私の日帰り散策

写真でつづる山歩き、ドライブなどの日誌です。
最近は ギャラリー巡りをしています。

美の壺 注ぎつつ愛でる急須

2015-06-09 15:21:11 | 日記
 6月 9日(火)  天気:雨のち曇り   室温:26.8℃ やや蒸し暑い

 5月15日 NHK BSプレミアムで 鑑賞マニュアルFile341 美の壺 ”注ぎつつ愛でる急須”
が放送されました。 毎日 お茶を飲むとき 使う急須、 先人たちの考え抜いたデザインが込め
られた 急須。   機能美も 歴史的名品も 紹介されます。  使ってよし、眺めてよし。

 5月は 新茶の季節です。 おいしいお茶を いただくのに 欠かせない 「急須」。
 あのほっこりと 愛嬌のある 独特の存在感を醸す 「急須」 に 至るまでには
 用と美の両面から 日本人ならではの 細やかな工夫がありました。
 お茶の専門店では 急須を使って 自分で お茶をいれます・・。
まず 急須の産地 常滑市を訪れます。 とこなめ陶の森 資料館には 名品が並んでいます。

NHKの番組紹介には
 横に持ち手がある 「横手」 の急須は 日本独特だった!?  なぜ 横手なのか?
 名産地は 常滑市に歴史をたどれば 代々伝わる急須の 「秘伝書」 が・・!
 人間国宝が 使いやすさを追求した 究極の急須の姿とは?
 京都に “煎茶道” の優雅な茶会を 訪ねれば、
 茶の王様・玉露を いれるための特別の急須が・・!
 京焼の名工たちが 腕を競った華やかな名品から パリ万博に 出品された幻の温故焼まで、
 身近ながら 「されど急須」、深い世界へご案内します。


一、注いで 使って 生まれた形
 日本で 急須作りが 始まったのは 江戸時代の終わりころで 中国から伝えられましたが
中国では 取っ手が 注ぎ口の後ろにある 後手。 日本では なぜか 取っ手が 注ぎ口の
直角方法にある 横手。 これは 使い勝手を考え 注ぐのに 使いやすい形から 生まれま
した。 この形には 機能美が 隠されている。
 三代目 山田常山は ”使い勝手を 突き詰めると 最後には 美しい形になる・・・と”。
急須のふっくらとした形は お湯を注いだとき 対流を生み 茶葉が 撹拌される。


 注ぎ口には 流れやすいように カーブが付けられている。 注ぎ口、取っ手の大きさ・形・
角度は 使いやすさを追求し 生まれました。

二、飲むから 楽しむへ
 江戸から明治にかけて 日本人の嗜好が変わり 急須は 飲むためだけのものから
楽しむものへと 変わります。
 長野県小布施町のコレクター神戸さんの逸品は パリ万博にも 出品された 幻の窯・
温故焼の蒔絵のもの、金色に輝く 急須です。 小堀遠州の御用窯は どこだった?



三、究極の一滴を 楽しむ
 宇治茶は 600年の歴史を誇ります。 お茶の葉は 光合成により 渋みが出ます。
遮光することで 直射日光を遮り 光合成を押さえ やわらかく うまみのある茶葉を
育て 手揉みにより 生まれるのが 玉露。 

 玉露は お湯を冷まして 低温で いれるため 急須に 取っ手がなく 広い口を持っています。
宝瓶は 端正な姿です。 急須の中には 1.8mmの穴が 163個 開けられ ゆっくりいれる
ことで 茶葉が 目覚めていき 一滴を楽しむことができます。 


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コメント
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