まったり まぎぃ

愉快な仲間たちの事、日常生活で思う事、好きな事あれこれ。

『花郎<ファラン>』16話まで

2017-11-30 16:37:26 | 韓国ドラマのエトセトラ

                               

レビュー一覧は、こちらから。

 

ジディは大きなショックを受けました。

これまで二人は兄妹だと信じて来ました。長い間別れて住んでいたことは知っていても、まさか・・・ですよね。

血のつながりが無いと言う事に気がついたのか、当時はさほど近親婚がタブー視されていなかった所為で深刻に悩むこともなかったのでしょうか。

ふっ切ろうと思っても無理でした。

ジディの想いも深かったからねぇ。

王だと名乗れなかった負い目とか罪悪感、そして立派に“王”の役割を果たしたソヌへの嫉妬で苦しんでいた時に、この事実は、ジディをますます追い込みました。

 

パンリュは、養父パク・ヨンシルから、“労而無功(労して功無し)”という手紙を受け取りました。

焦りました。自分がもう見限られたと思いました。

 

ソヌとアロは、すっかり

一応、兄妹なので、仲良くしてても、奇異な目で見られることはありませんが、ハンソンは、ちょいと不思議に思い始めています。

ソヌさえ無事なら、自分は死んでも構わないと思った・・・とアロ。百済でのことです。

自分を命がけで愛してくれた人がいたということだけで、幸せだった・・・と。

でも、ソヌは言いました。

「お前が死んだら俺も死ぬ。お前とは一心同体だ。どんな危機が訪れても、俺はまずお前を守る。だから本当に俺を想うなら、俺より自分を大切にしろ。」

 

周囲はソヌを“王”として見始めました。

正式に名乗りはしなかったため、大っぴらにへりくだることはなくても、やはり特別視してしまうのは仕方がありません。

 

使節団は、ジソ大后から功をたたえたいと、王宮に呼ばれました。

ソヌは一人ジソ大后に呼ばれ、居室に赴きました。

そこで突然、アロを源花の長に任じるとジソ大后が言いました。源花というのは、花郎の前身の組織だとかで、2人の女性が率いた組織だそうです。

スンミョンとアロをその長に任じると言うのです。

その狙いは、ソヌでした。

噂を利用し、ソヌをこのまま偽の王だと皆に誤解させたままにして置こうと言う魂胆です。そうすれば、本物の王チヌンは安全ですから。

要するに、影武者ってことね。囮と言った方が良いかもしれませんが。

王だと名乗った以上、その役割を果たせとジソ大后は言いました。アロが大切ならば・・・。

 

スンミョンが、ジディの正体に気付きました。

チヌンやスンミョンじゃなければ知らない場所にいたからです。

それでも否定するジディ。

「兄上。」

スンミョンは呼びかけました。

今までずっとこのような生き方を?・・・とスンミョン。

「お前には想像もできまい。」

とうとうジディが認めました。

ちょっとほっとしたのは、私だけでしょうか?一人でもジディに気付いてくれて、嬉しゅうございますよ、あたしゃ

 

パンリュは決心しました。

これまでの生半可な気持ちを捨て、スヨンへの想いを捨て、身を犠牲にしても養父パク・ヨンシルに尽くそうと。

パク・ヨンシルはパンリュを王にするのではなく、自らが王になろうと考えを変えました。

策がことごとく失敗したからですね。もう自分がするしかないと思ったのです。

 

ジディは、ウィファ公に正直に言いました。自分は王の器ではない・・・と。

正体がばれる事を恐れ、隠れ続けているわけですから。昌太子の前で自国の民が殺されているというのに、名乗れなかったわけですから・・・。

「私は卑怯者だ。」

 

「卑怯な王はたくさんいます。だが、己を卑怯者と言う王は少ない。それを口にできるのは勇気がある証拠です。」

と、ウィファ公は言いました。

そんな私が真の王になれるだろうか・・・とジディ。

「王様。何であろうとやり遂げるのです。それが卑劣な事であれ、危険な事であれ。王として果たすべき事は全てやり遂げねばなりません。」

 

ソヌにフィギョン公が接触しました。

「世を変えられるなら、本モノの王になりたくはないか?」

と、問いました。

「王座に就かせてやろう。」

・・・と。

突然の話に、その時は聞く耳を持たなかったソヌなのですが、フィギョン公の言葉は心に残っていたようです。

“世を変えられることなら、それが正しいことならためらうな。また城門を越えて友を失う気か?”

めまぐるしい環境の変化に、ソヌは混乱するばかりです。

 

ジソ大后がパク・ヨンシルを呼び出しました。

「摂政から退くつもりだ。」

と、ジソ大后。つまり、譲位するということです。チヌンが王として正式に即位するということですね。

ソヌがチヌン王だと暗に示す言葉です。

パク・ヨンシルは思っても見ない出方に焦りました。

しかし、勿論これは嘘です。

ただただソヌをチヌンだと思い込ませるための方便だったのです。

 

ジディとソヌ、久しぶりに二人だけで話をする機会を持ちました。

二人とも、行き場が無かったのです。

ジディは、ソヌが自分を王だと思ってることを知っています。その前提での話です。

案外男前だろ?王にしては・・・とジディ。

これが王の人生か?・・・とソヌ。

そんな言葉がソヌの口から出るとは思って無かったジディ。驚いたようにソヌを見ました。

「誰かに殺されないか、周りの者を傷つけないか、不安で眠れないとは。」

と、ソヌ。

それだけではない・・・とジディが言ったので、

如何に世を乱すか、如何に己だけ腹を満たすか、考えるのか?・・・とソヌがからかうように言いました。

その王は民の心が分かるのか?・・・とソヌ。

民の心が分かるのではなく、民のように生きてる・・・とジディ。

「その民のように生きてる王が、己の顔を見た者を殺した。」

「そうか。あり得る。誰かが殺されたのを、後で知ったのかもな。それ以前に、己の所為で人が死ぬとは思わなかったのかも。愚かで間抜けで殺すなと命じる力も無い筈だ。」

そんな王が、この世の中を変えられるか?・・・とソヌ。

「何故生きてる。生きてる価値は無い

そう叫んだソヌに、ジディは静かに言いました。

「殺したいか?なら、殺せ。」

 

ジディは、アロに会いに行きました。

冗談めかす事無く、真剣に真っ直ぐに言いました、

「私はお前が本当に大好きだ。」

共に畑を耕し、子を産み育て、平凡な民として生きたい。私と添い遂げぬか?

「何もしてやれない。財宝もお前の好きな銀塊もない。満足な家も用意できぬかもな。だが、一緒になるため神国の王座を捨てる覚悟でいる。一緒にならぬか?いや、一緒になろう。」

涙をためて真っ直ぐにアロを見つめて言いました。

お前がソヌを好きでもかまわない・・・とも。

「これからはチヌン王ではなく、お前だけのチヌンとして生きる。」

 

アロも、真っ直ぐにジディを見つめて言いました。

「私を口実に逃げるつもりですか?」

「王様は、何故王にならなくてはいけないのか、自らに問いながら生きてこられました。そして、王として為すべき事を悟られた筈。それゆえ、王様は、苦難や恐れに打ち勝てたのです。何かを諦めた者は、目で分かります。王様は一度も諦めたことがない。」

アロの言葉、ジディの心に沁みたかな?

逃げたくなったとしても、仕方が無い状況だったと思いますよ、あたしゃ

ジディのアロへの想いは、それほど深いモノなのでしょうから。

 

ソヌが襲われました。

パンリュが手引したのです。

でも、スホとヨウルが察知し、助太刀に。

なのに、その時、ソヌが倒れたーっ例の目眩

 

そしてその頃、ジディは、パク・ヨンシルの屋敷に忍び込んでいました。

王の証の腕飾りを取り戻し、寝ているパク・ヨンシルの首筋に剣を突きつけました。覆面を外し、顔を見せたばかりか、チヌン王だと名乗りましたよ

夢じゃないよね

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「田代親世の韓流総決算2017」公開収録決定!

2017-11-30 13:29:53 | イベント、プレゼント関連

 

毎年恒例の『韓流総決算』

今年も公開収録が決定したそうです

そして、ゲストは、ユ・ジュンサンssi  

招待者数は、何と30名

これって、当選するのは困難ですが、当選したら、本当にラッキー

だって、30名ということは、会場も巨大な空間じゃ無い筈。と言う事は、至近距離でゲストやパネリストの方々を見る事ができるんですもん

私が一番最初にこう言うイベントに参加した時がそれくらいの人数でした。ゲストはパク・ジェジョンssi。

その時の記事は、こちらこちらこちらから。もう8年も前の事です。

思い出すわぁツーショット写真もありましたよ

 

日時:12月7日(木)

場所:都内某所

募集人数:30名

応募締切:12月4日(月)13:00

※当選者には、12月4日中にメールで知らせてくださるそうです。

詳細、応募は、こちらから。

く~っ また、予定と合いません

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「秘密の森」特設ページ公開!

