ブログ開始初期の頃視聴した作品には、一覧を作り忘れているものが多々あります。
気付いた作品から、作ってはいるのですが、内容は伴わないけれど記事数だけは多いこのブログゆえ、漏れもあります。
もし、お気づきのことがあれば、コメントでもお知らせいただければ幸いです
ただ、一つお断りしておきますが。
記事と全く関係の無いコメントは、申し訳ありませんが、削除させていただきます。
レビュー一覧は、こちらから。
ドンスはドヨンに呼び出されました。
ドヨンが逮捕されていないと知ったドンスは、必死に対応策を考えたでしょう。
で、出した言い訳が、共倒れは出来ないと思い、逃げたということ。
ドヨンはそれを信じたわけではありません。
ドヨンが無事だった・・・いや、正確に言うと、賭博自体を無かった事として取り繕うマニュアルが組織にはあったのです。
大勢の人が集まっているのは、無人島の探検をすると言うイベントが開かれているためだとしたのです。
証拠となる、賭博場の機器等は、あっという間に埋めてしまいましたし。
見え見えの取り繕い方と言えますが、警察の中には、組織の息のかかった者もいるようで、結局、通報は間違いだったということで終わったようです。
ドヨンは、ドンスの前に縛られた数人の男を引き出しました。
ボムジェもいます。
アリバイが無い奴らだとドヨンは言いました。
つまりは、通報者をあぶりだすってことです。
一人の男が引きずり出され、あっという間に指を切り落とされてしまいました
次に引きずり出されたのは、ボムジェ。
関係無いと、必死にドンスは止めようとしました。
それでも、ドヨンが鉈を振り下ろそうとしたので、ドンスは刃を握って止めました。
流石にドヨンも驚いたようです。
しかし、それで止めるドヨンではありません。
絶望の淵で、ドンスが笑い出しました。
「こんなのは事業じゃない。チンピラ稼業だ。」
こんなことをして何の利益があるんですか?と、ドンス。
今回だけじゃなく、何度も通報があると聞き、全く解決して無いじゃないかと言ったのです。
「恐怖は戦略ではありません。応急処置です。持続可能な事業を可能にする根本的な手術が必要なんです。」
そしてドンスが提案したのは、インターネット賭博でした。
現在人気の合法な賭博ゲームを改良し、韓国で初のインターネット賭博をすれば、稼ぎは今よりもっと多額になると。そして捕まらないと言いました。
ログアウトすれば、関係は消えてしまうからと。
ドヨンが初めてドンスの提案に心を動かされたようです。
その時、別の男が引きずってこられました。
今回通報した者だとか。
ボムジェが通報するより前に、通報していたようですね。だから、思ったより早く警察が到着したのです。
ドンスとボムジェは解放されました。
ドヨンはユソン派のナンバー2ですが、その上には、キム代表と言う元暴力団の人物がいます。
今は、航運会社を経営しています。
ムン法律事務所ともつながりがあるようですし、パク議員と言う人物ともつながりがあります。
皆、お金儲けしか考えていない輩です。
ヤンホの裏切りも知っていましたし、今回の通報の一件も、裏で糸を引いてる感じですね。
ドヨンの勢力が拡大するのを危惧してるって感じですね。
で、ドヨンに通報の一件の責任を負わせ、追い出すつもりのようです。
ドヨンは、ドンスの提案したインターネット賭博の件を考え始めました。
部下のオジェがドンスについて調べてみると、とても優秀だと分かりました。依頼人からの信頼も篤かったと。訴訟の勝率も悪くないそうです。
確かに、これまでのドンスの仕事を考えると、その評価が嘘じゃ無いと、ドヨンにも感じられました。
なのに、何故刑務所で営業していたんだ?と、ドヨン。
オジェは別の調査資料を示しました。
ムン法律事務所での懲戒理由に気になる点があると、オジェは言いました。
ドンスが立て替えた依頼人の示談金を、依頼人が返さずに逃げました。ドンスは当然取り立てに行ったのですが、その行動が弁護士としての品位を貶めたと言うことで懲戒処分を受けたと言うのです。
当時の懲戒委員長が、ムン法律事務所の代表ムン・サングクでした。
ムン法律事務所への復讐心を突くのが、ドンスを引き入れる方法だと、ドヨンは思いました。
ドンスの妻のセクハラの一件が片付いてない事が分かりました。
片付くどころか、ドンスに脅されてびびった店長が、反対にドンス妻を名誉棄損で訴えると言う手に出たのです。
激怒したドンスは、すぐさま、店長の家に向かいました。
