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テナムは軍検察に連れ戻され、事情聴取を受けることになりました。
担当がべマンだと知り、助かったと思いました。
でもそれはテナムの思い込み。
べマンは、形だけの取り調べだと言いました。テナムに都合の良いように話を作ると見せかけて油断させておいて、急に態度を変えました。
ウインが録画を止めたのを確認し、途端に軍での上下関係を体に叩き込んだのです。
テナム、戸惑いながらも、べマンの平手打ちにショックを受け、素直な態度になりました。
しかし、内心は、べマンへの恨みが募っていきました。
イ・ジェシクは人生最高の日になる筈だったのに、それをぶち壊され、激怒しました。
ノ将軍を殴りました。
息子を切り捨ててでも収拾しろと命じました。
「二度と世間をお騒がせすることが無いよう、軍人生命を懸けます。今度問題を起こしたら、軍人を辞めます。」
と、イ将軍は言いました。
ノ将軍は、怒りをヨン・ムングにぶつけました。
その勢いで、法務室に行ったのです。
突然現れたノ将軍に、べマンとウインは驚きました。
上官として、べマンにテナムの供述を報告させました。
「ノ訓練兵を徹底的に処罰しろ。」
と、ノ将軍は言いました。
意外な言葉でした、べマンとウインにとっては。
ヨン・ムングは、ウインがIMディフェンスの元会長の娘だと知りました。
死んだと思い込んでいたのです。
これまでのウインの言動の意味がようやく分かりました。
そして、空港でテナムを捕まえ、アレンを拉致した赤いウィッグをつけた女性だということにも気づきました。
ウインが最初のターゲットとして挙げたのは、ウォン・ギチュン大隊長。
地雷原から部下を救い出し、代わりに自らの左足を失った経歴を持つ英雄でした。
ウイン父の会社を潰した功臣が2人いると、ウインが言いました。ヨン・ムングとウォン・ギチュンだと。
ウイン父を軍事機密漏洩の容疑で告発したのが、ウォン大隊長だったのです。
ある日、自叙伝の出版を記念して、ウォン大隊長のサイン会が開かれました。
その会場で事件が起こりました。
突然一人の軍人が乗り込んで来たかと思うと、ウォン大隊長に向かって銃を放ったのです。
その場で軍人は取り押さえられました。抵抗することはありませんでした。
犯人は同じ師団のキム上等兵。
なんと、ウォン大隊長が地雷原から救った中隊長の弟でした。
誰もが動機が分かりません。なにせ、撃ったのが実弾ではなく、空砲でしたから。
べマンとウインが取り調べました。
しかし、キム上等兵は動機について何もしゃべりません。ただ、ウォン大隊長に恨みを抱いている事は分かりました。
だったら何故殺さなかった?と、べマンが聞きました。
「軍人なんか、絶対に信じません。」
と、言い放ちました。
ウインは、キム上等兵の言葉から、現在意識不明になっている兄の事件・・・ウォン大隊長の美談に何か裏があると感じました。
キム上等兵が軍人に信頼を置いていない例として、軍弁護人のいい加減さがありました。
取り調べに遅刻してくるし、自分が弁護を担当する軍人について何も知らないし、第一、事件の詳細すら知らないと来てます。
ウインはその言動にムカつき、誠実に対応しないなら、問題提起すると言いました。
キム上等兵は、ウインのその言動に、他の軍人とは違うかもしれないと感じたようです。
皮肉なことに、ウォン大隊長は、マスコミの寵児となっていました。
ウインは、ウォン大隊長の病室に行き、動機について心当たりがあるかどうか、聞きました。
が、恩をあだで返したと言うだけ。酌量など望まないと。
その態度は、父に濡れ衣を着せた会見に被りました。ウインが言いました。
「お望み通り、これが見せしめになるよう、私が対処します。」
べマンはノ将軍に同行を命じられ、一緒に建設会社に行きました。
