まったり まぎぃ

愉快な仲間たちの事、日常生活で思う事、好きな事あれこれ。

『赤い袖先』TV放送版 15話まで

2023-07-31 23:46:41 | 韓国ドラマのエトセトラ

レビュー一覧は、こちらから。

 

「夜が明ける前に王宮を去れ。二度と余の目の前に現れるな。」

と、サンが言いました。

ドギムは呆然としたまま、サンの前からいなくなりました。

 

ドギム、案外気持ちは穏やかでした。

こんなことがあった以上、今後サンの前では冷静でいられないと思ったからです。

泣きたくないからと、ギョンヒたちにも会わずに、本当に翌早朝、ドギムは王宮を出て行きました。

 

その直後、サンが宮女たちの仕事場に突然現れました。

ドギムはいるのかと、サン。キツイ口調です。

ソ尚宮は、一瞬、ムッとした表情を浮かべました。しかし、ぐっとこらえ、冷静に、でも皮肉を込めて言いました。

「王命に従い、王宮を去りました。」

サンは、ドギムの部屋に案内させました。

小さな部屋でした。一目で見渡せるほどに。

「この目で確かめたかっただけだ。もうどこにもいないことを・・・。」

すがったりせずに、命令に従ったドギム。それがドギムだとサンは思いました。

 

ドギムの部屋に、ヨンビンの書が置いてありました。

王宮の物なので、持って出る事は出来ません。だから、置いて行ったのです。

手に取ってみると、中に別の書物の破り取られた1ページが挟まれているのに気が付きました。

忘れていました、サン。

昔、英祖の出自について書かれていた“史記”を持っていたことで、英祖から激怒されてしまったことがありました。下手をすると、世継ぎの地位まで危なくなるほどの剣幕でサンを問い詰めた英祖。

しかし、それが書かれたページが破り取られているのを見て、サンが敢えて破ったと英祖は考え、サンもそうだと答えました。

結果、孝行者だと英祖が褒め、敵対勢力の策を失敗させたのですが・・・。

勿論、自分が破ったわけではなく、てっきりドンノのしたことだと思い込んでいました。

ドンノもそうだと言いましたし。

でも、そのページを見た時、サンは、どのような経緯だったのかは分からないけれど、本当はドギムの手柄だったと確信したようです。

 

1年が経ちました。

 

ドギムは本の筆写で生計を立てていました。

 

ある日、ドギムは偶然、街でドンノと再会しました。

辞職をした形だから、ドンノは無職の世捨て人的な状況にあるということのようです。

相変わらず、毒舌は変わりません。表情は昔のように明るくなっています。

ドギムを皮肉るように言いました。揀拓令が出たな・・・と。

つまり、サンは側室を迎えるつもりだと言う事です。

もう妹のことも、ドギムの事も忘れたと言う事だ・・・とドンノは言いました。

流石に、動揺を隠せないドギムでした。

 

狩に出かけていたサンは、途中で雨に降られてしまいました。

で、近くに妹チョンヨン公主の屋敷があったので、そこに泊まらせてもらうことにしました。

その偶然によって、ドギムと再会することになりました。

 

ドギムはチョンヨン公主の屋敷に住まわせてもらっていたのです。

昔から親しい間柄でしたからね。

チョンヨン公主は、ドギムにもう一度宮中に戻って貰いたいと考えているようです。

しかし、ドギムは、追放された身だからと、サンに挨拶に行くことも拒みました。

ここで、チョンヨン公主が教えてくれました。

追放処分にしたわけですが、サンはドギムに余計な苦労をしてもらいたくないと、チョンヨン公主に引き受けるよう指示していたのです。なにせ、ドギムには行く宛てが無かったのですから。

ドギム、思いもよらないことに、驚きましたが、一方で嬉しくもありました。

そして、反省しました。

自分が如何に酷い言葉をサンに投げつけたか・・・と。

自分は強がっていても、サンの手の内にいたんだと知りました。

 

サンが、ヨンビンの書の中に挟まれていた文書について、ドギムに尋ねました。

しかし、ドギムが口ごもったのを見て、問うのを止めました。

二度と現れるなと言う命に背いて申し訳ありません・・・と、ドギムは頭を下げました。

そして、サンは妹の屋敷に今後も来ることもあるだろうから、次からは、見て見ぬふりをしてほしいと言いました。

あくまでも縁を切ろうとするドギムの言葉に、サンは腹が立ちました。

「誰に向かって申して居る

すると、ドギムはまたもサンに食って掛かりました。

「ならば、罰をお与えに。此度こそ、容赦なく罰すればよいのです

ならば解かねば・・・と、サンがドギムの服の結び紐に手を伸ばして言いました。

一度お手付きとなったら、もうただの宮女ではいられなくなります。

その後、側室の称号を授からなければ、部屋にこもり無為な歳月を過ごすことになってしまうのです。

他の宮女たちからは蔑まれます。

「お前にはそれが死より恐ろしい罰だろう。」

ドギムは、図星だと思ったようです。言葉も出ませんでした。

 

サンは、その後、泊まりを止め、チョンヨン公主の屋敷を出て帰路につきました。

 

王宮に戻ったサンを待っていたのは、次期側室に内定している和嬪でした。

和嬪は、領議政の姪だそうです。

強気で勝気な女性です。少なくとも、サンは、全く気に留めてはいません。

 

突然、ドギムに復帰の命令が下りました。

 

ドギムは、ドンノに会いに行きました。

伝えたいことがあったのです。

以前、宮女の拉致事件の時、ドギムはドンノに言い放ったことがありました。

もしかしたら、ドンノが妹を入内させなければ、こんなに早く死ななかったかもしれないと。

でも、元嬪が亡くなったのは、ドンノのせいではないと言いました。運命だったんだと。

ドンノはその言葉が心に沁みました。おそらく、一番欲しかった言葉だったのかもしれません。

王宮に戻りたくないと言うドギムの手を取りました。

戻りたくないのなら、逃げようと言いました。

勿論、ドギムにはその言葉が本心からだとは思えません。

これまでも、ずっとドンノはドギムに対してライバル心を燃やして来ました。サンを巡っての。

でも、それはもしかしたら、ドンノ自身もドギムを想っていたと言う事なのかもしれません。ドンノ自身は認めたくはないでしょうが。

今、ドギムに一緒に逃げようと言ったのは、王ですら手に入らないドギムと言う存在を手に入れたいと言う欲なのでしょう。

ここに至っても、ドンノはプライドを捨てませんでした。ドギムへの想いを大したものじゃないと言いました。

「あなたは、私が死なず、息を繋ぐ程度の慰めとなるだけだ。もし私が死んだら、思いだしてくれ。私を殺したのは、あなただと。」

笑顔を見せながら言うので、ドギムにはそれが心からの本心だとは思えませんでした。

 

サンは新しく入内した和嬪に尽くそうと決心しました。

ドギムの代わりには誰も慣れないけれど、それが自分の責務だと思ったのです。

ところが、和嬪に仕える宮女の中に、ドギムがいることを知ったのです。

やはり冷静ではいられません。

和嬪は敏感にサンのドギムへの眼差しを感じ取りました。嫌な予感がしますよ。

 

ドギムの復帰、サンの命令じゃありませんでしたね。大妃でもありません。

誰の命令

和嬪は、床入りの日取りが決まったから、サンに知らせるようにと、深夜にドギムを使いに行かせたり、寝所の支度をさせたり、丁寧な言葉の裏に何か意地悪な雰囲気が隠れてる気がします。

 

サンは、忘れられないドギムが突然現れたことで動揺し、不承不承王宮に戻って来たと言うドギムに、更に気分を害しました。

ならば、一生ここにいろと、言いました。

「王を見る事しか許されず、慕いもしない余を見て朽ちるがよい。それなら罰になる。」

ドギムは必死に冷静を装いました。

 

和嬪は、日取りの通知を渡さずに戻って来たドギムを折檻しました。

サンが、ソ尚宮たちを外させて、ドギムと二人きりで話をしたことも、既に耳に入っていました。

ドギムは、痛みを必死に耐えました。

 

