まったり まぎぃ

愉快な仲間たちの事、日常生活で思う事、好きな事あれこれ。

『秘密の扉』20話まで

2015-05-30 14:55:39 | 韓国ドラマのエトセトラ
秘密の扉 OST (SBS TVドラマ)(韓国盤)
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レビュー一覧は、こちらから。

 

毎朝、ソンは世子嬪ホン氏と共に、英祖に挨拶に向かうのが恒例となっています。

ところが、このところ、英祖はソン夫婦に会おうとしません。

平民をに科挙を受けさせるという一件から、機嫌を損ねているのです。

 

ホン氏、ソンに、その理由が分かっているのかと問いました。

まだソンが諦めていないことを、英祖は分かってて、だからソンを遠ざけようとしているのだとホン氏は言いました。

まぁ、どーでしょうねぇ。

ソンの性格を考えると、そう簡単に諦めたりするわけないと、誰もが思ってますよね。

 

老論派のキム・サンロなんぞ、露骨にソンを廃位させ、新たに世子を立てるべきだと英祖に直訴してますよ。

でも、英祖にその気は無くて・・・。

だったら、何か口実を作ってソンを退位に追い込もうと考え始めましたよ、サンロたち。

で、思い付いたのが、ジダムのこと。

 

東宮殿にいる怪しい女官は、絶対にジダムだ・・・と考えた老論派。

ジダムの顔を知ってい兵に、顔を見て確認させようとしました。

でも、兵たちは、別人だと主張。

ちゃんと、ピョン・ジョンインの手が回ってましたよ。グッジョブ、ビョンイン

 

今度は、英祖に新しい皇后を迎えることを提案しました。

王子を授かることで、ソンを廃位に持って行ける・・・と言います。ソンの母は、身分があまり高くないようですね。

だから、正妻である皇后から生まれた王子の方が、身分が上のようですよ。年が上でも、母親の身分の格差で、王位継承順位も違ってくるのです。

 

ナ・チョルジュは、ソンがせっかく決まった平民の登用を、断念したことが納得出来なかったようです。

そうですよね。どうしてそういう結果になってしまったのか、ソンや周囲の細かい事情など、分かりませんからね。

元々、鳴砂団は、王を殺してソンを王位に早くつけたいと言う考えを持っていましたからね。こうなったら、もう、実行に移すしかないと考えてるのです。

で、ソンに考えを問うてみたのです。

ソンは、剣で相手を倒そうとは全く思ってなくて、それは以前から変わらない信念なんです。

「刀で得た権力は、刀でないと守れない。」

そう、ソンは言いました。そうなったら、刃は誰に向くか分からない・・・と。

もう少し待ってくれとチョルジュに言いました。

英祖は王である前に、ソンの父親です。父親を斬ると言うのは容易いことじゃありません。だったら、逆賊が斬ってやるほうが容易いだろう・・・と言いました。自分がする・・・とね。

 

ソンが東宮殿に戻ると、英祖が待っていました。ソンが描いた絵を見ていました。

最近はあまり描いてないのか・・・と言いました。

そして、ソンの格好を見て、また民に出来ない約束、いや、してはならない約束をして来たのではないな?・・・と聞いたのです。

ソンは答えられませんでした。英祖は、

「この父は、やはりお前を見捨てられない。」

と呟きました。

私の政敵になると言った、残酷な奴だ。私が30年以上かけて築いてきたこの国を、根底から覆すと言う・・・、危険極まりないヤツだが、どうしても見捨てられないのだと。

「民を憐れむ気持ちを捨てよとは言わない。だが、社会の秩序をぶち壊すのだけはやめてくれ。」

「むなしい夢をみるのだけはやめてくれ。父と約束してくれ。」

縋るように、英祖は言いました。ソンは、分かりましたと答えました。そう答えるしかありませんでした。哀れな父には・・・。

 

英祖は、新しく王妃を迎えることを公表しました。

周囲は、今いる側室のムン氏を王妃としようという派と、大々的に公募(?)しようと言う派とに分かれました。

世子嬪ホン氏とすると、ソンを嫌っているムン氏が王妃なんぞになったら、ソンはもとより、サンの行く末も閉ざされてしまう可能性が高いと不安になりました。

で、ムン氏が王妃にはふさわしくないと言う状況を作り上げたのです。

巫子を東宮殿にこれ見よがしに呼びました。ムン氏にわざとばれるように。

巫子の類を呼ぶのは、ご法度だったんじゃなかったかしらね。それを、ムン氏が詰問し、自分にも吉日を選んでほしいと言ったのです。ま、要するに、黙っててあげるから、自分も占って・・・ってこと?

そしたら、巫子が言ったのです。

「どんなに努力を重ねても、男子を授からない運勢です。」

この言葉はもう、女官の口から口へと広まり、とうとう英祖の耳にも入りました。英祖は、すぐに世子嬪ホン氏の仕業だと察しました。

英祖はほっとしたようです。キム・サンロからはムン氏を推されてるものの、気が進まないでいたようでね。良い口実が出来たと思ったのです。

と同時に、老論派の息のかかった娘では無く、全く権力と関係のない娘を選ぶ事で、ソンを守ろうとしたのです。

英祖は、きっぱりと、ムン氏は王妃の器ではないと、断りました。

そして、王妃は、外部から迎えることとなったのです。

 

ソンは、都ではなく、地方に『書斎』という施設を建てようと計画しました。

科挙に合格した平民4人を教師とし、科挙を受けられない平民、賎民、逆賊の家族等を対象とした学問所です。

ウソプは、心配しました。

また、王様を苦しめることになるのでは?・・・と。

ソンを守ろうとしている英祖の事を、知っているからです。

ソンも、勿論、父が如何に自分を大切に思っているか、分かっています。それでも、彼は民との約束、期待を破るわけにはいかなかったのです。

・・・ホント、生まれるのが早過ぎたね、ソン。この時代では、まだ早い思想だったね。

だから、この施設は、密かに作ろうとしてます。費用は、自分の東宮殿の費用から何らかの口実をつけて、引き出そうと考えているのです。

ただ、すぐには出せないので、チョルジュが貸す事になりました。借用書を書く・・・と言ってますが、もしかしたら、後日、これがソンのネックとなるんじゃないのかしら?ふと、そう思いました。

借用書のサイン、これが父の連判状のサインと重なりますよ、あたしゃ・・・

ウソプが、時期が早いのでは?と不安を示しました。

でも、王妃が選ばれようとしてる今が、その時だとソンは事を動かし始めたのです。

 

王妃は、キム・ハングと言う貧しい両班の娘が選ばれました。

世子嬪ホン氏は、その娘を推していました。何の後ろ盾もなく、勿論老論派の息もかかってませんからね。

本人も、思慮深く、頭が良さそうですしね。

でも、このキム氏が、後にソンやサンの大きな障害となる貞純王妃キム氏なんですよね?ホン氏の思惑は外れたと言う事ですよね?

 

そして、婚礼の日、チョルジュは英祖を殺害しようと計画していますよ~っ

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『秘密の扉』19話まで

2015-05-29 12:19:02 | 韓国ドラマのエトセトラ

                           

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今回は泣けましたね~ いやもう、悔し泣き、歯がゆさゆえの涙・・・等々。

 

民が試験場に入って来た時、まず拒否したのは、両班の受験生たち。追い出してくれ・・・とソンに迫りました。

この時、彼らを止めたのはべクサンでした。

平民を追いだしたいのなら、自分の知識、能力を示せ・・・と言ったのです。平民等に、学問は無理だと思い知らせろ・・・とね。べクサン自身も、その期待が大きかった・・・と言うより、そうすることがソンにも現実を受け入れさせる理由になると思ったのでしょう。

ソンは勿論、ウソプも父の言葉を嬉しそうに聞いていました。

 

試験が始まりました。

 

英祖は、この知らせを受けて激怒。すぐさま、ホン氏を呼び、兵をもって試験を中止させ、民を追い出せと命じたのです。

「では、世子様は?」

・・・とホン氏。彼にとっては、世子の事の方が大事ですからね。

それを一蹴し、とにかく試験は中止だと命令した英祖でした。

 

この一件は、老論派はもとより、少論派にも衝撃を与えました。

老論派は、世子が仕組んだ事に違いないと断定し、こうなったら、世子の座から降ろすしかないと息巻きました。

少論派のチョ・ジェホはこれで納得出来た事がありました。と言うのは、前日、イ・ジョンソンが自分の家を訪ねて来て、今生の別れを意味するような言葉を残して行ったからです。そして、何度も何度も若い世子を守ってくれと頼んでいたのです。

チョ・ジェホには、この時すでに今日の計画があって、ジョンソンは訪ねてきたのだと言葉の意味を理解したのです。

 