2017-11-30 12:47:59 | チョ・スンウ関連
            

衛星劇場さんで、いよいよ12月19日(火)から日本初放送が始まる「秘密の森」。

放送に先駆けて、特設ページが開設されました

こちら 『秘密の森』特設ページ

ざざ~っとした内容の説明ではありますが、いよいよ感がこみ上げて来ます

皆さま、心の準備、いかがですか

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『花郎<ファラン>』15話まで

2017-11-29 18:53:06 | 韓国ドラマのエトセトラ

                             

レビュー一覧は、こちらから。

あ~ぁ・・・ 分かってはいるけど、やっぱりパク・ヒョンシクssiが可哀相でなりませんわ 

ドラマを見ていて、私の場合、主人公より2番手の俳優さんに心惹かれる事が多くてね。「花より男子」のイ・ミンホssiよりキム・ヒョンジュンssi。「美男ですね」でも、チャン・グンソクssiよりチョン・ヨンファssiという具合に。

この作品でもご多分にもれず。

パク・ソジュンssiも素敵だけど、この作品ではパク・ヒョンシクssiなんですよ。

 

「私が神国の王だ

と、言ってしまった手前、ソヌはチヌン王として昌太子と向き合うしかありませんでした。

これがねぇ、長く王座についていると言ってもよいくらいの堂々たる態度なんです。

彼には守るべき人がいます。命をかけてもアロを守ると決めた以上、手段は選ばなかったということですね。

 

昌太子は、チヌン王をひざまずかせ、命乞いをさせようと考えていました。そうやって新羅を完全に手に入れようと思ったのでしょう。

ソヌは言いました。

「兵を伴わない使節団を捕え、新羅を狙うなど、太子らしからぬ行動だ。機会をやる。次期国王の体面を保て。私とそなたが堂々と戦う機会だ。」

 

昌太子とソヌは1対1で戦うことになりました。

昌太子が勝てば、スンミョンは百済にとどまり、花郎と新羅の民は首を斬られると言う条件です。

 

一方、ジディは放心状態でした。

自己嫌悪、敗北感といった感情が渦巻いていたんじゃないでしょうか。

 

ソヌが王だと宣言したけど、スンミョンやパンリュは信じられませんでした。

スホはジソ大后から前もってそれらしきことを吹き込まれていたので、今更・・・ですが。

「ここを出るまでは、王だ。」

と、ソヌは言いました。

昌太子との戦いが不利だということは、皆分かっていました。なにせ幼い頃から戦場を幾度となく経験してきた百戦錬磨の相手ですからね。

「無謀だ。」

と、ジディが言いました。でも、ソヌは言ったのです、俺は勝つ、守るものがあるから・・・と。

妹か?・・・とジディが聞くと、ソヌはきっぱりと言いました。

「そうだ。それと、国の所為で飢え、恐怖に震える人々。お前の言う“民”。」

ジディは、ふっと鼻で笑いました。

自分が言うべき台詞を、ソヌが言った・・・と思ったのでしょうか。

じっと見つめ合うソヌとジディ。このシーンが良いです。二人の視線の意味をあれこれと想像した私です。

 

異変は、新羅にも伝わりました。

ジソ大后は、花郎の中にチヌン王がいるとパク・ヨンシルが昌太子にちくったらしいと聞かされ、怒りと恐怖の表情を浮かべました。

ただちに重臣たちを集めましたが、パク・ヨンシルは仮病を使って出席せず、他のパク・ヨンシル派は花郎を見捨てるのも仕方ない・・・ってな意見ばかり述べます。

以前は戦いもやむを得ないなどと強気だったのに・・・。自分の息子が含まれていないから、いーきなもんです

パク・ヨンシルでさえ、パンリュは養子なので、諦めも早いですわ

 

百済では、不安な目で皆が見つめる中、戦いが始まりました。

 

ところがですよ。昌太子の側近の将軍が勝負の前に卑怯にもソヌの腕に切り傷を負わせたのです。

傷の所為で、やはり動きが鈍くなるソヌ。

元々強い昌太子に散々斬られてしまうんですよ。

アロなんかは、見ていられない状況です。

 

だけど、ソヌは諦めませんでした。

速い動きの昌太子の一瞬先に動いたのです。

一太刀浴びせる事が出来たソヌは、形勢逆転。

結局、昌太子を倒す事が出来ました。

 

昌太子は、この一件で新羅と戦争はしないこと、そして使節団の王女と花郎たちを放免すると言いました。

でも、新羅の民は、盗みを働いたので、この問題とは別だと。死罪にすると言ったのです。

 

スンミョンと花郎たちは、昌太子に帰国の挨拶をしました。

で、一旦は宮殿を出て行ったのですが、ソヌとジディが密かに戻って来ました。アロたち民を救いだそうとしたのです。

でもねぇ、二人じゃ無理ってもんよ。

そこに現れたのが、スホとパンリュ。

4人で民を逃がす事に成功したのです。

 

こんなに簡単に?・・・と思ったら、案の定。

これは、昌太子がわざと見逃したのです。

そして、国境付近で、彼らを皆殺しにしようと考えていたのです。

国境を越え、ソヌたちも民も皆、ほっとしました。

その時、突然、百済の兵が襲いかかって来たのです。まぁ、兵と言っても、昌太子の親衛隊のようで、少人数でしたけどね。

でも、武器を持たない民は、為す術がありません。ソヌたち4人の力じゃどうしようもありません。

 

万事休すかぁっ・・・と思った時、援軍が現れました。

ウィファ公率いる花郎たちです。

鍛え上げられた花郎の一団は、昌太子たちにとっては脅威でした。

結局、大人な解決となったのです。

 

無事都に戻ってきた使節団。

花郎たちも、初めての出動に気分は高揚していました。

 

ただ、ジソ大后は苦々しい表情です。

ソヌがチヌン王だと皆が噂していて、強い国をつくるには最適の王だと認めていると言うのですから。

誤算でしたね。

 

その頃、ジディは一人で考え込んでいました。

やはり悶々としてしまいますわな。これから先、どうなるのだろうと思いますでしょうよ。

そんな時、アロの姿が目に留まりました。

思わず微笑んでしまったジディなんですが、次の瞬間、予想もしていなかったシーンを見てしまうんです。

トップに挙げたソヌとのラブシーンです。

追い打ちをかけられた気分でしょうね。

 

ところで、アンジ公は、ソヌの正体を養父のウルクから聞かされ、呆然としていました。

まだ知らなかったのねぇ。

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『花郎<ファラン>』14話まで

2017-11-29 16:17:28 | 韓国ドラマのエトセトラ

                             

レビュー一覧は、こちらから。

 

取り囲まれたソヌとアロ。

ソヌはアロを部屋の中に入らせました。

スホたちが加勢に来たので、戦う態勢に入りました。

その時、彼らの前にジディが立ちふさがりました。

相手は武器とも言えないモノを持ってるだけの民だ・・・と言って。

結局、民たちはじりじり引きさがり、そのまま逃げ去ってしまいました。でも、百済への贈り物、食糧等が全て奪われてしまったのです。

襲ったのは、飢えた民たちでした。

ジディが止めるからだと、スホは怒りをぶつけました。

ソヌも、縁もゆかりもなり者たちを何故生かした?・・・と聞きました。

「平凡な農民なんだろ?民だろ?神国には殺しても良い民などいない。」

と、ジディ。王としての言葉ですね。

 

贈り物が奪われたからと言って、このまま引き返したら、百済の昌太子は好戦的な人物故、戦争になる恐れも出て来ます。

このまま百済まで行く事にスンミョンは決めました。

 

宿賃も無く、食糧も無い状況でしたが、アロが昔取った杵柄で、村の人たちに物語を聞かせて食べ物を分けて貰い、ソヌたちもなんとか寝床を作りました。

この事で、花郎たち、スンミョン付きの侍女のトンべクや護衛たちはぐっと親しくなりました。

 

スンミョンは、アロのいつもと変わらない態度を不思議に思いました。自分が命を狙ったにもかかわらず、主として仕えてくれることを。

「王女さまと住む世界は違いますが、私たちはこれを“情”といいます。いくら憎くてもお世話をすること。それに私は主治医です。お体を気遣うのは当然です。」

この言葉、スンミョンの心に響いたようです。

アロも気になっていることがありました。スンミョンの気持ちです。

「何故私を同行させたのですか?兄を連れて来たがため、私を利用したのですか?」

お前の知ったことではない・・・とスンミョン。

「私の兄は、王女様の兄上ではありません。」

スンミョンは兄であるチヌン王と結婚するようジソ大后から言われています。

だから、ソヌがチヌン王だったら何も問題は無いけど、万が一そうじゃなかったとしても、ソヌを傍に置きたいと思う気持ちは確かでした。

 

