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コメディとはいえ、あまりにもミスが多すぎるように思いますが・・・。如何なもんでしょ。
スパイとか言うと、どーしてもトム・クルーズやマット・ディモンを思い浮かべてしまうので、なかなかこのアジュンマたちのぬるいスパイに慣れません。
チャンミの方は、ソクホが諦めて、何とか難を逃れることが出来ました。
チャンミはソクホが15年前の家庭教師をしていた教え子で、自分を慕っていたソクホだと気付いています。
ソクホは一途にチャンミを慕っていましたが、チャンミの方はどーだったのでしょう。
年下だからと、軽くあしらっていたようですが・・・。まんざらでもなかった感じです。
作戦に、知り合いが関わっているのが分かったら、上に報告するのが要員の規則です。でも、チャンミはソクホについて報告していません。
ソクホは、社内ではミョン専務に押され気味。
まだ実績が無いせいでしょうかね。味方と呼べるのはピョン秘書くらいなもんです。
ただ、ソクホは決して引く気は無く、ミョン専務への対抗心を燃やしています。
「初めまして、新しく入社したペク・ジャンミです。」
と、チャンミはソクホに挨拶しました。
なんとな~く気まずくて、ソクホの目をしっかり見られないチャンミ。
勿論、別人のフリをしました。
ソクホも一応チャンミの話を信じました。信じたの信じてなさそうです。
ミスンは、換気口から天井裏に逃れ、とりあえずオク所長に見つかることはありませんでした。
で、通気口の狭い中を出口を探して逃げようと試みました。
ところが、途中で狭い個所で引っ掛かっちゃってね。ミスンはちょいと中年体型なんです。
にっちもさっちもいかなくなっちゃったのに、助けを求めようにも、Wi-Fiは繋がらず、通信アイテムも落としちゃってトンチーム長に連絡を取る事も出来なくなってしまいました。
連絡が取れなくなったミスンを探せとトンチーム長からチャンミとイェウンに指示が出ました。
イェウンがコンピュータを駆使して建物内部のミスンの行動経路をチェック。
狭い個所を発見し、2人は頷きました。
「挟まったな。」
通気口には、1時間ごとに殺菌ガスが流れる仕組みになっています。
時間がありません。一刻も早くミスンを救出しなくてはいけません。
保安システムに侵入し、わざと不具合を起こし、点検チームと偽ってチャンミとイェウンが入り込みました。
イェウンが通気口に入り、ミスンを発見。
何とか、ギリギリで救出成功しました。
と言うか、いくら通気口だと言っても、あんなに騒いだら、聞こえてしまうんじゃないの
いや、通気口だからこそ、聞こえそうに思いますけどね。密閉されていないんですもん。
トンチーム長は、ソ局長を信用してはいないみたいです。
一応、チャンミがコピーしてきたソクホのPCのデータの入ったメモリを提出しましたが、その前にしっかりコピーを取っていました。
その内容は、イェウンが分析を命じられました。
オク所長は、自分の研究成果をコピーし、外部に持ち出そうとしています。
これを阻止する計画だったはずなのに、まんまと持ち出されてますよ。
オク所長が研究成果をコピーしたメモリを渡した相手はタク本部長の秘書であるク秘書。彼女、なんだか北朝鮮訛りがあるような・・・。
そして、タク本部長の指示でそのメモリはウウォンのマネージャーピ・チョルウンに渡されました。
ウウォンが機密を売買しているのではなく、彼のマネージャーだったんですね。
ウウォンが海外の仕事が多い事を利用し、機密を運ぶ役目をして来たようです。
オク所長は、自分が開発したのに、それを使って莫大な利益を得ようとするミョン専務とタク本部長にムカついています。パシリのような事だけをさせられてるしね。
自分にだって恩恵があっても良いようなものなのに・・・とね。
でも、何も2人に文句は言えないのです。
タク本部長は、このタイミングで新しい秘書、それも、それまでは雇わなかった女性秘書を雇ったということが気になっていました。
だから、ク秘書にチャンミについて調べさせました。
あっさりばれてしまいましたよ、国家情報院の要員だってことが。
チャンミも、タク本部長に目をつけています。彼が身に着けてるスカーフは、マイケル・リーが付けてたのと同じブランドなんです。
ミスンに、タク本部長の部屋を調べるよう指示しました。
ところで、ウウォンは、イェウンが自分の弱みを握ったんじゃないかと気になっていました。
だから、敢えてイェウンを広告契約の担当者に指名して来ました。
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ミンソクの死亡は、彼自身のミスによるものだと判断されました。
ミンソクが銃を落としてしまったため、犯人が発砲した・・・ってね。
チャンミは、チーム長で発砲したにもかかわらず、犯人を逃がしてしまった事を咎められました。もしかしたら、犯人とグルなのではないかとまで言われました。
ミンソクの銃にチャンミの指紋があったようです。
だから、ミンソクを殺し、犯人を逃がしたと疑われたのです。
チャンミはあまりのバカバカしさに激怒。結局、彼女は停職と言う処分になったのです。
そして現在。
チャンミ、イェウン、ミスンの3人は、イルグァンハイテックに潜入するため、正式に入社面接を受けました。
すんなりと合格したのはイェウンだけ。
チャンミとミスンは不合格。
再挑戦の結果、チャンミはなんとか合格。また不合格となったミスンは掃除婦として潜入することになりました。
この面接の様子を見ていたイルグァンハイテックの社長ユン・ソクホ=イ・サンヨプssi。
チャンミが初恋の人とそっくりだと、すぐに気づきました。
15年前のことです。
大学の授業中にペンを借りた事で、知り合ったのですが、ソクホはその日チャンミに心を奪われたようです。
この回想シーンを見て、私、驚きました。だって、チェ・ガンヒさんの姿が「ワニ&ジュナ」の時と同じに見えたんですもんガンヒさんは、今年44歳になる方。20年前の作品とさほど変わらない容姿って感動もんですわ。
マークする人物は3人。
一人目は、ソクホ。グループの後継者です。
まだ社長になって日が浅いことから、実質的に権力を握っているのはミョン・ゲチョル専務です。これが2人目。そして彼の右腕のタク本部長も要注意人物です。
3人目は芸能人のカン・ウウォン。最近人気の韓流スターです。
この3人のうちの誰かが、マイケル・リーとつながっていると、トンチーム長は言いました。