ホン氏が兵と共に試験場にやってきました。

門前にいた多くの民は、試験を中断させまいと、彼らに必死で縋りつき、門の中に入れないようにしました。

ジョンソンも、その場に居て、老体に鞭打って、兵を止めようとしたのです。が、跳ね飛ばされてしまいましたよ。

 

門の外の騒動は、中にも聞こえてきました。

平民たちは、動揺し、試験どころじゃなくなりました。

ソンは、彼らの前に出て言いました。

「集中しろ。何が起っても動揺するな。今日までの長く遠い道のりで自分が何を乗り越えて来たか、それだけを考えよ。このまま諦めて良いか、自分に問え。」

その言葉で、平民の受験生たちは冷静さを取り戻しました。

 

門の外には、ナ・チョルジュたちが触れて回った事で、民が大勢押し掛けていました。兵を止めようとした人たちです。

ジェゴンも駆け付け、ホン氏を説得。

このままでは暴動が起ってしまう・・・と。

ホン氏は、兵を止めました。

 

試験は無事終わり、結果の発表が行われました。

なんと、チャン内官の弟が首席で合格。イ・ダルソン他、平民からは合わせて4名が合格したのです。

両班からは、2名だけでした。

そして、めでたく平民4人に韓服が手渡されたのです。

 

英祖は、そこまで進んでしまった事に衝撃を受けました。

イ・ジョンソンを処罰し、平民から韓服を取り挙げろ・・・とソンに命じました。

そうしなければ、世子の座を取り上げる・・・と。

口ではそう言うけど、英祖も息子を守りたい気持ちが無いわけじゃないのです。全てをジョンソンの責任にし、ソンは仕方なくしたことだと言う事で事を収めたかったのです。なのに、ソンは、その親の気持ちが分からなくてね。

自分の思いを押し通そうとするばかりでした。

挙句の果てに、世子の座など要らない…なんて事まで口にしてしまいましたよ。

「世子の座などいらない。」

と、ソンが口にした時、英祖の目から一筋涙がこぼれたのが、ソンには見えなかったのかしら・・・。

 

すぐにジェゴンが英祖に会いに行き、ソンを説得してみせると言いました。

失敗した時は、自分の命を英祖に察し出す・・・とまで。

また、イ・ジョンソンは自らの足で牢に入り、ソンに自分を助けるつもりなら、自害して果てる・・・と伝えました。

 

英祖には、ソンの何が彼らをこうまで惹きつけるのか、分かりませんでした。

自分の命を捨ててまでソンを守ろうとするのが・・・。

そして、生粋の老論派のべクサンですら、ソンの意向を深く知ったら味方をするようになってしまったし・・・とね。

「世子には得体のしれない政治力がある。その正体は何なのだ。」

そう、英祖は呟きました。

自分とはまるで違う政治をしようとしているソン。これまで自分が築いてきた国がまともに引き継がれるのか不安でたまらない英祖なのです。

「そこまで不安に思うのなら、何故ジェゴンに説得を頼んだのですか?」

と、キム内官は聞きました。

「息子だから。」

しかし、最後まで考えを変えないと言うのなら、私は息子を捨てなければならない、国のために・・・と英祖。

「だが、今では無い。廃位するのは危険だ。」

それによって後継者争いが激化するのは容易に想像がつきましたからね。

 

ソンの元に、イ・ジョンソンの手紙が届きました。

このまま意を通そうとすれば、全てを失ってしまう・・・。これまでの努力が乱心者の奇行に終わってしまう・・・とね。

ジェゴンも、やってきました。

ジェゴンは、ソンが弟ならば、殴りつけてやる・・・と言い、率直な意見を述べました。

平民を登用するのには、時期尚早だ・・・と。

そして、この秘密の部屋を作り上げたソンの臣下たちは、命をかけていた筈だと。そんな彼らのためにも、一度引くべきで、将来王となった時、自分の思うままの治世を行う事こそが大事なのだ・・・と。

「屈辱にまみれても、今は生き残るべきです。」

 

ミン・べクサンが辞表を提出しました。

英祖から命じられたようですが、あっさりと提出しました。彼も、言われなくても出すつもりだったようです。

両班は平民より優れているべきだと言う信念を持っていたのに、それが揺らいでしまった・・・とべクサン。だから、退くべきだと。

 

ソンは、英祖の言葉に従うと返答しました。

 

イ・ジョンソンは、へき地に流刑となりました。

彼を涙ながらに見送ったソンを待っていたのは、合格した平民4人でした。皆、韓服を脱いで手に捧げ持っていました。

実は、ソンが世子の座を奪われるかもしれないと知ったチャン内官が、弟に頼みこんでいたのです。

勿論、平民の彼らだって、官吏として活躍したかったでしょう。

でも、その道を開いてくれた世子ソンが、座を奪われるような事になっては、元も子もありません。

ソンに、韓服を預かっていてもらおうと決めたのです。

いつか王になった日、また、採用してくれれば・・・と。そしたら、一生ソンに忠誠を尽くす・・・とね。

 

いやぁ・・・泣けましたよ、ほんと

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『秘密の扉』18話まで

2015-05-29 10:33:41 | 韓国ドラマのエトセトラ
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「お前は王室が滅びても良いと言うのか!」

英祖は、激怒しました。そんな考え、持った事もないだろうし、ましてや世子であるソンが持っているなんて、親不孝、不忠ですわな。

「王室の権威は、民の支持と信望を得てこそ輝きを放つのでは?」

と言うソン。それに対して、英祖は正反対の事を言いました。

「民を適切に統制し、恐怖を植え付けてこそ民は服従し支持するだろう。」

平行線です。

結局、ソンが出した科挙改革の告示は、即刻撤去されてしまいました。協力したイ・ジョンソンも解任されてしまいました。

チャン内官の弟をはじめとした、能ある民たちは、皆、意気消沈。

ソンが昔と変わらない考えを持っていると喜んだナ・チョルジュも、失望しました。

 

老論派は、ソンに反対の立場をとることを党内で決定しました。

 

老論派は、科挙でこれまで散々不正を働いて来たようです。党の有力な両班の息子をおそらく賄賂なんぞを取って合格させたりしてたんでしょうね。

それが出来なくなるわけですからね。反対しますわ。

で、結局元の通り科挙が行われることになったので、又その不正をしようと企んでます。

この情報を、ソンが得ました。

不正を明らかにすることで、これまでの科挙の信頼を壊し、新ただ科挙のやり方を模索しようと考えました。

 

ある日、イ・ダルソンから又伝書鳩を使っての手紙が届きました。いつもの場所で会いたい・・・という内容です。

でも、その時点で、東宮殿は厳重に監視されていました。もち、英祖からの命令です。

で、ウソプと服装を取り変え東宮殿を抜け出しました。

待っていたのは、ナ・チョルジュ。3年ぶりの再会でした。

 

チョルジュは、ジダムとは生き別れてしまって居所を知らない・・・と言いました。計画を打ち明けるまでには、ソンの考えを把握できていないからですね。

チョルジュは、平民が科挙を受ける方法があると言いました。

今回、イ・ジョンソンの代わりに礼曹判書になったのはミン・べクサン。彼が大々的に不正を企んだとしたら?・・・とチョルジュ。

民にもそれが知られたら、王の任命責任が問われる事になります。

英祖を攻撃する事です。ソンは迷いました。

でも、民に約束した事を守らなければ・・・とその案に乗ったようです。

 

チョルジュは、老論派の子弟は、特別にあつらえた高級な紙を用意している事を掴んでいました。

その用紙に書かれた答案を、試験官は採点に手心を加える手筈になっていたのです。

チョルジュに協力してもらい、あっという間に証人と証拠を整えたソン。

でも、その時になって、迷いが生じました。

ここまでしてウソプの父であるべクサン、自分の父である英祖を攻撃するのは、本当に正しいことなのか?・・・とね。

それは、ウソプにもありました。

キム・テクの一件でソンの味方をして以来、父べクサンから勘当されてきたウソプ。だけど、本当は父は自分の事を心配していると知っていたからです。

が、結局二人とも信じる道を進む決心をしました。民との約束を守るために。

 

ソンとウソプは、動きませんでした。

二人には厳重な監視がついてますからね。代わりに、ジダムとかを動かしました。

ソンが静かなのを、英祖も老論派もほっとしたり、却って怪しんだりしてます。

 

ソンはべクサンに会いに行き、全てを知っていると告げました。

で、自分の手で不正を正してくれと言いました。逮捕されないためのチャンス・・・ですね。

そうすることによって、民の受験機会が得られる・・・とソン。それはすなわち王の敵にならないで済む機会です。

一度民に受験させて、その結果を見ると言いました。合格者が居ないならあきらめるし、居るならその結果をもとに英祖を説得したいと言いました。

話を聞いても、べクサンは、逮捕されても民に受験資格を与えるのは賛同できないと言いました。

ウソプがやってきました。

 