が、争ってるところを人に見られ、結局、ドンスは警察に連行されてしまいました。
店長側の弁護士は、なんとムン・へジュン。
ドンスには接近禁止命令が出されてしまいました。今後、店長には近づけないって事です。
その上で、裁判は厳しくなるぞとへジュンは言いました。
選挙に出馬する前の最後の裁判となるようで。気分よく勝って選挙戦に突入すると息巻いてます。
悔しくて言葉も出ないドンス。
そこに、ドンスの妻が現れました。
ドンスよりずっとしっかりしてます。
へジュンに向かって、一切引かず、侮辱するなと言い放ちました。
「諦めたく無いの。相手はムンだし。なりふり構わずやってみて。ムンも手段を選ばなかった。」
と、妻はドンスに言いました。
これまで、どれほど自分はムン法律事務所のために尽くして来たかを考えたドンス。
なのに、ムン・サングクは全く落ち度の無い自分を切り捨てました。
どれだけ我慢すればよいんだ・・・と思いました。もう限界です。
出来るだけの事をしよう、ドンスはそう思いました。
突然、家にドヨンがやって来ました。
勝たせてやる、裁判に・・・と、ドヨン。
「ムン・へジュンは裁判に出席できない。無茶な運転をして事故に遭うからな。」
そんな無謀な事を・・・とドンスは言葉を失いました。
もう遅いと、ドヨン。
既にその時、へジュンは自損事故を起こしていました。エアバッグに顔を突っ込んで意識を失ってる写真を見せられました。
ドヨンの手下に煽られて、ムキになってスピードを出し過ぎたため、道路わきに突っ込んだのです。
持続可能な事業を一緒にやろうと、ドヨンが言いました。
「3億やる、期間は1カ月。」
それでも、ドンスは頷きませんでした。汚い手は使いたく無いからと。
「負け癖がついてる。過去に感じた悔しさ。胸に深く刻まれた劣等感。全部吹き飛ばしてやる。」
ドンスの痛いところを正確に突いた言葉です。
ムン・へジュンはどうなるのか?と、ドンスが聞きました。
「裁判前に解放するか、裁判後に解放するか、お前が決めろ。正々堂々と戦って負けるのか、手段を選ばずに勝つのか、選べば良い。」
と、ドヨンは言いました。
結局、ドンスはドヨンに返事をしないまま、裁判所に行きました。
そこで、弁護士仲間が自分の事を噂しているのを耳にしました。
簡単にムン・へジュンが勝つと言っていました。そして、ムン法律事務所の力をドンスに見せつけるつもりなんだろうとも。
へジュンを解放してくれとメールで連絡しようとしていた手が止まりました。
そして、ドヨンに電話しました。
「へジュンは解放しません。裁判だけじゃなく、次の選挙にも出られないように。」
裁判が始まっても、へジュンは現れません。
店長は不安げに何度も後ろを振り返っていました。
結局代わりの弁護士がやってきて、裁判は始まりました。
そして、ドンスたちの主張が認められ、店長の名誉棄損の訴えは棄却されたのです。
へジュンはホテルで目を覚ましていました。
ドアが何度もたたかれているのに気が付いて、ドアを開けると、入って来たのは警官。
女性は?と聞かれました。
へジュンが状況を理解出来ないでいると、警官がトイレにいる女性を発見。
女性は傷だらけでした。
裁判所から出て来たドンスを、ドヨンが待っていました。
「模範刑事」のシーズン2。
絶対にシーズン2があると思ってましたよ、あたくし
主演のソン・ヒョンジュssi、チャン・スンジョssiのでこぼこバディだけじゃなく、仁川西部警察署強力2チームの面々とのチームワークの素晴らしさが期待できる作品です。
シリアスな事件で困難を極める捜査の過程でも、くすっと笑わせてくれる面々が、とても好きです
1話まで 2話まで 3話まで 4話まで 5話まで 6話まで 7話まで 8話まで
9話まで 10話まで 11話まで 12話まで 13話まで 14話まで 15話まで 16話(最終話)まで
レビュー一覧は、こちらから。
ジェイの屋敷にまた一人来ました。
ヤンホです。
手下から、ドヨンを始末したと報告を受け、嬉々としてやってきたのです。
が、そこで彼が見たのは、ジェイの遺体。
意味が分からず部屋の中を見回すと、ドンスとボムジェが正座してるじゃありませんか。
更に状況が分からなくなったヤンホが、ボムジェにナイフを突きつけたところに、ドヨン登場です。
必死に許しを請うヤンホ。
ドンスも、これ以上の罪はいけないと、ドヨンを止めようとしました。
しかし、ドンスの話の途中で、ドヨンは引き金を引き、ヤンホをあっさり殺してしまいました。
