まったり まぎぃ

愉快な仲間たちの事、日常生活で思う事、好きな事あれこれ。

『へチ(原題)』10話まで

2019-09-23 17:51:40 | 韓国ドラマのエトセトラ
韓国時代劇最新ファイル2020 (COSMIC MOOK)
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見つかった相手が悪かった。グムに恨みを持つウィ・ビョンジュですから。

そして、被害者が司憲府の者ですから、司憲府の役人たちが仲間の仇を討とうと感情的になるのも仕方がありません。

 

ウィ・ビョンジュは、グムが呟いた言葉を聞いていました。

“子供だったのか?”

と、グムが犯人を取り押さえた時、思わず口をついて出た言葉でした。

なぜなら、犯人は両班の格好をした幼い少女だったからです。

だから、ウィ・ビョンジュは、グムが犯人じゃないことを知っています。しかし、グムが犯人について何も供述しないのを良いことに、このままグムを追求し、あわよくば世弟の座を追おうと考えたのではないでしょうか。

 

宮中では、グムが殺人事件の現場に居合わせ、犯人の疑いをかけられているという話があっと言う間に広まり、大騒動となりました。

景宗も意味が分からず、ショックを受けました。

 

司憲府でグムの取り調べが始まりましたが、そこに義禁府の者がやって来ました。義禁府は王直属の司法機関です。

王命を持ち、グムの引き渡しを要求しました。

こうなると、義禁府と司憲府の間でプライドの争いが始まってしまうのも当然のこと。

でも、王命が出たら、いくら司憲府が頑張ってもどうしようもありません。

ただ、この時点で義禁府もグムを世弟と心底認めているわけじゃありませんからね。取り調べに手加減を加えることは考えられません

 

パク・ムンスとヨジたちの姿を見たグムは、少し時間を・・・と、言いました。

今度は信じてください・・・と、パク・ムンス。必ず濡れ衣だということを証明してみせますと。

彼らが怪我をしているのを見たグムは、済まない気持ちになりました。

次の瞬間、グムがヨジを抱き寄せました。その場にいた皆が唖然としました。

ヨジも驚いたのですが、それには理由があったのです。

義禁府、司憲府の面々が居並ぶ前で、手がかりを口にすることが出来なかったからです。抱き寄せたヨジの耳元で、グムは囁いたのです。

“殺主”という入れ墨が体にあったこと、そして犯人は幼い少女だったということを。

 

グムが犯人について何も言わなかったのには理由がありました。

粛宗の治世に、“殺主契”と言う使用人が主人を殺すための組織が暗躍した時代がありました。その殺主契が復活したとグムは思いました。

そして、幼い子供に殺人をさせているのではないかと。

それだけでなく、前回の捜査に於いて、組織の者だけだけでなく無関係な者まで処刑されてしまったのです。悲惨な事件でした。

だからこそ、グムは口をつぐんだのです。慎重にならざるを得なかったのです。

 

景宗はグムが何も供述しないと聞き、自らグムの元を訪れて事情を聞きました。

景宗にもなかなか話をしないグム。

私がそなたを信じているほどには私を信じてはいないのか?・・・と景宗。

力になりたいのだ・・・と。

 

グムは口を開きました。

殺主契という入れ墨をした犯人の幼い少女が、剣を握って人殺しをしたことを。

「司憲府が乗り出せば以前のように国中が混乱します。世弟は国政に介入できず国政に言及もできません。王のみに与えられた権限ゆえ脅かしてはならないと。罰は受ける覚悟です。沈黙を貫いたのは、幼い娘が殺人を犯さざるを得なかった理由を知りたいからです。己の出自を考えると他人事とは思えません。その娘が何に苦しみ何故刀を握ることになったのか、その娘に罪を問う前に知りたかったのです。」

グムの言葉は景宗の胸を打ちました。

 

その頃、司憲府では、グムの取り調べを義禁府に奪われた格好なのが我慢出来ずにいました。

だから、全員で辞表を提出し、抗議することに決定。景宗に直談判しようとしました。

それに反対したのは、ユン・ヒョクとパク・ムンスの二人だけでした。

 

司憲府の役人たちから決意を訴えられた景宗は、思いの外あっさりとグムを司憲府に引き渡すと言いました。

でもね、それには条件があると。

3日間の猶予をグムに与えよと。

 

つまり、景宗はグムに3日の間に事件の解決をしろと言うことです。

 

イ・グァンジャは、景宗に撤回した方が良いと言いました。

グムが事件を解明できなければ、景宗にまで影響が及ぶのは必至ですからね。

王である私も、犯人の娘の心情を知るべきではなかろうか・・・と景宗は言いました。

世子の時とは確実に違ってきている景宗です。もう、びくびくとした自信無げな様子は殆ど見られませんし、自分で考え、それを口に出す事も出来るようになっています。

元々、真面目で純粋な景宗なんでしょう。

そこに、グムの気概が良い影響を与えているように思えます。

そして、その変化と成長を、イ・グァンジャは感じていました。

 

ところで、殺主契とト・ジグァンとは関係が無いようです。

ト・ジグァンは人身売買の方ですね。

しかし、こちらの方が手強そうです。それに、なんと彼らと手を組む者が!

ミルプン君ですよ。

 

このところ、蟄居処分を下されて、大人しくお寺に通ったりしていたようですが。

性根が変わったわけじゃなく。

ただ残虐さを覆い隠すことを覚えただけのようで、不気味さが増したように感じます。

 

猶予を与えられたグムは、パク・ムンスたち、タルムンたちと協力して殺主契について調べ始めました。

すると、以前の組織とは様子が変わっていると分かりました。殺人をするのは、主に幼い子供だと考えられました。民から盗みをすることもなく子供たちだけで貧しい暮らしをしていたのです。

アジトを突き止めたパク・ムンスとタルムンは、切なくて悲しくて、どこに怒りをぶつければ良いのか・・・と言う表情になりました。

貧しい民だけが苦しんでいると言うのに、両班や役人の中には私腹を肥やそうとばかりする者が多いわけで。国を滅ぼそうとしているのは、そんな奴らだ・・・と。

 

一方で、凶器の刀が宮中で使われていたものと酷似していると気づいたグム。

ヨジと共に宮中を探っていると、あの少女を発見したのです。

少女は王の寝床を温めるオンドルの灰を掃除する仕事をしていました。

逃げようとした少女を捕まえたグムは、助けたいと少女に言いました。だから事情を聞きたいと。

少女は小作料が払えない父親によって売られそうになったようです。姉は既に清に売られてしまったようで。

少女は言いました。飢えに苦しんでもこの国で暮らしたかったと。家族と暮らしたかったと。

そこに、見張りの兵が来たので、少女を逃がしたグム。

匿えば良かったのに。あんなに暗いんだから、ちょいと物陰に潜んだら見つからないと思うのですが。

 

ここで人身売買と繋がりました。

 

グムは景宗に報告しました。

殺人の罪は見逃せないが、子供たちに刀を握らせたこの国の病弊を正してください・・・と。

「民を満足に守る事もできぬ私が、かような所に座っていたのか。子供たちによって温かく保たれた部屋に。」

景宗は深く深く感じ入り、反省しました。

イ・グァンジャは、景宗とグムの様子を見て、彼もまた国の有り様を考えさせられたようです。そして、グムの王としての器を見た気がしました。

 

約束の日、グムは司憲府に自ら赴きました。

ウィ・ビョンジュは、意気揚々とグムを迎え、何やら余裕を見せました。

彼は、ミン・ジンホンに協力を依頼していたのです。漢城府に移った今でも、やはり彼の能力は利用価値がありますからね。

ミン・ジンホンがその場に現れました。

その後ろには、あの犯人の少女が。

グムの計画が狂ったようです。

 

