まったり まぎぃ

愉快な仲間たちの事、日常生活で思う事、好きな事あれこれ。

いつもと違うお盆からいつもと違うお正月へ

2020-12-31 20:37:09 | その他

『いつもと違うお盆』と書いた日には、まさかこんな大きな第3波が来るとは想像もしていませんでした。

お盆も老夫婦二人でしたが、このお正月も同様になる予定です。

諸事情でおせちもお店で調達しました。

本当にお初の事ばかり。

 

諦めることが多かった年でした。

たくさんの事を諦めました。

皆さんも、そうだったと思います。

 

今日、東京都の感染者数が1000人を超えたと言うニュースを見て、恐怖がこみ上げて来ました。

他人事ではないと思えました。

籠るしかないと。

アルフィーと2人という最少単位での生活を守ることが、収束への一歩だと信じて。

 

来年、動かせない予定が既に入っています。

それをこなすためにも、何とか乗り切らないと

 

夕方から、雪がちらつき始めました。

予報通り、気温がどんどん下がっているのを感じています。

 

皆さま、どうか、どうか、体調にお気をつけてお過ごしください。

来年こそは、光が見えますことを、心から願っています。

 

ブログは、まだまだ続きます。細々ではありますが、気の向くままに、続けていくつもりです。

韓国ドラマ視聴のペースは落ちていますが、興味を失ったわけではありません。

BTSの事も含めて、範囲を定めず、興味のベクトルが向いた事について、書いていきたいと思っています。自分の記録として。

 

来年も引き続き、宜しくお願いいたします。

どなた様も、良いお年をお迎えください。


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『天気が良ければ訪ねて行きます』12話まで

2020-12-31 00:29:32 | 韓国ドラマのエトセトラ

レビュー一覧は、こちらから。

 

ヘウォン父は、娘ヘウォンにはとても優しい父親でした。

ミョンジュへの暴力を知らないままヘウォンは育ったようです。

ミョンヨは、随分前から義兄の暴力に気づいていました。離婚した方が良いと言い続けていました。

でも、ミョンジュは自分が離れて行ったら、夫には誰も残らない、それは可哀そうだと、耐え続けていたのです。

 

あの事件の日、ミョンジュはミョンヨを守ろうとしました。

DVを受けていた自分なら、情状酌量が認められるだろうけど、ミョンヨは違います。

それに、自分のせいで起こった事件だから、自分が罪をかぶろうと考えたのです。

震えるミョンヨを家に帰らせ、ミョンヨの指紋等をふき取りました。そのうえから自分の指紋をつけたのです。

警察に通報したのも、ミョンジュでした。

そして、ミョンジュは懲役7年の刑に服したのです。

裁判の時、ミョンヨの姿が無いのを、奇異に思っていたんですよね、私。

ミョンヨはヘウォンとヘウォン祖母と並んで傍聴する勇気はありませんでした。法廷の隅で判決を聞いていたのです。

 

ミョンジュは、ヘウォンを頼むとミョンヨに言いました。

祖母が亡くなったら、ヘウォンは一人になってしまいます。加害者の娘として苦労するのも容易に察せられましたし。

ミョンヨはミョンジュの指示通りにしました。

でも、彼女も罪悪感に苛まれ続けたのは確かです。決して楽な10年ではなかったでしょう。

恋人のチャ編集長との別れもありましたしね。

面会に行っても、ミョンジュは耐えなさい、しっかりしろと言うばかり。手紙にも、一言、“大丈夫”とだけ書いてありました。

 

スニョンの葬式に遅れて娘が駆け付けて来ました。

母の遺影を見て、泣き崩れているのを見て、ミョンヨはヘウォンを思いました。

ヘウォンがどれほど辛かったかを改めて感じました。父を母が殺したと言うのですから。

被害者の娘であり、加害者の娘でもあるわけですからね。

当時は、ヘウォンの苦しみを思いやる余裕が無かったのかもしれません、ミョンヨには。

今更ながら、泣けて来ました。

 

ヨンスが読書会に入りました。

紹介者はフィ。

フィを嫌いだと言いながら、何故か関わってくるヨンス。

まさか、フィを好きになり始めてるフィの友人のヒョンジが好きなんじゃないよね

ウンソプは、何だか面白く無さそうな表情を浮かべています。妹の好きな人と言うのは、やっぱり兄として気に食わないんでしょうかね。

 

ところで、ジャンウは同級生だったウンシルが好きでしてね。

初恋なんだそうです。

口では偉そうなことを言いながら、彼もまた純粋でね。軟派なフリをしてますが、本当は硬派。ウンシルを今でも想ってて、電話がかかってきただけでも舞い上がってしまうほど。

何度も何度も会話を思い出しては、それをツマミにビールを飲めるんです。

ホント、いい人だわ、ジャンウ。

 

チャ編集長は、ミョンヨからのファックスに気が動転しました。

で、確認しようと電話をするのですが、ミョンヨが出てくれません。

何十回とかけ続けて、ようやくミョンヨが出ました。

「小説の書き出しよ。」

と、ミョンヨはあっさり言いました。何が真実で何が創作か聞かないと言ったでしょ?と。

それでも、チャ編集長は不安でした。そして自分をこんなに不安にさせるミョンヨに腹が立ったようです。

 

夜、ボヨンが書店にやって来ました。

最初、本を返しに来たと言うのですが、口実だと正直に言いました。

ボヨンは、想いを告白しました。

本当に長い間好きだった・・・と。

「知らなかった。」

と、ウンソプ。でも、知っていたとしても、何も変わらなかったとも。

ボヨン、予想していました。

何故なら、自分がウンソプを見つめていたように、ウンソプがヘウォンを見つめていたことを知っていたからです。

自分の方が、先にウンソプを好きになったのに・・・と言う思いもありました。

勿論、先か後かなんて、関係ないと言う事も分かっています。

常にヘウォンは注目の的でした。

でも、自分もここに存在しているのに、気づいてくれない・・・。確かにここにいるのに。

ボヨンは泣きました。

 

ウンソプはヘウォンへの最初のラブレターを書き始めました。

これは、10年以上にも渡るヘウォンへの想いの告白です。

あの、駅でヘウォンを偶然見かけた日。

ウンソプは実母のところに行く代わりに、ヘウォンの後をついていったのです。あまりにもヘウォンが傷ついた表情をしていたからです。

川を見つめるヘウォンを遠くから見ました。

今にも飛び込むのではないかと、不安でたまりませんでした。

で、ミョンヨに連絡したのです。

ミョンヨがあの場所に来れたのは、ウンソプが連絡したからだったのです。

ウンソプは、ヘウォンの話を素知らぬ顔を聞いたわけです。

“それが僕たちの初めての旅行だった”

 

ボヨンは一人裏山に入りました。

以前、市役所の新入社員が遭難仕掛けた時、ウンソプが救援に行ったと聞いていました。

だから、ウンソプを呼ぼうと考えたの

長い間抱えて来た想いを分かってほしいと、分からせたいと思いました。

で、電話をしたのですが、ウンソプが気づきません。


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『天気が良ければ訪ねて行きます』11話まで

2020-12-30 22:25:24 | 韓国ドラマのエトセトラ

レビュー一覧は、こちらから。

ウンソプの周りの人は、皆、善人ばかり。それぞれ苦しみや悩みを抱えてはいるけど、根っからの悪人というのがいません。

心地よいです。

 

ミョンヨの同級生にスニョンと言う女性がいます。

末期の乳がんになり、故郷の病院に転院して来ました。死ぬのなら、故郷で・・・と言って。

ミョンヨはお見舞いに行きました。

悲しみは悲しみで慰めないと・・・と言って、サングラスを外しました。

右目は緑内障だそうで、もう既に視力は失っていて、治療は不可能でした。

ミョンヨ、やっぱり普通の人とは違う感覚の持ち主です。

 

書店の建物は賃貸です。

廃屋だったと言う理由で、ずっと無料で貸してもらっていたのですが、突然家主の娘から連絡が入り、家賃を払えと言って来たのです。払わないのなら、退去しろと。

で、家主に直接会って話をしてこようとウンソプは思いました。

ヘウォンもついて行きました。

ま、単に一緒に行きたいというだけでしょうけどね。

 

家主のハラボジは、決して悪い人じゃありませんでした。

ウンソプが来るのを心待ちにしていたほど、気に入っているようです。

ウンソプの人柄を認めているんですね。

家賃云々は、娘が勝手に言ってることのようです。先日のフリーマーケットの様子を偶然見かけ、物凄く儲けてると勘違いしたんですね。

儲けてるのに、家賃を払わないなんて・・・となったわけです。

家主にそのつもりはありません。

廃屋だったところを書店にしてくれるという事だけで嬉しいんです。家主もまた、本が好きな人でした。

家主はウンソプに自慢の本を見せました。古書です。

ウンソプなら、その価値を認めてくれるだろうと考えていたのでしょう。

 

ヘウォンとウンソプはいろんな話をしました。

例えば、ヘウォンを駅で見かけて一目ぼれした話とか。

その日は休日ではありませんでした。ヘウォンは虐められる日々から逃げ出そうと、学校をさぼり死に場所を求めて列車に乗ろうとしていたのです。

そして、ウンソプもまた学校を休んでいました。じゃなきゃ、会えません。

ウンソプは前夜実母から会いたいと言う電話を貰っていました。で、安東にいると言う実母に会いに行こうとしていたのです。

でも結局その日は行きませんでした。すぐさま行ったら、育ててくれた両親を裏切ることになると思ったのです。

そんな時、ヘウォンを見かけたのです。

 

ヘウォンは、川で死のうと思いました。

ところが、川に入ろうとしたとき、空腹でお腹が鳴ったのです。

まずは、腹ごしらえをしてからだと食堂に行ったら、素朴な料理をテーブル一杯に出してくれました。それがとても美味しくて、ヘウォンは完食したのです。

お腹がいっぱいになったら、眠気が襲ってきてしまって。

どのくらい寝たのか、ふっと目が覚めたヘウォンは、これじゃ死ねないと思い、川に急ぎました。

靴を脱いで、川に入って行った時、誰かが名前を呼びました。

叔母のミョンヨでした。

 

