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オ・ジョンテのDNAが採取出来ました。
すぐさま科捜研に鑑定依頼しました。
廃車したジョンテの車内からチャン刑事が採取し保管してあった毛髪と血痕のDNAがユン・ジソンであれ、ジョンテであれ一致すれば、ジョンテがユン・ジソン殺害の犯人だと言う事がほぼ確定します。
ただ、チャン刑事殺害には関わっていない可能性が高いことが分かりました。その日は父親と共に釜山に出張していたからです。父親が同席している場から抜け出すことは出来ないだろうとジヒョクが言いました。
チャン刑事事件の現場近くの教会・・・ユ・ジョンソクがチョ・ソンギと言う人物を探しに赴いた教会に、ナム刑事が現れました。
事件当日ユ・ジョンソクを目撃したかどうか、教会の職員に聞きました。
職員は記者が牧師を訪ねて来たことは覚えていましたが、顔までは覚えていませんでした。なにせ5年も前の事ですからね。
この直後にカン刑事とジヒョクがやって来ました。チャン刑事の殺害現場を再捜査するためです。
何処から手を付けたら良いのか・・・と困惑するカン刑事。
すると、ジヒョクがあれこれ取っ掛かりとなる事情を報告したんですね。
カン刑事、改めてジヒョクの頭の良さ、犯人逮捕に向けた執念と言うモノを感じました。
この様子を、ナム刑事が目撃。不安を覚えました。
で、以前の部下に、彼らが何を調べているのか、問い合わせたのですが、部下も詳細な事までは分かりません。捜査情報は関係のない別のチームと共有しないですよね。
カン刑事たちは、教会の職員から、ナムチーム長が来たことを聞きました。
それによって、チャン刑事の殺された日、ユ・ジョンソクが牧師を訪ねて来て、事件直後にその牧師が行方不明になっていることを知ったのです。
チン記者は、チョ・ソンギと言う人物を調べました。
すると、なんと、悪徳刑事だと言うことが判明。
数年前、事情聴取した女子大生に性的な拷問をしたと言うのです。女子大生は帰宅後自殺してしまいました。
その女子大生が、ユ・ジョンソクの姉ユ・ジョンソンだったのです。
それが公になって以来、チョ・ソンギは行方をくらませたままでした。
先日、ジョンテが姉のことを口にしたときのユ・ジョンソクの動揺の理由が分かりました。
そしてもう一つ。チョ・ソンギはチョ・ソンデの兄だったのです。
チン記者は、ユ・ジョンソクに直接疑問をぶつける事にしました。
会社の外で・・・とユ・ジョンソクを案内したのはあの教会。
キム元地検長が待っていました。
チン記者は、自分を利用しようとした2人を直接対面させ事実を引き出そうと考えたのです。利害が相反すると思われる2人ゆえ、真実を語ると思ったわけです。
チン記者は、キム元地検長には、ユ・ジョンソクの動向を調べていた事実、ユ・ジョンソクの名前の横にチャン刑事の名前をメモした事実をつきつけました。
一方、ユ・ジョンソクには、教会を訪ねた事実、そしてその場所はチャン刑事殺害現場からほど近い場所だった事実を突きつけました。
ユ・ジョンソクはキム元地検長の不正の証拠を渡し、そしてキム元地検長はイ・デチョル事件の真犯人を探せとチン記者に言いました。
つまり、ユ・ジョンソクはキム元地検長を捕まえるため、キム元地検長はユ・ジョンソクの弱みを握るためにチン記者を利用したということです。
しかしそれによってチン記者は隠されていた事実を突き止めるに至ったのです。
ユ・ジョンソクの姉を拷問して死に追いやったチョ・ソンギは名前を変えて牧師としてこの教会に住んでいた。それを知ったユ・ジョンソクが会いに来たということです。
僕が人を殺したとでも?とユ・ジョンソクがキム元地検長に聞きました。
そんな人間じゃない・・・と、キム元地検長。
キム元地検長にとって、誰が誰を殺したかは重要じゃないんです。イ・デチョルの死刑執行を誰が主導したかということを明かしたかったのです。それがギュ兄弟を追い落とす事に繋がると思っているから。
チン記者は、ユ・ジョンソクに言いました。