ジディは、ソヌに、アロへの想いを告げました。真剣だ・・・と。

そして、ソヌが羨ましくもあるし気のどくでもある・・・とも。

「あんな妹がいて羨ましいし、妹だということが気のどくでもある。」

まさにソヌの気持ちですな。

アロを、かけがいのない人だから、必要なんだとジディは言いました。

すると、ソヌは言ったのです。

「俺にとってアロは全部だ。必要だからではない。今俺が生きている理由があいつだからだ。」

く~っなんて感動的な台詞なんざんしょ

ジディは、その意味を計りかねているようです。

 

その頃、パク・ヨンシルは百済の聖王の誕生祝いの贈り物を用意していました。

あれは、スンミョンたち一行から奪ったモノなのかしら?それとも、自分が用意したモノ

とにかく、正式な新羅の使節団とは別に、密かに百済側とつながりを持とうとしています。

 

スンミョンたちはやっと百済に到着しました。

すぐさま、昌太子と面会しました。

が、昌太子は、彼らを無視して食事を続けたりしてますよ。完全に見下した態度です。

 

ソヌたちは、怒りをぐっと我慢しました。

ジディは、これが新羅の現実だと思い知ったようです。

 

スンミョンが昌太子と2人で和解の交渉に臨みました。

昌太子は、王女が使節として来たのは、婚姻によって和議を結ぶつもりなのかと言いました。自分にはその気は無いが・・・とあくまでも新羅を貶める言い方です。

スンミョンも悔しさを我慢するしかありませんでした。

 

そんな時、アロが泥棒の一味と間違われて捕えられてしまったのです。新羅の貧しい民が、百済の領内で盗みを働く事が多々あったようです。

それを知ったソヌが、思わず駆け出したため、4人の花郎と百済の兵とで争いに発展してしまいました。

で、4人とも捕われてしまったのです。

 

新羅では、ジソ大后も不安な時を過ごしていました。

不仲とはいえ、やはりチヌンが心配です。彼女にとっては王位を我が子に継続して行くことこそ、生きる目的なのですから。

権力を握り、大勢の家臣にかしずかれていても、彼女は孤独でした。

そんな時、アンジ公が暇を告げに来ました。

主治医を辞めるということです。ジソ大后が泣いて止めても、無理でした。

次にやって来たのは、彼女の兄フィギョン公。

ソヌがチヌンだとか?・・・と言いました。

生きて帰って来たら、ソヌに譲位を・・・と。

ソヌはフィギョン公の息子ですよね?公にしてはいないけど。

それを隠して、噂を信じたフリをして、ソヌをチヌン王として即位させよと言うのです。

勿論、ジソ大后は、拒否しました。ソヌはアンジ公の息子だと。

 

百済の昌太子に、パク・ヨンシルの使いの者が拝謁していました。

贈り物を渡し、望みは別途・・・と。

その別途というのが、パンリュに託した密書だったのです。

パンリュは、既に昌太子に渡していました。

なんとそれには、4人の花郎の中にチヌン王がいると書かれてあったのです。意のままにせよ・・・と。

王を殺してほしいのか?・・・と昌太子。

 

スンミョンは、ソヌたちの騒動を責めました。自分が如何に屈辱を味わわされたか知らず、勝手な行動を・・・と。

「ならば戦えば良い。」

と、ソヌが言いました。

屈辱を感じるなら戦えば良い。民を思うならなおさら戦うべきだろう。耐えるのではなく戦わねば。神国の代弁者なら恐れたり誰かを責めたりせず直談判すべきだ・・・と。

 

スンミョンはソヌの言葉で決心しました。

すぐさま、昌太子の元に一人乗り込みました。

国境を越えて罪を犯したからと言って、殺すのはむごすぎる。外交で解決すべきだ・・・とスンミョン。

和睦で解決したいのなら、婚姻はどうだ?・・・と昌太子。

「私には許婚がいる。」

ここで昌太子は、花郎の中にチヌン王が居ると聞いた・・・と切り出しました。全員を殺せば、許婚もいなくなる・・・とね。

 

言い返す事が出来ず、そのまま帰ろうとしたように見えたスンミョン。

でも、次の瞬間、傍にいた兵の剣を取りあげ、昌太子に向かって投げつけたーっ

剣は昌太子の足元に刺さりました。

「よく聞け。太子には嫁がぬ。そして神国の王が殺されることもあり得ぬ

 

昌太子は、スンミョンの態度に刺激されたようです。

チヌン王をあぶり出そうと考えたのです。

捕えられてる新羅の民を殺されたくなかったら、名乗り出よと4人の花郎に告げたのです。

まさか・・・ですよね。

でも、目の前で民が無残に殺されるのを見たら、じっとしてはいられなくなったジディ。

ソヌも同じです。

次に引きずり出されたのは、アロ。

もう、我慢できなくなりました。

ジディが名乗り出ようと口を開いた時、一瞬先にソヌが言ったのです。

「私が王だ。私が神国の王だ

 

言っちゃったね・・・。

こうなると思ったよ。

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『花郎<ファラン>』13話まで

2017-11-29 12:45:51 | 韓国ドラマのエトセトラ
花郎DVD-BOX1
クリエーター情報なし
ポニーキャニオン

レビュー一覧は、こちらから。

 

お前が王か?・・・とソヌに剣を突きつけられたジディ。

答えに窮しました。

正直に王だと答えれば良いのか、しらばっくれる方が良いのか、迷いますわな。

その時、アロが飛び込んで来たのです。

必死にジディを庇いました。いくらソヌでも、王だということばばれてはいけないと必死です。

アロが庇ったということで、ソヌはカッとしたようです。

思わずアロを振り払おうとして、持ってた剣でアロの腕を斬ってしまったのです。

 

ソヌは自己嫌悪に陥っていました。アロへの想い、自分を庇って死んだマンムンへの思い。ジディを信頼しつつある自分だけど、一方で王かもしれないと疑う気持ち。混乱しますわな。

一方、ジディも、悶々としていました。

今回の騒動だけじゃなく、妹のスンミョンを花郎に入れたのも、アロを狙ったのも、そしてソヌが怪我をし、アロをも傷つけてしまったのも全て元をただせば自分に原因がありました。

ジソ大后は、ジディを無事王につけるまでは、王権を守るためには何であろうと利用しようと考えています。花郎の命でさえ・・・。

 

事件が起りました。

百済が国境を犯した新羅の民の首を斬って送りつけて来たのです。新羅と百済は高句麗を牽制するために同盟を結んでいました。

なのに、それを反故にするような行動に出たのです。

宥めるか、戦うか・・・でジソ大后は悩みました。

重臣たちも、真っ二つに意見は分かれました。

結局、穏便に事を収めようと言う意見をジソ大后は採りました。

スンミョンを大使として百済に遣わす事を決めたのです。そして、その護衛として花郎を派遣することにしました。

兵をつけるより穏便に済むだろうと言いましたが、パク・ヨンシルをはじめとした重臣たちにも協力させようという考えだったようです。

命の危険もある使節団に子息を加えることで、要らぬ手出しをしないよう釘を刺した形ですかね。

 

ウィファ公が事情を説明し、志願者を募りました。

が、誰も手を挙げません。皆、命の危険があることを重々承知していましたからね。

その時、スンミョンが入って来ました。アロも一緒です。

それを見て、ソヌは手を挙げました。

ソヌが挙げたのを見て、スホが。そして、それを見て今度はパンリュ。

最後にジディが。

でも、ウィファ公はジディに気付かぬフリをしました。で、ジディが声をかけたのです、自分も行くと。

 

アロはスンミョンから同行するよう命じられたのです。主治医なのだからと言って。断れませんよね。

これは、ソヌを志願させるためのスンミョンの手でした。

それにソヌはまんまとハマってしまったというわけです。

 

ジディの郎徒となったパオは、ジディと別れてしまうのが悲しくて心配でなりません。

ついつい足の力が抜けたように座り込んでしまいました。そして我慢しても泣けてくるのです。

7歳で宮中を抜け出して以来、一日も離れた事なく世話をして来た主君ですからね。我が子同然でしょうし。

そんなパオの気持ちを、ジディもちゃんと理解しています。

 

スホの妹スヨンは、パンリュが行くと言う事でショックを受けました。

もしかしたら、もう会えなくなってしまうかもしれないからです。

で、自分の髪を切って、パンリュにお守りとして渡しました。負担になるなら・・・と言うスヨンに、パンリュはそんな事は無いと言いました。

スヨンは思いきってパンリュのほっぺにちゅっ

驚いたパンリュですが、思いきってスヨンを引き留めました。そしてkissしたのです。

 

思い出してはにやけてしまうパンリュが可愛いです。それまでのすましたパンリュではありませんもんね。

だけど、また心を重くする事が。

パク・ヨンシルから密書を託されたのです。百済の昌太子に渡せ・・・と。

 

そして、スンミョンと花郎4人、アロたちは出発しました。

 

アンジ公は、出発した後になって、アロが一行に加わっている事を知りました。

父が心配すると思って、アロは一切話さず、置き手紙を残して行ったのです。

アンジ公は、ますますジソ大后に対する憎しみが湧いてきました。

フィギョン公に、ジソ大后を倒す手立てを相談しようとしています。

 