ドンノの死が伝えられました。自害したのです。

ドンノは遺書の中で、英祖の禁書の一件を打ち明けていました。サンを救ったのは自分ではないと。

破ったのは、幼い宮女で、おそらく今も破り取った紙片を持っている筈・・・と。

“私はそれが誰か分かる気がします”

そして、最後に書いてありました。

“王様もどうか己の心に正直に”

サンは泣きました。

突き放したドンノではありますが、確かに彼は自分にとって唯一の友だったと思いました。

その唯一の友に、自分は最善を尽くしたのだろうか・・・と。

 

サンは、和嬪の元を訪れ、挨拶だけで帰ろうとしました。

内官が、ドンノの死を告げたら、和嬪は追放された臣下に過ぎないのに・・・と呟きました。

こういう一言で、その人の性根が分かるというもの。

サンは嫌な顔をしました。

 

サンは、ドギムに禁書の一件を聞こうと思いましたが、和嬪は用事で実家に行かせていると言いました。

その直後、どこからか、洗濯をしている音が聞こえてきました。

王宮ではこの時期、夜に洗濯の仕事はさせてはいけないと言う決まりがありました。

マズイ・・・と言う和嬪の表情を見て、サンは何かピンとくるものがありました。

やはりそうでした。洗濯をさせられていたのは、ドギムだったのです。

和嬪が嘘をついたことになります。

サンは激怒しました。

和嬪は、サンの前では反省した様子を見せましたが、ドギムへの憎しみはいっそう強くなってしまったようです。

 

なんと、ドギムを復帰させたのは、サン母でした。

ドギムだけがサンを幸せにできるとサン母は信じているのです。

サンの心を分かっていますから。

人は誰もが、サンが王である事で満足しています。

でも、母は愛する一人の人間としての息子に言ってあげたいのです。

「王様、どうかお幸せに。サン、幸せになりなさい。」

 

母にそう言われても、サンはどうすればよいのか分かりませんでした。

ドギムが自分を拒み続けているのだから。

 

1人王宮の中を歩いていたサンは、ドギムが1人で泣いているのを見かけました。

放ってなどおけません。

ドギムは、ドンノの死を聞いたばかりだったのです。

 

「1人で泣くな。いっそ余のために泣け。余が見守れぬ時や気づけぬ時に1人で泣くな。これは命令だ。」

 

サンは、禁書の一件を聞きました。

やはりドギムでした。いつもドギムだったんだと思いました。

「お前に謝る事は出来ないが、別の言葉はかけられる。ありがとう。何度も余を救ってくれて。余が知らぬところでも守ってくれた。ありがとう、ドギム。」

もう取り返しがつかないのか?と、サン。

そのまま背を向けようとしました。

立ち去ろうとしたサンの袖を掴んだドギム。この一瞬だけ、ドギムは正直になれました。

サンはドギムをそっと抱きしめました。

会いたかった・・・と。

やっと・・・ですね。

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『赤い袖先』TV放送版 14話まで

2023-07-30 23:11:37 | 韓国ドラマのエトセトラ

レビュー一覧は、こちらから。

 

サンが元嬪の元を訪ねる夜、よりによってドギムが夜勤の当番でした。

流石に複雑な思いを抱いたドギムですが、宮女の立場を必死に自分に言い聞かせました。

そして、サンの部屋の前で待機しました。

 

うたた寝してしまったドギム。ふと気づくと、サンが戻って来て自分に肩を貸してくれていました。

王であることの良い所は、行きたいところに行けることだとサンは言いました。

サンは元嬪の元で朝まで過ごす予定になっていたのですが、深夜、戻って来たのです。

サンは、ドギムが夜勤だと言う事を知っていました。ドギムの事を考えると、とても朝までなんて、居られなかったのでしょう。

 

当時、王妃や側室の床入りの日は、観象監の役人が吉日を選んでいました。

元嬪の床入りの日は本来決められていたのより、早められていたことが判明しました。

サンは、それを知り、前夜は元嬪のところには行かず、観象監に向かい、官吏の半分を罷免したのです。

と言うのは、日にちを早めたのは、ドンノから賄賂をもらっていたからだと言う事も分かったからでした。

しかし、ドンノはお咎めなしで終わりました。

 

この事は、ドンノをますます付け上がらせてしまいました。

自分は王に気に入られていると思ったからです。

カン・テホが忠告しましたが、ドンノは気にも留めませんでした。

しかし、ドンノも馬鹿ではありません。

サンが最側近である自分に政策について話していない事があると気付いていました。

カン・テホですら聞かされている事を、自分は知りませんでした。

それが不安でした。

 

元嬪は入内以来、体調を崩していました。

肉体的にと言うよりは、精神的に病んでしまったようです。

元嬪は、兄ドンノのやり方が強引過ぎると感じていたようです。このままでは、兄はサンの信頼を失ってしまうのではないかと思ったようです。

ドギムを呼んで、確認しました。

ドギムが大丈夫だと話しましたが、元嬪は心配でした。

自分は側室として兄の役に立たないと感じたからです。これまでの恩を考えると、兄のために役に立ちたいと心から願っているのに・・・。

 

哀れに感じたドギムは、サンに、元嬪の支えにあってあげてほしいと言いました。

しかし、その言葉は、サンを激怒させました。

何故余を他の女人の元に送ると、サン。余の心などどうでも良いのか・・・と。

「お前は命がけで余を救おうとした。そんな女人を愛さずにいられようか。」

サンはこれまで何度もドギムの気持ちを考えて来ました。

そして、ドギムも自分と同じように想ってくれていると言う結論に達していました。

「違うなら今すぐ否定せよ。」

そう言って、サンはドギムの手を取りました。

本当に真っ直ぐで純粋な想いをぶつけたのです。

 

私・・・私は、王様の女人になることを望みません・・・とドギムは手を引きました。

一度も望んだ事はないと。

真っ直ぐにサンを見つめて言うドギム。

正直な気持ちだったでしょう。でも、それだけではない想いもあったように見えます。

ギョンヒたちにあった時、ふっと涙がこぼれてしまいましたから。

 

サンはショックでした。

いつも傍にいたのは、自分を待ってくれているからだと思ったが、単に持ち場だったということだ・・・と思いました。

自分の独りよがりだったと思いました

ソ尚宮に問いかけました。

王である自分は、欲しいものを無理やり差し出させることも出来るわけで。そうすべきなのか?・・・と。

ソ尚宮は言いました。自分は王様に指図する立場ではないと。

「でも、私は王様を幼き頃から存じております。王様はさような殿方ではありません。さような王様でもありません。」

 

元嬪が亡くなりました。

あまりにも早い死でした。

ドンノは衝撃のあまり、パニックを起こしてしまいました。

常に冷静沈着な姿を見せて来たドンノのそんな姿を見て、サンは衝撃を受けました。

 

混乱したドンノは、あまりにも突然の妹の死は、何者かによる殺人に違いないと考えました。

 

ある日、ドギムはギョンヒと会う約束をしました。

下働きの者から、ギョンヒの手紙を受け取り、その場所で待ち続けたのですが、結局ギョンヒは現れず。

その時から、ギョンヒが王宮内から姿を消してしまったのです。

ソ尚宮に相談すると、なんと、同様に姿を消した宮女が数名いると分かりました。皆、王妃に仕える宮女です。

 

同じころ、サンは2人の妹たちの夫たちから、広寒宮の残党についての報告を受けていました。

なんと、チョ尚宮が握っていた情報と人脈、資金は、今、ドンノが握っていると言うのです。

他にも、賄賂を受け取って官職を売っていると言う話もありました。

サンが、広寒宮の一党を一掃するようドンノに命じていたにもかかわらず・・・です。

皆、サンがドンノに甘いと考えていました。

厳しい裁きを求めようとしましたが、この時点でサンは何も言いませんでした。

 