ソンは、べクサンのところに来る前に、ウソプに、この一件から外れるよう命令していました。流石に、息子の前でお縄にするのはべクサンにとって、物凄い屈辱的でしょうからね。

でも、ウソプは来たのです。

そして、父を説得しました。

べクサンは、英祖に、不正が明らかになったので、ソンが臨席して科挙を行うことになった・・・と報告しました。上手い言い方だよね。

 

当日、民が試験場の前に集まりました。

ソンに直訴しました。受験させてほしい・・・と。

ソンが、許そうとしたその時、イ・ジョンソンが遮りました。

一旦、ソンと共に試験場に入り、門を閉めさせました。そして、次に、自分が門を開ける・・・と言ったのです。

そうしないと、首謀者がソンになってしまいます。

自分が嘘の反省文を書いてまで生き残ると言う恥をさらしたのは、ひとえにソンを守るためだった・・・とジョンソンは言いました。

だから、ここは、自分が門を開けて民を招き入れるべきだ・・・とね。

ソンは許しました。

 

門は開けられ、民が入って来ました。

皆、明るく晴れ晴れとした表情です。

さぁ、どーなるのでしょう。

 

ところで、領議政のキム・サンロが一人で英祖に会いに行ってますよ。

なんと、新しい皇后を迎えることを提案してましたよ。

世子ソンが王になったら、朝鮮王朝は崩れると言うのです。だから、正妻からの嫡子を得るためにも、空いてる皇后の席を埋めなくては・・・と言いましたよ。

現在英祖の側室はムン氏だけのようで。

ムン氏とすると、自分しか皇后になる者はいないと思いこんでますけど、ムンロはちょいと違うようですね。

英祖は、どうするのか、まだ返答はしていません。

世子嬪ホン氏の父は同じ老論派ですが、やはり少々考えは違うんですね。なにせ、娘婿ですから、ソンは。万が一世子の座を奪われるような事にでもなったら、孫のサンの行く末は?・・・ですよね。

思惑は人それぞれです。

 

ところで、ムン氏はまだジダムの事を疑ってるようですね。

ムンロに、東宮殿に怪しい女官が居るとチクリましたよ。

今のところ、ホン氏の打つ手が早くて、ばれてはいませんが、危ないよね。

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『秘密の扉』17話まで

2015-05-28 16:48:35 | 韓国ドラマのエトセトラ
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英祖、ソンの言葉『殺さず、生かす政治』と言うのが、心に突き刺さったようです。

自分が今までしてきた政治を否定された気分なんでしょうね。でも、同時に、ソンの成長を嬉しく、頼もしく思う気持ちもあるのです。

父親ですからね。

「息子の言葉が全て正しければ良いのにと思う。私が玉座に座って数十年間守ろうとしてきたもの、それが一瞬で水の泡になってもかまわない。それでも、正しいのは、私ではなく息子であってほしいと願う。」

これは、ソンの言葉は全部が正しいとは言えないということでしょうか?現実には、ソンの言葉通りには運ばないということでしょうか。

父として、王として、そして、男同士のライバルとして、英祖は、複雑な感情を持っているようです。

 

ソンの代理聴政が再開されました。

英祖は、庶務の採決権をソンに譲りました。でも、人事と外交、国防に関する決定権は英祖が持ったままになりました。

権力を二分するということです。

英祖は、人事権を持つことで重臣たちをけん制する事ができる・・・と言いましたが、それは、ソンに対するけん制でもあるようです。もし万が一不都合な事があったら、英祖はソンから世子の座を取り上げる事が出来ると言う事ですからね。

 

ジェゴンは、ソンの元に戻りました。

英祖は、ジェゴンをソンのお目付け役としたのです。ま、ソンの情報を自分に報告しろという意味でしょうね。

 

ソンは最初の言葉で、『不偏不党の政治』を望む・・・と言いました。

だから党の間での調整役は必要ない・・・と。民の事を考えず、党利に走る者は、追放する・・・とね。

新しく領議政になったキム・サンロなんぞ、いきなり反発して、世子を降ろさねば・・・なんて言ってますよ。表向きは従順が態度を取りましたけどね。

 

ジダム、外にいるピョン・ジョンインに情報を渡すところを、英祖の側室ムン氏に見とがめられました。

おいおい・・・あんなにお伴の女官を引き連れてるムン氏に気がつかなかったの?ジダムやぁ。

ムン氏は常々東宮殿の事を探っているので、見慣れない顔だと、ジダムを怪しみました。

でも、世子嬪ホン氏が庇ってくれ、また、ジダム自身も、こういう時の為に準備してたので、切り抜ける事ができました。

ムン氏は、まだ疑いを捨ててはいませんがね。

 

ジダムの手紙によって、清の使臣たち相手にソンがどのような方法を使って事を収めたかというのが、ナ・チョルジュたちにも分かりました。

おまけに、団員のイ・ダルソンの名前を出していたことも。

チョルジュは、ふとダルソンのところに様々な種類の本を買いに来てる男を思い出しました。

聞いてみると、ロザリオについても聞かれたと言うじゃありませんか。

もしかしたら、あの男がソン?・・・とチョルジュは驚きました。

3年前とソンは何も変わってないのか、或いは別の何かを考えているのか・・・。チョルジュはソンの考えを知りたくなったみたいです。

 

少論派のイ・ジョンソンが、3年前の事件の首謀者の家族を赦免してほしいと提案してきました。

老論派は、勿論大反対。

ソンが、どう出るのか、皆、注目していましたら、なんと、ソンは、その事件に関して再度論じるつもりは無い・・・とばっさり。

ソンは、そうしたい気持ちは理解しているし、おそらくソン自身も、それが当然だと思っていたかも。でも、まだ時期尚早だと感じているのです。

 

老論派は、ソンの態度をみて、自分たちに歩み寄って来たと余裕を持ち始めました。

ジダムの事を考えると、チェ尚宮なども、ソンの決定に不満を持ったようです。

チョルジュは、ソンに期待をかけそうになっていた時だけに、裏切られた気分のようですね。

 

ある日、チャン内官の弟が捕まりました。科挙で、両班の息子の替え玉受験を引き受けて見つかってしまったと言うのです。

平民の彼には、受験資格も無いわけです。

弟は、とても優秀で、なのに、受験する事すら許されない。自分が民のために官吏として働きたいと願っても、それは無理なんです。決してお金の為にした事ではないんですね。

それを知ったソンは、改めて民と両班の間の差別を考えました。

父英祖が、税の面での差別を無くそうと均役法制定を生涯の目的とした気持ちを思いました。

 

イ・ジョンソンを訪ねました。

せんだっての、逆賊の家族の赦免の件を謝りました。

親を選んで生まれてくる事は出来ないのだから、連座で罰するのは不当だ・・・とソンは言いました。

民の苦痛を取り除けないなら、政治も権力も何の意味も無い・・・。

それを、自分は忘れていたようだ・・・とね。

イ・ジョンソンは、嬉しそうな顔になりました。やっと世子が分かってくれた・・・とね。

でも、次の瞬間、今度は険しい顔になりました。

ソンが、科挙の受験資格を大幅に緩和すると言い出したからです。

 

これが、両班の間に、どんな騒動をもたらすか、容易に想像がつきました。賛成する者などいないでしょう。

身分制度は、王制の根幹を成すモノですからね。

でも一晩考えた挙句、ソンに協力することを決心したのです。

 

案の定、重臣たちは、この決定に大反対。これは老論派も少論派も関係ありません。

皆、両班という地位にある者たちですからね。

でも、ソンは、イ・ジョンソンに、告示するよう指示し、ジョンソンも周囲の反対を押し切って街に告示したのです。

 

英祖は驚き、すぐにソンを呼びつけました。

ソンは、英祖の“均役法”の精神と同じだと言い、撤回するつもりは無いと言いました。

でも、英祖は、日々の生活に不公平があってはならないが、政治は違う・・・と言いました。

「身分に合った暮らしこそが太平の世のあるべき姿だ。」

 

「農民や商人の優秀な者が国を動かし、両班が農業や商売をしても良いのです。」

と、ソン。

「それでは秩序が保てぬ。身分制度をひっくり返したら民は王室を狙ってくる。王室を侮り否定してくるのが分からんか!」

 

「そんな王室に存続の価値はありません。両班を盾にしなければ民に侮られる王室など、いっそ無くなれば良いのです。」

あ~、とうとう口にだしちゃったよ、ソン。

この時代、両班や王族の誰もそんな考えを持ってなかったでしょうからね。反逆罪と取られても仕方がないよ~っ

生まれるのが早過ぎたね、ソン。

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「神の贈り物ー14日」特設サイトオープン♪

2015-05-28 13:21:52 | チョ・スンウ関連

                          

