西都モノクローム

西都大好きな市議会議員が、徒然なるままに街のこと、写真のこと、空手のこと語ります。

この映画は見なきゃ「永遠の0」

2013-07-12 13:49:12 | 日記
だいたいに於いて、4つ下の妹は私のことを「ざっと」見ていました。
自転車がパンクしたので妹の自転車を勝手に乗ったり、映画代が足りないと妹から小遣いをせびったり、碌でもない兄でしたから・・・。

また私が自宅での勉強する姿を見て、いや違った、勉強をしない姿を見て「あれでも、大学はなんとかなるんだ~」という悪影響を与えました(注、朝方、帰宅前にやっていましたよ)

そんな妹が私のことを尊敬の眼差でみたことがあります。
結婚後暫くして、宮崎市内で妻と私と妹と私の友人Sでご飯を食べる機会がありました
ご飯を食べて一番街を歩いていたら「サザンオールスターズ」のメンバーと遭遇したのです。
私の友人Sとその頃のサザンのメンバーO君は幼なじみでした。
いきおい、立ち話となった訳です。

あの有名なサザンのメンバーとあの碌でもない兄ちゃんが話しをしている(注 正確には話しをしている中にちょこっといただけです)
それだけで、碌でもない→尊敬の眼差しに変わった訳です

そう言えば友人Sの結婚式に参列した私は、二次会で(多分)サザンの前(O君)でサザンの曲をカラオケで歌った覚えがあります
Sは「よく歌えたな~」と感心していました(あきられました)

さてサザンの曲は大好きで、デビューからずっと聞いていますし、懲りずにカラオケで歌っています。そんなサザンが再活動をしたというニュースはとてもうれしいものでした。

そしてもっとうれしかったのが、最近読んだ本のベスト3の中の一つ「永遠のO」の主題歌を歌うことが決まったというニュースを聞いたことです

累計280万部を超すベストセラーの映画化に、制作サイドから「サザンでぜひ主題歌を」と熱烈に依頼された桑田は、制作途中の映画を鑑賞。主演の岡田が特攻隊員を演じるストーリーに「家族のために必ず生きて帰る。それこそが愛ではないか。そう信じ、待っている人がいることそのものが生きる力となり、生きる原動力となっている。現代を生きる私たちにも通ずる、そんな主人公・宮部久蔵の姿に非常に大きな感動をいただきました」と感銘を受け、快諾した。(インターネットから抜粋しました)

「永遠のO」については、このブログでも書きました。その時日本人必読の本と書きましたが、読み終えて全くその通りだと思います

まだ読んでいない方は是非読んでください、ページ数は多いけど一気に読んでしまうおもしろさでした。

小説の解説で児玉清さんが冒頭こう書いています
「心を洗われるような感動的な出来事や素晴らしい人間と出会いたいと、常に心から望んでいても、現実の世界、日常生活の中ではめったに出会えるものではない。しかし、確実に出逢える場所がこの世にある。その場所とは、本の世界、つまり読者の世界だ。もっと場所を小さく限定すれば、小説の世界と言っていい。
 ・・・・」
そして、児玉さんは「・・・「永遠のO」と出逢えたときの喜びは筆舌に尽くしがたい。それこそ嬉しいを何回重ねても足りないほど、すがすがしい感動で魂を浄化してくれる希有な作家との出逢いに天を仰いで感謝の気持ちを表したものだ。・・・」
と書いています。

すべての映画の中のヒーローはというアンケートをとると「アラバマ物語」のフィンチ弁護士がNO1の座にいます。あのタカ派的な米国で「人権派の弁護士の勇気と行動」がヒーローとされています。
そういった米国の国民性に敬意を持ちます

今私に読んだ小説の中で「ヒーローは」と自問したら、結構高い順位にこの小説の宮部久蔵になります
(ある種の団体、政治家達にはとって宮部の考え方は忌々しい感じがするでしょうが)

戦争、平和、特攻隊、真の愛国、そして愛とは何か、を心に染みいるように理解させてくれました。

ということで、小説も最高、主題歌も最高なので封切りされたら速攻観に行こうと思った次第です
コメント (2)
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