サンは、ドンノに失踪した宮女を探すよう命じました。

 

大妃はドギムを気に入っていました。

才は勿論、欲のない所も気に入っているようです。

単に宮女と言うより、友達のような妹のような気持ちのようです。

だから、自分の傍に仕えさせたいと思っているのですが、ドギムはこれまでと同様、辞退し続けています。

 

ある時、ドギムは池に匂い袋が浮いているのを見つけました。

ギョンヒのモノかと思い、慌てて池に飛び込みました。

そこに突然サンが

サンは、ドギムが池に飛び込んだのを見て、死のうとしたのでは?・・・と誤解し、血相変えてドギムの腕を掴んだのです。

ドギムが泣きながら事情を説明し、納得したのですが、サンはドギムの事が心配になって来ました。

宮女が失踪している時ですし。

だから、ソ尚宮にドギムの事を見張れと命じました。

理由を聞いたソ尚宮に、サンは言いました。

「ドギムが何と思おうと良い。ただ無事ならば。」

ソ尚宮は、サンの真剣な想いを、改めて知りました。

 

サンは、ドンノの裏切りの証拠を見つけました。

燃やせと命じていた広寒宮のアジトが、そのまま残されていたのを見つけたのです。

おまけに、そのアジトに失踪した宮女たちが囚われているのも目撃。

もう見逃せないとサンは腹をくくりました。

 

サンは、ドンノを呼びました。

ドンノは自分だけがサンの相談に乗れると意気込んでやって来ました。

サンは、奴婢の解放についてどう思うかとドンノに聞きました。

ドンノは、奴婢は何の価値もない者だと言い切りました。心を砕くべき相手は、奴婢の主人だと。

力がなく、役に立たない者は切り捨てよと言う意味か?と、サン。

サンは確認できました。自分とドンノとは相容れない考えの持ち主だと。

 

ドギムたちもギョンヒの行方を追っていました。

そこで、とうとう事実を突き止めたのです。

ドンノは中宮が妹を毒で殺したと仕立てようとしたのです。だから、中宮殿の宮女に毒を隠すよう命じたのでしょう。

が、誰も指示に従ってくれず、秘密を守るために宮女たちを拉致したというのが事実でした。

ドギムは広寒宮のアジトだと思いました。

だから、一人で乗り込もうと考えました。

しかし、万が一自分が戻らなければ、大妃に助けを求めるよう、ボギョンとヨンヒに言いました。

ボギョンとヨンヒは、サンに話す方が良いのではと言いましたが、ドギムは否定。

サンがドンノと宮女を天秤にかけて、ドンノを選ぶかもしれないと思ったのです。

王であるサンを、心から信用することが出来なかったということです。

 

ところが、あっけなく見つかっちゃうんですよ、ドギム。

悪事に加担させられそうになった時、サンたちが乗り込んで、一網打尽。

一件落着です。

 

ドンノはここに至っても、まだサンは自分を助けてくれると高をくくっていたようです。

どんなに非難されようと、サンさえ信じてくれれば・・・と思っていました。

「誰しも失態はします。」

しかし、サンは冷たく言いました。

今回の事は、失態ではない、と。過ちであると知っていながら、事を起こした、何をしても許されると思ってな・・・と。

サンはずっと昔から、いつかドンノは朝廷や国を脅かす筈だと思っていたようです。だから、時が来たら、排除しなくてはならないと考えて来たのです。

その時が訪れたと悟っても、サンは何度も決断を先延ばしにして来ました。そのせいで、今回の一件が起こってしまったとサンは罪悪感を感じていました。

「お前を生かすと思うか?」

と、サンが憎しみを込めて言いました。

 

「私を殺すために、これまで私を許して来たのですか?」

と、ドンノは呆然として言いました。

次の瞬間、ドンノは必死に命乞いを始めました。

自分の過ちにまだ気づいていないのです。

しかしもうどうしようもありませんでした。サンの心は決まっていたのですから。

いつか、腹心になってくれるかもしれないと言う期待を持っていたのかもしれません。が、ドンノ自身がその期待を打ち砕き続けて来たのです。

ドンノはずっと自分はサンの腹心だと信じ切っていました。

それを否定された今、もう生きる意味が無くなったと思いました。

妹ではなく、サンこそが自分の生きる目的で希望だったんだと分かりました。

「死罪にしてください。」

ドンノが言いました。

 

この時、カン・テホが跪いてドンノの命乞いをしました。

誰かがドンノの命乞いをしてくれるのをサンは望んでいると、カン・テホは感じたのです。

結局、表向き、ドンノは辞職を願い出たと言う形をとり、王宮を出て行きました。

 

サンがアジトに現れたのは、ドギムの行動を逐一監視させていたことで、危険だと察知したからでした。

ボギョンたちは結局大妃の元には行っていませんでした。

 

サンはドギムを呼び、大妃を巻き込もうとしたことを怒りました。

ドンノは自分の指揮下にあるからどうとでもなるが、大妃は違うわけで。

大妃は、朝鮮で王に立ち向かえる唯一の人間です。

全てを知り、全てを計算して事を起こしていたサンの計画を潰しかねないドギムのやり方に腹が立ったのです。

しかし、ドギムは友を救いたい、誰も犠牲にしたくない一心だったわけです。

宮女と言う立場の弱い人間ではあるけど、ドギムは一個の人間として思いのままに生きて行きたいと思っています。

言い合いになってしまった二人。

 

サンは、改めて自分の想いをドギムに告げました。

しかし、ドギムは、自分は違うと言い放ってしまいました。一度もサンを想った事は無いし、これからも思う事は無いだろうと。

そのまま背を向けたドギムを、サンが引き留め、kiss

 

売り言葉に買い言葉

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避暑地気分♬

2023-07-29 17:43:58 | 食べ物関連

所用で、香川県に行って来ました

用事を済ませて後、久しぶりに讃岐うどんを・・・と、ダメ元で『須崎』さんに。

ダメでした・・・

11:30頃だと言うのに、既に麺切れで店じまい中でしたね

 

じゃぁってんで、代案は、『あやうた製麺』さん。

大丈夫でした

久しぶりに、農家の納屋で食べました。

エアコンなど無いのに、田んぼを渡る風が涼しく、とっても落ち着くロケーションは以前と変わらず。

ご馳走様です。

 

そして、帰路に寄ったのが、『焼き立てパン工房 ゆたか』さん。

一瞬、定休日かと思うほどに、静かな状況。

いつもは、ごった返す駐車場や店内が、静かなんですもん。

暑さゆえでしょうかね。

で、いつものように、きなこ揚げパンと無料コーヒーを持ってイートインコーナーへ。

それが、トップの写真。

まるで避暑地のような風情。

皆さん、暑さを避けて、店内のイートインコーナーに入ってました。

外を利用したのは、アルフィー&まぎぃの2人だけ。

大きなミストの出る扇風機があちこちに設置してあったし、オシャレな傘や屋根もあるし、木立で直射日光がかなり遮られ、想像以上に涼しかったです

齧り付いちゃった揚げパンでお見苦しくて済みません

相変わらず、美味しゅうございました

何度も書きますが、こんなお店が近所に欲しいです~っ

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花火2023(*´▽`*)

2023-07-29 09:26:53 | ご近所探訪

去年の夏は、千葉の家のリフォームがあり、そちらに滞在。

よって、本当に久しぶりに千葉の花火を見ることが出来ました。

と言うか・・・。

考えてみれば、千葉の花火を見るのは、殆ど無かったように思います。四国に帰省中の事が多かったので。

 

今年は四国で花火を見る事になりました。

手足と首筋に虫よけスプレーをシュッシュして、高台に。

 

会場は歩いて行ける至近距離なんですが、それは却って不便。

近づく事も出来ないほどに混雑するということですから。

だから、アルフィー&まぎぃは会場とは反対方向の高台に行きます。

少々遠いし、低い位置の仕掛け花火を見ることは出来ませんが、十分楽しめます。

 