或いは本人かもしれない・・・と、チャンミが言いました。
チャンミは、ソクホ担当。イェウンはカン・ウウォンを担当することになりました。
ミスンは裏方としてサポートする役目になりました。不合格だったから不満ですが、仕方がありません。
作戦開始です。
中途入社ということで、チャンミもイェウンも先輩からちくちく虐められますが、まぁ、そんなのどーってことないですよね。
イェウンは、慣れない現場に小さなミスを繰り返してドタバタしてますが、ま、これもどーってことないです。
イルグァンハイテックの専属モデルカン・ウウォンが、契約金を3倍に吊り上げて来ました。
何とか2倍に抑えたいと、広報チームは頭を悩ませていました。
意見を聞かれたイェウンは、かる~く
「直接会って説得してみては?」
と、言っちゃった。
じゃぁ、あなたがやりなさいと、チーム長が言いました。
断りそうになったのですが、カン・ウウォンと関わるチャンスと言う事で、トンチーム長が引き受けるよう指示。
イェウンは仕方なく引き受けることになりました。
それでは保育園に預けている娘ソヒの迎えに行くことが出来ません。
で、トンチーム長とムヒョクが代わりに迎えに行くことになりました。
これはこれで大変。
何せ、子供扱いに慣れていない2人ですからね。もう、てんやわんやのパニックですよ。
イェウンは交渉と懐柔に長けてるミスンの指示を受け、カン・ウウォンに会いに行きました。
ところが、やることなすこと失敗だらけで、懐柔どころか、反対に怒らせてしまったのです。
で、ウウォンは、3倍じゃなく、4倍の契約金を要求して来ましたよ。
チャンミは社長秘書となりました。
研究所に監視カメラを仕掛ける計画なんですが。研究所に入るためには、社長室でのセキュリティ解除が必要です。そして、社長室に入るにはソクホが毎日変えると言うパスワードの入ったカードが必要です。
まずは社長室に入るため、ソクホの友人であり秘書のピョン・ウソクが持ってるカードキーを盗み出しました。
翌日、社長のソクホが出勤する前に、ミッションを成功させろと言う指令がトンチーム長から下りました。
チャンミが社長室から研究所のセキュリティを解除し、ミスンが研究所に入り、監視カメラをセットするというミッションです。
チャンミは、無事社長室に入ることが出来ました。
が、PCのロックが解除できません。
それは、ITの能力の高いイェウンが協力してロック解除成功。
そこで思わぬことが発生。
ソクホがいつもより早い時間に出勤してきてしまったのです。
チャンミが、丁度セキュリティを解除した時でした。
しかし、逃げ場がありません。
チャンミは咄嗟に社長室の奥の書棚の陰に隠れました。
ところが、ミスンとトンチーム長のやり取りを無線で聞いて、つい、笑っちゃった。
ソクホがそれを聞きつけました。
不審に思って書棚を開けようとしたソクホ。
ところが開きません。
中でチャンミが死に物狂いで押さえてますから。
一方、ミスンは堂々と研究所に入り、オク所長の部屋に潜入。
オク所長の机の真上の空調のところに監視カメラをセットしました。
無線の設定をしようとしていたところに、こちらも予想外にオク所長が早く出勤して来ちゃったじゃありませんか
ミスン、逃げる時間がありません。おまけに、物を落として大きな音を出しちゃった
チャンミとミスン、いきなりピンチです。
ところで、チャンミとトンチーム長は元恋人同士です。
トンチーム長が、チャンミを振りました。理由は分かりません。
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国家情報院の要員たちが、作戦中に全員死亡すると言う事件が発生しました。
その裏にはマイケル・リーという人物が関わっていることが判明。
マイケル・リーは、国家情報院が追っている国際的に暗躍する情報スパイで、彼が関わると、関係者は行方不明とか死亡してしまって、いまだに正体は不明のままでした。
だから、『ゴースト』と呼ばれています。
そのマイケル・リーと関りがあるのではないかと目されているのが、イルグァンハイテックと言う会社。
新技術の特許獲得間近になっているようで、その情報が洩れたら巨額の損失を国家は被ることになるとか。
で、潜入捜査が計画されたというわけです。
チーム長としてトン・グァンスが就任。
メンバーの候補として挙げられたのが、ペク・チャンミ=チェ・ガンヒさん、イム・イェウン=ユ・イニョンさん、ファン・ミスン=キム・ジヨンさんの3人。
加えて、インターンとして、ムヒョクが配属されました。
国家情報院のソ局長が推薦したのは、イム・イェウンとファン・ミスン。
ミスンは24年の活動歴を持つベテランで、工作員の検挙や交渉、懐柔要員としての能力に優れています。
一方、イム・イェウンは、4年前に入り、所謂ホワイト要員として過ごして来ました。要するに、現場経験は全く無く、現場の要員のバックアップをして来たのです。ITに関する能力があります。よって、今回の作戦には最適だと考えられたのです。
でも、クム次長はこのメンバーだけでは不安だと考えました。
で、クム次長が推薦したのが、ペク・チャンミだったのです。
ソ局長とトンチーム長は、チャンミが加わるのに反対しました。
でも、クム次長の強い要望で、チャンミの参加が決定しました。
勿論、ミスンもイェウンもしり込みしました。
もう年だから、体力的にきついと言うミスン。経験が無いから無理と言うイェウン。
でも、トンチーム長は、ミスンには社内融資の残額を今月中に返済すること、イェウンには社宅から来月中に出ることを言い出し、無理やり引き受けさせました。
ま、脅迫ですわな。
ターゲットがマイケル・リーだと聞き、ミスンもイェウンも表情が変わりました。
実は2人とも、マイケルには恨みがあったのです。
そしてもう一人恨みを持っているのが、チャンミでした。
3年前、チャンミはチーム長としてマイケル・リーを追っていました。
チーム員に、ミスンとクォン・ミンソクがいました。
実はミンソク、イェウンの恋人でした。この作戦が終わったら結婚しようと約束していました。イェウンは妊娠中でした。
ところが、作戦中、ミンソクは殺されてしまったのです。
それも、チャンミを庇って。
その頃、イェウンは、産気づいていて、ミンソクが息を引き取る間際に見たのは、イェウンからのメール。
無事子供が生まれたと言う知らせでした。
『愛してる』と言うメールが、ミンソクから送信されてきました。
それが、彼の最期でした。
チャンミは、撃たれたミンソクをその場に残し、マイケルを追いました。
直後に、ミスンがミンソクの遺体を発見。