ミョンヨは転がりながら必死に駆け寄って来ました。

結局、ヘウォンは死にませんでした。

ミョンヨが何故あの場所にいたのか、いまだに理由は分からないようです。

 

生きてて良かった・・・とウンソプが言いました。

死なないでいてくれてありがとう、ヘウォン・・・と。

 

「言ってほしい。私たちは愛なの?ウンソプ。」

うん、愛だ・・・とウンソプ。

その日、2人は結ばれました。

 

ウンソプは父に捨てられ、今の両親に育てられたという事実を弱みだとは思っていません。

でも、周囲の人の中に、それに対して後ろめたさを感じろと言う人がいたのは事実です。

彼らの望み通り不幸がらなきゃいけないのかと考えたりもしましたが、それは間違いだとウンソプは思いました。

自分が必ずしも不幸になる必要はないんだと思ったのです。

だからいつも自分の生い立ちを隠すこともなければ、卑屈になることも無かったのです、ウンソプは。

 

ミョンヨはチャ編集長をスニョンの所に連れて行きました。皆同級生ですからね。

その時、スニョンの顔に痣が出来ている事に気づいたミョンヨ。

スニョンはぶつけたと言いましたが、ミョンヨにはすぐに分かりました。夫に殴られた痕だと。姉のミョンジュも同じような痣がありましたから。

何で離婚しないんだろうとミョンヨはムカつきました。

チャ編集長は言いました。

多分、暴力を振るわない時の夫は世界で一番自分に優しくて温かい人だと思ってるんだろうと。だから、我慢すればいいと。

DVの場合の加害者は、普段優しいけど、カッとなったら自分を見失ってしまい、抑えが効かないと言いますよね。

ミョンジュもいつもそう言っていました。ミョンヨが離婚すればいいと言っても。

バカね・・・とミョンヨ。

ここで降りるとチャ編集長に車を停めさせ、歩いて行きました。

チャ編集長は、逆らわず、ミョンヨが降りたあと、後ろからライトをアップにして、夜道を明るく照らしてあげました。

こういうさりげない優しさが、この作品には溢れています。

 

スニョンが死にました。

知らせに来たスジョンと共にお葬式に行くと、そこでは暴力夫が号泣していました。

自分が殺したようなものだと泣き叫んでいました。

ミョンヨ、なんとも言えない気分になりました。

 

ミョンジュの事件・・・。

やはり殺人ではありましたが、正当防衛と言えるような状況でした。

散々殴られているミョンジュを見たミョンヨは、2人の間に割って入りました。

ところが、別れなさいとミョンヨが言ったことに激高した夫が、今度はミョンヨに殴り掛かって来たのです。

アイロンでミョンヨを殴ろうとしたので、ミョンジュが思わず夫を突き飛ばしてしまいました。

夫は階段から転げ落ちました。

でも、死んだわけではなく、逃げ出したミョンジュとミョンヨを追って来たのです。

車で逃げようとしたのを見て、ゴルフクラブで車のフロントガラスを叩き始めました。

殺されると2人は思ったでしょう。

で、車を発進させたのです。夫は車と壁の間に挟まれて死にました。

ハンドルを握っていたのはミョンヨでした。

ミョンジュは身代わりに罪を被ったのです。

 

チャ編集長は、別れを切り出した理由を知りたいがため、ミョンヨに自分史のような小説を書くよう望んでいました。

その中に別れた理由が書かれると思ったのです。

ある日、チャ編集長の元にミョンヨからファックスが送られて来ました。

『うちの義兄を殺したのは誰だと思う?』

とだけ書かれていました。

ミョンヨ、チャ編集長を嫌いになって別れを告げたわけではありません。

おそらく、想いは今でも残っているのでしょう。

小説を書こうと思ったのは、自分の罪を告白しようと決心したせいでしょうか。


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『天気が良ければ訪ねて行きます』10話まで

2020-12-30 16:33:39 | 韓国ドラマのエトセトラ

レビュー一覧は、こちらから。

 

さぁさぁなエピソードが満載になって来ましたよ

もっぱら、ヘウォンがべったりとくっついてますが

 

でも、暗雲が立ち込めて来ました。

ある日、町にウンソプの叔父が姿を見せたのです。

どうもこれまでも何度か来ては、船を買うだのと言ってはウンソプからお金を引き出していたようです。

 

狭い町です。

ウンソプ叔父がウンソプ父のことを聞きまわったので、あっという間にその話は広まりました。

勿論、回りまわってウンソプ父の耳にも入りました。

フィも、家の近くで見かけましたし。

でも、叔父は結局自宅には来ず、書店に向かいました。

 

話を聞いたウンソプ母は不安でパニックになりそうでした。

お金ならまだしも、一緒に船に乗れと以前言ってたことが気になりました。今度もそう言うのではないかと。

両親の話を聞いて、フィは前夜見かけた男がその人だと察しました。

焦りました。このままでは、ウンソプが行ってしまうと思ったのでしょう。

すぐに書店に向かいました。

フィが書店に到着した時、既に叔父は来ていて、ウンソプと二人で話をしているところでした。

ヘウォンは気になりながらも、外で待っていました。

 

叔父はウンソプに言いました。

「一緒に来てほしいところがあるんだが。ちょっと遠い。船に乗るんじゃないが、似たようなものだ。」

叔父が言いたいのは、結局は血筋だということ。育ての親とは違うということです。

 

そのままウンソプは叔父と出かけて行きました。

今日は戻らないと思うが、大丈夫?とウンソプ。

「大丈夫じゃない。」

と、ヘウォン。

「行っちゃダメ

と、フィが叫びました。フィはそのまま自宅に駆け戻り、母に伝えました。

ウンソプが叔父さんについて行ってしまった・・・と。

両親は呆然としました。

 

書店で初めてのフリーマーケットが企画されていました。

その準備等があったのですが、ウンソプに代わってヘウォンが主導することに。

読書会のメンバーが中心となってイベントは無事開催されました。

でも、一人、フィは表情が冴えません。

ウンソプが帰ってこないかもしれないと、不安でたまらないのです。

 

ウンソプと叔父は海辺の町にいました。

叔父は決して悪人ではありませんでした。ただ、考え方が違うというだけ。

ウンソプから船を買うと言ってださせたお金や自分で稼いだお金で小さなビルを買っていました。そこで一緒に暮らそうと言うのです。

「この世には、生まれてから死ぬまで孤独な人たちがいる。お前の父親がそうだった。俺もそうだ。お前も同じだ。俺たちは他人とは暮らせない。お前の母親も結局出て行っただろ。」

血がそうさせるんだ・・・と言いました。

「だから俺はお前と暮らそうと思う。孤独な者同士一緒にいようじゃないか。」

でも、ウンソプは返事が出来ません。

違うとも言えないし、そうだとも言えなかったようです。

 

フリーマーケットの締めに、書店内でミニコンサートが開かれました。

ヘウォンも乞われて、久しぶりにチェロを弾きました。

皆、感動して聞き入りました。

ヘウォンも気持ちよかったみたいです。

記念写真も撮りました。

ジャンウはヘウォンの気持ちが変わって来たことに気づいていました。帰ってきた時とは違って明るくなったと感じていました。

ジャンウも本当に良い青年です。

 

ウンソプの母は、どう考えてもウンソプを手放す気になれません。

いくら血筋だと言われても、ウンソプが他人とは思えません。初めて会った時から、そう感じて来たのです。

妻よりいくらか冷静なウンソプ父は、他人なんだからと気持ちを整理すべきだという考えもありました。でも、本心は妻と同じなんです。

言い争う両親の話を、外でウンソプが聞いていました。

両親の気持ちはおそらく痛いほど分かっていたでしょうね、ウンソプは。

 

ウンソプがしばらく村から姿を消していたのは、実母の看病のためでした。

3年の間、ウンソプは実母の世話をし、看取り、村に・・・両親の元に戻って来たのです。

母はその時、少々不安に思っていたようです、戻って来てくれるかどうか。

でも、戻って来てくれたわけで・・・。

会いたかったという言葉も言わずじまいで、自然に何も無かったかのように以前の生活に戻ったのでしょう。

 

戻って来たウンソプを見て、フィは泣き出しました。

諦めていた兄が戻って来てくれた事は嬉しいけど、やはり不安で、ムカついて・・・。

何処にでも行っちゃえばと怒るフィに、好きでもないのにどうでもいいだろ・・・とウンソプ。

「生まれた時から好きよ

どうして?とウンソプが問うと、

「生まれてみたらお兄ちゃんだったから。好きに決まってるでしょ

“泣くな、どこへも行かない”とどうして言えないんだろう・・・とウンソプは考えていました。彼にとっても、フィは本当に愛すべき存在でした。生まれてからこの方ずっと。

 

一方、ミョンヨは再度小説を書く決心をしました。

ある出版社の編集長チャ・ユンテクの話に乗るつもりです。チャ編集長はミョンヨの元恋人。初恋の相手だとか。

正式に契約を交わしました。

交際している時も、何度も別れを繰り返していたようで、最後の別れの宣言から既に10年が過ぎていました。勿論その時も、ミョンヨからの一方的なメールでの宣言でした。

 

チャ編集長は、別れの理由がずっと気になっていたようです。

今更だけど・・・とミョンヨに聞きました。

忘れたわ・・・とミョンヨ。

でもね、忘れていませんでした。

姉ミョンジュの事件の日だったようです。

警察署で待機している時、別れのメールを送信したのです。

 

その事件、何か事情がありそうです。

真相は別だったのかも。

そして、常にミョンヨがサングラスをかけている理由が分かりました。

右目が視力を失ってるようです。これも何が事情があるのかも。

 

ヘウォンはウンソプの帰りを書店で待っていました。

でも、帰って来ません。

仕方なく、帰ろうと外に出た時、遠くから自転車のライトが近づいて来ました。

ウンソプです。

 