恐怖に震えるドンスとボムジェ。
ドンスはそれでも必死に頭を働かせ、助かる方法を考えました。勿論、自分だけじゃなく、ボムジェも・・・です。
必死にひねり出した答えが、共犯になるということ。
ドヨン一人じゃ、遺体の始末も上手くできない筈。容疑者として捕まるのも時間の問題でしょう。
だから、自分とボムジェが遺体を始末している間に、ドヨンはアリバイを作っておくのが良いと提案したのです。
冷静じゃいられません。
ボムジェは精神が壊れそうになってしまいました。
それを、ドンスは叱咤しました。生きるためにやるんだ・・・と。
そして、夜が明ける前に、2人の遺体を処理したのです。
翌日、ドンスはこれまでと同じように刑務所に営業に向かいました。できるだけいつもと同じように過ごそうと考えたのです。
しかし、無理でした。
その時、思ったのです。やっぱり殺人を告発しようと。
ボムジェが持っている監視カメラのメモリを受け取り、警察署に向かいました。
ボムジェには、命令された事だと言うようにと念を押しました。
罪は自分一人がかぶるからと。
ボムジェにはミニと言う娘がいます。父親を奪うわけにはいかないと思いました。
そのためなら、弁護士資格など惜しくないと思いました。
なんとしても、ドヨンを逮捕させること、それが2人が生きられる方法だと考えたのです。
しかし、いざ、警察署についてみると、決心がつきません。
その時、ドヨンから連絡が入り、ドンスは慌てて車をスタートさせようとしました。
別の車と接触事故を起こしそうになりましたが、幸い、未遂に終わりました。
相手の車に乗っていた男性は、偶然にも、最近ドンスと同じアパートに越して来た人で、マ刑事と言う人物でした。
マ刑事は、長年の勘で、ドンスが通報に来たのではないかと感じていました。
警察署まで来たものの、諦めて帰ってしまう人が多いんだそうです。
二度目に会った時、マ刑事は、そうじゃなかったのかと、ドンスに聞きました。
ドンスは、同じアパートの騒音問題で困っていると誤魔化しました。
ドヨンは、ドンスの家の近くにいました。
子供たちと遊んでいました。ドンスはびびりました。
そして、ポケットにあったメモリを・・・本当は警察に提出しようとしていたメモリを、ドヨンに差し出したのです。
「未回収だった分です。これを処分すれば、昨日の証拠は他にありません。」
ドヨンはドンスの迷いに気づいていたのかな
友情の印だ・・・とドヨンが差し出したのは、携帯。
常に連絡が取れるようにということですね。
こうやってがんじがらめにされていくと感じたのでしょうね、ドンス。
誰にも口外しないから、解放してくださいと必死に頼みました。
「嫌だね。俺と手を組もう。顧問弁護士になれ。もう刑務所に営業に行かなくて済むぞ。」
ドンスは、呆然としてしまいました。
ドヨンが組織に復帰しました。
ヤンホが突然姿を消したことで、手下たちは動揺していましたが、ドヨンの復帰で、ヤンホの存在は元々無かったかのような状況です。
ヤンホの最側近の手下は、一気に立場を奪われてしまいました。
代わってドヨンの最側近になったのは、オジェです。
ドヨンは、ドンスから貰ったヤンホの裏切りの証拠の映像を部下たちに見せました。
そして、ヤンホの首に懸賞金をかけたのです。
ドンスは、まだ、ドヨンから逃げる方法を考えていました。
で思いついたのです。賭博場を通報しようと。
ドヨンが捕まった後で、殺人も通報すれば、無期懲役になって一生刑務所から出て来られなくなるかもしれないと思いました。
情報統制の厳しい賭博場の一件ですので、ドヨンから聞き出すのが確実だと考えました。
だから、先日の提案を受けると返事をしました。
ただし、条件があるとドンスは言いました。
「事業内容や売り上げ、営業利益を確認したい。」
ドヨンは了承しました。
ドヨンから、賭博場に案内するとの連絡が入りました。
場所が分かったら教えるから、通報するよう、ボムジェには指示してありました。
ドンスは、ドヨンの逮捕を見届けた後、混乱に乗じて逃走するつもりでした。
今回の賭博場は、本土から離れた小島にありました。
ドンスは、ドヨンの案内で賭博場を確認。
目隠しされて来たため、正確な位置は分からなかったのですが、見える範囲での建造物等、かかった時間をボムジェに連絡。
ボムジェはすぐさま、警察に通報しました。
賭博場にサイレンが鳴り響きました。
何事かと聞いたドンスに、取り締まりだと組織の者が言いました。
