まったり まぎぃ

愉快な仲間たちの事、日常生活で思う事、好きな事あれこれ。

『麗<レイ>~花萌ゆる8人の皇子たち~』視聴開始

2016-11-24 19:15:47 | 韓国ドラマのエトセトラ

                               

麗~花萌ゆる8人の皇子たち~(月の恋人 - 歩歩驚心:麗) OST (SBS TVドラマ)
クリエーター情報なし
CJ E&M

レビュー一覧は、こちらから。

さあさあ、視聴開始ですよ。

ずーっとネット視聴していたのですが、シャロンが特急仕上げでダビングしてくれました

 

IUさん演じるコ・ハジンはメイクアップ等の技術は大したモノで、それを生かした仕事にもついているんですが、私生活では全く良い事はありません。

ずっと付き合っていた恋人にも裏切られます。なんと浮気の相手は、親友。

公園で、焼酎を飲みながら一人愚痴っていると、傍に浮浪者のアジョッシが。じっとハジンの持ってる焼酎を見てます。

仕方なくそれをあげたハジン。

ふと池の方を見ると、男の子が何やら池に足を伸ばしてます。

危ない・・・と思った瞬間、男の子は転落してしまいました。

なのに、誰も気付きません。

ハジンは、反射的に池に飛び込もうとしたんですが、いやいや・・・自分じゃ無くても他の誰かが行くだろうし・・・と躊躇するんですね。でも、誰も行かない。

もうスルーは出来ないってんで、飛び込みました。

その時になって、男の子の親が気付き、ボートで助けに来てくれ、男の子は助かったのですが、ボートに上がろうとしたハジンは、何故か水の中に引き込まれてしまうんです。

死んでしまう・・・ともがきにもがいたけど、意識を失ったようです。

 

で、ぶっはーっと水面から顔を出したら、そこは高麗。

おまけに、皇子たちが入ってる温浴場の湯船の中。

もーねぇ、大騒動ですよ。

 

ハジンは、現在26歳。でも、高麗で彼女の魂は16歳のへ・スという女の子に入り込んでしまったのです。

だから、意識はハジンのまま。

「ああ、私の幽霊さま」でスネがボンソンに憑依した状態と同じかな?ま、スネは幽霊ですが、この場合、ハジンは死んだのかどーか、定かじゃありませんが・・・。

 

本来のへ・スも、溺れてしまったようです。

そこに、ハジンの魂が入ってしまった・・・。

ハジンはこれをプラスに考えようと思うのですが、やはり不安でたまりません。なにせ、高麗のことなんて殆ど知りませんからね。

どういう国だったのかと言う事は勿論ですが、そこに暮らす人たちのことなんて、ドラマでしか見た事がありませんよね。授業で習っていても、覚えていませんし。

部屋から出るのが怖く、また、人に会うのも怖くなったへ・ス(ここでは一応へ・スと表記します)は、部屋に閉じこもってしまいました。

周囲の人たちも心配しますが、へ・スは出て来ません。

 

そこに第8皇子ワン・ウク=カン・ハヌルssiが帰って来ました。

で、扉を蹴破って入り、へ・スに手を差し伸べたのです。

「私が連れて来たのだから、最後まで責任をとる。」

こわごわ手を差し出したへ・ス。その手をしっかりとウクが握ってくれました。

 

ハジンの良いところは、とにかく生き抜こうと考える事。

どんな事をしても、生きていれば何とかなると考えられるところです。

生き抜こうと思いました。へ・スとして。

 

こうなると、順応が早いんですね。

記憶喪失と思われている事を利用して、あれこれ聞きました。侍女のチェリンは、優しく丁寧に何でも教えてくれました。歳も1歳しか違わないと言うので、友達同士のような関係です。

へ・スは、またいとこであるへ氏の看病と話し相手として、ここウクの屋敷に住んでいるのです。へ氏はウクの妻です。

 

ウクは第8皇子。

温厚で学識も高く、世間では第1皇子より次期王にふさわしいと噂する者もいるとか。

そして妻であるへ氏にもとてもとても優しくて、病弱な妻の世話を献身的にしています。

その様子は、へ・スにもすぐに分かりました。

ウクだけは信じられる人だと、感じていました。

 

反対に初対面から敵対してしまったのは、ウクの妹ヨンファ。

当然皇女ですから、上から目線の最たるもので、怖いのは父王だけ。

ハジンの性格になってしまったへ・スが対等に物言いするのが許せません。

チェリンが必死に取りつくろいますが、一旦口から出た言葉は取り消せません。ヨンファ、一瞬で敵になってしまいました。

 

一触即発・・・となった時、ウクが仲裁に入りました。

ウクは、へ・スに注意しました。怪我をしてから礼儀まで忘れてしまったのか・・・と。

やはりこの時代、人の階級がモノを言います。

へ・スの立場で、ヨンファに対して、対等に話すなんて、物凄く失礼だし、罰を与えられても文句は言えない時代でした。

ウクは、へ・スについては自分が責任をとる・・・と言いました。

「なぜですか?」

と、へ・ス。怪我をしたのは私の責任なんだから、何故ウクが責任を取らなくちゃいけないのか、現代娘とすると、理解できないわけです。

そんな質問を返された事のないウクは、一瞬戸惑いました。

話せば話すほど、ウクはへ・スが別人のようになったと感じました。

知らない単語・・・その時代では無かった言葉を使うへ・スを、不思議に思うのです。

 

当時、高麗は初代王ワン・ゴンの治世。

ワン・ゴンは勢力を拡大し、国を安定させるために各地の豪族と婚姻関係を結んでいました。確か、29人ほど妃が居た筈。

で、当然子供の数も多くて、将来の後継者争いが目に見えますわな。

この作品に出てくるのは、その中で8人の皇子たち。

 

今回、養子にだされていた第4皇子ワン・ソ=イ・ジュンギssiが、宮廷にやってきました。

追儺という大晦日に行われる儀式に参加するためです。

ソは、“オオカミ犬”とも噂され、とにかく乱暴者で残忍。人を殺す事も平気だ・・・と言われていました。

だから、兄弟である皇子たちも、彼には気安く話しかけられない状態でした。

何より、ソは顔に傷があり、それを隠すために仮面を常につけているので、その風貌はさらに異様を放っていました。

 

その傷、実母の皇后ユ氏が付けたものでした。

昔、ユ氏の息子が亡くなって間も無いと言うのに、ワン・ゴンが婚姻をするということになりました。

息子の事を何とも思わないのかと噛みついたユ氏。

幼いソを抱きあげ、刀を手に、ワン・ゴンを脅したのです。息子か婚姻か・・・と。

でも、ワン・ゴンは背を向けました。

その時、ユ氏がソに斬りつけようとしたのです。それを止めようとしたワン・ゴンともみ合いになり、結局、ソの顔を斬り裂いてしまったのです。

自分がしでかした事によって、見難い傷かついた息子を、あっさりとユ氏は養子に出してしまいました。

 

大きな勢力を持っている地方の豪族に養子に出されたソは、そこで養子とは名ばかりで、人質と言えるような過酷な環境で育ったようです。

養母は実子を無くした影響で精神的に不安定で、ある時は猫可愛がりをするけど、又ある時は、彼を閉じ込めて食事もろくにさせなかったとか。

ソは、実母ユ氏への想いが募っていました。

だから、今回、都に戻ったら、もう養子先には戻らないつもりだったようです。

乗って来た馬を、宮殿に入るなり殺してしまったのも、その覚悟を示したのでしょう。

 

ワン・ゴンの側近にジムンという男がいます。

現代で、ハジンに焼酎をねだった浮浪者と瓜二つです。

天文学なんぞに通じていて、飛行機みたいなものを試作したりしてます。怪しいよね、この時代にそんなのある筈ないから。

このジムンも、もしかしたらハジンのようにタイムスリップして来た人とも考えられます。ワン・ゴンに三韓統一を吹きこんだのも、ジムンだということになってます、ここでは。

 

ジムンが、ソに声をかけました。元々親しそうですね、この二人。

正胤ワン・ムの朝食に毒が仕込まれ、用意した侍女が自殺する言う事件が起っていました。

正胤と言うのは、多分後継者・・・朝鮮時代で言う世子と同じ意味かな?

このような事件には、皇族が関わっている・・・とジムンが言いました。犯人を探してみては?・・・とソに言うのです。

この事件は、ワン・ゴンを激怒させてましてね。

これをチャンスとして、ソが養子を取り消して宮廷に復帰できるかもしれないと言うわけです。

でも、ソは、期待してはいませんでした。

 

そのまま行こうとしたんですが、正胤ワン・ムが現れました。

今度行われる追儺の儀式でムを狙う計画があると言うのです。つまり、そこで身代りになってほしいと言うわけです。

犯人まで捕まえたら、お前の願いは何でも叶える・・・とムは言いました。

「松岳(都)で暮らします。」

ソは言いました。養子先には戻らないと言う事ですね。

 

追儺の準備をしている時、へ・スはジムンを見かけました。

あの浮浪者だ・・・とすぐに分かりました。

で、後を追ったのですが。

見失ってしまって、道の真ん中で呆然と立ち尽くしてしまいました。

その時、ソが馬に乗って駆けて来ました。

街の人たちも、慌てて道を開けました。ソはお構いなしに人々の中を突き進んで来ます。

へ・スが気がついた時、既に馬が迫ってて。

他の人を避けた瞬間、川に落ちそうになっちゃった

それを、ソが馬上から手を伸ばして救いあげたーっ

 

ま~なーんて軽々と

IUさんだから、軽く見えるのよ、これが

 

ソとへ・スの出会いでした。

 

イ・ジュンギssiがとにかくカッコ良いです

かなりスリムになってて、ほっそりとした顎のラインとあの仮面とでねぇ

馬で駆けるシーンは最高です

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「TSUTAYAアジアMAGAZINE 12月号」

2016-11-24 14:55:26 | 番組放送予定、DVD等発売レンタル予定

あっという間に2016年も終盤。

このフリーペーパーも、12月号。

なんだか、歳をとると時間が過ぎるのに加速度がつきます。

 

今月のイチオシ!

俳優“今コレ”!ソンジュン特集  「カフェ・アントワーヌの秘密」・・・12/2レンタル開始

「いとしのクム・サウォル」・・・12/2レンタル開始

俳優“今コレ”!パク・へジン特集  「恋はチーズ・イン・ザ・トラップ」・・・12/2レンタル開始

イベントレポート

・「KNTV 20th&DATV 7th Anniversary Live 2016」

 

その他のレンタル情報は・・・。

「明日もスンリ!」・・・12/2レンタル開始

「偉大なる糟糠の妻」・・・12/2レンタル開始

「恍惚な隣人」・・・12/2レンタル開始

「軍師リュ・ソンリョン」・・・12/2レンタル開始

「初めてだから」・・・12/2レンタル開始

「ファンタスティック・クラブ」・・・12/2レンタル開始

「オフィス」・・・12/7レンタル開始

「国選弁護人ユン・ジンウォン」・・・12/2レンタル開始

「荊棘(ばら)の秘密」・・・12/2レンタル開始

「ネコのお葬式」・・・11/23レンタル開始

「ラブ・コントロール~恋すると死んでしまう彼女ボンスン~」・・・11/23レンタル開始

「花、香る歌」・・・11/16レンタル開始

「オー・マイ・ビーナス<スペシャル版>」・・・1/5レンタル開始  ブログでの記事は、こちらから。

「客主」・・・1/6レンタル開始

「太陽の末裔」・・・2/2レンタル開始  ブログでの記事は、こちらから。 いよいよですよ

 

また、2016年のこれまでのレンタルランキングが発表されています。

1位・・・「ピノキオ」  ブログでの記事は、こちらから。

2位・・・「匂いを見る少女」  ブログでの記事は、こちらから。

3位・・・「ヒーラー」  ブログでの記事は、こちらから。

4位・・・「華政<ファジョン>」  ブログでの記事は、こちらから。

5位・・・「輝くか、狂うか」

6位・・・「ジキルとハイドに恋した私」  ブログでの記事は、こちらから。

7位・・・「美女の誕生」

8位・・・「仮面」  ブログでの記事は、こちらから。

9位・・・「キルミー・ヒールミー」  ブログでの記事は、こちらから。

10位・・・「恋はドロップキック!」  ブログでの記事は、こちらから。

 

10作品中、8作品を視聴した私は、嗜好は平均的だと言えますよね。

私まぎぃが個人的にハマったのは、「ピノキオ」、「ヒーラー」、「キルミー・ヒールミー」でしょうかね。

次のランキングには、「太陽の末裔」あたりが入って来るんでしょうね、きっと。

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「麗<レイ>~花萌ゆる8人の皇子たち~」あらすじ

2016-11-24 11:00:41 |   ★「ら」行

                                 

麗~花萌ゆる8人の皇子たち~(月の恋人 - 歩歩驚心:麗) OST (SBS TVドラマ)
クリエーター情報なし
CJ E&M

イ・ジュンギssi、IUさん、カン・ハヌルssi、ホン・ジョンヒョンssi等々、“花美男”なメンバーが集合した作品。

高麗を舞台に、美しい登場人物たちが描くラブストーリーかと思いきや、それだけじゃない重さも感じます。

ネット視聴で分からなかった細かい事実を、これからチェックして行こうと思います。

シャロンからレンタルしました。

 