夏の初めと言うのに、花火を離れた所から見ると、なんだか夏の終わりを感じさせられます。

 

一番下の垂れる様な花火を最後に、今年の夏の花火大会は終了しました。

暑さも、これから本番と言うべきなんでしょうが、既に本番真っただ中と言う感じがする毎日です。

この暑さ、体に堪えるお年になってきているアルフィー&まぎぃです。

皆様も、猛暑に負けることなく体調を整えていきましょう

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『赤い袖先』TV放送版 13話まで

2023-07-28 17:16:55 | 韓国ドラマのエトセトラ

レビュー一覧は、こちらから。

 

サンは、側室に・・・と言った時の、ドギムの戸惑う表情を思い浮かべました。

あれは、どう言う意味だったのか・・・と。

で、カン・テホに女性の気持ちについて質問したのですが、まぁねぇ、今まではあまり頼りにはならなかったですよね

でも、今回は、ちょいとためになる話をしました。

女性には強くたくましい姿を見せるのではなく、弱いフリや哀れなフリをするのが良いと助言したのです。

同情心を煽れと。

 

サンは即位した後も、命を狙われていました。

ある夜も、突然賊が押し入って来たのです。

広寒宮のウォレたちでした。まだまだ残党がいたのです。

幸い、難は逃れることが出来ました。

 

賊が逃走中だということで、宮女たちにも捜索が命じられました。

ドギムはウォレと一緒に見回りました。

途中、怪しい気配を感じましたが、ウォレに止められ、詳しく調べることは出来ませんでした。

が、直後にウォレはドンノの命で捕らえられたのです。

その時、ドギムは察しました。さっき捜索を止めさせたのは、ウォレが自分を守るためだったに違いないと。

 

牢にいるウォレを訪ねたドギム。

最後に、ウォレの乱れた髪を整えてあげました。

じゃぁね・・・とウォレが言いました。泣きながら・・・。

 

サンは浮かない顔のドギムに、賭けを提案しました。

負けた者は勝った者の願いを一つ聞くと言う約束で。

方法は、ドギムのやり方で良いと鷹揚なところを見せたサン。

ドギムは、水切りを提案。

得意なんです、ドギム。

サンはわざと負けてあげました。ドギムの願いをかなえてあげたかったのです。

ドギムの願いとは、出宮したボギョンを再び王宮に呼び戻してほしいと言う事でした。

ボギョンは、英祖付きの宮女だったんです。英祖が亡くなってしまったため、仕えていた者たちは皆王宮を出なくてはいけなかったのです。

ボギョンは叔母の食堂を手伝っていました。

元気で楽しそうに見えましたが、宮女の姿とはかけ離れたもので。ドギムたちは可哀想に思えたのでしょう。

ちなみに、サンの願いは、先だっての側室の一件の返事を聞かせてほしいと言う事でした。

自分の想いより、ドギムの気持ちを優先してあげたってことです。

ドギムは、サンの思いやりに感謝しました。

 

サンを狙った賊の捜査は続いていました。

意見を求められたドギムは、ボギョンのことで少々浮かれていました。だから、つい、失言をしてしまったのです。

賊をどうすべきかと聞かれ、ドギムは根絶やしにした方が良いと言ったのです。

ところが、一味に、サンの異母弟が含まれていたことが判明。

サンに、実の弟を殺すよう勧めてしまったと言う事なのです。

ドギムはこの時、迂闊な物言いは、どれほど無責任なことかと痛感しました。

息が詰まりそうだと思いました。

 

結局、ドンノたち重臣の意見もあり、刑は迅速に進められました。

前左議政もその一人でした。

ファワン翁主の養子フギョムも・・・。

サンは冷たくファワン翁主にフギョムの死を告げました。

ファワン翁主の代わりにに死んだと。

王として冷徹にならねばならないサン。英祖の教えでもありました。

異母弟の処刑が行われた夜、サンは珍しく泥酔しました。

ドギムは、サンの気持ちを考えると、辛くて可哀想でなりませんでした。

 

サンはこういうときほどドギムの癒しが必要だと感じていたのでしょうね。

しかし、ドギムが自分を避けている気がしていました。弟を殺すような王として恐れているのか、或いは、返事を急かされそうで嫌なのか・・・と。

ドギムは決してサンを避けているわけではありませんでした。

それどころか、即位して以来、サンが心穏やかに見えた日が無いと心配していました。そんなサンに自分は何もしてあげられないと、無力さも感じていたのです。

 

今回の謀反で処罰されたのは、大妃となった前王妃の兄やサン母の身内も含まれていました。

命だけは助けられた背景には、サンの大妃への恩があったようです。

しかし、流罪になったことで、大妃はサンを恨んでいました。

サン母の身内は、大妃の口添えで助かったようです。

だから、大妃がサンの側室選びを・・・と言いだした時、サン母は反対することは出来ませんでした。

大妃は、側室選びに関しては、自分がすると、サンの意見は受け入れませんでした。

 

有力な候補がいました。ドンノの妹です。

 

ドンノの妹が有力な側室候補だと言う事は、重臣たちの間にあっという間に広まりました。

そうなると、ドンノにおべっかを使う者たちが現れます。

処世術と言えばそうかもしれませんが、なんか、嫌ですよね。

サンは、大妃が決めることだから、口出しは勿論、話題にも出すなと重臣たちに命じました。

 

サン母は息子のドギムへの想いに気づいていました。

実は、ドンノがサン母に妹を紹介した時、その日の内に、サン母はドギムを呼んでいました。

サン母は、ドギムに側室になってサンを支えてほしいと頼んだのです。

しかし、ドギムはその気は無いときっぱりと断りました。

サン母は、それでドギムを諦めたわけではありませんでした。サンがどうしてもと言うなら、ドギムを説き伏せるつもりだったようです。

ドギムを好きではあるけど、この世で一番大切なのは、息子のサンだから。

 

サンはドギムを呼んで確認しました。側室を断ったのは本当かと。

ドギムはそうだと答えました。

サンは、ドギムが自分に直接返事をしなかったことで気分を害していました。

理由を聞きました。

 

「私のものが消え去ります。」

と、ドギムは言いました。

「側室になれば、全てを王様に捧げなくてはなりません。人は皆同じで、捧げた相手の全てが欲しくなります。ですが、王様は人に捧げる事が出来ません。王様にとっては女人が1人増えるだけですが、私は人生の全てが揺らぎ二度と元には戻れません。己を失いそうで怖いのです。」

サンの目を真っ直ぐに見て、ドギムは言いました。

この件は保留に・・・とサンは言いました。忘れるわけではないと。

なるほど・・・。宮女と言っても、一人の人間、一人の女性です。それを、ドギムは珍しく認識している女性なんですね。

 

ドンノの妹が正式に側室となり、元嬪となりました。

これでドンノは王室の親戚となりました。

その時既に昇進し都承旨となっていたドンノ。

強大な権力を手にしたことになりました。

 

元嬪は、以前からドギムと顔見知りでした。

ドンノも、ドギムのことを良い人で信頼できると話していたようで、元嬪は再会できたことをとても喜びました。

ドギムは複雑な思いを感じていたようです。

が、宮女としての仕事だけを考えようと、自分を戒めました。

自分は宮女に過ぎないんだ・・・と自分に言い聞かせました。

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パク・ジュニ(A.C.E)ユ・ヒョヌ(ATO6)共演「君色に染められて」TV初登場

2023-07-28 08:56:38 | 番組放送予定、DVD等発売レンタル予定

ホームドラマチャンネルさんで9月からの放送が決定した「君色に染められて」

パク・ジュニssi、ユ・ヒョヌssi共演の

TV初放送だそうです。

わたくし、お初の2人です

 

韓国BL「君色に染められて」予告編(30秒)

 

放送予定:♯1~4・・・9/8(金)15:15~

      ♯5~8・・・9/14(木)15:15~

話数:8話

 

詳細は、こちらから。

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「ミッション:インポシブル/デッドレコニング PART ONE」