やっとやっと特設サイトがオープンしましたっ

『「神の贈り物ー14日」特設サイト』こちらからどうぞ。

 

一話のみ先行放送が、6月7日(日)14:45~です。

そして、本放送開始は、6月30日(火)23:00~

 

待ち遠しいです

特設サイトがオープンしたら、よりいっそうドキドキ感が増しました。

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『秘密の扉』16話まで

2015-05-27 19:43:23 | 韓国ドラマのエトセトラ
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ナ・チョルジュの商団から仕入れた人参は、新鮮なモノも時間が経てば、腐り始めるように細工されていたのです。

ソンも、気づく筈がありません。

 

清側は、侮辱されたと受け取り、激怒。一切の貢物を受け取らずこのまま帰国すると言いました。

ソンは、一瞬驚き動揺しましたが、次の瞬間、使臣の前に跪いたのです。

驚いたのは、使臣たちだけじゃなく、朝鮮の重臣、内官、女官、その場にいた全ての者たちでした。

いくら相手が大国清でも、目の前にいるのは皇帝ではなく、単なる使臣ですからね。

一国の世子が跪くなんて、威信が地に落ちた・・・と皆思いました。

 

ソンの捨て身の態度に、使臣も思わず怯み、3日間の猶予を・・・と言いました。

その間に、皇帝への献上品を差し出すよう言ったのです。朝鮮人参なんぞじゃなくて・・・です。

 

ソンが使臣にひざまずいたと言う話は朝廷中を駆け巡り、皆、怒りや憤懣を口々に言い合いました。

なんかねぇ・・・。事情も知らず、言いたい事言うよねぇ。

じゃぁ、あの場をどうやっておさめるって言うのよ

 

英祖も、ソンを呼び付け、きつく注意しました。

ソンだって軽く考えた事じゃないと思うけど、あの時はああするしか使臣を止める方法は無かったと思っていました。

 

重臣たちと、ソンの間で、話し合いがもたれました。

でも、どんな品を出しても、気に入らないと言われるだけだから、清の要求を受け入れようと主張する者、それでは国益が損なわれ、決裂は避けられても、ソンが世子の座から降ろされるのは確実ゆえ、それを避けるべき・・・等々。

平行線で、良い策は生まれません。

ただ、ソンは、民の事を一番に考え、まずは条件を飲み、献上品を考えたいと言いました。

出来る限りの事をしたうえで、自分が世子の座を放棄するしかないか、他の条件を飲むか、考えても遅くは無い・・・と。

 

ソンはイ・ダルソンという男に会いました。以前から外国の本等を仕入れていたあの怪しげな店の男です。

貸本屋と言うわけじゃないのね。ナ・チョルジュの部下だということは確かですが、ソンはそのつながりまでは知りませんし、ダルソンの方も、ソンだとは知りません。

ソンは、使臣が落とした数珠の様なモノの正体を知ろうとしていたのです。相手の事をまず深く知ろうとしたんですね。

それは、キリスト教信者が持つロザリオでした。

 

キム内官は、ジェゴンが頻繁に東宮殿を訪れていることを英祖に報告。

英祖には驚きでも何でもありませんでした。容易に想像がついたことで。

ちゃんと、分かっているのです、ジェゴンはソンの為に自分の傍に仕えているのだと。だから、今、大変な時期にあるソンの事が心配なのは当たり前ですからね。

英祖は、今回の交渉で、ソンが失敗すると思っていました。勿論、上手くいくことを望んではいるのですが。

そして、ソンが窮地に陥った時が、自分の出番だと。

じゃぁ、その時ソンは?・・・とキム内官。

いつもこの話になると、英祖は口をつぐんでしまいます。英祖の気持ちが分かりません。

 

キム・テクは、ソンが廃位される事を確信していました。

だから、今のうちに次の世子候補に近づいておこう・・・なんて、姑息な事をしてますよ。

宣祖の孫の綾昌大君の末裔に当たるというイ・ギョと言う男です。孫のムンを紹介していましたよ。

これは、ウソプによってソンに報告されました。キム・テクの魂胆なんぞ、お見通しですわ。

 

ソンは良い手を思いつきました。

まずは、都の守備を担当する部署に赴き、責任者である武官や、兵たちと親睦を深めました。

こんな大変な時期に、何を・・・てな感じで周囲は受け取りました。ソンの気持ちがますます分からない状態に。

その上で、確認に来たウソプの父ミン・べクサンに、ウソプがソンが書いたという兵法書等を差し出したのです。

つまり、清と戦争をするつもりだ・・・と思わせたのです。

兵法書は、キム・テクの手から使臣の一人に渡りました。

「清と朝鮮との和平を妨げているのは世子だ。」

と、キム・テク。

だから、世子の認定を取り下げるよう皇帝に提案してほしい・・・と。

もち、大量の銀も差し出しましたよ

 

使臣はすぐに動きました。

献上品は必要ない、すぐに出国する・・・と。

その理由は、ソンに清との戦をしようとする意志があると知ったから・・・と言うのです。だから世子の認定も取り消すよう提案するためだ・・・とね。

 

ソン、キム・テクが、まんまと引っ掛かったと知りました。

 

「手に入れたいのは、清の領土ではない。」

そう言ってソンはキリスト教の祈祷文とロザリオを差し出しました。

「私が手に入れたいのは、領土ではなく、西洋からの新しい文化なのだ。」

清と朝鮮が互いの文化を知れば、結び付きは強くなる。両国の和平につながると言う事だ。

 

「では、これはどういう意味だ?」

と、使臣は、ソンが書いた兵法書を突き出しました。

「これは皇帝陛下がお気に入るかと思って書いたモノだ。誰から受け取った?」

朝鮮の国防の為に書きあげたものだが、それはすなわち清に対して他の国からの攻撃を朝鮮で食い止めるためだとソンは言いました。

清の為にもなるわけです。

また、清の武器が遅れていると感じ、朝鮮の火器についても記してある・・・と。

 

使臣は、ソンの心遣いに感激し、交渉は成功に終わりました。

 

そして、最後に使臣は置き土産をしていきました。

キム・テクが、世子の認可を取り消すよう求めて来たと英祖や重臣たちが居並ぶ前で、公表したのです。

 

キム・テク、ソンに負けたと初めて知りました。

 

死罪が相当だと誰もが思っていました。

英祖は、ソンに斬るよう命じました。

 

ソンは剣を振りおろしました。

切れたのは、縄だけでした。

皆、思ってもみなかった事でした。

「そなたを死罪にはしない。官職を取り上げ、しばらくの間都から追放する。」

と、ソン。

私には私のやり方がある・・・。

「殺さず、生かす政治。私の政治はここからやり直します。」

ソンはそう言いました。約束だもんね、英祖との。代理聴政が始まるのね。

 

世子嬪ホン氏は、サンを連れて急ぎ足でソンの元に向かいました。

「お父上にご挨拶を。長い間、よく耐えてくださいました。ご立派です。お祝します・・・と申し上げてきなさい。」

はい・・・とサンがソンのところに行きました。

「お母上にも、長い間苦労をかけたが、よく耐えてくれたと、私からの感謝を伝えなさい。」

尚宮たちも、チャン内官も、ホン氏の父も、皆嬉しそうでした。

ジダムは、恨みの気持ちを持って宮中に入ったのですが、ソンやホン氏たちの日常を見ていると、彼らへの恨みが徐々に消えて行きそうに見えます。

じ~ん・・・と来るシーンでした。

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『秘密の扉』15話まで

2015-05-27 09:36:35 | 韓国ドラマのエトセトラ
秘密の扉 OST (SBS TVドラマ)(韓国盤)
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レビュー一覧は、こちらから。

 

「戦いを始める口実を与えてはならない。朝鮮の国益を損ねてもならない。」

その条件で事を丸くおさめる事が出来たら、代理聴政を認めるが、失敗したら、世子の座を奪う・・・と英祖。

外交に不慣れなソンに、この大役は無理だと誰もが思い、自分たちの手駒にしようとしてる老論派としては、絶対に引受けるなと言いました。

が、ソンは引受けたのです。

 

ジェゴンは心配になりました。ソンがいったいどういう考えを持って引受けたのかが知りたかったのです。

で、ずっと傍についてソンを見て来たチェ尚宮に聞きました。

ジェゴンが、ソンを裏切って英祖についたと思ってるチェ尚宮は、話しをはぐらかそうとしました。ジェゴンは、本心を話しました。

ソンを守るために世子の座を守るために、敢えて離れて英祖についたのだ・・・と。

それで、チェ尚宮は、ソンの本当の姿を知らせるつもりになったようです。

あの地下の部屋に案内しました。

そこにあったのは、清の地図や様々な情報が書いてある書物、禁書と言えるような危険な主張を載せてるモノもありました。ソンがこの3年間、密かに勉強してきた様子が手に取るように分かりました。