     1話まで  2話まで  3話まで  4話まで  5話まで  6話まで  7話まで  8話まで  9話まで  10話まで

     11話まで  12話まで  13話まで  14話まで  15話まで  16話まで  17話まで  18話まで  19話まで  20話(最終話)まで

 

コラム的な記事として

     「麗<麗>~花萌ゆる8人の皇子たち~」考

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『W-二つの世界』4話まで

2016-11-24 10:57:06 | 韓国ドラマのエトセトラ
W (ダブル) - 二つの世界 OST (2CD) (MBC TVドラマ) (韓国盤)
クリエーター情報なし
Loen Entertainment

レビュー一覧は、こちらから。

 

チョルはアメリカ出張に発つ前に、ソン・ヒョンソクを訪ねていました。

ヒョンソクはチョルの亡き父親の親友で、今は会社の本部長をしています。チョルの良き相談相手です。父親代わりなのかもしれません。

ヒョンソクは、チョル襲撃事件の捜査が全く進展しないのを申し訳なく思っていました。

手掛かりのトラックも、姿を消してしまったと言います。

そんな時、秘書のソヒから、チョルがヨンジュをかくまったという知らせを受けたようで、チョルの考えが分からなくなってるのです。

 

チョルは、ヒョンソクには正直に事情を説明しました。

「最近起った事、全てに脈絡が無いから、五里霧中になってしまってるんだ。」

襲われた事、ヨンジュに助けられた事等々全てだとチョルは言いました。

そして何より、チョル自身の言動にも脈絡が無い・・・と言うのです。

最初に屋上で襲われた時、危険が充分予知できたのに、警護を連れて行かなかった事もそうです。第一、不審人物の言葉を何故信じたのかも、記憶が無い・・・と言いました。

TV局を買い取り、様々な事件を解決してきたにもかかわらず、一番重要な事件、家族殺害事件に関しては、10年間捜査しても、手掛かり一つ見つからない。

「だから最近思うんだ。」

と、チョルは言いました。

「犯人は異次元に存在しているから一生かけても見つからない・・・と。」

その異次元の存在は、自分たちと同じ姿恰好しているに違いない、オ・ヨンジュのように・・・と。

ヨンジュが、誰にも話した事のない自分の心の内まで知っている・・・と話しました。銃で心臓を撃たれても死ななかった・・・と。

だから、ヨンジュは自分の人生の鍵で、秘密の扉を開けてくれる唯一の存在だと。

勿論、この話、ヒョンソクには理解できないし、チョルが本当にそう思っているのかどうかも分からなかったでしょうね。

 

ヨンジュが一緒に住む理由を、部下たちには婚約者だからだとチョルは説明していました。

ヨンジュは、嬉しいけど戸惑いも大きくてね。

チョルからの電話にどぎまぎしてしまうのも事実で。漫画の主人公なのにという気持ちもあって、混乱する一方です。

チョルもまた、自分とは違う世界の住人だと思われるヨンジュに、心を動かされているの事実でした。そんな心を充分意識もしていました。

 

このような状況が理解できないし、我慢できないソヒ。

チョルの意向に逆らう決心をしました。それがチョルにとって最善の策だと思ったのです。

わざとヨンジュを人の目につくようにしたのです。

ワインでも?・・・とヨンジュをホテルのバーに誘いました。

で、バーの従業員にヨンジュの存在を見つけさせたってわけ。運悪くザービスに来たのが、屋上でチョルを助けた時に来た従業員だったのです。

 

指名手配されてるヨンジュに、すぐに気付きました。

ヨンジュは気付かれたと知り、逃げ出しました。が、警察と共に追われちゃって・・・。

チョルにも連絡を入れ、警護の者がヨンジュを助けに来たのですが、警察に追い付かれてしまうんです。

ヨンジュはチョルとの関係が分かる携帯を警護員に投げ、一人捕まりました。

 

連絡を受けたチョルは、出張先から急遽帰国。

ソヒに、事の次第を報告させようとしました。

これが最善の策だったと言うソヒ。

激怒したチョルはソヒに言いました。

「常識的に理解できないからという理由で、俺は人生を潰されかけた。忘れたか?サッカーを見ずに大学に居たと言う理由が言えなくて、被害者が殺人犯になった。彼女もそうなる。常識で理解できないから。お前は常識的に行動したと思っているだろうが、オ・ヨンジュの脈絡を読めてないだけだ。彼女は携帯を捨てて俺を守った。重要なのは、身元じゃなくてそんな行動の本質だ。常識の犠牲者を救いたい俺の横でお前は犠牲者を生んだ。秘書の資格は無い。解雇する。」

ひゃ~っなんて辛辣な。

流石にショックを受けたソヒ。一言も出ませんでした。

チョルは、その足で、拘置所に収監されたヨンジュを訪ねました。

 

ヨンジュは取り調べに応じてはいたものの、彼女のデータの全てがこの世界には存在していません。

正直に名前を言っても、記録には無いわけで、一切が嘘だと決めつけられてしまいました。と言うか、そうするのが普通ですけどね。

警察が悪いわけじゃありません。

身元を証明する住民番号も言わず、名前、医師と言う資格も存在しないとなると、逃亡や証拠隠滅の恐れありと判断されても仕方がありません。だから、拘置所に収監されてしまったのです。

 

チョルが面会に来ました。

「中はどう?」

と、チョルが聞きました。

「暑い。」

と一言、ヨンジュは言いました。

我慢していた涙があふれました。

チョルは、自分は助けられないと言いました。このままでは取り調べや裁判が永遠に続くだけで、この先何十年とこの状況が続くかもしれない・・・と。

だから、答えを言って・・・と。

ヨンジュは迷いました。言ったら、元の世界に帰れるだろうと思いました。でも、チョルがショックを受け不幸になる事も予想ができましたからね。

どこから来た?どうやって俺の事を見た?

矢継ぎ早に質問するチョル。

迷うヨンジュ。チョルが不幸になると、この世界に混乱が起る・・・と迷いました。

でもね、とうとう言ったのです。

漫画の世界だ・・・と。

 

ヨンジュが漫画の世界の住人?・・・とチョルは言いました。

「ここがよ。ここは漫画の中なの、私が読んでる漫画の。あなたはその漫画の主人公よ。」

チョル、驚き、信じられない表情です。

ショックを受けていました。

その瞬間、シーンの隅に“つづく”の文字が。

ヨンジュが消えました、チョルの目の前で。

 

ヨンジュは自分の世界に戻って来ました。

姿が消えたバス停に、囚人服のままで。

近くには、スボン。

スボンは、ヨンジュの携帯とバッグを拾ったという連絡を受け、バス停に来ていたのです。

ヨンジュが消えていたのは、30分くらいの間だったようです。

でも、その間に『W』が更新されていまして、その中で、ヨンジュが収監されたことも、チョルに事実を話した事も描かれていて、驚いていたところだったんです。

で、ヨンジュが漫画の中の姿のまま現れた・・・。

信じられないけど、理解できないけど、現実なんだと、スボンは思うしかありませんでした。

 

チョルの世界では大騒動になっていました。

チョルと面談中、看守の目の前でヨンジュが消えてしまったのですから。

拘置所は厳戒態勢に入りました。

人が消えるなんて考えられませんから、何らかの手段で逃亡したと判断されたのです。

 

このニュースを聞いたハン・チョルホ。

今は議員になってるようですね。

自分が担当したチョルの家族の事件で、チョルを有罪に出来なかったのを根に持っているようです。

で、今、チョルがヨンジュ逃亡に協力たと思い、これをチョルを潰すチャンスだと捉えたのです。

彼は著名なチョルを利用して、政界でのし上がろうと考えているのです。大統領になろうと考えているようですね。

 

このままではヨンジュが危険だと考えたスボン。

ソンムとの連絡が取れない今、自分が漫画を終わらせる事が最善策だと考えました。

唐突ではあるけど、今回で最終回にしようと、筆を取ったスボン。

ところが、画面が突然真っ白になって、全ての絵が消えてしまったのです。どのPCも同様になってしまいました。

ヨンジュは、それを見て、チョルに何かあったと感じました。

 

チョルはまだ呆然としていました。

でもね、気付いたのです。

ヨンジュが言ったように、ここが漫画という虚構の中だとしたら、これまで起った全ての事象の説明がつく・・・と。

事件を心配して連絡をしてきたヒョンソクが、

「お前の話が真実なら、異次元の世界に行ったということになる。」

その筈だ・・・とチョル。

「そんな事があるのか

と、うろたえるヒョンソク。

チョルは言いました。

「ヨンジュから聞いた、イカレた話を。話しにならない、とぼけた事をほざいてた。でも理解不能だった全てが、彼女の話で辻褄が合った。無かった脈絡がいっぺんに現れた。全てを説明できる脈絡が。」

「どんな脈絡だ?」

「ホント、こんなの今まで一度も想像した事が無い。この世界が全部偽物で作られた世界だ。」

チョルがそう言った瞬間、彼の周囲が止まりました。時間が止まったように。

チョルだけが意識を持ち、動ける状況なのです。

トラックがぶつかって来た瞬間と同じです。

 

信じられないチョル。

そばでいたドユンも、警官も、全てが止まっていました。

ショックで座り込んでしまったチョル。

傍に、何か光る空間が現れました。

それを見て思い出しました。屋上で刺されて倒れた時も、傍に現れた空間だと。

その時、チョルはそこに手を伸ばして何かを掴みました。

それが、ヨンジュの服だったのです。ヨンジュを引きこんだのは、チョルだったのです。

 

チョルは立ち上がり、その空間に近づきました。手を伸ばしても、何の障害も感じられません。

傍にいた警官から、銃を取り、その空間に入って行ったチョルでした。

現れたのは、どこかのビルの屋上。

まるで『ターミネーター』で最初にシュワちゃんが現れたようなポーズでした。裸じゃないけどね

さぁ、チョルがヨンジュの世界に入って来ましたよ

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『W-二つの世界』3話まで

2016-11-23 22:19:38 | 韓国ドラマのエトセトラ
韓流ラブストーリー完全ガイド夢幻の愛号 (COSMIC MOOK)
クリエーター情報なし
コスミック出版

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スボンは、ヨンジュから漫画の世界に入り込んで、カン・チョルと会ったと聞いても、やっぱり信じられなくてね。

でも、配信された漫画に登場したのと同じ服を着たヨンジュを見ると、信じざるを得ません。いくら理解できなくてもね。

カン・チョルはカッコ良かった?・・・良かった

嬉しそうにヨンジュが言っても、やっぱり理解の域を超えてるわけで・・・。

絶対にあり得ないのに、現実に起ってる・・・という混乱の中にスボンはいます。ヨンジュも体験したにもかかわらず、現実の事だと思えない部分もあって・・・。

ただ言えるのは、カン・チョルや漫画の登場人物たちは、確かに生きてるということ。

自分たちと同じように、息をして温かい身体を持ち、普通の人間としてその世界で生きてると言うことです。

だから、見殺しには出来なかったとヨンジュは言いました。

 

父ソンムが、どうしても今回で最終回にしたいと言ってたとスボンから聞いたヨンジュ。

また、カン・チョルを殺して終わりにしようとしているらしいけど、家を出てしまったソンムを止める事は出来ません。

 

ソンムは、以前、一度カン・チョルを自殺させて漫画を終了しようと思っていた時がありました。

ヨンジュが家を出て行った時だそうで。

妻とも離婚し、自分に家族は居なくなった・・・と気落ちしたのです。で、意欲を失い、『W』も終了させてしまおうと考えたのです。

漢江の橋から飛び込んで自殺させてしまうカットを書きました。

そのままお酒を飲んで眠り込んでしまったソンム。

翌朝起きてみると、なんと、カン・チョルが橋の欄干に片手で捕まって耐えているじゃありませんか。死んでいなかったのです。

信じられない思いのソンム。

自分が描いた筈なんだけど、描いた記憶が無かったんです。

 

でも、それを良い意味にとりました。啓示かもしれない・・・と。踏みとどまれと言う・・・。

ソンムは再び筆を取り、描き始めたのです。カン・チョルの復活を。

 

カン・チョルは財閥となって復活し、帰国して放送局を買い取りました。

自分の家族が何故、誰によって殺されたのか、その事件を解決し犯人を捕まえたいという一念からでした。

有能なスタッフを取りそろえ、未解決事件の捜査を扱う番組を作ったのです。

カン・チョルの復活を描いてから、漫画は爆発的に売れ始めました。

 

その頃から、不思議な出来事が起るようになっていました。

ソンムが描いた記憶の無いストーリーや絵が、勝手にアップされるようになってきたのです。

誰かが自分を監視していて、勝手に作り上げているのではないかとか、疑心暗鬼になりました。

でもある時感じたのです、カン・チョルは生きているんじゃないだろうか・・・と。

最近になって、その思いは強くなり、もはやカン・チョルは怪物として生きていると感じるようになっていました。だから、食い殺される前に、食い殺してやる・・・と思ったわけで。

あっさりとカン・チョルを殺して漫画を終えようと考えたのです。

 

ヨンジュは、又も居なくなった父ソンムの心の動きを、残された資料から読み取ろうとしました。

カン・チョルが生きている・・・とソンムが思っていたのは確かでした。

 