2023-07-27 21:51:03 | 韓国以外の映画、ドラマ、番組のエトセトラ

見て来ましたよ~っ

いや~っスカッとしましたね、いつものように

 

まったく情報無しに見に行ったので、大画面にタイトルが出た時に、

“パート1ってぇことは、パート2があるってことよね”

と、心の中で呟いた私。

シリーズ初の2部作だそうです。

 

時間も164分と言う長さゆえ、途中でトイレ休憩挟んじゃったらどーしようかと、余計な心配をしてしまいました。お年なのでね・・・

でも、心配ご無用

ハラハラドキドキの連続で、ちーっとも気を逸らすことがありませんでした。

 

やっぱり、映画はこうじゃなくちゃ

ド派手でスカッとして、映画館から出てくる時には、高揚感に満ち溢れることができましたよ、老夫婦のアルフィー&まぎぃでも。

 

詳細は、こちらから。

 

お勧めです

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明日の朝ごはん

2023-07-26 22:00:39 | 食べ物関連

晩御飯を作る時になって、明日の朝のパンが無い事に気が付きました

以前から何度も書いているように、アルフィー&まぎぃの朝ごはんは360日はパン&コーヒー

何度か、パン焼き機を買おうかと思ったこともありましたが、結局現在まで購入せず。

いろんなお店のいろんなパンを食べてみたいと言う気持ちの方が強いので。

食パンやら菓子パン、調理パン等々、あれこれと楽しんでいます。

が、今日のように、買い忘れもたまにあります。

そんな時は、冷蔵庫や棚を漁って、パンもどきを作ります。

今日は、本当に基本的なパンもどき。

パウンド型で焼いたので、一見するとパウンドケーキですが、その実は、レーズンパン。

この量で、多分3日はもつでしょう。

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青じそご飯泥棒(*´▽`*)

2023-07-26 14:10:40 | 食べ物関連

手術を受けて、半年が過ぎました。

もう、誰の事?・・・と思うほどに遠い記憶となってしまってます。

喉元過ぎれば・・・の本領発揮の私です

 

先日、定期健診を受けて来ました。

血液検査、CT画像チェックで、主治医から完治のお墨付きをいただきました。

今後は、これまでと同様、1年に一度の定期健診でチェックを続けることが良いだろうということになり、1年後の予約を入れて来た次第です。

 

・・・と言う事で、食欲もすっかり回復している私は、作り置き総菜を作る事に余念がない今日この頃です。

で、本日は、こちら この季節お馴染みの“ご飯泥棒”を作りました。

明日辺りには、タレが馴染んでくると思われます。

ますますご飯がすすんでしまいます

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『赤い袖先』TV放送版 12話まで

2023-07-25 17:31:53 | 韓国ドラマのエトセトラ

レビュー一覧は、こちらから。

 

流石に、サンは勿論、その場に居合わせた重臣たち、皆が緊張しました。

「イ・ソン

なんと・・・、英祖は混乱していたのです。

目の前に跪いているのが、孫のサンではなく、息子のソンだと。

英祖の怒りは、息子に対するモノに変わっていってしまったのです。

 

「私は父上ではありません、サンですお祖父さま

涙ながらに叫ぶサンに、英祖は愕然とした表情になりました。

左議政と、英祖が呼びました。

「世子じゃないのか

英祖の目は、現左議政ではなく、前左議政を見ていました。それを見ても、混乱しているのが誰の目にも明らかでした。

前左議政はおずおずと進み出て答えました。

「世子様ではなく、世孫様です。」

英祖・・・自分の意識が混乱して事態を正確に把握できていない事を突きつけられました。

パニックになりました。

これでは、王としての任務を遂行することは出来ないと思いました。どうすればよいのだと思いました。

その辺りの感覚は正確で、正常でした。

 

「朝鮮の王として最後の決断をお下しになってください。たとえ死罪の命でも、ご決断に従います。」

サンが言いました。

サンは、英祖に王として最後まで立派であってほしいと思っているのです。

 

その時、王妃が入って来ました。ドギムも一緒です。

王妃は、『金縢之詞』のことを口にしましたが、英祖は全く覚えていませんでした。

王妃が、ドギムに在りかを説明させようとしたとき、いきなりチョ尚宮が入って来ました。

そして、ドギムの言う事は全て嘘だと言い張り、何としてもドギムをその場から連れ出そうとしたのです。

皆が、意味が分からずあっけにとられていると、突然雷が鳴り響きました。

英祖がそれに驚いたのを見て、ドギムはチョ尚宮の手を振りほどき、サンの傍に跪きました。

 

ドギムはまるで見て来たように、金縢之詞を記したその日のことを話し始めました。

思悼世子が息を引き取ったと知らせを受けるや否や、英祖は文書を記し、玉璽を押し、ある場所に隠した・・・と。

ドギムは必死に英祖に語り掛けました。

徐々に英祖の記憶が戻り始めました。

そして、ついに、思いだしたのです。

 

玉座の後ろに立っている屏風。

それを破り、中から英祖が取り出した文書。

しっかりと玉璽が押されていました。

愛する息子を失った父親の嘆きが書かれていました。

息子の命を奪う引き換えに、必ず孫のサンを王位につけると約束した文書でした。

 

サンは父の愛情を痛いほど感じました。

 

英祖はファワン翁主を呼びました。

そして、玉璽をファワン翁主の手でサンに渡すよう命じたのです。

それが、この場にいる重臣たち皆が納得する方法だと考えたのです。

ファワン翁主は泣き崩れました。

プライド、サンへの憎しみ、父英祖への愛情、様々な感情ゆえでしょう。

 

英祖は、宣言しました。

「今、この時より、世孫に玉璽を渡す。私は休むことにする。」

 

ファワン翁主は泣き、震えながら、玉璽をサンに渡しました。

もう、そうするしかありませんでした。

 

サン、ようやくの即位の時です。

でもまだ正式な王ではないようですね。東宮として、軍を含む、英祖の全ての権限を代行する・・・、そんな感じです。

 

チョ尚宮、広寒宮の長を降りる時が来たと感じました。

あとを、ウォレに託しました。

チョ尚宮は捕まりました。

サンを狙った一件の捜査が完了し、チョ尚宮が首謀者だという結論が出たのです。

英祖はチョ尚宮を流罪にしました。

目の前で死ぬのを見たくはなかったのです。

しかし、チョ尚宮には、その情けが刺さりました。プライドが傷つきました。

チョ尚宮は、英祖の目の前で小刀を胸に突きたてました。

それが、自分のプライドを守る唯一の方法だったのでしょう。

 

慌ただしく目まぐるしい一日の終わりに、サンは離れに行きました。

同じ気持ちだったら、必ずドギムもそこにいると思ったのです。

ドギムはサンを待っていました。

サンは心を決めました。

しかし、今はまだ余裕がありません。

「私の想いは今度伝える。お前の思いも今度聞こう。」

今度~っ

 

フギョムがサンに跪いて頼みました。

自分の命を差し出す代わりに、ファワン翁主を助けてくれと。

サンにはフギョムを殺す気は全くありませんでした。

養子の縁を切れば、もはや子ではないのだから、庶民に戻れと言いました。

しかし、フギョムはファワン翁主との縁切りをするつもりはありませんでした。ファワン翁主に心からの恩義を感じているからです。

 

フギョムは、ファワン翁主に丁寧にクンジョルをしました。

ファワン翁主が、亡き夫と自分が似ていると言ってくれたことが、最高の喜びになりました。

この恩は、来世でお返しします・・・とフギョムは言い、ファワン翁主の元を去りました。

 

英祖は内官や医師たちすべてを下がらせ、サンと二人だけになりました。

お前に残す言葉がある・・・と英祖は言いました。

「一つは、王としての言葉だ。望もうと望まないに関わらず、誰かの命を奪う事になる。すべきことをせよ。それがお前が耐えねばならぬ運命だ。もう一つは祖父としての言葉だ。この祖父を許してくれ。過ちを犯したが、それでも常に最善を尽くした。それゆえ、もう許してくれ。」