老論派にすり寄ってる上辺の姿に隠れて、ちゃんと自分を磨いて来たのが分かりました。感動したようです。

 

英祖は、ソンに一任したのですが、その一方で生き残った少論派を宮廷に呼びもどしていました。

外交に長けた彼らを、ソンが失敗した時のために自分と手を組ませたのです。

老論派を押さえる事も出来ると英祖は見たのですね。だとしたら、失敗したソンはどーなる?置き去りだわ、世子の座も奪われて・・・

 

老論派は、これを知って、態度を決めました。それまでは、ソンに協力したいのだが、その成果に期待できないため、イマイチ乗り気じゃなかったのですよ。必死になってるのは、世子嬪ホン氏の父くらいなものでした。

こうなったら、どうあってもソンに交渉を成功させてもらい、後日ソンが王位についた時、自分たちの権力がいっそう強くなることを狙ったのです。

 

で、まずはソンを確実に自分たちの側に取り込もうとし始めました。

これから先の労を考え、癒そうという目的で妓楼に招待。作った様な、いやににこやかな笑顔で迎えるのが、却って怪しい雰囲気です。

ところが、宴の途中でウンシムが、ソンに急用を告げました。

捕盗庁の役人がジダムのことを知って、妓房に向っている・・・と。

 

実はちくったのは、ピョン・ジョンインでした。昔の仲間の捕盗庁の役人に、ビダムを見たと知らせたのです。

ソンは、宮中から急な呼び出しがあった・・・と嘘をつき、宴を中止。キム・テクたちも引きあげようとしました。

ところが、彼らが妓房から出ようとした時に、役人が到着。ジダムの事が知られてしまったのです。

当のジダムは、ソンと共に逃げ出して無事でした。

 

ソンの行動を怪しんだ老論派。

もしかしたら、ジダムを逃がしたのはソン?・・・とね。

と言う事は、ソンが自分たちに見せている友好的な顔とは違う裏の面を持っているのでは?・・・と推察。

本当に宮中に戻ったのかとチェックを入れましたよ。

この時は、世子嬪ホン氏やウソプ、チェ尚宮がどうにかカバー。表沙汰にはなりませんでした。

結局、ジダムは、宮中のホン氏つきの女官にしました。勿論、名前は変え、パク・ピンエと名乗る事になりました。

 

世子嬪ホン氏は、ソンのジダムへの気持ちを疑っていました。

こうまでしてジダムを庇うのは、ずっと想い続けていたのでは?・・・と。宮中に入ったら、嫉妬を見せるのは厳禁。だけど、冷静ではいられませんよね、ソンの心遣いを知ったら。

でも、ソンは民を慈しむ気持ちだと言ったのです。決して一人の女性としてでは無いと言う事です。

その言葉を信じるしかありませんよね、ホン氏とすると。

 

ところで、ジダムの事を役人にちくったピョン・ジョンインですが。

その後も、ホン・ゲヒから事情を聞かれましたが、その時も、ジダムの存在を主張しました。

なのに、ナ・チョルジュの部下でもあるのですよ。今回、ジダムが宮中に入ったのも、計画の一つのように話していました。

どうも、流刑地で居る時、老論派に刺客を送られ危ない目に遭ったようですね。だから、老論派に戻るつもりは無いみたいですし、その恨みを晴らしたいと思ってるようです。

 

ナ・チョルジュは、その時、団長と呼ばれていまして。大きな商団を率いているのです。

まぁ、コムゲのメンバーが中心でしょうね。

新しく『鳴砂団』と命名したその組織は、世の中を変えようとしています。革命団ですかね。

手始めに、宮中に混乱を起こそうとしてるようです。

 

清の使節団がやってきました。

ソンは、老論派の者たちと交渉を始めたのですが、全然上手く事は運びません。

清側の条件は、黄海道沿岸での清の漁船の操業を全面的に許可する事、黄海道の2か所の港を寄港地とする事、そして治外法権の3つ。

他の2つは受け入れられても、治外法権だけは国家として認められない・・・とソン。

そしたら、あっけなくその提案を引き下げた清。あれ?・・・と思ったら、やっぱり別の条件をつけて来ましたよ。

5万の兵を送れとい言うのです。西方に進出しようと戦いをしている清には、兵が必要なんです。

無理ですわ・・・朝鮮には。

 

老論派とソンは、協議しましたが、全く意見はまとまりません。

ここで、キム・テクが提案しました。

まずは清側への贈り物をこれまで以上に高価なモノに変えたら、もしかしたら、もう一度くらいは交渉に応じてくれるかもしれない・・・なんてね。

で、高価なモノと言ったら、朝鮮では人参。最高級の朝鮮人参を調達して、清の使節団に贈ろうとしたのです。

ところが

いざ蓋を開けてみると、事前チェックした時には最高級品だった人参が、虫が湧いてるような最悪の品にすり替わってた

もち、使節団は激怒

交渉決裂となりそうな勢いです。

ソンーっ

 

実は、キム・テクは、ナ・チョルジュに人参を調達させていました。この時、指示を与えていたようですね。

チョルジュもテクも、世子を廃位させたい思いは同じ。だから、この時手を組んだのですよ。

勿論、ソンも警戒を怠りませんでした。

何か、人参に手を加えるかもしれないとウソプに見張らせていたんです。なのに・・・。

あれは、あらかじめ運び入れた時、既に粗悪品だったのかしら?

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『秘密の扉』14話まで

2015-05-26 21:13:39 | 韓国ドラマのエトセトラ
秘密の扉 OST (SBS TVドラマ)(韓国盤)
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連判状と言う言葉に、その場にいた皆が凍りつきました。

英祖は、ソンをにらみつつ、そのまま尋問場を後にしました。

 

ソンは英祖と会い、連判状を取り出しました。あれほど英祖が抹消したかった連判状が、ソンの手の中にあるのです。

ふらっと英祖はソンに近づきました。

ソンは、連判状を突然傍にあったかがり火の中に投じました。

これでソンが、何も無かったっことにしてしまうのかと思いましたが、違いましたね。

ソンは改めて英祖に対して宣戦布告したのです。

「父上、もう、あなたは私の政敵です。」

連判状を持ったまま政敵になると言う事は、戦いが起ると言う事、戦いとなれば、これまで以上の犠牲が出るかもしれない。だから自分は戦いではなく、真の政治がしたいのです・・・。そう、ソンは言いました。

 

翌日、英祖は、ジェゴンを都承旨に任命しました。

親政を正式に行うこととし、ソンが持っていた代理聴政の権限は全て取り上げられました。

東宮殿で義務のみを果たし、謹慎することを言い渡されたのです。

ソンは素直にその命令に従いました。

 

親政で、英祖はまず謀反を起こしたとして宮廷から追い出された少論派に対して寛大な措置をとると発表。ところが、又もやこれは老論派の大反対で、頓挫。

結局は、逆賊狩りが行われるようになり、老論派の敵とみなされた者たちは、一掃されてしまったのです。

宮廷は、老論派の天下ですよ。英祖も連判状が無くなった今でも、やはり自分の意志を押し通す事は出来ないでいるのですから。自分が少論派を追いだしたわけで。そのつけがこういう形で自分に回ってくるとは思ってもみなかった事でしょうね。

 

ジダムは、ナ・チョルジュと共にどうにか逃げおおせました。

ムンスは、一人蟄居謹慎していましたが、食事を絶ち、亡くなってしまいました。

英祖に『竹波』とだけ書いた手紙を残して・・・。

英祖は、世弟時代、唯一彼の味方になってくれた長年の友を失ってしまったのです。

 

そして、3年の月日が流れました。

 

ソンは、英祖から任命された教育係を拒み、自らキム・テクを頻繁に訪ねていました。

テクを政治の師として、学びたいと言うのです。

キム・テクは、その言葉を100%信じる事は出来ません。あれほど自分たちを手こずらせた世子ですからね。

表向きは、ソンの意志を尊重する姿勢を見せていますが。

 

それだけじゃなく、老論派の若手と一緒に妓房に行ったりして親しくしているのです。

キム・テクの孫キム・ムンも一緒です。

ところで、このキム・ムンを演じているのは、「太陽を抱く月」でウンの少年時代を演じていたイ・ウォングンくんです。お久しぶり。随分大人になった印象を受けます。あの時は、華奢過ぎる体格に見えたんですがね。

 

英祖は、ソンの考えが読めませんでした。

キム・テクと自分との関係を知ってる上で、父である自分に対抗するために、キム・テクと手を取ろうとしていると見ています。

 