ヨンジュは疲れていました。

カン・チョルの世界では夏だったので、薄いワンピースをプレゼントされていたのですが、まだ現実は春。

その所為で風邪をひいてしまったんですね。

世間では、『W』を読んでる人が多くて、それは自分のプライベートを見られてるのと同じに思えますから、緊張もしますしね。

スボンと電話で話している最中に、意識を失ってしまいました。自分でも意識していなかったけど、相当疲れていたようです。

で、ヨンジュは漫画の世界に戻ってしまったのです。

 

カン・チョルからブティックでの出来事の後始末を頼まれた秘書のユン・ソヒ。

で、事の次第を聞いて、ヨンジュが消えたという試着室を覗いてみると、そこにヨンジュが倒れていたのです。

 

チョルは、ソヒから連絡を受けて、引き返しました。

警察に指名手配されているヨンジュを、このまま置いておくわけにはいかなかったのです。

ソヒは、警察に連絡しようと言いましたが、許しませんでした。

 

チョルは自分のペントハウスに連れて行きました。

ヨンジュは一度目覚めました。薬のせいで、朦朧としていました。

その所為で、チョルの事は何でも知ってると、話してしまいましたよ。

ホテルの33階にあるペントハウスに住んでる事、家族全員が家で殺され、それがトラウマになっているため、家を持たずホテルを転々としていること、枕の下に銃があること。違法だと分かっていても、それが無いと眠れないこと・・・。

流石に、チョル、驚きました。

知ってる人間がいるなんて思って無かったでしょうから。

「なぜ知ってる?」

とチョルが聞くと、

「見たから。」

と、ヨンジュ。

「どこで?」

と、チョル。見たから・・・なんて言葉が出る意味が分かりません。

「あの場面が一番悲しかった。漢江大橋・・・。私もあの時、一緒に泣いたわ。カン・チョルが本当に自殺すると思って。」

もう、チョルは言葉も出ませんでした。

おそらく、誰も知らない筈の事でしょうからね。ますますヨンジュの正体が気になります。

 

チョルは、ヨンジュを見守りながら、いつの間にか自分も寝てしまっていました。

で、部屋を出ようとしたら、目の前に居たのです。自分を刺した男が

顔は見えません。

格闘になりました。

でも相手が強いの。チョルは投げ飛ばされてしまいましたよ。

トドメを刺すでもなく、男はエレベーターに乗り込みました。

チョルが追いかけて、ドアが閉まる寸前に手をかける事が出来ました。で、ドアを開いてみると・・・。

なんと、男の姿が消えていたのです。

どこにも逃げられる場所、隠れる場所は無いエレベーターの中で・・・。

チョルは呆然としました。

一体今自分の身に起った事が現実なのか、幻なのか、分からない感じです。

 

その頃、ソンムは、またもチョルを殺し損ねたことで感情的になり、PCを壊してしまいましたよ。

そして、そのまま出て行きました。

 

チョルは、せんだってのトラックといい、ホテルの屋上と今日現れた男といい、何者かが自分を殺そうとしているとはっきり感じました。

事情はまったく理解できませんが、とにかくその何者かを自分が必ず見つけ出してやる・・・と思いました。

 

ヨンジュは目覚めて驚きました。

チョルのペントハウスにいるってことは、ファンである彼女にはすぐに分かりました。

どうにかして元の世界に戻らなきゃ・・・と思ったヨンジュは、またも荒技に出ましたよ。

チョルの心が動揺するくらいの何かをしなくちゃ・・・と思ったわけです。

以前は、kiss。今度は、自分の下着姿を見せる事・・・

でも、失敗です。単に呆れられただけ。

次にしたのは、銃を突きつける事。チョルのベッドの枕の下から取りだしてきていたのです。

流石にチョルは両手を挙げましたが・・・。結局動揺まではいかなかったようで、‘続く’の文字は出ません。

銃に弾はこめられていなかったのです。

 

チョルは聞きました。銃に弾を込めてヨンジュに突きつけながら。

どうやって試着室から消えた?・・・と。

最初に会った時、事情を話してくれると言ったのに、話さないで消えたヨンジュ。

でも、ヨンジュは話せません。

じゃぁ、次の質問・・・とチョル。

「ビンタとkissの理由は?」

それでもヨンジュは答えません。でもやっと一言言いました。

「そうすれば消えるから。」

「kissしたら消える?」

半信半疑の表情のチョル。突然、ヨンジュにkissしました。実験ですな。

でも、消えません。ヨンジュが驚いても、消える事はないのです。チョルが驚かなくては・・・。

 

「代表の感情が大事なの。主人公だから。」

動揺しまくったヨンジュは、つい口走ってしまいました。

‘主人公’の意味が分からないチョル。

 

肝心な話をしないヨンジュに、チョルが銃を又突きつけました。

「俺が動揺すれば姿を消せると言う法則を納得できる脈絡がある筈だ。それを答えて。」

でも、ヨンジュ自身、その理由を知らないのですから説明しようがありません。

「10数えるうちに・・・。」

と、カウントし始めたチョル。

知らない、分からない・・・を繰り返すヨンジュ。チョルは傍にあった花瓶を撃ちました。

本気だと言いました。

で、ヨンジュを撃ったのです。

弾は彼女の体を貫通し、後ろにあった鏡にめり込みました。でも、ヨンジュには傷一つ無かったのです。勿論死んだりしません。

でも気絶しちゃった・・・。

 

ソヒは、ヨンジュの正体が分からないことから不安でした。

だから、警察に通報しようと言いました。

でも、チョルは匿うと言うのです。ヨンジュが自分の人生の鍵だと改めて感じたのです。

 

理由も意味も何も分からないけど、ヨンジュが別の世界から来た人だとチョルは感じていたようです。

だから、銃で撃ったんだとか。死なないと思ったから・・・と言いました。

ヨンジュが答えたら、自分が動揺するのは想像がついているようです。だから、自分は答えを得られるし、ヨンジュは帰れる。

「帰りたければ、俺を驚かせろ。君の住む世界って?」

「俺の事を全て見たと言ったけど、どこで?」

ヨンジュが答えられないでいると、じゃ、一緒に住もう・・・と言いました。

 

そのままチョルは出張に。

「愛してる。」

突然、ヨンジュは行きかけたチョルに言いました。

え?・・・と振り向いたチョル。

勿論、‘つづく’は出ません。チョルも、言った理由がすぐに分かりました。

 

意味が分からないのは、傍にいるドユンだけです。目を丸くしてます。

ビンタにkissに、告白に一緒に暮らす・・・まるで恋人同士じゃないかとチョルに聞きました。

 

チョルとドユンがエレベーターに乗った時、ヨンジュが追って来ました。

「気をつけて。」

ヨンジュは、父がチョルを殺そうとしていると知っています。だから、どこで何があるかわからないですからね。

「ここでは分からないから、助けられない。向こうでなら分かるけど。」

と、ヨンジュ。この言葉も意味不明でしょうね、チョルには。

「私は、代表の人生がハッピーエンドになる事を願ってます。私、代表のファンなんです。」

「答えを聞いたら、俺が不幸になる?」

恐らく・・・とヨンジュ。だから、言えない・・・と。

「だから気をつけて。」

必死の眼差しで言うヨンジュを、チョルも真っ直ぐに見つめました。

そして、言いました、そうする・・・と。

このセリフの言い方が、声のトーンが素敵でね

ヨンジュへの不信感や単なる興味が、好意に変わって行った瞬間かもしれません。

 

そして、これだけは答えて・・・とチョルが言いました。

歳は?・・・30歳

同じ年だ、結婚は?・・・いいえ

「よかった。」

このセリフの言い方も素敵

 

ウィンクしてエレベーターに乗りました。

ドアが閉まったあと、ヨンジュは胸が高鳴るのを感じていたようです。

この時点で、女性主人公が変わりました。

ユン・ソヒからオ・ヨンジュへと。

これでまた、いっそう二つの世界が混乱しそうです。

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待っててくれた♪

2016-11-23 19:17:17 | イベント、プレゼント関連

今日、四国に戻って来ました

予定では明日・・・と思っていたのですが、天気予報が雪

これはまずいだろ・・・と一日早めました。

で、私を待っていてくれたのが、トップの写真のDVD

『ソウルドラマアワード2015授賞式』のDVDです

まだ観ていません。

明日からじっくりと楽しむことにします

衛星劇場さん、ありがとうございました

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『シグナル』12話まで

2016-11-22 17:24:28 | 韓国ドラマのエトセトラ
シグナル OST (2CD) (tvN TVドラマ) (韓国盤)
クリエーター情報なし
CJ E&M

レビュー一覧は、こちらから。

 

アン係長、まだ息がありました。

無線機で、ジェハンの声を聞いた・・・と。

一度、通信可能になった時があったので、呼びかけたけど何の応答も無かった・・・と、ジェハンが言ってたことがありました。へヨンが無線機を捨てて、それをアン係長が拾って保管していた間の話です。

アン係長が聞いていたんですね。

自分が殺した人からの無線なんて、そりゃぁ驚き恐怖にかられますよね。

だから、へヨンの事をさらに調べるようになったのでしょう。

で、確認しに行ったんだとか。やはりあそこにあった・・・石階段の下に・・・と。

「俺がイ・ジェハンを殺した。」

とうとうアン係長が自白しました。

後悔してる、もし、ジェハンが生きているのなら、仕方が無かったんだと伝えてくれ、すべての始まりはインジュだった・・・それがアン係長の最期の言葉でした。

 

通報したへヨンは、第一発見者であり、他に目撃者もいなくて証拠も見つからない今、有力な容疑者です。

へヨンがアン係長から聞いた事を全部語らなかった為、疑いは増すばかりです。

こうなると、以前、無線機の事で睨みあってたところを同僚に目撃された事も不利な証拠となってしまいました。

へヨンは、アン係長と会った理由を、インジュ市女子高生集団暴行事件の事で話があるからと呼び出されたと証言。

事件は偽装だった・・・というアン係長の言葉を話しました。

その瞬間、キム局長の顔がこわばりました。でも、それ以上の情報は得られていないと知ると、俄然気を取り直して捜査員たちに発破をかけました。仲間が無残に殺されたんだぞ何としても捕まえろ・・・と。

 

へヨンが容疑者だと言う事で、未解決事件チームは捜査から外されました。

情報は一切入って来ません。

 

こうなると、へヨンへの疑いを増すような証拠や証言がざらざら出てくるんですよね。

以前、アン係長との関係を疑った男が、へヨンがアン係長の事をしつこく聞いて行ったと言うし・・・。

チャ刑事は、勿論、無実を信じています。

へヨンが肝心な話をしていないと踏んだチャ刑事は、直接へヨンに問いただしました。

 

へヨンは、唯一信じられるのがチャ刑事だと思っているので、これまで自分が調べて来た事を打ち明けました。

まずは、ジェハンの収賄事件が仕組まれた事だということ。

アン係長と、キム・ソンボムと言う男が共謀したらしい。と言う事は、警察組織も関与していたと考えられる。

証拠は無いが、アン係長が殺されたと言う事で確信した。

そして、アン係長は収賄事件に加担せざるを得ない状況にあった。なぜなら、ジェハンを殺したから・・・。

 

チャ刑事は、思いもよらない衝撃的な事実に、動揺が隠せませんでした。

「全てはインジュから始まった。」

と、アン係長は言っていました。

ジェハンも、アン係長も口封じに殺されたんだ・・・とへヨンは言いました。

 

ジェハンは地道に捜査を続けていました。

生徒会幹部の7人に目標を定め、調べ始めたのをキム局長と管轄署の担当刑事は知りまして、焦りました。

ジェハンの能力を知ってるキム局長は、とにかく真実にたどり着かせてはいけないと手をまわしました。

幹部の生徒を、インジュから遠ざけたのです。家族旅行とかなんとか口実を作って。

でもね、ジェハンは一番後悔していると思われる生徒を確保したのです。アン係長が逃がそうとしていたその時、間に合ったのです。

怯えてなかなか口を開かない生徒に、ジェハンは根気強く話しかけました。

病院にお見舞いに行ったのは、その生徒でした。ソヌではなかったのね、勘違いでした

 

供述を始めたその生徒イ・ドンジンが、パク・ソヌという名前を出したのです。

犯行に加わったと言うのではなく、被害者の女子生徒と初めて話したのが、ソヌが連れて来た時だと言ったのです。

ソヌは、女子生徒に勉強を教えるために、部屋を貸してほしいとドンジンに頼みに来たのです。

そこまで話し、肝心な話をし始めようとした時、ドンジンの父親が乗り込んできて、連れて帰ってしまったのです。未成年だということで、何かと制約があります。

 

結局、その後、雲行きが変わりました。

ソヌの名前が出た事で、主犯はソヌだと7人全員が口裏合わせたように証言し始めたのです。

ソヌは、お金も無くコネもない普通の学生です。7人の幹部生徒は皆地元で最大の企業の関係者でした。

 

ソヌは、突然連行されました。へヨンの目の前で。

そして、幼かったへヨンは、事件の詳細を知らされないまま、父と家を出る事になったのです。

両親は離婚し、へヨンは父に育てられることになり、母と兄がインジュに残ったのです。

兄が少年院を出たと聞き、へヨンは実家を訪ねました。

そこで、自殺している兄を発見したのです。

 