パク・ムンスは、ユン・ヒョクと共に、ト・ジグァンの妓楼に押し入っていました。

彼らの前に現れたのは、ミルプン君。

こちらも計画が狂ったみたい。


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久しぶりの「フー・アー・ユー?」

2019-09-22 01:43:00 | チョ・スンウ関連
フー・アー・ユー ? [DVD]
チョ・スンウ,イ・ナヨン
メディアファクトリー

私の韓国ドラマ熱のスタートとも言えるこの作品。

本当に久しぶりに視聴しました。

何年ぶりでしょう。

 

チョ・スンウssiの若さに感動し、イ・ナヨンさんの変わらない美しさに気づいて愕然とし(*´艸`)

 

もう17年も昔ゆえ、PCやゲームにレトロ感が漂います。

でも、それすら私には懐かしさよりトキメキを感じます。

初めて見たチョ・スンウという俳優に魅了された作品ですから。

言葉では表現出来ないです。あの瞬間の衝撃は。

ファンになる切っ掛けは、人それぞれです。

知らず知らずの内にファンになっていたと言う場合もあるかと思いますが、私の場合ははっきりしてます。

この作品を見て、一瞬で魅了されてしまい、そんな気持ちになった自分に驚いたから。

久しぶりに、あの瞬間を想い起こしました。


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『へチ(原題)』9話まで

2019-09-21 10:44:08 | 韓国ドラマのエトセトラ
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晴れて司憲府に入ったパク・ムンス。

過酷な新入り苛めにもめげず、張り切っています。

ウィ・ビョンジュは、そんなパク・ムンスが目障りでなりません。ハン・ジョンソクの死因を突き止めるまでは・・・と公言してますからね。

 

グムが正式に世弟となっても、大臣たちは納得してるわけではありません。

ミン吏曹判書一派は勿論、少論派も決して納得してはいません。景宗からグムのことを助けてくれと命じられてはいますが、それに従いません。

宮殿の門前には儒生や両班が座り込み、世弟を認めないと声高に叫んでいますし。

景宗の妃ですら、いまだに反対していました。きっと景宗も老論派に詰め寄られて仕方なく認めただけで、本当はグムを望んではいないと言いました。

大妃がいくら言い聞かせても、不満そうです。

こうなると、グムの妻世弟妃は立場がありませんよね。

 

世子や世弟にする朝講の初日、大臣たちは一人も出席しませんでした。

なので、グムは自ら少論派の元を訪ねて行きました。初の朝講では、自分が師と重臣に礼を尽くすものだから・・・と言って。

皆、恐縮した態度を見せましたが、内心はどうだったでしょうね。

一人、チョ・ヒョンミンだけはグムの見方が変わったように見えましたけどね。

 

朝講が終わって帰ろうとしたグムをイ・グァンジャが呼び止めました。

私が世弟様を世継ぎとして認めないのは、お母上の出自が問題なのではありません・・・と、言いました。

君主には資質が最優先だからです・・・と。

「王の器であると示せば認めてくださると?統治能力を示せば良いのですね?」

そうグムが言うと、イ・グァンジャは、世弟は国政に介入することや国政を云々することすら許されていませんと言いました。

統治は国王にのみ与えられた権限だからです。それを脅かすことは王にたいする不忠となると。

 彼は、グムが王権を脅かすことが世継ぎとは認められない理由だと言うのです。

要するに、何もしてはならないが、王の器だということを証明しろと言うことです。難しい課題です。

しかし・・・と、グムは言いました。

「私なら私を敵にしておきません。危険な存在であり、だからこそ意外と分かり合えるやもしれません。」

 

ところで、今回の一件で老論派内部の勢力図も塗り変わったようで。

領議政とイ・イギョムが実権を握った形です。ミン吏曹判書は、漢城府に異動となり、ミルプン君は蟄居を言い渡されていました。

今のところは動きは無さそうですが、これで諦めるような二人じゃありませんよね。

 

何者かが、貧しい民を安値で買い、外国・・・清や日本に売り飛ばしているという情報が入りました。

ユン・ヒョクは、清や日本の言葉が話せるヨジに潜入捜査を依頼しました。

それを聞いたパク・ムンスは、自分も捜査に加わらせてほしいとユン・ヒョクに直談判。その意気込みに押された形で、ユン・ヒョクは許可しました。

 

ヨジは清の女性に扮して怪しい妓楼に潜入することに。清国人が絡んでいると思われていましたからね。

偶然、その姿を見ちゃったグムは、どぎまぎ。何せ、よく似合ってるんですもん。

パク・ムンスから人身売買の一件を聞き、自分も手伝うと言い出しました。

でも、パク・ムンたちは、それを断りました。宮中でのグムの苦境は彼らもよく知っていますからね。何か問題が起こったら、それこそ廃位となる可能性も出てきますし。

グムがあれこれとヨジを心配するのを見て、アボンは、もしや・・・とグムの想いに気づきました。この時は、まだ、まさか・・・と言う気持ちの方が強いですが。

 

とにかく、ヨジは日本人にな扮して潜入することになりました。

言葉の分かる者の前で重要な話はしないだろうと言うグムの指摘がありまして。それもそーだと言うことになったのですが。清のチャイナドレスより日本の着物の方が刺激的じゃないという理由だったと思いますよ、グムの本心は。

 

タルムンは人身売買されそうになったところを逃げてきた一人の女の子を保護していました。

その子の世話をしているのも、領議政の侍女だった少女コミです。コミも瀕死の状態で追い出されたのを、保護していたのです。

どうも、タルムンはユニョンと昔からの知り合いのようですね。

お互い、幼い頃から苦労続きで、ユニョンも人身売買されそうになったことがあり、逃げ出したものの、崖から落ちそうになったところを助けてくれたのがタルムンだったようです。

その後、ユニョンは裕福な者に囲われることになって、別れたようです。タルムンは今でもユニョンを想っているように見えます。

 

景宗は、イ・グァンジャに言いました。グムを孤立させるために教育係を買って出たのか?と。

グムを信用できないと、イ・グァンジャは正直に言いました。

景宗とグムが同世代だということも、謀反になりうると考えた理由の一つなのです。

景宗だって、グムに野心があることを承知しています。なぜなら、自分もそうだったから。

景宗もグムを100%信じきることは出来ないでいます。ただ、機会を与えたいとも思うのです。

 

ヨジが潜入した妓楼の主人は、ト・ジグァンという朝鮮人です。

これが人身売買の主だったようです。なかなか鋭い男で、ヨジが見たことが無い人間だということにすぐに気づきました。

それに、清国や日本の情報を集めようと両班に扮して来ていたクンテの正体も、あっさり見抜いていましたしね。

 

クンテたちは、ぼこぼこに殴られ、瀕死の状態でタルムンのところに送り返されました。

そして、タルムンのアジトに殴り込みをかけたのです。

タルムンは少年を助けようとして斬られてしまいました。

危ない!となったとき、グムが助勢。

結局、それで事は収まりました。

 

ト・ジグァンの妓楼が、ヨジたちが潜入した所だと聞き、グムは慌てて駆けつけました。

タルムンも同行しました。

保護した女の子が、ト・ジグァンこそが、人身売買に関係している人物だと証言したのもあります。

 

ヨジは、ト・ジグァンが仲間と人身売買に関して相談しているのを立ち聞きしました。

ところが、それを用心棒に見つかっちゃって。

パク・ムンスも加わって大乱闘となっちゃった。

 