現場はパニックになりました。
その騒動に紛れて、ドンスは逃走。
何とか、ボムジェの準備した船に乗り込み、島から脱出したのです。
その様子を、ドヨンが見つめていました。
翌朝、晴れ晴れとした気分でいたドンス。
そこにドヨンから連絡が。
青ざめますわな。
本当に、数えられないくらい視聴してる「初雪の恋~」。
千葉の自宅には、DVDにダビングして置いてありますしね。
こちらでも・・・と思い、とりあえず録画。
DVDにダビングする予定はありませんが、時々、摘み視聴しようと思っています
よって、これまでブログ記事にも、何度もアップしてます。
イ・ジュンギssiも、宮崎あおいさんも若かったなぁ。
京都も今では随分変わったなぁ。
あ・・・でも、シーンに登場する場所は、十数年じゃ変わらないくらいの歴史があるなぁ。
・・・とか。
観る時によって、興味の視点が違うし、当然、感想も違ってきます。
最初の視聴の時から比べると、かなり冷静に隅っこまで観てしまいます。
でも、何故か惹かれる。
私の場合、世間の高評価作品=惹かれる作品とはならない場合が多いです。
多分、かなりの贔屓目が入ってるからでしょうね。言い換えれば、盲目度が高いと言うか・・・
いーんです
惹かれるのは勝手ですから
レビュー一覧は、こちらから。
サンチョルは、グムスンの傍でずっと支えて来たようです。
元総支配人として、そして、最側近として。
だから、グムスンがどれほど孫のムンソンと会いたがっているかを知っています。
海の傍に高い灯台のようなホテルを建てたいと考えていたのもムンソンがすぐにわかるようにと思ったからでした。
しかし、ヨンフンが死に、消息が分からなくなってから随分時間が経った上に、余命3カ月となってしまった今、もう再会の可能性は無いと思えました。
サンチョルは、グムスンに悔いを残して死んでほしくないのでしょうね。
誰にもムンソンを探していることを言わず、長い年月、探し続けて来たようです。
ジェホンを見つけたのは、偶然だったのかもしれません。
が、彼ほどムンソンを演じるのにぴったりな人物はいないと思ったようです。
突然の思いもよらない依頼を聞いたジェホンは、何度も確認しました。
ある老女の最期の願いが、北朝鮮にいる孫に会う事。しかし、孫を韓国に連れてくることができない。だから、その孫になりきれる人を探していること。
そして、サンチョルがジェホンに依頼しようと思った理由を話しました。
孫と歳が近く、北朝鮮の訛りを話す役者だということ。小さな劇団に所属する無名の役者だということ。人生を変えるためなら、なんでもしそうな役者だということ・・・と。
依頼の内容は理解出来たジェホン。
しかし、それは詐欺ではないかと気になりました。
「誰かの幸せのためにつく嘘が、犯罪や詐欺に当たるだろうか。」
と、サンチョルは言いました。
期間は3カ月。報酬は十分払うと言いました。1か月1億Wと聞いて、ジェホンは心が動きました。
セヨンは、兄のセジュンがホテルを売却する意思を変えようとはしないのが不安でなりません。
次兄のセジュを味方につけようと思いましたが、元々セジュはホテル経営に全く興味が無く、ずっと前に議決権を放棄したくらいです。
遊び人ではありますが、家族を愛していて、兄妹との仲が悪くなるのを嫌がっています。今のまま、楽しくお気楽に、そして家族と共に幸せに暮らしたい、それだけのようですね。
だから、セヨンに味方して、ホテル売却に反対の手を揚げる気はありません。どちらかにつく気は無いのです。
グムスンは、セジュンと話をしました。
ホテルが、自分たち家族を守って来たとグムスンは言いました。
しかし、セジュンはそうは思っていない様子。
ホテルが幸せな記憶を思い出させてくれると考えているセヨンやグムスンとは違い、悲しい記憶に繋がるもののようですね、セジュンにとっては。
「お前には時間がある。そんなに急いで考える事はない。」
グムスンは、そう、セジュンに言いました。
決して強引にセジュンの考えを否定するようなことはしませんでした。
この作品の良い所は、グムスンの家族がそれぞれに冷静で感情的に話をしないところです。
考え方が違うと、感情的になって大声で口論したりするのが韓国ドラマの財閥のあるあるですが、今のところ、そういう嫌なシーンがありません。
グムスンの余命を家族全員が知ってて、その間、グムスンに心穏やかに過ごしてもらいたいと思っているのが、感じられます。