その後、何年も経った頃、兄が逮捕された理由を知る事になりました。

不良少年の一人が、事件当日兄と被害者が一緒にバスに乗っているところを見たと証言していたのです。

でも、へヨンは知っていました。その不良少年が、その日、自宅近くでカツ挙げしてるのを目撃していて、決してバスを見かけるなんて出来ない事を。

その不良少年を訪ねたへヨンは、警察で証言しろと掴みかかりました。

そしたら、馬鹿にしたように笑いながら言ったのです。

「警察に頼まれて証言したんだ。」

そして、金もコネもないから潰しやすいからソヌだったんだ・・・とね。

 

それらの話を、へヨンはチャ刑事に話しました。

へヨンの部屋のたくさんの資料を見たチャ刑事は、へヨンの信念の強さ、思いの深さを知りました。

そしてこれまでへヨンが上司に対しても反抗的で、自分の考えを主張する理由も、警察への不信感ゆえだと気付いたでしょう。

へヨンは、当時事件の捜査に加わっていた捜査官から話を聞きたいと言いました。

チャ刑事が、代わりに聞きに行きました。

 

ジェハンは、この偽装工作に気付きました。

ちょっとした証言から、警察で証言した人も、そして少年たちも、全て仕組まれてした事だと気付いたのです。

それは警察が関与していないとできない事ばかりでした。

流石に驚いたジェハンは、親しい同僚刑事を問い詰めました。

最初は否定していたのですが、次々と証拠を突きつけられて、同僚刑事ももう申し開きができなくなったのです。

やはりお金でした。

絶望したジェハンでした。

 

キム局長に噛みついたジェハン。

でもね、そこで打ちのめされる事が。

被害者の少女が、ソヌが主犯だと証言したのです。ためらっている事は明白でした。

でも、最後に振り絞るように泣きながらソヌの名前を出したのです。

四面楚歌ってこういうこと?どうあがこうと、警察が包囲網を巡らせていたのではどう仕様もありません。

ジェハン、今度こそ本当に絶望した表情でした。

 

チャ刑事は、ジェハンが問い詰めた元同僚を訪ねて行きました。

この人物は事件直後に退職していました。自責の念が強かったってことでしょうか。

事件に関して、何も言わない元同僚。

ジェハンを殺したのがアン係長だと告げると、流石に動揺しましたが、それでもやはり何も言いませんでした。

「ジェハンはあの事件を諦めなかった。」

と、一言だけ。

 

へヨンは、キム・ソンボムと言う男の車が、アン係長殺害事件の時、すれ違った・・・と思いだしました。

目立つアクセサリーを車につけていたんですね。

で、キム・ソンボムと言う人物をプロファイルしたへヨン。

人を信じ無いたちなので、アン係長と何らかの密約をしたら、その証拠を必ず残して置く筈。

そう思ったへヨンは、チャ刑事と共に、所有しているものの、全く使用していない家がある事を突き止め、侵入しました。

家の中には何も見つかりませんでした。

でもね、外に出た時、アン係長の言葉を思い出したのです。

“確認しに行ったら、あった、石階段の下に・・・”

すぐにアン係長の足取りを調べてもらうと、やはりここに来ている事が判明。

 

掘ってみると・・・。遺体、右肩に手術の痕の残る骨。

そして、ジェハンの身分証が出て来たのです。チャ刑事が見つけました。

腰を抜かしたように座り込むチャ刑事、そしてへヨン。

 

泣けましたわ、ここで。

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『シグナル』11話まで

2016-11-22 15:22:39 | 韓国ドラマのエトセトラ

                    

レビュー一覧は、こちらから。

 

ラッキーでした。

チャ刑事がジヌの家に入った時、入れ違いにジヌは出かけたところだったんです。

へヨンは、コンビニ店員から住所を聞き出し、向いました。

で、ジヌの家でチャ刑事と鉢合わせとなったのです。

チャ刑事は、当時の恐怖が甦り、パニックになっていました。必死にへヨンは落ち着かせました。

 

ジヌの行方は分かりませんでした。

でも、周辺の監視カメラや車載カメラの記録から、山に向かった事が推察されました。

この事件の被害者の遺体が埋められていた山です。

 

ジヌは最後の遺体を埋めていました。そして、自殺しようとしたのです。

被害者と同じように、ビニール袋を被って・・・。

でも、寸前でチャ刑事が発見。

このまま簡単に死なせるなんて、出来ませんよね、チャ刑事としたら。

 

ジヌが埋めようとしたのは、母親の遺体でした。これは自然死だったようです。

最後の被害者スンヨンの殺し方が他の被害者と違っていたのは、やはり彼女の事を愛していたからだと思われました。

でも、ジヌ本人は、それが愛情だとは分かっていなかったようです。

母親に虐待されてきた彼には、人を愛することを知らないで生きてきたからでした。

 

無線がつながりました。

ジェハンは、この事件の犯人を逮捕出来たかどうか、真っ先に聞きました。

「逮捕しました。」

へヨンの答えを聞いて、ほっとしたような表情を浮かべましたが、次の瞬間、どんな人物かを問いました。

でも、へヨンは答えませんでした。

ジェハンに犯人を教える事は、誰かの人生を変えてしまうことになります。これまでの事を考えると、過去を変えると現在が変わるのは良かった言えるのか、悪かったと言えるのかわからないからでしょうね。

ある人にとっては良くて、ある人にとっては別の人生に変わってしまうことで・・・。

「人生を壊す可能性もある。」

へヨンがそう言っても、ジェハンにとっては今後も人が死ぬのを知っているのに黙って見ているしか出来ないと言う苦しみに耐えなくてはいけないわけで。

「あなたは僕に言いました。“決して諦めるな。誰かの諦めが未解決事件を生む”だから、あなたは諦めないで。」

へヨンはそう言いました。

その時、無線が切れました。

そして、打ち切りとなってしまったこの事件なんですが、ジェハンは一人で引き続き地道な捜査を続け、ジヌを逮捕したのです。

 

へヨンが見ていたジェハンのメモから、この事件が消えて行きました。

それを見て、へヨンはジェハンが諦めずに捜査を続け、犯人を逮捕したと察しました。

記録を確認すると、1998年に、ジヌを逮捕していました。

その後、被害に遭う筈だった人物をそっと訪ねてみると、そこには平和な生活がありました。

被害者が助かった代わりに、他の誰かが不幸になるかもしれない。だが、生きていれば希望を掴めるだろう・・・へヨンはそう思いました。

 

チャ刑事の母は、娘の結婚が最大の問題です。

だから、また見合いをセッティングしました。なのに、いつもの地味な服装で出かけようとするので、母親自身が好きなピンクの服に着替えさせ、化粧もさせました。

そこに、科捜研から電話が。

白骨死体が出たというのです。今度は、ジェハンの条件に近いモノでした。

 

チャ刑事は見合いそっちのけで駆け付けました。

そこに、へヨンも。

へヨンは、偶然署内のサイトで見つけたのですが・・・。

でも、DNA鑑定の結果、これもジェハンではありませんでした。

 

チャ刑事がジェハンを好きだと言う事は、同僚たちは皆気付いていました。知らないのはジェハン本人だけ。

殺伐とした事件捜査の中で、キム局長を除く同僚たちの仲の良さ、チャ刑事をマスコットとして大切にしている様子がうかがえてとってもほんわかします。

ジェハンも、口は悪いけどチャ刑事のことを気にかけてる様子は分かります。

それを同僚も気づいて、楽しそうです。余計なおせっかいはしないけど、温かく見守ってるって感じですね。

恋する乙女のキム・ヘスさんも新鮮で可愛いです

 

無線がつながりました。

ジェハンは1999年にいます。

ジヌ逮捕の事を確認し、へヨンは言いました。

「残る事件は一つです。インジュ女子高生事件。メモに書かれた最後の事件です。」

まだ事件は起っていませんでした。

「お願いがあります。1999年にインジュ市で何があったのか、真相を教えてください。僕には重要なことです。」

 

インジュ市のある高校のネットの掲示板に、一つの投稿がありました。

暴行事件を告発する内容でした。

そして、一人の女子高生が自殺を図りました。幸い、命は助かりましたが・・・。

 

1999年のキム局長(正確には、まだチーム長ですが)は、議員のチャン・ヨンチョルに呼び出されていました。

回りくどい言い方で、キム局長に捜査の方向性を指示したようです。

“警察は常に公正であるべきだ”“透明性を保って捜査に臨まねばならない”“一点の曇り無く”

それはつまり、正反対のやり方を望んでいると言う事ですよね?・・・多分

 

キム局長は、管轄外だったインジュ市の事件を管轄署では手に余るとして、特別チームを組みました。

そして、部下数人と共に、インジュ市に向かったのです。

早急に処理します・・・と誰かと話していましたよ。とっとと幕を下ろしてしまおうって魂胆ですね。

そう言う時、ジェハンは邪魔なだけです。

だから、チームには選ばれなかったのですが、へヨンからインジュ市の事件の真相を・・・と言われていたので、無理やり担当を代わってもらいました。

 

管轄署でコンビを組んだのが、アン係長でした。この時が初対面でした。

 

被害者は精神状態が不安定で面会謝絶となっていました。

その父親が、アル中と思われましてね、なんか怪しいんですよ。

そして、被疑者とされていたのが、地元で有名な不良たちでした。

投稿文の内容と合致する人数の不良の名前が挙がっていました。現場に出入りするのを何度も目撃されていまして、その証言も確かなモノでした。

でも、なんだかジェハンは釈然としないモノを感じていたようです。

 

そして、この高校に通っていたのがへヨンの兄ソヌでした。

被害者と何らかの関わりがあるようです。お見舞いに行っていましたし、誰からか電話が入ってましたし。

ある日、ソヌは、ジェハンに一枚の写真を届けました。

病院に行った時、ジェハンの名刺を被害者の父親が捨てていたのを目撃しまして、それを拾ったんです。

写真に写っていたのは、高校の生徒会幹部7人。

 

投稿文の中に、“7人の人間”という言葉がありました。

写真のタイトルが、“インジュ高校生徒会幹部”。

“イン”と“幹”・・・。それが“人間”と同じ発音なのか、それとも、書き方も同じなのか、その辺がハングルの分からない私には全く不明ですけど。

とにかく、投稿文が指し示す犯人が、この7人ではないかと、ジェハンは察したのです。

 

へヨンの元に、アン係長から電話が入りました。

インジュ事件を調べていると知っていました。勿論、へヨンがソヌの弟だということも。

その上で、言いました。

「俺もパク・ソヌの死を残念に思う。あの事件を調べるのは危険だ。真実を知れば兄の二の舞になるぞ。真実を知る覚悟があるなら、インジュ市に来い。俺は真実を知っている。俺が事件の偽装工作をしたんだ。インジュ病院前に来い。」

へヨン、突然の告白に驚きました。

で、病院に向かったのですが、到着した時、既にアン係長は血を流して倒れていました。

口封じされたみたいです。

 

アン係長には、重病の娘がいました。

その治療費がかかるので、キム局長の言いなりになっていたようです。

でも、今、娘は危篤状態。もう刑事としてのプライドを捨てて、そんな悪事を働く必要など無いのです。

それをキム局長も知っていました。

このところのアン係長の造反とも思える態度は、その所為だと思っていました。

で、釘を刺したのですが、アン係長はあっさりと拒絶。辞表を叩きつけて去ったのです。

キム局長、そしてその黒幕が動いたようです。

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『魔女宝鑑』10話まで

2016-11-22 11:25:29 | 韓国ドラマのエトセトラ

                     

レビュー一覧は、こちらから。

 

あまりにも思いがけない再会でした。

最後に会った時、プンヨンは呪いの発作が起ってて、ソリの姿を見て怯えて逃げ隠れしたんです。

その記憶があるソリは、思わず逃げ出してしまいました。

 

ヨグァンは、プンヨンに詳細を話す事は出来ませんでした。

ソリも話すつもりはありませんでした。

でも、ジュンは正直に全てを話せばよいと言いました。プンヨンは知りたい筈だ・・・と。

ソリは、プンヨンのところに戻りました。

 

プンヨンはソリを抱きしめました。彼の心も決まったようです。

自分の命と引き換えたとしても、ソリを守る・・・と。

そこに、宣祖からの呼び出しが。

明日会おう・・・と約束してプンヨンとソリは別れました。

 

宣祖は、王女の話をプンヨンにしました。

自分の病の原因は、その王女にあるとホンジュが言った・・・と。王女を探しだし、病を治した後、大妃を失脚させると宣祖は言いました。

王女を生かしておいたのはヒョンソだとも。

忠臣ならば、父であるヒョンソを調べ、王女が生きていたら、内密に連れて来い・・・と。

プンヨンは、父が戻っている事もこの時初めて知りました。

 

すぐさま、父ヒョンソに会いに行ったプンヨン。

「ヨニへの想いは変わらぬか?」

と、ヒョンソは聞きました。

「変わりました。淡い恋心では無く、何があろうともうヨニを離しません。」

そのせいで、命を失う事になってもか?・・・とヒョンソ。

「死んでも離しません。」

 

