もみさんの一日一冊遊書録( 2011年9月1日 スタート!: メメント・モリ ) ~たゆたえど沈まず~

年とともに人生はクロノロジー(年代記)からパースペクティブ(遠近法)になり、最後は一枚のピクチュア(絵)になる

191223 「本音のコラム」 山口敬之元記者の事件 前川喜平  ※報道しないNHKの異常さ!

2019年12月23日 18時44分06秒 | 考える資料
12月23日(月):

この事件について、判決のあった12月18日(水)以来、NHKがニュースで一切報道していないのが異常としか言えない。民放は当日に報道している。


東京新聞「本音のコラム」山口敬之元記者の事件 前川喜平
 
 2019.12.22

 伊藤詩織さんが山口敬之元TBS記者を性的暴行で訴えた民事裁判は、伊藤さんの完全勝訴だった。やっと正義(の一部)が実現された。詩織さんの勇気ある行動に心から敬意を表したい。しかし判決の事実認定に照らせば、準強制性交罪が成立するはずだ。なぜ立件されなかったのか? 
 山口元記者には逮捕令状が出ていた。逮捕直前に警視庁の中村格(いたる)刑事部長(当時)がその執行停止を命じた。この行動がまず異常だ。山口元記者は安倍夫妻と交友関係があり『総理』という本も書いていた。官邸に人脈もある。中村元部長は菅官房長官の秘書官だった。逮捕中止は官邸の指示だったのではないか?
 東京地検が山口元記者を不起訴にしたのも、被疑者が首相のお友だちだからではないか? 検察審査会の結論も「不起訴相当」だったが、審査会事務局が素人の審査員を誘導したのではないか?
 「刑事と民事で判断が分かれた」と言われるが、裁判所は刑事の判断をしていない。「検察と裁判所で判断が分かれた」と言うべきだ。不起訴の背景に「法の不備」や「立証の困難さ」があるという声もあるが、真の理由は「政権による検察の支配」なのではないか?
 山口元記者はなぜ逮捕も起訴もされなかったのか? そこには、安倍政権による「刑事司法の私物化」という恐るべき疑惑が存在するのだ。(現代教育行政研究会代表)

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