グムも妓楼でヨジたちを探していたのですが、その時、偶然、役人が殺されるのを目撃してしまうのです。

このところ、両班殺人事件が頻発していました。

犯人はまだ少女に見えます。

取り押さえようとしたグムですが、逃げられてしまうんです。

瀕死の両班を抱き抱えているところに、ウィ・ビョンジュが。

誤解されそうっ!グムが犯人だと。

だって、両班殺人事件、漢城府に行ったミン・ジンホンが調べていますもんね。


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『へチ(原題)』8話まで

2019-09-20 13:44:51 | 韓国ドラマのエトセトラ

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グムの助けに来たと思ったんだけど、タルムンは賊を斬った剣をグムに向けたのです。

でも、グムの真意を確かめたかっただけのようです。

グムと同じ道を歩む決心をしたと告げました。

 

タルムンは、アジトにグムを案内しました。そこは都中の情報が集められている場所でした。勿論、王宮内の情報も。

そこで初めてグムは知ったのです。自分が世弟に老論派の一部の者によって推挙されているということを。そして既に景宗に謁見を賜りに行っていることを。

 

一方、ヨジは鎌使いの男に拉致されてしまいました。

男は痛みを感じないようで、ヨジが何度斬りつけても、動じることなく反撃してくるのです。

しかし、どうも男はヨジをグムと勘違いしたようですね。この時、ヨジはグムの着物を仕立て直した物を着ていましたから。

王子だと思ったら、女だったのか・・・と、呟いていましたから。

 

景宗は老論派の中からグムを推す者が出てくるなんて、考えたことがありませんでした。

何より、グムは自分が推挙されていることを知っているのかが気になりました。

それを問うと、イ・イギョムが嘘を言っちゃった。既にグムは了解した旨を、妻の父親に告げたと答えたのです。

これまでのグムの言葉、ミン吏曹判書の言葉が脳裏を過りました。老論派を潰すとばかり思っていたが、本当は王座が欲しかったのか?と景宗は思いました。

 

グムは、タルムンから仕入れた情報から、今夜が勝負だと思いました。

イ・イギョムたちが勝手に動いた事を、ミン吏曹判書が許す筈はありません。そして景宗の後ろ楯である少論派もグムを王にとは許せる訳はありません。謀反とみなされる恐れも十分あります。

宮中にグムの味方は誰一人としていません。

だとしたら、その弱味を機会に変えてみればよいと思ったのです。

 

当然、ミルプン君も動揺して動き回っていました。

何としても景宗に謁見し、グムの世弟就任を阻止しようとしました。

でもね、彼こそ、宮中での信用は全く無いに等しい存在でした。ユニョンが王妃を動かそうとしても、大殿に行って宦官を脅してみても、全く通用しませんでした。

 

ミン吏曹判書は、大妃を説得しようとしました。

でも、大妃はその高飛車な物言いに激怒。元々、王が老論派の言いなりになる他無い状況を悔しく思っていたのでしょうね。

出自ゆえ資格が無いと言うのなら、自分の養子とするとまで言いました。

それでも、ミン吏曹判書は余裕を持っていました。だって、刺客を送ったのですから。今夜、グムは死ぬ筈だと思っていたのですから。

だから、宮中にグムが現れた時、本当に驚いたのです。

 

グムはミン吏曹判書の驚く顔を見て、やはり刺客を送ったのはミン吏曹判書だったと確信しました。

 

ミン吏曹判書は、次々と策が失敗するのを見て、次は敵である少論派と手を組もうと考えました。

要職のいくつかと引き換えに、少論派にもグムの世弟就任を阻止してもらおうと考えたのです。

 

グムは景宗と向き合いました。

景宗は、グムに本心を尋ねました。最初から王座が目的だったのか?と。

さようです・・・と、グムは答えました。

父が死んだあの夜、決心しました・・・と。

しかし、老論派を潰そうと思ったのも、真実ですと。

 

景宗はショックでした。

グムの本心がどうであれ、彼を推挙する者たちは必ず景宗の命を狙う筈だと考えたからです。

「本当にそうお思いならば、私を謀反の罪に問えば済む話です。」

ミン吏曹判書は、少論派と共に自分を排除しようと動く筈だからとグムは言いました。

国と王室がそんな共謀に振り回されても良いのですか?!・・・と。

「私は党派に与する事なく、ひとえに、この国の安定と繁栄のみを考えられます。王様もそれをお望みでは?この国の民のための政治を。私は王様の本心を見誤ったのですか?」

 

臣下たちも混乱を極めていました。

ミン吏曹判書側の命令に従ってグムを謀反人とすべきなのか、或いは、大司憲側の命令によってグムを守るべきなのか・・・と。

情勢を見極めてから、決めようとするのですが、どちらに転ぶのか、全く分からなかったからです。

 

そして混乱の夜が明けようとしていました。

 

景宗の元に大妃が来ました。

書状を一通差し出しました。

孝宗大王の直系であり先王の子であるのは、王さまとヨニン君のみだと大妃自ら記したモノでした。

すべては王さまにかかっています。私は、王さまの意に従うつもりです・・・と大妃。

 

そんなとき、ミルプン君の口から、前夜自分を襲ったのが彼の指示だったことを聞かされたグム。

ならば、ミン吏曹判書が送った筈の刺客はどこに?ですよ。

その時、思い出しました。前夜ヨジの姿が無かったことを。

 

こんな時は、タルムンの情報力が役に立ちました。

鎌使いの男のアジトにパク・ムンスと共に駆けつけ、ヨジを救出したのです。

それにしても、パク・ムンスの腕っぷしの弱いこと。そしてヨジの怪力・・・。

 

ヨジが救出されたと聞いたグムは血相変えて駆けつけました。

無事な姿を見て、思わず涙ぐんでしまいました。

 

そこに、突然内禁衛の兵たちがやって来たのです。

良い話とは思えませんよね、誰しも。

 

「王命により、世弟様の元に参りました。また、王命により、今後世弟様の身辺は我々が守ります。」

一斉に兵たちが膝を付き礼を示しました。

 

グムの世弟就任が決定しました。

 

世弟の姿になって輿に乗るグム。

見送るパク・ムンスたちは、皆、涙でした。

でも、彼らとグムの関係が切れた訳ではありません。友達だという関係は変わらないとグムは言いました。

 

グムの妻はいそいそと宮中入りの支度をしています。

チャドンもチョホンも共に宮中に入るようです。チャドンはチョホンを側室だと思い込んでいましたが、チョホンはそんな関係ではないと笑いました。

 

グムはチョホンの言う通り、男女の関係には疎いようです。

自分のヨジに対する感情を不思議に思いながらも、戸惑うばかりです。

 

グムの世弟就任式が華々しく執り行われました。

満足する者、悔しい者、様々です。

 

そして、パク・ムンスが科挙にやっと合格しました!


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『へチ(原題)』7話まで

2019-09-20 11:11:31 | 韓国ドラマのエトセトラ

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景宗は、ちゃんと自分という人間のことを理解していました。王の器ではないと。

だから、突然、父粛宗が亡くなってしまった時、呆然としてしまったのです。この混迷する宮中に取り残されてしまったという思いが強かったのでしょう。

ヨルリョン君がいたら、景宗も気が楽だったでしょう。自分と比べて出来も良いし、後継者として何の問題も無いですしね。

なのに、よりによってこの頼りない自分と、出自に問題のあるヨニン君グムが残されてしまったわけです。

 

グムは霊廟にいた景宗に言いました。

「世子様と私は生き残ったのではなく、連中に生かされたのです。そんな私たちが真の罪人を罰するのはいかがでしょう。世子様と私がこの世を覆すのです。」

 

景宗が、“誠にやり遂げたのだな”と言ったのは、この時のグムの言葉があったからでした。

良かったわ、私が忘れていたのではなく、今話で過去のシーンとして描かれてて。

 

グムは、一気に老論派を潰すのではなく、自滅させる策を考えたようです。

ミルプン君を利用して、分裂させたのですね。

一旦亀裂が入った器は容易に割れるものだから。

 