「フィが言ってた。あなたはそのうちここを離れるって。違うよね?」

と、ヘウォンが聞きました。

「君も離れるだろ。春が来たら。天気が良くなったら、君も戻るだろ。」

ヘウォンは、返事が出来ませんでした。


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『天気が良ければ訪ねて行きます』9話まで

2020-12-30 11:09:53 | 韓国ドラマのエトセトラ

レビュー一覧は、こちらから。

 

ウンソプの気持ちを知ったヘウォン。

一気にになるかと思ったら、そうでもなく。まだまだ初々しい二人です。

なるべくいつもと変わらない態度でいようと思ったのかも。

でもね、ヘウォンは無理。

このところ、苛立って叔母ミョンヨのペットの犬の名前にまでケチをつけてたのですが、キミが悪いほどに上機嫌になりました。

ミョンヨは不気味に感じてます。

 

ただ、ウンソプはまだ躊躇するところがあるようで。

温かくて優しいものを見ると、不安になるのです。今の幸せを一瞬で失ってしまう事になるのではないかと。

それは、彼の生い立ちにあるようですね。

今話で、これまで気にかかっていたことの意味が分かりました。

やはりウンソプは実子ではありませんでした。

 

翌日、ヘウォンは一日中ウンソプからの電話を待っていました。

ソウルに用事で出かけたのですが、着いたら連絡すると言っていたからです。

結局、一日中待っても電話は来ませんでした。

不安になったヘウォン。もしかしたら、ウンソプは後悔しているんじゃないかと。

で、朝早く書店に行きました。

 

ウンソプは何事も無かったかのように見えました。ただ、以前より微笑むことが多くなっただけ。

その日、ジャンウからイベントに誘われていると言いましたが、ヘウォンを誘おうとはしません。その辺り、ウンソプはまだ交際することに慣れていないって事でしょうね。

ちょっと拗ねたヘウォン。

やっと、ウンソプはヘウォンの不機嫌さに気づきました。

後悔してるなら、無かった事にしましょう、私は平気だから・・・とヘウォン。

「失敗じゃない。」

そう言って、ウンソプは証明するために、kissしました

 

ジャンウが企画したのは、普段素顔を公表していないシン作家の講演でした。

なかなか好評を博したようです。ジャンウ、いい仕事してます

このイベントに、ウンソプがヘウォンと一緒に出席し、その時の二人の雰囲気がこれまでとは違う事に、ジャンウはすぐに気づきました。

でもそれが付き合い始めたからだということは、思い至りませんでした。まさか・・・ってね。

 

ジャンウは、イベントの後、パク・ヒンドル、ウンソプ、ヘウォンの4人で食事をしました。

その時、目の前でウンソプとヘウォンのいちゃいちゃを見せられ、あっけにとられました。

パク・ヒンドルは、すぐに二人の関係を察しました。嬉しそうに見つめています。

まぁ、ヒンドルにとってはずっと想って来た人の娘ですからね、ヘウォンは。娘のような感覚になるのでしょう。

「2人の間に何があったんだ

と、ジャンウ。

「明日にでも式を挙げそうな雰囲気だ。」

と、ヒンドル。

ええ~っですよ、ジャンウ。

 

しかし、ウンソプ、ジャンウにはヘウォンへの想いを正直に話して来たようですね、今まで。

ヘウォンに片思いすることになったエピソードなんぞも打ち明けてたようです。

ある意味、私はほっとしました。

ウンソプがジャンウのような友人を持っていた事、心の内の一端を話せる相手だということに。

 

ウンソプとヘウォンは、高校生の時の出会いが初めてではありませんでした。

もっと昔、幼い頃に出会っていたのです。

小さな出会いが何度かありました。山で会った時は、ウンソプはヘウォンを男の子だと思いましたし。ペンションでも会ってます。

そんな出会いの度、ウンソプは心惹かれたのでしょう。

ヘウォンは、ウンソプが随分前から自分を想ってくれていたことを知りました。

嬉しく思いました。そんなウンソプが突然消えてしまったらどうしよう・・・と言う不安も初めて芽生えました。

 

ジャンウたちと別れて帰ろうとしたとき、知り合いが大慌てでウンソプを呼びに来ました。

父が喧嘩をしているというのです。

 

ウンソプ父はその日市場の人と会食をしていました。

会食に行く前、ウンソプ母が頼んだのです。もう山で遭難者が出た時にウンソプを呼ぶようなことはしないでくれと言ってくれと。

その理由も話しました。

例の女性の幻覚を見たとウンソプが言ったことです。

で、ウンソプ父は、市場の人に、もう息子を駆り出すようなことはしないでほしいと言ったわけです。

すると、ウンソプなら山に慣れているし、助けられる人が行くのが良いと相手は怒り出しました。

大げんかです。

 

ウンソプに何かあったら、誰が助けるんだウチの息子を使いっぱしりにするなと、ウンソプ父。

“ウチの息子”と、相手は嘲ったように言いました。どこの馬の骨とも分からないヤツを・・・と。

その瞬間、我慢できなくなったウンソプ父が相手を殴りつけました。

この時、ウンソプとヘウォンが駆け付け、話を聞いてしまったのです。

 

ウンソプはそう言われる事に慣れているようでした。ただ、自分のことで喧嘩をするのは見ていられません。

止めに入りました。

ヘウォンは、思ってもみなかった事実に驚き、言葉も出ません。

 

ウンソプ母は、息子に言いました。お父さんを責めないで・・・と。

自分が頼んだ事なんだとね。

「責めないよ。」

と、ウンソプは言いました。

 

結局、ウンソプは父を送っていくことに。

ヘウォンは一人、残りました。

そこに、ジャンウが来合わせました。

ジャンウはウンソプがやってきた時の事を話してくれました。小学生のころだと。

狼が連れて来た子だと、陰口をたたく同級生もいました。

 

ウンソプの実父は山で暮らしていたんだそうです。

だから、山に詳しいんだ・・・とジャンウ。実父がどうなったのかは知らないと。

もしかしたら、山にあった“疑問が叶う場所”の墓が、そうなのかもしれないと、ヘウォンは思いました。

本当に信頼できる人間はいないとウンソプに教えた人でした。

 

でも今は違います。

ウンソプの周りには両親やフィなど、彼を愛し、彼を信頼している人がたくさんいます。勿論、ウンソプもそれを知っています。

山での実父との暮らしは、ある日突然終わりました。

父が消えたのです。幸せが突然消えてしまいました。

一人山を下り、呆然と座り込んでいるところを、今の父に発見されたのです。

母も実の息子のように彼を受け入れ、愛してくれました。時には、実の娘であるフィ以上に。

ウンソプは、その幸せがすぐに崩れるかもしれないと不安になりました。

すぐに崩れなかったことで、余計に不安を感じるようになったウンソプ。全ての幸せを恐れるようになっていったのです。

 

そんなウンソプの気持ちを、ヘウォンは知りました。理解しました。

実父の教えは間違っていたとヘウォンは思いました。

ウンソプの元に走りました。

 

「あなたが間違ってるわ、ウンソプ。」

そう言ってウンソプを抱きしめました。

自分もウンソプも同じように寒かったんだ・・・。これからは私があなたを抱きしめる。あなたも力いっぱい私を抱きしめて。一瞬で消えない様に、溶けてしまわないように。あなたが私を、私があなたを、いつまでも温かくいられるように。

ウンソプもヘウォンを優しく抱きしめました。


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『天気が良ければ訪ねて行きます』8話まで

2020-12-30 00:53:22 | 韓国ドラマのエトセトラ

レビュー一覧は、こちらから。

 

ウンソプは、幻覚を見ました。

布団から起き上がって外を見ていた時、ひとりの女性が呼んだのです。

“ジノ”・・・と。

その女性の後を追って、ウンソプは裏山に入って行きました。

この女性を、ウンソプは、“オンマ”と呼んでいます。えウンソプは養子

しかし、病み上がりとて、途中で転んでがけ下に転がり落ちてしまいました。

気付いた時、辺りは真っ暗。どこかでヘウォンが自分を呼ぶ声がしました。

 

何とか小屋までたどり着いたら、そこにヘウォンがいたと言うわけ。

心配するヘウォンに、別人のように冷たい態度をとるウンソプ。

「どうして来た?ダメだと言ったろ。もう絶対に入るな。僕に何かあっても、僕がずっと戻らなくても。」

下山するときも、ヘウォンに手を貸すことはありませんでした。

 

アルバイトに行ったヘウォン。ウンソプの目が見られません。

よそよそしい態度の二人でした。

 

ウンソプは母に言いました。

「あの人を見ました。あの女の人の幻が・・・。それで付いて行ったら山でした。」

心配させたことを怒っていた母は、この言葉でさらに不安が増したようです。

もう、山には許可なく入りません、あの小屋にもお母さんの許可なしに行きません・・・とウンソプ。

母はやっと納得したようです。

 

今度はヘウォンが風邪をひいてしまいました。

書店に戻ってきたウンソプは、うたた寝しているヘウォンの姿を見て、すぐにそれを察しました。

で、フィに風邪薬を持ってくるよう電話で指示しました。

ウンソプがフィに頼みごとをするなんてこと、物凄く珍しいことだとか。フィは、それだけで驚いています。

 

ヘウォンが帰ろうとしたとき、ウンソプは風邪薬を差し出し、必ず飲むよう言いました。

でも、要らないと言って、ヘウォンは帰って行きました。

ウンソプは後を追いました。

持って行って・・・と薬を差し出しました。

でも、意地になったように、ヘウォンは受け取りません。

頼むから飲んで・・・とウンソプ。

「じゃぁ、何をしてくれる?この薬を飲んだら。」

何かしなきゃいけないのか?何を?・・・とウンソプが問うと、

「例えば、私の告白に対する答えとか。」

と、ヘウォンは言いました。

 

ウンソプの答えは、“ごめん”でした。

大嘘です。

 

フィが課題のための本をウンソプに預けたままだということを思い出し、大騒ぎ。

その日、どうしても必要なんだとか。

リュックに入れたまま、小屋に置いてきてしまったウンソプ。

取りに行こうとしたんだけど、母が必死に止めました。約束したばかりでしょと言って。

偶然アルバイトに来たヘウォンに、代わりに取って来てと母が頼みました。

結局、ウンソプとヘウォン、2人で行くことになりました。

 

