まったり まぎぃ

愉快な仲間たちの事、日常生活で思う事、好きな事あれこれ。

『獄中花』2話まで

2016-11-30 21:48:46 | 韓国ドラマのエトセトラ
韓流ラブストーリー完全ガイド本気の愛号 (COSMIC MOOK)
クリエーター情報なし
コスミック出版

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15歳の小娘が、運勢を見るなんて・・・とユン・ウォニョンは信じません。

が、オクニョは、ウォニョンの生年月日を見て、彼が帝王の相を持っていると言いました。

他にも、ま~褒めちぎる褒めちぎる。

ウォニョンはすっかり気分を良くし、オクニョを気に入りました。

でも、本当は、刑罰の相が見えたと言うのです。それを言わなかったのは、オクニョは典獄署という特殊な環境で育ったから、年の割に立ち廻り方を知ってるってところでしょうか。

 

ウォニョンがオクニョを気に入ったことで、署長のテシクも追い出すことはできなくなりました。

却って、オクニョを通じてウォニョンに取り入る事も出来ますからね。

 

典獄署には、死刑囚もいます。

オクニョは4日後に処刑されるというその死刑囚から頼まれて、手紙を届けました。

でも直後に、届けた相手が官軍によって殺されてしまうんですね。

その事を報告した死刑囚は、がっくりと腰を落として座り込んでしまいました。

オクニョは自分の責任のように感じてしまいました。

 

ある日、オクニョはウォニョンに呼ばれて屋敷まで行きました。

側室のチョン・ナンジョンの運勢を見てほしいと言う事でした。

ここでも、オクニョは、上手くやりましたよ。ウォニョンとナンジョンがお互いに補い合って最高の運勢を作り上げてる・・・などと言って喜ばせたのです。

で、褒美に絹の服を着せてもらったオクニョ。

嬉しそうに帰路についたのですが、途中、拉致されてしまうんです。

ウォニョンの娘と間違えられたんです。

 

拉致したのは、死刑囚の仲間。

死刑囚の放免と引き換えにするつもりでした。

矢文を射て、ウォニョンに知らせましたが、ウォニョンには痛くもかゆくもありません。娘は家に居るのですから。

 

で、処刑を一日早めるのです。

恐れ多くもウォニョンを脅すなんて・・・ですね。

仲間が釈放されるとばかり思っていた山賊たちは、怒りました。復讐のために、すぐにでも“ウォニョンの娘”をもっと残酷な殺し方をしてやろうと考えたのです。

それを知ったチョンドゥクは、焦りました。今ではオクニョは本当の娘のような感覚でしょうからね。

必死になって囚人の中に拉致犯である山賊のアジトを知ってる者がいないか、探しまわりました。

チョン・ウチという囚人が、手を貸しました。

で、アジトに官軍と共に駆け付けたのです。

危機一髪、オクニョ、助かりました。

 

事件が片付き、挨拶に行ったオクニョは、ウォニョンとナンジョンがオクニョを助けるために手を尽くした・・・なんて事を聞かされました。

でもね、彼女は知ってるのです。

オクニョが死んでも仕方が無いと、死刑囚を処刑したのですから。人質なんて死んでしまっても彼らにとっては何でもない事なんだと。

ウォニョンたちに嫌気がさしたでしょうね、オクニョ。

ウォニョンの屋敷に、娘やナンジョンの侍女として住み込む事も出来るなんて言われて、少々舞い上がっていたけど、この一件で気持ちも一気に冷めてしまったようです。

 

ナンジョンは、重臣の側室でありながら、勝手に宮中に出入りしています。

文定王妃にもすっかり取り入ってます。

彼女の働きもあって、ウォニョンはどんどん出生して行きました。勿論、姉が文定王妃ですからね。見え見えですわ。

一応、ナンジョンは文定王妃に大いに感謝するのですが、本心は違いました。自分も王室の一員になりたいのです。流石に、元妓女で重臣の側室にすぎない彼女が王室の一員になるのは困難でしたが・・・。

 

ある日、オクニョは新しい囚人の一人ユン・テウォン=コ・スssiと知り合いました。

皆が嫌がるカン・マンボという親分のいる部屋に入りたいと頼んで来ました。

オクニョは、それを利用しました。テウォンに、マンボを押さえ付けて貰いたいと思ったのです。

チョンドゥクが、マンボから殴られましてね。脱獄させてくれないからというのがその理由なんですが。

でもねぇ、私から見ると、殴られても仕方が無い状況だと思うんですけど。

だって、チョンドゥクは、使い込んだ典獄署の資産の穴埋めの為に至急お金が必要になり、マンボに融通してもらったんですよ。何でも言う事は聞くと言う約束をして。

で、要求されたのが脱獄というチョンドゥクにとっては力不足で叶えてあげられない事だったのが不運だったわけです。

そりゃぁ、マンボとすると、殴りたくなりますわ。

 

それと、オクニョは、確かに頭が良さそうです。

それは、頭脳明晰というだけじゃなくて、世慣れてるって言う意味もあるかも。

いやに世間ずれしてるところが、私の好みじゃないわぁ。

次回からは、チン・セヨンさんになるのかな?大人になったら、子供のくせに・・・と思わないで済むかもと、ちょっと期待してます。

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『獄中花』視聴開始です

2016-11-30 15:36:14 | 韓国ドラマのエトセトラ

                     

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私にとっては、また目新しい時代です。

朝鮮第11代国王中宗の時代。悪名高い燕山君を廃位して即位した王様ですね。

始まりから、あまり良い時代じゃなさそうで・・・。ムカつく事も多そうです。

 

1540年中宗35年から物語は始まります。

舞台は、今でいう拘置所。当時は典獄署(チョノクソ)と言われていたそうです。

 

典獄署の役人、チ・チョンドゥクは、ほろ酔い気分で家路についていました。

その彼の足に突然縋りついた者が。

驚いて見ると、お腹の大きい女性。しかも、刀傷を負っていました。

その女性を見たのは、二度目でした。

少し前に、助けてくれと駆けよって来た女性でして、その時は、スルーしちゃったんです。

でも、今度はそう言うわけにも行かず、典獄署に担ぎ込みました。

そしたら、なんと突然産気づいてしまいましてね。囚人の中から、産婆なのかな?中年のアジュンマを選び、出産させたのです。

ところが、子供を産み落として、その女性は亡くなってしまいまして。

一応、上司に報告したら、どーにか内密に処分しろとの命令。

 

困ったチョンドゥクは、典獄署の部下に命じて女性の遺体を囚人として埋葬させ、自分は赤ちゃんを抱えて捨てに行ったのです。

でもね、本来心優しいチョンドゥク。

なかなか捨てられません。

意を決して路地に捨てて来たのですが、心は悶々としたままでした。

 

それがねぇ、おまけに捨てるところを少年に目撃されちゃってて。

捕盗庁に通報され、赤ちゃんを典獄署に連れて来られちゃった。

仕方なく、その子は囚人の子で、母親は亡くなってしまったと言い、捨てたのではなく、行方不明になっただけだと釈明。

そのおかげで、彼が育てることになってしまったのです。

 

そうやって、赤ちゃんは典獄署の中で育てられたわけです。

名前は、オクニョ。

 

ところで、オクニョの母親が、何故追われていたかはまだ不明です。

でも、殺せと指示したのは、ユン・ウォニョン=チョン・ジュノssi。

時の王中宗の3番目の王妃文定王妃=キム・ミスクさんの実弟です。成り上がり者という雰囲気で、王妃の弟という権力を十二分に利用しているようです。

周囲は、白い目で見ていて、ウォニョンもそれを知っているのですが、分かってて偉ぶってます姉の意向を傘に来てって事ですね。

ムカつく人物です。

そのウォニョンがオクニョの母を殺さなきゃいけなかった理由は、まだ分かりません。

これには、文定王妃も関わってるようですし。

文定王妃の持っている簪と似たようなモノを、亡くなったオクニョの母が持っていました。それは、母を知らないオクニョのために、形見としてチョンドゥクが持ってましたけど・・・。ちゃんとオクニョに渡してるかしら?高価そうだったから、不安だわ・・・

 

オクニョが15歳になった頃。

すっかり典獄署の茶母としての姿も板に付き、囚人たちにもかわいがられて明るく育っているようです。

囚人の中には、イ・ジハムという学のある者もいて、彼女はジハムから勉強を教わって来たようですね。だから、刑法とかにとーっても詳しいんです。

 

典獄署の責任者が代わりました。

今度は、チョン・テシクという評判の乱暴者です。

オクニョを見るなり、追い出せと言いましたよ。事情をチョンドゥクが話しても、一切聞き入れません。

時間の猶予をくれただけでもラッキーだったかもしれません。

 

ある日、突然典獄署にユン・ウォニョンが来ました。

イ・ジハムに会いたいと言います。

自分の運勢を見てほしいと言うのです。ジハムは運勢を見るのが得意だと聞いたんだそうで。

ジハムは、自分にはそんな才能は無いと言い、

「一目で見抜ける者を紹介します。」

と、呼んだのが、オクニョ。

 

オクニョの少女時代を演じているのはチョン・ダビンさん。

もう、~ちゃんとは呼べない雰囲気になりましたよね。

ちょっと前に「彼女はキレイだった」でも、ファン・ジョンウムさんの少女時代、妹の二役をされてましたし、本当にあっちこっちでお顔を見ます。

小さな小さな時から、目の大きな可愛いお嬢さんでしたが、今ではもう大人の女優さん。

子役の方たちの成長を見ると、自分の韓国ドラマファンの時間の長さを感じます。

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「獄中花」あらすじ

2016-11-30 15:13:18 |   ★「か」行

                                          

獄中花 OST (MBC TV週末ドラマ)
クリエーター情報なし
Warner Music Korea

チン・セヨンさん、コ・スssi主演の歴史大作。

イ・ビョンフン監督の最新作です。

もしかしたら、衛星劇場さんでの放送が終了したら、某国営放送でも放送されるかもしれません。これまで、その流れの作品が多かったのでね。「馬医」然り、「イ・サン」、「トンイ」然り・・・。

 

     1話まで  2話まで  3話まで  4話まで  5話まで  6話まで  7話まで  8話まで  9話まで  10話まで

     11話まで  12話まで  13話まで  14話まで  15話まで  16話まで  17話まで  18話まで  19話まで  20話まで

     21話まで  22話まで  23話まで  24話まで  25話まで  26話まで  27話まで  28話まで  29話まで  30話まで

     31話まで  32話まで  33話まで  34話まで  35話まで  36話まで  37話まで  38話まで  39話まで  40話まで 

     41話まで  42話まで  43話まで  44話まで  45話まで  46話まで  47話まで  48話まで  49話まで  50話まで

     51話(最終話)まで

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『麗<レイ>~花萌ゆる8人の皇子たち~』10話まで

2016-11-30 13:35:51 | 韓国ドラマのエトセトラ
麗~花萌ゆる8人の皇子たち~(月の恋人 - 歩歩驚心:麗) OST (SBS TVドラマ)
クリエーター情報なし
CJ E&M

レビュー一覧は、こちらから。

 

スが両手を握りしめて泣いている事に気付いたソ。

そのまま皇宮から連れ出しました。

 

その姿を、偶然ジョンが目撃しました。

ジョンも、皇宮を抜け出そうとしてる時でした。

ジョンは、一番幼い皇子ですが、考え方はしっかりしていまして、これをすぐにウクに知らせたのです。他の皇子ではなく、ウクに。

それが一番穏便に済ませられる方法だと分かっているのです。

 

ウク、動揺しました。

何故ソがスを・・・という思い、迷うことなく皇宮から連れ出せるソの行動力への嫉妬・・・等々が入り混じっていたでしょう。

でも、とにかく大ごとになる前に連れ戻さないと、真っ先に殺されてしまうのは、宮女であるスです。

必死に二人で後を追いました。

 

ソは、スを海に連れて行っていました。スも、久しぶりの外の空気に触れ、次第に気持ちが落ち着いて行ったようです。

「俺は不運にさせたことも冗談で獣を殺す事も、容易に人に刀を向ける事もしない。なのに、俺が去らなければいけないのか?」

と、ソは言いました。

「心安らかに暮らしてほしいです。皇宮から離れて、心も体も傷つく事無く笑顔で暮らしてください。」

と、スは言いました。

お前が一緒なら・・・とソは言いましたが、それは叶わぬ事ですし、スが望んでいません。

「私には好きな方がいます。」

ぺクアか?・・・とソは聞きました。ぺクア以外なら、殺すかもしれない・・・と。

 

ソは、ヨンファに打たれているのを庇った時から、スを想っていたと言いました。

だから謝らない・・・と。連れ出したことも、口づけしたことも、他の男に想いを寄せるなと脅す事も・・・。

真っ直ぐな想いです。

ソは、簪を渡しました。嫌なら捨てても良いと言って。

 

帰り道で、ウクとジョンに会いました。

ウクの険しい表情を見て、スは緊張しました。

このまま帰って見つかった場合を考えると、スはウクの馬に乗る事は出来ませんでした。

ソと共に帰ることを選んだのです。

 

スが茶美院にいないのを、オ尚宮は気づいていました。

で、探しているところに、ソと帰って来たのです。

皇宮では、人に好意を示してはいけない・・・とオ尚宮。一挙一動に気をつけなくては生き残って行けないのが皇宮と言うところだと言いました。

ソの想いを遠ざけるように・・・と。ソの想いが冷めるのを待て・・・と。

 

その夜、ウクに会ったスは、落ち込んだ様子のウクが、怒っていると思いました。

で、誤解を解こうと思いました。誤解じゃ無いじゃん・・・と思ったのは私だけ?