途中の宿で、ソヌはスンミョンに問いました、なぜアロを連れて来たのかと。

「医員が必要なのではなく、私が望んだのは唯一信頼できる花郎だ。」

と、スンミョン。

その時、スンミョンの傍に蜂が。それをぱっと手で掴んだソヌ。

驚いた拍子に、スンミョンは発作が起ってしまいました。で、倒れそうになったのを、ソヌが支えたのです。

二人の様子を、アロが見ていました。まさか・・・と思ったようです。

このところ、ソヌはずっとアロに冷たく対していました。話しかけても返事もせず、目も合わせようとしません。

 

でもね、ちゃんとアロとソヌは気持ちを確認する事ができました。

アロは真っ直ぐですから。

真っ直ぐにソヌに問うたのです。志願したのはスンミョンのためなのか?・・・と。

「目の前にいても恋しいのに、あなたは何とも無いの?」

 

自分に腹が立つ・・・とソヌは口を開きました。

「お前に済まなくて。自分が嫌になった。でもそれ以上にお前に会いたくて恋しかった。」

そして、ぎゅぅっとアロを抱きしめたのです。

2人がほっとしたのもつかの間、突然彼らを農民たちが取り囲んだのです。

手には鋤や鍬なんぞを構えています。

何事

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イ・ジョンソク ファンミーティング招待♪

2017-11-29 09:04:37 | イベント、プレゼント関連

昨日に引き続き、今度はイ・ジョンソクくんのファンミご招待企画が発表されましたっ

『2017 LEE JONG SUK PRIVATE STAGE in JAPAN‘DREAMLIKE’』です

 

大阪公演

日時:12月6日(水) 17:30開場  18:30開演

場所:オリックス劇場(大阪府)

埼玉公演

日時:12月8日(金) 17:00開場  18:00開演

場所:大宮ソニックシティ大ホール(埼玉県)

招待数:各会場1組2名

応募締切:12月1日15時

 

※この企画も、LINEのアカウントを友達登録し、キーワードを取得して応募してください。

 

詳細、申し込みは、こちらから。

 

クリスマスシーズンを迎え、たくさんのイベントが開催されそうですね。

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ハン・スンヨン ファンミーティング招待♪

2017-11-28 18:05:23 | イベント、プレゼント関連

直近のイベントの招待という企画が、衛星劇場さんから発表されました。

『HAN SEUNG YEON CHRISTOMAS FANMEETING IN OSAKA』夜公演です

 

日時:12月1日(金) 18:00開場  19:00開演

場所:堂島リバーフォーラム(大阪)

招待数:1組2名

応募締切:11月29日(水)15:00明日です

※LINEで友達登録をされた方のみです。登録された方にのみ、キーワードがお知らせされます。

 

イベント詳細、応募方法等は、こちらから。

お急ぎください。

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『番人(原題)』完観

2017-11-28 15:31:43 | 韓国ドラマのエトセトラ

                             

レビュー一覧は、こちらから。

いやぁ・・・やっぱりこういう結末にしかならないのねぇ。

 

スジに説得された形で、銃を向けたイチーム長だったのですが、やっぱりいくら娘の為だからと言ってスジを・・・人を殺すなんてこと出来ないんですよ。

でも、それをスジが無理やり撃たせようとして、揉みあいになっちゃって・・・。

結果、引き金が引かれてしまったってわけ。

シワンはスジが死んだかと期待しました。

でも、幸い、傷は浅かったようです。

 

それを知った時、シワンは一旦止めていた爆弾の起動スイッチを入れたのです。

 

シワン母は、息子が何かをしようとしていることに気が付いていました。

なのに、すぐには動けなかったのです。

でも、シワンの部屋で、絵を見たんです。あれはユナを突き落とした時の絵ですよね。

これ以上黙っている事は出来ないと思いました。恐怖に襲われたって感じです。

すぐさま、警察に通報しました。

セウォンが閉じ込められている場所・・・知ってたっけ?見逃したのかな?

ま、とにかく、シワン母の通報で、爆弾処理班も含めた警察が急行。

ところが、セウォンの姿はありません。

シワンは、別のビルにセウォンを呼び出していたのです。こういうところが抜かりないよね。

 

結果的に、ギョンスが気づいてセウォンは危機一髪のところで救いだしたのです。

 

それを知らないスジ、イチーム長、ドハンは、シワンに翻弄されていました。

自分が死ねばよいかと言うと、遺書を書けとシワン。ユン検事長の一件の供述は全てねつ造だと書いて死ねと言ったのです。

ドハンは時間を稼ごうとしていました。

だけど、それに気付かれた時、今度はスジが廃屋から飛び降りようとしたのです。自分が標的なんだから・・・と。

でも、その瞬間、ドハンがスジの手を掴んだーっ

 

必死に引き上げた時、シワンが現れました。

手には1秒前で止めた起動スイッチ。

銃を構えたイチーム長に、スジを撃てと言いました。

撃てませんよね。

その瞬間、シワンは起動させたのです。

ドハンのイヤホンに爆発音が入りました。

 

言わんこっちゃない・・・とシワンは笑いました

 

でもね、次の瞬間、セウォンが無事だと言う知らせがボミから入ったのです。

勿論、ギョンスも。

 

それを知ったシワンは、スジを巻き添えにして飛び降りようと駆け出しました。

気付いたドハンはスジを突き飛ばし、シワンと共に、転落

 

即死ではなかったけど、結局、翌朝を待たず、息を引き取ってしまいました。

シワンがどうなったかは分かりません。

 

シワンとのやり取りは、全て録画されていました。

でも、スジはそれを削除しました。

警察の手に渡ったら、イチーム長も罰せられてしまいます。

イチーム長は、スジに謝りました。スジも許しました。と言うより、決してイチーム長を恨んでなんか無かったのですから。

 

1年が経ちました。

スジとギョンス、ボミは、相変わらず裏の稼業をやっています。

キム検事とも上手く付き合っているようです。

でもね、ユン検事長が居なくなったからと言って、世の悪が全て消えてしまったわけではありません。

何やら、また大きな権力を持った者が、スジたちの動きを監視しているようです。

 

完璧なハッピーエンドじゃなかったけど、こういう終わり方しか出来なかったと思える締めでしたね。

時間が前後したり、展開が早いので、一瞬戸惑うこともありましたが、充分理解しやすい展開でした。

キム・ヨングァンssiとイ・シヨンさんの熱演は素晴らしかったと思います。

特に、ヨングァンssiの、その時々のシーンごとに変わる表情は、本当に上手いと思いました。

勧善懲悪的な結末じゃなかったので、イマイチすっきりはしませんが。

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『番人(原題)』15話まで

2017-11-28 14:05:53 | 韓国ドラマのエトセトラ

                              

レビュー一覧は、こちらから。

いや~っなかなかムカつきますなぁ

この作品の悪の主人公は、ユン検事長なんぞじゃなく、彼の息子シワンだったって気がしますねぇ。

 

シワンの事を、信じられないと思ったセウォンなんですが、やっぱり純粋な子なんですよ。苛められて友達が一人もいなかった彼女に、初めて近づいて声をかけてくれた人ですからね、シワンは。

それが自分を利用する目的で、自分を心から友達だと思ってくれたわけじゃなかったと分かった今でも、心配してしまうのですよ。

閉じ込められたと分かった時、心から後悔しましたが、もう遅かったのです。

ドアを蹴り、大声で助けを求めましたが、屋上には誰も来ません。携帯もつながりません。

おまけに、彼女のかばんは、シワンによってゴミ箱に捨てられてしまいましたよ。

元々誰も気に留めない存在だったわけですからね、セウォンは。居なくなっても、誰も心配しないのです。

 

それでも必死に外に出ようと努力しました。

部屋の中を調べたセウォンは、オルゴールが置かれているのに気が付きました。

で、開いてみると、何かのスイッチが入ったのです。

なんと・・・部屋の隅には爆弾が起動スイッチが入ったってこと

 

シワンは、母親と共に警察に出頭しました。

取調室に向かう時、スジとすれ違いました。

スジはその時のシワンの表情が気になりました。ほくそ笑むといった風だったからね。

 

事情聴取を始めたイチーム長たち。

でも、相変わらず一切罪を認めません。

父ユン検事長が逮捕された今、後ろ盾は居なくなってしまったというのに、シワンは堂々としていました。

彼は、これまで父の威光をかさにきて・・・という態度でしたが、心の奥底では父のやり方を物足りなく思って来たようです。自分なら、もっと上手くやれるのに・・・とね。

 

そんな時、イチーム長の電話が。

絵画教室からでした。セウォンが休んでいると言う連絡でした。

学校に問い合わせて、終礼の時にはいたが・・・という返答はもらいましたが、携帯の位置追跡をしても、ダメでした。

その時になって、不安になって来たイチーム長。

ふと見ると、監視カメラでシワンがこちらを見ていました。全て知っていると言う目つきです。

その時、メールが。

セウォンの姿と、脅迫文です。

スジを指定した場所に連れてこなければ、セウォンが死ぬぞ・・・という。

 