その妓房で、ソンはジダムに再会しました。キム・ユジョンさんからユン・ソヒさんに配役が変わっています。

何とジダム、妓女になっていましたよ。ただ、楽器を奏でるだけで、床の相手はしない・・・と行首のウンシムは言いました。

冷たい目でソンを見ました。父の敵を見る目ですね。

正体がばれるのをソンは心配しましたが、ウンシムはソンさえ知らぬフリをしてくれたら大丈夫だと言いました。

ジダムは、ソンに・・・というより、王室に復讐しようと考えているのです。自分の命をかけて。

ところが、彼女の後を、ピョン・ジョンインが付けてますよ。お久しぶりの登場で、誰か分からなかったけど。生きてたんだ。

 

ソン、やはりこうやって老論派とつるんでいるのには、理由がありそうです。

それを、ジダムに明かしてはどうかとウソプは言いましたが、ソンは押さえました。

 

ソンは街の怪しげな本屋出入りしています。ここは、ナ・チョルジュの仲間がやってるところみたいですね。

ソンは、そこで禁書とも言える思想的に危険な本を仕入れているのです。

だから、本屋の店主は、ソンの正体が気になっているのですが、まだ世子だとは、ばれていません。

こっそりと仕入れた本を、ソンは東宮殿の地下の隠し部屋に置いています。

そこは、チェ尚宮とチャン内官、ウソプのみが知る秘密の場所でした。

 

ある日、突然通告もせずに清が国境を越えてくると言う事態が発生。

少し前に、清の漁船に朝鮮の軍が攻撃するという事件が起っていたのです。が、英祖には何の報告もなされていませんでした。

英祖は、老論派の重臣たちを職務怠慢で叱責。

少論派を呼びよせる・・・と宣言しましたよ。老論派を押さえるチャンスだと捕らえたのです。

おまけに、世子ソンにこの一件を任せる・・・とまで。

「この問題を円満に解決できれば代理聴政を認める。失敗した時は、世子の座を降りる覚悟をせよ。」

ソン、受けちゃった・・・。

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『秘密の扉』13話まで

2015-05-26 15:17:15 | 韓国ドラマのエトセトラ

                          

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ソンを睨みながら立ちあがった英祖は言いました。お前は質問の仕方が間違っている・・・と。

「“どんなにつらく恐ろしかったですか?”“殺すと脅されたのですか?”“連判状に署名しなければ、命の危険が?”お前は私の息子だ。息子なら、そう聞くべきだろう!」

この言葉を聞いて、ソンは全てを理解しました。

これまで、署名をした事だけにとらわれていました。署名に至った理由を考える事は無かったのです。

 

その上で、ソンは民に全てを話すべきだと英祖に言ったのです。自分と同じように、英祖の心情を理解できない民に、全てを話して、理解と許しを得なければ・・・と。

自分が盾になるから・・・と。

やっぱりソンはまだ甘く純粋過ぎますね。

そんな事をすれば、王の座を追われるのは確実です。宮廷にはそれを狙ってる輩がたくさんいるのですから。

英祖は受け入れませんでした。

 

地方に飛ばされた少論派の一味が英祖に反旗を翻しました。王位継承疑惑を糾弾しようと立ちあがったのです。

英祖は、会議で、それらの者たちを全て捕らえるよう命令しました。

今回の一件にかかわった者たちを全て捕らえるように・・・ということです。

少論派は、動揺しました。

 

その時、立ちあがったのはシン・チウン。ジダム父に写本させた人物です。

備忘録を出版し出回らせたのは自分だ・・・と名乗り出ました。

当時の景宗の主治医が書いた記録も証拠として示し、英祖が景宗に身体に悪いと言われる食べ物を贈ったと指摘しました。

英祖は小馬鹿にしたような表情で、でも余裕が無いのは一目瞭然。

チウンはそのまま投獄されました。

出版にかかわった者たち、貸本屋等も全て捕らえろという命令を出しましたよ。

その時、ムンスが、その内容が事実なのかと問いました。

 

英祖は、とうとうそれが事実だと答えましたよ。ただ、毒物が入っていたと言う証拠は無い!・・・と。

そして、こういう根も葉もない噂を流す罪・・・と少論派を全員投獄してしまったのです。

 

連座して、ジダム父も捕まえられました。

丁度、民の中からも逮捕者が出たと聞いたソンが、心配して街の様子を見に来ていました。

何の罪も無い父を、罪のある王様が捕まえるなんて・・・とジダム。ソンは謝るしか出来ませんでした。

 

ソンは、再度英祖に直談判しました。

民に話すべきだ・・・と。でも、英祖の機嫌を損ねるだけでしたね。

そんな時に、老論派は、チャンスとばかり、囁いたのです。黒幕は、チウンじゃ無いと言う噂が・・・と。世子ソンが本当の黒幕なんじゃないかと。

そして、民も、英祖より世子ソンの治世を望んでいる・・・とか、全くの作り話ですよ。

ところが、英祖はそれを信じてしまったのです。それに追い打ちをかけるように、キム内官が又要らない事を報告するし

ジダム父を逮捕した直後、ソンがジダムの家を訪ねた・・・なんて。

キム内官って、ソンと英祖の仲を裂きたいとしか思えない言動ですよね

 

ソンは、ミン・ウソプに協力を求めました。

やはり彼は、老論派の父の所為で、そちらから圧力をかけられている事、でもソンの考えに共感を覚えているのも事実で、どちらにも行けないのなら、全てにかかわらないで居ようと決めていたのです。

ソンは、連判状の写しを見せました。

ウソプは驚きました。彼の曾祖父が関わっている事が分かったからです。

ソンは言いました。お互い、同じ立場だと。父の命が関わっているからねぇ。

原本を探し出したいとソンは言いました。

ただ、見つかったら、お互いの親の立場が悪くなり、見つからなかったら、今捕まえられている罪も無い大勢の他の父親が死ぬことになる・・・と。

「事件を解決し、父の罪を償う覚悟を共にしよう。」

ソンの言葉にウソプは頷きました。

 

で、動こうとした時、ソンには幽閉の処分が下ってしまったのです。

 

ジェゴンには、英祖から呼び出しがかかっていました。

ソンの命を救いたければ、ソンを裏切り、自分の元に来い・・・と。今後、ソンとは関わらないようにすること・・・。

信念を捨てて、ソンを捨てなければ、ソンは廃位され、もしかしたら、命も危ないかもしれません。

ジェゴンは泣く泣く従いました。

ソンは、自分を捨て信念を捨てると言う報告を受け、事情を理解したようです。敢えて悪者に成ろうとしているジェゴンを責めはしませんでした。

 

ジェゴンには、すぐに辛い仕事が待っていました。

牢に居る少論派に、翻意を求める役目です。反省文を書けば、許してやる・・・と英祖は言ったのです。

皆、信念を曲げるつもりはないと言いました。

でも、ムンスが言ったのです。自分が死ぬから、皆は生きて世子を守ってほしい・・・と。生きてこそ信念を貫けるのだからと。

チウンも、それに賛同しました。

 

ジダム父は、反省文を書くふりをして、ジダムとナ・チョルジュに手紙を書きました。

チョルジュが東方コムゲを率いて自分を救いに来ると察したからです。

これは、チョルジュたちが出立する直前に手渡す事が出来ました。

 

ムンスは、先に呼ばれて牢を出ました。

ところが、待っていたのは、英祖。

あくまでも信念を曲げないというムンスに、英祖は過酷な罰を言い渡しました。

仲間が拷問等で次々に死んでいく様を、見させたのです。自分が死ぬ事よりも苦しい罰でした。

 

ソンは、東宮殿に幽閉されていましたが、チャン内官に身代りをしてもらい、東宮殿を抜け出しました。

ウソプと共に、連判状の原本捜しに行ったのです。

ウソプには察しがついていました。以前、キム・テクが何やら製本させていたのを見たからです。

でも、キム・テクの書庫には無くて・・・。そこで、燃やされた儀軌のタイトルを発見。つまり、つくりかえたって事ですよね。

儀軌というのは、王室の行事を記した書物の事だとか。

だったら、置いてあるのは王宮の承政院。

 

ところが、その書物は、別の場所に保管してあるということで。

ウソプと共に、ソンは急ぎました。

で、あっという間に発見。

休む間もなく引き返したのですが・・・。

その時、既に、チウンは拷問で死に、ジダム父は、傍に控えてただ見てるだけの大臣たちに向かって散々詰問したことで、激怒した英祖によって斬り殺されてしまっていたのです。

 

ソンは叫びました。

「殺戮をお止めに!止めないのなら、連判状の実物を街に貼り出し、民の目にさらします!」

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『秘密の扉』12話まで

2015-05-26 13:30:29 | 韓国ドラマのエトセトラ
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先日、半年遅れで「SBS演技大賞2014」を見たのですが、その時、何かの賞(すみませんっ忘れました)を受賞したイ・ジェフンssiが、感激で言葉を詰まらせながらも、自分はまだ未熟、賞を励みに、これからも努力しなければ・・・と話していたのを思い出しました。ハン・ソッキュssiに出会えたこと、傍で演技を見る事が出来た事が良かった・・・とも話してました。初々しかったし、俳優としての姿勢に、こちらが感動しました。

