オリーブオイル スコットランドでヤッホー!

駐在生活7カ国を渡りイギリスはスコットランドにリターン。スコットランドで羊の数を数えましょう☆「ヤッホー隊募集!」

子供

2018-08-03 16:56:12 | Weblog

8月5日

 

親戚から、こんな相談を受けた。

今年1年生になった親戚の子が、グズグズが止まらず どうも学校へ行くにならないみたいだ。

だって、まだ1年生でしょ? 緊張したりしているし問題ないよなんて私は言い返しましたが、

彼女曰く、発達障害があるぽいと言うのです。

毎朝ギリギリまで睡眠し学校準備をしたら また寝ている。

自宅から歩いて10分以内徒歩なのに、とにかく登校するまでが戦いと母親は言います。

朝は近所の子供達と集団登校ですが、その近所の顔見知り友達との登校にも不機嫌で毎朝母親が一緒に同行しますが、クラスの中まで一緒じゃ無いと不安になり不機嫌になるそうです。

子供がまだ1学期しか登校していないのに、母親は精神的なダメージで学校のカウンセラーに月一で受けているそうです。

心療内科にも通い薬も常備しているそうです。

夏休みが入りました。

問題は夏休み後です。 また学校行きたくないグズグズがスタートに母親はめまいです。

この1年生のグズグズ病。 私の友達の子供も同じなんです。 結構 周りでも多く何故改善されないのか?に疑問があります。

学校と担任教師に問題か?学校がつまらなか?のどちらかです。

頭が良すぎて学校に馴染めない子供もいるんですよ。

子供が1学期も学校に馴染めず、母親がクラスの中まで見送るに私は違和感がありました。

それって、教師が生徒の性格、受け答えが出来ないのでしょうかね? 公立だから、そこまでは見れません私だって1人で1クラスの生徒を見ていますから~なんでしょうね。

昭和の先生の様に「サービス教師」の時代ではありません。

小学校の1年を持つ担任は「地獄」とよく聞きます。

一番やりたくない学年だからです。 ですよね。一番大変な年頃です。

 

<イギリスの小学校は公立も私立もクラスにいるアシスタント教師>

小学校1年から3年生まで必ずクラスにはアシスタント教師の存在がいます。

手厚い学校は1年生の内には2名もあります。

教師も人間ですからね、完璧には出来ません。 

生徒が先生に質問をしたくて順番待ちがあったとしても、アシスタントが居れば解決も早いです。

遅れを出さない、見逃さない、話をきちんと聞き、生徒と向き合います。

イギリスの低学年の教師には低学年の免許があり高学年を教えることが出来ません。

その理由は、高学年になると専門学科が増え専門教師になる為です。(4年生からスポーツ、音楽、歴史、地理、3化学、英語、数学、他語学は専門教師)

学年にもメリハリをつけ、自分が成長している意識を生徒にも早期の内から覚えせています。

 

<独立させない机と勉強方法>

イギリスの低学年の小学校ではモンテソーリー式です。少数人数グループに分かれて その子に合わせた勉強方法です。

45分間、ジッと座って居ることはありません。

イギリスには一切 教科書の存在はありません。

レベルに寄ってのテキスト式の勉強です。

学校使用するテキスト、参考書も多くの会社があり学校がチョイスをします。

日本の様に「決められた教え」をするのではありません。

音読、読み書きが中心となっています。 これ早期にディスレクシアも分かるので そう言う子供には課外授業があり、音読、読み書きを集中的に教師が付き合うので、学校卒業する時には 改善されているケースもあります。

日本の学校だと、授業中座ってられない 集中力が無いとか聞きませんか?

人間が集中できる時間は20分です。 

6,7歳の子供が45分間 ジッと座って 教師の話が聞けますか?

ちょろちょろする、落ち着きがない、話を聞かない・・・とか あの子は自閉症? ADHD?と決めつけてはいませんか?

それで、日本はフィンランド方式を見習いましょう

ジョーダンでしょ(笑) 私は子供達をノルウェーでも育てしましたが、のびのびしていましたよ。

 

<頭が良すぎて、学校がつまらない子供>

子供が通うクラスに公立から編入してきた男子が居ました。(年明け)

変な時期に編入してきたな~と思って聞いてみると、勉強が出来過ぎて学校がつまらないと母親が言います。

この男の子も毎朝、学校へ行くのにグズグズをしていたそうです。

欧米では授業参観や家庭訪問なんでありません。

母親は学校がどんな勉強をしているのか?を疑問に感じ、教師に許可を取り1人で参観します。

母親は授業参観をした後に、

こりゃ~ダメだと感じ、私立の編入を決意したそうです。

ま、公立がゆとり過ぎたと言う事。

私立に途中編入してくる子供の大半が「全学校がつまらない」と言います。(実話)

親に相談が出来る子供なら まだ良いのですが 相談も出来ずに流してしまう事もあります。

私立はお金も掛かります。

イギリスでは転校は普通にあります。一度私立へ入ったけど、やっぱ 違う私立へ行きたいも自由に出来ます。

我慢してその学校に留まりません。

イヤなら転校します。 

これって自然な事だと思いませんか? もしも、子供がいじめに合い、追い込まれていても その学校に留まる理由はありません。我慢せずに転校する。

イジメ体質の学校は一生改善はムリです。

これが私立となれば動きも早いのですが公立は中々思う様には行きません。それはイギリスも同じです。

 

 <親が気が付かない発達障害>

 欧米では小学生になる前に、近所に登録している診療所で適性検査を受けます。

イギリスではイングランドなら5歳から1年生、スコットランドでは6歳から1年生ですから、日本よりも1年早い適性検査です。もちろん怖い適性検査でありません。

カウンセラーもしくは医師が話して居ることを理解しているか?