景宗は、グムの働きを認めました。

だから、次は自分の番だと言ったのです。初めて自らの意思を示すつもりなのでしょうか。

 

司憲府監察のユン・ヒョクは、老論派の激しい反発にも一切怯まず、老論派の大臣たちの取り調べを行いました。

ウィ・ビョンジュが担当を変わるよう言っても、拒否。

ハン・ジョンソクの事を持ち出して、このままだと命の保証も無いと暗に脅しましたが、やはりユン・ヒョクはきっぱりと拒絶しました。

 

グムが本当に全面対決をするつもりだとミン吏曹判書は感じました。そして、グムもそれを隠しませんでした。

それゆえ、グムが王座を狙っていると思いました。

 

景宗がまずしたのは、パク・ムンスの刑を免ずること。

やはり直訴にたいする罰はかなり重く、甘んじて受けるつもりだったパク・ムンスも本気で死を覚悟しなくてはいけない状況でした。

そこに、グムが景宗の王命を持って駆けつけたのです。

 

やっとグムの真意を知ったパク・ムンスたちでした。

グムも、やっと昔の友に会えた気がしました。

 

グムが科挙の不正に気がついたのは、密かにパク・ムンスの援助をしようとしていた時でした。

偶然、不正を知り、調べていくうちに、老論派が長年に渡って自分達の派閥の子弟を優先的に合格させていたカラクリを知ったのです。

それをパク・ムンスたちに話したグムですが、それ以上の事を彼らにさせるつもりはありませんでした。危険だからです。

 

ミン吏曹判書は、景宗に一対一で話をしました。

きっと、このように景宗が率直な話し合いをするのは初めてだったでしょう。

自分の考えをきちんと口にしたのも。

この辺で収拾を・・・と、ミン吏曹判書が言うと、

それはならぬと景宗は言いました。

国と朝廷のためにはならないとミン吏曹判書は言いました。

余と考えが違うようだ・・・と、景宗。

老論派の力の及ばないところはどこにも無いとミン吏曹判書は自信たっぷりに言いました。

「それがこの国の目下の問題だ。」

と、景宗。

すると、ミン吏曹判書は、グムを何故信頼するのかと問いました。

景宗の母チャン・ヒビンを密告したのはグムの母親淑嬪チェ氏だとされていました。言わば、母の仇の息子なわけです、グムは。

そのグムの企みに気づいてないのかと、ミン吏曹判書。王位を狙っていると言ったのかな?

この言葉で、景宗の心の中に、ほんの少しですが、グムを疑う気持ちが芽生えたような気がします。全面的な信頼ではなくなったような・・・。

でも、ミルプン君は全く信用していないようですね。近づけようとしません。

 

景宗の妃と親しくなったミルプン君の愛人ユニョンは、しきりに王妃にミルプン君こそが養子にふさわしいと吹き込んでいます。

老論派が揺らいでいる今がチャンスだと。

それを、大妃が知りました。ユニョンについて調べるよう尚宮に命令をしました。

 

ミン吏曹判書は、次に、司諫院と言う王に諫言する官庁を動かしました。

まぁ、官庁のどこもかしこも老論派が占めているわけですから、話は早いですわな。

司諫院の官吏は口々に景宗に諫言をしました。でもそれは諫言というモノではなく、老論派に楯突くなんて!・・・と言う、誠に偏った主張にほかなりません。

 

また、タルムンには、民の間にも王のやり方が如何に間違っているかという話を広まらせました。世論を誘導しようとしたのです。

でも今回は、グムも黙って見ていることはしませんでした。

タルムンに言ったのです、ミン吏曹判書の犬か・・・と。

「お前にとっては他人事だろうな。しかし、本当にそうなのか?不正に官職を得た者がお前や仲間、市井の民を苦しめるやもしれぬ。私も他人事だと思っていた。弟が殺されるまでは。」

脅しですか?とタルムンが聞くと、

「私にも良心がある。味方につけとは言わぬ。だが、民の味方になれ。少なくとも、同じ身の上の者を裏切るな。」

と、グムは言いました。

王座に就こうと?と、タルムンが聞きました。

「無理です。運良く世継ぎになれたとしても王にはなれません。いずれ、王宮に侵入した刺客に殺される筈。王になれたとしても、何が出来ますか?何一つ王の手中にありません。生き延びる事が先決です。俺が力に・・・。」

グムがタルムンの言葉を遮りました。

私が誠に王になったらどうする?と。

「私は歴代の王の中で最も王らしい王になってみせる。」

タルムンは、グムの本気度を知りました。茶化すことも出来ませんでした。

 

パク・ムンスやヨジたちは怒りました。

このままでは、老論派によって不正が揉み消されてしまうかもしれないと。

しかし、既に合格している者は別として、科挙の準備をしている者たちは党派を越えて憤っている筈だとパク・ムンスは言いました。

ならば、不満を抱く者たちの手を借りて、形勢を覆す事が出来るのでは?と、ヨジ。

でもね、ここで彼らには手を引くようグムが言ったのです。

パク・ムンスたちは納得出来ません。

 

私たちを自分のせいで危険な事に巻き込みたくないのですね?と、ヨジ。

彼女はグムの気持ちを知っていました。グムの一番の側近チャドンから計画を聞いていたのです。チャドンも不安だったのです、グム一人で行動するのが。

ヨジは言いました。最後まで共に歩みましょう・・・と。

 

パク・ムンスたちは・・・ヨジも含めて両班に成り済まし、成均館の儒生の間に潜り込み、今回の科挙をめぐる不正についての話を広め始めました。

学生たちは授業ボイコットなどの行動を起こしました。その行動は彼らの親世代をも巻き込む動きへと発展しました。司憲府に抗議する親たちが押し寄せました。

口々に、公正な捜査を望むと言いながら。

その訴えを無視することはできないと、ユン・ヒョクは掟に従って処理する旨、ウィ・ビョンジュに宣言しました。

 

ミン吏曹判書は、これもグムの仕業だと知り、自分の考えが甘かったと悟りました。

グムは本気だと。

 

司憲府の大司憲イ・イギョムは、ミン吏曹判書に堂々と対するグムを見て、粛宗の言葉を改めて思い出していました。

グムが王にならねばならぬ・・・と言う言葉を。

このところ、ミン吏曹判書の言動が横暴だと感じていたイ・イギョムは、領議政に密かに計画を打ち明けました。

領議政も、ユニョンの事以来、冷遇されているので、すぐにその話に乗りました。

やはり粛宗の言葉は大きいのです。それに、老論派の中で主導権を握ることができますからね。

粛宗の定めた世継ぎはヨニン君グムという言葉は、反ミン吏曹判書の老論派の間に広まろうとしています。

グムの妻の父親にも。と言うことは、すぐにグムの妻にも伝わりますわな。

グムの妻は驚きました。で、グム本人に確かめました。

返答によっては、自分も決心しなくてはいけないと思ったのでしょう。だって、王妃の座がめぐって来るかもしれないのですから。

冷たい態度を今のうちに改めておかなくてはいけませんもんね。

 

驚いたのはグムも同じです。

老論派のイ・イギョムが突然そういう行動に出た理由が分からないからです。

そして、これを景宗が耳にしたら、どんな誤解を生むとも限りませんからね。

景宗に会いに馬を飛ばしました。

 

その頃、イ・イギョムと領議政は大妃に会いに行っていました。

既にグムを世継ぎにという粛宗の言葉も報告していました。大妃が後押しをしてくれたら、彼らがグムを推挙する大義名分がたちますから。

大妃も驚きました。

グムの出自を考えると、混乱するのも無理はありません。でも、ミルプン君に王位を継がせる気は全くありません。

 

そして、イ・イギョムたちは景宗にも面会しようとしました。

でも、非常識だと止められてしまい、押し問答していると、そこに大妃が来て、通すよう命じたのです。

 

景宗はイ・イギョムたちの話に心の底から驚いたようです。

老論派がグムを推すなんて事、全く考えにありませんでしたから。

混乱してしまいました。

 

イ・イギョムたちの行動は、すぐにミン吏曹判書にも知らされました。

 

宮殿に急ぐグムが何者かに襲われました。矢を腕に受け、倒れました。

必死に立ち向かいますが、敵は多勢。怪我も負ってるし、じりじりと追い詰められてしまいました。

そこに手助けが。

タルムンです。

 

その頃、ヨジも襲われていました。

ミン吏曹判書の手下である謎の男です。鎌を操る、腕利きです。ヨジも男勝りですが、相手もなかなかの者。

腕を切られ、追い詰められてしまいました!


