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オクニョが会ってる‘暗行御史’が本当は明宗だと言う事を明かせないテウォンは、オクニョの説得に手を焼きました。
お前の為だ・・・と言われても、納得できませんよね、オクニョは。
適当な理由が見つからないので、テウォンは、オクニョが官婢になったのは、彼から情報をえた所為・・・なんて苦し紛れの理由をあげたけど、そりゃぁ、責める相手が違うとオクニョが言うのも分かります。
彼女をいつもいつも苦境に追い込むのは、ウォニョンとナンジョンたちなんですから。
オクニョはとうとう話しました。
「私もあなたを信じたいです。私が知った事ややろうとしている事をあなたにも話して相談したい。でも、できません。」
何故だ何故出来ない・・・とテウォン。
「私の母を殺したのはユン・ウォニョンです。あなたの事を考えると、ユン・ウォニョンを思い出してしまう。どうしようもありません。」
オクニョは泣きながら話しました。
「理由は分かりません。でも、ユン・ウォニョンは私が復讐し恨みを晴らすべき相手です。そんな私があなたに心を許せると思いますか?」
テウォン、愕然としました。泣きだすオクニョの肩を抱きしめてあげる事もできませんでした。
明宗は、オクニョが来ないのを心配しましたが、結局帰るしかありませんでした。
でも、そのまま宮殿に帰る気にもなれず、素素楼でお酒を飲む事に。
明宗がお忍びで来た・・・と聞いたテウォンは、会いに行きました。
一人で飲みたいと明宗は会うのを断ろうとしたんですが、オクニョの話だと聞き、テウォンに会いました。
「今後はオクニョにお会いにならないでください。」
テウォンはストレートに言いました。
大妃は明宗に尾行をつけていて、誰と会ったかを掴もうとしている。そして、会った相手は誰であろうと殺される・・・。
ウォニョンから直接聞いたとテウォンは伝えました。
そこまで・・・と明宗はショックでした。母大妃の暴走とも言える行動に、大きな衝撃を受けたのです。
ジホンは、今度の仕官を決めたのはオクニョの助言があった所為だと言いました。
オクニョを信頼し、協力してウォニョンたちに対抗して行こうと、ますます気合いが入っている様子です。
オクニョを見つめる目がとても優しいので、もしかしたらジホンもオクニョを好きなのでは?・・・と思ったりします。勿論嫌いな筈は無いのですが、それは性を越えた同志という固い信頼の思いなんでしょうね。
明宗はかなり酔っ払って宮殿に帰って来ました。
そして、その足で母大妃の元を訪れました。深夜、泥酔しての訪問に、大妃は驚きました。
勿論、直前にキ従事官から、行動の報告は受けていましたけどね。
「私は、母上が先王を毒殺しようとした事、そしてそれを知った女官たちを皆、殺したこと、全て知っております。」
突然の明宗の告白に、大妃声も出ませんでした。
「私は、その理由や弁明を聞きに来たわけではありません。」
大妃は、必死に冷静を取り戻そうとし、明宗の言葉を否定しました。知らぬ存ぜぬで押し通そうとしました。
でも、明宗はそんな事、予想していたでしょうから、大妃の反応がどのようであっても、大妃の言葉は信用する筈はありませんし、聞く耳持たない状況です。
「私はいったいどうしたらよいのか、それを聞きたくて来たのです。いくら考えても、私が王としてできる事はただ一つ。母上を断罪し、私は王座を降りて命を断つこと。そうせねば、母上の我欲による犠牲者が後を絶ちません。」
なぜそのようなことを?・・・と泣きながら明宗は叫びました。
「私がいつ王座につかせてくれと頼みましたか?いつ、罪なき者を殺してまで王座を守りたいと言いましたか?王座とは人の命を殺めてまで守るべき座なのですか?」
息子がここまで必死に、本当に死んでしまうかもしれないほど苦しみながら訴えているのに、大妃は、自分を守りに入りました。