その瞬間、イチーム長の頭の中は、娘の命を助ける事だけでいっぱいになりました。

誰かに漏らしたら、セウォンを殺すと言うメールも届き、ドハンにも同僚にも明かせません。

 

その頃、シワンが学校の監視カメラ等を一部切ってるということがギョンスたちによって判明していました。

こういう行動になる時は、必ず何かを企んでいると確信したギョンスたち。

すぐにドハンに連絡し、イチーム長にも確認してきたのですが・・・。

 

ギョンスは、シワンの通信履歴を調べ、イチーム長に送信予約していたメールを発見。

内容も確認しました。

シワンの計画を知ったのです。

 

その頃、イチーム長は護送すると言ってスジを連れ出していました。

心の中では葛藤があるイチーム長。

スジの命か、娘の命か・・・ですから。

この時、スジは何かを予感していました。イチーム長の様子が変だとすぐに気付いたのです。そして、シワンの表情もありましたから。

母とキム検事に連絡を入れました。最後だと思ったのかもしれません。

 

シワンは事情聴取が終わり、帰ろうとしていました。その時、駐車場で車に乗り込むイチーム長とスジの姿を目にしました。

思わずほくそ笑むシワン。計画通りですから。

その時、ドハンがシワンを呼びとめました。

そして言ったのです。

お前が何をしたか知ってる。お前はいつも弱い人間ばかりを狙う。ユナにしてもセウォンにしても・・・とね。

お前は直接スジを捕まえる事をしない。臆病で卑怯だからだ・・・と。

侮辱することでシワンを激昂させ、イチーム長の行き先を吐かせようと思ったのかもしれません。

シワンも、一瞬、その誘いに乗ったかに見せましたが、実は冷静でした。

「俺は知りたいんだ。イチーム長が娘を救うのか、スジを救うのか。急げ。もう20分しかないぞ。」

笑いながら言うシワンをドハンは睨みつけました。

が、どうする事も出来ませんでした。

シワン母は、息子を庇おうとしましたが、反対にシワンに怒鳴りつけられ、黙りこむしかありませんでした。

ここまでなっているのに、まだ息子を庇うの?セウォンの命が危ないっていうのに。何もしない母親に腹が立ちます

 

ギョンスはセウォンが学校にいるのではと、探しに行ったのですが見つかりません。

屋上のあの部屋の前でドアを叩いたのに、セウォンが中で倒れちゃってて、大声が出せないのです。

気付かないまま、行ってしまいそう。

 

イチーム長は、スジに手錠の鍵を渡しました。

また、スジが逃亡を図ったから、射殺したという体を装うつもりだったのでしょうか。

シワンに指示されたのは、ある廃屋。

シワンから連絡が入りました。TV電話の状態にして、イチーム長がスジを射殺する瞬間を目撃しようと企んだのです。

 

イチーム長は、スジに銃を向けました。

スジも覚悟したようです。

でもね、出来なかったのです、イチーム長には。

代わりに自分が死ぬから、スジと娘を助けてくれとシワンに泣いて頼んだのです。

 

スジは、シワンを喜ばせるだけだ・・・とイチーム長に言いました。

自分なら、どんな事をしても娘を助ける・・・と言いました。

「屋上から落ちる時、ユナは私に助けを求めた筈。ユナはどれほど怖かったか。それを思うと、傍にいなかった自分に腹が立つ。自分がチーム長なら、私を殺します。だから、私の事は心配せず、彼に従ってください。母親に助けを求めている娘のことだけを考えて。」

イチーム長は、その言葉で銃をもう一度スジに向けました。

 

ドハンが必死に駆け昇って来た時、銃声が

スジが撃たれたーっ

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『番人(原題)』14話まで

2017-11-28 11:57:33 | 韓国ドラマのエトセトラ

                              

レビュー一覧は、こちらから。

 

ドハンは、ボミの事件、ギョンスの事件、そしてユナの事件において、ユン検事長から捜査への不当な介入を指示されたことを証言しました。

ところが、ここでオ弁護士が登場し、ドハンの供述は全て嘘だと証言したのです。

なんと・・・。一気に反対の立場に立ちましたよ。

スジ殺害をナム刑事に命じた件も含めて、全て確たる証拠が無い事を突いたユン検事長。

ドハンは、形勢不利です。

 

ドハンはユナ事件について語りはじめました。

実名を出しての証言に、ユン検事長は、気分を害した表情を見せますが、これについても一切の証拠が無く、ドハンの妄言だと主張。

でもね、ここでドハンはとうとう口にしたのです。

自分が目撃者で、防ぐ事ができたのに、それをしなかった・・・と。

会議場は騒然としました。

現役検事が殺人事件を未然に防げたにもかかわらず、それをしなかったと証言したのですから、当たり前です。

議長は、事の詳細を調査するため、一旦休会としました。

 

聴聞会をTV中継で見ていたスジたちも、ショックを受けました。ドハンがスジに話していなかった事実というのが、これだったと分かりました。

スジは、ドハンに直接話を聞きに行きました。ドハンは教会にいました。

真実だ・・・とドハンは答えました。

今更話した訳は?・・・とスジ。

「許しは得られないし、もはや弁解は出来ないから。」

自分が楽になりたいだけでしょ・・・とスジ。

「許さない。ユナが生き返ったとしても許さない。」

スジはそう言って背中を向けました。

 

教会から出た時、グァンウと会いました。

「あなたも同罪よ。」

と、スジは言い、行こうとしました。それを呼びとめたグァンウは、携帯とメモを渡しました。

それは、ナム刑事の携帯とパスワードのメモで、キム検事から渡されたばかりだったのです。

 

キム検事、父の机の中の携帯を発見していたのです。

そして父を説得しました。

 

スジは混乱し、悩み苦しみました。

ユナが殺されたと分かった時、スジはシワンを殺そうと学校に乗り込みました。

その時スジは、シワンを捕まえるためなら何でもできる心境でした。だから、ドハンが父の無実を証明する事が出来るなら、何でもできただろうと推察できました。その気持ちが理解できたのです。

「ユナを見殺しにしたんだと思うと、殺してやりたい気分だけど、彼の気持ちが分かるから余計に辛い。」

そう、スジはボミに言いました。

 

翌日、聴聞会が再開されました。

 

ドハンはシワンの犯罪を目撃した事を再度証言。

そして、ユナを見殺しにした理由を、ユン検事長に近づくためだったと言いました。それは全て父の無実を証明し、ユン検事長の数々の不正を公表するには、内部告発という手段しかなかったからだ・・・と言ったのです。

でも、これらも全てユン検事長は予想していましてね、反論の証拠をそろえていたのです。

ドハンとグァンウが身分詐称で逮捕された時に反論するために準備したDNA鑑定書も、その証拠の一つとして挙げる周到さです。

つまり、ドハンが“父”だと言った人物は、実父じゃない・・・と主張したわけですよ。だから、ドハンの証言はどれひとつとして信用できないモノだとね。

 

ドハン、窮地に陥りました。

で、議長がそのまま聴聞会を終えようとした時、ドアが開いて、入って来た人物が。

イチーム長に付き添われたナム刑事です

生きていたのですよ、ナム刑事。

死んだと嘘のマスコミ発表して、匿っていたのです。全てドハンの頼みでした。

 

意識を取り戻したナム刑事ですが、いくらドハンが説得しても、聞き入れませんでした。

だけど、聴聞会の初日の映像を見て、考えが変わったようです。

ユン検事長は、自分が死んだからと言って、家族を守ってはくれない事が分かりました。全てを“死んだ”自分になすりつけたからです。

家族の為にも、罪を償って人間らしく生きてみようと。

 

ナム刑事は、ユン検事長から指示で行ってきた様々な悪事、不正を証言しました。ギョンスの母を殺した自分の罪までも・・・。

証拠がある・・・とナム刑事は言いました。録音ファイルのことです。

ところが、イチーム長の元に、携帯が紛失し、録音ファイルも削除されたと言う連絡が入ったのです。

ユン検事長の差し金です。

ほくそ笑むユン検事長。

ナム刑事とドハンは嘘つき呼ばわりされたまま、終わるかと思ったその時、会議場に響き渡ったのです。

録音ファイルの音声が。

 

スジが持っているナム刑事の携帯から、直接音声を流したのです。

ギョンスの腕の見せ所ですな。

 

一気に形勢逆転。

ユン検事長は、その場で逮捕されたのです。

 

でもねぇ・・・。全く懲りて無いと言うか。

自分の行為は、小さな個人の問題では無く、検察全体の問題あ或いは国家の問題なんだからという言い分を示し、ギョンス母やドハン父は偶然被害者になっただけで、しょうが無い事だと切り捨てたのです。

尋問するパク検事、呆れた様子です。

 