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『へチ(原題)』6話まで

2019-09-18 17:13:10 | 韓国ドラマのエトセトラ

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グムの言葉を、ミン吏曹判書はすぐに受け入れたわけではありませんでした。

この時、まだグムは王族でありながら、王位継承者には値しないと見なされていたのです。

 

景宗と王妃は、不安定な地位を守るためには、憎しみをこらえてでもミルプン君の手をとるのが良策ではないかと考えつつありました。

老論派を滅ぼしてくれる力があるのなら、以前自分の座を狙おうとした者でも、手を握らなければ・・・と。

しかし、大王大妃は、ミルプン君を受け入れる気は全くありません。自分の目の黒いうちは決して許さないという剣幕です。

少論派も、ミルプン君には嫌悪感を抱いている様子ですし、老論派だって、その気はありません。

ミン吏曹判書は、アンゲ君という王族を世継ぎとして推そうとしていました。

 

ところが、そのアンゲ君が不正を行ったということで司憲府の取り調べを受けましてね。

グムの告発によるものでした。王族の不正を調べるために、宗親府に入ったようです、グムは。

これで、ミン吏曹判書は持ち駒を失ったことになります。

 

対策を考えるため、ミン吏曹判書は老論派のお歴々を集めました。

が、領議政には出席を断りました。ミルプン君の愛人であるユニョンは、元々領議政の側室でした。側室の行動も察知していない人間など、用は無いということですかしらね。

これで、二人の間に溝が生まれましたね。

 

老論派は、ミルプン君への対抗馬となる人物がいないと悩みました。

大司憲のイ・イギョムが、

「ヨニン君ではどうですかね。」

と、呟きました。粛宗はそれを望んでいたと知っているのは彼だけですし。

でも、そんな案など、一蹴されてしまいました。

ミン吏曹判書は、ここに至って、すべての裏にグムがいるのではないかとやっと気づきました。

で、タルムンに調べさせることにしました。

 

パク・ムンス、結局、科挙に落ちてしまいました。

今回ばかりは、死ぬほど努力したし、合格間違い無いと思っていたのに。

直後はショックのあまり、放心状態になってしまいましたが、よくよく考えているうちに、今回こそはと自信のあった自分が落ちた理由を知りたくなったのです。

答案を保管している役所に押し掛け自分の答案を見せろと要求。

役人は、ムンスを捕盗庁に引き渡そうとしました。

それを止めたのは、司憲府監察のユン・ヒョク。「獄中花」で典獄署の長官を演じていたチェ・ミンチョルssi。

実は、ユン・ヒョクは科挙の不正を何者かからの密書で知り、密かに捜査していたのです。ところが、突然、捜査の中止を命じられてしまい、行き詰まっていました。

そんな時、同じように科挙の不正を訴えるパク・ムンスと出会ったというわけです。

ユン・ヒョクは科挙当日、不正を持ちかけられたにも関わらず、きっぱりと断ったパク・ムンスを見かけていました。

 

また、ヨジはヨジで、自分に法外なお給金をくれた主人のことが気になっていました。

何か事情があるに違いないと思ったのです。

で、調べるうちに、とうとう事情を突き止めたのです。裏にグムがいるということを。

チョホンから話を聞き、グムがずっと自分たちを見守っていたことを知りました。良心からなのか、罪悪感からなのかとヨジは混乱しました。

理由は何かとチョホンに聞くと、有能な茶母だったんだから、自分で調べれば?と言われました。

ただひとつ、グムは捨て身のの覚悟が必要な危険な事をしているようだとだけ。

チョホンは、グムの想いを知っていました。

グムは、ヨジのことを忘れられないでいるのです。

 

グムは、ミルプン君を挑発するような行動に出ました。

清の使臣団に、ミルプン君より人間的に優れていると示したり、長い間清にいたのに言葉もろくに話せないミルプン君をからかったり。

そして、自分も王座を狙っていたらどーする?・・・なんて言ってみたり。

後ろ楯も無いくせにと言われると、この国の真の主人を味方につければ良いと言い返しました。この時、ミルプン君は真の主人を老論派だと勘違いしました。

やっぱり浅はかです、ミルプン君。

 

グムはもうミルプン君排除に動き出していました。

司憲府にミルプン君の不正の証拠が提出されていました。それによって、司憲府はミルプン君の捜査に集中することになったのです。

 

焦ったミルプン君。いっそうグムの罠にはまることに。

典獄署を脱獄したまま行方の知れない男は、タルムンたちの働きで既にグムに引き渡されていました。

ウィ・ビョンジュに連絡すると、いそいそと受け取りに来ました。

ところがそこに、ミルプン君の手下たちが襲いかかって来て、男を奪われてしまったのです。

慌てたのはミン吏曹判書。

老論派の弱味を握られたことになりますから。

これも実は、グムの読み通り。

ミルプン君が老論派を揺さぶるよう仕向けたってことです。

 

ミルプン君はミン吏曹判書の前に現れ、自分を景宗の養子に推挙しろと要求。

このような苦境に陥っても、ミン吏曹判書はミルプン君を王にする気は起こらなかったようです。資質に欠けますからね。

そこに、緊急事態が発生したとの知らせが飛び込んで来ました。

司憲府が科挙不正の疑いで老論派の捜査を開始したというのです。

猛抗議したミン吏曹判書に、ユン・ヒョクが言いました。

「司憲府は誰の干渉も受けずに法により罪を裁きます。」

 

ミルプン君の手下たちに襲われているグムを助けたのはヨジ。

グムの後をつけていたのです。どうしてもグムの意図を知りたかったのです。

 

パク・ムンスは自分を助けてくれたユン・ヒョクにハン・ジョンソクと同じ印象を受けたようです。

彼こそ、ハン・ジョンソクが成し遂げられなかった“へチ”となって真実を明らかにできるのではないかと。

そして、ユン・ヒョクも志を同じくした人間だとパク・ムンスを信じたようです。

 

パク・ムンスは自分が王に直訴することで不正を告発しようと考えていました。

でも、それは命を捨てること。

ヨジはグムの計画を打ち明けました。みすみす命を投げ出すなんてこと、させたくありません。

 

パク・ムンスは先祖の墓参りに行く景宗の行列の先に座り込み直訴しようとしました。

当然、義禁衛の兵が引っ立てて行こうとしました。

それを止めたのはグム。

パク・ムンスはヨジから話を聞いたのでしょうが、イマイチ信じきれないでいたようですね。

でも、グムの姿を見て、信じる気になったようです。

 

結局、景宗はパク・ムンスの訴えを聞いたようです。

「誠にやり遂げたのだなお前が。」

と、景宗。

はい、約束通りに・・・と、グム。

あれ?約束したんだっけ?忘れてしまいましたよ、そのシーン。

これで、老論派は揺らぎ、分裂し始めますと、グム。

真っ直ぐに景宗を見つめて言いました。


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『へチ(原題)』5話まで

2019-09-18 13:58:08 | 韓国ドラマのエトセトラ

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自分はもう余命が長くはないと、粛宗はグムに話した事がありました。