スンドクが、オクに捕まりました。

オクは、やっぱり全然懲りて無くて、ジュンに自分を渡した人物を追っていたのです。籠かき人夫を脅してスンドクの名前を聞きだしたんですね。

街の中を引き回され、さらしものにしていたんです。ジュンをおびき出す餌でもありました。

ジュンは、一度はスルーしようと思いました。

でも、やっぱりね。見て見ぬふりは出来ません。

引き返してスンドクを助け出し、オクを捕まえました。自分の母が焼死した場所に引きずって行ったのです。

怒りのあまり、殺そうとしました。

それを、ソリが止めました。

結局、ジュンは殺す事は出来ず、オクは逃げ出したのです。

自分のふがいなさにジュンは泣きました。そこにジュンの母の幽霊が現れました。

そして、謝るジュンの頬を手で包み、それで良かったんだという風な表情を見せました。

 

王宮では、ホンジュとヒョンソの戦いが始まっていました。

ホンジュは、世子の魂を消してしまうぞと大妃を脅し、王女の呪いの所為で、様々な災いが起っているのだと信じさせようとします。

ヒョンソは、それに惑わされるなと・・・。

ま、CG多用のシーンなので、その辺はスルーします。

 

寺のろうそくがついていました。

ソリとヨグォンは喜びました。

薬を飲んだのは、ジュン一人ですから、きっとジュンの願いが叶ったんだと大喜び。

余談ですが。キム・セロンさんって、笑顔より真顔の方が綺麗だとふと思った私。笑うと、一気に幼くなり、印象ががらっと変わります。それが役者さんってことなんでしょうね、いろんな表情を持つって事で。

 

プンヨンは、ソリに会うために色々プレゼントを用意しました。

飾りや服、それを選ぶのが楽しげでした。

ソルゲに協力してもらって少し照れながら店を覗いて歩くプンヨン。初めての若者らしい姿でしたね。

ソルゲは、いつもの硬派なプンヨンと違うのに、ちょっと戸惑い、嫉妬もあるのかもしれませんね。

でですよ。

なんと、ソルゲの背中にあの印がありますよ

マノルが示した印に思えましたが・・・。

と、思ったら、やっぱり

ソルゲが赤い道袍だったーっ

 

プンヨンとの約束の場所に向かうソリとジュン。人間結界ですからね、一緒にいなくてはいけないんです。

ところが、着く直前、何者かが襲って来たーっ

慌てて逃げる二人の姿を、プンヨンが見つけ、後を追いました。

ところが、ジュンがソリから引き離されてしまったのです。

ソリの呪いが始まりました。

 

実はこれ、ヒョンソの計画でした。

ヨグァンに命じてジュンをソリから引き離したのです。プンヨンが追って来るのを承知で。

「変わった姿を見ても気持ちが同じなら、ヨニの呪いを解く最後の人になる。」

と、ヒョンソは言ってました。

息子の命をかけてソリの呪いを解こうとしてるってこと プンヨンはどーなるの

いくらヨニを想うのがプンヨンの運命なら、それに抗う事をせず、自分の手で死の道に導こう・・・と、ヒョンソは考えています。

えーっ

 

追い付いたプンヨンは、ソリの手を取りました、一緒に行こう・・・と。

ところがその時、呪いが始まったのです。白髪に変わりました。首筋に印が現れ、目の色も変わりました。

思わず、後ずさってしまうプンヨン。彼にも呪いが始まっていました。身体が思うように動きません。

そこに、赤い道袍が

ソリが赤い道袍を睨むと、身体が宙に浮きました。

でもね、プンヨンが声をかけた瞬間、目の色が戻り、赤い道袍は地に落ちました。

そして、ソリに手裏剣を投げつけ、意識を失ったところを連れ去ったのです。

 

ジュンとヨグァンが駆け付けましたが、既に姿はありませんでした。

ヒョンソやぁ・・・。もっと綿密な計画を立てなきゃ、ソリが拉致されてしまうなんて、容易に想像が付くでしょうに。

結界を外したら、ホンジュに居場所を掴まれてしまうんだから・・・。

 

ソリが連れて行かれたのは、宮殿の内部のようですね。

勿論、ホンジュの元です。

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『魔女宝鑑』9話まで

2016-11-21 14:13:26 | 韓国ドラマのエトセトラ

                        

レビュー一覧は、こちらから。

 

ジュンが現れた途端、ソリの白髪も黒髪に変わりました。

ジュンは人間結界であり、彼がソリの傍にいるだけでソリを守れるということらしいです。

ジュンの胸に刻まれている印、あれはいつからあるのでしょう。えーっとぇ、描かれてましたっけ。忘れてしまいましたよ、あたしゃ

一応、その事はヨグァンから説明を受けているジュンですが、ソリの家族の事とか、その他の事はまだ知らないようですね。

 

ジュンが何故牢に入れられていたのかと聞いたヨグァン。

赤い道袍だと言う濡れ衣を着せられているとジュンが説明。

その言葉を聞いたヨグァンが血相変えて詰め寄りました。姿を見たのか?・・・と。

赤い道袍が殺したのは、ソリに願いをした人たちだ・・・とヨグァン。そして、その所為でソリの呪いも解けないでいるんだと。

 

ソリが目覚めました。

呪いの発作が起きてる間の事は、どうも記憶が無いみたいですね。ジュンが何故ここに居るのかが分かりませんでした。

説明を受けたソリは、ショックを受けました。

ジュンに自分の呪いで変身した姿を見られた事が、嫌だったのです。

 

ソリが苦しんでいる時、プンヨンも倒れてしまっていました。

ソリの呪いが起った時は、彼女を愛するプンヨンもまた苦しむ事になるのですね。

 

巷では、また赤い道袍が現れたとの噂がたっていました。処刑された筈なのに・・・と。

宣祖に重臣たちがそれを伝えると、宣祖は噂を流した者を処刑するなんて無茶苦茶な事を言いだしました。

大妃が現れ、宣祖が病の所為で混乱し、政務が取れない状況だと明かしました。

隠して来た病を大妃が何故?・・・と宣祖は驚きました。

勿論否定しましたが、その場で多量に出血してしまい、重臣たちにも知られてしまったのです。

 

宣祖はホンジュを呼び、病がなかなか完治しない事を責めました。

「国の災いを無くす事です。」

と、建て前の様な事を言うホンジュ。

宣祖だってそれが分かっているので、本音は何だと問いました。

「私を追いだした大妃様の気勢をそぎ、一介の巫女である私が王様の忠臣になることです。」

これも本心じゃ無いと思うよ、あたしゃ。でも、宣祖はそれを信じました。大妃が目ざわりな宣祖とすると、願っても無い部下ですよね。

だって、大妃には、宣祖の身体の中に死んだ世子の魂をいれると約束してたもんね。

だから、大妃は、宣祖には健康に生きていて貰わなきゃ困るわけです。病を治療し、その間、自分が垂簾聴政をし、自分に都合のよい政治をようと考えているようです。世子に引き継がせるために。

 

ジュンは、ソリが作った幽霊が見える薬を飲みました。

どうしても自分の為に死んだマノルから犯人を聞きだしたかったのです。

で、ソリと二人で街に出かけました。

本来ならば、ソリは結界の中、それもこの寺の中で居なくちゃ危険です。でも、ジュンが人間結界だから、街に出ても、大丈夫だということなんです。

 

街に出かけたソリとジュン。

ところが、幽霊が見える薬なんぞを飲んだ為に、見たくも無い幽霊をたっくさん見てしまうんですよ、ジュンは。

そのたびに驚き怖がり、まー大変。

そーでしょうが、笑えます。

 

妓房について、マノルを知らないかと幽霊たちに聞きますが、いません。

だから、殺された場所に行ってみました。

マノルがいました。

誰に殺された?・・・とジュンが聞きました。

マノルは何も話さず、地面に目を移しました。そこには、何やら印が。土に記されているようですね。焼印じゃないようだけど・・・。

それだけを伝えて、マノルは消えました。

最後に丁寧にお辞儀をして・・・。

 

その後、百年木に行った二人。願いの札はかかっていませんでした。

『殺人木』と書いた立て札があって・・・。これじゃぁ、願いを託す気にはなれませんよね。

でもね、隠れるように一枚だけお札がかけてありましたよ。

それを、ジュンは持ち帰りました。

 

ソリはこれでろうそくが消えた理由が分かりました。

願いをかけた人が殺されたんだ・・・と。ホンジュの仕業だということは、ソリにもすぐに分かりました。

自分の呪いの所為で、罪も無い人たちが殺された・・・。ショックを受けました。

 

ジュンが持ち帰った願い札には、“恋しい人に又会いたい”と書かれていました。

それはもしやプンヨンが掛けたもの?

ジュンとソリが百年木に着く直前、プンヨンとソルゲが帰って行きましたからね。

 

ショックを受け、何も手に着かなくなってしまったソリ。

ジュンは、自分も母親を自分の所為で失くした・・・と打ち明けました。

「自暴自棄になった。でも、俺の所為なのか?・・・と考えた。生まれたからには、精一杯生きたい。そうすれば、誰かの役に立つかもしれないし生まれた理由が分かるかも。」

 

垂廉聴政を始めた大妃は、朝会にホンジュを出席させました。宣祖の病を治すための祈りの儀式をするためです。

得意満面のホンジュにたいして、宣祖は呆れ顔です。

でも、そこで大妃は昭格署もそれに加えると発表したのです。それほど宣祖の病は重いから・・・と。

そして、その長には、ヒョンソを据えたのです。

 

大妃はヒョンソからホンジュの本当の狙いを聞いていました。

「王室の嫡流を断つ事です。」

と、ヒョンソは言いました。だから、中宮だった大妃に他の女性のお腹から子を移すなんて呪文を行ったってことですね。

世継ぎを絶ち、朝鮮という国を滅ぼすことがホンジュの本当の目的だと言いました。

そして、ホンジュ自身が黒呪術の呪いにかかっているとも言いました。だから、ホンジュも呪いを解く事は出来ないと。

 

呪いを解ける人は唯一、ソリだと言いました。

 

その頃、ホンジュも、宣祖に王女が生きている事を伝えていました。

でもね、こちらは反対の事を言っていたのです。今起こっている全ての災いは王女の呪いの所為だと言っていたのです。

勿論、宣祖の病もその所為だと。

ヒョンソは、王女を殺せと言う命令に背き、生かしておいたわけです・・・なんてね。

 

大妃も、王女の生存を知りませんでした。命令に背いたのかとヒョンソに問うと、それは先王の命令だったと明かしたのです。

先王は出生の秘密も呪いの事も全て承知で、王女を生かしておくよう命じたのです。

自分が秘密を隠すために、隠していたが、もう王女自身も、隠れていてはいけないと気付いた頃でしょう・・・とヒョンソは言いました。

 

ソリは決心していました。

願い札の人たちを守るためにも、自分が出て行かなくてはダメだと思ったのです。

危険だと反対するヨグァンを説得し、3人は山を下りました。

 

“恋しい人に又会いたい”という札をかけた人に、ソリは『春夢水』を作って持って来ていました。

幸せな夢を見させる水だとか。攻めて夢の中だけでも恋しい人に会わせてあげたい・・・と。

で、その人の家に着いたら。

やっぱり、プンヨンが待っていましたよ。

まさかソリだなんて、プンヨンも予想してはいなかったようですね。彼は赤い道袍をおびき出そうとしていたのですから。

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『シグナル』10話まで

2016-11-20 14:13:32 | 韓国ドラマのエトセトラ

                

レビュー一覧は、こちらから。

 

長い期間に発生した連続殺人事件。

発生当初、犯人を逮捕していれば、その後の大量殺人は防げたわけで。警察の失態が明らかになります。

キム局長は一瞬自分のミスを感じたようですが、すぐにそれを避ける手立てを思いつきました。この事件を長期未解決チームに任せると言ったのです。

口では、これまでの活躍が理由だと言いましたが、自分がやりたくないと言うのが本音で、チームが失敗したとしても、それを理由に解散させればよいと考えたのです。

悪知恵だけは働きますな

アン係長は、少しずつキム局長から離れようとしているようです。彼にも警察官としての誇りとか使命感というのが甦って来たのかも知れません。

へヨンの意見にも賛同したりしてますからね。周囲も、それに気づいてます。もち、キム局長も。

 

事件発生時、チャ刑事はパニックになりながらも、ジェハンたちの事情聴取に応じました。

他の刑事はチャ刑事を労わり、優しく扱いましたが、ジェハンは厳しく追及しました。記憶が薄れないうちに・・・ということでしょうか。

 

彼女の供述で、捜査は開始されましたが、全然手掛かりは得られず行き詰まってしまうんですね。

で、結局、キム局長が打ち切りしてしまったと言うわけです。

 

へヨンはプロファイリングで犯人像を導き出しました。

まだまだプロファイリングということに懐疑的な刑事も多く、へヨンの性格もあってイマイチ受け入れられていませんでした。

が、へヨンも仲間と協力して捜査する事で少々尖りが減って来たようです。自分の意見はあくまでも参考意見であって、犯人とは全く違うかもしれない・・・と断って話し始めました。