スジは、イチーム長に投降しました。

全て罪を認めると言いました。イチーム長の言う通りに・・・と。

ドハンは、そんなスジの罪を出来るだけ軽くしようと思ったのか、全て自分の指示だと主張しました。

スジの復讐心を煽り、自分の復讐の為に利用した・・・と。

 

ところで、セウォンは、母のイチーム長に話したい事がありました。

だけど、あまりにも忙しいので、なかなか打ち明ける事が出来なくて・・・。

結局、何も話せないまま、事件が起ってしまったのです。

聴聞会でシワンの実名が挙げられたことで、シワンは学校で級友たちから冷たい視線を浴びていました。

セウォンも、態度が一変しています。

ま、その理由に気づいているシワンが怖いんだけどね。

で、セウォンの同情を買おうと泣きの手を使おうとしましたが、今のセウォンはシワンが何を言っても信じることはできませんからね。効果はありませんでした。

でも、シワンが遺書のようなメールを送って来て、姿が消えたと知ったら、やっぱりじっとしてはいられなくなったのです。

ユナの後を追うと書いてあったので、セウォンは屋上に向かいました。

一生懸命シワンの姿を捜し、機械室のような部屋に入ったら、ドアを閉められてしまったのですよ。

鍵だけじゃなく、立ち入り禁止の札までつるしたシワン。

セウォンが死んじゃう~っ

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『番人(原題)』13話まで

2017-11-28 09:28:45 | 韓国ドラマのエトセトラ

                              

レビュー一覧は、こちらから。

ちょいと出来過ぎの感はありますが、全てドハンの用意周到さゆえの手回しだと理解しましょう。

 

ドハンとグァンウが逮捕されました。身分詐称・・・入れ替わりですか。

取り調べが始まり、それと同時に、二人の家の家宅捜索も始まったのです。

まず、小学校時代の血液検査による血液型と、現在の血液型とが違う点を指摘されました。

ま、それは昔の記録に間違いがあったのでは?・・・とドハンが主張し、やり過ごしました。刑事たちは信じていませんが。

グァンウも、自分はイ・グァンウで、ドハンではないときっぱり証言。

警察は、ドハンと父親のDNA鑑定結果と、ドハンが車の中に置いていたもう一つの携帯の契約者と頻繁にかけてる3件の電話番号の主を調べ始めました。DNA鑑定は、ナム刑事が手続きしていたので、既に結果は出ていました。

警察に届いて無かっただけです。

そして、3件の連絡先は、スジやギョンス、ボミたち・・・ですよね?

警察も、ドハンがスジと繋がっていると考えていますからね。番号がスジのモノではないかと思いますわな。

 

ドハンの表情に、緊張が走りました。

でもね、これらの事は、既に予想していたんです。

正体をユン検事長に知られてしまった時、こう言う事になるかもしれないと、あらかじめスジに話しておいたんです。

 

スジは、DNA鑑定の報告書を偽物とすり替えました。

そして、ギョンスには、監視カメラにハッキングして、自分の表情を見逃すなと指示してあったのです。

3件の連絡先に関しては、まだ手を打っていませんでした。

ギョンスが、技術を駆使して携帯の契約者の名前をドハンにし、連絡先の全てを飲食店に変えました。タッチの差でです。

 

ところが、ギョンスが最近家を契約に行った時、ボミも一緒に行ったため、ボミの指名手配写真を見た店主が、似ている・・・と証言しちゃったのです。

おまけにその時、ギョンスはアジトの住所を書いちゃうなんてミスを犯してました。

警察は、スジがボミをかくまってる可能性があると見ていたので、すぐさまアジトに警察がやって来ましたよ。

監視カメラの映像で、この動きを察知したボミとギョンス。

モニター等を隠し部屋に押し込み、ボミもその中に隠れました。

ギョンスは、ボミとのツーショット写真の顔をちょっとだけ変え、ボミに似てるけど別人・・・と証言。警察も一旦は納得して帰ろうとしました。

でもね、ふと気になって家の中を詳細に調べ始めたのです。

ボミが隠れている部屋が見つかりそうになった瞬間、ボミが警察無線にハッキングして、偽情報を流したため、刑事たちは撤収。

危機一髪でした

 

結局、ドハンとグァンウが入れ替わっている証拠は、一切発見できず、警察は二人を釈放するしかありませんでした。

 

一方、聴聞会では、チェ議員がユン検事長に質問していました。

まず、ボミの事件で、ユン検事長がオ弁護士に対して圧力をかけた件に関して問いました。

が、証言する筈のオ弁護士が出席しません。待てど暮らせど、現れませんし、チェ議員が電話をかけても出ません。

オ弁護士、結局、ナム刑事の二の舞になるというドハンの忠告を無視し、自分の目の前の利益を優先したのです。ユン検事長に、自分への捜査を中止してもらいましたよ。

 

チェ議員は、このままでは自分の立場がないと焦りました。

でもね、そこにドハンが登場したのです。

ずっと自分に匿名で情報を提供していたのがドハンだと、この時初めてチェ議員は知りました。

ユン検事長は、作戦が失敗した事を悟りました。

 

キム・ジェマン元判事は、ナム刑事の家族の代理として遺品を受け取りました。

その中には、携帯もありましたし、パスワードもありました。

で、中の音声ファイルを聞いたのです。ユン検事長とナム刑事の明白な悪事の証拠でした。

その瞬間、自分が悪事に加担してしまったと改めて感じたでしょう。

 

息子のキム検事は、父の様子が変なのを感じ取っていました。

ドハン父の事件の判決を下したのが父だとキム検事も知っていました。

だから、その事件の所為で、ナム刑事の弁護士とならざるを得なかったのではと察してもいました。

今からでも、その判決が誤審だったと公表してくれ・・・と父に頼みました。

が、キム元判事は、自分の判決に誤りは無かったと言い張るのです。

おそらく、キム元判事は、提出された証拠等の全てに綿密に目を通した挙句の判決で、それ自体に誤りは無かったのでしょう。ただ、提出された証拠自体が偽だったということです。

意図せずに、誤審判決を出してしまったということなのでは?

きっと、キム検事と同じように正義の人だと思うんですよね、本来。

 

ユン検事長は、ドハンと交渉しようとしました。

何の証拠も無いだろうし、証言したとしても、全てを自分が覆す事が出来る・・・と言いました。

だから、無駄な論争は止めよう・・・とね。

「君の父親を仮釈放させよう。その代わり、証言をせず、スジを差し出せ。」

 

その頃、セウォンがシワンに誘われて彼の自宅に行っていました。

監視カメラの映像で、それを知ったギョンスたちがスジに報告。

スジは、セウォンに忠告したものの、信じてもらえなかった経緯がありますし、シワンは監視されている事を承知したうえで、自分に見せつけるように行動していると分かっています。

絶対に何か起ると思いました。

で、家の前に行きましたが、中に入る事は不可能です。

 

スジは、イチーム長に連絡しました。

セウォンに電話してくれ・・・と。で、セウォンは母親であるイチーム長に嘘をついてシワンの親しくしていた事を告げたのです。

学校で母親が刑事だと言う事で苛めを受けていたことも、イチーム長は知りませんでした。

慌てて電話しましたが、セウォンは出ません。

 

セウォンは、シワンを信じていました。ユナを殺したなんていうのは、スジの誤解だと。

でもね、セウォンを不安げに見詰めているのは、もう一人いたのです。ほかならぬシワンの母親でした。

 

やはりシワンの母は、息子の本性を見抜いていたのです。怖がってもいました。

幼い頃から周囲の人を操り傷つけて来たんだそうで。そのたびに、ユン検事長と妻が庇ってきたのです。

セウォンがごくごく普通の女子高生ということで、ほっとしたのもつかの間。

セウォンが突然シワンの部屋から飛び出て来たかと思うと、そのまま家を出て行ってしまったのを見たのです。

何かがあった・・・と思いました。

 

セウォンは、シワンの部屋で彼が描いた絵を見てしまったのです。

覆いがかけられていた大きなサイズの絵です。

おそらくそれはユナを突き落とそうとした瞬間の絵だったのでしょう。スジが見た・・・。

その瞬間、セウォンはスジの言葉が正しかったと悟りました。で、家を飛び出したのです、恐怖に襲われて。

 

外にいたスジが、セウォンを抱きとめました。

「オバサンが正しい。シワンがユナを殺したの。」

震えながら泣きながらスジに言いました。

 

シワン母は、夫に電話しました。

息子が変だ・・・と。ユナを殺したのも、実はシワンで、シワンが怖い・・・と。

でも、ユン検事長は妻が神経質すぎると思い、あまり深刻に受け取りませんでした。それより目の前のドハンが問題ですからね、その時彼は。

 

ギョンスはボミに新しい携帯と化粧品をプレゼントしました。

この一件が片付いたら、堂々と外に出よう・・・と言いました。

昔と同じにはなれないけど、幸せにはなれるから・・・と。

ボミはしみじみ嬉しく思い、幸せでした。

だけど、それが彼女には心苦しかったのです。死んでしまった家族は、このような幸せをもう感じる事は出来ないのに、生き残った自分だけ幸せになって良いのだろうか・・・とね。