だから、本当の姿を見せてほしいと言ったのです。でも、グムは本当に死期が近いとは思ってもみなかったのです。

後悔しても後悔しても、もう遅すぎました。

 

ヨジたちは、ハン・ジョンソクの死があまりにも突然で、信じられませんでした。

もしかしたら、病死とか自殺とかで処理されたのかな?だとしたら、納得できる筈ありません。

司憲府に押し掛けましたが、ウィ・ビョンジュによって追い返されてしまいました。

結局、そのまま辞めさせられてしまったようです。チャンダルとアボンも共に。

パク・ムンスは、こんな司憲府など、法の番人などと言えない!と叫び、いつの日か必ず自分が司憲府の役人となってみせると決意したのです。復讐してやると。

 

グムは、ミン吏曹判書にミルプン君がヨルリョン君を殺したと訴え、すぐさま捕らえるよう要求しました。ミン吏曹判書がミルプン君を釈放したせいだと。

しかし、ミン吏曹判書はすべて分かってて、動かなかったのです。

この国を今まで犠牲を払いながら守って来た老論派が、要人の死の事実さえ必要に応じて決めるべきだからと。要するに、ミルプン君の悪行は、見逃すべきだと言うのが、老論派の意向だと言うことなんです。

ハン・ジョンソクを死に追いやったのは、グムのせいではないのかと言われると、グムは何も言い返せません。ヨジたちにも危険が及ぶと言われたら、もう追求することはできませんでした。

いっそ、王座を狙えば良かったのに・・・と、ミン吏曹判書は言いました。

「王になれば、少しは力を得られるやもしれませんから。」

なんと、統治者である筈の王ですら、老論派の下座に位置しているという意味です。

今さらながら、グムは老論派の握る権力の大きさを痛いほど知ることになったのです。

 

そして1年が経ちました。

 

景宗が20代王となって1年。

世継ぎのいない景宗は、女官からもバカにされていました。

王妃は、養子を迎えようと考え始めました。

鈍重な景宗は、常に自信なさげな表情です。でも、真面目なんでしょう。自分が人と比べて劣ることを充分認識しているからこそ、努力もしているようです。

でも、会議では多勢の老論派に声高に詰め寄られると、

「心に留めておく。」

と言うしか出来なくなってしまうのです。それでは論議が深まるばかりか、一向に進展しません。質問なり、意見なりを述べてくださいと言われても、結局、

「それも心に留めておく。」

としか言いませんでした。

これでは、臣下にバカにされても仕方がありません。

景宗を推す少論派は、じれったくて情けなくて仕方がない状況でした。

 

ある日の会議で、老論派は右議政のチョ・テグの罷免を要求しました。

チョ・テグは少論派です。

景宗は、おろおろしながら、結局、その意見を受け入れてしまいましたよ。

それによって、要職はすべて老論派によって占められる事態となったのです。

 

グムは大人しい生活を送っていました。

宗親府という王族を統括する官庁で仕事もしています。

 

ヨジはあちこちで頼まれ仕事をして生活費を稼いでいました。

力しか誇るところが無いヨジ。料理もできません。

失敗することも多いのですが、その日も主人はヨジを叱る事なく、却って多くの給金をくれたりしました。もしかしたら、グムが?

パク・ムンスは科挙に合格しようと一生懸命勉強していますが、効果のほどは怪しい感じです。

 

ハン・ジョンソクの命日が来ました。

久しぶりに、ジョンソクの家に仲間が集まりました。ヨジ、パク・ムンス、チャンダル、アボン。

ジョンソクの妻も、夫を追うように亡くなってしまい、今は一人息子のジュンジェしかいません。

彼らは皆、やりきれない思いに苛まれていました。

怒りをどこにぶつければ良いのか分からないのです。正しい者を陥れた悪人たちは、今ものうのうと生きているのですから。

その憎むべき輩の中に、グムも含まれていました。

 

グムはウィ・ビョンジュを呼び出していました。昇進祝いだと言って。

親しげにお酒を酌み交わしながら、グムはさりげなく話しました。

せんだって、典獄署から囚人が脱走するという事件が起こっていました。それは、右議政チョ・テグを罷免させるために老論派が仕組んだ事件ではないのかと。

ウィ・ビョンジュは真相を突かれ驚き狼狽しました。

脱獄した中に、ウィ・ビョンジュが捕まえた人物がいました。その者がそのまま姿を消してしまったのです。もし捕まえられたら、ビョンジュは窮地に陥ってしまいます。

その男を私が捕まえてやろう・・・と、グムが言いました。

でも、ビョンジュはその言葉をすぐに信じる気にはなれませんでした。

だから、聞きました。ハン・ジョンソクと親しかったのに、なぜ裏切るような事をしたのかと。

「世間知らずだったからな。権力者に逆らうとどうなるかを悟ったんだ。そなたも南人派から老論派に乗り換えたのだから、分かるだろう。」

その言葉を聞いて、ビョンジュはグムも自分と同じ穴のムジナだと安心したようです。

 

でもね、グムは1年前の事を一切忘れていませんでした。

ハン・ジョンソクのこと、ヨルリョン君のことを。後悔と反省と自己嫌悪の中で生きてきたのです。

それを知っているのは、チョホンだけでした。

 

科挙の日になりました。

試験会場では、席取りも争いとなっていました。

勇んで駆け出したパク・ムンスですが、突き飛ばされて散々な状態となり、完全に出遅れてしまったのです。

その時、一人の受験生が、席を融通してくれようとしました。

でも、パク・ムンスはそれを受けませんでした。法に反する行為だからと。

誰も守らなくても法は法だ・・・と言って。

 

グムは情報屋のタルムンから様々な情報を得ています。典獄署の脱獄の一件も、タルムンからの情報でした。

親しくはなったけれど、全幅の信頼を置いているわけではありません。タルムンはミン吏曹判書の仕事もしているからです。

でも、心情的には、タルムンはグムの味方のようです。

今回も、曖昧な言い方ではありますが、情報をくれました。

時局がじきに緊迫します、どうなさるつもりか知りませんが、準備を急いでは?・・・とね。

 

王宮の門前に、一人の男が座り、チャン・ヒビンの名誉を回復するよう訴え始めました。

チャン・ヒビンは、景宗の亡き実母です。様々な悪事を行ったことがばれて廃妃となり、結局、粛宗によって毒薬を飲まされるという刑に処されました。

政争に巻き込まれた結果でもあるようです。そして、死に至らしめたのは、老論派だということになっていました。

今さら、チャン・ヒビンの事を持ち出したのは、少論派の差し金じゃ?と老論派は思いました。

また新たな火だねとなりそうです。

 

老論派は、上訴した者を極刑に処すべきだと景宗に訴えました。

この時、景宗はいつものように“心に留めておく”とは言いませんでした。

もしかしたら、景宗は老論派に楯突く気では?という懸念が老論派の中に生まれました。

「世継ぎを決める時が来ました。我々老論派が世継ぎを決めなければいけません。」

ミン吏曹判書が言いました。

 

景宗は彼なりに策を考えていました。この時点で現実を直視していたのは、もしかしたら景宗だけだったのかもしれません。

自分にも自分を擁する少論派にも力は無い。だとしたら、敵の力を利用するか、助力者を得るしかないと。

助力者を探せ・・・と、景宗は側近のイ・グァンジャに命じました。

 

清の使臣団が来ました。グムに迎えるよう指名が下りました。

なんと、ミルプン君です!