チャンミは、マイケルを追い詰め、銃を構えました。
引き金を引こうとしたとき、ソ局長がチャンミを羽交い絞めにして止めました。
マイケルの向こう側には、一般人がいたんです。万が一のことを考えたと言いますが・・・。
いったい、いつ、どこからその場に現れたの
チャンミはマイケルが死んでも良いと思っていました。
でも、ソ局長に止められ、狙いが外れました。マイケルの左肩に当たったのです。
そのまま、マイケルは逃走。
チャンミは手術室のミンソクの遺体に縋って泣き叫びました。
ミスンたちが引き離した時、ミンソクの指から抜けた指輪がチャンミの手に残りました。
その指輪に誓って、チャンミはマイケルを捕まえると固く決心しました。
ソ局長が一人の女性と会っています。
今回の作戦に携わる要員の名簿を見せていますが・・・。あれは誰
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クリスマスプレゼントのようだと私は思いました。
目が覚めたら、枕元に置いてある。
「お姉ちゃん、会いたかった。」
と、ユ・ジンが言いました。
私も・・・とユ・リョン。物凄く会いたかった・・・と。
そして、謝りました。
ジソクは大きな花束を抱えて母に会いに行きました。
正常に戻った母のために。
ところがです。母はまた元通りの認知症の症状を示していたのです。
ジソクは、部屋を間違えたと出て行きました。
ため息をつくジソクの頬に涙が一筋光っていたように見えました。
そしてまたジソクは以前と同じように母に対処することとなりました。
あの一瞬の正常な母は、苦しみ続けて来たジソクにとってのプレゼントだったのかもしれません。
ユ・リョンとユ・ジンは以前に比べると、ずっとずっと明るく落ち着いた生活が出来るようになりました。
理解者が増えたせいでしょう。
イ刑事もカン刑事もユ・ジンを受け入れてくれました。
仕事でユ・リョンが帰れない時は、グループホームで世話をしてもらえるようになりました。
ユ・リョンが精神的に落ち着いたから、ユ・ジンも精神的に安定したようです。
不安そうな表情ではなく、笑顔が増えました。
ジソクはユ・リョンにペンダントをプレゼントしました。正確には、ユ・ジンへのプレゼントです。
ユ・ジンの名前ともしもの時の連絡先が刻まれていました。
ジソクの携帯番号も一緒に刻まれていました。ジソクの想いが伝わるプレゼントです。
当直の夜、ジソクがユ・リョンに返事を求めました。
本当は、ユ・リョンも告白したいと思っていたようなんですが、その切っ掛けが掴めなくてね。
「今日から付き合います。」
ジソク、飛び起きて喜びました。
もうねぇ、子供っぽくて素敵です、ジソク
と言うか、キム・ソノssi、こんなにステキだったっけ
デレデレの二人ではありますが、やっぱり捜査方法では対立することも多くてね。
喧嘩も多いのですが、そういう違いも含めて想い合ってるわけで。
見ていてこちらもにやけてきます
恋愛エピソードはさほど多くありません。捜査エピソードが主で、広域隊と地下鉄警察隊のエリートと一般職の対比が興味深かったです。
精神的に病んでいる人との関わりにも、結構沁みる部分もありました。
さほど期待せずに視聴を始めましたが、面白かったと思います。
余計なエピソードが無いのが良かったかと。
何と言っても、キム・ソノssiの魅力発見と言うのが、個人的に良かったです
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ユ・リョンはテウンに向けて銃を構えようとしました。
でも、止めました。
「セロムのことはごめんなさい。私の責任よ。保護者だから・・・。でも、あれは本当に事故だった。」
と、ユ・リョン。
テウンがそれで納得することはありませんでした。所詮、他人事なんだな・・・と言いました。
テウンは、ユ・リョンに、撃つなら撃てと言いました。ユ・リョンも復讐のために自分を追っていると思っているからです。
自首しろと言うユ・リョンの気持ちを煽るようにテウンはユ・ジンの首を絞めた時の話をし、自分を撃たせようとしました。
そうすることは、ユ・リョンもまた自分と同じように復讐のために人殺しになると言う事だと考えたのでしょう。
ユ・リョンも怒りのあまり、銃を構えてしまいました。
でも、結局、ユ・リョンは銃を下ろしました。
殺すのではなく、逮捕しようとしたのです。
ところが、反対にテウンに首を絞められてしまいました。
ギョンヒが飛びつきました。
テウンが手を放し、ユ・リョンは意識を失ってその場に倒れてしまいました。
テウンは、母に迫って、ユ・ジンの居場所を聞きました。
最期までギョンヒは話しませんでした。
テウンがナイフを突きつけても、ユ・ジンを守ろうとしました。息子は本当に殺人鬼なんだと思い知りました。
この不幸は全て自分のせいだと言い、塀の上に座りました。
その時、ジソクが。
テウンはユ・リョンを引きずって物陰に隠れました。
ジソクが必死に引き留めました。
でも、ギョンヒはジソクと、テウンの目の前で落ちて行ったのです。
ギョンヒは死にました。
泣き叫ぶテウンの前に、なんと、ユ・ジンが。
ミヒョンの手を振り払って駆けて来たのです。
突然のユ・ジンの出現に、テウンは驚きました。ナイフを構えました。
でもね、ユ・ジンはナイフなんて目に入りません。
必死にギョンヒに縋りました。家に帰ろう、ハルモニ・・・と泣き叫びました。
ジソクとユ・リョンも駆け付けました。
銃を構えました。
2人の目には、テウンがユ・ジンを刺すと見えたのでしょう。
でもね、テウンはナイフを持っていることを忘れて、包むように両手をユ・ジンの方に差し出しただけのように私には見えました。
ジソクが発砲。弾はテウンの腕に当たりました。
恐怖のあまり、ユ・ジンは泣きながらその場から駆けて行ってしまいました。
ユ・リョンもすぐに追ったのですが、踏切で見失ってしまったのです。
地下鉄連続殺人事件の容疑者逮捕ということで、キム長官は公約を果たしたことになりました。
ジソクが記者会見に立ちました。
ジソクは、犯行の理由を発表しました。セロムの死を世間に知らしめたかったということです。
「しかし、理由はどうあれ、殺人は正当化出来ません。」
きっぱりと言いました。
ユ・ジンの存在については、詳細の発表は避けました。
キム長官は、公約を守る事はできたが、辞任しました。
犯人は逮捕出来たが、事件が解決したわけじゃないと言いました。つまり、最初の被害者で、唯一の生存者ユ・ジンを救えていないと言う事です。
