獄中花 OST (MBC TV週末ドラマ) | |
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チョンドゥンから連絡を受け、オクニョは慌てて駆け付けましたが、殺人事件発生直後ってことで捕盗庁はてんやわんや状態。
ヤン武将にも会えません。
でも、チョンドゥクが人を殺すなんて考えられませんから、オクニョはまだこの時点では深刻さはあまりありませんでした。
でもね、徐々に情報が入るようになって、事が思ったより深刻だと言う事に気がついたのです。
目撃者もいるし、事件直前には、素素楼で大ゲンカしていたと言うし・・・。
そして、被害者のチン・スミョンが持ってる賭博場で多額の借金をしてると言うじゃありませんか。
借金の事でもめて殺した・・・と筋書きは出来上がっていました。
チン・スミョンは、ナンジョンの商団の資金管理を担当していました。
そしてドンジュは、どうも少々お金を懐に入れていたようです。夫の姉とは言え、これまで汚れた仕事は全て自分たちに押しつけ、散々苦労させられてきたわけです。少々懐に入れても、構わないだろうと思ったんですね。
夫のマッケは小心者だから、腰が引けてますが、ドンジュは表面的にはナンジョンに従っていますが、自分たちも良い身分になりたいわけです。ま、気持ちはわかりますけどね。
だから、この一件はナンジョンには内緒にしてます。
しかし、思わぬところからナンジョンの耳に入りました。
オクニョから聞いたのです。
オクニョとは、大妃のところで会いました。
ナンジョンが大妃の元を訪れている時、大妃に呼ばれた昭格署長官とともにやって来たってわけ。
昭格署長官は、今度予定されているチョ祭と言う行事を盛大にするよう大妃から命令されました。
でも、一方で、明宗からは、財政が困窮している今、チョ祭の予算を削ると言われていました。
困りますよね。頭が二つあると、どちらに従えば良いのか、下の者は本当に困ってしまいます。
この場では、大妃に従うと言うしかありません。
オクニョは、例の簪について報告するよう言われました。
オクニョは、発見された経緯を正直に話しました。でも、それが自分の実母の持ち物らしいということは勿論隠しました。そして、聞いたのです。その簪の意味を・・・。
「中宗大王の寵愛を受けた女官に下賜されたものだ。」
え~っですよね、オクニョとすると。母が?・・・ですよ。
ハン尚宮の驚きと、戸惑いの理由が分かりました。そして、安易に中宗がオクニョの父親だとは言えないのも分かりました。
大妃の館を出た時、ナンジョンが声をかけて来ました。
ナンジョンは、オクニョがまた告げ口したのではないかと、話題が気になったのです。
でもね、オクニョも強くなりました。ナンジョンに一歩も引きません。
「ご心配なく。大妃様のお力を借りる事無く自分の力で奥さまに復讐するつもりです。奥さまの裏金を管理する者が死に、さぞお困りでしょう。その死に関わる黒幕を必ず明らかにしてみせます。」
そうは言ったものの、オクニョが調べると、チョンドゥクに不利な状況は動かしようが無いと言う事が分かって来ました。
潔白を証明するには、どうすればよいのか、オクニョは皆の力を借りて事件の関係者を調べ始めたのです。
そんな時、テウォンから、“外知部”という者がいることを聞きました。
今で言う弁護士で、裁きの場で罪人の代理をする者です。
テウォンは、元々その外知部を育てたいと言う夢があったのです。商団で儲けた資金で外知部を育て、法に無知な民を助けたいと思っていたのです。
でも、その当時、既に外知部は都から姿を消していました。
裁きが多くなるし時間もかかると言う理由で国が排除したんだとか。
とはいっても、国が認めた制度であることは間違いありません。今、チョンドゥクにはその外知部となる者が必要でした。
都に居ないのなら、自分が外知部になります・・・とオクニョは言いました。
う~ん・・・話しの流れは特に違和感は無いんだけど、なんかすっきりしません。
今オクニョは昭格署の道流ですよね。
外知部になると、道流の務めは出来なくなるんじゃないのかと、周囲は心配しました。私も同感です。
そしたら、オクニョは道流を辞めるとか言うんですね。そりゃぁ、勝手ってもんじゃない
道流になるという条件で、の身分におとされなかったわけでしょう?
オクニョにイマイチ共感できないのは、こういうところです。いろんな事を抱え込んで、中途半端になってることもあるんじゃない?って思うわけです。
まぁねぇ、史劇の主人公はこうじゃないといけないんでしょうかね。それにしても、最初は典獄署の茶母、次は体探人、道流、商団の行首・・・と、ネタが尽きてきたら次に移るように思えるんです。
で、今度は外知部ですか。単にアジュンマのひがみでしょうか。
ところで、明宗は、ジホンからの意見もあって、昭格署を廃止しようと考えています。
これが初めてというわけじゃ無くて、昔も一度廃止されたことがあるようです。でも、何時の間にか復活し、今では小尹派の勢力が弱まるたびに大妃が昭格署を利用してきたのです。
だから、大妃とユン・ウォニョンを牽制するためには、昭格署は廃止すべきだということです。
明宗は、これを大妃に伝えました。
大妃激怒です。
でも、明宗は、大妃にもう政治には関わらないように・・・と釘を刺し、一切抗議を聞き入れませんでした。
大妃、可愛い我が子がどんどん離れて行くのが腹立たしくてなりませんでした。
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