それで、刑事たちも聞く気になったようです。

「死体の包み方や埋葬方法などから見て、犯人は几帳面な性格だと推測されます。身だしなみには異常なほど気を使い、家や職場も綺麗に整えているはず。遺体を包むためには、邪魔されない作業場所が必要です。庭の無い一軒家でしょう。庭があれば、そこに埋めるでしょうから。被害者に、年齢、外見、体形に共通点はありません。唯一の共通点は、差はありますが鬱状態だったということです。このような場合、犯人も被害者と同じで鬱傾向にある人物の可能性が高いです。」

 

この条件に当てはまる人物がいました。

ジヌ=イ・サンヨプssiという、コンビニ店員です。

彼は幼い頃、母親から虐待を受けていました。どうも母親も精神的に病んでいたようです。

自分が母親から受けたのと同じ事を、女性たちにしていたのです。

哀れです。

 

チャ刑事は、進まない捜査に責任を感じていました。自分がもっときちんと供述が出来ていれば、犯人は捕まっていたかもしれない・・・と思ったのです。

被害者が増えるなんてことは無かった・・・とね。

自分の記憶の中に隠されているヒントを探りたいと、自ら催眠療法を受けると言いだしたのです。

 

催眠療法を受けたチャ刑事。

へヨンやアン係長たちは、それを見守りました。

現場から逃げ出し、ジェハンに保護されるまでの記憶を思い出しました。でも、特に新しい発見はありませんでした。

もう一度受けると言うチャ刑事。

でも、へヨンもアン係長も反対しました。

辛そうでしたもんね。彼女の傷の深さを、皆実感しました。

被害者についてもっと詳細に調べた方が良いとへヨンは言いました。アン係長もそれに同意しました。

実は、被害者のうち、最後に発見された一人の身元がまだ分かってないのです。

 

その被害者の状態は、他の遺体と違う点がありました。

首を絞められたのも、ビニール袋の縛る場所も、後ろからだったんです。他は、皆顔の前から絞められていました。

つまり、この被害者は、顔を見ずに犯行に及んだと言う事です。

そして、骨には致死量じゃないけど多量の水銀が含まれていたのです。

 

無線がつながりました。

1997年のジェハンは、チャ刑事が襲われた後、犯人の家を特定しようと動いている時でした。

この事件がホンウォン洞事件なのかと、へヨンに確認しました。

へヨンは、そうだと答え、今自分たちも捜査中だと言いました。

まだ未解決だと聞いて、ジェハンは悔しい表情を見せました。チャ刑事の為にも逮捕したいのに・・・ですね。

一番下の刑事も殺されかけた・・・と聞き、へヨンはそれがチャ刑事かと問いました。

「チャ・スヒョンを知ってるのですか?」

 

ここで初めて、チャ刑事という共通の人物が傍に居る事を知りました。

一気に親しみが湧きますよね。

チャ刑事がチーム長になっていると聞き、一瞬でジェハンの顔がほころびました。

信じられません、今の半人前の姿を考えると。

でもね、嬉しかったのです。教え子の出世を知った教師ってところでしょうか。

「車の運転も出来ないようなヤツがチーム長とは・・・。今年一番のショッキングなニュースです。」

かなり辛かったようですが・・・とへヨンが言った時、うつむくチャ刑事の姿が頭をかすめたジェハン。

「乗り越えます。運転は下手でも根性はある奴ですから。」

その言葉を本人に伝えてください・・・とへヨンは言いました。チャ刑事がジェハンを慕っていたことは分かっていますからね。

 

ところで・・・とへヨンは言葉を続けました。

「気になりませんか?2015年、イ刑事は何をしているのか。」

「未来のことなんて知る必要ありません。もし2015年の俺が馬鹿な事をしてたら一発ぶん殴ってください。」

実は、イ刑事は・・・とへヨンが言いかけた時、無線が切れました。

まさか、言うつもりだったのでしょうか。失踪してる・・・と。何が事件があったに違いないから、気をつけるように・・・と。

 

2015年の捜査も、行き詰まっていました。被害者の周辺からも、何の手がかりも得られなかったのです。共通点も見つからなかったとか。

身元不明の遺体のみ特徴がありました。

後ろから袋をかぶせられ、後ろから首を絞められていた事。そして、この遺体だけ毛布に包まれていたこと・・・です。

犯人が、この人物にのみ感情を動かされたと読み取れるとへヨンは言いました。

だから、身元が分かれば、犯人に近づけるかも・・・と。

 

犯人は、被害者を監察していた風があります。同じように鬱かどうかは監察しないと分かりませんからね。

ある時、犯人ジヌの視線に気がついた女性がいました。ユ・スンヨン、セガン電球という会社に勤めていました。

水銀廃棄物の不法埋め立てで最近騒ぎになった会社でした。骨に水銀が多量に含まれていた事と繋がります。

スンヨンは、いつも立ち寄るコンビニの店員のジヌの視線にある時気付きました。自分の後をついてくるのも知っていました。

彼女は物凄く内気で人付き合いも苦手と来ていて、ジヌの視線に気づいていながらも、声をかける事は出来ないでいました。できればジヌから近づいてほしいと思っていたのです。

だけど、いつまでもジヌは声をかけてくれません。

ある雨の日、勇気を出したスンヨンは、ジヌに傘を差しかけました。

一瞬、拒否する姿勢を見せたジヌですが、同じ方向だからと傘をさしかけたままついてくるスンヨンを拒む事はありませんでした。

家までついて行ったスンヨンが、じゃぁ・・・と帰ろうとした時、ジヌが呼びかけました。

「ユ・スンヨンさん。」

何故自分の名前を知ってるのか?・・・と振り向いたスンヨン。

それがスンヨンの最後となったようです。

 

チャ刑事は、事件後無断欠勤が続いていました。

同僚たちは心配していましたが、どうすれば良いのか分からずにいたんです。

ジェハンがチャ刑事を訪ねました。

自信を失い、刑事を続ける意欲を失っていたチャ刑事。

でも、ジェハンは2015年にチーム長になってる事を聞いています。だから、励ましました。

刑事を続けろと言ったのではありません。

チャ刑事が捕まえたひったくり事件の被害者から、チャ刑事宛てにお礼の干し柿が届いてましてね。それを差し出しながら、言ったのです。

「誰だって刑事だって犯人は怖いし、逃げることだってある。でも仕方無い。誰かが犯人を捕まえないと。辞めても良い。よく考えろ。だけど先は分からないぞ。もしかしたらお前がチーム長になるかも。」

包みを開けると、中には干し柿が一個だけ・・・

おいおい・・・ですよね。

仲間が食べちゃったとジェハンが言いました。自分は食べて無いぞ・・・と言いながらも、甘かったって。

チャ刑事の表情が和みました。

 

チームは、身元不明遺体の身元を特定しようと動いていました。

で、へヨンは水銀を扱う工場の存在を知ったところから、行方不明になってる女性ユ・スンヨンの存在を突き止めたのです。

そしてDNAが一致しました。

スンヨンの私物に日記がありました。その内容と、家計簿の内容から、彼女が毎日のようにコンビニに立ち寄っていた事が判明。

住んでいた会社の寮付近のコンビニを当たりました。

そして、几帳面に商品が並べられたコンビニに行きあたったのです。既にその時、ジヌは勤務を終えて帰宅していましたが・・・。

 

チャ刑事は、昔の自分の足取りを追っていました。

現場に立ってみて、忘れていた事、勘違いしていた事に気がついたのです。

一旦逃げ出した彼女は、途中で電柱にぶつかって転び、方向を勘違いして、また来た方向に駆けて行ってしまったのです。

犯人のところに戻ってしまったということですね。

だから、次にぶつかったのが犯人で、その場で首を絞められて危うくなったんだけど、ジェハンの呼ぶ声がした事で、一命を取り留めたってわけです。

チャ刑事は、記憶を頼りに、逃げた道筋を探りました。

そして、一軒の家にたどり着いたのです。

ドアを開けるチャ刑事。

危ないよーっジヌは帰宅してる筈だよ

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『シグナル』9話まで

2016-11-20 11:14:11 | 韓国ドラマのエトセトラ
シグナル OST (2CD) (tvN TVドラマ) (韓国盤)
クリエーター情報なし
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レビュー一覧は、こちらから。

 

やっぱりアン係長の机でした。

一気に秘密の通信がばれるかと思ったら、アン係長の前では、ジェハンの声は聞こえる事はありませんでした。

その無線機がジェハンのモノで、15年前の失踪事件を捜査中、現場の近くで発見したとアン係長は言いました。

へヨンは知らなかったんですよ、それがジェハンのモノだとは。

それを何故お前が持っていた?・・・とアン係長が聞きました。

その言葉で、自分が監視されていた事に気付いたへヨン。

ジェハンとの関係を聞かれましたが、反対に問い返しました。調べてはいけない事でも?・・・と。

「ジェハン失踪事件に秘密などない。」

アン係長は、言いました。表情が怖いよね、秘密はあると言ってるような表情です。

そこの他の刑事が来たので、話は中途半端なままで終わりました。

無線機は、へヨンが持って行きました。

 

無線機を廃棄されるその日に自分が見つけたわけで。ジェハンからの呼び掛けによって・・・。

何故自分なんだという疑問が頭の中で回るへヨンでした。

これは全てジェハンの失踪事件に答えが隠されている・・・とへヨンは確信しました。

まずは、ジェハンに収賄容疑を仕立て上げた警察内部の人物の特定が必要だと考えたへヨンは、贈賄を証言した男を、アン係長の名前で呼び出してみました。

あっさりと出て来ました。

男にアン係長とその背後に居る人物について問いましたが、答えを期待したわけじゃありませんでした。男が、アン係長の名前を出すと疑いもせずに出てくると言う事は、ある意味信用している知己の間柄だと言う事です。それが確認できました。

 

ジェハンは一人でキム局長の事を調べていました。

様々な事件、それも大きな事件で便宜を図り、対価を得ているのが見えて来ました。

ジェハンのキム局長に対する反抗的な態度は仲間も手を焼いていました。きっと、心情的にはジェハンの味方なんでしょうが、仕事がやり難いのも事実です。

ちょっとうんざりな表情です。

 

ある日、チャ刑事は、日ごろのお礼だと言ってジェハンに映画のチケットをプレゼントしようとしました。

でもね、きっぱりと断られました。

「映画は見ない。」

無残に殺された愛する人が、最初で最後のプレゼントとして用意してくれていたのが映画のチケットでした。

結局、自分に渡す事無く死んでしまったわけで。

後日彼女の叔母から渡され、ジェハンは一人で映画を観に行ったのです。どうも明るいコメディだったのかな?

周囲の観客が大笑いする中で、彼一人暗闇に紛れて泣きました。大きな図体のジェハンが、子供のように泣きました。

おそらくそれ以来、映画は見ていないのでしょう。見る事がその思い出につながるので、見る事が出来ないんだと思います。

 

へヨンは、チャ刑事からジェハンについての情報を得ようとしました。

アン係長と同期だということは知ってますが・・・、セギュの事件の恩人だから、知りたいんです・・・と言いました。

言い訳に聞こえますよね。

これまでへヨンが調べた事件は、どれもジェハンが関わった事件だとチャ刑事も気づいていました。

アン係長からも、へヨンがジェハンについて調べていると聞いてますしね。

反対に探りを入れようとしましたが、へヨンはしらばっくれました。

で、チャ刑事がアン係長とジェハンが出会ったのは、インジュ市で1999年に起った女子高生集団暴行事件だと教えてくれました。

 

愕然としました、へヨン。

兄が関わった事件だったのです。主犯の一人だとされたようです。

数カ月少年院に入り、出所直後に自殺していました。

へヨンについて調べ始めたチャ刑事は、その事実を警察大学の知り合いから得ました。

ここでへヨンとジェハンの接点が初めて出て来ました。

 

突然チャ刑事の母親から電話が入りました。チャ刑事と連絡がつかないから・・・と言って。

家に泥棒が入ったみたいなんだけどと連絡して来たので、へヨンがとりあえず行って見ました。

ま、これは単にチャ刑事の甥たちが散らかし放題にやった後で事件性は全く無い事が分かり、一件落着。

へヨンを娘の相手に・・・なんて考えてる母親は、しきりとへヨンを引き留めましてね。片付けや力仕事を手伝ってる時、偶然、ジェハンの手帳を発見したのです。2000年のモノです。

持ち帰る事は出来ませんが、中に挟んでいたメモだけ持って来ました。

 

メモには、『1989年京畿南部事件 1995年大盗事件 1997年ホンウォン洞事件 1999年インジュ市女子高生集団暴行事件』と書かれていました。

前の二つはへヨンと共に解決した事件です。でも、ホンウォン洞事件は、検索しても一切データが出て来ません。

へヨンが考え込んでいる時、無線機がつながりました。

ジェハンは1997年にいました。前回の通信から2年が経っていました。

「ホンウォン洞事件の捜査中ですか?」

と、へヨンが聞きました。

でも、‘?’の反応です。まだ事件は起っていなかったのです。と言うか、まだ把握されていなかっただけのようです。

手帳に書いてあったとへヨンが言いました。

1997年のジェハンの手帳には、前の二つの事件だけがメモされていました。これから起こる事件だ・・・とジェハンは思ったようです。

 