でも、スジが背中を押しました。

家族もそれを望んでいるに違いないと。

 

ドハンはユン検事長から出された交換条件に一瞬揺らいだのかもしれません。父を外に出してやれるから・・・。

でもね、スジの言葉が彼の心を引きもどしたようです。

聴聞会で、ドハンはスジに話していなかった事実を含めて、ユン検事長の悪事を証言したのです。

 

シワンがユナを殺したと証言したのです。自分が目撃者だと。

そして、ユン検事長が事件の隠ぺいを指示した・・・と。

「私はシワンがユナを屋上に連れて行くのを見ました。私は殺人を防ぐ事ができたのです。しかし、見殺しにしました。」

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『番人(原題)』12話まで

2017-11-27 16:45:19 | 韓国ドラマのエトセトラ

                              

レビュー一覧は、こちらから。

やっぱりねぇ・・・。そう簡単にユン検事長たちが捕まるとは思えませんでしたよ。

と言う事は、こんなに早く手の内をばらしてしまったことになるわけで・・・。

ドハン、大丈夫かしら。

 

ナム刑事の行動を監視していたスジ。

ギョンスも、母の事ですから、この時ばかりは、じっといつものようにアジトで連絡を待ってばかりはいられませんでした。

スジと一緒にナム刑事の尾行をしました。

で、とうとう、ナム刑事が何かを引きずっているのを発見したのです。

スジが、ナム刑事に飛びかかって格闘の末、確保。

ナム刑事が引きずっていたのは、ギョンスの母の遺骨でした。もう10年も前ですからね。骨になっていますよね。

でもね、青いスカーフが残っていたのです。

それは、ギョンスが母にプレゼントしたモノでした。嬉しそうに首にかけていたのを、ギョンスはよく覚えていました。

 

ギョンスは、そのスカーフを見て、号泣しました。

紛れも無く、母だと分かったからです。

これまで、生きていると信じて探し続けてきたけど、やはり母は亡くなっていたのです。

 

スジは、イチーム長に連絡しました。

2007年の殺人事件の犯人を捕まえたから・・・と。

 

ユン検事長は、目の前のドハンが、全て仕組んだと察しました。

ナム刑事を煽って動かし、自分を罠にはめた・・・と。

ナム刑事は、ユン検事長との会話を、録音して携帯に残していました。最後の通話で、ナム刑事は、敢えて脅迫だと指示だの、そして拷問、殺人といった言葉を使い、それをユン検事長が敢えて訂正しないよう仕向けました。

それらの会話は、充分な証拠となります。

「やはりな。素性を隠し、私に接近したのか。」

そう聞いたユン検事長に、ドハンは思いっきりの笑顔で答えました。

「はい。私がイ・シニョクの実子です。」

でも、その笑顔は、決して笑っているのではなく、苦しみや恨みのこもった何とも表現しがたい感情から湧き出たものだったのです。

 

逮捕されたナム刑事は、黙秘を続けました。

イチーム長の煽る様な問いかけにも、一切答えません。

ユン検事長へのアピールでした。何も話さないから、助けろ・・・と無言の表現なんです。

ドハンは、ナム刑事の携帯の録音ファイルを調べるよう指示しました。でもね、長いパスワードがかかってて、それを解明するには、1年ほどもかかるとか。

ここまで来たのに・・・ですよね。

 

その間に、ユン検事長は手を打って来ました。

このままでは、明白な証拠が見つかり、自分も進退きわまる可能性大です。

で、声をかけたのが、なんと、キム検事の父親でキム・ジェマン元判事。

 

キム判事は、ドハン父の事件の裁判を担当していたのです。

ドハン父が冤罪だと分かっていて、有罪判決を出したようですね。そしてそのごの再審請求も、棄却したのです。

どうしてそう言う事をするに至ったのかは、まだ不明です。

ユン検事長のようにどんな手を使ってものし上がろうと権力を欲していたようにも見えないんですけどね。

あの、正義感の塊のようなキム検事の父親ですからね。

悪とは思えないんですが・・・。

とにかく、既に退官して、現在は弁護士もしていない状況のキム元判事を半ば脅すようにして、自分の弁護を・・・と言いました。

そして、ナム刑事に面会に行かせたのです。

 

スジも、ドハンも、これでユン検事長逮捕は間違いないと思っていました。

だから、ドハンは言いました。

「ユン・スンノを必ず逮捕する。そして遅くなったが、ユナの事件も明らかにする。それが終わったら、ユナとお前への罪を償う。長くは待たせない。」

 

キム元判事は、ナム刑事に面会に行きました。

ナム刑事は、ユン検事長が自分を助けるために遣わしてくれた弁護士だと思いました。

でも、違うんですね。

「助けを求めるなら、適切に振る舞うべきです。」

とキム元判事は言うだけでした。

 

ドハンもナム刑事の面会に行きました。

こちらは、ナム刑事からパスワードを聞きだし、ユン検事長の罪を立証する証拠を手に入れようと考えのことです。

しきりに、ユン検事長は、ナム刑事を信じて庇ってくれるなんてことはしないと言いましたが・・・。ナム刑事も、ドハンの言葉に動揺させられるような人間じゃありません。

でもねぇ、既にパスワードはキム元判事の手からユン検事長に渡ってますよ。

 

その上、ユン検事長は、ナム刑事の家族にもプレッシャーをかけました。

ナム刑事が、密かに受け取っていた賄賂を、妻の口座に振り込んでいたことを取りあげ、収賄の容疑で取り調べをしていたのです。

それをキム元判事から聞いたナム刑事。

ユン検事長が、自分を助けるなんてことは絶対に無いと確信しました。

妻を助ける道はただ一つ。自分が永遠に口をつぐむ事だと。

そして、ナム刑事は、留置場で首をつったのです。

 

ある日スジは、監視カメラの映像に、シワンとイチーム長の娘セウォンの親しげな様子が映っている事に気が付きました。

そして、シワンが監視されていることに気が付いていることも。

不安になって、セウォンに注意しましたが、今のセウォンは、シワンを信じ切っていますからねぇ。スジの言葉を信用しません。

シワンがセウォンと親しくなったのには必ず何か理由があると踏んだスジ。

シワンの部屋に宅配便業者を装って忍び込みました。でも、何も怪しげなモノは見つかりません。

だけど・・・、2枚のスケッチを見つけたのです。

1枚は、スジとユナ。もう1枚は、なんと、シワンがユナを突き落とす瞬間の絵だったのです。

見た瞬間、スジは凍ったようになりました。

 

スジの行動を怪しんだ家政婦が、シワン母に連絡。

外出先から駆け戻ったシワン母は、そのスケッチが目に入りました。スジが敢えて目に付くように置いてあったのです。

その様子を見ていたスジ。

母親が息子の正体に薄々気づいていると感じました。

で、母親の前に姿を現し、言いました。

「シワンがどんな人間か知ってるのね。あなたの息子は、また問題を起こすわ。」

でも、シワン母は、家政婦にスジを通報させました。信じたくないのです、息子が悪人だなんて。不安だけど、信じたくないのです。

 

ユン検事長は、節操無くオ弁護士に声をかけましたよ。

二人とも、ドハンに騙されたんだ・・・と。

でもね、既にオ弁護士には、ドハンが接触していました。

ナム刑事も事を挙げたら、やっぱりねぇ・・・。いくらユン検事長がなだめるよう話をしても、信じられませんよ。

 

ギョンスは、母が見つかったと父と兄に連絡しました。

お葬式を切っ掛けに、久しぶりに家族が集まりました。

ギョンスは家族と一緒に住もうと考え始めました。で、家を探しています。

ボミとすっかり良い雰囲気になってて、ボミは、家というのが、自分と住む家だと勘違いしちゃったりして

この二人、可愛いです

 

 

聴聞会が開かれる日になりました。

ユン検事長は、動揺した様子も見せず、出席しました。

その理由が分かりました。

なんと、証言しようとしていたドハンに、逮捕状が出たのです。公文書偽造、公務執行妨害の罪ですって。

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『番人(原題)』11話まで

2017-11-27 13:43:34 | 韓国ドラマのエトセトラ

                                

レビュー一覧は、こちらから。

 

罠だと気付いた時、ちゃんとスジは別行動をとっていたようです。

ナム刑事に見つからずに済みました。

ただこの時、ナム刑事が勝手に動いているのを叱責するイチーム長からの電話が入ったんですが。これって、スジが手を回したのかしら?

