アナーキー小池の反体制日記

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#2214 トランプがもたらす第6回大量絶滅

2017年02月07日 | ボクの思い・信条・理念
地球上に生物が出現して40億年といわれています。
40億年のうち、先の30億年は目に見えない単細胞生物しか存在していません。
たった10億年前に多細胞生物が誕生したのです。
それも先の5億年は数十種類の線虫のような単純な生き物のみだったのです。

5億年前、カンブリア紀の大爆発と呼ばれる生物の大繁茂の時代を迎えます。
それからずっと生物は繁栄していたかに思えますが、さにあらず、大絶滅とか大量絶滅とかいわれる現象を何回も受けてきています。
生物の種の75~95%が絶えてしまったというのですから、尋常ではありません。
今まで5回が確認されています。

直近の5回目のは、6600万年前の恐竜が絶滅したときのことをいいます。
地球に隕石が落下して、生物の種の85%が絶滅しました。
種の85%といいますが、陸上からほとんど生き物が見あたらなくなった、そんな惨状でした。
そのときヒトの先祖はネズミみたいなもので、穴ぐらに潜んで生き延びたようです。
5回の大量絶滅の原因は隕石の落下のほか、地球規模の火山の噴火などによる異常気象が取りざたされています。

今の時代、実は6回目の大量絶滅に突入している、って説があるんです。
説というより、世界の主要生物学者の7割が認めている、いわば定説となりつつあるものなんです。
ヒトが地球上ではびこりだした数千年前から、数多くの生物がヒトにより滅びだしました。
ここ百年ほどは、滅びる種は幾何級数的に増大しています。
まさに大量絶滅だ!と警鐘を鳴らしているのです。

ヒトが増えすぎたことによる大量絶滅ですが、世界各国は遅ればせながら対策に乗り出しました。
地球温暖化を食い止めようとする二酸化炭素等排出量の抑制、パリ協定です。

・・・
トランプは、地球温暖化はヒトの産業活動がもたらせたものではなく、自然の現象なんだ!と言い張り、Co2排出抑制に疑問の声を上げています。
パリ協定からの離脱を示唆しているのです。
アメリカがパリ協定から離脱するとしたなら、第6回目の大量絶滅への強力な後押し?です。

・・・
もう一点、トランプは核戦争をおっ始(ぱじ)める危険性があります。
核戦争になったら、瞬時に第6回大量絶滅です。
戦争でなくっても、あのトランプなら腹いせで核弾頭を世界中に撃ち放すかもしれません。
あのヒトラーも成し得なかったことをトランプは簡単にしてしまう、そんな恐ろしさを感じています。



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