ユ・リョンの訴えに耳を貸さなかった責任を取ると、頭を下げたのです。
マリは、心が痛みました。自分のせいで母が辞職したわけですからね。
で、何を置いてもまずはユ・ジンの捜索だと、広域隊に提案。全員賛成しました。
ユ・リョンは家でユ・ジンの帰りを待っていました。
万が一迷子になった時のため、ユ・ジンには、自宅への帰り方を地図を書かせて教え込んでいました。その地図通り、帰ってきてくれるのを、ずっと待ち続けていました。
ジソクは、尋ね人のチラシをたくさん街に貼りました。
ある日、チラシを貼っていたジソクの前に、ユ・ジンが。自分の顔を見つけたからでした。
逃げようとしたユ・ジンに、ジソクは一生懸命説明しました。
「お姉さんは君を見捨てた。でも、君が乗った電車が発車した直後から今まで君を待ってる。ずっと忘れずに待ち続けてる。君も家に帰りたい筈。怖くて帰れないんだね。お姉さんに会って本当の気持ちを一度聞いてみて。」
ユ・ジンは歩き始めました。
ユ・リョンに教えられた道筋通りに歩き、ちゃんと家にたどり着きました。
少し離れて、ジソクはずっとユ・ジンを見守っていました。
朝目覚めたユ・リョンが最初に目に入ったのは、妹の姿。
自分の隣で眠り込んでいたのです。
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ギョンヒはユ・ジンを実の孫の様に大切に世話してきたようです。
一緒に買い物に行ったりすると、誰もが孫だと思ったくらいに。
ユ・ジンは、姉に手を放された記憶はしっかりと残っていました。
恨んでいる様子はありませんが、寂しく悲しい記憶として残っているようですね。
だから、優しく保護してくれるギョンヒを慕っています。
決して監禁されたり虐待されたりしてはいなかったようだとジソクから聞き、ユ・リョンはほっとしました。
一方で、ユ・ジンは自分を許さないかもしれないと思いました。
手を放した瞬間から後悔して、ずっと探し続けていたと言えばいい・・・とジソク。
自分が証人だと。
ギョンヒはユ・ジンと一緒に叔母の家を訪ねていました。
数日世話になりたいと。
ところが、テウンから電話が入りましてね。何も事情を知らない叔母が、ギョンヒがここにいると言っちゃったんです。
テウンからユ・ジンを守ろうとしているギョンヒは、すぐさま叔母の家を出ました。
タクシーに乗り込んだ時、ユ・ジンは姉の姿を見つけました。
ギョンヒたちが出た直後に、ジソクとユ・リョンが叔母の家を訪ねて来たのです。
ドアを開けたそうな様子を見たギョンヒは、優しくユ・ジンに言いました。
「行きなさい。」
ユ・ジン、ずっとセロムと呼んでごめんなさい、行きなさい、私は大丈夫よ・・・と。
でもね、ユ・ジンは行きませんでした。
ギョンヒをぎゅっと抱きしめたままでした。
ギョンヒはジソク母の病院に行きました。
ミヒョンに、必ずホテルに来てくれと伝えるために。それは、ユ・ジンを託すためでした。
そっと出て行こうとしたギョンヒを、ジソク母が見つけ、後を追って来ました。
「自首して。私全部見たのよ。」
と、大声をあげるジソク母。
ギョンヒは縋るジソク母を突き飛ばし、言いました。
「私には守りたい人がいるの。あなたは分からないでしょ?」
その言葉を聞いた瞬間、ジソク母の脳裏を、前夜ジソクが言ってた言葉が過りました。
「あなたが言ってる刑事のアジョッシ、そしてあなたが恋人と呼んでる人はあなたの息子よ。思い出しなさい。息子を傷つけないで。」
ジソクのことが次々に思い出されました。恋人のフリをしたジソク、息子だと泣き叫んだジソク・・・。
記憶が正常に戻りました。自分はジソクになんと惨い事をして来たか、気づきました。
去って行くギョンヒの後を追いました。
必死に縋りつきました。
だって、ジソクがギョンヒを捕まえて守りたい人がいると言っていましたからね。
自分のせいで全てを諦めたジソク、そんなジソクから大切な人まで奪う事なんてできないと思いました。
でも、ギョンヒも行かねばなりませんでした。
自分が行かなきゃ、テウンがユ・ジンを殺し、その後で自殺してしまうから。
ジソク母を振りほどきました。
突き飛ばされた格好になったジソク母は、後ろにあったカートに後頭部を強打。そのまま意識を失ってしまいました。
死んじゃったかと思いましたよ、あたしゃ
これ以上ジソクを悲しませたくないのにーっって。
でも、幸い、脳震盪を起こしただけで、命に別状はありませんでした。
よかったよ、ホント
駆け付けて来たジソクに、母が呼びかけました。ジソク・・・と。
俺が分かる?と涙をためて聞くジソク。
「ソニルホテルよ。」
と、ジソク母。
ギョンヒがそのホテルに行くとミヒョンに言ってたのを聞いていたのです。
こんな無茶をどうしてしたんだと叱るジソクに、母は笑顔で答えました。
「息子が大切な人を守りたいと言ったから。」
そして、続けて言いました。
「ジソク、あなたが生まれた時、胸の大きさがこれくらいだったわ。」
両手で包めるくらいの大きさを示しました。
「手のひらほどのあなたの胸に触れると、とても頼もしくて癒された。今はもう、言うまでもないわ。母さんにはあなたの胸が世の中で一番広くて頼りになる。だから、母さんのせいで苦労しないで。」
そう言って、両手でジソクの胸に触れました。顔に触れました。
ジソクは泣きました。どれほど嬉しかったでしょう。声に出して泣きました。子供の様に。
ソニルホテルにはギョンヒ一人がいました。
ユ・リョンは逃げ出したギョンヒを追いました。
屋上に逃げたギョンヒを追い詰めたユ・リョン。
ユ・ジンはどこと、聞くと、ギョンヒは言いました。
息子を先に捕まえて・・・と。息子は死ぬ前に必ずユ・ジンを殺すから・・・と。
ギョンヒが、ユ・ジンの居場所を口にしようとしたとき、ユ・リョンの後ろにテウンが。
その姿を見て、ギョンヒは口を噤みました。
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声が姉のユ・リョンだと気付いたユ・ジン。
でも、ドアを開けることはありませんでした。
そして、ジソクがドアをこじ開けた時には、既にユ・ジンの姿はありませんでした。
ギョンヒが戻って来て、裏口から逃げた後だったのです。
室内を調べたユ・リョンは、ギョンヒが誰かと住んでいたと気付きました。
もしかして…と思ったのか、ブラシについていた毛髪を鑑定してもらいました。
自分のDNAと比較してもらったのです。
そしてそれは後に、同じものだと判明しました。ユ・ジンがいたと断定されました。
テウンは必ずキム・チョルチンの遺体を地下鉄に乗せるに違いないとジソクは言いました。