とにかく、タイミング良かったです。

 

スジは、ドハンに聞きました。いつからユン検事長を見張っていたのか・・・と。そして、どんな弱みを握っているのかと。

「利用できる弱み全部。」

と、ドハンは答えました。

シワンのことも?・・・とスジ。

勿論です。ずっとシワンを危険な人物だと感じて来たようです。彼の周囲で不審な事が続いていたんだとか。

なのに、何故?・・・とスジ。

止めてほしかったですよね。

その時、ドハンは何も答えませんでした。

答えられなかったでしょう。

スジも、答えられないドハンの気持ちが分かったようです。

 

ドハンは、シワンを監視していました。

そして、スジの娘ユナと一緒のところも、見かけていたのです。

数日前からシワンはユナをつけまわしていたようです。その時は、まだ目的が分からなかったけど、監視カメラのない建物に連れて行ったのを見て、察したのです、目的を。

なのに、ドハンは止めませんでした。躊躇したのです。

事件が起れば、ユン検事長の懐に飛び込む事が出来ると言う考えが頭を過ぎったから。

だけど、やっぱり・・・と思い直した時には、遅かったのです。ユナを見殺しにしてしまったという大きな後悔が彼を襲いました。

スジを見ると、それが改めて湧きあがるのでしょう。

グァンウしか、この苦しみを吐きだせる相手はいませんでした。ドハンは、泣きました。

 

スジは、父を陥れた相手に媚びへつらって近づこうとしたドハンの気持ちがどれほど苦しかったか、分かる様な気がしました。

だから、一生許す事はできないだろうけど、憎む事も出来ない・・・とボミに言いました。

 

スジたちは、ナム刑事を偽情報でおびき出す計画を立てました。

ギョンスの失踪中の母が10年ぶりに戻って来たという偽のニュースを流したのです。

ナム刑事は、焦り、ニュースをアップした記者に当事者と連絡を取りたいと申し入れました。勿論それは、ボミですので、あっさり断りました。

でも、関心があると言う事は、関係があると言う事です。

ギョンスはすぐにでもナム刑事を捕まえて事情を吐かせようと言いましたが、スジとボミは止めました。

ナム刑事は、ギョンス母が死んでいると知っているから、連絡して来たんだ・・・とね。

だけど、ギョンスは、生きていると信じています。二人の言葉は、ショックでした。

 

ナム刑事は、ドハンの正体を調べ上げました。でもまだドハンとグァンウが入れ替わっている事には気付いていません。

ユン検事長も、自分たちが陥れた男の実子ではなく、義理の息子だと思い込みました。

でも、ドハンに対する疑念が消えたわけじゃありません。

揺さぶりをかけて来ましたよ。

ナム刑事を、医療刑務所に収監中のドハンの父に会わせたのです。

 

精神状態が落ち着きを見せ始めていたドハン父ですが、ナム刑事と顔を合わせると、一気に病気がぶり返してしまいました。

で、直後に自殺を図ったのです。

 

ナム刑事を尾行していたスジですが、流石に刑務所の中までは入れません。

スジから連絡を受けたドハンが、すぐに父の元に向かおうとした時、ユン検事長からの呼び出しが。

ユン検事長は、ドハンに、素性を調べたことをあっさりと告げました。

そして、ナム刑事が面会に行ったと、こともなげに言ったのです。

 

ドハンは、一瞬顔がこわばりました。

ユン検事長、流石です。入れ替わって居る可能性もあると思っていたようです。

その時、ドハン父が手頸を切ったという連絡が入りました。

それを聞いたドハンの顔がいっそうこわばりました。

「顔に出ているぞ、今すぐ父親のところに駆け付けたいと。」

と、ユン検事長。

ドハンは必死に感情を抑えました。

「父親?母親と一緒に暮らしている間、ただの一度も父だと思ったことはない。」

イ・シニョクは、僕の母親を殺したただの人殺しです・・・と、必死に怒りを押さえて言ったドハンでした。

それでもまだユン検事長は、ドハンを信じはしませんでした。

 

一方、チェ議員は、ユン検事長との申し合わせで、ユナ転落事件の再捜査を要求していたのを撤回しました。

それをニュースで知ったキム検事。

すぐに、チェ議員がユン検事長と取引したと察しました。

で、猛抗議しました。

チェ議員は、ユン検事長を検事総長にさせたくない考えは変わらないが・・・とあれこれ説明。でも、全て言い訳ですわな。

キム検事は失望しました。

そして、自分の計画がとん挫した上、ドハンの計画をも狂わせてしまう事になると焦ったのです。

すぐにドハンに連絡を取ろうとしましたが、電話に出ません。

で、グァンウの元に駆け付けました。

とにかく一刻も早く、ユン検事長がドハンの正体を知ったと言う事を伝えたかったのです。

 

その時、グァンウの携帯にスジから連絡が入りました。

スジは、ドハンと連絡が取れなくなっていたのです。

ドハンの父が救急搬送されているのを目撃したスジが、病院に行くようグァンウに頼んできたのです。

 

ドハンは、すぐにでも父の病院に駆け付けようとしました。

でも、それをスジが止めました。

「苦労を無駄にする気?ナム刑事の面会の理由は、あなたよ。今行ったら、ユン検事長の思うつぼよ。お父さんの事を思って、今は耐えるのよ。」

 

キム検事は、翌日、ドハンに全てを話しました。

既に、ドハンの計画を、グァンウから聞いたようです。

キム検事は、ユン検事長の不正を罪に問い、スジを復職させることだけを望んでいます。

それができると言うのなら、キム検事は、ドハンに協力することも、自分が罪に問われることも意に介しませんでした。

 

キム検事は、スジに捜査情報を流したと嘘の自白をし、イチーム長に自首しました。

そして、ドハンは、ギョンスの母の事件で、ナム刑事に揺さぶりをかけました。この時持ち出したのが、オ元検事の一件です。

長い間ユン検事長の指示に従ってきたにもかかわらず、一度疑念を持たれたら、すぐに切り捨てられるという良い例です。

ギョンスの母の事件に直接関係しているナム刑事とすると、その罪を全て自分だけにかぶせるかもしれないとドハンに言われたら、信じてしまいますわな。

見つからないように、証拠はちゃんと始末しておかなきゃ・・・なんて言われたナム刑事は、すぐに動きました。

 

一方で、キム検事がチェ議員に渡した車載カメラの映像は偽装したものだったとユン検事長に報告しました。

全て、チェ議員に近づくために、キム検事がしたことだと。

スジに情報を流したのも、キム検事だった・・・とね。

これで、ユン検事長は、ドハンへの疑念を捨てたようです。ナム刑事に指示していたDNA鑑定も、しなくて良いと言いましたよ。

この連絡を受けたナム刑事は、ユン検事長が自分を切り捨てようとしていると、確信を持ったのです。

 

直後、慌てた様子でドハンがユン検事長の元に。

キム検事が、ギョンス母の事件にナム刑事が関わっていると供述したと言うのです。

そして、その話を聞いたナム刑事が、行方をくらました・・・と。

遺体を始末しに行ったのかもしれないとか、あれこれ、対応に急を要する事態だと伝えたのです。

流石に慌てたユン検事長、すぐにナム刑事に連絡を取りました。

その時、ナム刑事、なんと、遺体らしきものを引きずっていますよ・・・

ナム刑事と話をするうちに、ユン検事長、ドハンに嵌められたと気付いたようです。

 

もう、ユン検事長たちの罪が明らかになるの

まだ5話あるよ。

もうひと波乱もふた波乱もありそうだけど。

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豪華なランチ?!(^_^;)

2017-11-25 16:19:51 | 食べ物関連

 

豪華な(?)・・・いつもとほぼ同じ、ランチです

お腹はぺこぺこだけど、作業で疲れて、何でも良いからって感じになってしまいましたよ。

結局、お初のラーメン屋さんに。

 

左はアルフィーの辛さ1のラーメン。名前すら覚えていませんよ

右は私の、“黄金ラーメン”。

名前に惹かれてチョイスしたのですが、後で分かったのが、魚介系濃厚スープだということ。気付いた時、少々怯んでしまった私です。

確かに、本当に濃厚でした。

天下一品に匹敵するくらいのとろとろスープでしたね。

あまりにもとろとろなので、表面は冷めていても、中は激熱々。

 

で、です。

申し訳ありません

私、このラーメン、好みじゃなかったです。

表面が冷めているので、チャーシューが少々臭うんですよ。それが、魚介系の出汁の生臭い臭い。

ぬるい状態で、麺を食べると、これまた臭いが気になりまして・・・。

だけど、かき混ぜると、熱々になるんですね。

こうなると、臭いも気にならなくなるのですが・・・。

魚介系が好きな人には好評だとは思うのですが、元々苦手な私は、チョイスを誤ってしまいました。

天下一品のとろとろこってりスープは、鶏出汁なので、平気なのかもしれません。

 

お腹は一杯になったのですが、イマイチ満足感を得られてないのは、好みの味じゃ無かったからでしょう。

それと、御用達のラーメン屋さんより、随分お高かったので。

 

アルフィーは、それなりに満足していましたよ。

単に私の好みじゃなかっただけです。

 

口直しに、ロールケーキを買ってきました。

晩御飯の後、デザートに食べようと考えています。ふっふっふ~っ

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