アナーキー小池の反体制日記

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#2945 アベの恩返し(上)

2019年02月23日 | 海外との話題
アメリカのトランプ大統領が、あのアベからノーベル平和賞に推薦された、と述べたのです。
あのアベはそのことについて否定しませんから、本当のことなんでしょう。
否定はしなかったけど、トランプの偉業?を称(たた)えていました。

ボクが思うに、トランプはノーベル平和賞から最も離れたところに位置する輩(やから)です。
トランプはINF廃棄条約を破棄し、イラン核合意からの離脱を表明しています。
世界中が何年もかけて軍縮の取り組みをしてきたんだけど、それを一方的に破棄してしまいます。
そしてパリ協定からの離脱も表明しているのです。
なにせ、地球の温暖化は起きてもいないし、もし起きているとしても人の産業活動によるものでもない、とおっしゃるのです。
太陽は地球の周りを回っている、との主張と同列な主張ですが・・・
世界平和と地球環境にとって、一番の障害となっている輩がトランプです。

そんな劣悪な輩をなぜあのアベが平和賞に推薦したのでしょう?
それはあのアベがトランプに劣らず劣悪であることを示しています。
でもあのアベがいくら劣悪な者だとしても、なぜトランプを推薦しなければならなかったのか。
・・・あのアベがアメリカの協力者の証左です。

・・・
以前記したことがあるんだけど・・・ずっと前に佐藤A作がノーベル平和賞をもらったんです。
佐藤A作は、内閣総理大臣として日韓基本条約批准、非核三原則提唱、沖縄返還をしました。
1974年にノーベル平和賞を受賞しましたが、平和賞の受賞理由である沖縄の核抜き返還が彼の死後に核持ち込みの密約が発覚し、平和賞選考委員会から「あれは間違いだった」と明かされているのです。

実は核持ち込みの密約について、沖縄返還前から疑問を呈されてました。
それをアメリカが強引に押し込み、ノーベル賞受賞に至ったんです。

アメリカはなぜ、そんなお粗末なことをしたのか?
佐藤A作とA作の兄・岸信介がアメリカの協力者(工作員、諜報員、スパイ)として、アメリカの利益のために尽力したことに対するご褒美(ほうび)だったのです。
「ポチく~ん、ありがとう」ってもんです。

そのことが今回のあのアベによる、トランプのノーベル平和賞推薦の要(かなめ)なんです。
標題にある“アベの恩返し”に繋がります。
もちろん“ツルの恩返し”のパロディなのですが・・・次回に続きます。

※ 佐藤A作のノーベル平和賞受賞に関するノルウェーのノーベル平和賞委員会の見解
ノーベル平和賞を選考するノルウェーのノーベル平和賞委員会は、2001年に刊行した記念誌『ノーベル賞 平和への100年』の中で、「佐藤氏はベトナム戦争で、米政策を全面的に支持し、日本は米軍の補給基地として重要な役割を果たした。後に公開された米公文書によると、佐藤氏は日本の非核政策をナンセンスだと言っていた」と記し、受賞理由と実際の政治姿勢とのギャップを指摘した。この記念誌はノルウェーの歴史家3名による共同執筆で、同年8月の出版記念会見の際にその一人のオイビン・ステネルセンは「佐藤氏を選んだことはノーベル賞委員会が犯した最大の誤り」と見解を述べて当時の選考を強く批判し、「佐藤氏は原則的に核武装に反対でなかった」と語ったという。
ステネルセンのコメントはノルウェーのアフテンポステン紙からの引用
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
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