5月13日
私は以前から計画をしていた念願のお遍路を結願した。
最初は四国を歩く予定で計画を行って居たが・・・
情報を集めてる内に1人じゃ無理 と言う事を知る。
1人歩きが無理 もちろん歩く人も多く見た。
四国全てお参りするか?
1国参りするか?
それとも前半(2国参り)後半(残りの2国参り)するか?
バスツアーか?個人オーダーメイドか? 少数人数で回るツアーか? 色々検討した。
まず、私みたいに日本在住じゃないと何度も四国へ足を運ぶ時間とお金が必要になる。
自分のペースでお遍路をした人はそれで良いが本州じゃないとなると本当に金が掛かる。
コロナ禍でお遍路宿の倒産も増えた。
そうなると宿が無く野宿になる。もしくはテント持参。
女1人お遍路は矢張り怖い。
お遍路転がしで何か緊急や事故などがあったら助けを求められない。
ストーカーだってありえる。変態に出会う事もある、熊被害、何かのトラブルに巻き込まれたら矢張り怖い。
一番考えたのは宿が無いお遍路道(海岸)70キロ~80キロも歩く事だ。バスも鉄道も無い。
ひたすら歩くしかない。まさに修行であり地獄道だ。
歩きにリタイアした外国人がヒッチハイクをしてる。
大抵の修行道は20キロ置きに宿があったり店があったりする。
1200キロを歩くには早い人で45日。平均では50日~60日も掛かる。
お遍路ルートを知ってるなら問題無いが初心者なら尚更時間も掛かる。
現地が運営する会社に決めた。
私は現地(四国)のお遍路会社の少人数ツアー(8名)に参加を決めた。
お遍路の混むシーズンは春と秋。
温暖化により冬は雪も降らなくなり冬に参加する人も若干いると言う。
コロナ後からお遍路のツアー金額も一気に値上げ。 納経書も300円⇒500円となり88ヶ寺+高野山となると5万はする。
白衣の上に寺のスタンプやら、掛け軸やらも追加したら破格な金額になる。
お遍路でも最低限度の準備には2万くらい。
好きな寺でのお守り、お札、お土産、お昼代など合わせたらツアー代を合わせて50万以上はする。
四国は現金払いが多い。
地方銀行かゆうちょも見つけるのが困難。お金の引き落としはコンビニだ。
クレジットカードが使用できるのはコンビニとホテル。95%は現金必要。
5円玉が必要となるので2000円分を用意。
この5円玉の両替に一番苦労した。両替手数料が掛かる為に不憫な思いをする。
小銭が必要になるのは洗濯機。ほとんどのホテルに備えがある。
少数人数のツアーであってもかなりハード。
お作法、お経を最後まで読むので1ヶ寺に時間が掛かる。(1つの寺で2回お経を読む)
バスツアーや個人でお遍路する人を見ると作法もしない、お経も読まない、だだ祈るのみ。が多い。
山門であいさつ
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手を洗う
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金をつく(5円)※絶対に戻り金はついてはダメ
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ロウソクを付ける
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線香を3本備える
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5円賽銭箱に入れ金を付き納め札を入れる
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般若心経を読む。本堂→大師堂と2つ同じことを繰り返す。
↓
参拝が終われば山門であいさつ。これを88ヶ寺+高野山までする。
朝7時半には出発し5時までの門限(寺)までに終わらせる。1日がハードだ。
11日間もしくは12日間ツアーで1度に廻るので体力も必要。
会社のツアーなら泊まる所も食事も付いてるから安心。
コロナ後から旅行スタイルが変わり宿の確保だ。海外からの旅行者のホテル予約は早い。
来月、お遍路に行きたいからと言うスタイルじゃ本当に宿が取れない。
昔は1,2日前で電話で予約しても宿も取れたし、たどり着けないならキャンセルも出来たが今はそのやり方が出来ない。