気マズイ雰囲気のまま山に入りました。

明るい時に入るのは初めてのヘウォン。

途中で木で作られた墓標を見つけました。

疑いが叶う場所だ・・・とウンソプは言いました。悪いことも、良いことも。

墓標には、“キム・ギルサン”と刻まれていました。

「疑いを持つな。現実になるから。」

ウンソプが言いました。

 

小屋でリュックを見つけ、そのまま下山しようとしたウンソプに、ヘウォンは先に下りててと言いました。

頂上が近いみたいだから、行って見ると。

でも、思ったほど簡単な道程ではありませんでした。

川を渡ろうとしたとき、ウンソプの声がしました。

「滑るよ。」

結局、ウンソプと一緒に頂上まで登ることに。

 

頂上・・・なんだか、時代劇で戦った挙句に崖から下の川に転落して・・・と言う、シーンに使われそうな場所です。

危なそうな場所ではありますが、とても景色のよいところでもありました。

ヘウォンは気分が良くなりました。心が解放される感じになったのかもしれません。

心の内を話し始めました。

 

「実は私、あなたの目を見られない。あなたは私を好きじゃない。それを受け止めるだけなのに。上手く行かないの、ごめんね。あなたがとても温かくて、私にすごく温かくて、何度も疑ってしまったの。でも、もう止めるね。疑いを持つなと言われたから、もう止める。でも、イム・ウンソプ・・・。」

その次の言葉をヘウォンは飲み込みました。

何でもない、行くね・・・と歩き出したヘウォンの腕を、ウンソプが掴みました。

そして、kissしたのです


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『天気が良ければ訪ねて行きます』7話まで

2020-12-29 23:53:31 | 韓国ドラマのエトセトラ

レビュー一覧は、こちらから。

 

「イム・ウンソプ、あなたが好き。」

ヘウォンが言いました。真っ直ぐウンソプの目を見て。

でも、再び灯りがともっても、ウンソプは何も言いません。

やっと正気に戻ったようなウンソプが口にしたのは、

「そうか。」

の一言だけ。

ヘウォンじゃなくても、あっけにとられますわな。

返事は・・・ですよ。

その時、ジャンウが呼びに来たのを機に、ウンソプはそのまま行ってしまい、呆然と立ち尽くすヘウォンの前に現れたのは、フィ。

フィに見られちゃったよ。

告白したのに、ウンソプに振られたと言って良い状況になったのを。

 

ヘウォンは、ウンソプの反応の意味を考え続けました。

でも、結論が出ません。

フィは、振られた時の対処の方法を伝授してくれました。彼女も最近ヨンスに振られたばかりですから。経験者は語る・・・ですよ。

告白して振られたのは自分たちが悪いわけじゃない。ダダ下がりの自己肯定感を胸の奥にしまい、前を向こう・・・ってね。なかなかの弁士です、フィは。

 

大同窓会の後片付けに呼ばれたヘウォン。

ジャンウや友人たちと作業をしている時、ウンソプの卒業写真が無いことを知りました。

3年くらい村にいなかった気がする・・・とジャンウ。

ふと思い出しました、ミョンヨもそんなことを言っていたのを。

「突然帰ってきて、兵役後、書店を始めたんだ。いなくなった理由は知らない。」

と、ジャンウが言いました。

一つだけ大切にしていた物があると、ジャンウ。金属工芸の授業で作ったキーホルダーだと。

「隣の席の子に渡したじゃない。」

友人の言葉に、ヘウォンの記憶が蘇りました。

当時、彼女の隣にはウンソプがいました。確か、ウンソプに自分が作ったキーホルダーを渡した筈・・・。

そして、今、車の中に吊るしているキーホルダーが、それに似てる気が

 

ヘウォンは駆け出しました。

『グッドナイト アイリーン』と刻まれたキーホルダー、あれは自分が渡した物だ・・・と思いました。

書店に駆け付け、ウンソプに聞きました。

「あなたの車にあるキーホルダー、ひょっとしてあれ、私があげたヤツ

嬉しそうな表情、期待してる表情のヘウォン。

でも、違うとウンソプは言いました。あれは僕が君に渡さなかったヤツだってね。

それでも、納得できないヘウォンが食い下がろうとしたとき、ボヨンが。

約束していたようです。

ヘウォン、帰るしかありませんでした。

 

一旦は、ボヨンと書店に入ったウンソプ。

でも、ボヨンを残して、店を飛び出しました。ヘウォンを追おうとしたのでしょう。

ところが、タイミング悪く、母から用事を頼まれてしまって。

結局、ヘウォンを追う事は出来ませんでした。

 

ボヨンは、何かと口実を設けてウンソプに近づこうとしています。

無理だと思うよ、ウンソプは一途だから。

優しいから突き放さないだけでしょうね、きっと。いや、ボヨンの想いに気づいてないのかも。

 

一応、ヘウォンもウンソプも平静なフリをしてますが、内心は悶々としてます。

ヘウォンは、ウンソプの気持ちが分からないから。

そしてウンソプは、思いもよらないヘウォンの想いを受け止めて良いのかどうか、決心がつかないみたいです。

“そうか”としか答えなかった自分に自己嫌悪していました。ヘウォンを傷つけたと十分分かっていました。

ウンソプの決心を阻止してる理由はいったい何なんでしょう。

 

ウンソプが風邪で寝込みました。

読書会は中止にするという連絡が入っただけで、その理由は知らされませんでした。

ヘウォンが書店に行っても、鍵がかかってて、声をかけてもウンソプは出て来てくれません。

偶然やってきたウンソプ母が寝込んでいる息子を見つけて、大騒ぎして自宅に連れ帰りました。

それでやっとヘウォンにも情報が伝わって来た次第。

慌てて書店に行った時には、既にウンソプは自宅に戻った後で、ドアには外から鍵がかかっていました。

 

ウンソプ母は、不安でたまりません。

その様子、大の大人の息子の事にしては、少々大袈裟に見えます。

母は、ウンソプが突然消えて、また突然戻ってきた昔のことを思い出すようで、不安なのです。その時も、今と同じような状況だったみたいですね。薬も飲まず、病院にも行かず・・・。

 

ある朝、ウンソプの姿が消えました。母の不安が的中したのです。

携帯も部屋に残したままで、着の身着のままの姿で・・・。

不安になった母は、知り合いに次々電話をかけてウンソプを探し始めました。

フィは、山にいるに違いないと言いました。大丈夫だからと。

でも、母はじっとしてはいられません。半ばパニックになってしまいました。

ヘウォンも、ジャンウから連絡を受けました。

 

ヘウォンも不安が募りました。体調が悪いのに、山だなんて・・・。

ヘウォンは勇気を振り絞って山に入りました。

フィにウンソプが行く小屋の場所を聞き、万全の準備をして歩き出しました。

 

小屋を見つけました。

灯りが点いています。

ウンソプの名を呼びながら、小屋に入りました。

でも、ウンソプの姿はありません。


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「田代親世の韓流総決算2020」

2020-12-29 01:29:55 | 韓国以外の映画、ドラマ、番組のエトセトラ

波乱の2020年の韓流を締めくくるこの番組。

変わらず、楽しく見ることが出来ました。

田代さんをはじめとしたパネリストの皆さんの、いつもながらの本音、妄想等々が爆発し、重い空気を一瞬で忘れられる番組です。

 

コロナ禍で田代さんたちの生活も、激変したようで。

イベントの現場が全てキャンセルということで、生の取材が出来なかったということが一番大きかったそうです。

やはり、生の現場で自分なりの見方、感じ方で記事を作り上げている彼女たちにとっては、リモートや配信での取材は、画一的な見方しか出来なくて、とても不便なんだとか。

なるほどな・・・とプロの仕事の一端を感じさせられたコメントでした。

 

まずは、どっぷり症状2020のコーナーから。

尹さん「愛の不時着」北朝鮮の描き方がとてもリアルだった。最後に思ったのは、あそこに出てる北朝鮮の人たちが皆無事でいてほしいということ。

     「梨泰院クラス」今の韓国社会にある様々な問題を真正面から描かれていたのが良かった

望月さん「梨泰院クラス」キャラクターの突出した描き方が面白いと思った。

      「大掃除」自粛中にやる事が無くて押し入れの掃除をしたら、懐かしい韓流初期の写真等がたくさん出て来た。リュ・シウォンssiやチョ・ハンソンssiとのツーショット写真を見せてくださいました

高橋さん「ソ・ウジン先生」“浪漫ドクターキム・サブ2”でアン・ヒョソプssiが演じていた役。リセットキスを何度リピートしたことか。

      「ウンソバァ」“天気が良ければ~”のソ・ガンジュンssiの言動にハマった。同感

田代さん「愛の不時着」久々にドハマりした作品。終わった後の二人の人生まで考えて行くことがその証拠。

      「中国時代劇」ロマンチック時代劇が良い。美男子のビジュアルが好みに近づいてきたんだとか。

 

次は、韓流トピックス2020のコーナー。

今年は例年とは違って、5位までに絞られていました。

1位・・・おうちで韓流ミュージカル

2位・・・第4次韓流ブームの到来

3位・・・STAY HOMEで韓流ライフ

4位・・・スターの入隊・除隊

5位・・・やっぱりソ・イングク

 

パネリストの方々のマイメモリーは・・・。

尹さん:「パラサイト」「吠える犬は噛まない」ポン・ジュノ監督の過去の作品にも注目が集まり、上映されるイベントが心に残っている。

田代さん:2月の韓国ミュージカルツアー 今となっては貴重だった。

望月さん:初めてのオンラインインタビュー ホ・ジュノ監督へのインタビューをした。それ以降全くこういう仕事が無いんだとか。

高橋さん:韓国テレビドラマガイドプレミアム やっぱりヒョンビンは凄かったと思った。

 

今回のゲストは、チ・チャンウクssi。

インタビュー映像での出演です。

日本で放送される感想は?