「罪のないイ・デチョルが死んだ。無実だと知っていたのに私は何も出来なかった。だから、遅くなったけど真実を明かしたい。本当の犯人は誰なのか。」
探せ・・・とユ・ジョンソクは言いました。そうしたら、チン記者の名前入りで一面に出してやると。
チン記者は上手く2人の本音を導き出せたと思っていたでしょうが、そうは甘くありません。
海千山千の二人です。キム元地検長は、あの場ではああいうしかなかったとユ・ジョンソクに連絡して来ました。本当のところは違うような言い方です。
カン刑事とジヒョクと一緒にチン記者はチョ・ソンデに会いに行きました。兄のチョ・ソンギについて聞くためです。
チョ・ソンギの居場所を聞くと、死んだと答えたチョ・ソンデ。
チャン刑事が殺された日に連絡を取ったのが最後だと言いました。兄に借金を返すと言うと、了解したと答えたのが最後だったと。金に目が無いのに今になっても連絡が無いのは、死んでる証拠だとね。
報告を受けたウチーム長は頭を抱えました。
ジョンテだけでも手一杯なのに、今度は大手新聞社の部長だなんて・・・とね。これは広域捜査隊とか本庁に任せた方が良いんじゃないか?ってね。
そしたら、そこに現れたのはユン捜査官。
人が変わったようにカン刑事たちに協力すると言うじゃありませんか。
無関係のミスを押し付けられ、流石のユン捜査官も落ち込んでいましたが、カン刑事の励ましで自分を取り戻していました。勿論、状況は変わりません。
だからこそ、乗り越えるためにもこの一件を解決したいと考えているのです。そうやって力をつけて巻き返してやろうと。
そのためには、聴聞担当官というのは絶好の部署です。警察の全ての情報が集まる場所だからです。
教会から少し離れた場所で、チャン刑事の事件の翌日、教会の車が全焼するという事件が起こっていました。
カン刑事たちは、チョ・ソンギが殺されてこの車で運ばれたに違いないと考えました。
証拠隠滅のため、燃やされたに違いないと。
と言う事は、遺体はこの近辺に埋められている筈だとね。
ところが、見つかりません。5年も経っているから、痕跡もありませんしね。
人海戦術でするしかないかと、皆諦めモードになりました。
ユ・ジョンソクが犯人なら、殺人事件現場の取材に慣れている筈だから、誰もが考える場所に埋めるわけがない・・・と、ジヒョクが言いました。
ジヒョク、閃きました。
事件の手掛かりを見つけたら、現場保存の原則にのっとり、そのまま保存することになっている。警察は車が焼けた現場を手つかずで保存したに違いないし、記者ならそれを知っていると。
そして、その現場を掘り返し、人骨を発見したのです。
ナムチーム長は、ジョンテにチャン刑事を殺害したのはユ・ジョンソクに違いないと報告していました。
牧師を殺したのをチャン刑事に見られたので、殺したんだと。
5年も前だから証拠はないと。
実は、殺されたチャン刑事は、相棒であるナムチーム長がジョンテの父親からお金を受け取っていることを知っていたのです。
ジョンテが真犯人だと言う証拠が出てきているのに、あくまでもデチョルが犯人だと言い張るナムチーム長に、とうとうその事実を突きつけました。
それでも誤魔化そうとするナムチーム長を、チャン刑事が怒って殴りました。
ナムチーム長は、謝りました。
が、その後どーなったのかは、描かれていません。
チン記者は、この一件を記事にすると言いました。
白骨がチョ・ソンギだと判明したら、おのずから犯人の推測も出来るし、チャン刑事の殺された理由、真犯人も分かる筈だとカン刑事が言いました。
名前は出しませんでしたが、ユ・ジョンソクだとカン刑事もジヒョクも、そしてチン記者も思っていました。それでも、記事にすると言ったのです。
「わが社の単独スクープだから。」
ナムチーム長がカン刑事に連絡してきました。
脅しです。自分の周囲に捜査の手が伸びて来たと気付いたのです。
ウネに危険が迫ると気付かせたのです。
実際、ナムチーム長はウネの前に現れました。
「一緒に住んでいる人に伝えてくれ。気をつけろと言われたと。」
ウネは一瞬何の事が分かりませんでした。でも、振り向いたナムチーム長の顔を見て、思い出したのです。
