外 戸部けいこ著「光とともに…~自閉症児を抱えて~(1)(2)」(秋田書店;2001)評価4  2011/10/25 3:42
54冊目 司馬遼太郎著「梟の城」(新潮文庫;1959)  評価4  2011/10/24 3:13
53冊目 シェイクスピア著「マクベス(福田恆存 訳)」(新潮文庫;1606?) 評価3  2011/10/23 2:23
52冊目 水野俊平著「韓国の若者を知りたい」(岩波ジュニア新書;2003)  評価3  2011/10/22 6:21
51冊目 夏川草介著「神様のカルテ2」(小学館;2010)  評価5  2011/10/21 5:24

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◎書籍リスト1 : 1~50冊

2012年04月22日 20時52分36秒 | 書籍&ブログリスト
タイトル                               投稿日時

50冊目 夏川草介著「神様のカルテ」(小学館;2009)  評価4  2011/10/20 3:23
49冊目 斎藤貴男著「強いられる死 自殺者三万人超の実相」(角川学芸出版;2009)評価3  2011/10/19 3:55
48冊目 尾木直樹著「学校を元気にする50のルール」(三省堂;2008) 評価3  2011/10/18 1:14
おまけ38冊目 湯浅誠著「反貧困―『すべり台社会』からの脱出」(岩波新書;2008) 評価5  2011/10/17 5:11
おまけ 37冊目 堤未果著「ルポ 貧困大国アメリカⅡ」(岩波新書;2010) 評価4  2011/10/17 5:05
47冊目 ドストエフスキー著「地下室の手記(江川卓訳)」(新潮文庫;1864)  評価5  2011/10/17 4:38
おまけ 36冊目 武田邦彦著「君が地球を守る必要はありません」(河出書房新社;2010) 評価3  2011/10/16 5:14
おまけ 35冊目 堤未果著「ルポ 貧困大国アメリカ」(岩波新書;2008) 評価5  2011/10/16 5:11
おまけ 34冊目 早坂隆著「世界の日本人ジョーク集」(中公新書ラクレ;2006) 評価3  2011/10/16 5:06
おまけ 33冊目 重松清著「定年ゴジラ」(講談社文庫;1998)  評価4  2011/10/16 5:01
おまけ 32冊目 司馬遼太郎著「殉死」(文集文庫;1967)  評価4  2011/10/16 4:08
おまけ 30冊目 平岩正樹著「がんで死ぬのはもったいない」(講談社現代新書;2002) 評価4  2011/10/16 3:43
46冊目 湊かなえ著「告白」(双葉社;2008)  評価4  2011/10/16 3:37
おまけ 28冊目 鈴木邦男著「失敗の愛国心」(理論社;2008)  評価3  2011/10/15 4:23
おまけ 27冊目 池上彰著「そうだったのか!現代史」(集英社文庫;2000) 評価5  2011/10/15 4:19
おまけ 26冊目 徳永進著「死ぬのは、こわい?」(理論社;2005)  評価3  2011/10/15 4:11
45冊目 玄田有史著「14歳からの仕事道」(理論社;2005)  評価4  2011/10/15 3:53
おまけ 24冊目 福田清人・網野義紘著「夏目漱石-人と作品3ー」(清水書院;1966)評価3  2011/10/14 1:15
おまけ 22冊目 万城目学著「偉大なるしゅららぼん」(集英社;2011) 評価3  2011/10/14 1:03
おまけ 21冊目 依田紀基「プロ棋士の思考術-大局観と判断力」(PHP新書;2008)  評価2  2011/10/14 1:00
おまけ 20冊目 森達也「神さまってなに?」(河出書房新社;2009) 評価2  2011/10/14 0:56
44冊目 貴戸理恵・常野雄次郎著「不登校選んだわけじゃないんだぜ!」(理論社;2005) 評価1  2011/10/14 0:48