ジェハンにとってはホンウォン洞という地域は管轄外だったようです。

で、さりげなく先輩に会いに行き、どんな事件が起っているかを調べました。

で、猟奇的な事件が起っていた事を知りました。頭にビニール袋をかぶせて殺し、遺体を袋で包む・・・なんてモノです。

一つの事件だとその時点では考えられていたのですが、別の地域でも同様の事件が起ってる事が分かりました。

ジェハンは連続殺人事件だと主張しましたが、またもキム局長がそれを認めず、ジェハン単独で調べる事になってしまったのです。

それをチャ刑事は傍で見ていました。

だから、こっそりと自分も協力し始めたのです。

 

それが、2015年の現在にもつながりました。

同様の状態で遺体が発見されたのです。

チャ刑事は、いつものように変死体が発見されとの報告を受けて駆け付け、その状況を知りました。

で、ホンウォン洞事件の捜査をチームに提案したのです。

初動捜査のミスで未解決のままだとか。

連続殺人事件の定義は、被害者は3人以上、犯行に冷却期があり時や場所が異なる状況下で殺害する・・・となっていました。

被害者が2人・・・となると、まだ連続殺人事件と断定するには早いとへヨンが言いました。

その時、チャ刑事が言ったのです。

「もう一人いたら?」

先日発見された遺体のことです。

 

チャ刑事とへヨンはアン係長に今回の遺体発見現場の山を捜索させてほしいと頼みました。

連続殺人事件の可能性が出て来て、他にも犠牲者が埋まってるかもしれない・・・と。

で、予想通り発見されましたよ、それも多数。

1997年の事件では、遺体は人目に付く場所に置かれていました。

でも、今回の被害者が失踪したのは2001年。遺体は埋められていました。方法が変わった・・・とへヨンは指摘。

それが何故なのか・・・と。

 

また、チャ刑事が白骨死体が出る度に調べに来ていると言う事をへヨンは聞きました。

探している死体の特徴が、ジェハンと被りました。

二人の関係が、気になり始めたようです。

 

ホンウォン洞事件について、チャ刑事がまだ何か知ってるように見えたへヨンは、それを問いました。

覚悟したような表情で、話し始めたチャ刑事。

チャ刑事が1997年の3人目の被害者だったのです。幸い生還できたけれど・・・。

 

チャ刑事は、密かに被害者の行動を辿っていたんですね。同じ状況下で。

で、犯人に捕まってしまったわけです。

でも、犯人がちょっと傍を離れた時、勇気を振り絞って逃げ出したのです。頭にビニール袋、腕は後ろ手に縛られたままの状態で。

彼女を発見したのがジェハン。

ジェハンは、チャ刑事が一人で捜査をしてるのを知り、すぐに帰宅するよう言って、捜査に戻っていたんですね。

署に戻ってみると、帰った筈のチャ刑事の姿が無く、家にも戻ってないと知り、慌てて現場付近に探しに戻ったんです。

 

警官と言えど、死が目の前に迫っていると言う状況に置かれ、おまけにそれが尋常じゃ無いやり方だったら、パニックを起こすのは仕方がありません。

ジェハンが落ち着かせようと彼女を力いっぱい抱きしめても、興奮が収まらず混乱の極みにいました。

その記憶は今でも彼女の中に残ってて、今回発見された遺体の写真を見ると、発作が起りそうになっていました。

 

結局、山で発見された遺体と昔のモノを含めると、9体。

犯人は今でも殺人を止めていなかったのです。

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『シグナル』8話まで

2016-11-19 20:45:45 | 韓国ドラマのエトセトラ
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初めてすっきりした回でしたねぇ。

 

シン・ダへが生きているという事実が明らかになりました。

だとしたら、誰の遺体だったのか、遺体がシン・ダへだと判断されたのは、服のポケットから身分証明書が出て来たってことも判断理由の一つとなっていました。

誰かが意図的に偽装したのは間違いありません。

「事実を知っているのは、ただ一人。シン・ダへ本人です。」

へヨンが言いました。

でも、どーやったらダへの居所を掴めるのか・・・。雲をつかむような話しです。

手掛かりは家族・・・。

 

以前聞いたダへの姉の話は本当で、母親は肝臓がんで、移植手術を受けたばかりでした。

婚約者からダへ自身について話しを聞きました。芝居に夢中で、アルバイトをしながら一生懸命芝居の練習をしていたとか。

恨みを買うような人じゃ無かったけど、所属事務所とは少々揉めていた事があったと言いました。

そこから、ダへとセギュとの接点が見つかったのです。

金持ちの男に所属タレントを紹介していたんです。ダへも無理やり参加させられていたんです。

 

当時、汚職事件の捜査が始まっていて、関係ある財閥や議員の息子が、検事長の息子であるセギュに捜査中止を頼んだのです。

セギュが頼んでも、父親がウンと言う筈ありません。

断ろうとしたセギュを、脅したんです、そのスキャンダラスな女遊びの様子を撮ったビデオをネタに。

で、セギュは、ビデオを奪おうと大盗事件を起こしたってわけ。

で、疑われないために、貴金属もついでに盗んだのです。

 

この事実を知ったへヨンは激怒し、セギュのところに一人で乗り込んで行きました。

暴力を振るおうとか言うんじゃありません。

知り得た事実から一つの結論を導き出したへヨンは、それをセギュにぶつけたのです。

ダへ自殺事件の真実・・・ってところですね。

理路整然とセギュの犯行を説明したへヨン。

動揺するかと思ったセギュですが、だてに弁護士をやってはいませんでしたね。

この供述が証拠能力は無いと分かってて、あっさりと白状したんです。

「そうだ。俺だよ。生意気な女がダイヤに手を出したから俺が殺した。どうする気だ?逮捕するのか?俺は弁護士だ。HKローファームの弁護士だぞ。悔しかったら証拠を掴んでみろ。俺は捕まらないけどな。逃げ道は用意してある。」

でもね、へヨンはもっと挑発しました。

「馬鹿だと思っていたけど、エリート弁護士は違うな。肩書きだけは立派だけど実績は一切無いんだろ?事件を担当しても何もできないから次の仕事がもらえないとか?自分の弁護でも準備しておけ。俺が必ず殺人罪でぶち込んでやるからな。」

これが魚を釣るための餌となったようです。

 

一方、チャ刑事とキム刑事は、とうとう謎の本質を掴んでいましたよ。

ダへの親しい友人にキム・ジヒという女性がいた事を知りました。それが、遺体の主ではとすぐに思ったチャ刑事。

ジヒの足取りを追いました。

すると、20年前にドイツに渡り、つい最近帰国した事が判明。

ジヒが泊まっていたホテルを見た時、分かったのです。すぐそばにダへの母が入院している病院があるのを見て、ドナーがダへだと。

病室に向かうと、中からダへの姉が出て来ました。

もう逃げ隠れすることはできません。

 

やはり殺されたのはジヒで、ダへはジヒに成り済ましてドイツに出国したのです。

そして今回、母親の移植手術の為に、戻ってきたということでした。

 

ダへは正直に20年前の事件のあらましを語りました。

ダへは別荘でセギュから盗品を見せられたのです。で、隙を狙ってブルーダイヤのネックレスを盗んだのですが、その中に汚職事件の証拠のフロッピーが入っているとは思いもよりませんでした。

それらを取り返しに来たセギュが、ダへだと勘違いして、たまたま泊まりに来ていたジヒを殺してしまったというわけです。

ダへは隠れてその様子を見ていたわけですが、証拠がありません。

でも、その証拠も思いもよらないところから出て来ました。

ダへが台詞の練習をするために使っていた録音機が偶然回っていたんです。

その夜起きた事が全て録音されていました。

 

へヨンがセギュのところに乗り込んだ事はすぐに警察上層部に伝わりました。

大問題になってるようです。

アン係長がやって来た時、皆、てっきり雷が落ちると思いました。

ところが、案に相違してアン係長は、冷静に乗り込んだ理由を聞いて来ました。

で、チャ刑事があらましを説明し、取り調べの許可を・・・と言うと、確実な証拠が無ければ不可能だと言いました。

なので、チャ刑事が証拠を示したのです。録音テープです。

目撃者の事まで話しちゃいましたよ。良いのかしら?

アン係長を仲間として信頼してのことですから、仕方無いけどね。

 

聞かせて良いの?・・・と思いましたよ。

そしたら、案の定、それを携帯に録音してセギュとキム局長に報告してましたよ。

対策会議・・・ですか。

かなり不利な状況です。でも、セギュは自分に自信を持っていました。根拠のない自信ですか。

 

へヨンはセギュをプロファイルしていました。

衝動的な性格で劣等感の塊。人に負けるのは耐えられないだろう・・・と。

だから、先日へヨンが喧嘩を吹っ掛けた状況で、言い負けたセギュは、絶対に出頭してくるだろうと踏んでいたのです。

来ましたよ、キム局長が避けた方が良いのでは?・・・と言ったにもかかわらず。

へヨンに散々言われた後ですからね。職権乱用や名誉棄損で反対に訴えてやろうと息まいているのです。

既に出頭した時点で、へヨンの罠にハマっていたということです。

 

へヨンが権利等の説明をし、供述が証拠とみなされると断った上で尋問が始まりました。

キム局長とアン係長も別室から見ていました。

で、例の録音を流したのですが、セギュは落ち着いたもんです。

声は自分だと認めたうえで、反論しました。これが殺人事件の音声だと言う証拠は無い・・・と。

キム局長たちも、どうだ・・・ってな得意げな表情です。

へヨンが黙ったもんだから、これで終わり?・・・と勝ち誇ったような顔をしたセギュ。

でもね、へヨンが言ったのです、証明できます・・・と。

 

なんと、アン係長に示したのは、録音全部じゃなかったんですね。

その後もあったのです。

そこには、婚約者が訪ねて来た声と音が録音されていたのです。証言から、それが殺害された日だと確認されていました。

つまり、殺害時の録音だと言う証明になったのです。

勿論、現場にいたセギュもそれを聞いていましたからね。言葉に詰まりました。

それを聞いても、まだ自白には至らないセギュ。

必死で言葉を我慢していました。

「何なんだ?一体何故・・・。」

その言葉を受けて、へヨンが皮肉たっぷりに言いました。

「話が違うって?変ですね。捜査資料が外部に漏れる筈無いのに。」

そして、キム局長とアン係長が見ている窓を見つめました。二人はおろおろ・・・です。

 

そして、とどめを刺したのは、目撃証人を見た時です。

車いすで入って来た人物を見て、セギュは物凄く驚き、椅子から転げ落ちました。部屋の隅に逃げ出しました。

自分が殺した人が目の前に現れたのですからね。

もう、どうしようもありません。

セギュはパニックになりました。もう止めようがありません。

自分が殺したと叫びましたよ。キム局長たちも、どうしようもありません。迂闊に手を出すと、自分たちも巻き添えを食うのは目に見えてます。既にお尻に火がついてる状態なんですから。

 

実は、目撃者ジヒを拉致しようとキム局長たちが動いていたんですよ。

でも、チャ刑事が、すんでのところで奪い返し、連れて来たんです。

 

「金持ちでも権力者でも法を犯したら罪を償わせるべきだ。」

ジェハンの言葉がへヨンの頭を過ぎりました。

 

フロッピーディスクは、ダへが持ったままでした。

でも、持っていては危険だと考え、ジヒを訪ねて来たジェハン宛てに郵送したんです。

ところが、それを勝手にキム局長が開封し、勝手に汚職事件担当の捜査官に渡したんですよ。その前に、一部のデータを削除してね。

結果、一つの会社に全部の責任を押し付ける恰好となり、他の関係会社は罪を逃れたのです。

キム局長が、何らかの謝礼と引き換えに、動いたのはジェハンには見え見えです。

あまりにひどいやり方に、ジェハンは激怒し、キム局長に宣戦布告しましたよ。

ジェハン・・・これが自分の首を絞める事になったようです。

 

セギュの事件によって、キム局長とアン係長は火の粉が飛んでくるんじゃないかと戦々恐々しています。

へヨンがジェハンの事を調べている事も気になりました。だってね・・・ジェハンを殺したのは、アン係長なんです。

ここで明らかになりました。

 

そして、ジェハンの無線機のことがアン係長にばれそうですよ。

ある夜、突然、ジェハンの声が聞こえて来たのです。一人残業しているへヨンの耳に。

捨てた筈なのに?・・・と探してみると、なんと、誰かの机の引き出しの中にあるじゃありませんか。

あれは、アン係長の机

そこに、アン係長が来ちゃったーっ

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『シグナル』7話まで

2016-11-19 16:02:44 | 韓国ドラマのエトセトラ

                      

レビュー一覧は、こちらから。

作品を貫くのは過去と現在を結ぶ無線通信。そして、過去が変わると現在が変わると言う事実。

新しい事件が出て来ても、それがどこかで必ずつながっているところが凄いです。小さな要素にも必ず意味があるんですね。

あ、ここで意味を成すんだ・・・と、何度も思います。

綿密に練られたストーリーに、改めて驚きながら視聴してます。

 

ジェハンは、セギュの車が最近変わったと気付きました。ギョンテが見た車は赤だったということですからね。

そして、盗品の隠し場所で最適なのが、自分の車・・・と推察したのです。

運転手に聞いても、赤い車なんて知らないと一点張り。

でも、根気強く張り込んで、とうとう運転手が赤い車を始末しようとしている現場を押さえたのです。トランクからは、盗品が出て来ました。

盗品にセギュの指紋がついていた事もあって、もう隠し通すことはできなくなりましたね。

とうとうセギュは逮捕となったのです。

 