そして、それは始発だろうと。
マリは広域隊と地下鉄警察隊に指示し、総力を挙げてテウン逮捕に備えました。
予想通り、テウンは現れました。
が、捜査陣の盲点を突き、まんまと遺体を座席の下に置き、トンネルで列車から飛び降り、姿をくらましてしまったのです。
一瞬、テウンは自殺しちゃったのかと思いましたよ、あたしゃ。
あんな猛スピードで走る列車から飛び降りて、無事じゃいられないと思うんですけど・・・。
テウンは列車から飛び降りる前に、ユ・リョンに言いました。
ユ・ジンが生きているのか、どこにいるのか、自分も知りたいと。
つまり、彼も2年前に母がユ・ジンを連れて行った事を知らなかったということです。
このタイミングで、ブラシの毛髪がユ・ジンのものだという鑑定結果が知らされました。
それを聞いたユ・リョンは嬉しさのあまり、泣きました。
マリもウヒョクも喜びました。
マリはもう皮肉な言い方をしなくなっていました。ユ・リョンを認めたようです。
マリたち広域隊は、テウンを追い、ジソクとユ・リョンはギョンヒを追うことに。
イ刑事とカン刑事は、ホームの監視カメラの映像のメモリを集めるよう指示されました。
協力したいとイ刑事が申し出たのですが、マリは彼らをバカにしちゃっててね。そう言う雑用しかさせなかったのです。
でも、実はイ刑事は監視カメラの映像を見分ける達人でして。
広域隊の面々が音を上げるのを見て、手伝ってあげたことで、その能力の凄さがマリにも分かりました。素直にマリは態度を謝り、協力を求めました。
一方、ジソクとユ・リョンはギョンヒの知り合いや親せきに連絡し、行方を追いました。
その途中、ジソクは母に会いに行きました。
近くまで行ったからです。
いつものように父の格好をして行きましたが、母は生憎眠ってまして。
仕方がないので、眠ってる母に話しかけました。
「当分来られないんだ。オバサンを探さなきゃいけないんだ。彼女を捕まえれば新人が笑顔になる。新人は俺にとって大切な人なんだ。母さんと同じくらい守りたい。」
実は、母は眠っていませんでした。その呟きを聞いていたのです。
その頃、テウンは母の家にいました。
部屋を見て、ここにユ・ジンがいたと察しました。
余談ですが。
テウンを演じてるキム・ゴヌssiが、時々キム・ウビンssiに見えてしまいます
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「思い出した。」
と、ジソク母がジソクを見つめながら言うので、記憶が正常になったのかと思いきや。
「アジョッシ。」
と、嬉しそうにジソクに呼びかけました。
期待していたようだったジソクは、ほっとしたような、がっかりしたような。
とにかく、ジソク母は無事、病室に戻ることが出来ました。
ユ・リョンは、マリに連絡を入れました。
即、検問体制を強化しました。
倉庫の奥に、パソコンがセットされていました。
クリックすると、動画が再生されるように。
メモもありました。
『被害者は俺だ』
ユ・リョンがクリックしました。
テウンの娘セロムが死んだ事件の一部始終が写っていました。
キム・チョルチンは、ホームでセロムに迫って行きました。
セロムは恐怖にかられ、ユ・ジンの陰に隠れようとしました。
すると、キム・チョルチンはユ・ジンを突き飛ばしたのです。
ユ・ジンは、すぐ前にいたセロムを突き飛ばす格好になってしまいました。
その時、ユ・ジンはセロムの服の襟を掴みました。しかし、襟は破れ、セロムはそのまま線路に落ちて行ったのです。
その間、周囲に居た人たちは、誰も助けようとはしませんでした。
地下鉄殺人事件の被害者たちは、そこにいたのに、見て見ぬふりをした客たちでした。肝心な時、自分を捕まえたチェ・ミラも含めて。
被害者は俺だと言う言葉が、真実だとユ・リョンは思いました。
その時、後ろにミヒョンが。
ミヒョンがキム・チョルチンの顔を見て恐怖におののいていた理由が分かりました。
その日、ユ・リョンは面接があるので、ミヒョンにユ・ジンを任せていたのです。
ミヒョンが、ほんのちょっとユ・ジンから離れた間に、その事件は起こってしまったのです。
ミヒョンはとてもそんな事、言えなかったのです。
ジソクとマリ、ウヒョクが来ました。
思わずパソコンを閉じてしまったユ・リョン。
「セロムの死は、ユ・ジンのせいです。」
泣きながらユ・リョンが言いました。
映像を確認した3人。何も言葉が出ませんでした。
テウンはヒョンスとドンマンに宅配業者を装ってトラックで病院に来るよう指示してありました。
トラックの荷台に大きな箱と自分が乗りました。多分、箱にはキム・チョルチンが入っているのでしょう。
検問を通ろうとしたとき、イ刑事に正体を見破られてしまいました。
で、急発進し、逃走したのです。
すぐにイ刑事とカン刑事が追跡しました。
ところが、途中で運転していたヒョンスがパトカーのサイレンに刺激されて変身しちゃったんですよ、別人格に。
無謀なハンドル操作を続けました。
イ刑事がトラックの前にパトカーを回り込ませ、停止させました。
すると、ヒョンスとドンマンは、トラックを置き去りにし、逃走。
でもね、毎回逃げられるなんてへまはしません。
カン刑事も先回りし、ヒョンスとドンマンは逮捕することが出来ました
しかし、2人を追ってる間に、荷台にいたテウンはキム・チョルチンと共に姿を消してしまいました。
ギョンヒは一人病院から逃げ出していました。
彼女は、テウンがユ・ジンを襲ったのを目撃していました。
実はその日、テウンは出所したばかりでした。必ず地下鉄の駅に行くだろうと、ギョンヒは待っていたのでしょう。
そこに、偶然、ユ・ジンが現れたのです。
ユ・リョンに置き去りにされた後でした。
テウンは顔を見て、あの日ホームにいて、セロムを押した人物だと分かったようです。
殺意を覚えても不思議はありません。
立ち入り禁止の部屋に連れ込み、首を絞めました。
おろおろと部屋の外にいたギョンヒの目の前に、ユ・リョンが駆けて来ました。
双子の妹を探していると泣きながらギョンヒに問いました。
でも、ギョンヒは知らないと言ってしまったのです。
この時、ギョンヒが本当の事を告げていたら、ユ・ジンが行方不明になることも、ユ・リョンが苦しみ続けることも、そして、この後の犠牲者も出なかったのに・・・ね。
ユ・ジンが死んだと思ったテウンは、スーツケースに入れてトンネルを歩きました。
駅長から掏り取ったホームドアの鍵を使ってトンネルに下りたのです。
途中で、ユ・ジンの呻き声が聞こえたので、蓋を開けました。
死んではいませんでした。