おまけ 19冊目 村上春樹著「海辺のカフカ(下)」(新潮社;2002) 評価5  2011/10/13 2:25
おまけ 18冊目 村上春樹著「海辺のカフカ(上)」(新潮社;2002) 評価5  2011/10/13 2:20
おまけ 17冊目 小出裕章著「原発はいらない」(幻冬舎新書;2011) 評価5  2011/10/13 2:14
43冊目 宮本延春著「オール1の落ちこぼれ、教師になる」(角川書店:2006) 評価3  2011/10/13 1:56
おまけ 16冊目 杉山登志郎著「発達障害の子どもたち」(講談社現代新書;2007)  評価5  2011/10/12 0:58
42冊目 姜尚中著「反ナショナリズム-帝国の妄想と国家の暴力に抗して-」(教育史料出版会;2003)評価3  2011/10/11 23:36
おまけ15冊目 姜尚中「ニッポン・サバイバル―不確かな時代を生き抜く10のヒント」(集英社新書;2007)評価3  2011/10/11 3:13
おまけ 14冊目 上田和夫著「ユダヤ人」(講談社現代新書;1986)  評価2  2011/10/11 3:09
おまけ 13冊目 頼藤和寛著「わたし、ガンです ある精神科医の耐病記」(文春新書;2001)  評価5  2011/10/11 3:04
おまけ 11・12冊目 松本清張著「砂の器(上)(下)」(新潮文庫;1973)   評価5  2011/10/11 2:57
おまけ 9冊目 姜尚中著「悩む力」(集英社文庫;2008)  評価3  2011/10/11 2:52
おまけ 8冊目 池上彰著「そうだったのか!アメリカ」(集英社文庫;2005)  評価5  2011/10/11 2:47
おまけ 7冊目 ショーエンK著「ぼうず丸もうけのカラクリ」(ダイヤモンド社;2009)評価2  2011/10/11 2:42
おまけ 4冊目 吉村昭著「戦艦武蔵」(新潮文庫;1973)  評価3  2011/10/11 2:38
おまけ 2冊目 新田次郎著「槍ヶ岳開山」(文春文庫;1977)  評価4  2011/10/11 2:33
おまけ 5冊目 藻谷浩介著「デフレの正体―経済は「人口の波」で動く」(角川oneテーマ21;2010)評価4  2011/10/11 0:39
おまけ 1冊目 梁石日著「夜の河を渡れ」(新潮文庫;1990)  評価4  2011/10/11 0:30
おまけ 3冊目 新田次郎著「八甲田山死の彷徨」(新潮文庫;1971)  評価5  2011/10/11 0:24
おまけ 10冊目 齋藤孝著「齋藤孝のざっくり!日本史」(祥伝社;2007)  評価1  2011/10/11 0:13
おまけ 6冊目 和田竜著「のぼうの城」(小学館;2007) 評価2  2011/10/10 23:23
41冊目 黒鉄ヒロシ「千思万考―歴史で遊ぶ39のメッセージ―」(幻冬舎;2011)  評価4  2011/10/10 23:12
おまけ 25冊目 杉本苑子著「穢土荘厳(下)」(文春文庫;1986)  評価5  2011/10/10 16:28
おまけ 23冊目 杉本苑子著「穢土荘厳(上)」(文春文庫;1986)  評価5  2011/10/10 16:24
おまけ 31冊目 橋爪大三郎・大澤真幸著「ふしぎなキリスト教」(講談社現代新書;2011)  評価5  2011/10/10 16:13
40冊目 宮部みゆき著「火車」(新潮文庫;1992)  評価5  2011/10/10 15:30
39冊目 大津秀一著「死ぬときに後悔すること25」(致知出版社;2009)  評価3  2011/10/9 5:11
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150329 タガ外せば歯止め失う 長谷部恭男・早稲田大学教授/「未来志向」は現実逃避 杉田敦・法政大学教授

