9月1日(金):
8月31日朝日新聞
終わりの始まり。何の?日本の!。前原を選んだ民進党は、自民党以上に国民の気持ちと乖離している。安倍よりはマシだが、
安倍以外の自民党と前原民進党では、違いが判らない。根無し草の保守政治屋の互助的野合集団のイメージが強い民進党が、いくら「現実的?」保守を名乗っても、安倍を取り除いた岸田自民党、石破自民党、野田聖子自民党、の方が安定感がある。
俺は、もちろん反森友・反加計で
反自民党であり、福島瑞穂社民党と山本太郎の支持者なので”リベラル?”と呼ばれる立場なのだろうが、同じ「保守」なら、「現実的」に自民党の方が、前原民進党よりも信頼できる。今回の選択で民進党の議員は、自分で自らを<自民党の補完勢力>として位置づけ、同じ自民党の補完勢力である小池都知事の日本ファーストやチンピラ保守の日本維新の会とのつながりを模索するのだろう。
確実に言えることは、
国民は民進党に<第二自民党>を望んでなんていない。もっと明確で<政権交代可能な対立軸、選択肢>を求めているということだ。そしてそのためには、枝野民進党を選ぶべきだったのだ。枝野民進党ならば、今後大きく民進党が分裂しても、公明党同様に相当数の固定票を持つ共産党を含む大きな野党共闘によって政権を狙う大きな闘いができただろう。それが残念でならない。
そして今回、前原の下に結集した民進党国会議員の多くが、自民党の保守政権に明確に変わり得る政治的選択肢を求める国民の素朴な願いを汲みとれないことが明らかになった。正直、
卑屈なまでの<従米>で沖縄を踏みつけ痛めつける安倍晋三の政治ほど「現実的」な保守政治はいまだかってなかった。それは、任期の長さに表れている。
にもかかわらず、前原詐欺師は、安倍以上に「現実的」保守政治を標榜している。
これで喜ぶのは、アメリカだけだろう。今の日本で「
現実的」というのは「
徹底的<従米>と沖縄無視」とほぼ同意である。つまり、アメリカにすれば、自民党以外に大きな「従米、沖縄無視」の政治的選択肢のカードがもう一枚増えたのだから。
そして、前原民進党は敢えて?消費税の増税を高く掲げている。安倍自民党は、消費税増税を先送りするだろう。どっちが「現実的」なのか? 勝つ気ははじめからないのか?
森友・加計国有財産不正払い下げ事件の影響によって、恐らく次の総選挙で自民党は大幅に議席を減らすだろうし、改憲論議は後退するだろうが、政権は失わない。そして北朝鮮の危機と自己責任論がますます煽られて、軍備拡張と社会保障の後退はさらに進むだろう。
原発政策にも自民党と前原民進党の政策に目立った差は見いだせない。むしろ、
前原民進党の中途半端さが、あらゆる面で露呈し、野合集団であることに国民は失望を深めるだろう。前原民進党で政権交代はできないし、する意味自体が見いだせない。
日本国民は、この国の行方に大きな選択肢を一つ失ったことになる。願わくば、枝野民進党を目指した人々が結束を固め、今後民進党内で一切妥協せず、リベラルな主張を押し通してほしい。そして、
でき得れば分党して、野党共闘に本気で取り組み、国民(定住外国人を含む)に<第二自民党>でない大きな枠組みを選択肢として与えてほしい。恐れることはない。正しいことを行う人々は一番強いのだから。そして、40~50人規模で結束して分党すれば、相当大きな存在感を持てるし、総選挙で一気に倍増、100人を超える勢力も十分に可能だろう。俺は精一杯応援する!