でもね、ウクは決してスの事を怒っているのではありませんでした。

ソへの嫉妬ですかね。自分は方法とか規則に縛られてスを茶美院に置いたけど、ソはそれを一気に飛び越えてしまったわけで。そんな自分に腹が立っていたのです。

「陛下に婚姻の許しを得る。」

ワン・ゴンの妃にされそうになった時と同じように、今回も、スを失うかと思ったのです。二度と過ちは繰り返したくないわけです。

「皇宮を離れ黄州でお前と一緒に暮らしたい。だから、スや。伴侶になってくれないか。」

スは、ウクなら変わらない、ウクなら幸せになれる・・・と思いました。でも、光宗がウクを殺したら・・・。

答えを口にしようとした時、オ尚宮が。

 

ウクが説明しようとしても、オ尚宮はそれを遮りました。

「この密会がばれた時、誰が真っ先に殺されると思いますか?」

ウクは引きさがるしかありませんでした。

 

オ尚宮はスが心配でした。

ソの想いもさることながら、ウクとは両想いですからね。

このままではスの命が危ないと思いました。だから、自分と一緒に出宮しようと言ったのです。

病気で実家に戻って療養した方が良いと、オ尚宮は言われているそうで。その時に、スにも同行させようと考えたのです。

この時初めて、オ尚宮は自分の過去を話して聞かせました。

やっぱり彼女の愛した人は皇帝ワン・ゴンでした。

「皇宮はどんな約束も捨てられるところだ。」

いくらウクが変わらずスを愛すると言っても、それが今は信じられると思っても、変わるのだ・・・と。

でも、スはウクの言葉を想いを信じたかったのです。

ウクは、決して皇位を望んではいません。だから皇宮を離れ、地方に行こうと言っているのです。そうなれば幸せになれる・・・と。

オ尚宮はスを説得することはできませんでした。

 

スは、ソに言いました。

友情を愛情だと誤解しているようだ・・・と。

スの言葉を聞いて、ソもすぐにスが言いたい事を理解しました。自分を遠ざけようと考えている・・・とね。

「俺にとっては友情も愛情も同じだ。一つだ。突き放したいようだが、俺には通用しない。」

 

ウクは、母ファンボ氏とヨンファにソとの婚姻を切りだしました。皇位には何の興味も無く、ただ皇宮を出て穏やかに幸せにくらしたいだけだと。

ヨンファは、信じられないと言う目で、兄を見ました。

ファンボ氏は、真面目な息子がそう言うのを聞いて、如何にこれまで重荷を背負わせてきたかを思い知りました。だから、反対する事はありませんでした。

でも、ヨンファは違います。

もしそうなったら、自分たちファンボ家は他の外戚たちに潰されてしまうと考えていました。

そうならない為に、ウクに皇位について貰いたいと思っていたのです。

でももうここに至って、母も兄にも期待できないと思いました。自分が動くしかない・・・と。

で、何を思ったのか、ユ氏に近づきましたよ。あれほど嫌って敵対していたユ氏に。

 

ユ氏は、第9皇子のワン・ウォンを巻き込んで、ワン・ムとソの間を裂こうとしています。

そうやってワン・ムを孤立させ、正胤の座から引きずり降ろそうと考えているのです。

ムと外戚が、税を不当に徴収しているという疑いをかけ、正胤にはふさわしくないと大臣たちからワン・ゴンに訴えさせました。

そしてそれはソが仕組んだことだとムに思わせたのです。

ソが正胤の座を狙っていると、匂わせました。

温厚なムでも、弟のウォンからそれとなく吹き込まれたら、ソへの信頼が揺らぎますよね。

ワン・ゴンは、それらの訴えの裏にユ氏の策略があると、見抜いていました。流石です。

その上で、ソを再び養家に行かせる事を決意したのです。それが全てを穏便に済ませる方策だと考えました。

ソは、不満でした。

でも、この状況では仕方がありません。

 

全ての裏に母ユ氏がいると知ったソは、すぐさまユ氏に抗議に行きました。

でもね、そこで聞かされたのは、もっと周到に準備された悪事だったのです。

ワン・ム毒殺計画です。

 

ワン・ムを重陽の節句の茶席において毒殺すると言うのです。

茶を運んだ宮女を殺してしまえば、次の正胤にはソが就けるだろう・・・等と言うユ氏。

ワン・ゴンに話すと言ったソに、その時は、ソを皇位につけたかったからだと言おう・・・とユ氏。

見逃しても直訴してもソは苦しむわけです。

これでも実母なんでしょうか

 

重陽の節句の茶会の日になりました。

ソは、ムの行動を見逃さないよう、常にチェックしていました。

たまたまお酒が進まない様子を見せていたムに、ユ氏がわざとらしく茶を進めました。

それを聞いたソは、立ちあがって、ムに話があると切り出しました。

その時、ムのお茶を持ってきた宮女が目に入りました。スです。

 

このままでは、スが死ぬ事になります。

ソの気持ちが決まりました。自分が代わりにお茶を飲もうと。

「正胤のお心を煩わせたゆえ、酒3杯をいただき友愛を固めたく存じます。」

茶ではどうか?・・・とワン・ム。

1杯目のお茶をスから受け取ったソは、その湯飲みを落として割りました。湯飲みに毒が塗られているとユ氏が言ったからです。

でもね、新しい湯飲みに注がれたお茶を飲んで分かりました。それは嘘だったと。

毒はお茶に仕込まれていたのです。

え?・・・毒見した時、大丈夫だったんだけど

 

それでも平気な顔をしてソはお茶を結局言葉通り3杯飲みほしました。

 

その様子を流石に目を見開いて見つめるユ氏。でも、顔色を変えることはありません。

彼女にとって、ソが死ぬ事は、何でもないことなんでしょう。

 

そしてもう一人。

驚いて息をのんでこの状況を見つめている人がいました。ヨンファです。

ヨンファは、一気にカタをつける方法を考えたのです。

この毒殺計画は、ヨンファが仕組んだモノだったのです。

ユ氏はそれに乗っかっただけ。

ヨンファは、憎いスと、邪魔なムを一気に片付けようと考えたのです。

でも、ソが飲む事になろうとは、思ってもみなかったわけで。

 

ソは、倒れそうになるのを必死でこらえながら、その場を一旦離れようとしました。

ワン・ゴンに背を向けた時、もう唇の端から血が

必死でこらえてますが・・・どーなるの

 

ウクは、この場でスとの婚姻の許しを得ようと、意気込んでいるのですが。

結局、言いだせないんでしょうね、きっと。

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『麗<レイ>~花萌ゆる8人の皇子たち~』9話まで

2016-11-30 09:04:55 | 韓国ドラマのエトセトラ

                                  

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ソは、人々の歓喜の中、儀式を進めました。

雨はますます激しくなり、民は大喜びで雨に濡れました。

 

ユ氏は、悔しそうに唇をかみしめ、とうとう儀式の場から出て行ってしまいましたよ。

ヨがチャンスを逃した事に激怒したのです。

まさか、雨が降り出すとは思ってもみなかったでしょうが、あのままヨが祭主を務めていれば、ヨこそが天の意志を表す者として、正胤交代のチャンスも出て来たかも知れませんからね。

これではそれは望みようもありません。

 

皇子たちも、これでソに対する見方が変わりました。

 

スだけが、呆然としていました。

ソが光宗・・・、兄弟を皆殺しにする光宗・・・と。

ウクが、雨が降った事で、還俗が可能になる・・・と喜んで言うのも、耳に入らない状態です。

「私の所為で皆殺しに?あの人・・・私の所為で・・・皇子様は死なないで。」

ソを見つめながらうつろに呟くスを、ウクは見つめるだけでした。

 

「皇子ワン・ソ、国を救った。」

と、ワン・ゴンが嬉しそうに言いました。

「正胤に代わり務めました。」

と、ソ。

お前の顔を見るのは、何年ぶりか・・・と感慨深げにワン・ゴンが言いました。

「ご心配おかけしました、父上。」

ソが“父上”と呼ぶのも、いったい何時以来だったでしょう。心を込めて言うソでした。

「今後は素顔で堂々と生きよ。国を担う正胤を助け、活躍してほしい。父は信じているぞ。」

ソは勿論、ワン・ムも、ジモンも嬉しそうでした。

 

スが不安に押しつぶされそうになっているのを見て、ウクは言いました。

ソの顔に触れたのは問題だが、良い事をしたのだから問題は無いし、ソは正胤の代役をしたのだから、何も変わらない・・・と。

それを聞いてスは、少しだけほっとしました。

でもやはり不安は消えず、確かめなくては、ジモンの元に走ったのです。

 

「次の皇帝は?その次は?・・・。」

と矢継ぎ早に突然聞いてきたスに、ジモンは一瞬驚きましたが、冷静に答えました。

「何もなければ、正胤が継ぐ。」

そして、

「光宗と言いましたよね、ソ皇子様の事を。」

スは、慌てて、うっかり出た言葉だ・・・と誤魔化しました。

ジモンは、話し出しました。4~5歳のころ、水におぼれて一度死んだと思われたが・・・いや、死んだが、一日で生き返った・・・と。母に別人になったようだと言われた・・・と。

スと・・・いえ、ハジンと同じ経験です。

夢かうつつかわからないが、時々頭の中に甦る光景がある、人を乗せて空を飛ぶ鳥や動く階段や部屋、高くそびえる家には人々が住む・・・。

現代です

この人も?・・・とスは驚きました。

「あなたも一度死んだそうですね。」

ジモンが言いました。何もかも分かってるというような眼差しです。

「本当に知りたい事を質問してください。」

“ソ皇子が光宗で皆殺しに?”“ウク皇子はどうなりますか?”