清で有力者と結び付き、今回使臣団の案内役としてやって来たのです。

全く悪びれた様子もなく、しゃあしゃあとグムの前に現れましたよ。

グムは怒りを押さえるのがやっとです。

王になるために戻って来たとミルプン君。

既に、景宗の妃の側に愛人のユニョンを送り込んでいました。

老論派も拒めない手札を持っていると豪語しています。

ミン吏曹判書も、流石に驚きました。ユニョンが既に王妃の側にいることを知りましたし。

 

堂々と景宗の前に現れたミルプン君。

その態度を見て、ミン吏曹判書は事が逼迫していると悟ったのです。ユニョンに王妃を懐柔させておき、清の後押しで景宗の養子となろうとしていると。

その時、グムがミン吏曹判書の前に現れました。

「王子が一人必要でしょう。」


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『ライフ(原題)』6話まで

2019-09-18 02:05:04 | チョ・スンウ関連

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「医療院には行かせません。」

突然スンヒョが言いました。

皆、唖然としました。思いもよらない言葉ですからね。

その場にいた者たちは、チュ胸部外科長の発言を聞いて、気が変わったと思ったようです。

それまで居ても居なくても同じような存在だったチュ胸部外科長が、一気に存在感を増しました。

ノウルは、病気の子供たちを間近に見たせいかもしれないとふと思いました。

 

警察ががんセンターにやって来ました。投薬ミスによって亡くなった患者の遺族が訴えたようです。

ミスした研修医とイがんセンター長が事情聴取を受けました。

病院から直接連行される二人の姿を見た医師たちは、スンヒョに対抗するために、一日も早く新院長を決めなくてはと口々に言いました。

 

次期院長に一番近いのは副院長。

と言うか、他に立候補者もいないでしょう。

自分自身もそう思っているのですが、流石に表立って欲を見せるわけにはいきません。

 

ジヌは、派遣が撤回されたことをセグル21の記者ソヒョンに知らせました。

結果、ストは中止となったわけですから、先だってのインタビュー記事は誤報となってしまうからです。

親切ですね・・・と、ソヒョンは言いました。こんな風に連絡してくれることなど初めてだったのです。

しかし、実はそこにジヌの仄かな想いがあるのも、連絡した理由でしょうね。

 

院長選挙の日程が発表されました。

スンヒョとすると、副院長がなってくれるのが一番やり易いのでしょう。

そう率直に副院長本人に言いました。

副院長は、ちょっと驚いたようですが、悪い気はしません。社長が押すのだから、もう次期院長は自分に決まったようなものだと思っても当然です。

気が合うからとスンヒョは言いましたが、本心なのかな?

あの笑顔で副院長を取り込んで、自分が動きやすくしようとしたんじゃないかしら?

 

まず、子会社を作ると言いました。

病院だけに供給する薬品会社です。

そうなると、病院の医師たちは子会社の薬しか処方しなくなります。処方箋を扱う薬局も、その子会社から薬を仕入れるしかなくなります。

ただ、営利目的の法人は作れない規則となっています。

利益を寄付として財団に回せば良いのでは?・・・と、副院長。

スンヒョはほくそ笑みました。きっと彼もそう考えていたのでしょう。

でもね、副院長もタヌキです。スンヒョと握手しながら裏では追い出そうと画策していますからね。

 

もう一つ、スンヒョは指示しました。

投薬ミスを無くすための策を各科に提案させたのです。

ところが、どれも幼稚な策ばかり。発表する科長たちだって、分かっていました。

これぞと言う策を思い付かなかったのですから。

呆れ返ったスンヒョ。自分の策を示しました。

すべての薬品と手術設備、そして患者自身をバーコードで管理するシステムを提案したのです。投薬ミスを防ぎ、在庫管理にも役立ちます。

医師たちは、スンヒョが伊達に社長の座に座っていないと感じたようです。

 

 ノウルはジヌに聞きました。スンヒョはどういう人物なのかと。

「人の命を数字としか見ていない。」

と、ジヌ。

私たちも診療報酬を気にしているわ・・・と、ノウル。

「私は、社長のような人も必要だと思うんです。私たちが閉鎖的な集団だということはよく知ってる筈。社長はそこに石を投げてくれる人です。してやられないように気を張るのは面倒で忙しいから石なんて投げてくるなと言うことなんですよね。それでは何も変わりません。このままでいいんでしょうか。」

ノウルの言葉はジヌの心に刺さったようです。

そういう見方をしていなかったことに気づいたのでしょう。

ノウルが病棟を見せてあげたと言うと、ジヌは驚きました。ノウルがスンヒョに興味を持っていると感じたのでしょう。

 

ノウルは物怖じせずにスンヒョに相対します。ノウルに対してだけは、スンヒョの方がいいように扱われているように見えます。

そしてそれが決して嫌ではない感じがします。

 

ある日、各科に製薬会社の営業がやって来て、健康食品の営業をしました。

当然、医師たちは反発します。

社長の許可はとってあると聞いたオ神経外科長は激怒してスンヒョの元に。

大声で抗議するオ神経外科長の言葉を、スンヒョがそれ以上の大声で遮りました。

「ファジョングループが引き継ぐ話が出たときに反対すべきでしょう。今さら何を?あなたを含めたここの全員がファジョンの職員なんです。職員の仕事とは何ですか。会社に利益をもたらし給与を得る。自戒心など関係ない!営業を恥ずかしい仕事だと?営業職をバカにしているんですね。彼らも必死に働いて家族を養ってる。医師だからと偉そうにするのか!よく聞いてください。お金が欲しくないなら辞めても構わない。」

ぐうの音も出ないオ神経外科長でした。

確かに、スンヒョの言葉は真実を突いていると思います。ちょっとすっきりしたのは私だけでしょうか?

 

ノウルはますますスンヒョという人間が分からなくなりました。

健康食品等の営業を許可する一方で、動物保護センターでのボランティアを思い付くのですから。


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『ライフ(原題)』5話まで

2019-09-17 02:30:29 | チョ・スンウ関連

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副院長は、マスコミに向けて、ストの理由等をアピール。医療人として財団のやり方に抗議すると。

でもね、既にスンヒョは手を打っていました。前日にこの騒動についての説明をしていたのです。財団側の主張として。

そして、その中で、投薬ミスによる死亡事故を発見したということも発表したのです。ただちに、遺族に対して結果を報告するとも。

その上で、医療陣とも誠心誠意話し合うことでストを未然に防ぐつもりだとね。

だから、スンヒョは冷静な目で副院長のスト発表を見つめていたのです。

 

投薬ミスによる死亡事故というのは、やはり大きな注目となりました。

こうなると、ストの正当性などどこへやら・・・ですよ。

 

ノウルは、スンヒョの主張は正しいと思っていました。

医療がソウルに一極集中することは、間違っていると考えていました。だから、医療過疎の地域にいくつかの科を分けるのも尤もだと。

だから、ストのアンケートでは、スト反対に投票したようです。

それに、周囲の人が口を揃えてスンヒョはあくどいと言うのにも、賛同できないでいました。

 

医師たちは、スンヒョを追い出すことを最優先に考えています。

医療についてド素人の財団が派遣した社長など・・・と言うところでしょうか。

医師の本分とか、医療とはなんぞやということを全く考えずに利益追求だけを念頭に置いての経営方針を押し付けてきていると考えているのです。

 

そんなとき、セグル21と言うネット新聞社から副院長にインタビューが申し込まれました。

通常は、拒むことがあまり無い副院長ですが、今はやはり難しいタイミングですわな。

それに、セグル21と言うのが、反骨精神に満ちた結構果敢な記事を書くと分かっていたようです。

でも、無下に断る事ができないので、あちこちに回した挙げ句、ジヌにお鉢が回って来てしまいました。

 