首からペンダントを外すと、必ず返すと言って、ユ・ジンを置き去りにして行きました。
物音が聞こえたのです。
物音は、ギョンヒがレールを石で叩いて出したものでした。
テウンに逃げてほしかったのかどうか・・・。
ギョンヒは、ユ・ジンを見つけ、自宅に連れ帰ったのです。
そしてセロムと呼び、世話をして来たわけです。
ギョンヒは病院から自宅に駆け戻り、ユ・ジンを抱きしめました。
必ず自分が守ると決心していました。彼女には、もうユ・ジンがセロムと被っているのでしょう。
逃げるため、お金を降ろして来るから、誰が来てもドアを開けない様に・・・と言いおいて外出しました。
直後に、ジソクとユ・リョンがやって来ました。
ユ・ジンは必死にドアを押さえて開けませんでした。
でもね、ユ・リョンの声が、姉だと気付いたのです。
レビュー一覧は、こちらから。
ちょっと~っ 私もすっかり混乱させられてますよ。
でも、取ってつけた感はありません。あちこちに散りばめられていたアイテムが集まると、確かにそうなるわなぁ・・・と思いました。
勝手に私が間違って思い込んでいただけです。
マリたち広域隊とジソクたち地下鉄警察隊が病院に到着した時、既にキム・チョルチンの姿は病室から消えていました。
ギョンヒがキム・チョルチンを連れ出していたのです。
ギョンヒの後をついて来てしまったジソク母ですが、危害を加えられることはなく、そのまま置き去りにされました。
でもね、やっぱりついて行ってしまうんですよ、ジソク母は。
ジソクは、顔なじみの患者から、母がギョンヒの後をついて行ったと聞きました。
ギョンヒが病室を飛び出して行ったということも。
その時、ジソクはこれまでのギョンヒの言動、母の言葉から、ギョンヒの息子がキム・チョルチンではないかという疑いが初めて頭に浮かびました。
ギョンヒは、キム・チョルチンを地下の倉庫に連れて行きました。
殆ど知られていない場所のようです。
物陰に潜んでいると、遠くにジソク母の姿が見えました。
ついて来ちゃいけないと言ったのに・・・とギョンヒは呟きました。
その時、誰かが入って来ました。
なんと、テウンじゃありませんか
どーいうこと・・・と思ったら、ギョンヒの息子はテウンだったんです。キム・チョルチンじゃないんですよ
テウン、留置場を脱走してきたのです。
地下鉄の幽霊は、やはりテウンだったんです
その頃、ユ・リョンが重要な事実を探り当てていました。
病院の記録に、キム・チョルチンの運動療法を担当していたのがテウンだというのが記されていたのです。
そして、テウンはキム・チョルチンに突き飛ばされて死んだ少女の父親でもあったのです。
母親の名前はギョンヒ。
テウンは事件の直前にチョルチンに運動療法をし、それによっててんかんが起こち転院するという状況を作り出していました。
チョルチンに疑いが向けられるよう仕組んだのです。
全てはテウンの綿密な計画でした。
しかし、キム・チョルチンに無実の罪をかぶせるのが目的ではなく、チョルチンから自分への捜査が進むよう仕組んでいました。
だから、診療記録に本名を書いたのです。
それは、娘の死を世間に知らせるためでした。
監視カメラの映像から、キム・チョルチンを連れ出したのがギョンヒだと分かりました。
そして同時に、テウンの母親であるということも判明したのです。
ギョンヒがチョルチンを連れ出したのは、もうこれ以上テウンに罪を犯させたくなかったからでしょう。
現れたテウンを必死に止めようとしました。
怯えるキム・チョルチンを見ても、母の哀願を聞いても、テウンの気持ちは変わる事はありませんでした。
だって、テウンは目の前で娘の死を目撃してしまったんですもん。
あの事件の日、テウンは地下鉄でスリをしていました。
すると、向こう側のホームに娘のセロムの姿を見つけたのです。一人でした。
その時、キム・チョルチンが異様な目つきでセロムに迫るのを目撃。すぐに駆けつけようとしました。
でも、テウンはその場で当時地下鉄警察隊の刑事だったチェ・ミラに取り押さえられてしまったのです。
床に押し付けられたテウンは、セロムがホームから突き落とされるのを、見る事になってしまったのです。
その悲しみと言ったら、何事にも代えられない程のものだったでしょう。
他にもホームには数名の客がいました。
でも、誰一人としてキム・チョルチンを押さえる事もセロムを庇う事もせず、見て見ぬふりをしていたのです。
そして、その一人がユ・ジンでした。
その時の光景を、テウンは忘れることが出来ません。
その憎しみは、母ギョンヒにも向いました。
何故なら、その日、テウンは母にセロムの世話を託していたからです。
ギョンヒがセロムを一人置いて仕事に行ってしまったがため、起こった事だと思いました。
ギョンヒは、テウンがキムチョルチンを殺し、その後自分もセロムの後を追うつもりだと察していました。
そんな事はさせたくありません。
でも、テウンは母を振り切ってキム・チョルミンに迫りました。
キム・チョルチンは心神喪失状態による責任能力のない行為と断定され、無罪を宣告されていました。
テウンには納得できない判決だったでしょう。
テウンはその場で、キム・チョルチンに死刑を宣告しました。
そして、首を絞めたのです。
「まだやることがある。」
テウンがそう言いました。
ジソク母はその様子を全て見てしまいました。
叫びだしたくなるのを、自分の手を噛んで耐えました。
ユ・リョンとジソクが駆けこんで来た時、既にテウンも、ギョンヒも、キム・チョルチンも消えていました。
大量の血痕が残っているだけでした。
ジソクは、恐怖に震える母を見つけました。
母さん大丈夫かと、ジソクが涙をためて聞きました。
でも、母は認識できません。
母の記憶は混乱していました。恐怖のせいでしょう。
ジソクと夫の顔が被りましたし、以前、自分に泣きながら息子だと訴えた姿も脳裏を過りました。確かに目の前の男性は知ってる人だと分かったのかもしれません。
チェ・ジニョクssi主演の「ゾンビ探偵(原題)」が衛星劇場で日本初放送決定です
ゾンビとなって蘇った男を演じるチェ・ジニョクssi。
メイクを見ると怖いんだけど、コメディだと言うのでそれほどシリアスじゃないのかも。
興味津々です。
放送開始:6月30日(水)23:00~
詳細は、こちらから。
レビュー一覧は、こちらから。
キム長官がマリを呼び出しました。
ユ・リョンを捜査から外したことを耳にしていたのです。
問うと、感情的になって捜査に邪魔だとマリは言いました。
マリにはユ・リョンの気持ちが分からないのかとキム長官は言いました。