 

ソンは、翌朝、何も無かったように父英祖に挨拶に行きました。

悲壮な表情を見て、老論派は、この先どうなるか、ほくそ笑みながら見てました。自分たちに立てつこうとした英祖に、釘を刺す事が出来ますしね。

で、ソンが挨拶をしようとした時、英祖が外出に誘いました。

行き先は、英祖の母が眠るお墓です。トンイのお墓ですね。

そこで、英祖は、ソンに母が低い身分から王の側室に上がり、自分を産んだことを改めて話しました。そのことで、如何に母と自分が周囲から偏見の目で見られ差別されてきたかと言う事も話しました。

だから、結婚して宮廷を出た時には、本当に嬉しかった・・・と。自由になれたんですもんね。

なのに、自分がよりによって世弟になってしまった・・・と。その座がどれほど地獄だったか・・・と言いました。命を狙われたりしたこともあったとか。

切々の話す英祖を、ソンは憐れみの籠った目で見つめていました。

 

英祖が即位して最初に実現させたかったのが、均役法。民も両班も区別無く税を納めると言う法です。

その法の完成が、英祖の願いなのです。

「父上はやり遂げられます。」

ソンは、そう言いました。

英祖は嬉しそうでした。で、言ったのです。

「均役法が完成するまで、自分の手で政治を動かしたい。お前は私の傍に立ち父を支えてくれないだろうか。」

つまり、現在ソンがやってる代理聴政を止め、英祖自らが親政をおこなうということです。

ソンは、賛成しました。

 

これはまた周囲に憶測を呼びました。

少論派は、ソンが英祖の王位継承に着いて調べ始めたことを脅威に思ってのことだと考えました。

そして、老論派は、ソンが竹波のこと英祖に突きつけない理由が分からない・・・と悩んでいます。

 

世子嬪ホン氏は、世子の座を脅かす者が宮中に多い・・・とソンに言いました。だから、世子らしく騒動を起こすような事は止めてほしいと。なぜなら、世子の座が奪われるようなことになったら、その子サンの将来も危うくなるからです。

母としては、そうでしょうね。

ジェゴンも、ホン氏と同様の忠告をしました。

 

ソンは悲しく切なかったのです。

英祖は王にしては粗末な食事をとり、衣服も決して華美なモノは望まなかったようですね。そして、勤勉であり民のことを一番に考えて政治をやってきたのを、ソンは見て来ていました。

英祖が生涯をかけ願って来たのが均役法でした。

そんな存在である均役法を持ちだしてまで、ソンの疑いを消そうとしたわけです。世弟の立場だったら、署名を断れるかどうか、自分でもはっきりとは言えないソンでした。だから、英祖に罪を問うのは、均役法が制定されてから・・・と思ったのです。

 

英祖とソンの間に、穏やかな時間が流れ始めました。

これがもしかしたら、最後の親子団らんだったのかもしれませんねぇ。

英祖はソンに意見を求め、ソンはそれに真摯に答える・・・。二人で相談し、励まし合っての法の内容を整えて行きました。

時々、ソンが切なそうな目で英祖を見つめます。これがねぇ・・・泣けるのですよ、見てて

 

納得できない民を集め、法の詳細を説明したりしました。

民一人一人の肩をたたき、苦労をねぎらう英祖の様子を、ソンは、感動して見つめていました。

 

ジェゴンは、ソンに、連判状の一件をどうするのかと問いました。法の発布も間近になってきたからです。

ソンは、証拠を集めなければと言い、ジェゴンに連判状を探し出すよう命じました。

 

法が公になると、今度は両班から猛反発が起りました。

彼らは、口では身分制度の崩壊を呼ぶ・・・とか何とか言いますが、要は自分たちの権益を守りたいと言う事だけですよね。

で、お約束の諫言ですよ。

お棺なんぞを用意して諫言する両班たち。

英祖が必死に説得しようとしても、一切耳を貸さないばかりか、身分制度を壊す王は、暴君だ・・・とかなんとか言い出す始末。

とうとう英祖は、倒れてしまいました。

ソンは、どうにか英祖をなだめ、一旦引く事を提案。自ら、英祖を背負って引き下がりました。

これには、英祖、心強かったでしょうね。

 

ところで、ミン・ウソプが復職しました。

ずっとソンに呼ばれていたのですが、固辞して、出仕を拒んでいたのです。

キム・テクは、老論派のために、ソンの傍で情報を得よと命じました。おそらく、ウソプとすると、父も裏切れないし、自分の考えはソンに近いし、どちらを採れば良いのか・・・という混乱状態にあるのはこの時も、変わって無かったとおもいます。

でも、キム・テクの指示に従いました。

 

結局、英祖は、均役法の内容を改定せざるを得ませんでした。

民の税は半分にし、足りない分は、王族の費用から出すようにしたのです。

 

少論派は、これでは収まりません。

とにかく、英祖には王としての資格が無いと公表したかったのです。

で、ジダム父に頼んで、『チョン・スギョムの備忘録』を模写させたのです。これには、景宗殺害計画の連判状等の事が書かれていました。

一瞬、驚き、拒否したジダム父。

でも、提案した少論派の強硬派シン・チウンとは昔、何かの一派の同志だったようで、世の中を変えようという意志を持って活動していたこともあるようで、その思いは完全に消えたわけじゃ無さそうなんですよね。

結局、大量に模写させまして、民に配られたのです。

 

これは、すぐに宮中にも広まりまして、英祖やソンの目にも止まりました。

 

英祖はうろたえ、激怒し、読んだ者全てを殺すようキム内官に命令を下しました。

ソンはそれを必死で止めようとしました。それでは押さえることはできない・・・と。

でも、この時の英祖は、怒りと恐怖のあまり、我を忘れていました。

「この本を恐れる理由は何ですか!」

と、ソン。

「この本の内容が真実だからですか!」

何を根拠に!・・・と叫ぶ英祖。

「竹波・・・。」

・・・とうとう口にしちゃったよ、ソン。

連判状の内容を告げるソン。

「父上が署名なさったのですか。」

震えながらソンを睨みつけ、英祖が呟きました。

「許さんぞ。」

 

あ~ぁ、ちょっと前までこれ以上無いくらいに穏やかで和やかな親子だったのに。

「均という一字を、自分の治政の根幹とします。」

と、ソンが言い、英祖は心から喜んでいたのに・・・。

 

少論派と老論派のどちらも、ソンが邪魔だったのでしょうか。

老論派は、勿論分かりますが、少論派にとっても、英祖を追及しないソンに、愛想を尽かしてるってところなんでしょうか。

だから、この際、世子交代させてしまえってことなんでしょうかねぇ。

 

ところで、この作品、韓国内ではイマイチ視聴率が伸びなかったんだとか。

まぁ、分かる様な気がします。面白いんだけど、面白いんだけど、分かり辛い。人の思いの複雑さ、細かさ、立場の違いによる思想の違い等々、丁寧過ぎるくらいに描いてますからねぇ。遅々として進まないのも、理由の一つかも知れません。

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『秘密の扉』11話まで

2015-05-26 10:48:11 | 韓国ドラマのエトセトラ
秘密の扉 OST (SBS TVドラマ)(韓国盤)
クリエーター情報なし
KT Music

レビュー一覧は、こちらから。

 

シン・フンボクの事件は一応の解決を見、フンボクの名誉は回復されました。

家族も身分を回復され自由の身となり、それ相応の補償もされることに。

ジダムは、直々に英祖に呼ばれてその話を聞き、本当に嬉しく思いました。

この時、英祖は、勇気があって頭の良いジダムをソンの側室にしては?・・・と言い出しました。

ジダムは、戸惑い、ソンの表情を窺いましたし、ソンも一瞬驚いてジダムを見ました。でも、すぐにソンは断りました。

傍に世子妃のホン氏が控えていたのに、英祖ってまったく・・・気が利かないんだから。

表向き、ホン氏は、冷静に対応しました。

なのに、英祖は、他にも王子が居た方が世継を選ぶのに良いとか、競わせれば良いとか勝手なことを言うんですね。

ホン氏は、英祖がそう考えていると言う事を改めて知り、心穏やかではいられませんでした。

 

ソンがジダムを女官にするのは反対だと言ったのは、彼女を窮屈な宮廷に閉じ込めておきたくないと考えたからでした。

自由に才能を開花させてほしいと、そうやって生きて欲しいと思ったからです。

ホン氏は、それがすなわちソンがジダムを気に入ってる証拠だとも感じられ、これもまた彼女をイラつかせる原因となりました。

 