凄く嬉しいですし、期待しています。楽しんでご覧になっていただければ嬉しいです。これまで演じて来た役柄とはだいぶ違うので、皆さんの反応が気になるところです。

ドラマの内容を教えてください

タイトルそのままに、コンビニで起こる出来事を描いたドラマです。とても温かくて楽しいドラマです。

設定に惹かれたんですか?

まず、コンビニという空間自体に興味をそそられました。演じるキャラクターもすごくありふれた平凡な人です。これまで僕が演じて来た役柄とはカラーがかなり違うので面白そうだと思いました。コンビニという見慣れた空間で起こる出来事、大きな事件が起こるわけではないのですが、ちょっとしたエピソードが僕にとっては温かく感じられました。

ドラマの名セリフは?

「ブドウ」???どういうシーンかは、ドラマをご覧になってください。

共演者と撮影現場の雰囲気は?

とても楽しかったです。撮影前から俳優同士が親しくなった状態でクランクインしたんです。監督さんの配慮だったのかもしれません。

現場で苦労したことは?

大変だったのは、ジャンルがコメディだった点です。面白いシーンを作ると言う事は大変なことでした。笑うのを堪えることが出来なくて噴き出してしまう事が多かったです。

日常生活に欠かせないものは?

コーヒーです。毎日飲みます。

オフの日は何をしているんですか?

本当に何もしません。運動をして友人に会ってコーヒーを飲んだり、お酒を飲むくらい。

新しく始めた趣味はありますか?

少し前に諦めたのはギター。楽器を一つ弾けるようになったらいいなと思って始めてみたのですが、思ったより難しくて。一度は諦めましたが、もう一回やってみようかと思ってるところです。

〇〇も平気だ!と言うコーナー YESかNOで答えてください

・どのジャンルの演技でも平気だ・・・〇

・撮影は24時間でも48時間でも平気だ・・・✕

・ドラマとミュージカルの掛け持ちも平気だ・・・✕

・どんなミュージカルでも歌でも平気だ・・・✕

・おんぶは3秒以上でも平気だ・・・〇

・不良たちを指導するのも平気だ・・・〇

・どんなに忙しくても平気だ・・・〇&✕

2020年のマイメモリーは?

プライべートでは、初めてのキャンプ&サーフィン。仕事では、「コンビニのセッピョル」の撮影。現在は「都市男女の愛し方」を撮影中です。

 

天然だ・・・と田代さんたちは笑ってましたね。飾らない自然な発言で良かったって。

 

注目の若手スターは?のコーナー。

尹さんキム・ドンヒ 

望月さんイ・ジェウク

高橋さんイ・ドヒョン イ・ジェウク キム・ヨンデ

田代さん:イ・ジェウク ロウン キム・ヨンデ

なんだか、「偶然見つけたハル」の出演陣が多いですね

やっぱり、田代さんたちも、キム・ヨンデssiがカン・ドンウォンssiに似てると騒いでましたね。ですよね~

 

インフォメーションコーナーでは・・・。

高橋さん:「韓国テレビドラマガイド」「サイコだけど大丈夫」の童話プレゼントします。

望月さん:韓流自分史を作りませんか?サイトがあります。

田代さん:会員制のサロンをしてます。“韓流ナビ”と言うサイトです。

 

コロナ禍で楽しみ方の新しい形が出来てきたように思います。配信サービスの利用など、その最たるもの。

視聴環境が整っていない状況下にいた私は、とても新鮮でした。

落ちかけていた視聴意欲が、再度かき立てられた気がします。


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「田代親世の韓流総決算2020」から豪華プレゼント♬

2020-12-28 23:18:00 | イベント、プレゼント関連

他の番組じゃ聞けない韓流の深いエピソードを知ることが出来るこの番組。

今年も楽しい話をありがとうございました。

そのうえ、こんな素敵なプレゼントまで

※キーワードの記入が必須となります。

 

詳細、申し込みは、こちらから。

締め切りは、2021年1月31日(日)


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『天気が良ければ訪ねて行きます』6話まで

2020-12-28 14:16:34 | 韓国ドラマのエトセトラ

レビュー一覧は、こちらから。

 

高校時代、トップ3と言われた男子学生がいました。

その2位が、ウンソプの友人ジャンウ。そして1位がオ・ヨンウだったのです。

 

ヨンウもソウルから転校してきた学生で、少々不良っぽい学生でした。

ヨンウは、その頃からヘウォンを好きだったようで。

一見軟派に見えるヨンウでしたが、想いは一途で純情だったようですね。

ヘウォンに告白でもしようと思ったのか、呼び出したこともありました。

でも、ヘウォンは彼とその取り巻きの雰囲気が少々怖く感じたようで、無視したのです。

好きな女の子にちょっと意地悪してみるという子供っぽさもありましたが、ヘウォンもかなり鈍いので、その真意に気づくことはありませんでした。

 

ウンソプは、パク・ヒンドルにミョンジュから預かった手紙の束を渡しました。

流石にショックを受けたヒンドル。

他に何か言葉は無かったかと尋ねました。

ウンソプは、ミョンジュが伝言があるとは言っていたが、自分が敢えて聞かなかったと正直に言いました。

ありがとう・・・とヒンドルは笑顔で言いました。

寂しそうではありましたが、諦めの雰囲気も見えました。

 

ヒンドルと入れ替わりにボヨンが現れました。

たまたまウンソプを見かけたんだそうです。

 

その頃、ヘウォンは、書店を出て行く準備をしていました。

ペンションの工事が終わったのです。

店に下りて行くと、オ・ヨンウが来ていました。

携帯の番号をヘウォンに渡しました。

携帯を捨てたとヘウォンが言うと、ヨンウは笑いました。

「お前は変わってないな。俺も変わってない。俺も前と同じだ。」

何が?とヘウォン。

「気持ち。」

ヘウォン・・・鈍すぎる

 

ジャンウが高校の開校50周年を記念して、大同窓会を企画しました。

卒業生たちが大挙して故郷に戻って来ました。

いつも閑古鳥の書店も3人の客が来たし、ウンソプの父が経営してるスケート場も大忙し。

ヘウォンは、ウンソプの帰りを待って、ペンションに戻りました。

あっさりと見送ったウンソプ。

でもね、やっぱりヘウォンの後を追いました。

そして、以前と同じように足元をライトで照らしてくれたのです。

期待していたのでしょうね、ヘウォンも。嬉しそうに笑いました。

 

ペンションの前までほんの数分。

ウンソプに見送られて建物に入ったヘウォン。

ただいま・・・と声を出してみましたが、答えてくれる人は誰もいません。

寂しさがこみ上げてきたようです。

 

でもね、寝る前に窓の外を見ると、消えていた街灯の電球を取り替えているウンソプの姿が見えたんですね。

ペンションの前の街灯です。

こんなウンソプの温かさがヘウォンは嬉しかったでしょうね。

 

大同窓会の日になりました。

ヘウォンがオシャレして家を出たら、そこにヨンウが待っていました。

一緒に行こう・・・と言って。

 

2人が一緒に来たと、ジャンウから聞いたウンソプ。

やはり少々嫉妬心が生まれても当然でしょうね。

 

この時分かったのですが、帰ってきたヘウォンがウンソプと一緒に参加した同窓会と言うのは、高校3年生の時のクラスメートのものだったようで。

母のことで酷く虐められたのは、高2の時だったようです。

突然、高3になって状況が好転したわけです。

その切っ掛けが、ヨンウでした。

 

「嫌いだったこの町に帰ってきたのは、お前に会いたかったからだ。」

と、ヨンウは言いました。

光栄だわ・・・とヘウォン。

「あなたが私を救ったの。」

と、ヘウォンは言いました。

虐められ続けていたヘウォンを、さりげなく助けてくれていたのですが。

ある日、一人でお昼ご飯を食べているヘウォンの前にヨンウが座ったんです。

トップ1のヨンウがヘウォンに示した好意で、周囲の見る目が急変しました。

少しずつヘウォンに近づいてくれる友人が増えて来たのです。

戸惑いながらも、ヘウォンはその好意を受け入れました。

それがきっと先日の同窓会のメンバーなんでしょうね。

 

その時は、ヘウォンはヨンウのお陰だと言う事に気が付かなかったのでしょう。

でも、後で思い返して見ると、それが切っ掛けだったと分かったのでしょうね。

そんなに簡単に?とヨンウが言いました。

「皆、たったの18歳だったでしょ。そんなものよ。」

と、ヘウォンは言いました。

 

その時、ジャンウのアナウンスが流れました。

消灯式がもうすぐ行われるというものです。

全ての灯りが消されるその数十秒の間に、何か願い事をしたら、叶うかもしれない・・・なんてね。

ジャンウ、上手いです

 

ヨンウが何かを言いかけました。

告白するつもりだったのでしょうかね。

でも、ヘウォンがその言葉を遮りました。

それで、ヨンウはヘウォンの心に別の人がいると察しました。

「温かい人ならいる。傍に居ると温まる。」

 

今まで私は寒さに気づいていなかったけど、家に帰って見て分かった。私は凍えていたんだと。

あなたに会ったらありがとうと言いたかった。ありがとう、オ・ヨンウ。

 

ヨンウは少し微笑んで受け入れました。

 

ところで、オ・ヨンウを演じているのはキム・ヨンデssi。ジャンウを演じているイ・ジェウクssiと共に「偶然見つけたハル」に主要キャストで出演しています。

全く別のタイプの役柄で、最初は分かりませんでした。

ま、どちらの作品でもステキですけどね。

 

ヘウォンは消灯式に行きました。

ウンソプを探しました。

やっと見つけました。

その時灯りが消えました。

「あなたが好き。」

ヘウォンが言いました。


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『天気が良ければ訪ねて行きます』5話まで

2020-12-28 11:29:53 | 韓国ドラマのエトセトラ

レビュー一覧は、こちらから。

 

