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へ・スはオ尚宮の下、茶美院で宮女として働き始めました。
お茶を入れたり薬草を煎じたり、化粧を手伝ったりと、スの得意分野です。どうにかやって行けそうだとスは思いました。
オ尚宮の部屋から出て行くと、ソがいました。
スが心配だったのです。
あの手頸を切った一件は、流石にソも衝撃的だったようです。
死ぬところだった・・・とソは怒りました。
「私しか私を救えない。そう思っただけなのに。冷静になってみたら、こんなことに・・・。」
そう言ったス。
決して計算しての行動じゃ無かったと、ソも分かりました。一生懸命生きようとしただけなのだと。
「馬鹿な事を。二度目は許さん。」
ソは静かに言いました。
二人は皇宮の中を歩きました。ソが案内したのかな。
「皇宮はどんなところですか?」
スが聞きました。
「入るのは難しく、出るのはさらに難しい。人を信じれば死に、身近な人から疑って生きるところ。そう教わった。」
ここでは皆一人だ・・・とソ。
「私は一人じゃありません。大丈夫です。皇子様もここにいるじゃないですか。」
ここも人が暮らすところです、だったら大丈夫・・・とス。自分に言い聞かせているようでもあります。
「騒がしいお前が来て、皇宮も退屈しない。」
ソはそう言いました。嬉しそうです。
皇宮にパク・スギョン大将軍が来ました。娘のスンドクも一緒です。
パク大将軍は、スの武術の師のようですね。ワン・ゴンにそう頼まれていたようです。
武術だけじゃなく、人を見る目も持っているようですね。
正胤ワン・ムは武術の腕は素晴らしいが、性格が温厚過ぎると言いました。顔の傷さえなければ、ソが正胤となっても良いと大胆な発言をしています。
ソに、都にとどまる理由を聞きました。
皇帝がどんな座で、母と兄が何故執着するのかが知りたい・・・とソは言いました。
見届けたら、戻りますか?・・・とパク大将軍。
戻る必要が?・・・とソ。
「最後まで都で暮らせる皇子さまは、皇位につく方お一人だけです。」
なるほど・・・。
スは、茶美院での生活にも徐々に慣れて来ていました。
皇子たちのお茶席にお茶を運んだりすることもあります。そんな時、ウクはスをずっと目で追うんです
そして、オ尚宮の目を盗んで、ちょっとだけ抱きしめたりしてね
スも、ウクも、幸せそうです。
ある時、ウクはスの左手首の傷跡が隠れるような飾りをプレゼントしました。
赤い紐で絞めるようになっていました。
「赤い色は災いを避け良縁を意味する。約束してくれ。一生外さないと。」
スは、嬉しそうにうんうん・・・と頷きました。
ウクは、必ずスを元の場所に戻して見せる・・・と言いました。だから、待っていてくれ・・・と。
「慌てないでください。私は大丈夫です。」
ウクは、そっとスの額にkissしました。
ウンも、ジョンも、自由にスに会えるのが嬉しそうです。
何でも話せるし、楽しい、姉のような存在なんです。女性として好きなんでしょうけどね。スにとっては、手のかかる弟って感じでしょうね。
ある日、スは、偶然、正胤ワン・ムが今でいう酷いアトピー性皮膚炎になっているのを知りました。
痛みや痒みを取り除くのに、間違った方法をしているのを見かけたスは、的確に処置しました。
ところが、宮女が勝手に皇室の人の身体に触れることは許されないんだとか。オ尚宮にこっぴどく叱られました。
正胤であるムの病気は、知られてはならない事だという理由もあったでしょう。
ムは、スのテキパキとした処置の仕方を見たことで、スへの信頼が生まれました。口の堅さも、分かりましたしね。
ウンの誕生日が来ました。ヨンファが宴をセッティングし、兄弟集まってのお祝いとなりました。
ムは、ウンがスを気に入っている事を知り、スにお祝をしてくれるよう頼んだようです。
スは、現代風パーティを計画。場所を飾りつけ、花を置き、ケーキもどきを作ったのかな?あれは。
そして、バースデイソングを歌ってげたのです。フリ付きで
これがねぇ、可愛いのよ
ウンは、大喜びです。
そして、その様子を見た他の皇子たちも、感動しました。お初だもんね、そんなお祝いの仕方。
で、自分たちにも歌ってほしいとせがみました。
スは、優しい歌を歌いました。流石です、IUさん
その様子、ソも見ていました。
これまでも、スの事が気になってはいました。
でも、この時初めて胸が締め付けられるような感情に襲われたみたいですね。
はっきりと、スへの想いを確認できたんじゃないでしょうか。まだ戸惑ってるようではありますが。
ウンが、皆からのプレゼントを見ていると、ヨが又余計な事を言いだしましたよ。
ソからは貰ったか?・・・と。
来てくれただけで嬉しいとウンは言ったのですが、ヨが、ソしかできないプレゼントがある・・・なんて言いましたよ。
考えの浅いウンは、それを聞いてすっかりその気分に。
そこに丁度ソが来たもんだから、あっけらかんと言っちゃった。
仮面を外して傷を見せてほしい・・・なんて。
一瞬、その場が凍りつきました。
どうしても見たいのか?・・・とソ。
言いだした手前、ウンも後には引けなくなっちゃって・・・。
スやぺクアが止めようとしましたが、ソも、意地になったのか・・・。
外しました。
その傷を見て、皆目を逸らしました。
ス以外は・・・。
ソはそのまま出て行きました。
ヨは愉快そうに笑いました。それを、ジョンも不愉快そうに見ました。
「どんな人にも弱みはある。お前は何故弱みにつけ込むのだ。」
ムが注意しました。
「私がですか?それなら、兄上に母方の力も無いのに、正胤に就くなんて図々しいと言った時も傷ついたのですね。」
と来たよ
他の皇子たちの顔色が変わりました。
流石にムもムカついたようです。
「そんな事を言うとどうなるか教えようか。」
と、言いましたよ。ヨも、ふざけた表情が消えましたよ。
ソの後を、スは追いました。
このままでは皇子たちの仲が悪くなるのを心配したのです。
でも今のソは、聞く耳を持ちません。
スの腕を取り、言いました、自分を見ろ・・・と。
スは目を逸らさず、じっとソを見ました。
「その瞳が死ぬほど嫌だ。」
ソが呟きました。
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