ノ将軍が、前任の師団長が合意していたホテル建設計画を白紙に戻すよう通達していたようです。
建設会社は、すでに動き出した計画を翻されたら、大損です。
で、抗議してきたようですが、ノ将軍は法律のプロであるべマンを同行させ、違法となる根拠を挙げさせ、要求を押し通しました。
表向き、ノ将軍は息子と言えど特別扱いすることは無いし、軍の規律を厳守する態度を見せています。だから、誰も彼女に逆らう事は出来ないし、軍人として尊敬に値すると信じられているわけです。
しかし、一方で、ノ将軍はべマンに、ウォン大隊長狙撃事件の動機等、詳細に調べる必要は無いと言いました。組織の根本を覆す下剋上なんだから、絶対に許せることではなく、理由など調べる必要は無いと言うのです。
べマンは、その指示に従うつもりは無いと言い切りました。
実は、ホテル建設計画には、イ・ジェシクが一枚噛んでいたのです。
前任の師団長からイ・ジェシクに大金が流れていたのを掴んだノ将軍は、今後はそれがイ・ジェシクにとって命取りとなると考えたようです。
実際、不正事件の摘発が始まろうとしていました。法務参謀にもそう指示しています。
だから、この一件を白紙に戻し、イ・ジェシクの危機を未然に防いだと言う事です。
「誰も成し遂げていない軍綱紀の刷新を長官が始めるのです。」
と、ノ将軍はイ・ジェシクに言いました。私が長官をお守りします・・・と。
計画を潰されたことで激怒していたイ・ジェシクは、この言葉を聞いて満足し機嫌を直しました。
退院したウォン大隊長をノ将軍が呼びました。
ノ将軍は、キム上等兵が事件を起こしたのは、秘密に気づいたからだと察していました。
なんと、本当はウォン大隊長が中隊長を誤射していたんです
それがばれたら、ウォン大隊長の栄光は地に落ち、上官であるノ将軍への影響も大きいと思えます。
何でもします、助けてくださいと、跪くウォン大隊長。
逆らえないぞ・・・とノ将軍。表情が怖いわ・・・
IMディフェンスの会長に、ヨン・ムングが就任しました。
ヨン・ムングは今はお飾りの会長の座だと分かっています。が、近いうちに本物にしようと考えているようです。
ノ将軍に心酔しているわけではないのです。
キム上等兵の裁判が始まりました。
ウインは決定的な証拠を掴んでいました。
ウォン大隊長の病室にセットしていた隠しカメラに、重要な証拠が写っていたのです。
ウォン大隊長の左足は、義足なんかではありませんでした。
健康そのものだったのです。地雷なんぞを受けてなかったってことですね。
だから、確実にウォン大隊長を追い詰めることが出来るよう、べマンと準備を整えていました。
キム上等兵の動機を探る意味で、ウォン大隊長の美談の真実を確認することが必須だと弁護人に主張させました。
検事が被告人に有利な証拠を発見したら被告人の利益のため、これを提出すると、判例にあるそうです。
その主張を受けて、ウインは裁判長の問いに、ウォン大隊長の美談について調べたと答えました。
地雷原の事故当日の辻褄の合わない点を次々に示しました。
質問攻めにされたウォン大隊長は、とうとう言葉に詰まってしまいました。
そして、法廷を出て行ってしまったのです。
法廷から出たウォン大隊長を待っていたのはべマンと大勢のマスコミ。
「地雷爆発事故を再調査します。」
と、べマンが言いました。
抗議するウォン大隊長は証拠を見せろと叫びました。
べマンは、マスコミに、この事故が自作自演だと言う証拠がここにあると言って、ウォン大隊長の左足の義足カバーを砕いて見せました。
しかし、そこにあったのは、生身の足ではなく、本当の義足だったのです
呆然と立ち尽くすべマンとウイン。
そこに、ノ将軍がやって来ました。
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