私の勘違いでした。ヘウォンの母ミョンジュは出所して既に時間が経っていたんですね。

なのに、どこに住んでいるかを娘に知らせることなく、別々に生きているようです。

そんな母と、年に2度、会話もなく食事をし、そのまま別れるというのが恒例となっていたようですね、ヘウォンは。

別れた直後ヘウォンが振り返ると、いつもミョンジュの姿は既にありませんでした。歩くのが早いのか、姿を消すのが早いのか。

それにしても、ミョンジュといい、ミョンヨといい、なぜいつもサングラスをしてるんでしょう。ミョンジュの場合は、理由がすぐに明らかになりますが・・・。

 

取り調べで、ミョンジュは、夫を殺してしまったと自ら告白しました。過失致死で済みそうだったにもかかわらず。

長い間、彼女は夫の暴力に耐えて来たのです。

サングラスの意味がここにありました。顔の傷を隠すためです。

服役している間、ミョンジュは娘ヘウォンの面会要請を拒否し続け、手紙すら送ってこなかったようです。

たった一度、祖母のお葬式の時、係官に連れられてやってきただけ。その時も、ヘウォンに言葉一つかけることはありませんでした。

 

面白いのは、ミョンジュに対するミョンヨの態度。あれほど言いたい放題で、自由だったミョンヨが、姉ミョンジュにはかなり従順なんです。

完全に力関係で負けてる感じ。

 

今回、突然嫌ってた実家に帰ってきた理由が、ヘウォンもミョンヨも分かりませんでした。

何か理由があるに違いないと思えるのですが。

3人で食事をしながら、さりげなくミョンヨが帰ってきた理由を問いました。

でも、“何ですって?”というミョンジュの一言で返答を断念し、黙り込んでしまいました。

 

ミョンジュは学生の頃、村では評判の美人でした。だから今でも覚えている人が多いのです。

ウンソプは、何人もの人に、ミョンジュの帰省を聞かれたことでそれを認識しました。

どんな男と結婚するんだろうと、皆噂していたんだとか。

そしたら、意外にも一番熱心に気持ちを伝えた男と結婚したんだ・・・と、ウンソプの知り合いで本の仕入れ先のパク・ヒンドルが言いました。彼もまたミョンジュに憧れていた一人だったようです。

幸せに暮らすと思ってたんだが・・・とパク・ヒンドルは言いました。

 

母とミョンヨとの食事会は、やはり会話も少ないうちに終了。そのまま別々の方向に別れた3人です。

この時も、振り向いたら既にミョンジュとミョンヨの姿はありませんでした。

ヘウォンは花屋に寄り、椿を買いました。亡き父の好きな花だったようです。

その花屋の前にあるカフェに、ウンソプとボヨンの姿を偶然見つけました。

ウンソプが、約束があると言っていた理由がこれか・・・とヘウォンは思いました。

あまり良い気分じゃありません。

 

ヘウォンは思い出しました。

高校時代にボヨンがウンソプを好きだったことを。

ウンソプの隣にヘウォンが偶然座っただけで、ボヨンの好きな人をヘウォンが奪った・・・なんて噂を立てられたこともありました。勿論、嘘ですが。

 

むしゃくしゃした気分でペンションに戻ったヘウォン。

そこにいたミョンジュに苛立ちをぶつけました。

「何故ここに来たの?用も無いでしょうに。」

一方的にキツイ口調で話すヘウォンに、ミョンジュは反対に聞きました。私と喧嘩したいの?と。

結局、ミョンジュは、帰ってきた理由を話さず、ヘウォンには関係ない事だからと言うだけでした。

 

ヘウォンはこれまで母に何度も“あなたには関係ない”と言われて来ました。

そうやって何も話してもらえないと、ヘウォンは母にどんな質問をし、どんな会話をすればよいのか、分からなくなってしまいました。

今だって、どこに誰と住んでて、ヘウォンと暮らさないのは何故なのか、父を本当に殺したのか、その理由は何なのか、たくさんの疑問はあるけど、何も質問出来ないのです、ヘウォンは。

自分だって苦しかったし死にたかった、私の何がいけなかったのか泣いて問いただしたかったけど出来なかった・・・とヘウォン。

問いただす人がいなかった、誰も私のことを気に掛ける人はいなかったから・・・と。

 

翌朝、ミョンジュはウンソプを見かけて声をかけました。

ミョンジュは手紙の束を差し出しました。パク・ヒンドルに返してほしいと言って。

伝言もあるんだけど・・・とミョンジュが言いかけると、ウンソプがそれは出来ないと言いました。

「いい話じゃないですよね?この手紙だけ承ります。」

ミョンジュは頷きました。

行きかけたミョンジュがふと振り向いて聞きました。会った事ある?見覚えがあるんだけど・・・と。

ウンソプは頷きました。

 

もうずいぶん昔の事でした。ウンソプが10歳の頃、バスターミナルで偶然会ったのです。

その時もミョンジュはサングラスをかけていました。

その様子が珍しいということで、ウンソプが彼女をしげしげと見つめていたのです。

「綺麗な人は目も綺麗な気がする。」

と、ウンソプが言うので、ミョンジュはサングラスを外して見せました。

彼女の左目の辺りには赤黒い痣が出来ていました。

驚いて声も出なかったウンソプ。

でも、この話を聞かせたヘウォンから、綺麗だった?と聞かれ、答えたのです。

「綺麗だったよ。」

ウンソプの心遣いです。

 

ヘウォンは少し気持ちが軽くなったようです。

だから、ボヨンと一緒の所を見かけたと正直に言いました。

 

ボヨンは、ヘウォンと昔のように親しくしたいから、協力してほしいとウンソプに持ち掛けたのです。

ウンソプは何と答えたのでしょう。

この話を聞いたヘウォンは言いました。

「私の気持ちも尊重してくれないと。仲直りしたくない気持ちも認めるべきじゃ?」

ウンソプはヘウォンの意見に納得しました。

 

気分がイマイチな様子を感じたウンソプは、映写機で映画を見せました。

これが「ラブストーリー」なんですよ

スンウssiとソン・イェジンさんがダンスパーティで会うシーンが結構長く映っていました。

楽しそうに画面に見入るヘウォンの横顔を、ウンソプは見つめていました。

 

ミョンジュは山に入り、一本の木の根元に椿の花を置きました。お酒もかけました。

亡き夫に声をかけました。

その日は、夫の誕生日だったのです。

そこは、夫からプロポーズされた場所のようです。自分の誕生日にプロポーズしたのです、ヘウォン父は。

恋しがっているようではありません。自分の不幸が始まった日だと呟きました。

 

ある夜、書店に一人の男性がやって来ました。偶然です。

オ・ヨンウという高校時代の同級生です。

ヘウォンの事をすぐに気づきました。


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『天気が良ければ訪ねて行きます』4話まで

2020-12-27 22:41:58 | 韓国ドラマのエトセトラ

レビュー一覧は、こちらから。

 

下りよう・・・何事も無かったかのように、ウンソプは言いました。

ヘウォンはウンソプの袖口をつまんで歩きました。

 

温かいお茶を淹れてくれたウンソプ。

ヘウォンは、取り乱した理由をぽつぽつと話し始めました。

幼い頃から、たまに母の姿が見えないことがあったようです。そんな時、ヘウォンは不安でたまらなくなりました。もう帰ってこないんじゃないかと。

ウンソプを探していた時も、それと同じ気持ちになってしまったと言いました。

ウンソプは一人で山に入らない方が良いと言いました。

あなたはどうして山で迷わないの?とヘウォン。

「僕は慣れてるから。だけど君は違うから夜に一人で入っちゃダメだ。」

 

町のコインランドリーに出かけたヘウォンとウンソプ。

車から降りる二人をボヨンが偶然見つけました。

目の前にボヨンが現れた時、もう、ヘウォンは逃げませんでした。

 

何が誤解なのか、言って・・・とヘウォンはボヨンに言いました。

ボヨンが言うには、友人の一人がヘウォンが転校してきた理由を、前の学校で問題を起こしたせいじゃないかと聞いてきたんだそうで。

妊娠しただのなんて・・・。

否定してもしつこく聞いてくるので、ボヨンはヘウォンへの疑いを晴らすためについ、話してしまったようです。

誰にも言うなと約束したんだけど・・・と必死に言うボヨン。

要するに、自分はヘウォンのために話したんであって、約束を破って言いふらした友人が悪いと言いたかったのでしょう。

でも、ヘウォンにとっては、ボヨンも同罪なんです。

「却ってその方が良かった。」

と、ヘウォンは言いました。

噂は嘘だから、平気で聞き流すこともできるけど、母が殺人者だと言う事は真実だから否定のしようがありません。だから耐えられなかった・・・と言いました。

そう言われても、ボヨンはやはり自分は悪くないと思ってしまうようです。

「たった一度の事で許せないの?」

あなたって相変わらず被害者ぶるのが上手ね・・・とヘウォンは背を向けました。

 

ウンソプは、やはり何も聞きませんでした。

 

その日、市役所の始業式として恒例の登山が行われていました。

新任のチェ・ミンジョンも体調不良を推して参加しました。

ところが、下山途中でミンジョンの姿が見えなくなってしまったのです。

警察なども出動し、大騒ぎとなりました。が、見つかりません。

 

参加していたジャンウから、ウンソプにヘルプの連絡が入りました。

捜索隊が山に入り大捜索となりましたが、見つかりません。

ウンソプは単独で捜索しました。

 

この一件を聞いたヘウォンも、ミョンヨと共に現場に駆け付け、捜索を見守りました。

フィから、ウンソプは一人で捜索していると聞き、ヘウォンは不安になりました。

皆が、ウンソプは一人でも大丈夫だと言うのを、信じられない思いで聞いていました。

ウンソプだって人間なんだから、一人で夜の山にはいったら危険なんじゃないかと思いました。

「何故当然の様に、こんなことを頼むの?ウンソプだって人間よ、怪我もするわ。何故平気で頼めるのよ。」

当然ですよね、このセリフは。

ウンソプはスーパーマンじゃありません。

母さんと同じことを言ってる・・・とフィは感動したように言いました。

 

現に、ジャンウにウンソプ母が泣きながら抗議していました。

 