サンよ・・・これからはお前がこの朝鮮の王だ。

 

そして、空を見つめて言いました。

見たろ?と。

「余は約束を果たした。満足であろう。」

英祖の目には、息子ソンの姿が見えていました。

英祖は、サンの肩に寄りかかって、息を引き取りました。

 

お祖父様・・・とサン。

もう、どんなに恨み言を言っても、怒ってくれる人はいません。

泣けた~っ

 

パク尚宮も亡くなりました。

 

一口に宮女と言っても、ヨンビンとチョ尚宮、そしてパク尚宮の生涯は全く違うものになりました。

ドギムは、改めて思いました。

人にどう思われようと、望み通りに生きられれば幸せな筈だと。

そして、自分はギョンヒやボギョン、ヨンヒと共に喜びも悲しみも分かち合いながら穏やかに暮らしたいと思いました。

 

英祖が居なくなった今、自分が新しい天となった・・・とサンは思いました。

しかし、浮かれる気持ちは全く無かったようです。

ただひたすらに怖くて不安でした。

その中で、王としての覚悟が芽生えて来ました。

全ての責任は自分が取る事になると。

 

即位したサンは、毎日大忙しのスケジュールをこなしていました。

なかなかドギムとゆっくり話す事も出来ません。

 

3年の服喪期間が過ぎました。

お前を傍に起きたいとサンがドギムに言いました。側室にしたいと。

時間を与えるから、考えてほしいとサンは言いました。

「お前と家族になりたい。」

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『なにもしたくない~立ち止まって、恋をして~』2話まで

2023-07-24 22:49:34 | 韓国ドラマのエトセトラ

レビュー一覧は、こちらから。

1話50分前後なので、さらっと見ることができます。

 

ヨルムは会社を辞めてから数日、アパートで何もせずに過ごしました。

不安でした。何がしたいかわかりませんでした。

でも、決めました。ソウルから出ようと。

そして、身の回りの整理を始め、必要最小限の荷物だけをリュックに詰め、行先も決めずにバスに乗ったのです。

 

知らない町を歩くヨルム。

床のきしむ古い図書館がありました。

そこで、デボム=イム・シワンssiと出会いました。

ヨルムは不動産屋の場所を聞こうと声をかけました。女性だと思い込んで

振り向いたデボムが男性だと気付き、恥ずかしさのあまり、図書館を飛び出してしまいました。

でもね、デボムは不動産屋の場所の地図を書いて追いかけて来てくれたのです。

新しい街に到着早々、ヨルムは思いもよらない出来事に遭遇します。

 

デボムの一件のあとは、女子高生の万引きを目撃してしまうし・・・。

その女子高生ボムは、バーコードのついた値札をヨルムのカバンに貼り付けて何事も無かったかのように店を出て行きました。

お陰でヨルムは万引きの疑いをかけられちゃって・・・

 

不動産屋は不動産屋で、ろくな物件を紹介してくれません。

最後に紹介してくれたのは、なんと空きビル。元はビリヤード屋だったとか。

それに、20年物間空き家になっていた理由というのが、そこで人が死んだといういわくつき。

ところが、その建物は既に買い手が決まってた物件で。

家主の親子は、先に決まってた買い手に売るか、ヨルムに貸すかで揉める始末。

父親はヨルムに貸すと言い、息子は別の夫婦に貸すと言い。

ヨルムは何故かその建物が気に入りましてね。格安家賃だし。

1年借りることに決めました。

家主の父親が強引にヨルムと契約をすると決めたのです。

 

翌日、ヨルムはまず図書館に行き、会員証を作りました。

何だか、街の住人になった気がして、嬉しくなりました。

 

お昼ご飯を食べに行くと、その食堂は、なんと、ビルを買おうとしていた夫婦の店でしてね。

計画が狂った妻は機嫌悪そうな表情でヨルムを見ました。

ヨルムは、周囲の人たちが焼酎を飲んでいるのを見て、自分も飲むことにしました。

生きたいように生きるというのが、これからのヨルムのモットーですから。

もう、誰にも気兼ねすることなく、したいように、やりたいように生きる事が出来ると、ヨルムは調子に乗って飲み過ぎてしまいました。

 

気がついたら、そこは深夜の図書館。

自分がなぜそこにいるのか、ヨルムはすぐには思いだせませんでした。

でも、デボムが一緒に残っていてくれたのを見て、思いだしました。

またもデボムに世話になってしまったと。

 

ところで、デボムは出会った時から一言もしゃべりません。

不愛想ではないけど、とてもそっけない態度です。

深夜の図書館で話を聞こうとしたときも、筆談をしました。

だから、てっきり喋れないんだとヨルムは思いました。私もです

でもね、本当は喋れるのです。

おそらく、極端な人見知りなせいで、喋れないと思わせておく方が何かと気が楽なのでしょう。

話しかけられることが必要最小限に止められるから。

 

長閑な田舎の住人は、皆素朴で善人しかいないと描かれがちですが、そこにも都会と同じような人間模様があるのが当然。

これから、外から来たヨルムがどんな生活をおくるようになるのか、楽しみです。

それにしても、やっぱりイム・シワンssiの美しさが際立つわ~っ

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『なにもしたくない~立ち止まって、恋をして~』視聴開始

2023-07-24 17:06:11 | 韓国ドラマのエトセトラ

レビュー一覧は、こちらから。

久しぶりのイム・シワンssi。こんなに美しかった

 

ヨルム=ソリョンさんは、人生に行き詰っていました。

会社では直属上司からのセクハラ、パワハラに見舞われ、先輩に自分の企画案を横取りされ・・・。

大学時代から交際してきた恋人とはうまくいかず、しばらく距離を置こうと一方的に言われてしまい・・・。

唯一の心の支えは、母。

 

なのに、ある日突然ヨルムに飛び込んできたのは、母の死の知らせ。

慌てて駆け付けた病院でヨルムが見たのは、霊安室の扉の向こうに寝かされた冷たい母の姿でした。

死ぬまで働きづめだった母。

ヨルムは頼りにならない兄の代わりに、お葬式を取り仕切りました。

恋人が駆け付けてくれ、優しい言葉をかけてくれたものの、一緒に付き添ってはくれませんでした。

 

あまりにも突然の事に、ヨルムは涙も出ませんでした。

ヨルムが泣けたのは、お葬式を終えて自分のアパートに帰った時でした。

母からの宅配荷物が届いていたのです。中には、母の手作りのたくさんのオカズが詰め込まれていました。

最近、ヨルムの声に元気がないことを、母は気づいていました。

だから、これを食べて元気を出してもらいたいと思ったのです。

オンマ・・・と声を上げてヨルムは泣きました。

 

ヨルムの中の感情が無くなったようです。

機械的に出社し、退社する、そんな日々を過ごしました。

世の中は何も変わらないけれど、自分だけが変わったと思いました。

1人になってしまった・・・と。

 

ある日、出勤する途中で、ちょっとしたアクシデントで電車に乗り遅れてしまいました。

途方に暮れたヨルムですが、その時、ふいに桜の花びらが舞うのを見たのです。

春なんだ・・・と思いました。

次の電車に乗ろうとしましたが、足が止まりました。

会社には行かない決心をしました。

行った事の無い方向に向かう電車に乗りました。

上司から何度も着信が入りましたが、無視しました。

 

何だか、心が浮き立ちました。

皆と逆の方向を行けば混みあってなくて静かで穏やかなのかも、今のように・・・と思いました。

 

何度目かの上司からの電話で、ヨルムは会社を辞めると告げました。

 

私物を整理に会社に行くと、上司は手のひらを返したようにヨルムを引き留めようとしました。

先輩も、あれこれ聞いて来ました。

要するに、この二人は、ヨルムに対して負い目があるってことです。

でも、ヨルムの決心は変わりませんでした。

立つ鳥後を思いっきり濁して、ヨルムは会社を辞めました。

ちょっとすっきりしたのは、私だけ

 