たくさんの質問がスの頭にありましたが、言葉になったのは

「私はどうすれば?」

と言う一言だけ。

「何もしないでください。何もしてはいけません。何を見ても放っておくのです。」

「変えられたら?今後、事故も防げますし、悪いことを良い事に・・・。」

「あなたは、ソ皇子の顔を変えました。」

「皇子様の未来が変わりますか?。」

おそるおそる聞いたス。でも、ジモンは、それは分からない・・・と言いました。万事流れに任せるのです・・・と。

 

スのソに対する態度が変わりました。

恐れはじめたのです。

ただ、何年かぶりに父と呼んだ・・・としみじみと喜びを語るその表情からは、兄弟を殺すことなんて想像が出来ないのです。

関わるなとジモンには言われたけど、もしかしたら自分が関わる事でその歴史が変わるかもしれない・・・とスは思いました。

 

雨が降ったことで、ワン・ゴンは祝いをどうするか考えていました。

で、パク将軍の娘スンドクの婚姻を考えたのです。パク将軍は、良い機会だと捉え、ウンとの婚姻を望みました。

それが娘の揺るがぬ想いだからです。

あまりにも正反対な二人ゆえ、ワン・ゴンは驚きましたが、快く許しました。

 

ところが、ウンは、それを拒否。

皇帝に背くなんぞ、命にかかわる事です。

ワン・ムがとりなし、ウンは渋々それを受ける事にしたのですが、式の当日、部屋から出て来ません。

スンドクは、スを呼びに来ました。

スしかウンを説得できる人はいないと考えたのです。ウンの気持ちを充分分かっているのです。

 

スは、ウンに会いました。

ウンの自分に対する気持ちを知っていると言いました。

だったら・・・と側室にならないかと言うウン。でも、断りました。

今でも大好きだと言いながら・・・。

ウンは、スの気持ちを理解し、婚姻を受け入れました。

 

ウンの婚姻準備で、茶美院は大忙しとなり、スの還俗は不可能となってしまいました。

それを告げるウクも辛そうですし、スは希望が消えたと、流石にショックを受けました。

「皇子様が待って下さるなら、私は待てます。」

不安だとは言えなかったのです、スは。すれ違いになってしまいそうな不安がスの心を過ぎったのです。

 

オ尚宮は、スに、ソと距離を置くよう言いました。

スが傷を隠したことで、ソが近づくのは想像が出来たのでしょう。

「あの方の人生を変えられても?」

と、スは聞きました。

「人の力で人は変えられない。誰かを変えられるとは思わないように。」

 

ワン・ゴンは、ヨに、各地方を回り、浦を点検せよ・・・と言いました。浦とは、国で徴収した穀物を保管する水路に置かれた要衝地の事です。

そして、これまだヨが担当していた軍需品の管理は、ソに任せると言ったのです。

ヨはショックを受けました。ワン・ゴンが自分を捨てて、ソを重用しようとしている・・・と。

 

突然、ソは、ユ氏やヨ、ジョンと一緒の食事の席に呼ばれました。

かつてない事です。

これまでの事を水に流し・・・とにこやかに言う母に、つい、ソも心がほぐれそうになりました。

ところが、彼女には魂胆があったのです。

ワン・ムを殺せ・・・。

これからムの傍に居る事が多くなるソは、適任者だと言うのです。

 

ショックを受けたソ。そして聞いていたジョンも、あまりに事に、ショックを受けました。

やっぱりね・・・とソは思いました。

この母が、突然自分を息子扱いするなんて、あり得ないと思いました。

 

スに会いたいとソは思いました。

 

スは、やはり気になって眠れないでいました。

で、部屋を出たのです。

そしたら、突然、ソがバックハグ

ソは、スに癒してほしかったのです。

だけど、スはその時、そんな心の余裕は無くて・・・。

ソを拒絶したのです。

突然、自分を拒絶し、怖がるスに、ソはいっそうショックを受けました。母ならともかく、スだけは違うと思ってきましたから。

スだけは、自分の傷を怖がらず、真っ直ぐに見詰めてくれましたから・・・。

「俺を避けるな。遠くへ行けと言うな。不幸をもたらすと獣扱いするな。お前だけはダメだ。お前は俺のモノだから。」

私は皇子様のモノじゃありません・・・とス。

ソは、そんなスにkissしました。

あいやぁ・・・

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『麗<レイ>~花萌ゆる8人の皇子たち~』8話まで

2016-11-29 20:59:39 | 韓国ドラマのエトセトラ
麗~花萌ゆる8人の皇子たち~(月の恋人 - 歩歩驚心:麗) OST (SBS TVドラマ)
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「その瞳が死ぬほど嫌だ。」

ソが言ったのは、スが憐れんだり同情したりすることが耐えられないと言う意味でした。

 

ぺクアは、ソを理解する数少ない人です。

芸術家であるぺクアは、人の感情にも鋭いのです。表情や目の動きから感情を読み取るようです。

そして、自由に生きたいという思いも持っていて、それは現代娘であるスと、孤独に生きて来たソと相通じるところがあるようです。

ぺクアは、最近、ウヒという女性と知り合っています。彼女は後百済の王女で、流民となって高麗に入って来たのです。

まだお互いの素性を知りません。

ただ、生意気な女性としかぺクアは思っていないでしょうし、ウヒは、貴族に媚びる遊び人としかぺクアの事を見ていないでしょうね。

 

今回の一件で兄弟の仲が悪くならないよう、ウンとソの間を取り持とうとしましたし、スへの誤解も、解こうとしています。

でもね、ソは、ウンとは特に何のこだわりも無く仲直りしたのに、スに対してだけは冷たいまま。

お茶を出しても、下げろ・・・と言いました。

日照りで民が困っている時に・・・という理由は言いましたが、スにはまだ怒っているように見えました。

ぺクアは、それを見て、もしかしたらソはスの事を・・・と気がついたようです。

 

皇子と親しそうなスを見て、オ尚宮は注意しました。

距離を置くように・・・と。

媚びを売っていない事は分かっていました。でも、要らぬ苦労をする事になるのは宮女のスだと、オ尚宮は分かっているのです。

 

パク大将軍の娘スンドクはウンの事が好きでした。

一途に想い続けて来ました。

でも、ウンはスの事が好きですし、スンドクの気持ちには全く気づいていません。

 

日照りが続き、ワン・ゴンは贅沢を控えるよう通達しました。

で、茶美院にも行く事を禁じたのです。だから、ウクはスに会いに行けません。

チェリンから温浴場に通じる通路があると聞き、こっそりとスの部屋に手紙を置いたのです。たった一言『浴穴』と書いて。

それで、スはすぐに分かりました。高麗に来た直後、チェリンと通った道ですからね。

ウクが待っていました。

ウクが言いました。近々大きな雨乞い祭りがある・・・と。

それで雨が降ったら、ワン・ゴンが祝いを振る舞うんだそうで。罪人の赦免とか皇室の婚姻とか・・・。

「宮女を還俗させたり・・・。」

つまり、スが皇宮から出る事も可能と言う事です。頼むつもりだ・・・とウク。

一気に気持ちが浮き立つスとウクでした。

 

ワン・ムが盗賊征伐に出陣しました。

スは、アトピーの治療をし、送り出しました。今ではすっかりムの信頼も篤いようです。

ところが、ムの失脚を狙うユ氏に、その帰り捕まっちゃった。薬を持ってるからね。

厳しくムの病気について問われましたが、スは一切喋りません。

せっかんされそうになった時、オ尚宮が。

上手く取り繕って事は収まりました。

どうもオ尚宮とユ氏とは何かありそうです。と言うか、ユ氏が一方的に嫌ってるように見えます。

 

オ尚宮は、スを叱りました。

自分は叱られる事は何一つしていないのに何故自分だけ・・・とスは反発しました。

オ尚宮は、スが心配だったのです。自分と似ているから・・・と言いました。

おそらく、オ尚宮は、皇子か誰か、身分の高い人と恋仲だったんでしょう。でも、結局、別れるしかなくて、それがどれほど辛い事だったか、分かっているからでしょうね。きっとそれは、ワン・ゴンだったんでしょうね、ユ氏の態度を見ると。

そして、今、スの立場で皇子と何か問題が起ったら、スは死ぬ事になるかもしれないからです。

スは、オ尚宮の気持ちが分かって、嬉しかったようです。自分を嫌っているから厳しかったわけじゃないと分かったからね。

 

雨乞いの祭りの祭主を皇子の中から選ぶ事になりました。

で、ワン・ゴンが引き当てた名札は、ワン・ソのモノ。

 

祭り当日。相変わらず日がかんかんと降り注ぐ日でした。

ソは、身支度を整え、雨乞いの儀式がおこなわれる会場に歩いて行こうとしました。

輿から降りて、民の居並ぶ通りを進もうとしましたが、一部から非難の声が上がりました。あれはきっとユ氏とヨが手をまわしていた者なんでしょう。

ソが仮面を被っていることを非難。

「天が怒ったらどうする。あれは怪物だ。」

と、散々です。

そしたら、怒りや不安に満ちている民たちは、一斉にソに向かって石を投げたり汚物を投げつけたりし始めたのです。

兵が止める事も出来ませんでした。

 

ソは、汚れた恰好のまま、会場の中に逃げ込んだ形となってしまいました。

もう、儀式どころじゃありません。

皆、憐れみに満ちた目で見つめるだけ。

ユ氏とヨは、計画が上手く行った・・・と言いたげな、嬉しそうな表情で見ていました。

 

気落ちし、やる気が失せたソ。

ジモンは、ソに発破をかけました。

「顔の傷を気にしすぎです。それを乗り越えねば正胤の力に成れず皇后さまへの恨みも消えません。」

その言葉を聞いて、ソは、自分が選ばれたのは天の意志でも何でもなく、父ワン・ゴンとジモンの策だったと気付きました。

雨が降るまで祈る奴隷が必要だっただけなんだ・・・と。

でも、ジモンはきっぱりと言いました。

「雨が降れば、奴隷は皇帝になります。天の気のお告げは、皇子さまを万人の上に立たせろと言う。正胤が皇位を継ぎ皇子さまが宰相になるために。」

でも雨が降る確証はありません。ただ、チャンスを掴めと言う事ですね。

 

ソは、初めて父ワン・ゴンの意志が分かったのでしょう。

祭主の衣装を持って式場に行こうとしました。

そこに飛び込んで来たのは、ス。

 

スは、思いついたのです。現代で、化粧によってシミや痣、傷跡を隠して来た事を。

ソの傷も、隠す事が出来ると思いました。

「私が皇子様の仮面を外します。」

信じていいのか?いつもお前を疑っていた・・・とソ。

信じてくだされば、私は変わりません、約束します・・・とス。

「お前なら任せられそうだ。好きにしろ。もう俺はお前のものだ。」

きゃぁ~っなんてイ・ジュンギssiって、綺麗なんでしょうね。今さらながら思いますよ。

 

輿の前には、ヨがいました。

すっかりソの代わりに・・・なんて言う態度です。

ジモンが時間稼ぎをしようとするのですが、なかなか・・・ね。

で、ヨが、輿に乗り込もうとしたその時、ソが現れました。仮面を被って。

「正胤以外に、これに乗れるのは俺だけだ。」

その言葉に怒ったヨが、ソを殴った拍子に仮面が外れました。そして、傷一つない・・・顔が現れたのです。

あまりにも驚いて、立ちつくすヨの前で、意気揚々と輿に乗り込んだソでした。

 

民は、また第4皇子だ・・・と石を投げようとしたのですが、よく見ると、仮面は外れてるし、傷の無い美しい顔じゃありませんか。

その変化に、天の意志を感じたのかもしれません。

一斉に跪いたのです。

 

式場に入って来たソを見て、居並ぶ者たちは皆驚き目を見張りました。

スは、その堂々とした態度を見て、ほっとしました。

ウクだけが、スが手を貸した事に気付いたようです。

 

そして、突然、雨が降り出したのです。

 

ソが本当に天の意志を示す存在だと、民は思ったでしょうし、ワン・ゴンもまた期待に答えたソに満足したでしょう。

 

ただ、スは・・・。

その姿を、自分が夢の中で見た“光宗”と被った事に気付いたのです。

兄弟や周囲の人たちを皆殺しにした王、光宗・・・。

それは、第4皇子ワン・ソだったんだ・・・と。

もしかしたら、自分がそう仕向けたのかもしれないと、意図せずにではありますが、協力してしまったのではないだろうか・・・と。

初めて恐怖に襲われたようです。

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『麗<レイ>~花萌ゆる8人の皇子たち~』7話まで

2016-11-28 21:44:57 | 韓国ドラマのエトセトラ

                      

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へ・スはオ尚宮の下、茶美院で宮女として働き始めました。

お茶を入れたり薬草を煎じたり、化粧を手伝ったりと、スの得意分野です。どうにかやって行けそうだとスは思いました。

 

オ尚宮の部屋から出て行くと、ソがいました。

スが心配だったのです。

あの手頸を切った一件は、流石にソも衝撃的だったようです。

死ぬところだった・・・とソは怒りました。

「私しか私を救えない。そう思っただけなのに。冷静になってみたら、こんなことに・・・。」

そう言ったス。

決して計算しての行動じゃ無かったと、ソも分かりました。一生懸命生きようとしただけなのだと。

「馬鹿な事を。二度目は許さん。」

ソは静かに言いました。

 