色は分かる?数字は言える?分かる?名前は言える?絵を見て答えてね・・・と時間は30分くらいのマンツーマンです。

幸い、わが家の子供達は 海外でイングランド式の学校に登校していたので適性検査はクリア。

カウンセラーや医師が、ちょっと この子は・・・と思う子供は小学校には通えず1年遅れて入学する事をは話します。

欧米人は年齢にあまり拘りが無いので100%の親御さんは1年見送ります。

だがこれが日本人となるとややこくなるのです。

ある日本人の男の子が適性検査で発達障害と診断が出ました。

医師は言います。

もう1年、幼稚園を過ごして入学してください。

母親の答えはNO

その理由を医師に言います。

 「日本では生まれた学年で進学をしますから 1年先遅れでの入学なんてしません イジメられます

ですよね。日本のシステムが こんなんですから。呆れます。

年齢が違っただけでイジメに合うとか、ちょっと変です。

娘のクラスには、1つ上、2つ上の女子が居ます。まったく違和感が無いし仲良しです。

欧米では英語圏以外から来た転校生は自動的に1、2学年下げられます。 その理由は英語の勉強がついていけないからです。

学年を下げて勉強が付いて行けたら学年は上がるの?

答えはNOです

この母親、医師と行政のアドバイスを無視し子供を小学校へ入れます。

子供は1年間大変だったようで駐在で来たのに帰国しました。

1年くらい学年落としたくらいで、周りと比べては行けません。競争何てしなくていいんです。

競争をするから精神的に追い詰められるんです。

子供は迷って当然です。

自分の医師で外国へ来たわけではありません。

家族と日本で話し、理解していたのに 明日から英語でねと言われる方に疑問を感じてしまうからです。

子供ながらに、通じない英語を習得すると心を閉ざしてしまうからです。

無口=障害?と勘違いをされてしまう事もあります。

 

 <特別学級では無く、みんな一緒>

 イギリスでは学習障害があったとしても みな同じクラスがほとんどです。

サポートクラスと言うのも儲けている学校もありますが、公立となると予算がある為に指定している学校だけになります。

決められている授業だけマンツーマンで学習で集中的に勉強を見てくれる教師がいます。

(英語、数学、音読など)

その子は特別?と言うような目では見ません。 みな同じクラスメイトです。

発達障害がある子供は、何か得意分野があります。

スポーツ万能、芸術性がある、音感が凄い、など集中できるものが必ずあるので教師は その才能を消して見逃しません。

大学進学は可能なのか?

はい。可能です。

大学受験をする前に、自分が学習障害がある事を事前に報告します。学校からのコメントも必要ですから、必ず学校と要相談です。イギリスでは障害があっても自分の意思があるなら進学も可能でハンディーキャップを貰えます。

大人になって普通に働いている人も多くいるので、社会に出ても消して問題はありません。

 

<親が諦めると子供も諦める>

親戚に学習障害がいます。現在55歳です。

中学に入り不登校になり、だだ学校が嫌い?と思っていた母親は自分の子供が学習障害があるとは気が付ついていませんでした。手に負えず自由にさせておりました。

現在は引きこもりです。引きこもりはイギリスでも深刻な問題化されています。

まだクスリに手を出してませんがクスリへ走る人もいます。

これって、親の問題だよね?と思う人も多いと思いますが 欧米社会では 「それぞれの性格」と見なされてしまいます。

もしも、わが子が犯罪をしたら?親の責任か?と思いますが違います。

だって55歳ですからね。いい、おっさんです。

昔も今も永久に無職です。

 

<子供には多くの経験と体験をさせる事が大事>

共働き社会になると、子供へのサポートが薄れてきます。

例えばお稽古事とか旅行とか、一緒にご飯を食べない、会話が無い。

実際に小学生で夜1人飯を食べている子供もいます。

休みが取れない事を理由に子供が犠牲になる事が多く、働いている母親は必ず言うのが

「アフタースクールに行っているから平気」です。

私の周りでは、お金に困って働きに行く母親・・・と言うよりも育児や子育てをしたく無く小遣い欲しさで外に出ています。

子供と向き合えず精神崩壊しカウンセラーに通う親を沢山見てきました。

気分展開は「働きに行く」と必ず言います。

その反面、学校ママ友は作りません。面倒と言います。学校の役員もしたくありません。それも面倒だからです。

余談になりますがイギリスの公立ママは働きへ。私立ママは主婦が圧倒的です。

私立ママは、学校のブレーンを大事にします。

お茶会、夜会、ボランティア、学校のお手伝い、子供のお稽古、子供の宿題を見ます。

子供が学校へ行って空いてある時間帯でのパートやバイトは問題ありませんが、それを超える親もいます。

私の知人は子育てがイヤで、学校のお迎えや食事はご主人様がしています。

そんな彼女は子供と夫と話す時間は1日に1時間です。

朝の30分と仕事終わりの30分。

子供達の休みの時に面倒を見ているのは、義母と義父とご主人だそうです。

羨ましですか?

私には まったく羨ましく思えないですね。子供との共有する時間が興味がありません。

それでも、母親はまだ遊び足り無いと言うから母親になりきれていない親です。

子供の記憶は何時までも残ります。

そして、子どもは親の背中を見て育ちます。

蛙の子は蛙だからです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« ぶらり旅。マヨルカ島 | トップ | ヘアードネイション・イギリス編 »
最新の画像もっと見る

Weblog」カテゴリの最新記事