リュック一つ背負って、ヨルムはバスに乗りました。

桜並木を抜け、海岸に降り立ちました。

ヨルムは、上着を脱いで、裸足になって海に走り込みました。

これからは、自分のために時間を使おうと、思いました。

 

デボム=イム・シワンssiは、図書館司書らしいです。

ヨルムとデボムの出会いはまだです。

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『赤い袖先』TV放送版 11話まで

2023-07-23 15:40:14 | 韓国ドラマのエトセトラ

レビュー一覧は、こちらから。

 

激怒した英祖は、焼け火箸を振り上げ、サン母に向かって振り下ろしました。

悲鳴を上げるサン母。

でも、寸前で、その火箸をサンが素手で掴んだのです

「母上ではありません。私が罰を受けます。罰は私にお与えください。」

英祖も流石に驚き動揺し、一瞬目を見張りました。怒りに我を忘れて酷いことをしてしまったと思ったのかもしれません。

しかし、サンの言葉で何とか威厳を取り戻すことができ、その場を離れました。

 

母が犯人ではないと、サンには分かっていました。

敵対勢力の仕業だと。

お祖母様・・・と、サンは王妃に声を掛けました。この時、王妃様と声をかけなかったのは、家族の集まりだと英祖が言ったゆえだと思われます。

情に縋る意味合いもあったかも。

「私から切にお願いいたします。母上をお守りください。私の願いはそれだけです。」

王妃はサンの願いを聞き入れました。

王妃も、サン母が犯人ではないと、確信していました。

 

皆を下がらせてファワン翁主一人に言いました。

サンに借りを作った・・・と。

自分だけじゃなく、ファワン翁主も、淑儀も・・・と。

もしサンがいなければ、皆大変な目に遭っていた筈だとね。

しかし、ファワン翁主は、最愛の娘である自分が叱責される筈は無いと言い放ったのです。

王妃は呆れたように、情けないと言った表情を見せて言いました。

「王様が自分の権威が失墜したと思った時に、息子になにをなさった?」

そして、私まで巻き込むなと。

ファワン翁主、やっと自分の立ち位置が分かったようです。

 

ドンノは、濡れ衣だと承知のうえで言いました。

英祖に謝るようにと。

しかし、サンはそれを拒否。

代理聴政の撤回命令は受けていないから、大殿で英祖の決定を待つと言いました。

ドンノは、感動したような表情を浮かべました。

一方で、サンがこの一件を知ったドギムが心配するのを気にかけている事を知ると、やはり嫉妬のような表情を浮かべていました。

 

英祖は、混乱する中、この一件が誰の仕業か、あれこれと考えていました。

サンなのか、サン母なのか・・・。

その足で、執務中のサンの元に向かいました。

 

母親の仕業だと言えと、英祖はサンに言いました。そうしたら、サンの罪ではなくなるのだからと。

「私の人生から母親を消せと?父親のように⁈」

と、サン。

誰の名を出せばお怒りをおさめますか?と、サンが尋ねました。

サンが自分の責任だと言ったのは、サン自身が宴の主催者だったからで。あんな料理が出されたこと自体が、自分の責任だと言いたかったのです。

だから、自分に罰を・・・と。

英祖は自分が裁きを下すまで、東宮で一歩も出るなと命令しました。

 

英祖が背を向けて出て行った時、サンの緊張が一気にほぐれました。

しかし、火箸を掴んだ手は痛みました。

ふとドギムの顔が思い浮かびました。

こんな時、ドギムが傍に居てくれたら、心は癒されるかもしれないと改めて思いました。

 

ドギムも、今日ほどサンの傍に居てあげたいと思ったことはありませんでした。

そんなドギムの心を、ソ尚宮はよくわかっていました。サンへの気持ちも。

だから、側室を断る理由が分かりません。

「側室なんて惨めなだけ。」

と、ドギムは言いました。

想う相手は世孫で、次々と新しい側室が現れる事は十分考えられます。それに耐え続けなければいけないわけです。

惨めだ・・・とドギムは思いました。独り占めできないのであれば、いっそ何も持たない方が良いと。

「世孫様が愛しいです。でもそれ以上に愛しいのは自分です。絶対に自分を苦しみに陥れたくありません。」

泣きながらドギムはソ尚宮に言いました。

 

容体が回復したパク尚宮がドギムに言いました。サンを守れるか?と。

パク尚宮は思悼世子を守れなかった事に対する自責の念を一生抱えて生きて来たのです。

パク尚宮は言いました。

英祖は、サンを最後まで守り、必ず王位に就かせるという約束を思悼世子とした証を残していたと。

それを、英祖本人が忘れてしまっているのです。認知症のせいで。

英祖自らの手で書き、玉璽を押したその文書を探し出して英祖に見せるように・・・とパク尚宮は言いました。

思悼世子が自らの命と引き換えにした約束の証です。

 

『金縢之詞』をすぐにお探しください・・・と、ドギムはサン母に伝えました。

ドギムの背に刻まれた“明”の文字。

それと、パク尚宮が大切にしていた思悼世子の帽子とサン母に残した指輪に刻まれた“五”と“峯”の文字がヒントでした。

 

サンが東宮殿に戻ると、そこにはドンノたち同徳会の主要メンバーが待機していました。

翌朝、臨時の朝会が開かれる予定だと知ったドンノは、サンに非常事態が起こるかもしれないと考えたのです。

廃位とか・・・。

だから、英祖に譲位を求めてほしいとドンノは言いました。廃位の決定が出る前に手を打とうということですね。

サンはきっぱりと言いました。

「私のためと言うなら、何もするな。いかなる逆心も心に抱くな。」

ドンノは、“逆心”という言葉に引っ掛かりました。自分が持っているのは逆心ではなく、忠心だと信じていますから。

「民が求めているのは、老いて病に侵され、正しい判断が出来ない王ではなく、世孫様です

謀叛の罪に問われても、ここでサンを無実の罪で失いたくないと必死に訴えるドンノ。

サンが王になるためにどれほど努力し、民のためを考えて来たかを傍で見て来ましたから。

その気持ちは、十分サンに伝わっていました。

しかし、サンは同意できません。

ドンノの言う“正しい判断のできない王”は、心から愛する自分の祖父なのですから。

サンは、言いました。誰が害そうとしても、自分が英祖を守ると。

 

ドンノは悔しくて泣きました。

サンの頑ななまでの家族への愛情がドンノには理解できないのかもしれません。

命の危険に直面している今でも、家族を守ろうとする意志が。

 

ドギムは、3つの文字から金縢之詞の在りかに気が付きました。

急いでサンに伝えようとするのですが、英祖が待っていると急かされて、結局何も告げる事は出来ませんでした。

おい・・・ とっとと欠片でも話したら事態はもっと簡単だったかもしれないのにぃ じれったいわぁ

見つめ合ってる場合かよと、私は言いたかった。

 

申すことはあるかと英祖に尋ねられた時、サンは英祖の病について触れました。

1人で苦しんでいる英祖を、手を差し伸べずそのままにしておいたのは、英祖を恨んでいたからだと言いました。

「しかし、その恨みさえ甘えだったと悟りました。贅沢だったのです。王様は、常に大きな枝で私を守ってくれる木だったのです。」

私を信じ、守ってください。これまでのように・・・。

サンは頭を下げました。

英祖は激怒しました。

病を知られないために頑張って来たのに、ここでサンによって大臣たちの前で明かされるとは・・・と。

 

サンは、自分を陥れようとする逆賊の存在を訴えました。

誰の事を言っておるのだと、英祖は叫び、サンのところに一通の文書を投げました。

なんと、同徳会の名簿です。

チョ尚宮が密かに手に入れ、前左議政を通じて英祖に提出してあったのです。

 

もう、誰が何を言っても無駄な雰囲気でした。

 