二人は皇宮の中を歩きました。ソが案内したのかな。

「皇宮はどんなところですか?」

スが聞きました。

「入るのは難しく、出るのはさらに難しい。人を信じれば死に、身近な人から疑って生きるところ。そう教わった。」

ここでは皆一人だ・・・とソ。

「私は一人じゃありません。大丈夫です。皇子様もここにいるじゃないですか。」

ここも人が暮らすところです、だったら大丈夫・・・とス。自分に言い聞かせているようでもあります。

「騒がしいお前が来て、皇宮も退屈しない。」

ソはそう言いました。嬉しそうです。

 

皇宮にパク・スギョン大将軍が来ました。娘のスンドクも一緒です。

パク大将軍は、スの武術の師のようですね。ワン・ゴンにそう頼まれていたようです。

武術だけじゃなく、人を見る目も持っているようですね。

正胤ワン・ムは武術の腕は素晴らしいが、性格が温厚過ぎると言いました。顔の傷さえなければ、ソが正胤となっても良いと大胆な発言をしています。

 

ソに、都にとどまる理由を聞きました。

皇帝がどんな座で、母と兄が何故執着するのかが知りたい・・・とソは言いました。

見届けたら、戻りますか?・・・とパク大将軍。

戻る必要が?・・・とソ。

「最後まで都で暮らせる皇子さまは、皇位につく方お一人だけです。」

なるほど・・・。

 

スは、茶美院での生活にも徐々に慣れて来ていました。

皇子たちのお茶席にお茶を運んだりすることもあります。そんな時、ウクはスをずっと目で追うんです

そして、オ尚宮の目を盗んで、ちょっとだけ抱きしめたりしてね

スも、ウクも、幸せそうです。

ある時、ウクはスの左手首の傷跡が隠れるような飾りをプレゼントしました。

赤い紐で絞めるようになっていました。

「赤い色は災いを避け良縁を意味する。約束してくれ。一生外さないと。」

スは、嬉しそうにうんうん・・・と頷きました。

ウクは、必ずスを元の場所に戻して見せる・・・と言いました。だから、待っていてくれ・・・と。

「慌てないでください。私は大丈夫です。」

ウクは、そっとスの額にkissしました。

 

ウンも、ジョンも、自由にスに会えるのが嬉しそうです。

何でも話せるし、楽しい、姉のような存在なんです。女性として好きなんでしょうけどね。スにとっては、手のかかる弟って感じでしょうね。

 

ある日、スは、偶然、正胤ワン・ムが今でいう酷いアトピー性皮膚炎になっているのを知りました。

痛みや痒みを取り除くのに、間違った方法をしているのを見かけたスは、的確に処置しました。

ところが、宮女が勝手に皇室の人の身体に触れることは許されないんだとか。オ尚宮にこっぴどく叱られました。

正胤であるムの病気は、知られてはならない事だという理由もあったでしょう。

ムは、スのテキパキとした処置の仕方を見たことで、スへの信頼が生まれました。口の堅さも、分かりましたしね。

 

ウンの誕生日が来ました。ヨンファが宴をセッティングし、兄弟集まってのお祝いとなりました。

ムは、ウンがスを気に入っている事を知り、スにお祝をしてくれるよう頼んだようです。

スは、現代風パーティを計画。場所を飾りつけ、花を置き、ケーキもどきを作ったのかな?あれは。

そして、バースデイソングを歌ってげたのです。フリ付きで

これがねぇ、可愛いのよ

ウンは、大喜びです。

そして、その様子を見た他の皇子たちも、感動しました。お初だもんね、そんなお祝いの仕方。

で、自分たちにも歌ってほしいとせがみました。

スは、優しい歌を歌いました。流石です、IUさん

 

その様子、ソも見ていました。

これまでも、スの事が気になってはいました。

でも、この時初めて胸が締め付けられるような感情に襲われたみたいですね。

はっきりと、スへの想いを確認できたんじゃないでしょうか。まだ戸惑ってるようではありますが。

 

ウンが、皆からのプレゼントを見ていると、ヨが又余計な事を言いだしましたよ。

ソからは貰ったか?・・・と。

来てくれただけで嬉しいとウンは言ったのですが、ヨが、ソしかできないプレゼントがある・・・なんて言いましたよ。

考えの浅いウンは、それを聞いてすっかりその気分に。

そこに丁度ソが来たもんだから、あっけらかんと言っちゃった。

仮面を外して傷を見せてほしい・・・なんて。

 

一瞬、その場が凍りつきました。

どうしても見たいのか?・・・とソ。

言いだした手前、ウンも後には引けなくなっちゃって・・・。

スやぺクアが止めようとしましたが、ソも、意地になったのか・・・。

外しました。

 

その傷を見て、皆目を逸らしました。

ス以外は・・・。

ソはそのまま出て行きました。

 

ヨは愉快そうに笑いました。それを、ジョンも不愉快そうに見ました。

「どんな人にも弱みはある。お前は何故弱みにつけ込むのだ。」

ムが注意しました。

「私がですか?それなら、兄上に母方の力も無いのに、正胤に就くなんて図々しいと言った時も傷ついたのですね。」

と来たよ

他の皇子たちの顔色が変わりました。

流石にムもムカついたようです。

「そんな事を言うとどうなるか教えようか。」

と、言いましたよ。ヨも、ふざけた表情が消えましたよ。

 

ソの後を、スは追いました。

このままでは皇子たちの仲が悪くなるのを心配したのです。

でも今のソは、聞く耳を持ちません。

スの腕を取り、言いました、自分を見ろ・・・と。

スは目を逸らさず、じっとソを見ました。

「その瞳が死ぬほど嫌だ。」

ソが呟きました。

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『ああ、私の幽霊さま』6話まで

2016-11-28 15:16:40 | 韓国ドラマのエトセトラ
OH! 私の幽霊様 OST (tvN TVドラマ) (韓国盤)
クリエーター情報なし
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ボンソンが、スタッフの呼ぶ声に反応して、後ろを向いた隙に、スネ、憑依しました。

そして、すぐに救急に連絡し、スネ父の搬送を頼んだのです。ほっとしました。

その時、番組スタッフが来て、収録に戻りました。

ボンソン自身でいるとき、パニックになって材料を無駄にしてしまった遅れを取り戻し、ボンソン・・・正確にはスネのアイデア料理で今回も勝利する事ができました。

 

収録が終わるや否や、ボンソンはスネ父の運ばれた病院に駆け付けました。

肝硬変だけど、幸い軽いレベルだとかで、通院治療で済む事になりました。

スネ父の姿を見た時、思わず“父さん”と呼んでしがみついちゃったボンソン。

間違えたんだな・・・とスネ父も理解しましてね、嬉しかったようです。本当に娘が生き返ったような気がして。

ボンソンは、その後駆け付けた弟のギョンモに、あれこれ注意しました。姉以外の人にそんなに言われた事が無い・・・とギョンモ。

もしかしたら、ギョンモも嬉しかったのかもしれません。ウザいと言いながらも・・・。

 

それからも、ボンソンは時間ができると、スネ父を訪ね、あれこれと世話を焼くようになりました。

スネ父も、ボンソンがスネとかぶり、嬉しそうです。

 

一方、ソヌは、ボンソンに料理の才能があるかもしれないと思うようになりました。

料理対決の番組で、アイデアや瞬発力に優れていると分かりましたしね。

で、基本をもっときちんと教えようと考えたようです。

店が終わってから、基本の特訓をすることに。ボンソンは、面倒がりながらも、指導を受けています。

でもね、ちょっとした隙を見せると、すぐに迫っていくんですよ、ソヌに。また“躁”になってる・・・とソヌは呆れます。

ソヌも、真面目にやれとか、拒否しまくりなんですが、なんだかボンソンのペースに巻き込まれてます。

ボンソンが迫ってくると、押しのけながらも、ちょっとわらっちゃったりしてね。

 

ボンソン・・・スネの人懐っこい性格のお陰で、ソヌとボンソンはどんどん親しくなって行きます。

勿論、シェフと従業員というのは変わりませんが、お互いに変な気遣いとか遠慮と言うのが少なくなり、相変わらず言いたい放題だけど、トゲが無くなった感じです。

それに他の従業員たちも気付き始めてます。

ソジュンは、元々ボンソンの事が気になってる風だったので、今の雰囲気に何か引っかかるものを感じてます。

で、ボンソンに、聞きました、シェフとの間に何かあるのか?・・・と。

意味が分からず、きょっと~んとしてるボンソン。

ま・・・いいかとソジュンは思ったようです。ただ、

「傷ついて馬鹿を見ないようにな。」

と忠告しました。

ボンソンがソヌに遊ばれてると思ってるのかな?

 

ある日、ソヌはボンソンを海鮮市場へ買い出しに連れて行きました。

材料を見る目を養わせようということです。

その帰り、立ち寄った食堂で、ソヌは同級生にばったり。

話の流れで、レストランに招待することになりました。でも表情がイマイチなのをボンソンは見て取りました。

 

実は、ソヌ、学生時代苛められっ子だったんですね。

本当のボンソンのように、自分が悪いわけじゃないのに、つい、謝ってしまうと言う気弱なところがありまして。

その当時、ソヌを苛めてたグループの一人だったんです、会ったのは。

大人になった今は、ソヌはカリスマシェフ。立場が逆転しました。

 

ソヌも、そのあたりを充分意識して、ミンスたち従業員の態度は勿論、メニュー、店の備品までも気を配り、同級生を迎えました。自分が今、如何に凄いかというのを、見せつけようって魂胆ですね。

そして、昔と同じ自分では無いと、分からせようってことですね。

ソヌの計画通りに事は運びました。

びしっとソヌの指示に従う従業員たち。一流の材料で作られた最高の料理、表彰状が何枚も飾ってある店内・・・等々。

同級生たちは、嬉しそうに集まり、ソヌのサービスに大喜びでソヌを褒めちぎりました。

 

ソヌが今の自分を一番見せたかったのは、チョルミンという同級生でした。

自分を苛めていた中心人物だった人です。

遅れて来たチョルミンに、あれこれとサービスしながらも、ちくちくと昔の事を持ち出すソヌ。

同級生たちは・・・チョルミンも含めて、皆ソヌの気持ちが読めていたようです。でも、敢えてそれを指摘することはありませんでした。

ソヌは、仕事があるからと先に帰ろうとしたチョルミンを呼びとめ、無理にタクシー代を渡しました。

それで優越感を得ようと思ったのですが、ソヌは決して嬉しくありませんでした。

そんな自分が嫌でした。

気分が落ち込むソヌ。

そんなソヌを慰めると言うよりは、冗談のように迫りまくるボンソンのお陰で笑う事が出来たし、気分も紛れたようです。

 

翌日連絡したソヌに、チョルミンは素直に謝ったのです。

掃除機の営業をしているチョルミンが、ソヌに客を紹介してほしいと言う事を話していたんですね。

そんな事を頼める分際じゃ無い、良心の呵責だ・・・と。

チョルミンは、大人になったって事です。

これでソヌの気持ちも晴れたようです。今度こそ、本当の対等な友達になれそうです。

 

ソヌは、ボンソンに、美味しい蕎麦粉で作ったチヂミの店に連れて行ってやると約束していました。

ボンソンは・・・スネは、せっかくのお出かけだからと、持ってる洋服をアレンジして可愛く着こなしましてね。すっかりデートの雰囲気で店を出たのですが。

なんと、そこに例の霊媒師のアジュンマが

アジュンマ、ボンソンにスネが憑依してると気がついたんです。

 

必死に逃げるボンソン。

で、つい、スネだけがバスに飛び乗っちゃった。幽霊だから、そう言う事が出来るんですよ。

スネが抜け出した後のボンソンは、呆然と歩みを止めました。

一体自分が何をしようとしているのか、分からなかったのです。

目の前には、ソヌが。

えーっ・・・ですよね、またまた。

 

ところで、ソンジェ、やっぱり怪しさ満載ですよ。

スネ父がどうなったか、こっそりと探りに来てましたし。

ボンソンの様子が、会う度に違う事も気になりましたし、自分と一緒に居た事も覚えてなさそうなんでね。

そして、ソヌとの関係も以前とは違って来ていると、敏感に感じ取ったみたいで、ウニにそれとなくボンソンの事を聞いたりしてます。

でですよ。

机の引き出しに、画面が割れた携帯を隠し持っていましたよ。

ウニが偶然見つけましたが、ソンジェの古い携帯だろうとしか思いませんでした。まさか、スネのじゃないよね?