グムスンが如何に優しく孫たちを育てて来たかが、分かるような気がします。
ただ、今後、ジェホンが加わる事で、その穏やかな水面に波風が立つようになるんでしょうね。
ところで、常に冷静沈着で感情を露わにしないセジュンですが、決して冷たい人間ではありません。
家政婦のジョンスクに対しては、とても優しく温かい態度を示しています。
もしかしたら、両親を亡くした後、母親代わりに育ててくれたのかもしれませんね。
ジョンスクも、グムスンをはじめとした家族全員に誠実に仕えています。
ジェホンは役者以外にもアルバイトをしています。
それが、恋人代行のようなこと。
今回、ヒョジンと言う女性の依頼で、しつこくアプローチする男性を追い払うために、恋人に成りすましました。
このヒョジン、実は、セヨンの後輩です。
後々、ややこしくなりそうですね。
ジェホンは、まだサンチョルの依頼に返事していません。
しかし、受けたオーディションは落ちるし、このままでは、今の生活から抜け出すことは困難と思われました。
「観客がたった一人でも、俺の演技で幸せになる人がいれば、それが理想の演技で真の役者だと思う。」
と、サンチョルに言いました。
「俺の演技で老女の最期を幸せにできるなら、引き受けます、その演技。」
その答えを聞いたら、今度は言い出しっぺのサンチョルの方が不安になって来ました。
本当に上手くいくんだろうかとね。
とにかく、この芝居は、観客に“芝居”だと気付かれてはいけません。
ホテルの1泊2000万Wと言うVVIPルームに3カ月と言う長期滞在の予約が入りました。
セヨンは、その客に挨拶に行きました。やっぱり大切にしておかなくてはいけませんよね、そんな顧客。
チョン・ジュヨンと言う名前の女性かと思いきや、なんと、実際に宿泊するのは、ぺ・ドンジェ=クォン・サンウssiと言う男性。
ドンジェは、セヨンの元婚約者だそうです。
まだセヨンに未練がた~っぷり残ってるようですね。
セヨンは全く吹っ切れてるようですが。
サンチョルは、“芝居”のお膳立てを始めました。
まずは、ジェホンがムンソンだと言うパスポート等の偽造を、ムンソン探しを依頼していた興信所のテジュに依頼。ムンソンを探していたことは絶対に口外するなと念を押す事も忘れませんでした。
ムンソンには妻のジンスクがいると言う設定です。
ジンスクは、ジェホンの劇団仲間のユニに依頼しました。
ユニは、元々法学部の学生で、アメリカの大学に在籍しているようですね。
母親が弁護士と言う恵まれた家庭に育ったようですが、あまり娘の生活に関心が無さそうです。
ユニは、新しい芝居をするから、3カ月はアメリカに戻れないと母親に言いました。
本物の、リ・ムンソンは一人中国にいました。
グムスンに、ムンソンを見つけたと、サンチョルが報告したことから、計画は動き始めました。
即、グムスンは、家族を集めて言いました。
北朝鮮に残して来た孫が見つかった、自分が生きてる間、この家で一緒に暮らす・・・と。
特に大きな反応はありません。
セジュンもセヨンも至って平静な態度です。
以前から、北朝鮮に孫がいると言う事は、聞かされてきたようですから。
驚いて興奮し、戸惑いの態度を示したのは、セギュだけでした。
セヨンは自分より年下の従弟と言う事で、ちょっと嬉しそうです。
セジュンは、このタイミングで孫が見つかったと言うのが、気になっていました。
そして晴れたある日、ジェホンとユニが、ムンソンとジンスクとしてグムスンたちの前に現れたのです。
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カイとサンは、泣きながら抱き合いました。
サンは、これまでのこと、自分が持つようになった不思議な能力のこと等、全て兄に話しました。
カイは、もう戸惑うばかりです。
冷静になると、カイはもうここに来るなとサンに言いました。ドンジュにも、会った事は話すなと。
危険だからと。
サンはもう離れてしまうのは嫌でした。一緒に暮らしたいとカイに言いました。
しかし、カイの気持ちは変わりません。
「お前の知るイ・ハヌルはもういない。27年前にその名前を捨てた。」
サンは、カイの状況は全て理解しているし、危険だと言う事も分かると言いました。だから、ここに来るのも気を付けるし、誰にも何も言わないから、二度と消えないで・・・と。
カイはサンに約束しました。
父が作った木製の車の引き出しからテープを見つけたドンジュ。
引き出しの中には、手紙も入っていました。父から幼い息子に宛てた手紙でした。