 杉田 先日ドイツのメルケル首相が来日しました。戦後ドイツも様々な問題を抱えていますが、過去への反省と謝罪という「建前」を大切にし続けることで、国際的に発言力を強めてきた経緯がある。「建前」がソフトパワーにつながることを安倍さんたちは理解しているのでしょうか。  / /長谷部 そもそも談話が扱っているのは、学問的な歴史の問題ではなく、人々の情念が絡まる記憶の問題です。記念碑や記念館、映画に結実するもので、証拠の有無や正確性をいくら詰めても、決着はつかない。厳密な歴史のレベルで、仮に日本側が中国や韓国の主張に反証できたとしても、問題はむしろこじれる。相手を論破して済む話ではないから、お互いがなんとか折り合いのつく範囲内に収めようと政治的な判断をした。それが河野談話です。  / /杉田 談話の方向性や近隣との外交について「未来志向」という言い方がよくされますが、意図はどうあれ、それが過去の軽視という「見かけ」をもってしまえば、負の効果は計り知れない。安倍さんたちは、未来を向いて過去を振り払えば、政治的な自由度が高まると思っているのかもしれません。しかし政治の存在意義は様々な制約を踏まえつつ、何とか解を見いだしていくところにあります。政治的な閉塞(へいそく)感が強まる中で、自らに課せられているタガを外そうという動きが出てくる。しかし、それで万事うまくいくというのは、一種の現実逃避では。  / /長谷部 合理的な自己拘束という概念が吹っ飛んでしまっている印象です。縛られることによってより力を発揮できることがある。俳句は5・7・5と型が決まっているからこそ発想力が鍛えられる。しかし安倍さんたちは選挙に勝った自分たちは何にも縛られない、「建前」も法律も憲法解釈もすべて操作できると考えているようです。  / /杉田 俳句は好きな字数でよめばいいのだと。  / /長谷部 あらゆるタガをはずせば、短期的には楽になるかもしれません。しかし、次に政権が交代したとき、自分たちが時の政府を踏みとどまらせる歯止めもなくなる。外国の要求を、憲法の拘束があるからと断ることもできない。最後の最後、ここぞという時のよりどころが失われてしまう。その怖さを、安倍さんたちは自覚すべきです。 =敬称略(構成・高橋純子)朝日新聞『考論』

0015 オルテガ「大衆の反逆 (桑名一博訳;久野収解説)」(白水社イデー選書;1930)評価5

以下は、オルテガ所論の久野収による抜粋の抜粋である:///  オルテガによれば、政治のなかで「共存」への意志を最強力に表明し、実行していく政治スタイルこそ、自由主義的デモクラシーである。共存は、強い多数者が弱い少数者に喜んで提供する自己主張、他者説得の権利である。敵、それも最も弱い敵とさえ、積極的に共存するという、ゆるがない決意である。/その意味で、人類の自然的傾向に逆行する深いパラドックス(逆説)であるから、共存を決意した人類が、困難に面してこの決意を投げ出すほうへ後退したとしても、それは大きな悲劇ではあっても、大きな不思議とするには当たらない。/「敵と共存し、反対者と共に政治をおこなう」という意志と制度に背を向ける国家と国民が、ますます多くなっていく1930年代、オルテガは、「均質」化された「大衆」人間の直接行動こそが、あらゆる支配権力をして、反対派を圧迫させ、消滅させていく動力になるのだという。なぜなら、「大衆」人間は、自分たちと異類の非大衆人間との共存を全然望んでいないからである。略。///  「大衆」人間は、自分たちの生存の容易さ、豊かさ,無限界さを疑わない実感をもち、自己肯定と自己満足の結果として、他人に耳を貸さず、自分の意見を疑わず、自閉的となって、他人の存在そのものを考慮しなくなってしまう。そして彼と彼の同類しかいないかのように振舞ってしまう。/彼らは、配慮も、内省も、手続きも、遠慮もなしに、「直接行動」の方式に従って、自分たちの低俗な画一的意見をだれかれの区別なく、押しつけて、しかも押しつけの自覚さえもっていない。/彼らは、未開人―未開人は宗教、タブー、伝統、習慣といった社会的法廷の従順な信者である―ではなく、まさに文明の洗礼を受けた野蛮人である。文明の生み出した余裕、すなわち、贅沢、快適、安全、便益の側面だけの継承者であり、正常な生存の様式から見れば、奇形としかいいようのないライフスタイルを営んでいる新人類である。略。///  「自分がしたいことをするためにこの世に生まれあわせて来た」とする傾向、だから「したいことは何でもできる」とする信仰は、自由主義の自由の裏面、義務と責任を免除してもらう自由にほかならない。/われわれは自由主義の生みだした、この「大衆」人間的自由、自己中心的自由に対し、他者と共存する義務と責任をもった自由を保全しなければならないが、一筋縄でいかないのは、この仕事である。(160626:イギリスEU離脱について思うところ=もみ=)