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『麗<レイ>~花萌ゆる8人の皇子たち~』6話まで

2016-11-28 11:44:35 | 韓国ドラマのエトセトラ
麗~花萌ゆる8人の皇子たち~(月の恋人 - 歩歩驚心:麗) OST (SBS TVドラマ)
クリエーター情報なし
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へ氏の弔いを済ませた夜。

ウクは後悔の涙にくれました。

自分は、へ氏を想ってはいなかったと、感謝や安らぎだと思っていたのが、それもまた恋慕だったと、今になって気がついたのです。

へ氏は、自分の言葉をずっと待っていたのに、死ぬ前に言ってあげられなかったと悔やみました。

へ・スは、ウクを抱きしめ、へ氏はきっとそんなウクの気持ちを分かっているだろうと言ってあげました。

 

スは、へ氏の居なくなった今、何をして生きて行けばよいのだろうと目的を見失ってしまいました。

部屋に閉じこもっていたスを慰めてくれたのは、ウン。

子供っぽいウンだけど、スを思いやる気持ちは人一倍持ってて、何とかしていつものスに戻ってほしいと思っているのです。

 

そんな時、突然、スに婚姻の話が持ち込まれたのです。

皇子たちは皆混乱しました。スが心配でなりません。

 

ソは、ぺクアからこの話を聞きましたが、へ氏一族の問題だからと口を挟むなと言いました。

でもね、相手が息子ばかりいる年寄りだと聞くと、話は別です。あまりにも不似合いな相手です。政略結婚にしても・・・ですね。

皇子たちは協力して、へ・スを逃がそうとしました。

 

ウクとウンが囮になって、追っ手を引きつけてる間に、ソとぺクアがスと共にどこかに逃げ出そうとしたんです。

でもね、行く手に待っていたのはジモン。皇宮の兵を連れ、輿を準備していました。

なんと・・・スの相手はワン・ゴンだと言うじゃありませんか

 

流石に、その場にいた面々は、皆驚きました。

スだって、寝耳に水です。婚姻の話だって突然なのに、相手が太祖だなんて・・・ねぇ。

そこに、へ氏の一族の者が駆け付けて来ました。

事情を問いただしたウク。

 

ウクの妻が亡くなった今、もうへ氏と皇室との縁が切れてしまったわけで。

へ氏としても、もう一度縁をつなごうと思ったわけです。で、ワン・ゴンの相手となったわけですが・・・。

万が一、これでスがワン・ゴンの子を身ごもる様な事になったら、ウクたち皇子とは後継者問題が絡む間柄となって来ますからねぇ。一族の者たちも、ウクにさえ事情を話せなかった理由がここにありました。

もう、これはウクが口を挟める問題ではなくなってしまいました。

勿論、他の誰も反対を唱える事は出来ません。

そんなことしたら、命にかかわります。

 

それを知ったスは、自ら馬を下りました。どうしようもありませんでした。

不安、不満に満ちた面々の表情。

ウクは特に切なげです。

スは、平気なフリをして、自分でどうにかすると言い、輿に乗り込みました。

輿の中で、スは自分に言い聞かせていました。しっかりしなきゃ・・・と。

 

スが連れて行かれたのは、皇宮の中にある茶美院というところ。皇族の心身の世話をするところなんだとか。

そこの長オ尚宮に、スは預けられました。

そしてもういきなり婚姻の準備が始められてしまったのです。

隙を見て逃げ出そうとしましたが、あっさり捕まっちゃったし・・・。

 

皇子たちは、ここに至っても、何か方策があるのではないかと、それぞれに動いていました。

ジョンは母ユ氏とファンボ氏に婚姻を中止できないかと頼みましたし、ウクも母ファンボ氏に頼みに来ました。

皇子たちのこの混乱ぶりを、二人の皇后は驚いたように見ていました。スと皇子たちの関係がここまで密とは考えていませんでしたからね。

普段冷静なウクまでもが、動揺しているのを見て、ファンボ氏は本当に驚いたようです。

だけど、誰にも止める事は出来なかったのです。

 

実は、ワン・ゴン自身、へ氏との婚姻だとは承知していましたが、相手がスだとは知らなかったのです。

まんざら知らない相手じゃないと言う事、それもあの幼いスだと分かり、流石に驚き、躊躇する気持ちはあったようです。

でも、これが当時の政治だったんですね。

婚姻の準備に向かいました。

 

その途中、ウクが廊下に跪いている姿に出くわしました。

「既に皇室の姻戚は多く、豪族の牽制が皇室を揺るがす中、又増やす理由を知りたいのです。」

生真面目なウクらしい止め方です。

「契丹との戦いを止めるのにへ氏が必要だからだ。」

と、ワン・ゴンの名分は明確でした。そして、お前が婚姻を止める理由は何だと反対に聞いたのです。

ウクが口ごもってると、そこにソがやってきました。

契丹との戦いを止める別の方法がある・・・と言いました。

でも、それはワン・ゴンにあっさりと却下されました。ソの考えはまだ父ワン・ゴンに及びませんでした。

そのまま、婚姻を続ける・・・とワン・ゴンが先を進むと、そこには婚礼衣装を着たスが。

スの横を通り過ぎた直後、物の割れる音が

 

なんと、スは、花瓶か何かを割り、その破片で自らの手頸を切ったのです

身体に傷のある者は、皇帝の妻にはなれないという規則があったのです。

私が、その名分を差し上げます・・・とスは言いました。

ワン・ゴン、驚き呆れましたが、一方で感心もしました。息子二人より、確実な名分だったからです。

婚姻は中止となりました。

 

ほっとしたスが意識を失いかけたのを見て、ウクが駆け付けて抱きとめました。

ソは、あまりにも大胆なスの行動に、言葉も出ずに立ちつくすだけでした。

 

皇宮の外でやきもきしながら待っていた皇子たちは、ウクがスを抱き抱えて出て来たのを見て、一斉に駆け付けました。

こんなにスは皇子たちに愛されているのですね。

 

スは、婚姻は中止になりましたが、ウクの家に戻る事は叶わず、そのまま皇宮内で手当てを受けました。

意識が戻ったスの傍にいたのは、オ尚宮でした。

 

スは高麗の事を夢みていました。

太祖ワン・ゴンの死、そして第4代王光宗のこと。何故こんなに光宗が気になるのか・・・と思うス。

それは光宗が兄弟と臣下を片っ端から殺したと言う史実があるから・・・。

光宗が誰なのか、それが気になったのです。

 

オ尚宮が治療を終えて部屋を出ようとすると、部屋の扉の外にはウクが。

心配でならなかったのです。

包帯の巻かれたスの手を取り、優しく言いました。全て終わった、大丈夫だ・・・と。

「情けない男だが、亡き夫人に祈った。スを返してくれたら、夫人に注げなかった情をスに償うゆえ、私を許してスを返してくれと。お前が陛下の妻になったら、一生私は自分を許せなかった。」

「二度と会えないと思いました。挨拶も出来ないま別れてしまったらダメな気がして・・・。それで・・・。」

と、スは泣きました。

ウクはそっとスを抱きしめ、もう二度と離さないと、言いました。

 

ワン・ゴンは、スを官婢にするつもりでした。

でも、ジモンが言いました。宮女にするのはどうかと。なんと、皇后たちがそう要望していると言うのです。

勿論それは皇子たちから頼まれたからです。

ワン・ゴン、そのあたりも承知でした。そんな事しそうにないソとウクまでもが、守ろうとしたわけですからね。

いったいスはどうしてそんなに皇子たちから慕われているのかと、不思議でなりませんでした。

決め手はオ・尚宮でした。ワン・ゴン、どうもオ尚宮とは何かありそうですよ。大きな信頼を置いているようですからね。

結局、スはオ尚宮の元に置かれる事になったのです。

 

皇子たちがスに会いに来ました。

皆、茶美院に行くスを見送りに来たって感じですね。

ソも来ていました。

 

スは、この仲の良い皇子たちの中から第2代、第3代王、そして第4代王光宗が出てくるのだと、不安に思いながら見つめていました。

まだ誰が光宗になるのか、スは知らなかったのです。

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兄妹揃って…(;^_^A

2016-11-27 18:08:52 | 家族関連

指吸い始めました…(´`:)

兄は人差し指&中指の二本。
そして妹は、がっつり親指…σ(^◇^;)

なんとまぁ…。

兄の指吸いも完璧になくなったわけじゃないから、二人並んでちゅうちゅう…って事も無きにしもあらず。

良いのか?…と、思うばーばです。

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『麗<レイ>~花萌ゆる8人の皇子たち~』5話まで

2016-11-27 15:48:39 | 韓国ドラマのエトセトラ

                       

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ソは、他の皇子たちと共に都で宮殿で暮らし始めました。

宮中の行事等、慣れない事も多いようですが、それなりに皇子として穏やかな生活が始まりました。

少々物足りない思いはしてるようですが。

 

スは、ウクから生薬をあれこれ貰い、それで世浴剤を作り始めました。これは・・・石鹸?入浴剤?

どちらにしても、現代の彼女ならではの思い付きかもしれません。

楽しそうにチェリンたちと作業するスを、ウクは嬉しそうに見つめていました。

それを、へ氏も見つめています。夫ウクの想いを充分分かってる表情です。

 

ある夜、へ氏はスに手紙を書くから、墨をすってくれないかと頼みました。

でもそれは、スとウクとの仲を取り持とうと思った嘘かもしれません。

スが書斎に行くと、そこに居たのはウクだったからです。へ氏は早く寝たので、代筆している・・・とウクは言いました。

 

ウクの美しい筆跡に、スは惚れぼれとしました。

ウクは、スに一遍の詩を書いて渡しました。でも、スは漢字が読めません。

一応、頭を打って以来、字を忘れてしまって・・・と言い訳してますけどね。

チェリンに読んで貰おうと思ったけど、彼女も自分の名前しか分からないと言うし、困ってしまったスです。

 

それを読んでくれたのはぺクア。

ぺクアには、その詩の意味が、揺れ動く心を表現しているモノだと、すぐに分かりました。

誰にもらった?・・・とぺクア。

「第8皇子さまに・・・。」

と聞き、ショックを受けたぺクア。

彼はへ氏をずっと想い続けています。でも、へ氏はただひたすらにウクの事を想い続けてて、自分の割りこむ隙は無いと思って来ました。

そのへ氏の心を傷つけるようなモノですからね、これは。

絶対に知られてはいけないと思った瞬間、へ氏が既に知っていることにも気がついたのです。

何も分かっていないスだけに、その場で咎める事は出来ませんでした。でも、へ氏が冷静でいることがぺクアにはたまらなかったのです。

スも、意味を聞いて、もしかしたら・・・と思わないでもありませんでした。でも、そう思う事自体、へ氏を傷つける事だと充分分かっています。だから、ウクを家主だと思おうと自分に言い聞かせました。

 

翌日、スはへ氏とウクと共に、初めて皇宮に入りました。

何もかも珍しいスは、きょろきょろします。その様子を、ウクは面白そうに見ていました。

スが作った世浴剤を、ウクの母ファンボ氏にプレゼントするためでした。

 

スは慣れない言葉づかいに、舌を噛みそうでした。一生懸命話すスの様子を見ても、ウクは笑顔がこぼれました。

その息子の様子を、ファンボ氏も珍しいと感じたかもしれません。

スの作った世浴剤は、ファンボ氏も、そして偶然居合わせたユ氏も、気に入ったようです。

だけど、ちくっと余計な事も言うんですよね、ユ氏って。

へ氏は、妻として申し分ない、子供を産んでない事を除けば・・・なんてね

嫌な雰囲気になりそうな時、ワン・ゴンがやってきました。

 

ドラマで見る太祖王建だ・・・とスは目を丸くしました。

ワン・ゴンの耳にも、スがウンを殴ったと言う話は伝わっていました。

で、怒りそうになった時、スは、ばったりと身体を前に倒し、最敬礼をしました。

「私が怖いのか?」

と、ワン・ゴンが聞きました。

スは必死になって歴史の授業で習った知識を引っ張り出しました。

「陛下は聖君なので、怖くありません。」

そしたら、なぜ聖君と思うのだ?・・・と、来た。

皆、スが答えられるとは思っていませんでした。ワン・ゴンも、単なる世辞だと思いました。

これ又必死に記憶を手繰るス。で、しどろもどろではありましたが、答えたのです。

「三国を統一してこの国を建国され亡国の民にも高い地位を与えられました。それから・・・え~と、渤海が消えても義理を貫いた。なので聖君です。」

ふぅ~っです。

ワン・ゴンも、思いがけない言葉に嬉しそうでしたし、見直したと言う表情でした。

「上手なのは喧嘩だけじゃないな。」

そう言って、褒美を下されたのです。

ユ氏はなんと・・・という呆れた表情だし、ウクやファンボ氏などは、ほっとした表情でした。

 