でも、自首するつもりだったとか、まだ若いし反省しているとか、被害者が示談を望んでいるとかいうことで、判決には執行猶予が付きました。

偽証なんてことは重要視されなかったのでしょうか。

ギョンテは釈放されました。

 

へヨンがうたた寝から目覚めた時、現在の事情が変わっていました。

チャ刑事、病気で休暇をとっていることになっていました。

生きているのです。

へヨンは嬉しくて、チャ刑事に会いに行きました。チャ刑事の母親が誤解するくらいの勢いで。

何度も何度もチャ刑事の顔を見直しました。本当に生きているんだと、確かめるように。

 

ところがですよ。

事実はもう一つ変わっていたのです。

釈放されたギョンテは、誘拐事件を起こさなかった代わりに、誘拐事件の被害者の父親を殺したのです。

結局、娘を見殺しにした恨みをそうやって晴らしてしまったってことです。方法が違っただけだったんですね。

ジェハンは、刑務所のギョンテを訪ね、言いました。

「人殺しになるのなら、助けなかった。」

虚しかったでしょう。どうしてギョンテだけが・・・と。犯した罪を忘れのうのうと生きている悪もいると言うのに・・・です。

 

ハン・セギュの大盗事件は、まだ戻っていない盗品もあるというのに、検察は捜査を打ち切ろうとしていました。

ジェハンは怒りました。ギョンテの事を考えたら、やはり厳罰に処してほしいですよね。

でもね、現実は厳しいものでした。

ジェハンたちのチームの班長が異動させられたのです。今回の事件の処罰って感じですよね。上層部の顔を潰したってか

怒りがおさまらないジェハンに、班長は密かに情報を伝えてくれました。

なんと、盗品の中に、今回の被害者が関わった大規模な汚職事件の証拠が含まれているらしい・・・と。

セギュは知ってか知らずか、それを盗んでしまったってことです。

だから、被害者たちは、早く示談に持ち込み、事件を収束させたかったのです。

 

新しい班長としてやってきたのが、現在のキム局長でした。

まぁ、お目付役、スパイってことなんでしょうね。

最初からジェハンを目の敵にしていました。ジェハンも負けてませんが・・・。

 

盗品をチェックしたジェハンは、ブルーダイヤのネックレスが戻っていないことに気付きました。

 

以前、過去と無線で話せたらどうか・・・とへヨンが聞いた時、何もせずに悔やむより通信するとチャ刑事は言いました。

「でもそれは間違ってます。」

へヨンは言いました。

そんな無線は無視した方が良い・・・と。でないと、不幸な結果を招くから・・・と。

へヨンは、ジェハンとの通信を断つ事を決心しました。

そんな決心をしているとは知らず、ジェハンは大盗事件の経過を話しました。ブルーダイヤの盗品が戻っていないこと、そこに秘密が隠されてること。

でも、へヨンは、その言葉を遮って言ったのです。

「この通信の意味も、何故僕らなのかもわかりませんが、終わりにしましょう。この無線で世の中は変えられない。ただ混乱を招くだけです。今回も刑事が死にかけた。」

ジェハンは焦りました。

「あなたの気持ちは分かる。でも、金持ちでも権力者でも法を犯したら罪を償わせるべきだ。それが我々警察の役目です。」

でも、へヨンからの返答は無く、無線は切れてしまいました。

そして、へヨンは無線機を捨てました。

ジェハン失踪事件の資料とジェハンの個人情報の書類をシュレッダーにかけました。

 

そのへヨンの様子を、アン係長が見ていました。

そして、ごみ袋の中から無線機を取り出したのです。

その無線機には、シールが貼ってありました。アン係長忘れもしません、それはジェハンの無線機だと言う印だったのです。

 

アン係長は、チャ刑事に確認しました。

ジェハンの無線機にシールを貼ったのは、チャ刑事だったんです。

特捜部に来たばかりのチャ刑事は、何事も半人前。車の運転すらまともにできない状況でした。

そんな彼女の教育係がジェハンだったのです。

厳しく教育され続ける毎日でしたが、チャ刑事は次第にジェハンに惹かれて行ったようです。言葉は厳しいけど、刑事としてのジェハンは本当に真っ直ぐで、尊敬に値する人物でしたからね。

で、ある日、机に置きっぱなしにしていたジェハンの通信機に、こっそりとシールを貼ったのです。

 

アン係長は、へヨンがジェハンについて調べている事も打ち明けました。

もしかしたら、チャ刑事の指示かとも思ったのかも。でも、チャ刑事の表情が、それは勘違いだと言うことを物語っていました。

彼女自身も驚き、そしていぶかしげだったからです。

 

チャ刑事は、すぐへヨンに事情を聞こうとしました。

そんな時、一人の男性がチームを訪れたのです。

シン・ダへという20年前に死んだ婚約者を探してほしいと言いました。意味分かりませんよね。

頑張って生きていたのに、突然、自殺死体で発見されたんだとか。

でも、最近、偶然、本人そっくりの人物を見かけたと言うのです。行きつけのカフェで。

20年前にも、そのカフェで写真を撮っていたのですが、今回、似た人を見たので、すぐにシャッターを切った男性。写真を見比べると、確かに似ているんですね。

 

この女性、大盗事件と思わぬつながりがありました。

ブルーダイヤを追っていたジェハンは、ある日貴金属店からそのネックレスが持ち込まれたとの連絡を受けました。

店の防犯カメラをチェックしたところ、若い女性がネックレスを売ろうと持ち込んだのですが、その話が曖昧で、店主からすると充分疑わしい状況だったんだとか。

そして、箱の中には、ネックレスだけじゃなくて、フロッピーディスクが入っていたのも確認できました。

ディスクは、女性がバッグに入れていました。

結局、それは売らずに持ち帰ったのですが、連絡先は全て架空のモノだったのです。

ジェハンは、チャ刑事に、書かれた電話番号の下二けたを変えて、チェックしろと指示。素人が嘘を書く時、そういうデータがあるんでしょうかね。

で、根気強くかけ続けた結果、一人の女性を調べ上げたのです。

それが、シン・ダへでした。

 

ジェハンとチャ刑事がダへの自宅に行きました。

そしたらなんと、そこではダへのお葬式が執り行われている最中だったのです。糸が切れました。

その時、家に、居合わせたのが、婚約者キム・ミンソン。未解決事件チームを訪れた男性だったのです。

 

キム刑事とチョン刑事は、証拠も残っていない20年も昔の自殺事件を今さら・・・と捜査に反対しました。

でも、チャ刑事とへヨン、そしてファン義警は賛成ってことで、捜査が始まったのです。

 

そこでまず問題になったのが、何故ジェハンがダへを調査していたのかと言う事です。

当時、まだ半人前のチャ刑事に詳細は話してくれていませんでした。でも、盗品の捜査だと言う事だけは聞いていたのです。

それを聞いてへヨンはピンっときました。

大盗事件で、盗品の一部が出て来ていないとジェハンが口走っていたのを思い出したのです。

まだセギュを追っていたんだ・・・と思いました。

 

調べてみると、疑問点がいくつか出て来ました。

水死で人相が分からなかったにもかかわらず、検視も行われていなかったのです。それは家族の意向だったとか。

現場が自宅から離れているのに、寝間着にコートと言う姿だったということもありました。

担当刑事も他殺ではないかと疑ったようです。でも、検視を拒否され、どうしようもなかったようですね。

家族は、遺品を全て焼却処分にしたとも言いました。遺品を一つも残さないなんて、あまり考えられない事です。

へヨンとチャ刑事は、知り得た情報を元に、何者かが自殺を装ってころした可能性が高いと判断しました。そして、それに家族も関わっている・・・と。

 

目撃されたカフェでの指紋検出は難航していました。

とにかく、不特定多数の人が出入りするところですからね。

でもね、チャ刑事が気がついたのです。写真で、女性が見ていた本が、カフェの書棚にあることを。

それはカフェのモノでは無く、女性が忘れて行ったモノらしいです。慌てていたんでしょう。元婚約者に見つかったことで。

そして、指紋は一致しました。

ダへは生きているのです。

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『魔女宝鑑』8話まで

2016-11-19 11:55:24 | 韓国ドラマのエトセトラ

                       

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「人違いです。」

と、ソリは言いました。

何か事情があるのか?力になるから・・・とジュン。

でもね、ジュンは何にも出来ないとソリは分かっています。だから、ここは拒絶するしかありませんでした。

 

そしてその日、ジュンは寺を出たのです。

ヨグァンは、忘却水をこっそり飲ませようとしました。でもね、ジュンは気づいたのです。

自分がソリに作り方を思い出して教えたのですからね。匂いで分かったのです。

そして、自分に飲ませる意味も・・・。

拒まずに飲みました。

 

宣祖は、ホンジュの願いを聞き届けることにしました。

ホンジュの願いはただ一つ、王宮に戻ること・・・です。

宣祖は、大妃の命令で廃止されていた星宿庁を復活させることを宣言しました。

 

これには、大妃が猛反対。

座り込んで懇願します。・・・よく見る風景ですな。

でもね、大妃もあっさりとホンジュに騙されてしまうんです。まぁ、騙されて・・・と言うと意味が違うかもしれませんが。

宣祖の姿を、ヨニの双子の兄で、世子だった大妃の息子に変えて見せるんですよ。母上・・・なんぞと泣いて縋らせたら、イチコロでしたよ。

魂はまだ生きてるけど、肉体が無い・・・とホンジュ。

だから、宣祖の肉体を亡き世子のために・・・ということですね。

大妃は、それを信じてしまうんです。

で、あれほど反対していた星宿庁の復活を承諾しました。

 

ジュンは都に戻って来ました。

自分が赤い道袍だと断定され、おまけに何者かの死体を自分だと偽ってさらしものにしてるじゃありませんか。

母の墓にも、散々愚弄した立て札が立てられているしね。

激怒したジュンは、自分の手で赤い道袍を捕まえて、疑いを晴らそうと決心しました。殺されたマノクの仇を討つためにも。

詐欺師でマノクの友達だったスンドクに協力してもらって、まずはオクに宣戦布告しました。

え~っ、もっと痛め付けてやればよかったのに・・・と思った私は悪人

 

ところで、姿を消したヒョンソですが。

こっそりと自宅に戻り、何かを取り出しています。あれは、『魔医禁書』の最後のページだったように見えましたが、いったいどんな意味があるんでしょう。

ジュンも、ページが足りない気がするって言ってましたよね、確か。

 

プンヨンも、本物の赤い道袍を捕まえようと、捜査を続けています。

殺されたマノクについて聞こうと、妓房にやってきました。

百年木に祈ったら、突然美しくなっていたけど、その翌日には無残に殺されてしまった・・・と妓女仲間は言いました。

マノクの部屋にも何か手掛かりがあるかもしれないと行った時、そこには丁度ジュンが。

 

ジュンも、手掛かりを探しに来ていたのです。

プンヨンが来たと知ったけど、逃げる時間が無くて、女性の服を着こんで、逃げ出そうとしたんです。

でもね、靴でばれましたよ。

あっという間に捕まっちゃって・・・。

主人公のジュンが、イマイチ武芸に秀でてないのよね。ドラマだと、だいたい主人公は頭もキレるけど、戦いにも強いってぇのが定番なんですけどね。ジュンは逃げるが勝ちってタイプです。ある意味新鮮ですわ。

 

牢屋に入れられてしまったジュン。

翌朝には取り調べされることになっちゃいましたよ。プンヨンは、ジュンが赤い道袍ではないと、察しています。でも、同じように真犯人を追う理由が知りたかったのでしょう、

そこから何か手掛かりが得られるかもしれませんからね。

 

その頃、寺では結界が破られそうになっていました。

その事で、ホンジュに、ソリの存在がはっきりと知られてしまったようです。

ヨグァンは、結界を破られない為に、何が必要なのか、調べに行きました。そこで、思わぬモノを見つけました。

ある印です。それは、ジュンの胸に焼印のようについていた印でした。

それを見て、ヨグァンは道教の経典『玉枢経』を思い出しました。

探し出し読んで、愕然としました。それはどうも結界を意味するモノだったようで。

胸にその印があるジュンは“人間結界”なのでは・・・と思い当たったのです。

 

ジュンが傍にいる事が、ソリにとっては結界で守られていることになる・・・と言う意味かしらね。

 

なのに、忘却水を飲ませてしまった・・・とヨグァンは後悔しました。

でもね、すぐさま牢のジュンのところに行きましたよ。

忘れてるだろうけど・・・と前置きし、事情をかいつまんで話したようですね。

 

寺が突然大きな振動に見舞われました。地震かしら?

ヒョンソが結界を破って近づいてるように見えましたけど・・・。

ソリは、又も呪いが始まり、発作のように身体を震わせたかと思うと、突然宙に身体が浮き、白髪に変わってしまいましたよ。

次の瞬間、糸が切れたように身体が落ちたソリ。

受け止めたのはジュンでした。

「又会ったな。」

ソリの白髪が黒髪に戻りました。

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