そんな中、ウンソプがミンジョンを背負って下山してきたのです。

皆ほっとしました。

ヘウォンも駆け寄ろうとしました。

でも、ウンソプの周囲には両親とフィがいて、母はウンソプに縋って喜んでいる姿を見たら、近づくことは出来ませんでした。

羨ましかったのかもしれません。

ウンソプを愛し大切に思ってくれる家族が、傍にいることが。自分とはあまりにも違うから・・・。

 

読書会が開かれました。

楽しく過ごした帰り、ジャンウがウンソプに言いました。ミンジョンが食事をしたいと言ってると。

「何故?」

ヘウォンが聞きました。ウンソプより先に

命の恩人だから、お礼をしたいということです。

 

ウンソプがヘウォンに靴をプレゼントしました。

温かそうなブーツです。ここは都会じゃないし、道は険しいし・・・とか何とか理由をつけました。

ミンジョンが山で遭難した時に履いていた靴と同じようなのを、ヘウォンが履いているのに気が付いたのです。万が一の時のためだと思ったのでしょうね、きっと。

早速履いてみたヘウォン。

ウンソプの優しさが沁みて来たでしょう。

 

ヘウォンの母が出所しました。

田舎にやって来ました。

やはり実家のある村ですから、彼女の事を知ってる人もいるようです。

 

ヘウォンは買い物帰りでした。

目の前に立つ母に驚きました。


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『天気が良ければ訪ねて行きます』3話まで

2020-12-27 09:56:19 | 韓国ドラマのエトセトラ

レビュー一覧は、こちらから。

ヘウォンは携帯を持っていません。

村に来るとき、捨ててしまったようです。そうやってまで、ソウルの生活を捨てたかったのでしょう。

 

ボヨンは、おずおずと近づこうとしました。

必死に平静を装ってる感じもします。

一瞬凍りついたような表情を浮かべたヘウォン。そのまま何も言わず家に帰って行きました。

ボヨンも、ウンソプも見送るだけでした。

 

母の事件は本当に突然ヘウォンの身に降りかかって来ました。

ある日、帰宅すると、そこには大勢の警察官と野次馬。

ヘウォンが呆然としているうちに、あっという間に母は裁判で懲役7年を言い渡され、服役することとなったのです。

何も母の話は聞けなかったようです。

本当に呆然とするだけのヘウォンだったようです。泣くことも出来ないようでした。

 

この話を、親しくなったボヨンにヘウォンは打ち明けたのです。

誰にも絶対に話さないと約束をしたうえで。

なのに、ばれたのです。

あれほど固く約束をしたというのに・・・と、ヘウォンはショックを受けました。

ボヨンの必死の説明にも耳を傾けることはありませんでした。突き放しました。

 

それ以降、ヘウォンは学校で完全に孤立。酷い虐めや仲間外れ、差別を受け続けました。

我慢の限度が来て、反撃すると、これまた母親のことを持ち出されて、祖母までが土下座させられる羽目になってしまい・・・。

誰もヘウォンの言葉をまともに受け止めてはくれませんでした。

そんな辛く苦しい高校時代を過ごしたのです。

死のうとしたこともありました。

同窓会に出たことが無かったのも、当然でしょうね。

 

会いに来たボヨンを無視したヘウォンに、ウンソプは何も言いませんでした。

温かい紅茶を出してくれただけです。

おかげでヘウォンは、読書会に出席することも出来ました、それまでと同じように。

 

ウンソプにも何か秘密があるようです。

山の中にアジトともいえるような小屋があって、そこに一人通っているのです。

 

ある日、猛烈な寒波が押し寄せてきた村。

水道管が凍り付いて水が出なくなってしまったペンション。

仕方が無いので、2人はウンソプの書店に泊めてもらう事に。

ところが、その夜、ペンションで爆発音が轟いたのです。

 

ミョンヨが凍り付いた水道管をバーナーで溶かそうとしたら、溶けたのは良いけど、火事になりかけちゃったらしく。挙句の果てに、突然家じゅうの水道管が爆発しちゃったんだとか。

おかげで建物は水浸し。

まるで氷の国のような有様になってしまったというわけ。一見すると、綺麗なんだけどね、キラキラ光って

住むのは無理です。

ミョンヨはこの場所から脱出する良い機会だと言って、友人の家に厄介になる事に決めました。

私は?とヘウォンが聞いたら、大人なんだから、自分でどうにかしなさいとあっさり行っちゃった。

 

修理を頼もうにも、この天候で修理依頼が殺到しているらしく、すぐに請け負ってくれる業者は見つかりません。

ウンソプは、書店に住めば?と言いました。

修理できるまでの少しの間だけでも・・・と。

ヘウォンが、いっそのこと、ソウルに戻ろうかな・・・と呟いたら、必死で引き留めました。

引き留める理由が、支離滅裂です・・・。

でもま、結局、ヘウォンは修理が出来るまでと言う約束で書店に泊まることになったのです。

 

ウンソプは、痒い所に手が届くように気を使ってくれます。

 

ヘウォンは、ふと、ミョンヨの頭痛のことが気になり始めました。

別れ際に、痛くないと言ったのは嘘よ・・・と言ってましたしね。

ペンションのミョンヨの部屋とかを調べてみました。でも、何も見つかりません。

引き出しの中に、実母からの手紙を見つけたくらい。

 

「一生悩みを口にしない人もいる。辛いなら辛い、苦しいなら苦しい、そういえば良いのに、胸に秘める。ともすると、死ぬまでずっと・・・。心の中に小屋を作って生涯そこに閉じこもる。寂しくても何も言わず、むしろ寂しいのが心地よい、家族より孤独が好き。ミョンヨさんはそんな人なのかも。」

と、ウンソプは言いました。

 

ある日、町にでかけたヘウォンとウンソプ。

ウンソプの用事が住むまで、カフェで待つことにしたヘウォンに、ウンソプは自分の携帯を貸しました。連絡するからと。

その携帯に、ボヨンからの電話が入ったのです。

ヘウォンに連絡を取りたいと思って。

 

まだ誤解が解けていないと思ってる・・・とボヨン。会いたいと。

「今はまだ寒いわ。そのうち、天気が良くなったら会いましょう。寒さが和らいだら・・・。」

そう言って、ヘウォンは電話を切りました。

 

ある夜、ウンソプがなかなか帰宅しません。

不安になったヘウォンは、フィに行先を聞きました。

フィは言いました。ウンソプに行先は、書店、実家、スケート場、山の4か所しかないと。

山・・・裏山です。

思わず自分も山に行こうとしたヘウォンを、フィが止めました。危険だからと。

ウンソプは慣れているから大丈夫だけどとね。

 

でも、やっぱり心配なヘウォンは山に入ったのです。

暗闇の中を、勇気を出して登り始めたのですが、やっぱり恐怖がこみ上げて来ました。

で、引き返そうとしたんだけど、道が良く見えないから何度も転んでしまって。

道にも迷ってしまったようで、更に恐怖に襲われたヘウォン。

パニックになって駆け出した時、何かにぶつかりました。思わず叫び声をあげてしまいました。

ウンソプでした。

ほっとしたヘウォンは、泣きながらウンソプに抱きつきました。


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『天気が良ければ訪ねて行きます』2話まで

2020-12-26 22:23:31 | 韓国ドラマのエトセトラ

レビュー一覧は、こちらから。

ブログを書きながら自己嫌悪に陥るウンソプが笑えます。気持ち、分かるわ

 

一度はドアを閉めたウンソプですが、気になってもう一度開けました。

そしたら、まだヘウォンが立ってて。

実は、本を借りに来たんです、ヘウォンは。

 

帰ろうと歩き出したヘウォンの足元にライトが。ウンソプです。

夜道は危ないから・・・と。

あんなに近いのにね

念のためだ・・・とね。そして続けました。

さっき言ったこと、不快に思わないでくれるかな・・・とウンソプ。

「不快だなんて・・・。どうせ、過去完了形なんでしょ?」

と、ヘウォン。

でも、ウンソプ、きちんとそうだとは言いませんでした。現在進行中ですから。

 

ヘウォンは高校生の時に、この田舎に転校して来ました。

ソウルから来たと言う事で、皆の注目を浴びました。美人だし、チェロが得意と言うし、叔母のミョンヨは売れっ子作家ですし。

そうなんです、ミョンヨはベストセラー作家なんです。今は書いてないように見えますが。

 

ある日、ヘウォンは偶然会ったジャンウに読書会に誘われました。

ウンソプの『グッドナイト書店』で定期的に行われているようです。

ジャンウやフィ、フィの友人、小学生のスンホや主婦、商店主等の老若男女数名。

とても雰囲気のよい会です。

堅苦しくなく、愉快で楽しく、そして真面目で真摯な態度の面々と会い、ヘウォンは本当に楽しく過ごせ、心から笑えました。

しばらく本から離れていたヘウォン。

久しぶりに本を読みたいと思いました。

 

ヘウォンは薬剤師から、ミョンヨの体調について聞かされました。

頭痛が酷いと言っていたので、心配していると。医師に診てもらった方が良いと、手遅れにならないうちに・・・と。

でも、ミョンヨは、作家には頭痛がつきものだと言って、取り合いません。

すぐにヘウォンの事に話を変えました。いつまでも遊んでいるわけにはいかないでしょ?と。

バイトするわ・・・とヘウォン。

でも、こんな田舎で楽器を習う人なんていないとミョンヨは一蹴。

発見しました、バイト。

 

ウンソプの出した、スケート場の仕事です。

でも、ヘウォンは滑れません。

それじゃぁ仕事にならないよね・・・と、がっくりしたヘウォン。

ウンソプ、咄嗟に引き留め策を。

ヘウォンに書店の店番を頼み、自分はスケート場の仕事をするのはどうかとね。

ヘウォン、OKです。

殆ど客の来ない書店です。

読みたい本を好きなだけ読み、ぼんやりとゆったりと過ごせます。

 

ふと窓の外を見ると、スケート場で働いているウンソプが見えました。

両親や妹との自然なやりとり。本当に何でもない善良な人たちの日常がヘウォンの目の前にありました。

ふと笑顔になりました。

でも、すぐにその笑顔を消しました。

 

スケート場の仕事を終えたウンソプが帰って来ました

入れ替わりに帰ろうとしたヘウォン。そこに、ジャンウがビールを持ってやってきました。

3人の飲み会になりました。

 

「キム・ボヨンが話があるそうだ。誤解があるようだから、解きたいって。」

と、ジャンウがヘウォンに言いました。

途端にヘウォンの表情が固まりました。ウンソプもです。ウンソプは、何故?