スはほっとした所為で、トイレに行きたくなりました。

でも、慣れない広い皇宮の中で、なかなか見つかりません。

うろうろしていると、ソと出会いました。

以前とは違う皇子らしい恰好に、スは見なおした・・・と言いました。

ところがそこに、ユ氏がやって来ましてね。スは、そそくさと隠れました。

 

ソを見つけたユ氏は、相変わらず、冷たい酷い言葉を投げつけて行きました。

スは、実の親?・・・とソを哀れに思ったのでしょうね。そっとその場を離れました。

ソは、スに聞かれたわけじゃないと、ほっとしたようです。知られたくない確執ですよね。

 

その頃、へ氏は姑であるファンボ氏と話をしていました。

どうしてもこの機会に、頼んでおきたい事があったのです。

自分の余命があまりない事、そして、自分亡き後には、スを・・・と。必ず叶えてほしいと頼んだのです。

政略結婚が常のこの時代、そしてウクの立場を考えると、おそらくスは物足りない相手になるのでしょう。だからこそ、敢えて頼んだのだと思います。

 

スは、ウクに皇宮内を案内してもらっていました。

その時、会ったのです、あの浮浪者のアジョッシに瓜二つのジモンと。

自分がこうやってタイムスリップしてるのだから、ジモンも絶対にあの時のアジョッシだと思ったス。

自分を知ってる?一緒にお酒のんだじゃない・・・と詰め寄りました。

が、ジモンは、“???”。

ウクもスの態度に驚きますが、頭を打ってる子ゆえねぇ・・・。記憶が混乱してるんだろうと思ったようです。

ジモンは最後まで否定しました。でもね・・・絶対に何かあると思うよ、ジモンには。あたしゃそう思う

 

新雪が積もった庭を、ウクの足跡を同じように踏みながら歩くス。

「冬ソナ」と同じですな、これ。

それに気がついたウクは、わざと歩幅をひろーくして歩くんですね。で、スは転びそうになっちゃって。

その手を、ウクが取りました。

スは、ウクにも特製の世浴剤を渡しました。ウク、嬉しそうです。

「詩の意味は分かったか?」

と、ウク。

勿論ですよ・・・とスは、書かれた文字そのままの意味を言いました。

ウクは、やっぱり分かって無いな・・・と予想が当たったと思いました。ぷっと吹き出してましたもんね。

で、返答詩を書いてほしいと、スに言ったのです。

 

返答詩・・・とスは悩みます。だって、漢字、書けないもんね。

悩んだ挙句、スが書いたのは、

『\(^o^)/』

 

先に見つけたウンやジョンが見ましたが、意味が分かりません。

勿論、ウクだって“?”

そしたら、ソが、ウンに、両手を挙げさせ、口を丸く開けさせて、それと同じだと言ったのです。

皆、爆笑

ウクは、スらしいと改めて愛しさを感じたようです。そして、自分の想いが伝わったと感じたようです。

 

この状況に激怒したのはぺクア。

スを捕まえ、スとウクの気持ちに、誰も気づかないと思っているのか・・・と言いました。

「私が知り、姉上が全て知っているのだ。」

流石にショックでした、ス。

そして、その話を聞いてしまったウクも・・・。

 

二人は、お互いの気持ちを承知しながら、蓋をするしかありませんでした。

 

ワン・ゴンは愛する娘ヨンファを、地方の有力な豪族に嫁がせようと考えていました。

でも、ヨンファは出来るならばこのまま都にいたいと考えているようです。

彼女が思うのは、兄ウクが王となり、自分が王女となること。

そして、気持ちではソを夫としたいようですが、ヨが自分を皇妃にしたいと言うのを、はっきり拒絶しようともしません。

天秤にかけてる状況です。

 

へ氏の体調がますます悪化。

身辺整理をしていました。

それを見ていたスは、悲しくて切なくて・・・。

そしたら、目の前でへ氏が血を吐いてしまったのです。

スの気持ちを問いました。

何も言えないスを見て、想いを察しました。

「二人とも、愚かだ・・・。」

と、へ氏は言いました。辛い道を歩んでいると言う事でしょうか。

「化粧をしてほしい。あの方に美しい私を覚えていてほしいのだ。」

 

スは、へ氏を美しく化粧しました。泣きながら・・・。

“お前にあの方を託す”

へ氏は心からそれを願いました。決して嫉妬とかじゃないのです。ウクとスの幸せだけを願っているのです。

 

へ氏はウクと雪の中を散歩しました。

ウクを初めて見た日。彼女は恋をしたのです。

皇宮を追いだされたウクを、自分の手で立ち直らせたかった・・・と言いました。

彼女の実家の力で、ウクの家族は又皇宮戻れたようですね。だからといって、それを恩に着せるような事は一切無かったへ氏。

心からウクを愛したのです。

 

歩けなくなったへ氏を、ウクが背負いました。

以前、夫人の事を恋慕していないと言いましたが・・・とウクが言いかけました。

それを制して、へ氏が言いました。

「何も言わなくていいです。私の方がたくさん恋慕すればよいのですから。」

その言葉を最期に、へ氏は息絶えてしまいました。

 

二人の後を、ずっと離れてスはついて歩いていました。

へ氏が息を引き取ったのは、すぐに分かりました。

泣きだしたスに、ウクは言いました。夫人を起こすな・・・と。

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今日のランチ♪

2016-11-26 21:40:07 | 食べ物関連

 

なかなかのインパクトですな・・・

二度目のトンカツ屋さんです。

左がアルフィーの“海老、カツ、メンチソースかつ丼”。右は私の“大海老卵丼”。

 

私は、前回食べた“おろしカツ丼”の気分で行ったのに、何故かメニューから消えてた

で、券売機の前で悩みに悩んでチョイスしたのが、上のメニュー。

やっぱ、“大海老”に惹かれました

 

勿論、完食しましたよ、あっという間に・・・。

で、思ったんです。

前より少ない気がするのは、私が単にお腹がすいてた所為・・・って。

それに、“大海老”じゃない気がするのも、気の所為・・・って。

 

分かりました

丼が小さい

“大海老”と謳ったからにゃ、丼から尻尾が出てなきゃそれらしくないわけで。

大きく見せるために、丼は小さめで、盛り方は、とにかく立たせる・・・ってかぁっ

 

あっさり完食しちゃった時、まだアルフィーは食べてましてね。

通常、私の方が食べ終わるのが遅いんですよ。

私、そんなにがっついた・・・とふと反省したわけです。

でも、疑問が残ったので、その旨アルフィーに話すと、即答されましたよ。

「丼、小さいじゃん。」

 

写真をご覧になっていただけたらおわかりかと。決して、アルフィーの丼に接写したわけじゃないんです。

なのに、お盆の大きさと比べて見ると、一目瞭然。かなり、かなーり、小さい。

アルフィーのも、普通盛りですよ。

値段は、私の方が高かったし。

「・・・・・

 

お味は美味しかったけど、なんか釈然としない気分でお店を出て来た次第です。

 

あ、それと。

アルフィーの方の丼ですが。決して食べかけではありません。

なんともワイルドな盛り付けですよね

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『麗<レイ>~花萌ゆる8人の皇子たち~』4話まで

2016-11-25 22:59:13 | 韓国ドラマのエトセトラ
麗~花萌ゆる8人の皇子たち~(月の恋人 - 歩歩驚心:麗) OST (SBS TVドラマ)
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CJ E&M

レビュー一覧は、こちらから。

 

ソは、破戒僧たちがいた寺の本当の主がユ氏だと知りました。

と言う事は、正胤ワン・ム殺害計画の裏にはユ氏がいると言う事です。

このままワン・ムたちに寺を捜索されたのでは、それが全て表沙汰になるのは間違いありません。

それを防ぎたかったのです。

ここまで冷たく扱われ、ないがしろにされて来たにもかかわらず、ソは母を求めているのです。

でも、ユ氏はソを褒める事も感謝する事もありませんでした。

「お前は恥じであり、傷だ。だからお前を送った。そのおかげでジョンを抱く事ができた。それについては礼を言う。」

なんてひどい言葉なんでしょう。

ユ氏にとっては、自分の愚かな行為の証拠であり、結果なのですね、ソは。だから、見たくないのです。

 

これで、ソが愛想を尽かして、ユ氏と決別するとか、復讐するとか言うのなら、まだ話は分かります。

でも、ソは違いました。

「今日を覚えておいてください。母上は私を捨てましたが、私は去りません。これからは私だけを見つめさせます。」

ソの目から涙がこぼれました。

自分を捨てた母の目の前で、母の想像を超えた人間になり、自分を捨てた事を後悔させるつもりなのか、はたまた、自分だけを必要だと考えを改めさせるつもりなのか・・・。

 

ソは、石積みの塚を壊しました。

母親が子供の幸せを願って積んだ石の塚なんて、彼にとっては偽善であり、こんな事をするより自分に謝ってほしいと思ったのです。

そこにスが来ました。

石を積もうと思ったようです。

 

荒れるソを見て、必死で止めました。ソが血まみれだとすぐに気付きました。

驚くスに、人を殺した血だ・・・と言うソ。

でもね、スは気付いたのです。興味本位で人を殺したのではなく、自分を守るため、大切な人を守るためにそうするしかなかったんだということを。

ウクが幼い頃からそうやって来たと聞いたばかりでしたしね。

この時代は、そう言う時代なんだと・・・。

「しかたないよね。生きたいと思うのは罪じゃないもの。皇子様の気持ちが分かるから。どんなに辛いか・・・。」

スの言葉が、ソの心に沁みて行きました。

 

ワン・ゴンに事件の報告が行われました。

賊は皆死んでしまい、証言を得る事は出来なかった。でもその寺の所有者は・・・とワン・ムが躊躇した時、ソが言いました。

「その寺の所有者はユ氏です。」

ユ氏とヨの顔が引きつりました。

ワン・ゴンは冷静に、正胤を殺そうとした黒幕はユ氏なのか?・・・と聞きました。

認める筈はありません。

ヨは、跪いて疑われるような事をしてしまったと詫びました。母は関係無い・・・と。

どうなるのかと思った時、ウクが跪き言いました。これは我々を仲違いさせるための罠です・・・と。

ソも、同じ考えだと言い、結局、その場ではユ氏が犯人だと断定される事はありませんでした。

でもね、ワン・ゴン、馬鹿じゃありません。だてに高麗を建国した人間じゃなかったんですね。

ちゃんと、ユ氏の仕業だと分かっていたのです。

でも事を荒立てても得策は無いと、ユ氏を責める事をしなかっただけなのです。

 

ソは最初よりずっと表情が柔らかくなりました。

スの無邪気で純粋な関わり方で、心がほぐれて行くようです。

自分の食事を運んでくれたスを、温かい眼差しで見つめていたし、重い食器が入った籠を、必死に運ぶスを見て、手伝おうと手を伸ばしかけたりしてました。

結局、手伝うタイミングが・・・ ソも、案外純粋なんです。

 

へ氏の体調は、ますます悪化していました。

ある夜、へ氏はウクに、第二夫人を迎えるか、自分と離婚してほしいと切り出しました。

妻としての務めを果たせない自分がこのままでは申し訳ないと言う事です。

それに・・・とへ氏は言いました。

「皇子様は私を恋慕していません。」

何も言えないウクです。

でもね、ウクにその気は無いのです。

 

スは、その話を聞いてしまいました。

へ氏の気持ちを考えると、居たたまれない感じでした。

 

ある日、スは、チェリンに、ソが以前温浴場で落とした髪飾りをこっそりと返して来てほしいと頼みました。

チェリンは気が進みませんでしたが、お嬢様の頼みです。断れませんでした。

で、ソの部屋で、どこに隠そうかとうろうろしていたら、そこにヨンファが。

驚いて髪飾りを落としてしまったチェリン。盗もうとしていたと疑われてしまったのです。

腕を縛られ、背中を打たれるチェリン。

気付いたスが止めに入りました。

 