その頃、ドギムは王妃の元を訪ねていました。

王妃の務めを果たしてほしいと言いました。世継ぎを失う前に・・・と。

王妃は願いを聞き入れ、便殿に向かいました。

サンを思いやってと言うよりは、損得勘定をした結果と言う方が正しいかもしれませんが。

ここに至って、初めてドギムは金縢之詞について打ち明けたのです。

 

英祖は傍に控えていた兵の剣を抜きました。

その場の皆が緊張しました。

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「なにもしたくない~立ち止まって、恋をして~」あらすじ

2023-07-23 09:43:39 |   ★「な」行

イム・シワンssiとキム・ソリョンさん共演のラブストーリー。

地味な印象を受けた作品なので、視聴するかどうか迷いました。

でも、なんとな~く興味が湧き、視聴開始です。

 

      1話まで  2話まで  3話まで  4話まで  5話まで  6話まで

      7話まで  8話まで  9話まで  10話まで  11話まで  12話(最終話)まで

 

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『赤い袖先』TV放送版 10話まで

2023-07-22 17:13:06 | 韓国ドラマのエトセトラ

レビュー一覧は、こちらから。

この作品で感じるのは、まず、映像の美しさ。

風景など、まるで水彩画のような淡い色合いです。主人公二人のシーンは、そのまま絵葉書になりそうな雰囲気です。

 

意識を失ったように眠り込んだドギムを、サンは愛しげに抱きしめました。

その様子を、ドンノが目撃。

ドンノの目に嫉妬が見えた気がしたのは、私だけでしょうか。

皆が世孫様を待っています・・・と、ドンノが声をかけました。

少し待つように・・・とサンが言いましたが、ドンノはきっぱりと言いました。

「宮女に構う暇はありません。黒幕を突き止め、兵を統率しなくては。」

確かに。

サンは、信号凧を揚げたのはドギムだった、目覚めるまで守ってやると約束したと言いました。

私も貢献しましたと、ドンノ。

そして、ドギムや自分だけでなく、兵たちもサンを守るために命がけで闘い、命を落とした者もいると。

「本来いるべき場所にお戻りください。万民を守るのが世孫様の務めです。女人一人を守れれば良いとお考えじゃありませんよね?」

そうまで言われると、サンも行かざるを得ません。

丁度、ソ尚宮が戻って来ました。

サンは、ドギムをソ尚宮に託し、兵たちのところに戻ったのです。

 

作戦が失敗したと知ったチョ尚宮。

すぐさま、前左議政のところに行きました。

サンが戻る前に、英祖を抱き込もうと考えたのです。英祖に進言出来るのは、前左議政しかいないと思いました。

チョ尚宮は、英祖の性格を熟知しています。

英祖は過酷な道を歩んで来ました。裏切られたり裏切ったりするという・・・。

だから、誰も心の底から信じたりしないのです。

サンがこれを機に一気に譲位を強要するつもりかもしれないと英祖に思わせようとしました。

 

しかし、今回の事件の調査をさせることで、サンの命を狙った謀叛が起こったことが事実だと言う事はすぐに明らかになります。

時間が数日稼げるだけです。

前左議政がその点を指摘すると、チョ尚宮には、英祖の性格を考えると、一旦芽生えたサンに対する疑念は、消えはしないと確信が持てたようです。

 

王宮に戻ったサンに、英祖は冷たい目を向けました。

サンにねぎらいの言葉をかけるどころか、サンの寝所を大殿の近くに変えました。自分の近くにおいて、見張るつもりだと思われました。

王妃は、守るためかもしれないと言いましたが。

 

ドギムはサンが心配でした。

一件以来会っていません。

会いたいと思いました。

思わず、会いたい・・・と小さく呟いてしまいました。

 

それを偶然やって来たサンが聞きました。偶然じゃないかもね。内官がドギムに書庫にいるようにと命じてましたもんね。サンの指示でしょう。

サンは、誰に会いたいんだと聞きました。

正直に言う事は出来ないドギム。

口を噤んでしまったドギムに、サンは想いを告げました。

もう想いを隠せないし、隠したくない・・・と。

それ以上はおっしゃらないように・・・とドギムが遮りました。

「私の願いは、世孫様の即位です。成し遂げるまで雑念はお捨てください。」

真っ直ぐにサンを見つめてドギムが言いました。

分かった・・・とサン。

 

どうかご無事で・・・とドギムがサンの背に呟きました。

サンは、その言葉を聞いて振り向き、そっとドギムの額にkissしました。

しばらくは来れないとサンは言いました。

今回の一件の始末がありますもんね。

サンは、ドギムの気持ちを理解してるのかな?どんなに想っていても、言葉には出来ない宮女の立場を。

しかし、ドギムの宮女としての責任感は立派なもんだと思いましたよ。たいていはここで想いに応えるでしょうに。

 

英祖がチョ尚宮を呼びました。

自分の命があとわずかだと察している英祖。死ぬ前に、全て忘れてしまう前に、チョ尚宮に言っておきたいことがあったのです。

英祖は、チョ尚宮にこれまでの働きに報いるために、屋敷とお金を渡すつもりだと言い、承旨にその旨記させました。

そして、謝りました。

チョ尚宮は、英祖のその言葉を待っていたようです。恨みが軽くなったようです。

何故、私ではなく、ヨンビンを選んだのですか?と、チョ尚宮が英祖に聞きました。

 

「お前は私の映し鏡のようだ。」

と、英祖は言いました。

ヨンビンの傍にいたら、心穏やかになれた・・・と英祖。

すまない・・・と。

チョ尚宮、納得しました。

これまでの自分の生き方が、如何に無意味だったか、悟ったのかもしれません。全て自分のせいだと分かったのですから。

サンの即位を妨げようと言う信念も消えてしまったようです。

 

屋敷は、ファワン翁主に譲ることにしました。

フギョムに伝言を頼みました。

サンが即位したら、全て変わる。王宮を出る事になるゆえ、心の準備をするように・・・と。

しかし、ファワン翁主にはその気持ちは届きませんでした。まだ諦めきれないのです、ファワン翁主は。

 

ドギムは偶然ウォレの話を耳にし、今回の謀反が広寒宮の仕業かもしれないと思いました。

だとすると、黒幕はチョ尚宮だと。

そして、まだ宮中に暗躍しているんだと。

それを潰すなんて力は自分には無いと分かっています。

ならば、少なくともソ尚宮を守りたいと思いました。

ソ尚宮が仕方なく署名した連判状を手に入れ、ソ尚宮の名を消そうと考えました。

 

ギョンヒたちにも協力してもらい、チョ尚宮の部屋を探りました。

その過程で、偶然秘密の通路を発見。

辿った先で、広寒宮の本拠地を発見したのです。

その奥の秘密部屋も発見。そこには、行方不明になっているパク尚宮が閉じ込められていました。

 

チョ尚宮が異変に気付いた時には、既にパク尚宮の姿はありませんでした。

 

サンは、命を狙われたこともショックでしたが、英祖が自分を疑っていることは更にショックでした。

鬱々とした日々を過ごしていました。

そんなサンに、サン母が言いました。

「笑いなさい。生き残るために。」

 

ドギムはソ尚宮と共に、パク尚宮を小さな家で看病していました。

誰にも知られないように。

 

全て諦めたのかと思ったチョ尚宮なんですが。

ファワン翁主と同様、まだまだ諦めてはいませんでしたね。

広寒宮のメンバーである英祖の側室淑儀と、近々開かれる宴でサンを陥れる策を練ってましたよ。

 

宴では、参加する面々がそれぞれに英祖のために料理を準備することになっていました。

そこに、出されたのが、柿とカニの醤油漬け。

実は、英祖は柿とカニで兄の景宗を毒殺したと言う噂に苦しめられたことがあったのです。

それらを、英祖は極度に恐れていました。

それが目の前に出されたのですから、英祖の怒りはすさまじいものでした。

その場にいた誰もが緊張しました。意味を知っていますから。

 

英祖は、サン母の仕業だと考えたようです。

焼け火箸を手に、歩み寄ってきました。

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