父デチョルのトラックに証拠を置いた人だと。
裁判では写真を見せられただけでした。だから分からなかったのです。でも今、同じような恰好をしたのを見て、あの時の情景が、男の顔が浮かんだのです。
ウネは無視するナムチーム長に追いすがり、泣きながら証言を求めました。
でも、ナムチーム長は、そのまま車を走らせ、去って行きました。
ウネはまたてんかんの発作をおこしてしまいました。
知らせを受けたカン刑事とジヒョクが帰宅し、ウネに話を聞きました。
ナムチーム長が、トラックに証拠を置いた人物だと思い出した・・・とウネは言いました。
しかし、再審裁判は結審してしまっています。もう同じ事案では裁判は開けないのです。
どうすればいいの?と、ウネは泣きました。自分が思い出せなかったせいで父は死んでしまったのに・・・と。
「君のせいじゃない。」
と、ジヒョクは言いました。同じ思いをしてきたジヒョクだから、ウネの気持ちは痛いほど分かりました。
ウネの病気は深刻な状況になっていました。
このままでは失明する可能性もあるとか。
美大に行く夢があるのに・・・と、カン刑事はショックを受けました。
カン刑事の妹は激怒しました。そこまで責任を負わなくて良いじゃないかと。
「俺がウネを助けてるんじゃない、ウネが俺を助けてるんだ。」
と、カン刑事は言いました。ウネの結婚式で手をつなぐとデチョルと約束したけど、デチョルの事を考えるとカン刑事の胸は針で刺されたように痛みました。苦しくてたまらないのです。それをウネが救ってくれるということですね。
ジヒョクが、ウネに寄付すると言いました。
治療費も、美大の学費も。
流石の太っ腹です。
カン刑事は、心が軽くなりました。ジヒョクの人の好さが改めて分かりました。
その裏に、両親の悲惨な事件があることを知ったカン刑事。ジヒョクがノー天気で生意気なだけの人間じゃないと、初めて知ったのです。
チン記者は、社に戻り、会議で白骨遺体発見の報告をしました。勿論、ユ・ジョンソクもいます。
我が社のスクープだと。そして、わが社が書かなければ、記者会見を行うと警察が言った・・・と。
他の社員たちは、乗り気でした。ユ・ジョンソクは拒否出来ません。
記事にすることに決定しました。
ジョンテの逮捕令状が出ました。今度は検察も拒否出来なかったようです。
そして、ユ・ジョンソクに対する嫌疑に関して、ムン署長は覚悟をして最後まで捜査に当たれと発破をかけました。これまた人が違ったような言葉です。
しかし、ムン署長は懲戒処分を受けることになりそうです。
ユン捜査官が以前の不正の件を聴聞担当官に報告したようです。
ユン捜査官の偽証の件と相殺したとムン署長は思っていたようですが、それは彼だけの思い込みでした。
「役職解任で終わりにしましょう。」
と、ユン捜査官は言いました。ムン署長は受け入れました。
ユン捜査官から報告を受けた上司は大満足の表情を浮かべました。
ユン捜査官はチン記者に会いに行きました。
カン刑事たちが追ってる事件には黒幕がいると言いました。カン刑事たちだけでは無理だと。
だから、協力してくれないかと。
黒幕とはと、チン記者。
「ユ法務長官。」
と、ユン捜査官は声を潜めて言いました。
ジョンテ逮捕に向かった2チームの面々。しかし、ジョンテの行方が掴めません。
やっと見つけた時、ジョンテはユ法務長官の事務所に居ました。
イ・デチョル事件は結審しているので、真犯人を捕まえたとしても処罰することは出来ないと、ジョンテ。
だが、もし真犯人が自白したら、世間の批判は法務長官に向かう筈だと。
そして、2つの殺人事件には2人の真犯人がいると言いました。一人が自白したら、もう一人にも自然と関心が集まるだと。
脅迫ですな。
どういう結論に至ったのでしょうね。
ジョンテは、ユ法務長官の事務所を出た所で逮捕されました。
パク・ゴノ殺人教唆の嫌疑で・・・です。
しかし、余裕しゃくしゃくの表情です、ジョンテ。
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