根の深い木‐世宗大王の誓い‐ 第一章 【DVD】 | |
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前回の記事は、こちらから。
遺体を検死所から盗み出したのは、集賢殿の学士だと察したチェユンは、必ず遺体が実家に戻されると判断。
実家を見張っていました。
そしたら、昼間に堂々と世宗から下された棺の中に納められて運び込まれたのです。
チェユン、意味がわからず、苦悩します。
世宗に単独で謁見を申し入れたチョ・マルセン。彼は先代王の側近でした。
世宗を亡きチョン・ドジョン宅の地下壕に案内し、そこに書かれている密本の決意文を見せました。世宗、愕然とします。
今まで半信半疑だった密本の存在が確かなモノとなったからです。
え~と、ここで整理したいんですが・・・。チョン・ドジョン密本を作り上げた人物で、その弟がドグァン。この人は、ギジュンの事件の際に、追われて殺されちゃったんだよね?ギジュンは生き延びてるらしい・・・。ギジュンは、ドグァンの長男ですって。
8/8の記事の際、私は、ドグァンの名前をドジョンと間違って書いちゃってることを、今、発見 申し訳ありません
要するに、世間の誰もがドジョンの一族は残ってないと思ってたようです。世宗さえも・・・。
ギジュンが生き残って、密本の首領“本元”となっていると、マルセンが世宗に告げました。重臣の中にも、密本の一味が潜んでいるかもしれないとも。
世宗、すっごく動揺。
死んだ学士が持っていた書物が梵語で書かれていたと言う話を聞いたチェユン。そして、書物の話を一緒にしていたというパン村の本屋の事を聞きだしたのです。
その本屋に赴いたチェユンは、店に居た若い男の腕に巻かれている腕輪の模様が、ソイが火事の時に見かけた男の腕に巻かれていたと証言したのと同じモノだと気付きました。この男が、仮面の男=ピョン。パン村のトダムの指示に従って動いています。これまでの殺人も、ピョンの仕業です。
ピョンも、チェユンに怪しまれてる事を察知。争いになりますが、ピョンはまんまと逃げました。
世宗は、密本の存在を知り、苦悩します。そして、今進めている秘密の事業を一旦中断すると指示。
関連する書物は全て燃やすように命令しました。
ただ、チャン・ソンスが持っている資料は受け取らなければいけない・・・と言いました。受け取りに行くのは、ソイ。受け取って保管しておくよう指示されました。
ところが、待ち合わせ場所が、チェユンが踏み込んだ本屋だったため、騒動の渦中にありまして。結局世宗の指示を伝え、資料の受け取りは別の場所ということに。
ところが、資料を受け取りに行こうとしたソイの先回りをしたピョンに、チャン・ソンスは殺されてしまうんですよ。
殺される直前、ソンスは大声でソイに危険を知らせました。
丁度、同じ方向に行っていたチェユンが発見した時には、既にソンスは死んでいて、ピョンが。
そこで、対決となります。
でもまぁ、まだまだ決着はつきません。
ソンスの遺体は、その場から消え、なんと宮廷の池から発見されました。
遺体の下には、『花はあくまでも花 根にはなれぬ』という意味の文章が敷かれていました。これは、ギジュンが科挙の試験の時に残した文の序文だったんです。
密本が宮廷の中にも潜んでいると世宗は疑い始めました。確かに、重臣の中にも居たのです。
「私は必ず戻って来る。それまで、朝廷の重鎮になっているのだ。」
それが、ギジュンの本元としての指示だったとか。
密本が再び動き始めたと皆が思いましたね。
世宗は、重臣の中の裏切りモノをあぶり出そうという手段に出ました。それまでの自身のやり方を変えたんです。先代王と同じ様な手段を取ろうとしています。
これまで、自分がやろうとしてきた事をことごとく反対し、邪魔をしてきた重臣たち。
これからは、それに惑わされず、秘密の事業も推し進めることに決めたようです。
ソイは、ソンスの遺体を見て失神し、体調を崩しました。でも、世宗の指示通り、資料を探さなければ・・・と一人病を押して山中に入りました。
その資料は、チェユンが見つけて持っていたのですが、ソイに見つけさせることにしました。そして、ソイがその資料を誰に持って行くかを見定め、裏の事情を探ろうとしたんです。
でも、ソイは、その場で資料を燃やしてしまいました。泣きながら・・・。
チェユンは意表を突かれましたね。
ソイは、眠れないようにする薬と、睡眠薬という相反する二つの薬を処方してもらってました。
それを知ったチェユンは、ソイが何かに苦悩している事を知りました。チェユンも同じ薬を用いていた過去があるからです。
それで、思わず止めました。
「なぜ、眠るのが怖いのですか。寝ずに過ごして、次は気を失って眠る。それはだめだ。身体が持ちませんよ。」
その時、世宗が後ろにいました。チェユンの言葉を耳にしたのです。
そして、チェユンが自分を仇と狙っているタルボクだと知った上で聞きました。
「なぜ、それを知っている。」
「自分も飲んでいました。自分の代わりに父が死に、眠れなくなったからです。」
父が自分にとって全てだったと言うチェユン。そして、仇、世宗に対する覚悟を堂々と話したのです。勿論、それが世宗だとは言いませんが。
「仇への復讐を誓い、呑むのを止めました。」
復讐を誓ったら、身も心も楽になったかと問う世宗に、チェユンは答えました。
「身も心も疲れ果て、毎日が地獄のようです。」
それでも、その道を進むのは、止めたら自分が自分ではなくなってしまうからだ・・・と答えました。
「それほど追い詰められ、それくらい憤り、それほど正しい決意だから。」
その言葉を聞いて、世宗は、自分の道を進む事を改めて決心したようです。
「そなたは己の道を進め。」
世宗は、チェユンに言いました。他人事のように・・・。少し苦笑したような表情で。
ソイは、チェユンの言葉を聞いて何か気付いたかしら?