一人で成果をあげてどうなると。マリは優秀で、もう十分に成果をあげているじゃないかと。
今更?とマリ。
常にハードルを上げて追い詰めずに、私も抱きしめてよ・・・と。
マリも可哀想です。
常に母と比べられ、特別扱いされる以上にプレッシャーを感じて来たのです。
そばで癒してくれていたジソクは、突然別れを告げて離れて行き、一人で必死に頑張るしかありませんでした。
でもそれを母は認めてはくれませんでした。
いえ、認めていたのでしょうが、口に出して言ってはくれませんでした。だから、まだ足りないのかと、母に認められるために必死に走って来たのです。
なのに今更・・・ですよね。
もっと早く言ってくれていれば、自分はもっと楽に生きることができたであろうに・・・と悔しくなっても仕方がないでしょう。
初めてマリの本音を聞いたキム長官も、自分が間違っていたと察したでしょうね。
マリは泣きながら自分の車に乗りました。
そこしか一人で泣ける場所は無かったのです。
偶然それを目撃したジソク。
言葉はかけませんでした。きっとマリにとっては、一番見られたくない相手が自分だと、察したからでしょうね。
ジソクはキム長官に、マリのことを伝えました。ありのままのマリを受け入れてあげてくださいと言いました。
ジソクのこういうところが、本当にステキです。
ユ・リョンの涙では泣けませんでしたが、マリの涙はじ~んと来ました。
チェ・ミラのお葬式が行われました。
広域隊と地下鉄警察隊のメンバーはそろって参列しました。
そこで、重要なヒントを得ることになりました。
元地下鉄警察隊だったチェ・ミラの父親から、ミラが刑事を辞めた理由を聞いたのです。
イ刑事は愕然としました。
だって、それはイ刑事が経験した事だったからです。
要するに、ミラは自分が辞める本当の理由を言えず、他人のエピソードを自分の経験として話したってことです。
話せない理由が何だったのか、それが重要な意味を持つとジソクたちは考えました。
当時ミラの相棒だった刑事に聞いてみたけど、特に思い当たらないと言いました。しかし、その頃、ホームレスが少女を線路に突き飛ばすという大事件があったと言いました。
アジトにあった少女の服というのが、その子のものかもしれないとユ・リョンが言いました。
ホームレスを探さないとと。
バッタ団の3人が列記した盗品商のリスト。
中に、気になる人物が。キム・チョルチンと言って、ヒョンスが通っている病院に入院している人物です。
その病院は、ジソク母が入院している病院でもあります。
盗品を宅配で受け取っていたのですが、それが全て連続殺人が起きる直前だったのです。
すぐに広域隊が病院に向かいました。
面会を求めました。
キム・チョルミンは、何か意味の分からない事をぶつぶつと呟くだけで、マリたちの問いかけに答えることはありませんでした。
広域隊が集めた情報と地下鉄警察隊が集めた情報とが、一つの人物を指していました。
元ホームレスのキム・チョルチンです。
合同会議が開かれました。
その時、新しい情報が入りました。
事件の日、必ずキム・チョルチンはてんかんで転院していると言うのです。そしてその転院先の病院は出入り自由だと。
指紋も一致しました。
マリは出動を指示しました。
向かう先が母の病院だと聞いたジソクは、ギョンヒに連絡を入れました。
「病院に殺人容疑者がいます。危険だから、病室にいてください。」
その瞬間、ギョンヒにはぴんと来たようです。
息子の事だと。
急いでキム・チョルチンの病室に向かい、鍵を開けたのです。
その時、ジソク母が
後をついて来ちゃったみたい。
ところで、ミヒョンは、キム・チョルチンを知っているのかな
偶然見かけて、恐怖におののいていましたが・・・。
何度もマリが、少女とチョルチンの事件にユ・ジンが関わっていると言います。でも、常に自分が一緒だったから、何かあるわけはないとユ・リョンは言います。
ただ、自分が一緒に居られない時は、ミヒョンに世話を頼んでいたそうで・・・。
これがひっかかりますわな。
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キム長官は、マスコミに3か月の間に必ず地下鉄の幽霊とバッタ団を捕まえてみせると言い切った期限が、あと1か月しかないと、少々焦り気味でした。
そこに、逮捕したとの知らせが入ったので、一気に気分が高揚し、ほっとしました。
すぐに広域隊に駆け付け、ユ・リョンを褒めました。
そして、ジソクに直ちに地下鉄警察隊に復帰し、テウンを尋問するようにと命じたのです。
異議を唱えようとしたハ・マリに、キム長官は言いました。
一番逮捕までの経緯を熟知している刑事が尋問すべきだ・・・と。
テウンは広域隊に連行され、取り調べを受けました。
これがねぇ・・・
地下鉄の幽霊じゃないみたいなんですよ
へらへらとしてるんで、肝が据わったヤツだなぁと思ったのですが、違いましたね。
本当の名前はキム・イジュンと分かりました。ややこしいので、今まで通りテウンで通します。
自分は殺人犯じゃなく、ただのスリだと言いました。殺人犯じゃなく、目撃者だと。
地下鉄のアジトで検出されたDNAは確かに彼のモノでした。
ユ・ジンのペンダントを持っていたのは、ユ・ジンから奪ったものというのも事実だと言いました。
でもね、ユ・ジンを殺したと言うのではなく、ある日、トンネルの中でスーツケースに詰められたユ・ジンを発見し、その首から盗んだと。
ユ・ジンは生きていたと。
ペンダントを盗み、ユ・ジンをそのままに逃げたとね。
以前、ユ・リョンに追われた時、その女性が生きていたとテウンは思ったようです。
良かったと思ったんだけど、その後、バッタ団が地下鉄の幽霊だと言う報道がされ、事件を調べているうちに、スーツケースに詰められていたのは双子の妹だったと知ったのです。
ペンダントを返そうと、ユ・リョンの家の前でいたと言いました。吸い殻からはテウンのDNAが検出されています。
でも、そんな話、ユ・リョンには信じられません。
思わず取調室に乗り込んでテウンにつかみかかってしまいました。
この供述については、ヒョンスとドンマンも認める証言をしました。
ペンダントはトンネルでテウンが拾ったもので、それは随分前盗品の回収のためにトンネルに入った時だと。
テウンだけ別行動をした事実もありませんでした。性格的にも臆病者だから、地下鉄の幽霊だなんて信じられない・・・とも。
テウンは地下鉄の幽霊ではないと、マリたちも考えるようになりました。
テウンにチック症の症状はありませんし。公衆電話で採取された指紋も、テウンのものではありませんでした。