一切を否定し、誰にそそのかされたのかと問うばかり。
「もうやめてください。もうたくさんです。」
鬼の様な形相で自分の罪を認めず騒ぐ母の姿など、子として見ては居られなかったでしょう。見苦しい事この上ない姿です。
ジホンの商団は、ジホンが官僚となったことで、大行首を続けるのは困難となりました。
で、オクニョが任されることになりまして、女性ながら大行首を務めることになったのです。
一見すると、若くて美人、か弱そうに見えるため、団員を集めても、馬鹿にされる事も多いのですが、そのたびにオクニョは彼らの予想を裏切る能力を示し、気持ちを掴んで来ました。
それは戦闘能力においても勿論でした。
ジホンは宮廷に入り、吏曹正郎に正式に就任し仕事を始めました。明宗も期待しています。
驚いたのはウォニョンたちです。
明らかに自分たちに敵対するジホンが要職を務めることになったわけですからね。緊張も警戒もしますわな。
テウォンは平市署の部下たちを地方に一斉に遣わし、干物と果物を買い占めるよう命じました。
近づく秋夕の為です。
その時期、商団がそれらを買い占めて高い値段で民に売り、儲けるのが常でした。値段の高騰を防ぐためにあらかじめ買い占めておこうと言う計画です。
ジェミョンの商団には、その旨を知らせ、前もって買いいれておいた方が良いと言いました。でも、売るなら、平市署と同じ値段で・・・とね。
そして、もう一つジェミョンたちに提案したのが、小さな商団と提携する案でした。今後、ナンジョンに対抗するには、やはり勢力を拡大させておかなくてはいけないと考えたのです。
でもね、それ、既にオクニョたちの商団が始めている計画でした。
船団を持つ商団とか、明と強いつながりを持つ商団とかを、吸収しようと動いていたのです。
テウォンたちの一歩先を行っていました。
ジェミョンがめぼしい商団の行首に声をかけても、既に別の商団と手を組む事を決めているから・・・とことごとく断られてしまうんです。しかも、手を組む予定の商団については、何も教えてくれないんですね。
ナンジョンの商団とは思えませんから、ジェミョンたちは悩みました。
ところで、オクニョの実母の遺品にあった簪の事でハン尚宮はミン尚宮とソンホに相談していました。
やっぱりそれは、中宗が、お手付きの女官に下賜したものだそうです。
だとすると、オクニョは翁主・・・と、ソンホたちは驚きました。
でも、慎重なハン尚宮は、すぐに断定はできませんでした。親しかった自分に、そう言う事情をカビは一切話していなかったからです。
とにかく、一刻も早くオクニョの父親が誰なのか、調べる必要が出て来ました。
守らなきゃいけませんよね、オクニョを。
ソンホは、チョンドゥクを訪ね、カビが死ぬ前に何か言い遺してはいないか聞きました。
チョンドゥクは、オクニョを取り上げた産婆のアジュンマを引き合わせました。彼女なら、何か聞いてる可能性があるからです。
そしたら、聞いてる・・・と言うじゃありませんか。
早く言ってよもったいぶらずに
大妃は、明宗の言葉に衝撃を受けていました。
で、ウォニョンを呼んで対策を取ろうと思いました。
ウォニョンも、驚きました。知る筈が無い事実でしたからね。
彼らにできるのは、明宗に告げ口した人物を探し出し、口封じをする事くらいでしたね。
で、ウォニョンは、真っ先に疑われるテウォンを心配し、内官に口止めしました。
明宗は、ショックな出来事が次々に明らかになり、オクニョにも罪悪感を感じる日々でした。
それでもやはりオクニョは彼にとって癒しなんですね。会いたいわけです。だけど、会えばオクニョを危険にさらすことになるわけで。
で、宮廷外ではなく、昭格署で仕事をするオクニョに会いに行きました。勿論、王の身なりではありませんが。
「話しがある。」
突然会いに来た明宗に、オクニョは驚きました。
何を話すつもりなのかしら?
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