またもヨンファと睨みあいです。

いくら、誤解だと言っても信じては貰えません。

だったら、自分を叩いてくれとスが言いました。ヨンファはそうしよう・・・とスを縛ったのです。

そこに、皇子たちがやってきました。

ウクやウン、ジョンたちも止めたいんだけど、立場的になかなか躊躇するところがあって・・・。

ヨンファは手加減せず、スを叩きました。

三度目に叩こうとした時、ヨンファの手を掴んだのは、ソ。

ウクも、止めようとしたんだけど、一歩遅かったね。

「その子は、俺のものだ。」

きゃぁ~っ

 

皆、あっけにとられてしまいましたよ。

スも、ウクも、そしてウンも・・・。

ま、これでその場は何とか収まりましたので、良かった良かった。

 

ウクは、ちょっとショックだったようです。

ソの言葉に深い意味は無いと分かっていますが、やはりスは渡したくないのです。

はっきりと、ソに宣言してました、自分のモノだと。

 

その夜、ウクはスに傷薬を持ってきてくれました。

スは叩かれた傷の痛みより、軽く扱われた事が辛いです・・・とスは言いました。

偉い親がいないと尊重されず、人が人を獣のように縛って叩くなんて・・・と。

「高麗は以前からそうですか?」

ウクは又々考えもしなかった事をスから問われ、一瞬戸惑いました。何の疑問も抱いた事は無かった筈ですからね。

そっと、スの肩に手を置き、謝り、約束する・・・と言いました。

「今後は誰にもスを軽く扱わせぬ。」

ウクへの想いが募って来たス。でも、このような想いを持つ事はへ氏を傷つける事だと、分かっています。

そっとウクの手から肩を外し、部屋に入りました。

 

ソに偶然会ったスは、“俺のもの”なんて言わないで・・・と口をとがらせました。

感謝するのが先だろ、助けたやったのに・・・とソ。

スが自分を怖がる事無く、対等な物言いをするのが、ソには心地よいようですね。

俺のモノじゃなくて、俺の女と言おうか?・・・なーんて冗談がソの口から出るなんてね。ま、本心もちょっとは入っていたと思うけどね。

 

ある日、いつものように街に出て喧嘩してた第14皇子のジョン。

彼に恨みを持つ男に拉致されてしまいました。

なんと、以前、その男に負けたジョンを見て、ユ氏が腹いせにその男の右腕を斬り落としちゃったんですよ

同じようにしてやる・・・ってな感じで、拉致したってわけ。

その様子を偶然目撃したスは、チェリンにウクを呼びに行かせ、自分は後を追いました。で、寸でのところで棒を持って乱入し、ジョンを助けたのです。

でもねぇ、相手は強いし人数も多くて。

あっという間に、ジョンはスを庇ってぼこぼこに殴られる始末。

 

そこにウク到着。

なかなかの腕前のウクが、やっつけてくれたと言うのに、すぐに加勢が来ちゃったよ・・・。

絶対絶命かと思われたその時、今度はソが登場。

ソの場合はねぇ。

存在そのものが恐れられてるから、姿を見ただけで、一味はちりぢりに逃げちゃった。

 

スが女だてらに飛び込んできてくれたおかげで腕を切られなかったと、ジョンは感動していました。

「お前が腕を救ってくれた事、覚えておく。お前の命は俺の命も同然だ。俺が死んでも助ける。」

スは、いっちょまえなそのセリフを聞いて、嬉しく思いました。

で、つい、現代風に感謝の意を示してしまったのです。

つまり、ハグ・・・です。

そんなの知らないジョンも、ウクも、ソも、驚いて目がまん丸ですよ

 

あ・・・と謝ったへ・スに、ジョンはすっかりな感じ。

これで一気にスを好きになってしまったみたい。元々嫌ってはいませんでしたけどね。

 

ウクは違いました。

チェリンから連絡を受けた時、もうスが心配で心配でたまらなかったのです。

なのに、あっけらかんと明るいスを見ると、自分の気持ちだけが募っているようで、悶々としちゃったのでしょうかね。

怒ってるようなウクに、スも戸惑っていました。

 

スの肩を強く掴んだウクは、その気持ちを告げました。お前を失うかと、もう会えないかもしれないと思うと怖かった・・・と。

スは驚きました。ただただ驚いたのです。

kissする・・・と思った時、チェリンやへ氏たち、家の者が駆け付けて来たのです。

未遂です・・・

 

ウクの様子がおかしいと思ったのは、へ氏。そしてヨンファです。

 

ジョンは、助けて貰ったにもかかわらず、やはりソに対して偏見を持っていました。これはひとえに母ユ氏と兄ヨの影響ですな。

皇子はその地位と同じくらい責任も大きいんだ・・・とソが注意しました。相手の男の腕をユ氏が切らせちゃったって事に何の責任も感じていないジョンを注意したんです。

そしたら、兄ぶって・・・とジョンは反感を持ってしまったのです。

現れるだけで、一味が逃げて行ったソが、同腹として恥ずかしい存在だ・・・なんて言っちゃった。

その言葉に怒ったソが、ジョンを殴った時、ユ氏がタイミングよく現れてしまいましてね。

ソを突き飛ばしましたよ。

流石に、助けてくれた兄に対してそれは・・・とジュンは思ったので、誤解だと言ったのですが、ユ氏は聞く耳を持ちませんでした。

 

その日は、スもウクも、そしてソも眠れない夜でした。

 

ワン・ムがソを都に住まわせたいとワン・ゴンに許可を貰おうとしました。

この時、ワン・ゴンはユ氏が先日のム殺害計画の黒幕だと承知している事を明かしました。

息子としても考えを聞きたかったようです。

ソは、ユ氏の息子でもなく、養子先の息子でもなく、単にワン・ゴンとワン・ムの部下として仕えたいと跪きました。

ワン・ゴンは、ソが都に住む事を許可しました。

 

ソは、スに、王宮に住む事になったと言いました。

そしたら、スは、もう食事を運ばなくて良いのねと、ほっとしたように言いました。

「どうか王宮では無難にお過ごしください。話す度、生かすだの殺すだの言わずに、言う事を聞かなくても睨まず、特に刀を抜くのは注意してください。人が作ったモノを簡単に壊さず、他にあるかな・・・。」

まるで母親か姉の様な言い方です。

呆れたように、ソが、もう止めろと言いかけると、スが続けました。

「良く食べて良く寝て。悪い夢はなるべく見ないように。」

初めて温かい忠告を聞いたのかもしれません。

じっと、スを見つめました。

「私は皇子様より自分の心が怖いです。自分の心なのにどこに向かうか分かりません。」

 

雪が降って来ました。

嬉しそうに手を差し伸べるス。

それを、じっと見つめるソ。

美しいシーンでした。

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『麗<レイ>~花萌ゆる8人の皇子たち~』3話まで

2016-11-25 15:32:25 | 韓国ドラマのエトセトラ

                

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ソは、父ワン・ゴンからも大切に思われていないことを実感した直後だっただけに、怒りも募ったのでしょう。

刺客を逃がした女だ・・・とスを責めようとしました。

でも、ウクが刀を落としたので、一応、彼も怒りを抑えました。

 

スが殺戮を目撃した場所に行くと、死体はなくなっていました。でも、血しぶきがあちこちについていたので、確かにこの場で事件が起ったのは間違いないとウクもソも思いました。

 

スは、ほっとしたら涙がこぼれて来ました。

怖かったし、悔しかったし・・・というところでしょうか。ウクが慰めても慰めても泣けてしまったのです。

ウクは、そんなスを愛しげに抱き寄せ、気持ちを落ち着かせようとしました。

まるで子供のように泣くス。ウクは、妹のようにこの時は感じたのかもしれません。

 

ソの傷は、ヨンファが手当てしました。

ヨンファはソに思わせぶりな態度を取りますし、ソも、ヨンファの事を養家に居た時も、時々思い出していた・・・なんて言うくらいですから、ほのかな想いは抱いているのかもしれません。

この時はまだ・・・。

異母兄妹なのに?・・・と思いますが、高麗の時代、異母兄妹でも結婚は可能だったようです。

 

屋敷に戻り、へ氏に又々無謀な行動をたしなめられたへ・ス。

へ氏が心配しないように、ウクから言われてる手前、本当の事は話せません。適当に辻褄を合せておきました。

 

スの事で又迷惑をかけたと謝るへ氏に、ウクは気にしないよう言いました。

スを見ていると楽しい・・・と言いました。

他の者は、自分の前にくると辛い苦しいと言い、頼って来るが、スは違う・・・と。自分の力でやって行こうとする。

「その姿が楽しい。すっきりする。あの子に会うのが楽しみで。」

と、笑顔を浮かべながら話すウク。

へ氏は、そこに、想いを感じたようです。

 

手当てを受けたスが、自室に戻ろうとした時、またソと会ってしまいました。

一件の事を、何か覚えていないかと詰め寄りました。いきなり、スの顎を掴んで話せと言うんですよ。ま~乱暴

そこに、ウクが来て止めてくれなかったら、また大ごとになってたかも。

その時、スは思いだしたのです。

賊の中で一番偉い人は、毛皮を着ていたことを。

それを聞いたソとウクの頭には、ヨの姿が浮かびました。儀式の時、彼が毛皮を着ていたのを見てるからです。

「森で見た事は全て忘れろ。そんな男の事は全て消すんだ。」

と、ソ。

「そうだ。その方が安全だ。」

と、ウク。

 

「二度と俺の前に現れるな。」

ソが、スに向かって言いました。

もう我慢が出来ませんでした。振り向いたスは涙をためた目で言いました。

「私が何をしたの?殺そうとして置いて、黙ってろって?犬死なんて冗談じゃない生きたいのは罪なの?皆生きたいのに。何故私だけ殺すの?」

ソは驚いた表情です。こんなにはっきりと自分に抗議する女性なんて、見た事無かったでしょう。

 

ウクは、スの部屋にたくさんろうそくをともしました。明るくして寝なさい・・・と。

事件の事があるから、怖がってはいけないという配慮でしょう。

スは、反対にウクを気遣いました。自分の為に人を殺してしまったから・・・大丈夫かと。

そんな事、聞かれたことも、考えた事も無かったでしょうね、ウク。

11歳の時、初めて人を殺したと話ました。母と妹を守るために。自分が誇らしかった・・・と言いました。

でも、スは言ったのです。

「覚えているじゃないですか。忘れられなければ、心は辛いままです。無理して耐えているのね。」

心の奥底を言い当てられた感じだったのでしょうか。ちょっとびくっとしたようです。

「私は頼らないから心配しないで。私だけでも頼らなければ、皇子さまは楽かと。自分の力で生きられます。」

ついさっき泣いたばかりの女の子が、自分の力で生きられると明るく言う・・・。それがウクには新鮮で楽しくて愛おしかったでしょうね。

 

ワン・ゴンは、ムとソに事件について問いました。

結局、賊たちは皆死んでしまい、証言を得る事が出来ませんでした。

ワン・ゴンは、ソに、怪我はどうだと聞きました。

気にしてくれた事だけで、ソは意外の念を持ったようです。

そして、命まで危うくなるのにもかかわらず、立場を入れ替わった理由を問いました。

「15年前、正胤に命を救われました。」

と、答え、許してもらえるならば、都にとどまり、必ず犯人を捕まえて見せると言ったのです。

ワン・ゴンはそれを許しました。

ソ、嬉しそうです。

 

ソを除く皇子たちが揃って、お茶を飲んでいるところに、ワン・ゴンが来ました。

兄弟の仲が良いのを喜びました。

その時、ウンの顔にあざが出来ている事に気がついたのです。それが、スの仕業だと言う事を隠す事は出来ませんでした。どうも、宮中にも、その噂は伝わってしまってるようです。ワン・ゴンが知らないだけだったんですね。

 