 

その途端、空気が冷たくなった感じです。

「誤解って言葉は嫌い。」

ヘウォンが言いました。

何が誤解なの?自分の非を認めて謝ればいいのに。ただの言い訳よ。自分は悪くないってことよね。“あなたの解釈に問題がある。意思疎通のセンスが無いから勘違いしたんだ”と、あくまでも人のせいにする、呆れた言い訳よ。私が何を誤解したっていうの?ボヨンに非があって謝らなかったのが事実よ。

一気に喋ったヘウォン。怒りがこみ上げてきたようで、抑えることが出来なかったのでしょう。

その勢いに恐れをなしたジャンウは早々に帰って行きました。

そのうち、ウンソプは眠り始めました。

お酒に弱いんです。

ヘウォンは、ウンソプを見つめました。

 

転校してきた当初、ヘウォンは自分から同級生の中に入って行こうとはしませんでした。

笑顔も見せず、いつも一人でいました。

そんなヘウォンに声をかけ、近づいて来たのが、キム・ボヨンでした。

気さくなボヨンのお陰で、一気に心を開いたヘウォン。

ところがある日、ヘウォンは聞いてしまったのです。

別の友人が自分の噂をするのを。実母が実父を殺した殺人犯だという話です。それはボヨンから聞いたと。

ショックを受けたヘウォン、友人たちから逃げ出し、一人プールに行きました。

膝を抱えて泣きました。

この一件ですね、ボヨンが誤解を解きたいと言っているのは。

 

翌日、書店にアルバイトに行くのに、ヘウォンは念入りに化粧しました。

少し早めに行きました。

ウンソプはコーヒーを差し出しました。

「“君が来て嬉しい、アイリーン”って言ってたけど?」

と、ヘウォン。昨夜うたた寝していたウンソプが、呟いていたのです。

ウンソプ、また焦りまくりです。

フィの事だと言いましたが、ヘウォンは信じていないようです。

その時、声が。

「元気だった?ヘウォン。」

ボヨンでした。

 

ボヨンは本当に嬉しそうです。

でもヘウォンは凍り付いたような表情です。


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『天気が良ければ訪ねて行きます』視聴開始

2020-12-26 21:15:25 | 韓国ドラマのエトセトラ

レビュー一覧は、こちらから。

 

モク・へウォン=パク・ミニョンさんは、ある日、故郷の田舎に戻って来ました。

チェロの講師という職を辞めて。

へウォンは、ソウルの生活に疲れていました。

我儘で自分勝手な教え子、そんな我が子を盲目的に可愛がって、理不尽な要求を突き付けてくる親。

そして、部下を庇うこともしないし、自分の命令だったにも関わらず、何か事が起きると人のせいにする塾長。

へウォンは、全てが嫌になっていたようです。

 

一人田舎道を歩くへウォン。

近所に書店が出来ていることに気づきました。

ちょっと店内を覗きましたが、人の気配はありません。

 

彼女の行き先は、亡き祖母の家。今、そこに住んでいるのは実母の妹ミョンヨ一人。

“クルミハウス”と言うペンションです。でも、営業してる様子はありません。

ミョンヨは何故か常にサングラスをかけています。

へウォンに対して、つっけんどんな態度を取り、すぐにでもソウルに戻るようせっくほど。

「しばらく戻るつもりはないわ。」

へウォンはそう言いました。

 

夜、へウォンは一人散歩に出ました。

そこに来合わせたのは、イム・ウンソプ=ソ・ガンジュンssi。

偶然のようにへウォンは思ってますが、実は偶然じゃありませんでした。

その日、ヘウォンが田舎道を歩いているのを、ウンソプは遠くから見かけていたのです。

彼には、それがヘウォンだと、すぐに分かったようです。

だって、ウンソプにとってヘウォンは初恋の相手だったから。

夜道を歩いているのを、見かけたウンソプが慌てて追って来たってわけ。

ウンソプはヘウォンが覗いた書店の店主なんです。

 

「久しぶり。」

と、声をかけたヘウォン。

久しぶり・・・とウンソプも答えました。特に懐かしさの感情も籠っていないように聞こえました。

「あのマシュマロみたいなやつ、何?」

と、ヘウォンが聞きました。

「埋草。サイレージとも言う。」

そうだ、その名前だった・・・と呟いたヘウォン。

再会の1シーンはそれだけでした。

 

ウンソプの父は田んぼスケート場を営業しています。

ウンソプも書店の仕事の合間に手伝っています。

そんな時、またヘウォンと会いました。

いつまでいるの?とウンソプが聞くと、春までいようかと・・・とヘウォンは答えました。

ちょっと驚いたようなウンソプ。表情に嬉しさが紛れていたように見えたのは、私だけ?

 

ウンソプの日常はとても落ち着いていて静かです。

温かいコーヒーを淹れる音が聞こえるほどに。

ウンソプは、ブログを書いています。

そこに書かれている“アイリーン”と言うのは、ヘウォンのこと。

ずっと想い続けて来たようです。

“世界一長い歴史を持つ夜行性組織「グッドナイトクラブ」”と言うのが、そのタイトル。

勿論、ヘウォンが帰って来た日の事も、“あの白いマシュマロみたいなヤツ、何?”と聞いた再会の日の事もアップしてあります。

ウンソプは冬が好きです。その理由は、窓を覆っていた木々の葉が落ち、ヘウォンの家の窓が見えるようになるから。そして、正月休みを過ごすためにヘウォンが数日帰ってくるから。

夜道で偶然会ったように見えた再会の夜も、ヘウォンが家から出て来たのが、書店から見えたので、追って来たってわけです。偶然の出会いじゃありません。

実は、ヘウォンが“マシュマロ”の名前を聞いたのは、その夜が初めてではありませんでした。

高校生の時、一度聞かれたことがあったのです。

 

ある雨の夜、突然、ヘウォンが書店にやって来ました。ずぶ濡れです。

最近ペンションの壁に塗ったペンキが雨で流れていないか、チェックしに外に出たら、玄関ドアのノブが壊れてしまって室内に入れなくなってしまったのです。

ミョンヨを呼んでも、雨の音で気づいてもらえず。

仕方なく、一番近い灯りのともった家に助けを求めて来たというわけ。なにせ冬の冷たい雨ですから。

 

驚いたのはウンソプ。

でも、熱いコーヒーを淹れてあげました。ストーブも傍に置いてあげました。

この時、初めてヘウォンは書店の店主がウンソプだと知りました。

書店の名前は『グッドナイト』。

命名の理由を聞かれたウンソプが言いました。

「よく食べてよく寝るって意外と難しいだろ?だから、よく食べてよく眠ってください、そんな願いを込めたんだ。」

人生ってそれだけ?とヘウォン。

ちょっと皮肉を込めた言い方でした。

ヘウォンが帰る時、ウンソプは、コートを貸してあげました。傘じゃないの?と思っちゃたあたくし。

 

ヘウォン、帰り道で思い出しました。

高校生の時、ウンソプのノートにそんな意味合いの詩が書かれていたのを。

 

ヘウォンは毎日ペンションの片づけや掃除に勤しんでいました。

だけど、1年前に廃業したから止めろとミョンヨは言います。予約の電話も切ってしまいます。

もう年だから、面倒だと言うだけ。

ヘウォンが食い下がると、ミョンヨは冷たく言いました。あなたも現実逃避してるだけでしょ・・・と。

「その通りよ。」

ここまでヘウォンに冷たく当たるのも、ミョンヨに何か理由がありそうです。

 

喧嘩になってしまったヘウォンは、家を出て行きました。

頭を冷やそうと思ったのかもね。

怒ったようにガシガシ歩いて行くと、丁度ウンソプがコーヒーを持って書店から出てきました。

ヘウォンは、そのコーヒーをもらい、書店の外のベンチに座って飲みました。

ウンソプは何も聞きませんし、ヘウォンも何も言いません。

悩んでいるように見えるヘウォンに、本当は何か慰める言葉をかけたあげたいんだけど・・・。

その時、突然ウンソプの妹で高校生のフィが自転車でやってきて、声をかけました。

「アイリーンって誰?」

ヘウォンは、借りたウンソプの車にもその名を刻んだ飾りがかけてあったのを思い出しました。

ヘウォンの姿を見つけたフィが言いました。

「もしかしたら、その人?」

慌てたのは、ウンソプです。

「お前だ、フィ。」

咄嗟に口から出ちゃったけど・・・。意味不明よね。

ま、とにかく、フィを追い払うことは出来ました。

 

その時、急に同窓会の連絡が。ま、都合の合う人が自由に集まる会のようです。

参加するのも悪くないとヘウォンもウンソプと一緒に参加しました。

初めてでした。

昔話で盛り上がる面々。

盛り上がった時、ウンソプと親しいジャンウがつい口走っちゃった。自分以外にも同級生に片思いしていたやつがいるって。

で、ウンソプを名指し。

やんやと囃され、ウンソプも仕方なく答える羽目に。雰囲気を悪くさせないためというのもあったでしょう。

「モク・ヘウォンが好きだった。」

一瞬、その場が静まりかえっちゃったよ・・・。

皆も戸惑ったけど、ヘウォンも驚きました。やっぱ、気マズイよね。

ウンソプは、必死に冷静を装いましたが・・・。

 

書店に戻ったウンソプ。自己嫌悪に陥りました。

その時、ドアを叩く音が。

開けると、立っていたのはヘウォン。

「聞きたいことがあるんだけど・・・。」

と、ヘウォンが言うと、皆まで聞かずにウンソプはマシンガントーク。

「違う。さっきの話は過去完了形だ。終わった感情だ。」

そう言うと、ヘウォンの目の前でドアを閉めました。

終わった・・・とウンソプは思いました。


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