手紙は、車を作った直後に書かれたもののようです。
ドンジュが成長して感じる辛さや苦しさを癒して元気にさせたくて書いたものでした。だから、出来るだけ遅く見つけてほしいと書いてありました。
ドンジュが生まれて、どれほど幸せかと。
ドンジュがお金持ちになるより、弱くて小さな命を精一杯愛して、毎日に喜びを感じ、喜びを与える人になってほしいと。
愛情があふれた手紙でした。
泣けそうでした。
この状況を、時計に仕込んだ盗聴器でミョンソクは聞いていました。
兄テマンの弱みを思いがけず掴むことが出来たと、ほくそ笑んでいます。
キム刑事と、彼が捕まえて来たピョン議員の手下の取り調べが始まりました。
キム刑事は正直に全てを話しました。
手下も、最初はだんまりを決め込んでいましたが、結局、口を開いたようです。
ドンジュは、パク刑事にビデオテープが見つかったと報告しました。
もうこれでピョン議員は言い逃れ出来ないと、ドンジュもパク刑事も高揚して来ました。
裁判になったら、ピョン議員はテマンたちも道連れにするに違いないと。
一緒にビデオを見ていたヨンテは、ふと、ドンジュの小説が事件と酷似している事に気づきました。
それを指摘されたドンジュは、もう隠しておくことは出来ないと思ったようです。
意を決して、自分が書いたものではないと言いました。
親友であるヨンテに失望されると覚悟していたでしょうね、ドンジュ。
流石に驚いたヨンテ。
しかし、素直に謝るドンジュに言いました。大丈夫だ、訂正すればいい・・・と。
「誰でも過ちは犯すけど、訂正する勇気はなかなか持てない。お前はすごい。」
ドンジュ、救われましたね。
そしてこの会話も、ミョンソクは盗聴していたのです。
やっと疑問が解けたと思いました。
テマンは、サンについての調査報告を聞きました。
不思議な能力を持つ存在だということも知りました。謎が深まるばかりです。
そんな時、チェ検事がまたおろおろしながらやって来ました。
キム刑事と手下が捕まったと知り、お尻に火が付いた気がしてるのです。
すぐさま、ピョン議員と話をつけなくてはと、部下を家に向かわせたようです。
そこで、ピョン議員の死を知るのです。
テマンは、初耳と言った体を装いましたが、チェ検事は、テマンが手を回したと、察したようですね。恐怖の混じった表情で笑顔のテマンを見てましたもんね。
オチーム長のところにも、ピョン議員の死が報告されました。
目標を失った感じです。チーム員全員が呆然としてしまいました。
ドンジュがピョン議員の死を知ったのは、ヨンテからの連絡ででした。
カイと別れて帰って来たサンに、ドンジュはテープを見つけたと話しました。
すぐにでも見せてほしいとサンは言いましたが、ドンジュはいまいち気がすすみません。
27年前の事件の事は勿論、ハヌルが暴行を受けている様子も写っていたからでしょう。
それは、カイが復讐を決意する間接証拠となる恐れがありますからね。
その頃、カイは尾行されている事に気づいていました。
サンを送って行った時、サンを監視していたテマンの手下に目をつけられたようです。
しかし、上手く撒きました。
直後にサンから電話が入りました。公衆電話からです。
これは、カイが指示した連絡の取り方でした。秘密を守るため、自分の携帯を使わないよう、サンに指示してあったのです。
サンが言いたかったのは、テープが見つかったことでした。と言う事は、カイに疑いが向けられる可能性が出て来たと言うことです。警告しておきたかったのでしょう。
「兄さんの言うとおりだ。僕は平気だから、連絡をくれなくていい。上手く隠れて。」
カイは、サンが何を言いたいのか、分かりました。
テマンのところに、イ刑事とパク刑事が話を聞きに来ました。
警察署を出た後、テマンと会っていた事は既に掴んでいましたからね。
テマンは、話したことを正直に答えました。
アリバイはありますからね、恐れる事は無いテマン。堂々と冷静に答えました。
イ刑事は、重要な点を確認しました。カイが撮ったピョン議員の告白テープが届いたか?と言う事です。
テマンは、誤魔化しました。
イ刑事は、もう一つ・・・と言って、ナ教授と失踪前に最後に会いましたね?と聞きました。
テマンは、余裕のあるような態度で、答える事は無いと言いました。
イ刑事は、カイの思惑を確信しました。
テープをテマンに送る事で、自らの手を汚さずにピョン議員を殺されようと考えたんだと言う事です。
様子の変なサンに、何かあったのかとドンジュは聞きました。