で、スのところに、処分の通達があると言う知らせが入りました。

まさか、厳罰じゃないよね・・・と、スとチェリンはおろおろ。

でもね、やって来たのはウン。ほっとしたスたち。

自分が上手く事を収めたと胸を張って恩着せがましく言いましたよ。

ウンは、スのような女性、初めてでした。ま、この時代、誰も会った事無いと思うよ、あたしゃ

で、一度に好きになってしまったのです。

スは、ウンのもじもじした様子を見て、彼が口にする言葉をすぐに察しました。1000年経っても、同じ言葉を使ってるんだ・・・と変な事に感心したりしてましたよ。

 

第13皇子ぺクアは、絵を描くのが得意です。

街に出て、庶民の普通の暮らしを描きとめています。

その日も、民の生活をあれこれと描いていたら、喧嘩だ・・・という声が。

若い男が喧嘩をしていました。

勿論、それも見逃さず描いていたのですが、なんとそのうちの一人が第14皇子ジョンじゃありませんか。

ジョンも、ぺクアに見つかった事を知ると、その絵を取りあげようとしました。

やっぱり、皇子とすると、やっちゃいけない行動でしょうからね。証拠は無くしておかないと・・・ってとこでしょう。

 

ぺクアは、実はウクの妻へ氏のことを想っています。

結婚前からの知り合いのようで、想いもその頃からみたいです。

へ氏も、それは知っているんですが、彼女にとっては弟でしかないのです。

ぺクアも、充分へ氏の気持ちを知っていますから、傍で見守っているのです。

 

賊の遺体を調べたワン・ムとソは、それが破戒僧だと言う事を知りました。

密かに何者かが破戒僧を寺で匿い、暗殺者として育て上げたに違いない・・・と結論しました。

ソには、ヨが黒幕だと思えました。

で、ヨに詰問しました。

が、白状する筈はありません。

でも、ヨの反応を見た瞬間、黒幕は実母ユ氏だと、分かったのです。

勿論、ヨはそれを否定しました。

 

ある日、ウクは、寒波を受けて困っている村に食糧と衣服を届けようとしました。どうも定期的に行っているようです。

いつもはウクと使用人たちだけで行うのですが、今回はへ氏も同行しました。

スに背中を押されたのです。

スは得意のメーキャップ技術を生かし、へ氏を美しく仕立てあげました。

へ氏は身体が弱いと言う事で、常に控えめにしていましたが、流石に自分が見た事も無いくらいに美しく変身したのを見ると、心は浮き立ち、気分も明るくなりました。

そして、ウクと共に出かけたのです。

スも、そんなへ氏を見て、嬉しくなりました。

ウクも、美しい妻を見て、嬉しそうだったし、スの無邪気な振る舞いに影響を受け、笑顔が絶えませんでした。

 

帰りに、薬屋でへ氏の薬を調合してもらいました。

その時、スの首の傷に塗る薬も買ってくれました。

一人で塗ろうとしていたら、ウクが見かねて塗ってくれたんです。その時、初めてウクもスもお互いを意識したようです。

姉の夫と妻の妹・・・というのではなく、男と女として・・・。

 

ソが、賊をかくまっていた寺を突き止めました。

ワン・ムも共に出動する筈だったのかもしれませんが、ソが一人先に乗り込んだのです。

悪鬼のようなソです。

情け容赦なく、寺にいた破戒僧たちを皆殺しにしました。

そして、ムたちが到着した時、寺は炎に包まれていたのです。

 

ソは斬った僧たちの血を全身に浴びていました。

その血みどろの恰好のまま、ユ氏の元に姿を現したのです。

手には、血にまみれた剣を持っていました。

流石にユ氏も絶句しました。

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『麗<レイ>~花萌ゆる8人の皇子たち~』2話まで

2016-11-25 10:03:46 | 韓国ドラマのエトセトラ
韓流ラブストーリー完全ガイド本気の愛号 (COSMIC MOOK)
クリエーター情報なし
コスミック出版

レビュー一覧は、こちらから。

 

危ないところを、ソに救われたへ・スですが、直後に、物か何かのように馬から落とされてしまいました。

ムッとしたへ・スは、ソに食ってかかりました。

「狭い道を走ったら迷惑でしょ。皆避けてるわ。人より車・・・いや、馬が偉いわけ?」

自分を怖がりもせず怒るへ・スを興味深げに見たスですが、馬をけしかけるようにして、何も言わずに走り去りました。

何よ、あれ・・・と怒るへ・スに、街の人は命があっただけでも良かった・・・と、第4皇子ワン・スだと教えてくれました。

 

ウクの家に、皇子たちが集まりました。

お茶を出すよう言われたスは、チェリンと一緒に出そうとするのですが、先日の温浴場での騒動があるので、こそこそ・・・。

それを、第10皇子ウンに見つかっちゃった。温浴場で鉢合わせした相手です。

覗き見したのはお前だろ・・・と言われ、否定。

間違いないと言われて再度否定した時、チェリンの持ってたお茶道具と当たって壊しちゃった・・・。

その隙に部屋を逃げ出したス。

それをまたウンが追って来て、スを探そうとしてるうちに、部屋をのぞいたら、そこではチェリンが着替え中。

騒がれたウンは、逃げ出しました。

でも、一部始終を見ていたスに呼びとめられて・・・。結局、謝れ謝らないの大げんかに発展。

取っ組み合いになっちゃった。

皇子と若い女性の取っ組み合いなんて、そうそうあるもんじゃないこの時代。

皇子たちとヨンファも出て来て、余計に大騒動に。だけど、皇子たちは面白がって見てましたね。

結果は、スの優勢勝ち。

ただ、トドメを刺す事はできませんでした。ソに止められましたから。

まぁとにかく、怪我をする前までのスとは別人の様な振る舞いに、へ氏もウクも戸惑ってます。

ソも、変わったヤツだ・・・ってな感じで印象に残ったようです。

 

へ氏は、スをたしなめました。

どんな理由があろうと、皇子の顔に怪我をさせた事は罪に問われるわけで。もしかしたら、ウクにまでおとがめは及ぶかもしれない・・・と。

石を積み上げた塚を見せ、これは親が子の為に祈りながら積んだ物だと話しました。

子供のいない自分が、これを積んだのは、へ・スの為だ・・・とね。母親のいないスのために、自分は母親の気持ちで積んだ・・・と。

ス、泣けました。現代に残る実母の事が思い出されて、恋しくて、そしてへ氏の心が温かく沁みて・・・。

 

ソは、自分から実母ユ氏に会いに行きました。

都に久々に戻ってきたので、挨拶をしようと思ったのです。いつまで待っても、ユ氏からのお呼びはかかりませんでしたからね。

でもね、そこでやはり屈辱的な対応をさあれました。

同腹の兄弟第3皇子ワン・ヨは母と一緒になって、ソを侮辱しまくり、第14皇子ワン・ジョンはそんな母と兄の態度に少々の戸惑いを感じています。ジョンも、ソについて悪い噂しか耳に入っていませんから、偏見があるのは確かです。

この家に戻って・・・とソが言いかけても、ユ氏は即座に拒絶。

養母に悪いではないか・・・なんて、見え見えの口実です。

ソは、少しあった期待も消えうせたでしょうね。

それでも、気を取り直してユ氏のために用意して来た髪飾りを懐から出そうとした瞬間、一瞬先にジョンが同じような髪飾りをプレゼントしちゃった・・・。

もうソは出せなくなってしまったのです。ユ氏がこれ以上ない様な愛情あふれる笑顔でジョンのプレゼントを喜ぶ姿を見た後ではね。

「兄上をあんな顔にしたのは、母上だと言う噂が・・・。」

と、ジョンが言いかけました。一瞬、ユ氏の表情がこわばりましたが、何も言いません。

ヨが即座にそれを否定しました。ヨは、知ってて母を庇ったの?それとも、知らないの?

あの現場には、ワン・ムしかいなかったのかな

 

ソは、ジムンに促され、温浴することに。

仮面を外し、浴場に入ったのですが・・・。そこに、スが現れた

スは、また外の温浴場からここに通じる通路を通って来ちゃったみたい。

二人ともびっくり

ソは、仮面を外した顔を見られた事が、いっそうショックだったみたいです。

「見た事を全て忘れろ。さもないと、お前も傷つけてやる。」

スの首を絞めながら、ソが言いました。

 

その時、ソは母へのプレゼントにする筈だった髪飾りを落として行ってしまいました。

 

スは、チェリンから、この時代は顔の美しさも地位と同じくらいに重要視されている事を聞きました。

だから、ソは実母からも疎まれ、養子にだされたのだ・・・と。

その偏見、現代娘のスには理解できませんでした。憤りを感じたくらいです。

 

正胤ワン・ムを暗殺しようと企んでいるのは、ユ氏とワン・ヨの親子でした。

ユ氏は、どうあってもワン・ゴン亡き後の王を自分の息子に・・・と考えているのです。

 

追儺の日が来ました。

皆、正装して儀式に臨みました。

特にユ氏なんぞは、これでもかってな感じに飾り立ててますよ。

一方、ウクとヨンファの母親ファンボ氏は、落ち着いた上品な装いでした。性格も対照的です。

敵意とか闘争心むき出しのユ氏に対し、ファンボ氏は争いを好まず、静かに落ち着いた暮らしを望んでいるようです。娘のヨンファは、そのような母がじれったく思っています。ヨンファは、兄ウクを王位につけたいと願っているのです。

 

この儀式で皇子たちは仮面をつけて剣舞を披露することになっていました。

事前練習では、ワン・ムは正胤としての舞を見せましたが、本番では、ソと衣装と仮面を取り変えました。

知っているのは、二人とジムンだけです。

 

儀式の舞が始まりました。

ワン・ゴンも、ファンボ氏も満足げに見つめていました。ただ一人、ユ氏だけは緊張していたでしょうね。

そして儀式が進んだ時、一団の賊が乱入して来たのです。

大混乱に陥りました。

 

皇子たちは、必死に賊と闘いました。

そのさなか、ワン・ムの衣装を着た者が斬られました。賊はその者を狙っていますからね。

「ムや

ワン・ゴンが叫びました。

トドメを刺されそうになった瞬間、別の皇子が防ぎました。

形勢不利と見た賊は、逃げ出しました。

 

慌てて駆けよったワン・ゴン、“ムや”と言いながら仮面を外しました。

現れたのは、ソ。

一瞬驚いたけど、すぐにムを探しました。怪我をしてるソには目もくれず。

ワン・ムは傍にいました。ソを助けたのが、ムだったのです。

その姿を見て、ワン・ゴンは初めてほっと吐息を洩らしました。

ソは、辛かったでしょう。父にも息子とは思われていない・・・と思ったかも。

 

ジムンが、大丈夫ですか?第4皇子さま・・・と言って初めてワン・ゴンはソを見つめたのです。

立ち上がったソは、声をかけたワン・ゴンに、賊を追う・・・と言ってその場を出て行きました。

 

がっくりと腰を落としたのは、ユ氏。

計画は失敗です。

 

街では、お祭りがおこなわれていて、スとチェリンは楽しく過ごしていました。

その時、ソが必死の形相で走って行く姿を、見たのです。

気になって後をつけると、竹林の中で、仮面をつけた一団がいるところに遭遇。

何だろうと近づこうとした瞬間、殺戮が

仮面をつけた者たちを、別の男たちが一斉に殺し始めたのです。一人、主導している人間がいるのも見ました。

 

恐怖に駆られて逃げ出したスは、賊の一人とソが睨みあってるところに出くわしちゃった。

賊は、スを人質にとりました。

首筋に刀を当てられ、少し切れました。

それを見たソは、反対にスを殺せと賊に言ったのです。人質の価値が無いと言う事ですね。

で、一瞬賊が怯んだ隙に、スが賊の手に噛みついて逃げ出しました。

次の瞬間、スが斬られそうになっちゃって。

危うし・・・と言う時、ウクが投げた短刀が賊に

 

もう少しで賊に白状させられたのに・・・と怒ったソは、スに剣を突きつけました。

それを、止めたのはウク。

関係無い娘だ、放せ・・・と。

「嫌だね。」

そう言ったソ。このセリフ、何度聞いても素敵ですイ・ジュンギssiの声のトーンとか、言い方とか、表情とか・・・。

あ・・・そう言えば、「W」でも同じような事を書いたところでしたね、あたくし

ドラマでは強く印象に残る台詞とかシーンがありますが、この作品ではこれまでのところ、このシーンでのソのセリフが、それです。

 

ソとウクとの三角関係が予想できるシーンですね。


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