 スンヒョは、社長として病院の赤字を減らし、経営を軌道に乗せる責任がありました。

そのための方法を、あれこれ考えるのですが、おそらくそれは医療人ではない企業家としての考え方なんでしょうね。

医療の世界ではこれまで慣習とされてきたことが、如何に不効率で不経済かと考えるのところなどが医師たちに受け入れられない点でしょう。

韓国では病院の中に斎場があるようですね。

それは保険適用外だとか。

スンヒョは、斎場と検診センターを拡張すべきだと考えました。

要するに、病院の言い値になる部門を重視しようということです。

 

ジヌとソヌの母親は、再婚しているようです。

昔から、体の不自由なソヌにつきっきりで世話を焼いて来ました。

もう大人になった今でも、小さい子にするように世話を焼こうとしています。

ソヌは、それを煩わしいと感じてるように見えます。でも、一切そんなことを母に感じさせるような事はしません。

ある夜、ソヌの勤務が終わるのを待っていた母は、一緒に食事に行きました。本当は、ジヌにも来てほしかったんだと思います。病院のストが公になっているのも気になっていましたから。

でも、ジヌは約束があるからと断りました。いつもそうなのかな?

ソヌはそれを口実だと思ったようです。

ところで、ソヌの足の怪我は、父親の運転する車の事故によるものだったのかしら?その事故で、父親は亡くなってしまったのでしょうか。

 

ジヌは本当に約束があったのです。セグル21の記者と会うことになっていました。

ところが、病院を出ようとしたとき、急患が搬送されて来たのです。

ジヌは、すぐさま対応しました。

 

約束の時間に1時間以上遅れて行ったジヌ。

記者のソヒョンは、ジヌの積めや首筋、そして履いている靴にも血がついているのに気がつきました。その理由をソヒョンは知っていました。

実は、あまりにも待たされたので、救急にジヌを訪ねて行っていたのです。そこで、急患に対応するジヌの姿を見ていたのです。

好感を持ったようです。男性としてと言うより仕事に真剣に取り組む一人の医師として。

ジヌは、ソヒョンの美しさと気配りに一瞬で惹かれたように見えましたが。

ジヌはノウルのことをどう思っているのでしょう。後輩として見ているのでしょうか。周囲はジヌがノウルに好意を持っていると噂しているようですが。

 

ソヒョンは率直に疑問をぶつけてきました。

ジヌは病院が利益追求に走ってはいけないと主張。投薬ミスを指摘されたとき、それは事実だと認めました。

すると、財団だけを非難することはできないとソヒョン。

ジヌは口を閉ざしてしまいました。不利になることは言えませんからね。

ソヒョンは記者としてそのような態度を取る取材相手の心情をよく理解しているようです。

「相手を苦しめるのが良い取材だとは思いません。答えないのも答えなので。厄介な質問もしますが、ご理解を。」

 

医療事故には等級があります・・・と、ジヌは説明しました。

それはどれだけ致命打になったか、誰が犯したミスかによって様々に区分されているのです。

 

それだけ多いってことか?・・・と、スンヒョも医療事故についてソヌ・チャンに聞いていました。

どの程度なら発表するんだ?・・・と、スンヒョ。

ソヌ・チャンは答えません。

発表するメリットが無いだろ・・・と、しばらくの間の後言いました。

 

その時、突然ノウルがスンヒョの社長室にやって来ました。

マズイです。ソヌ・チャンがスンヒョのスパイだとばれちゃったら。

ソヌ・チャンを部屋に残し、スンヒョ一人が部屋の外に出ました。

 

ノウルは、スンヒョを小児科病棟に案内しました。

現場を見れば、役に立つのでは?・・・と。

様々な病気、様々な事情で入院している子供たちを見ました。

新生児治療室では、小さな小さな赤ちゃんを見ました。そっと触れたノウルの指先を小さな手で握りしめようと動くのを見ました。

皆一生懸命に生きようとしていました。

なにかを感じたようなスンヒョの表情だったのですが、直後に足早に出ていくのを見ると、気分を害したようにも見えます。

自分でもよくわからない感情に襲われたのかもしれません。

苛立つような切ないような。

でも、一つ言えるのは、初めてスンヒョの自然な笑顔が見えたということ。隣に停まった車の座席で口を開けて眠り込んでる子供を見て、くすっと笑うその顔が、柔らかかったです。

 

病院では、胸部外科が行った手術中に亡くなったケースについての検討会が開かれました。異例のことでした。

どういう流れで死に至ったかの説明が始まりました。

医師だけの会かと思っていたら、そこにスンヒョが。

専門的な内容だから、分かるわけ無いのに・・・と、誰もが思いました。

ところが、スンヒョはきちんと理解していて、質問を挟んだのです。

処置方法を選択したのは、誰の意思かと。

担当の胸部外科ヤン医師は、躊躇しながらも答えました、自分だと。

静けさが会場に満ちました。

 

それを破るように、チュ胸部外科長が立ち上がりました。

自分はこの病院に来る前に一つの病院が赤字が理由で破壊されるのを見てきたと言いました。

悪評も凄く、公共医療院の問題点を指摘し閉鎖に同調する人々がどれ程多かったか。しかし、そんな医療院しか行けない老人や子供がいるのだと。

問題点が多いのは承知していた。しかし、それを直せば立て直すこともできた筈。

「社長。胸部外科は人手不足です。若い医師たちは楽で金になる科に集まる。しかし全員がそうではない。胸部外科の医師になる者が少ない。病院が胸部外科に投資しないからです。赤字の手術が多いので。それでも私たちは今日も手術します。万分の一確率の事故を起こしたと非難されても。」

ずっと、チュ胸部外科長は科員から訴えられていたのです、人手不足がどれほど深刻かということを。やっと、社長に対して訴えてくれたと科員はほっとしたのではないでしょうか。

チュ胸部外科長は、他大学出身と言うことで他の医師と距離をおかれていたし、彼自身も遠慮がちなところがありましたからね。


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自然の力

2019-09-13 23:31:18 | その他

自然の力は凄い。

頭では分かっていても、実感としては多分本当に分かってはいなかったんだと思います。

今回の台風で房総半島南部地域がこれほどまでに惨憺たる有り様になるまでは。

私が先週千葉を後にし、四国に戻った直後、ここを台風が通過。

それと同時に、暴風による家屋等の甚大な被害、そして停電等の置き土産。

 

新鮮組メンバーからのメールで停電を知った時、最初はすぐに復旧するものとたかをくくっていました。

それが、いつまで経っても復旧の連絡が入りません。

と同時に猛暑の復活。

どーやって過ごしているんだろうと、皆の体調が心配になりました。

 

そんな中、我が家の様子を見に行ってくれた組長エリザベスから慌てた声の電話が入りました。

「倉庫の屋根が飛んでる!」

近くには見当たらないと言うじゃありませんか。

 

すぐにでも千葉に行こうとしたのですが、JRが不通。

停電によってバスの運行も中止されていると聞いたら、もう打つ手無し。

結局、JRがどーにか運行を開始し、停電が復旧したと報告を受けるまで四国で待機、本日、ようやく千葉に戻って来たというわけです。

 

トップの写真が我が家の倉庫。

あわれな姿になっていましたよ。

もう、いい加減古くなってきた我が家の内部がどーなっているかも不安でした。

でも、幸い、家屋本体には大きな異常は今のところ見つかっていません、ざざーっと見たところでは。

 

明日から片付け開始です。

諸事情で一緒に来なかったアルフィーの代わり、息子が手伝ってくれる予定です。

草刈りなら、私一人でも大丈夫だけど、流石にこれは・・・ねぇ。

ほっとしたのもつかの間、片付け作業の事を考えると、一気にテンションがた落ちです。


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