しかし、被害者の財布からテウンのDNAが出た理由は説明出来ません。
テウンは盗んだ財布はすぐに転売すると言いました。
盗品商を3人に列記させました。
一方、ユ・リョンはユ・ジンが生きていたというテウンの話を聞き、ほっとしていました。
生存の可能性が出て来ました。
ジソクとウヒョクが慰めるように自分たちもそう思うと言いました。
その様子を見て、マリはむっとしたようです。
母であるキム長官も、ジソクもウヒョクもユ・リョンに注目しています。自分一人悪者だと思えました。
嫉妬しても仕方がないです。
翌日から、捜査を外れ、バッタ団手配のチラシを回収するよう命じました。本来、事件の関係者は捜査から外れるのが決まりです。
でも、冷静に対処するかと思って加えたが、そうじゃなかったとマリは言いました。テウンにつかみかかった件を言っているのです。
庇ったジソクにも、同じ事をするよう言いました。
ジソクは、マリの気持ちが理解できたようです。味方が一人もいない気分になっていると。
だから、敢えて反論しませんでした。
ユ・リョン誕生日になりました。
知らなかったジソクですが、イ刑事とカン刑事に教えられ、ケーキを用意してサプライズのお祝いを準備しました。
ところが、ユ・リョンは何も言わず、背を向けて署を出て行ってしまったのです。
ウヒョクも、花束を持ってやってきました。
でも、ユ・リョンはウヒョクも無視しようとしたのです。
追いかけて来たジソクが理由を聞きました。
「私だけ花束を貰い、ケーキを食べてお祝いしてもいいのかと思って・・・。妹の誕生日でもあるのに。」
ジソクとウヒョク、自分たちの考えが足りなかった事に気づきました。
一人で目的も無く歩き回るユ・リョン。
その後ろを、ジソクとウヒョクがつかず離れず、歩いて行きました。
随分歩いた時、やっとユ・リョンが2人に気づきました。
3人は、少し距離を取って漢江のほとりに座りました。
どのくらい時間が経ったのか分かりませんが、やっとユ・リョンは心が晴れたようです。
2人に気を使う余裕が出来ました。
3人でビールを飲みました。
ユ・リョンは二人から素敵なプレゼントを貰いました。笑うということを。
レビュー一覧は、こちらから。
タバコの吸い殻をジソクは広域隊に持ち込み、鑑定を指示しました。
事情を説明するジソクの顔を、ハ・マリは切なげに見つめていました。
心配でたまらない表情だからです。
マリは、キム・ウヒョクにユ・リョンの家を見張るよう指示しました。
「まだ1週間ある。」
と、ジソク。
マリは呆れて言葉も出ません。
でもね、ウヒョクも引き下がりませんでした。自分がすると言って。
トンネルのアジトにあった女性の服から出たDNAと、ユ・リョンのDNAが一致しました。
つまり、双子のユ・ジンのものだと言う事が証明されたのです。
「妹さんに非がある。」
と、マリが言いました。
どういう意味
自閉症で小学生レベルの知能しかない妹に何の非が・・・とユ・リョン。
要するに、マリが言いたいのは、ユ・ジンが何かをして犯人に殺意を抱かせたってこと
ユ・リョンと一緒にウヒョクが帰宅して来ました。
ジソクが待っていました。
帰ってくださいとウヒョク。
「1週間だけでもダメか?」
と、ジソクが言いました。く~っ切ない。キム・ソノssiって、コメディの表情も良いけど、シリアスな表情も良いですねぇ暗くなり過ぎないってところが良いです
結局ジソクは帰るしかありませんでした。
ウヒョクは、ユ・リョンに出会いから今までのことを話しました。
2年前、妹の事件を捜査してほしいと広域隊に泣きながら来た時から、ウヒョクはユ・リョンが気になっていたようです。
妹の事しか頭に無く、雨に濡れていようが、濡れていることすら気づいていないようだったユ・リョン。そんなユ・リョンを気の毒だと最初は思ったようです。
でもある時から気になり始めた・・・と。
ユ・リョンは言いました。キム刑事は本当にいい人だ・・・と。
そんな言葉を聞いたら抜け駆けは出来ない・・と呟いたウヒョク。
吸い殻を拾ったのは、ジソクだと打ち明けました。毎晩家の外で見守っていた・・・と。
そして、島に異動するということも。少なくとも1年は帰れないと。
ユ・リョン焦りました。
迷惑をかけたままじゃいられないと思いました。
で、キム長官に直談判に行きました。
ジソクと二人で1週間以内に地下鉄の幽霊を逮捕する。その代わり、ジソクの島への異動を撤回し、地下鉄警察隊に復帰させてほしいと。
方法は?と聞かれ、地下鉄の幽霊を殺人犯ではなく、スリとして、バッタ団として捕まえるとユ・リョンは言いました。
2人のバッタ団が捕まったのは、地下鉄警察隊の捜査のお陰だからです。
キム長官、許可しました。
ユ・リョンからの連絡で、ジソクはすぐに地下鉄警察隊にやって来ました。
事情を説明しました。
イ刑事とカン刑事は、嬉しそうな表情を浮かべましたが、肝心のジソクは呆然とした表情です。
「ついてこい。」
と、ユ・リョンに言いました。
別室に入った途端、ジソクはドアを閉め、ユ・リョンを抱きしめました。
「ありがとう。君が好きだ。ものすごく。もう隠しきれない。君がいるから自分らしくいられる。」
返事は、ヤツを逮捕した後だ・・・と。
気持ちとしては、今日から付き合いたい・・・と言うのが、ジソクらしくて良いです
タイミングばっちりです
もち、イ刑事とカン刑事は、こっそり見てましたよ
捜査開始です。地下鉄警察隊お得意の方法でテウンを追い詰めて行きました。
掏った財布等を売りさばくための故買屋を当たりました。
そしてそこから、身分証の偽造をする輩にたどり着きました。
逃走するためにも、新しい身分証が必要に違いないと踏んだジソク&ユ・リョン。
偽造をする者を問い詰め、テウンの素性を聞こうとしました。
でも、知らないと言う返事です。が、30分後に会う約束をしてると。
ジソクは広域隊に出動要請しました。
そしてすぐに自分たちもその場所に向かったのです。地下鉄の駅でした。
ユ・リョンがテウンを見つけました。
でもいたのは向かいのホーム。
ユ・リョンが駆けだすのを、テウンも気づいてしまい、逃走。
テウンに飛び掛かったのですが、振り切られてしまいました。
その時、ユ・リョンはテウンがしていたペンダントを引きちぎりました。
ユ・ジンのペンダントでした。
ジソクがテウンを追い、とうとう追い詰めました。
格闘の末、テウンを抑えつけました。
そこにユ・リョンも。
「ユ・ジンはどこ」
と、ユ・リョン。
顔を上げたテウンが言いました。
「お前の妹は生きてる。」
えーっ
もしかして、ギョンヒと一緒に住んでる