サンは、カイと会った事を打ち明けました。そして危険な状況にならないために、カイに近づかない事が重要だと。
ドンジュは言いました。カイが永遠に捕まらない事を、俺も祈ってる・・・と。
「しかしそれは俺たちの望み通りにはいかない。そして真実を明らかにするということは、ハヌルさんも俺もすべて含まれるんだ。結果がどうなろうと、受け入れる覚悟が必要だ。確かなのは、映像が表にでれば、ノ・ミョンナムさんの冤罪が晴れる。それだけでも十分に価値がある事だ。ハヌルさんもそれを願ってる筈だ。」
テマンとヘギョンの前に、突然、カイが現れました。
流石にテマンも驚きました。
ピョン議員を殺してくれてありがとうと、カイ。
テマンも、ここに至っては、カイの思惑を察していました。ピョン議員をテマンに殺させるためにテープを送ってきた上で、解放したということです。
カイは、それだけじゃないと言いました。最も重要な事があると。
「何の備えも無く、ピョン議員を解放したと思うか?お前はこれで時効前の殺人事件の容疑者になった。」
えピョン議員に付けた盗聴器からの音声データのこと
人殺しと、テマンが叫びました。
カイは冷静に言いました。
イ・ハヌルは死んだ、死んだ人がどうやって人を殺せるか、証明してみろと。
その時、チェ検事がやってきました。
チェ検事は、カイの姿を見て、腰を抜かすほどに驚きました。
テマンは、いつも臆病な態度をとるチェ検事に当たりました。
いつも言われっぱなしのチェ検事も、この時は我慢できませんでした。
「ナ・サンウを殺したのはお前だろ友達を殺して老いて偉そうに」
パク刑事は、イ・ハヌルがノ・ミョンナムの近くにいたのではないかと、思い始めていました。
で、思いだしたのです。以前、ノ・ミョンナムを探していた時、偶然会った人物のことを。
調べてみると、コンテナハウスに住んでいて、名前は、チョン・チャングン。図書館司書をしていると分かりました。
以前施設に居る父親をカイが訪ねていましたよね。あの認知症の父親が唯一の家族らしいです。
カイは認知症の父親であることを利用して、まんまと息子に成り代わったということですね。
サンが倒れました。また両手がしびれたようになっています。
27年前の事件のテープを見た直後でした。兄が暴行を受けているのを見てしまったのです。
ドンジュと、丁度来合わせたパク刑事が発見しました。
以前知り合ったイ医師が手当てをしてくれました。精神的に弱っているようだとイ医師は言いました。
その頃、カイが持っている“石”・・・サンがドンジュ父から託されたリュックに入っていた石が輝き始めていました。
この石、どういうモノなんでしょう。イ・ハヌルはどうやって手に入れたモノなんでしょう。
27年前の事件のビデオテープの原本をくださいと、パク刑事はドンジュに言いました。
公開した後で渡すと、ドンジュは言いました。
自分が矢面に立たされることは覚悟のうえで、ドンジュは公開しようと考えていました。
ドンジュは翌日のニュースに出演しました。
こうすることで、全国民に知らしめようと思ったのでしょう。権力者によって妨害されないように。
レビュー一覧は、こちらから。
1950年12月と言いますから、朝鮮戦争の時代ですね。
調べてみました。
一旦は南に押入って来た北の軍を、アメリカや他の連合軍の支援を受けた南の軍が押し返し、一気に38度線を超えて進軍。
しかし、そこに中国が北の支援で参戦してきたことから、また、南に押し戻されたころの話です。
国連軍は、避難民を興南の港に集め、南への脱出作戦を開始しました。
多くの兵や民間人が興南に殺到したため、大混乱となったようです。
この混乱に、グムスンと夫のジョンムン、そして生まれたばかりの息子ヨンフンは巻き込まれていました。
それでも、必死に停泊中の船に辿り着きました。
縄梯子を登って行く途中、見知らぬ子供が海に転落。
ジョンムンは、その子を救いに戻りました。
船の上からグムスンは必死に手を伸ばしますが、ジョンムンとその懐に抱かれていたヨンフンはロープが切れて海に転落してしまったのです。
命は助かりましたが、それが最後でした。
失意のうちに南に降り立ったグムスンは、一人で『楽園』と言う名前の宿屋を始めました。
海の見える場所に建てました。
そして、いつも海を見ていました。
いつか、あの海の向こうから夫と息子が現れるのではないかと、思いながら・・・でしょうね。
宿屋『楽園』は時代を経て、大企業に発展しました。