ソンは、やはり文書の事が気になっていました。

で、ナ・チョルジュに会いに行き、ムンスに文書を渡したことを聞きました。が、今、ムンスが持っているかどうかは分からない・・・と。

ムンスを呼び出しました。

ムンスは、辞表をソンに差し出しました。

詳細は、一切明かさないムンス。真実を明かしてほしいと頼んだのに・・・とムンスに猛抗議するソンでしたが・・・。

世子様を傷つけたくない・・・とムンス。

「父上が関わっているからですか?」

ソンの言葉を聞いて、ムンスは愕然としました。ここまでソンが突き止めているとは思って無かったようです。

 

ソンは次にチェ尚宮に問いました。

「甲辰年(1724年 景宗4年)には、何があった?」

連判状の最後に記されていた年です。この年に書かれたと言う意味ですね。

うろたえたチェ尚宮は、英祖が即位した年だと答えました。

景宗が亡くなった年でもある・・・とソン。

チェ尚宮も、口をつぐんだため、何も得ることは出来ませんでした。

 

当時の文書を探そうとしても、10年前の火事で一切残ってないと知りました。

要するに、何も手がかりが無いと言う事です。

ソンが、甲辰年の書類を探していることは、すぐに少論派にも、老論派にも、勿論、英祖にも知られました。秘密って無いのね、世子や王様には・・・。

皆、ソンが真実に近づいているのを感じていました。

英祖が一番恐れているようです。

 

また、チェ・ジェゴンはソンが老論派の署名を調べていることを知り、その理由を問いました。

結果がどのように恐ろしい事になろうとも、最後まで行くか?・・・とソンは問い、他言無用を約束させ、打ち明けました。

フンボクが書き写した連判状の文書を見せたのです。

“竹波”が父英祖だと言う疑いを持っていることも。

 

ソンは敵を揺るがせてみる作戦に出ました。

世の平安には、家庭を整える事が重要という儒学の教えに反するモノが、宮廷にいたら?・・・と問いかけたのです。

これは、暗にキム・ムという犯罪者を息子に持ったキム・テクを指していました。

キム・テクが宮廷から追い出されるかも・・・という事態を作り上げたのです。これに対して、英祖がどう出るか、それを見たかったのですね。

 

ソンの投げた石は、宮中に大きな波紋を作りました。

キム・テクに対する擁護、反対の双方の意見が飛び交いました。

 

で、当のキム・テクは、とうとう世子交代という案まで英祖に示しましたよ。

そして、英祖の側室ムン氏に近づき始めたのです。ムン氏のお腹に居る子が王子なら、その子を世子にしようという意図が見え見えです。

ホン氏は、焦りました。英祖も、王子はたくさんいた方が…なんて事を言ってたくらいですから、まんざら無い事じゃありません。

 

キム・テクがムン氏の元に行ったのは、英祖もいざとなったら自分を守ってはくれそうにないと思ったからで。

次は、ソンに直接会いに行きましたよ。

自分と手を組む方が楽に政治をしていけるのに・・・と。

でも、真っ直ぐなソンには、そんな考えは毛頭ありません。

なのに、ソンは誰もが思ってもみなかった行動に出たのです。

 

言官という王に対して諫言する立場の官吏が出した弾劾状を突っぱねたのです。

これまで暴君と言われた燕山君意外、そんな事をした王はいませんでした。キム・テク擁護の態度を示したのです。

勿論、この態度に少論派を中心とする官吏たちは猛反発。

で、自分の手には負えなくなった・・・と事の判断を英祖にゆだねたわけです。

 

英祖は、ソンの真意を読みとろうとしました。

で、出した結論は、キム・テクを領議政の座から降ろし、窓際に追いやれということでした。

つまり、要職からは外すけど、宮廷から追い出す事はしないと言う事ですね。

老論派の党首であるキム・テクを敵に回すことは、ソンの為にはならない・・・と英祖は言いました。

 

英祖にはソンの企みが分かっていたようです。

キム・テクの弾劾状をネタに、自分を試した・・・と。

息子なら、万が一連判状を見たとしても、父を陥れる偽物だと思うのが普通だ・・・なんて言っていました。

怖いです、笑いながらソンへの恨みを口にする英祖が。

 

その頃、キム・テクは反撃を開始していました。

まずは、“竹波”の正体をソンに知らしめたのです。竹波という署名の主をソンが探っているのは、既に知っていましたからね。

『図にあって図に無い者』

という言葉を書いたメモを矢でソンに射かけましたよ。

 

ソンには、すぐに分かったようです。

王室の儀式等を図画署で記録する場合、王の姿は決して絵に残さないのだそうです。

疑ってはいたものの、ソンにはやはり衝撃でした。

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ちび天うどん

2015-05-25 20:17:14 | 食べ物関連

観音寺市の“七宝亭”に行ってきました。

およそ40年ほども前に、数回行った事があるお店。それ以来の訪問でした。

記憶は殆ど無いのですが、ただ、当時は珍しかった様々な独創的なメニューがあった事だけは覚えてます。

迷ったのは『蛸バジル』と『ちび天うどん』。

で、結局、後者に決定

 

小さな地元産の海老が、大きな衣をまとって丼に乗って来ました。

海老はからっと香ばしく、衣は軽くさくさく

どんどん出汁が沁みて、柔らかくなるので、慌てて食べましたよ。

さくさくの衣も美味しいし、出汁が沁みて柔らかくなったのも美味しい

麺はつるっともちっと。

 

美味しゅうございました。

『蛸バジル』は、アルフィーと一緒の時のために、とっておこうと思ってます。

何故って?

だって、葱が味の引き締め役でしょうから、

「葱抜きで。」

とは言いにくいし、かといって、葱があったら思いっきり食べられないし・・・。

一応、葱の香りは残しておいて、食べる前に全部アルフィーの丼にスルーするのが、私のやり方なんです

本日の場合は、どーにか丼の隅っこに固めておくことが出来ましたので。

葱嫌いは、この年になっても改善されません。

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菖蒲はまだ・・・(;一_一)

2015-05-25 10:17:52 | ご近所探訪

お花が見ごろ・・・というニュースを見てから行ったのでは、ピークを逃す事も多々・・・

よって、昨日は、もしかしたらそろそろ?・・・と菖蒲園に行って来ました。

ところが、今度は、勇み足でした

たくさんの蕾もまだ固く、咲いてるのは少々

来週くらいからかしらねぇ、本格的に咲き始めるのは

トップの写真が、それです。

初夏の日差しがとーっても痛く、木陰はひんやり涼しく、この対比が、まだ梅雨前だなぁと思わせてくれました。

菖蒲園の反対側は、こんな感じ

                  

地域の憩いの場所となってる池があります。

この写真ではイマイチ分かりませんが、たくさんの亀たちが日光浴してます。

静かで、林を通って吹いてくる風は、とっても心地よかったです

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オンマとランチヽ(^。^)ノ

2015-05-23 22:14:14 | 食べ物関連

マイントピア別子に行く前に、3人で食事に行きました。

ところが、又もや先週振られたお寿司屋さんに満席だと振られ・・・

次の店は、何故かまだ準備中で・・・

結局、イタリアンになりました。

もっぱら和食のオンマ、大丈夫かしらと思ったけど、意外や意外。友達と以前来た事があると言うじゃありませんか。

で、メニューはこちら

 

 

そして、こちら

         

すみませんねぇ。どれも食べかけたモノばかりで・・・

運ばれて来たら、なにせすぐに手が出るもので

アルフィーは、これにノンアルコールのビール。最後はコーヒーで〆ました。

オンマと3人というのは、もしかしたら、お初かも。

 

イタリアンのお店ですが、どちらかと言うとファミリー向けのメニュー仕立て。

だから、和風パスタもあり、オンマには無理が無かったかもね。

多分、来週辺り、友達に吹聴しまくると私は予想してます。娘夫婦と食事に行った・・・って。

まぁ元気でお喋りで居てくれたら、私は安心です。

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見落としてました♪

2015-05-23 21:53:24 | お国言葉シリーズ

先週行ったばかりのマイントピア別子に、本日はオンマとアルフィーの3人で行ってまいりました

と言うのは、弟のお嫁さんから、お茶席のチケットをいただいたから

なのに・・・。

お茶席の写メ、完璧に忘れました

お菓子をいただき、抹茶をいただき、満足して、しびれる足を撫でながら出て来た瞬間、

「あっ

てな感じ。

久しぶりの抹茶、美味しゅうございました。勿論、お菓子も

 

で、代わりと言っちゃぁナンですが

                   

お国言葉の看板を見落としていたので、追加しました。

『ちょっぽしでなく、ようけ買うてつか』・・・少しじゃ無く、たくさん買ってください

 

でも、生粋の東予地方出身者であるアルフィーに言わせると、

『ちょっぽしじゃのぅて、ようけ買うてつか』

なんだとか

 

やっぱり方言の表現には音声が必要だわ

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