今年はうるう年で4年に一度の逆打ち周りがある事から混雑している。
夏は過酷な事から参加する人も減少し秋、冬の予約をすでにしている人も多い。
お遍路はリピーターが多い。何度も何度もお遍路をする人が多い。
お遍路の心は四国の素晴らしさ。
四国は別な(国)だ。
お遍路を試みる人はスタート地点は皆同じ。お金持ちも貧乏も関係ない。
私は真面目だから毎日のお勤めを果たし修行に励む。全てを「無」にする事だ。
お遍路を3日~ほど修行を積むと色んな事が見えてくる。
そう人の心が読めてくる。見えてくる。
私がお遍路の切っ掛けはあるが1つは空海に会う事。
もう1つは秘密。
お遍路に入る前に京都の三弘法参りをすませている。お遍路に行く前に行う願掛けで道中安全の意味があり東寺、仁和寺、神光院にお参りに行く。
山寺に行き、出雲大社、伊勢神宮も行っており私がお遍路に行く事を告げている。
これも私の1つの願掛け。
お遍路をすると不思議な体験をする事は有名な話でそれも人による。
真面目になるほど不思議な体験はする。それも仏心だ。
お遍路はビジネス。年間で1000億円も利益がある。なのに四国は貧しい地域が沢山ある。
豊かになっていない背景の理由も聞いたが四国お遍路が世界遺産を目指しているが私は反対だ。
世界遺産になれば多くの人が押し寄せ汚れる。
古き良き日本の場所が多い四国。
京都を見よ。オーバーツーリズムとなり多くの問題と課題に悩まされている。毎日が祭りだ。
奈良県民や和歌山県民は自分達の県を「枯れている」と言う。
私はそれを聞いてキッパリと違うと返した。
神が眠り住む場所は観光地にはしては行けない。
私は奈良県も和歌山県も本当に素敵な場所である事を知っている。
お遍路ビジネス
檀家さんと一緒に同行するツアーは高額だ。おまけにお布施もある。檀家さんにしたらお遍路は息抜きで旅行だ。
葬儀屋もやってくる。
遺族からの依頼でお遍路の納経書か白衣、金剛棒のリクエストが多いと言う。
理由はお遍路品物を棺桶に入れ空海と同行2人だ。
お遍路の納経書、神社の御朱印は「人には頼んでは行けない」と暗黙の了解がある。
今じゃ御朱印は有料であるが昔はダダだった。
平家の時代に貴族が家の願掛け、親族の病の祈願から始まった物で神社へ行き「お札」を貰い家に連れて帰る。事から始まってる。
納経書、御朱印は仏閣神社の神を家に持ち帰る意味だ。
ネットで販売している掛け軸なども本物か?は怪しい。コピー商品の可能性もある。
私はお遍路同中にて悪徳商売をするヤツに出会った。
悪徳商売は名古屋に多くお遍路をする人も何故か名古屋人が多い。 観光バスも名古屋が多い。
人を忍ぶお参り寄りも商売繁盛でのお遍路が多い。
高齢者になりお遍路が出来ないから代わりに来る人もいる。ネット商売が途切れないのもお遍路に行けない人が買うためだ。
人に頼んだらお遍路の意味がない。
苦労をし得を積んだ物しかお遍路は理解できない。
お遍路には納め札と言うのがある。お遍路を廻った回数で紙の色が異なる。
これも嘘を書いたら願いがゼロになる。
読経もしない、お線香もお賽銭もしない嘘の願いを書く人が多い。
悪人の顔が見えてきてしまうのもお遍路だ。
生きてる限り煩悩は消えない。
金と欲にまみれた人ほどハッキリと悪人に見える不思議さだ。恐ろしいほど人間は顔に出る。
最後のお勤めは高野山の伽藍。ここで空海に会える。
ここの橋から先は写真が禁止になってる。
今でも空海が生きてることから朝の6時の一の善。(朝ごはん)
10時半は二の膳でお茶をお供えする。
奥の院では音を鳴らしては行けない事になってる。(おりん、もくぎょなど)
特別な霊域だからだ。高野山は一定の地に入ると一気に空気が変わる。
幸いにも10時半の時間が思っていたより混んでいなかった
高野山のお守りを買って空海とお別れをした。
高野山へ行くなら平日の朝に限る。
世界遺産の指定の高野山は本当に外国人が行きたい場所指定にされており私の知り合い数名も
日本旅行へ行くと必ず「高野山」へ行く。
空海と言う存在は知らずその地域が寺院の町と言うのが珍しいからだ。
スペインで言うならモンセラット ここも山の上にある修道院の町で修験道になっている。
続く・・・