行く宛ての無い人の癒しの場にしたいと言うグムスンの願いを込めて作ったホテルは、今では全国に15か所もの支店を持ち、韓国一歴史のあるホテルとなったのです。
そして今、新たなホテルが誕生しようとしていました。
その総支配人がセヨン=ハ・ジウォンさんです。
セヨンはホテルの誕生を祖母のグムスンと一緒に祝いたいと思っているのですが、そうはいかない様子。
グムスンはがんに侵されていて、余命3カ月と診断されていました。
家族と言えど、面会は自由には出来ないようです。
新ホテルのオープニングパーティが開かれました。
感慨に浸るセヨンですが、思いもよらない事態が裏で進行中だと分かったのです。
長兄のセジュンと常務のキム・スンドがホテルを売却しようと、その日に緊急取締役会を開催したのです。
最大株主であるグムスンが闘病中を狙ってのことのようです。
連絡を受けたセヨンが会議に乗り込み、抗議していると、そこにグムスンが登場しました。
闘病中で意思決定もままならないと言う話でしたが、グムスンは杖を突きながらではありますが、自分の足で歩いてドアを入って来ました。
グムスンは、余命を病院のベッドで過ごすより、愛する家族たちと愛するホテルで過ごそうと決意したのです。
病院で延命治療をしても1年、ここで自由に過ごして3か月。グムスンは後者を選択しました。
グムスンの存在感は大きいもので、もう誰も彼女の意向には逆らえないと言う雰囲気がその場を満たしました。
グムスンにかかれば、常務のキム・スンドも赤子のようです。
さっきまでの偉そうな態度は消え失せ、グムスンに頼まれてコーヒーを淹れに行くほどです。
グムスンは、役員たちを退出させ、家族だけになりました。
グムスンが何か言う前に、セジュンはキム常務を促して部屋を出て行きました。
セジュンは売却を諦めたわけではありません。
20年前の2002年、離散家族の再会を目的とした会にグムスンは参加しました。
その時、52年ぶりに息子のヨンフンと再会出来ました。
ヨンフンは息子のムンソンを連れての参加でした。
涙々の再会でした。まさか、生きて会えるとは思っていなかったグムスンでした。
ヨンフンは、父から聞いていた通りの母親だと言いました。
ただ、ヨンフンはグムスンが再婚していることに少なからず反感を抱いているようです。
父は、母を想い続けていくら再婚を勧められても受け入れなかったのに・・・と。
それより、根本的に考え方に距離が出来ている事が分かったグムスンとヨンフン。
南北統一が叶ったら、ヨンフンは北に家を建てて一緒に住むつもりでした。父の墓を守りながら。
しかし、グムスンは、ヨンフンとムンソンを南に連れて来るつもりでした。
ヨンフンは、母に失望しました。最期まで母を求めていた父が可哀想だと思いました。
決して嫌っているわけではないけれど、どうしても相容れられない心の距離でした。
「来年、また会いましょう。約束よ。」
そう言って、グムスンはヨンフンとムンソンと別れました。
それがヨンフンと会った最期になりました。
翌年の会に、2人は参加しなかったのです。グムスンを待っていたのは、ヨンフンの死亡通知書だけでした。
孫のムンソンの行方は分からないままでした。
グムスンは、もうこれ以上の長生きを望んでいません。
ムンソンに会える可能性もほとんどありませんから。
ホテルの元総支配人のサンチョルは、そう言うグムスンの気持ちを一番理解しています。
グムスンを一日でも長生きさせたいと思っていますし、大きな心の傷となっているムンソンとの再会を果たしてあげたいとも思っています。
知り合いの興信所に頼んで、ムンソンの行方を探してもらっていました。
そして、ようやく消息を掴んだのです。
ムンソンは、何と危険な人物に成長していました。
北朝鮮と中国を一人で行き来し、麻薬の密売をしていました。
それだけじゃなく、暴行や誘拐、殺人の請負まですると言う噂でした。
お金になるなら、なんでもするというのです。
「こいつはクズだ。極悪非道のクズ。」
と、興信所の所長テジュは言いました。
サンチョルは悩みました。
ユ・ジェホン=カン・ハヌルssiは無名の舞台俳優。
デリバリーのアルバイトをしながら、小さな舞台に出演しています。
現在上演している演劇で、ジェホンは北朝鮮兵士の役をしています。
ただ、客の入りはごくわずか。
ある日、ジェホンの前にサンチョルが現れました。
「私と一緒に一芝居打たないか?人生を変えられる大きくて美しい舞台で。」